JP6253349B2 - 走行支援装置および走行支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の地点において自車の走行に影響を及ぼす他車に関する情報をユーザに通知して自車の走行を支援する走行支援装置および走行支援方法に関する。
従来、通信によって他車から情報を取得して、交差点において自車と他車とが衝突する可能性を判定し、当該判定結果に基づいてディスプレイモジュールの画面上に警告表示することによって、自車と衝突する可能性がある他車に関する情報を運転者に提供する運転支援装置がある(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1では、地図データ上にマッピングされた自車の位置および進行方向に基づいて、自車の進路前方の交差点を抽出する。また、車車間通信によって他車から取得した他車情報に基づいて、他車の進路前方の交差点を抽出する。そして、抽出された自車の進路前方の交差点と他車の進路前方の交差点とが一致した交差点を自車と他車とが衝突する可能性がある衝突交差点として、自車および他車の衝突交差点までの到達時間を算出し、当該算出結果に基づいて自車の運転者に他車に関する情報を提供(警告)している。
特に、特許文献1では、交通量の多い箇所における上記の各処理を行うための演算負荷等を軽減するために、自車から他車までの距離あるいは予め設定された優先順位等に基づいて衝突可能性の低い他車を予め除外しておくことによって、実際にマッチング処理(上記の各処理)を行う際に対象となる他車数の削減が図られている。
例えば、他車に搭載されたナビゲーション装置にて算出された経路誘導情報を取得し、取得した経路誘導情報に基づいて他車の走行予定を予測する。そして、自車が進入する交差点の直前で右左折するような他車を除外することによって、衝突交差点の抽出精度を高めている。
また、特許文献2では、他車から交差点内における右折情報あるいは直進情報を取得し、交差点内における自車と他車との衝突可能性を判断して運転者に通知している。
特開2008−65480号公報 特開2006−72617号公報
特許文献1では、例えば自車が交差点を直進する場合において、自車の進行方向に対して左右方向から交差点に進入する他車については、自車との衝突可能性が高いと判断して自車の運転者に警告する。しかし、自車の進行方向に対して右方向から交差点に進入して左折する予定の他車についても、自車との衝突可能性が低いにも関わらず自車の運転者に警告してしまうという問題がある。一方、自車の進行方向に対して対向方向から交差点に進入して右折する予定の他車については、自車との衝突可能性が高いにも関わらず自車の運転者に警告しないという問題がある。
また、特許文献2では、例えば自車が交差点を直進する場合において、自車の進行方向に対して対向方向から交差点に進入して右折する予定の他車については、自車との衝突可能性が高いと判断して自車の運転者に通知する。しかし、自車の進行方向に対して右方向から交差点に進入して左折する予定の他車についても、自車との衝突可能性が低いにも関わらず自車の運転者に通知してしまうという問題がある。
また、特許文献1,2ともに、自車が交差点を右左折した後に同一の方向に走行する予定の他車については、自車との衝突可能性が高いにも関わらず考慮されていない。
すなわち、特許文献1,2では、自車との衝突可能性が低いにも関わらず警告を行ったり、自車との衝突可能性が高いにも関わらずこれを見逃したりしてしまう。
上記より、特許文献1,2では、所定の地点において必ずしも自車の走行に影響を及ぼす他車を精度良く抽出して通知しているとはいえなかった。ここで、自車の走行に影響を及ぼす他車とは、上記のように、所定の地点において自車と衝突する可能性がある他車のことをいう。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、所定の地点において自車の走行に影響を及ぼす他車を精度良く抽出してユーザに通知することが可能な走行支援装置および走行支援方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による走行支援装置は、自車の現在位置情報と、自車の経路情報とを取得する自車情報取得部と、他車の現在位置情報と、他車の経路情報とを取得する他車情報取得部と、自車が直近の通知予定地点を通過する場合、自車情報取得部にて取得された自車の経路情報と、他車情報取得部にて取得された他車の経路情報とに基づいて、通知予定地点の通過後において、自車の経路の進行方向と、他車の経路の進行方向とが同一である他車を抽出する他車抽出部と、他車抽出部にて抽出された他車に関する情報を通知する通知部とを備え、他車抽出部は、通知予定地点から予め定められた第2の距離以内に存在する他車を抽出し、第2の距離は、他車の走行速度に基づいて決定される。
また、走行支援方法は、(a)自車の現在位置情報と、自車の経路情報とを取得する工程と、(b)他車の現在位置情報と、他車の経路情報とを取得する工程と、(c)自車が直近の通知予定地点を通過する場合、工程(a)にて取得された自車の経路情報と、工程(b)にて取得された他車の経路情報とに基づいて、通知予定地点の通過後において、自車の経路の進行方向と、他車の経路の進行方向とが同一である他車を抽出する工程と、(d)工程(c)にて抽出された他車に関する情報を通知する工程とを備え、工程(c)は、通知予定地点から予め定められた第2の距離以内に存在する他車を抽出し、第2の距離は、他車の走行速度に基づいて決定される。
本発明によると、走行支援装置は、自車の現在位置情報と、自車の経路情報とを取得する自車情報取得部と、他車の現在位置情報と、他車の経路情報とを取得する他車情報取得部と、自車が直近の通知予定地点を通過する場合、自車情報取得部にて取得された自車の経路情報と、他車情報取得部にて取得された他車の経路情報とに基づいて、通知予定地点の通過後において、自車の経路の進行方向と、他車の経路の進行方向とが同一である他車を抽出する他車抽出部と、他車抽出部にて抽出された他車に関する情報を通知する通知部とを備え、他車抽出部は、通知予定地点から予め定められた第2の距離以内に存在する他車を抽出し、第2の距離は、他車の走行速度に基づいて決定されるため、所定の地点において自車の走行に影響を及ぼす他車を精度良く抽出して通知することが可能となる。
また、走行支援方法は、(a)自車の現在位置情報と、自車の経路情報とを取得する工程と、(b)他車の現在位置情報と、他車の経路情報とを取得する工程と、(c)自車が直近の通知予定地点を通過する場合、工程(a)にて取得された自車の経路情報と、工程(b)にて取得された他車の経路情報とに基づいて、通知予定地点の通過後において、自車の経路の進行方向と、他車の経路の進行方向とが同一である他車を抽出する工程と、(d)工程(c)にて抽出された他車に関する情報を通知する工程とを備え、工程(c)は、通知予定地点から予め定められた第2の距離以内に存在する他車を抽出し、第2の距離は、他車の走行速度に基づいて決定されるため、所定の地点において自車の走行に影響を及ぼす他車を精度良く抽出して通知することが可能となる。

本発明の実施の形態1による走行支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による走行支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1による走行支援装置の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による走行支援装置の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による走行支援装置の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による走行支援装置の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による走行支援装置の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2による走行支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2による走行支援装置の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3による走行支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3による走行支援装置の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態4による走行支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4による走行支援装置の表示の一例を示す図である。 本発明の実施の形態による制御装置の構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて以下に説明する。
<実施の形態1>
まず、本発明の実施の形態1による走行支援装置の構成について説明する。
本実施の形態1では、走行支援装置を車両に搭載されたナビゲーション装置に適用した場合を一例として説明する。
また、走行支援装置は、複数の車両のそれぞれに搭載されているものとし、本実施の形態1ではそのうちの1台に主眼を置いて説明する。このとき、主眼を置いた車両を「自車」とし、その他の車両を「他車」とする。
図1は、本実施の形態1による走行支援装置1の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、走行支援装置1は、通知部2と、入力部3と、地図データ取得部4と、自車位置取得部5と、GPS(Global Positioning System)受信部6と、方位検出部7と、パルス検出部8と、経路算出部9と、経路案内部10と、通信部11と、受信アンテナ12と、送信アンテナ13と、制御部14とを備えている。
通知部2は、表示部2aと、画像制御部2bと、音声出力部2cと、音声制御部2dとを備えており、自車の運転者などのユーザに対して各種情報を通知する。
表示部2aは、ディスプレイなどから構成されている。
画像制御部2bは、制御部14から入力される地図画像や案内画像などを含む画像データに基づいて、表示部2aに地図画像や案内画像などの画像を表示するよう制御する。
音声出力部2cは、スピーカなどから構成されている。
音声制御部2dは、制御部14から入力される案内音声や警告音などを含む音声データに基づいて、音声出力部2cから案内音声や警告音などの音声を出力するよう制御する。
入力部3は、例えば、押しボタンまたはタッチパネルなどから構成されており、自車が到達すべき目的地を特定することが可能な目的地情報をユーザから受け付ける。なお、入力部3がタッチパネルで構成される場合は、表示部2aと一体化して構成してもよい。
例えば、入力部3は、ユーザの操作に応じてスクロールされる表示部2aに表示される地図上の地点の選択をユーザから受け付けた場合は、ユーザが選択した地点を目的地情報として受け付ける。また、住所または電話番号をユーザから受け付けた場合は、当該住所または電話番号を目的地情報として受け付ける。
地図データ取得部4は、例えば、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)やRAM(Random Access Memory)などの記憶装置から構成されており、地図データを取得して格納している。
なお、地図データ取得部4は、受信部11aを介して外部から地図データを取得してもよい。例えば、地図データ取得部4は、地図データを、外部のサーバなどから通信ネットワークを介してダウンロードすることによって取得してもよい。あるいは、DVD(Digital Versatile Disk)−ROM(Read Only Memory)、Blu−ray Disc(登録商標)−ROMなどの記憶媒体から読み出すことによって取得してもよい。
自車位置取得部5は、GPS受信部6、方位検出部7、およびパルス検出部8に接続されている。
GPS受信部6は、GPS衛星からGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて自車の現在位置(例えば、緯度・経度の座標)を検出する。
方位検出部7は、例えば、ジャイロセンサおよび方位センサから構成されており、自車の走行方向(例えば、方位)を検出する。
パルス検出部8は、自車の車軸の単位時間当たりの回転数に応じたパルス信号を検出し、検出したパルス信号に基づいて自車の走行速度および走行距離を検出する。
上記より、自車位置取得部5は、GPS受信部6にて検出された自車の現在位置を、方位検出部7およびパルス検出部8にて検出した自車の移動情報(自車の走行方向、走行速度、および走行距離)に基づいて補正することによって、自車の正確な現在位置を検出することができる。
経路算出部9は、自車位置取得部5にて取得された自車の現在位置と、入力部3にてユーザから受け付けた自車が到達すべき目的地と、地図データ取得部4にて格納されている地図データとに基づいて、地図上における現在位置から目的地までの経路を算出する。
経路算出部9にて算出される経路としては、例えば、目的地への到着時間が短い経路(時間優先経路)、目的地までの走行距離が短い経路(距離優先経路)、燃費が少ない経路(燃費優先経路)、有料道路を優先して走行する経路(有料優先経路)、一般道路を優先して走行する経路(一般優先経路)、並びに、時間、距離、および費用のバランスが良い経路(標準経路)などが挙げられる。
経路案内部10は、経路算出部9にて算出された経路のうち、入力部3などを介してユーザが選択した経路を記憶する。また、経路案内部10は、記憶した経路と、自車位置取得部5にて取得された自車の現在位置とに基づいて、ユーザを現在位置から目的地まで案内する。具体的には、経路案内部10は、表示部2aに案内画像を表示したり、音声出力部2cから案内音声を出力したりすることによって経路案内する。
通信部11は、受信部11aおよび送信部11bを備えており、自車周辺に存在する他車との間で直接的に各種情報を送受信する車車間通信を行うことが可能なように構成されている。また、上記の通り、外部から地図データを受信することも可能である。
受信部11aは、他車から送信された各種情報を、受信アンテナ12を介して受信する。
送信部11bは、他車に送信すべき各種情報を、送信アンテナ13を介して送信する。
具体的には、通信部11は、車車間通信によって、他車の現在位置情報および経路情報を含む情報を受信するとともに、自車の現在位置情報および経路情報を送信する。このとき、自車が受信する他車の現在位置情報および経路情報は、他車に搭載された走行支援装置1の自車位置取得部5にて取得された現在位置情報、および経路算出部9にて算出された経路の情報である。すなわち、通信部11は、他車の現在位置情報と、他車の経路情報とを取得する他車情報取得部としての機能を有している。
また、自車が送信する自車の現在位置情報および経路情報は、自車に搭載された走行支援装置1の自車位置取得部5にて取得された現在位置情報、および経路算出部9にて算出された経路の情報である。すなわち、自車位置取得部5および経路算出部9は、自車の現在位置情報と、自車の経路情報とを取得する自車情報取得部としての機能を有している。
なお、他車から受信する経路情報には、自車が直近に通過する所定の地点における他車の走行方向(直進、左折、および右折のいずれか)を示す情報が含まれているものとする。同様に、自車が送信する経路情報には、他車が直近に通過する所定の地点における自車の走行方向を示す情報が含まれているものとする。ここで、自車が直近に通過する所定の地点は、後述の通知部2が通知を行う予定の地点であることから通知予定地点ともいう。
制御部14は、通知部2、入力部3、地図データ取得部4、自車位置取得部5、経路算出部9、経路案内部10、および通信部11を制御する。特に、制御部14は、通知部2による通知(表示、音声出力)を制御することによって、自車の走行を支援することが可能である(詳細は後述する)。
次に、走行支援装置1の動作について説明する。なお、以下では、自車が直近に通過する所定の地点(通知予定地点)は交差点であるものとして説明する。
図2は、走行支援装置1の動作の一例を示すフローチャートである。なお、走行支援装置1の動作は、制御部14を構成するCPUが、記憶部(図示せず)に記憶されているプログラムを実行することによって実現されるものとする。なお、プログラムを記憶する記憶部は、地図データ取得部4であってもよい。
ステップS11において、制御部14は、通知部2による通知を開始する操作(通知開始操作)を受け付けると、受信部11aが通信範囲内に存在する他車から送信された情報を受信(取得)したか否かを判断する。他車から情報を受信した場合は、ステップS12に移行する。一方、他車から情報を受信していない場合は、ステップS15に移行する。
ここで、通知開始操作とは、ユーザが入力部3を介して図2に示す動作を開始するための操作のことをいう。
ステップS12において、制御部14は、経路算出部9が、自車位置取得部5にて取得した自車の現在位置と、入力部3を介してユーザによって設定された目的地とに基づいて経路を算出しているか否かを判断する。経路算出部9が経路を算出している場合は、ステップS13に移行する。一方、経路算出部9が経路を算出していない場合は、ステップS15に移行する。
なお、制御部14は、経路案内部10によって経路案内が行われている場合は経路が算出されていると判断し、経路案内部10によって経路案内が行われていない場合は経路が算出されていないと判断するものとするが、これは一例であり、経路算出部9が経路の算出を完了したか否かで判断するようにしてもよい。
ステップS13において、制御部14は、経路算出部9にて算出された自車の経路と、受信部11aを介して受信した他車の経路とに基づいて、自車が直近に通過する交差点において、他車が自車の走行に影響を及ぼすか否かを判断する。他車が自車の走行に影響を及ぼす場合は、ステップS14に移行する。一方、他車が自車の走行に影響を及ぼさない場合は、ステップS15に移行する。
ステップS14において、制御部14は、ステップS13にて自車の走行に影響を及ぼすと判断した他車に関する情報を通知部2から通知するよう制御する。具体的には、自車が直近に通過する交差点における他車の走行方向に関する情報が、表示部2aおよび音声出力部2cから通知される。その後、ステップS15に移行する。
なお、ステップS11にて複数の他車から情報を受信した場合は、各他車についてステップS12〜ステップS14の処理を行った後、ステップS15に移行する。すなわち、受信部11aは、通信範囲内に存在する全ての他車から情報を受信する。
ステップS15において、制御部14は、通知部2による通知を停止する操作(通知停止操作)を受け付けたか否かを判断する。通知停止操作を受け付けた場合は、処理を終了する。一方、通知停止操作を受け付けなかった場合は、ステップS11に移行する。
ここで、通知停止操作とは、ユーザが入力部3を介して図2に示す動作を停止するための操作のことをいう。
図3は、図2のステップS14の処理を行ったときにおける、表示部2aの表示の一例を示す図であり、自車16が自車経路16aに沿って交差点15を直進する場合について示している。以下、図3に示す表示例について、図2に示す動作に対応付けて説明する。
他車17に搭載されている走行支援装置1(以下、他車17の走行支援装置1という。他の他車についても同様。)では、他車17の運転者に対して他車17の現在位置から目的地までの経路案内を行っており、交差点15を右折するように案内している。
このとき、他車17の走行支援装置1は、他車17の現在位置情報と、交差点15を右折する旨の情報を含む経路情報とを、送信部11bを介して送信している。自車16の走行支援装置1は、受信部11aを介して他車17から送信された情報を受信する。同様に、自車16の走行支援装置1は、他車18,19,20,21からも情報を受信する(図2のステップS11に対応)。
次いで、自車16の走行支援装置1は、他車17,18,19,20,21から、交差点15において自車16の走行に影響を及ぼす他車17,18,19を抽出する(図2のステップS12およびステップS13に対応)。
具体的には、自車16の走行支援装置1の制御部14は、自車16の自車経路16a、他車17の他車経路17a、他車18の他車経路18a、他車19の他車経路19a、他車20の他車経路20a、および他車21の他車経路21aに基づいて、自車経路16aと他車経路17a,18a,19a,20a,21aとが交差するか、あるいは交差点15の通過後において、自車経路16aの進行方向と他車経路17a,18a,19a,20a,21aの進行方向とが同一であるという条件の下、当該条件を満たす他車17,18,19を抽出する。抽出された他車17,18,19は、交差点15において自車16の走行に影響を及ぼす他車であると判断される。すなわち、制御部14は、交差点15において自車16の走行に影響を及ぼす他車17,18,19を抽出する他車抽出部としての機能を有している。
次いで、自車16の走行支援装置1は、抽出した他車17,18,19(自車16の走行に影響を及ぼすと判断された他車17,18,19)および他車経路17a,18a,19aを明確に表示し、自車16の運転者に通知する(図2のステップS14に対応)。具体的には、図3に示すように、他車17,18,19の車両本体および他車経路17a,18a,19aを強調して表示する。このとき、音声出力部2cは、他車17,18,19に関する音声を出力する。
一方、自車16の走行支援装置1は、抽出しなかった他車20,21(自車16の走行に影響を及ぼさないと判断された他車20,21)および他車経路20a,21aを明確に表示しないようにする。具体的には、図3に示すように、他車20,21の車両本体および他車経路20a,21aを強調せずに表示する。このとき、音声出力部2cは、他車20,21に関する音声を出力しないようにしてもよい。すなわち、制御部14(他車抽出部)は、交差点15において、自車経路16aと他車経路17a,18a,19a,20a,21aとが交差せず、かつ交差点15の通過後において、自車経路16aの進行方向と他車経路17a,18a,19a,20a,21aの進行方向とが同一でないという条件の下、当該条件を満たす他車20,21を抽出しない。
図4は、図2のステップS14の処理を行ったときにおける、表示部2aの表示の一例を示す図であり、自車16が自車経路16bに沿って交差点15を右折する場合について示している。
図4に示すように、他車17,18,19,20,21のうち、他車18,19,21は交差点15において自車16の走行に影響を及ぼすことを示し、他車17,20は交差点15において自車16の走行に影響を及ぼさないことを示している。
具体的には、他車18,19,21の車両本体および他車経路18a,19a,21aを強調して表示し、他車17,20の車両本体および他車経路17a,20aを強調せずに表示する。
図5は、図2のステップS14の処理を行ったときにおける、表示部2aの表示の一例を示す図であり、自車16が自車経路16cに沿って交差点15を左折する場合について示している。
図5に示すように、他車17,18,19,20,21のうち、他車17,18は交差点15において自車16の走行に影響を及ぼすことを示し、他車19,20,21は交差点15において自車16の走行に影響を及ぼさないことを示している。
具体的には、他車17,18の車両本体および他車経路17a,18aを強調して表示し、他車19,20,21の車両本体および他車経路19a,20a,21aを強調せずに表示する。
上記では、自車が直近に通過する所定の地点(通知予定地点)は交差点であるものとして説明したが、これに限るものではなく、自車の走行に影響を及ぼす他車が存在する可能性がある地点に対して適用可能である。以下、その具体例について説明する。
図6は、図2のステップS14の処理を行ったときにおける、表示部2aの表示の一例を示す図であり、自車25が自車経路25aに沿って店舗22の駐車場23の出入口地点24を直進する場合について示している。
図6に示すように、他車26,27,28のうち、他車26,27は出入口地点24において自車25の走行に影響を及ぼすことを示し、他車28は出入口地点24において自車25の走行に影響を及ぼさないことを示している。
具体的には、他車26,27の車両本体および他車経路26a,27aを強調して表示し、他車28の車両本体および他車経路28aを強調せずに表示する。
図7は、図2のステップS14の処理を行ったときにおける、表示部2aの表示の一例を示す図であり、自車30が自車経路30aに沿って高速道路等の合流地点29を直進する場合について示している。
図7に示すように、他車31は、合流地点29において自車30の走行に影響を及ぼすことを示している。
具体的には、他車31の車両本体および他車経路31aを強調して表示する。
以上のことから、本実施の形態1によれば、自車が直近に通過する所定の地点(上記の例では、交差点、出入口地点、合流地点)において自車の走行に影響を及ぼす他車を精度良く抽出し、抽出した他車に関する情報を自車のユーザ(特に、運転者)に通知することができる。また、自車の走行に影響を及ぼす他車に関する情報を強調して通知し、自車の走行に影響を及ぼさない他車に関する情報を強調せずに通知しているため、ユーザの負担を抑制することができる。例えば、交差点に進入する他車を目視によって発見するよりも前に、他車を警戒した運転をすることができる。
また、自車と特定の他車との間において情報の授受を行っていないため、受信アンテナおよび送信アンテナに指向性アンテナなどを用いる必要がなく、汎用的なアンテナを用いることができる。
なお、上記では、自車と他車との間で車車間通信を行う場合について説明したが、路車間通信あるいは携帯通信などの既存の通信手段を用いてもよい。
表示部2aは、図3〜5に示すような画像を、例えば地図画像と並べて表示してもよく、地図画像上に重畳して表示してもよい。
上記では、通知部2は、表示部2aによる表示および音声出力部2cによる音声出力を行うものとして説明したが、これに限るものではなく、表示および音声出力のいずれかであってもよい。
図3では、自車の走行に影響を与える全ての他車17,18,19の車両本体および他車経路17a,18a,19aを強調して表示しているが、これに限るものではない。例えば、自車16の走行に影響を与える他車17,18,19のうち、最も交差点15に近い他車17についてのみ他車経路17aを表示するようにしてもよい。図4,5についても同様である。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2では、制御部14(他車抽出部)が、自車が直近の所定の地点(通知予定地点)から予め定められた距離(第1の距離)以内に存在する場合において、前記所定の地点において自車の走行に影響を及ぼす他車を抽出し、抽出した他車のうち前記所定の地点から予め定められた距離(第2の距離)以内に存在する他車に関する情報を通知することを特徴としている。その他の構成および動作は、実施の形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
なお、以下では、直近の所定の地点は交差点であるものとして説明するが、実施の形態1と同様、駐車場等の出入口地点、あるいは高速道路等の合流地点に対しても適用可能である。
図8は、走行支援装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
なお、図8のステップS21、ステップS22、ステップS24、ステップS26、ステップS27の各々は、図2のステップS11、ステップS12、ステップS13、ステップS14、ステップS15に対応している。
以下では、図2に対して新たに追加されたステップS23およびステップS25における処理について説明する。
ステップS23において、制御部14は、自車と直近の交差点(以下、単に交差点という)との距離が閾値(第1の距離)以内か否かを判断する。自車と交差点との距離が閾値以内である場合は、ステップS24に移行する。一方、自車と交差点との距離が閾値以内でない場合は、ステップS27に移行する。
ここで、自車と交差点との距離は、自車位置取得部5にて取得された自車の現在位置情報と、地図データ取得部4にて格納されている交差点の位置情報とに基づいて決定される。
なお、自車と交差点との距離の閾値は、例えば、30m〜110mのうちの予め設定された距離R11(図9を参照)であるものとする。
ステップS25において、制御部14は、他車と交差点との距離が閾値(第2の距離)以内か否かを判断する。他車と交差点との距離が閾値以内である場合は、ステップS26に移行する。一方、他車と交差点との距離が閾値以内でない場合は、ステップS27に移行する。
ここで、他車と交差点との距離は、受信部11aにて受信した情報に含まれる他車の位置情報と、地図データ取得部4にて格納されている交差点の位置情報とに基づいて決定される。
なお、他車と交差点との距離の閾値は、例えば、30m〜110mのうちの予め設定された距離R12(図9を参照)であるものとする。
図9は、図8のステップS26の処理を行ったときにおける、表示部2aの表示の一例を示す図であり、自車16が自車経路16aに沿って交差点15を直進する場合について示している。
図3に示すように、実施の形態1による走行支援装置1は、交差点15において自車16の走行に影響を及ぼす全ての他車17,18,19に関する情報を強調して表示している。
しかし、自車16が交差点15から遠く離れた場所に存在している場合は、自車16が交差点15に到達するまでに時間がかかる。従って、自車16が交差点15から離れた場所で交差点15において自車16の走行に影響を及ぼす他車に関する情報を表示(通知)しても、実際に自車16が交差点を通過するときには自車16の走行に影響を及ぼす他車が存在する可能性が低くなっていることが考えられる。
また、自車16が交差点15から距離R11以内に存在している場合において、交差点15から遠く離れて存在している他車が自車の走行に影響を及ぼすことは考え難い。
従って、本実施の形態2による走行支援装置1では、交差点15からの距離が距離R11よりも長い位置に自車16が存在している場合(自車16が距離R11を半径とする円弧32の外側に存在している場合)は、他車に関する情報を通知しない。
一方、交差点15からの距離が距離R11よりも短い位置に自車16が存在している場合(自車16が円弧32の内側に存在している場合)は、交差点15において自車16の走行に影響を及ぼすと判断された他車17,18,19のうち、交差点15からの距離が距離R12よりも長い位置(距離R12を半径とする円弧33の外側)に存在する他車18に関する情報は強調せずに通知し、交差点15からの距離が距離R12よりも短い位置(円弧33の内側)に存在する他車17,19に関する情報を強調して通知する。
以上のことから、本実施の形態2によれば、自車が直近に通過する所定の地点(上記の例では、交差点)において自車の走行に影響を及ぼす他車を実施の形態1よりも精度良く抽出し、抽出した他車に関する情報を自車のユーザ(特に、運転者)に通知することができる。従って、ユーザの負担を実施の形態1よりもさらに抑制することができる。
なお、図9では、円弧33の外側に存在する他車18,21を強調せずに表示しているが、円弧33の外側に存在する他車18,21を表示しないようにしてもよい。
図9において、距離R11および距離R12は同じ距離であってもよい。また、距離R12は、交差点15から放射する道路ごとに異なる距離としてもよい。例えば、道路幅によって距離R12を決定してもよい。道路幅が同じ道路は距離R12を同じにしてもよく、道路幅が他よりも狭い道路は距離R12を短くしてもよい。
実施の形態2では、自車が交差点から所定の距離以内に存在し、かつ他車が交差点から所定の距離以内に存在する場合に、交差点において自車の走行に影響を及ぼす他車に関する情報を強調して通知することについて説明したが、これに限るものではない。例えば、自車が交差点から所定の距離以内に存在する場合に、交差点において自車の走行に影響を及ぼす他車に関する情報を強調して通知するようにしてもよい。また、他車が交差点から所定の距離以内に存在する場合に、交差点において自車の走行に影響を及ぼす他車に関する情報を強調して通知するようにしてもよい。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3では、実施の形態2において予め定められた距離の閾値(図9の距離R11,R12)を、自車あるいは他車の走行速度に基づいて決定されることを特徴としている。その他の構成および動作は、実施の形態2と同様であるため、ここでは説明を省略する。
なお、以下では、交差点を一例として説明するが、実施の形態1,2と同様、駐車場等の出入口地点、あるいは高速道路等の合流地点に対しても適用可能である。
図10は、走行支援装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
なお、図10のステップS31、ステップS32、ステップS34、ステップS35、ステップS37、ステップS38の各々は、図8のステップS21、ステップS22、ステップS23、ステップS24、ステップS26、ステップS27に対応している。
以下では、図8に対して新たに追加されたステップS33における処理について説明する。
ステップS33において、制御部14は、自車および他車の走行速度に基づいて閾値を変更する。閾値の変更後、ステップS34に移行する。
具体的には、制御部14は、パルス検出部8にて自車の走行速度を検出し、自車の走行速度が遅くなるに従って交差点からの距離の閾値(図11の距離R21、第1の距離)を小さくし、自車の走行速度が速くなるに従って交差点からの距離の閾値(距離R21)を大きくする。
また、制御部14は、受信部11aを介して他車から当該他車の走行速度の情報を受信し、他車の走行速度が遅くなるに従って交差点からの距離の閾値(図11の距離R22,R23,R24、第2の距離)を小さくし、他車の走行速度が速くなるに従って交差点からの距離の閾値(距離R22,R23,R24)を大きくする。
なお、距離R21,R22,R23,R24は、走行速度に応じて変化する公知の停止距離(空走距離+制動距離)に、マージンの距離(例えば、10m)を加えた距離とする。
図11は、図10のステップS37の処理を行ったときにおける、表示部2aの表示の一例を示す図であり、自車16が自車経路16aに沿って交差点15を直進する場合について示している。
図11に示すように、自車16の走行速度が遅い場合は、交差点15に到達するまでの時間が長くなるため、距離R21を短くする。同様に、他車17,18,19の走行速度が遅い場合は、交差点15に到達するまでの時間が長くなるため、距離R22,R23,R24を短くする。
一方、自車16の走行速度が速い場合は、交差点15に到達するまでの時間が短くなるため、距離R21を長くする。同様に、他車17,18,19の走行速度が速い場合は、交差点15に到達するまでの時間が短くなるため、距離R22,R23,R24を長くする。
以上のことから、本実施の形態3によれば、自車が直近に通過する所定の地点(上記の例では、交差点)において自車の走行に影響を及ぼす他車を実施の形態2よりも精度良く抽出し、抽出した他車に関する情報を自車のユーザ(特に、運転者)に通知することができる。従って、ユーザの負担を実施の形態2よりもさらに抑制することができる。
なお、図11では、円弧36の外側に存在する他車21を強調せずに表示しているが、円弧33の外側に存在する他車21を表示しないようにしてもよい。
図11において、距離R21,R22,R23,R24は、交差点15から放射する道路ごとに異なる距離としてもよい。
本実施の形態2では、自車あるいは他車の走行速度に応じて距離R21,R22,R23,R24を変更しているが、自車あるいは他車が交差点15に到達するまでの時間に応じて距離R21,R22,R23,R24を変更するようにしてもよい。
<実施の形態4>
本発明の実施の形態4では、自車の直近の交差点(通知予定地点)に信号機が設置されている場合において、自車の進行方向に対して左右の方向から交差点に進入する他車を抽出しない(交差点において自車の走行に影響を及ぼす他車か否かを判断する際の対象外とする)ことを特徴としている。その他の構成および動作は、実施の形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図12は、走行支援装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
なお、図12のステップS41、ステップS42、ステップS46、ステップS47、ステップS48の各々は、図2のステップS11、ステップS12、ステップS13、ステップS14、ステップS15に対応している。
以下では、図2に対して新たに追加されたステップS43〜ステップS45における処理について説明する。
ステップS43において、制御部14は、自車の直近の交差点に信号機がないか否かを判断する。信号機がない場合は、ステップS46に移行する。一方、信号機がある場合は、ステップS44に移行する。
具体的には、制御部14は、地図データ取得部4に格納されている交差点における信号機の設置の有無に関する情報に基づいて、自車の直近の交差点に信号機が設置されているか否かを判断する。
ステップS44において、制御部14は、他車が自車から直近の交差点に進入する方向を判別する。
ステップS45において、制御部14は、他車が自車の進行方向に対して左右方向から交差点に進入するのか否かを判断する。左右方向から交差点に進入する場合は、ステップS48に移行する。一方、左右方向から交差点に進入しない場合は、ステップS46に移行する。
図13は、図12のステップS47の処理を行ったときにおける、表示部2aの表示の一例を示す図であり、自車16が自車経路16aに沿って信号機38が設置された交差点15を直進する場合について示している。
図3に示すように、実施の形態1による走行支援装置1は、交差点15において自車16の走行に影響を及ぼす全ての他車17,18,19に関する情報を強調して表示している。
しかし、交差点15に信号機38が設置されている場合において、自車16の進行方向に対して左右方向から交差点15に進入する他車18,19は、交差点15において自車16の走行に影響を及ぼす可能性が低いと考えられる。
従って、本実施の形態4による走行支援装置1では、図13に示すように、自車16の進行方向に対して左右方向から交差点15に進入する他車18,19は、交差点15において自車16の走行に影響を及ぼすか否かを判断する際の対象外とし(図12のステップS46の処理を行わない)、交差点15において自車16の走行に影響を及ぼす他車17に関する情報を強調して通知する。
以上のことから、本実施の形態4によれば、自車が直近に通過する交差点において自車の走行に影響を及ぼす他車を実施の形態1よりも精度良く抽出し、抽出した他車に関する情報を自車のユーザ(特に、運転者)に通知することができる。従って、ユーザの負担を実施の形態1よりもさらに抑制することができる。
なお、実施の形態4に実施の形態2,3を適用することも可能である。この場合、自車の走行に影響を及ぼす他車をさらに精度良く抽出することができる。
以上で説明した走行支援装置1は、車載用ナビゲーション装置、すなわちカーナビゲーション装置だけでなく、車両に搭載可能な、PND(Portable Navigation Device)および携帯通信端末(例えば、携帯電話、スマートフォン、およびタブレット端末など)、並びにサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築されるナビゲーション装置にも適用することができる。この場合、走行支援装置1の各機能あるいは各構成要素は、上記システムを構築する各機能に分散して配置される。
具体的には、走行支援装置1の一部の機能を携帯通信端末、PNDあるいはサーバに配置することができる。また、車載装置としてDA(Display Audio)を用いた場合、DAは表示および音声出力のみが可能なのでそれ以外の機能を携帯通信端末、PND、あるいはサーバに配置することができる。
例えば、走行支援装置1の機能がサーバに配置される場合において、当該サーバは、図14に示すような、自車46あるいは他車47における通知(表示、音声出力)を制御する制御装置39として機能する。すなわち、制御装置39は、地図データ取得部40と、経路算出部41と、通信部42(受信部42a、送信部42b)と、受信アンテナ43と、送信アンテナ44と、制御部45とを備えている。
具体的には、受信部42aを介して、自車46から自車46の現在位置および目的地を含む情報を受信するとともに、他車47から他車47の現在位置および目的地を含む情報を受信する。なお、他車47は複数台存在していてもよい。
次いで、経路算出部41は、自車46の現在位置から目的地までの経路と、他車47の現在位置から目的地までの経路とを算出する。
次いで、制御部14(他車抽出部)は、自車46の経路と、他車47の経路とに基づいて、自車46が直近に通過する所定の地点(例えば、交差点、出入口地点、合流地点)において自車46の走行に影響を及ぼす他車47を抽出し、抽出した他車47に関する情報を、送信部42bを介して自車46に送信する。このとき、自車46に送信される他車47に関する情報は、例えば図3〜5に示すような画像情報あるいは音声情報である。
上記の構成とした場合であっても、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、所定の地点までの距離の閾値を考慮すれば、実施の形態2と同様の効果が得られる。また、自車46および他車47から走行速度に関する情報を受信すれば、実施の形態3と同様の効果が得られる。また、地図データ取得部40に格納されている交差点における信号機の有無の情報を用いることによって、実施の形態4と同様の効果が得られる。
また、実施の形態1における動作を実行するソフトウェア(走行支援方法)を、例えば、携帯通信端末、PNDあるいはサーバに組み込んでもよい。
具体的に、上記の走行支援方法は、(a)自車の現在位置情報と、自車の経路情報とを取得する工程と、(b)他車の現在位置情報と、他車の経路情報とを取得する工程と、(c)自車が直近の通知予定地点を通過する場合、工程(a)にて取得された自車の経路情報と、工程(b)にて取得された他車の経路情報とに基づいて、通知予定地点の通過後において、自車の経路の進行方向と、他車の経路の進行方向とが同一である他車を抽出する工程と、(d)工程(c)にて抽出された他車に関する情報を通知する工程とを備える。
上記より、実施の形態1における動作を実行するソフトウェアを携帯通信端末、PNDあるいはサーバに組み込んで動作させることによって、実施の形態1と同様の効果が得られる。なお、実施の形態2〜4についても同様である。
図1において、画像制御部2b、音声制御部2d、自車位置取得部5、経路算出部9、経路案内部10、通信部11、制御部14の各々は、ソフトウェアに基づくCPU(Central Processing Unit)を用いたプログラム処理を実行することによって実現されるようにしてもよい。また、可能であれば、画像制御部2b、音声制御部2d、自車位置取得部5、経路算出部9、経路案内部10、通信部11、制御部14の各々を、ハードウェア(例えば、電気信号に対して特定の演算あるいは処理を行うように構成された演算/処理回路等)として構成するようにしてもよい。また、上記の両者を混在させてもよい。図14についても同様である。
自車位置取得部5、経路算出部9、経路案内部10、および制御部14は、各々が別個のCPUで構成されてもよい。また、1つのCPUが地図データ取得部4などの記憶部に記憶されたプログラムを実行することによって、経路算出部9、経路案内部10、および制御部14の機能を実現するものであってもよい。
図3において、自車16の走行に影響を及ぼす他車17,18,19と、自車16の走行に影響を及ぼさない他車20,21との区別が明確であれば、いかなる表示形態であってもよい。また、音声の内容についても同様である。また、図4〜7,9,11,13についても同様である。
図3において、自車16の走行に影響を及ぼさない他車20,21の他車経路20a,21aを表示しないようにしてもよい。また、図4〜7,9,11,13についても同様である。
図3では、自車16および他車17,18,19,20,21の現在位置を示す車両本体を四角形で表示し、自車経路16aおよび他車経路17a,18a,19a,20a,21aを矢印で表示する例を示しているが、これに限るものではなく、他の表示形態であってもよい。また、図4〜7,9,11,13についても同様である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 走行支援装置、2 通知部、2a 表示部、2b 画像制御部、2c 音声出力部、2d 音声制御部、3 入力部、4 地図データ取得部、5 自車位置取得部、6 GPS受信部、7 方位検出部、8 パルス検出部、9 経路算出部、10 経路案内部、11 通信部、11a 受信部、11b 送信部、12 受信アンテナ、13 送信アンテナ、14 制御部、15 交差点、16 自車、16a〜16c 自車経路、17 他車、17a 他車経路、18 他車、18a 他車経路、19 他車、19a 他車経路、20 他車、20a 他車経路、21 他車、21a 他車経路、22 店舗、23 駐車場、24 出入口地点、25 自車、25a 自車経路、26 他車、26a 他車経路、27 他車、27a 他車経路、28 他車、28a 他車経路、29 合流地点、30 自車、30a 自車経路、31 他車、31a 他車経路、32〜37 円弧、38 信号機、39 制御装置、40 地図データ取得部、41 経路算出部、42 通信部、42a 受信部、42b 送信部、43 受信アンテナ、44 送信アンテナ、45 制御部、46 自車、47 他車。

Claims (6)

  1. 自車の現在位置情報と、前記自車の経路情報とを取得する自車情報取得部と、
    他車の現在位置情報と、前記他車の経路情報とを取得する他車情報取得部と、
    前記自車が直近の通知予定地点を通過する場合、前記自車情報取得部にて取得された前記自車の前記経路情報と、前記他車情報取得部にて取得された前記他車の前記経路情報とに基づいて、前記通知予定地点の通過後において、前記自車の前記経路の進行方向と、前記他車の前記経路の進行方向とが同一である前記他車を抽出する他車抽出部と、
    前記他車抽出部にて抽出された前記他車に関する情報を通知する通知部と、
    を備え、
    前記他車抽出部は、前記通知予定地点から予め定められた第2の距離以内に存在する前記他車を抽出し、
    前記第2の距離は、前記他車の走行速度に基づいて決定されることを特徴とする、走行支援装置。
  2. 前記他車抽出部は、前記通知予定地点において、前記自車の前記経路と前記他車の前記経路とが交差せず、かつ前記通知予定地点の通過後において、前記自車の前記進行方向と前記他車の前記進行方向とが同一でない前記他車を抽出しないことを特徴とする、請求項1に記載の走行支援装置。
  3. 前記他車抽出部は、前記自車が前記通知予定地点から予め定められた第1の距離以内に存在する場合に前記他車を抽出することを特徴とする、請求項1または2に記載の走行支援装置。
  4. 前記第1の距離は、前記自車の走行速度に基づいて決定されることを特徴とする、請求項3に記載の走行支援装置。
  5. 前記通知予定地点は交差点であり、かつ当該交差点に信号機が設置されている場合において、
    前記他車抽出部は、前記自車の前記進行方向に対して左右の方向から前記交差点に進入する前記他車を抽出しないことを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の走行支援装置。
  6. (a)自車の現在位置情報と、前記自車の経路情報とを取得する工程と、
    (b)他車の現在位置情報と、前記他車の経路情報とを取得する工程と、
    (c)前記自車が直近の通知予定地点を通過する場合、前記工程(a)にて取得された前記自車の前記経路情報と、前記工程(b)にて取得された前記他車の前記経路情報とに基づいて、前記通知予定地点の通過後において、前記自車の前記経路の進行方向と、前記他車の前記経路の進行方向とが同一である前記他車を抽出する工程と、
    (d)前記工程(c)にて抽出された前記他車に関する情報を通知する工程と、
    を備え、
    前記工程(c)は、前記通知予定地点から予め定められた第2の距離以内に存在する前記他車を抽出し、
    前記第2の距離は、前記他車の走行速度に基づいて決定されることを特徴とする、走行支援方法。
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