JP2017052460A - Hudシステム、hud装置およびhud表示情報生成方法 - Google Patents
Hudシステム、hud装置およびhud表示情報生成方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ドライバの運転負荷の状態に応じて、より適切な情報表示を行うことができる。【解決手段】 車載器とHUD装置とを有するHUDシステムであって、前記車載器は、満たされた所定の負荷基準および当該負荷基準に対応する負荷レベルを特定する負荷特定部と、前記負荷レベルに応じた表示情報および表示形態を特定し、該表示情報および表示形態のHUD表示情報を生成するHUD表示制御部と、を有し、前記HUD装置は、前記HUD表示情報を前記HUD装置が有するスクリーンに表示する表示部を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、HUDシステム、HUD装置およびHUD表示情報生成方法に関する。
特許文献1には、携帯電話に着信があったときに呼出音を鳴らさず、表示手段に当該着信を表示させ、電話着信時に、運転負荷に余裕があってドライバーが電話着信の表示に気づき、音声で通話指示すれば、音声認識手段がこの通話指示を音声認識し、マイク及びスピーカによるハンズフリー通話を可能にする自動車用電話装置が記載されている。
特許文献1の自動車用電話装置では、HUD(Head Up Display)による表示手段を用いて、携帯電話に着信があった場合にフロントガラスの所定箇所に着信を知らせる情報を表示する。しかしながら、交差点や高速道路などドライバの運転負荷が高い状態でフロントガラスに着信情報を表示すると、ドライバの前方の視界を遮ったり、運転の集中を妨げる要因になる虞がある。
そこで、本発明は、ドライバの運転負荷の状態に応じて、より適切な情報表示を行うことができるHUDシステムの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るHUDシステムは、車載器とHUD装置とを有するHUDシステムであって、前記車載器は、満たされた所定の負荷基準および当該負荷基準に対応する負荷レベルを特定する負荷特定部と、前記負荷レベルに応じた表示情報および表示形態を特定し、該表示情報および表示形態のHUD表示情報を生成するHUD表示制御部と、を有し、前記HUD装置は、前記HUD表示情報を前記HUD装置が有するスクリーンに表示する表示部を有する。
本発明に係るHUDシステムによれば、ドライバの運転負荷の状態に応じて、より適切な情報表示を行うことができる。
なお、上記以外の課題、構成および効果等は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明の第一実施形態について説明する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態に係るHUD(Head Up Display)システム1000の概略構成を示した図である。HUDシステム1000は、プロジェクタ装置101を搭載したHUD装置本体102およびプロジェクタ装置101から投影された映像を映し出すスクリーン(コンバイナ103)を備えたHUD装置100と、車載器200とを有している。また、車載器200とHUD装置100とは、有線または無線により、相互に通信可能に接続されている。なお、車載器200とHUD装置100とは、例えば、車載ネットワークであるCAN(Controller Area Network)を介して、相互に通信可能に接続されていても良い。
図1は、本実施形態に係るHUD(Head Up Display)システム1000の概略構成を示した図である。HUDシステム1000は、プロジェクタ装置101を搭載したHUD装置本体102およびプロジェクタ装置101から投影された映像を映し出すスクリーン(コンバイナ103)を備えたHUD装置100と、車載器200とを有している。また、車載器200とHUD装置100とは、有線または無線により、相互に通信可能に接続されている。なお、車載器200とHUD装置100とは、例えば、車載ネットワークであるCAN(Controller Area Network)を介して、相互に通信可能に接続されていても良い。
車載器200は、例えば、ナビゲーション機能を備えた車載ナビゲーション装置によって実現される。ここで、ナビゲーション機能とは、地図情報の表示、出発地(または現在地)から目的地までの推奨経路の探索および誘導、交通情報の表示といった通常のナビゲーション装置が備える機能である。なお、車載器200は、ナビゲーション装置に限定されるものではなく、例えば、スマートフォン、タブレット端末装置およびPDA(Personal Data Assistance)などであっても良い。この場合、ナビゲーション機能は、これらの装置にインストールされたアプリケーションまたはこれらの装置が接続可能なサーバ装置によって提供される。
また、HUD装置100は、プロジェクタ装置101からコンバイナ103に投影された映像と、車外の景色とを重ねて見えるようにするための装置である。ハーフミラーである半透明のコンバイナ103は凹面構造を有しているため、プロジェクタ装置101から投影された映像は、コンバイナ103に反射してドライバの眼に入る。また、コンバイナ103は、半透明であるため、ドライバは車外の景色をコンバイナ103越しに見ることができる。そのため、ドライバは、反射した映像を車外の景色と重ねて見ることができる。
図2は、車載器200の概略構成の一例を示した図である。車載器200は、演算処理装置201と、ディスプレイ202と、記憶装置203と、音声入出力装置204(音声入力装置としてのマイクロフォン2041と、音声出力装置としてのスピーカ2042とを有する)と、入力装置205と、ROM装置206と、車速センサ207と、ジャイロセンサ208と、GPS(Global Positioning System)受信装置209と、FM多重放送受信装置210と、ビーコン受信装置211と、通信装置212と、車載カメラ213とを有している。
演算処理装置201は、車載器200の様々な処理を行う中心的なユニットである。演算処理装置201は、例えば、車速センサ207などの各種センサおよびGPS受信装置209から出力された情報を用いて現在地を検出する。また、演算処理装置201は、得られた現在地情報に基づいて、表示に必要な地図情報を記憶装置203あるいはROM装置206から読み出す。また、演算処理装置201は、読み出した地図情報をグラフィックス展開し、そこに現在地を示すマークを重ねてディスプレイ202へ表示させる信号を出力する。また、演算処理装置201は、記憶装置203あるいはROM装置206に記憶されている地図情報などを用いて、ユーザから指示された出発地と目的地とを結ぶ推奨経路を算出する。また、演算処理装置201は、スピーカ2042やディスプレイ202に所定の信号を出力して経路の誘導を行う。
また、演算処理装置201は、運転の負荷レベルを特定し、その結果に応じて、HUD装置100が有するコンバイナ103に映写する情報の内容および表示形態を特定する。
このような演算処理装置201は、数値演算及び各デバイスを制御するなど様々な処理を実行するCPU2021(Central Processing Unit)と、記憶装置203またはROM(Read Only Memory)2023から読み出した地図情報や演算データなどを格納するRAM2022(Random Access Memory)と、CPU2021が実現するブートプログラムやCPU2021が実行するプログラムなどを格納するROM2023と、演算処理装置201に各種ハードウェアを接続するためのI/F2024(インターフェイス)と、これらを相互に接続するバス2025とを有している。
ディスプレイ202は、グラフィックス情報を表示するユニットである。ディスプレイ202は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどで構成される。
記憶装置203は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性メモリカードといった、少なくとも読み書きが可能な記憶媒体で構成される。記憶装置203には、例えば、演算処理装置201によって用いられる様々な情報(例えば、地図情報、負荷基準情報など)が格納されている。
図4は、負荷基準情報400の一例を示した図である。負荷基準情報400は、ドライバの運転負荷(ワークロード)のレベルを負荷基準と共に定義した情報である。具体的には、負荷基準情報400は、負荷レベル401と、負荷判定基準402とが対応付けられたレコードを有している。
負荷レベル401は、運転負荷の度合い(レベル)を特定する情報である。例えば、負荷レベルには、0〜5の数字が格納され、運転負荷が最も高い負荷レベルが5、運転負荷が最も低い負荷レベルが0となっている。
負荷判定基準402は、負荷レベルの基準を示した情報である。例えば、レコード403は、完全停車時、すなわち、速度0km/h、ギアポジションがP(パーキング)、パーキングブレーキONという負荷基準を満たした場合の負荷レベルが0であることを示している。車両が完全に停車状態の場合、ドライバには運転負荷がかかっていないことを推定できるため、最も低い負荷レベルが対応付けられている。
また、レコード404は、一時停車時すなわち速度0km/hという負荷基準を満たした場合の負荷レベルが1であることを示している。かかる車両状態は、速度が0km/hであって、ギアポジションがパーキング(P)ではない場合またはパーキングブレーキがONではない場合が該当する。信号待ちなどで車両が一時停車している状態であることを推定できるため、負荷レベル0の次に負荷の高い負荷レベル1が対応付けられている。
また、レコード405は、前方車両と一定距離(例えば、50m)以上離れており、所定の道路地点から一定距離(例えば、100m)以上離れ、速度が30km/h〜60km/hという負荷基準を満たした場合の負荷レベルが2であることを示している。停車状態ではないものの、一般道路を安定走行している状態であることを推定できるため、負荷レベル1の次に負荷の高い負荷レベル2が対応付けられている。
なお、所定の道路地点とは、運転負荷が高くなる地点すなわち交差点、合流地点、分岐点、スクールゾーン、砂利道、路面が凍結している地点などである。これらの地点を特定する情報は、例えば、地図情報に予め登録されていても良く、車載器200が接続可能なサーバ装置やビーコン受信装置211を介してVICS(Vehicle Information Communication System:登録商標)情報から取得しても良い。
また、レコード406は、前方車両と一定距離(例えば、50m)以上離れており、所定の道路地点から一定距離(例えば、100m)以上離れ、速度が30km/h未満という負荷基準を満たした場合の負荷レベルが3であることを示している。一般道路を安定走行しているものの、速度が低いことから、例えば、車両の走り出し、渋滞中、車両同士のすれ違い、障害物の回避、人や自転車の横を通過中、道幅の細い道路を走行中など、ドライバがある程度注意しながら運転していることが推定できる。そのため、このような場合には、負荷レベル2の次に負荷の高い負荷レベル3が対応付けられている。
また、レコード407は、前方車両と一定距離(例えば、50m)以上離れており、所定の道路地点から一定距離(例えば、100m)以上離れ、高速道路上を走行しており、速度が30km/h以上という負荷基準を満たした場合の負荷レベルが4であることを示している。高速道路上を安定走行中であることを推定できるため、負荷レベル3の次に負荷の高い負荷レベル4が対応付けられている。
また、レコード408は、負荷レベル0〜4の負荷基準のいずれにも該当しない(満たしていない)場合の負荷レベルが5であることを示している。何かしらの理由によりドライバに高い運転負荷がかかっていることを推定できるため、最も高い負荷レベル5が対応付けられている。
なお、負荷基準は、上記内容に限定されるものではなく、適宜設定されれば良い。また、対応付ける負荷レベルについても、負荷基準の内容に応じて適宜設定されれば良い。
図5は、HUD表示情報(経路案内中)500の一例を示した図である。図6は、HUD表示情報(経路案内を行っていない場合)600の一例を示した図である。なお、HUD表示情報(経路案内中)500は、経路案内中にコンバイナ103に表示される表示情報および表示形態を定義した情報である。また、図6は、HUD表示情報(経路案内を行っていない場合)600は、経路案内を行っていない場合にコンバイナ103に表示される表示情報および表示形態を定義した情報である。
これらのHUD表示情報500(HUD表示情報600)は、負荷レベル501(負荷レベル601)と、表示情報502(表示情報602)と、表示形態503(表示形態603)とが対応付けられたレコードを有している。
負荷レベル501(負荷レベル601)は、運転負荷の度合い(レベル)を特定する情報であって、前述の負荷基準情報400の負荷レベル401と共通している。表示情報502(表示情報602)は、コンバイナ103に映写される情報を特定する情報である。具体的には、表示情報502(表示情報602)には、右左折方向を示す矢印、白線、右左折地点までの距離、未読メール、不在着信通知、天気、ギアポジションおよび車速などがある。表示形態503(表示形態603)は、コンバイナ103に映写される情報の表示形態を特定する情報である。具体的には、表示形態503(表示形態603)には、画像、文字列、アイコン(大)、アイコン(小)などがある。
図2に戻って説明する。音声入出力装置204は、音声入力装置としてのマイクロフォン2041と、音声出力装置としてのスピーカ2042とを有する。マイクロフォン2041は、運転者や同乗者の発した声(ユーザ発話)など、車載器200の外部の音声を取得する。また、スピーカ2042は、演算処理装置201で生成されたドライバなどへの案内を音声として出力する。
入力装置205は、ユーザからの指示入力を受け付ける装置である。入力装置205は、タッチパネル2051と、ダイヤルスイッチ2052と、その他のハードスイッチであるスクロールキー、など(図示せず)で構成されている。入力装置205は、各キーや各スイッチの操作に応じた情報を演算処理装置201など他の装置に出力する。
ROM装置206は、CD-ROMやDVD-ROMなどのROM、IC(Integrated Circuit)カードなどの、少なくとも読み取りが可能な記憶媒体で構成されている。この記憶媒体には、例えば、動画データや、音声データなどが記憶されている。
車速センサ207は、車速を算出するのに用いる値を出力するセンサである。ジャイロセンサ208は、光ファイバジャイロや振動ジャイロなどで構成され、移動体の回転による角速度を検出するセンサである。GPS受信装置209は、GPS衛星からの信号を受信し移動体とGPS衛星間の距離と距離の変化率とを3個以上の衛星に対して測定することで移動体の現在地、進行速度および進行方位を測定するものである。これらの各装置は、車載器200が搭載された車両の現在地を検出するために演算処理装置で用いられる。
FM多重放送受信装置210は、FM放送局から送られてくるFM多重放送信号を受信する。FM多重放送には、VICS情報の概略現況交通情報、規制情報、SA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)情報、駐車場情報、天気情報およびFM多重一般情報としてラジオ局が提供する文字情報などが含まれている。
ビーコン受信装置211は、VICS情報などの概略現況交通情報、規制情報、SA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)情報、駐車場情報、天気情報および緊急警報などを受信する。ビーコン受信装置211には、例えば、光により通信する光ビーコン、電波により通信する電波ビーコンなどがある。
通信装置212は、外部装置(例えば、HUD装置100ならびに所定のサーバ装置および携帯端末装置)との間で、有線または無線により、相互に情報通信を行う通信モジュールである。例えば、通信装置212は、スマートフォンや携帯電話などの携帯端末装置との間でBluetooth(登録商標)などの所定規格により通信可能に接続される。
車載カメラ213は、例えば、CCD(Charge−Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子が用いられ、所定方向(例えば、車両前方方向)が撮影できる所定位置(例えば、車両正面側)に設置されている。
以上、車載器200のハードウェア構成について説明した。
次に、HUD装置100のハードウェア構成について説明する。図3は、HUD装置100のハードウェア構成の一例を示した図である。HUD装置100は、前述のHUD装置本体102と前述のコンバイナ103とを有し、HUD装置本体102は、演算装置111と、通信装置112と、外部記憶装置113と、入力装置114と、前述のプロジェクタ装置101と、各々の装置を相互に接続するバス115とを有している。
演算装置111は、数値演算及び各デバイスを制御するなど様々な処理を実行するCPU1011と、外部記憶装置113または後述のROM1013から読み出した地図情報や演算データなどを格納するRAM1012と、CPU1011が実現するブートプログラムやCPU1011が実行するプログラムなどを格納するROM1013とを有している。
通信装置112は、外部装置(例えば、車載器200)との間で、有線または無線により、相互に情報通信を行う通信モジュールである。
外部記憶装置113は、例えば、ハードディスク装置やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
入力装置114は、コンバイナ103の表示濃度、輝度、照度およびコントラスト比など所定の設定項目についてユーザから指示入力を受け付ける装置である。入力装置114は、例えば、入力を受け付けるためのタッチパネルやハードスイッチを有している。
プロジェクタ装置101は、スクリーンとなるコンバイナ103に対して、車載器200から取得した表示情報を映写する装置である。
コンバイナ103は、プロジェクタ装置101から投影された映像を反射させて映し出すスクリーンであって、表面に凹面構造を有する半透明のハーフミラーである。
以上、HUD装置100のハードウェア構成について説明した。
次に、HUD装置100および車載器200の機能構成を示す機能ブロックについて説明する。図7は、車載器200の機能ブロックの一例を示した図である。車載器200は、全体制御部251と、入力受付部252と、出力処理部253と、記憶部254と、経路探索部255と、負荷特定部256と、HUD表示制御部257と、通信部258とを有している。
全体制御部251は、車載器200の様々な処理を行う中心的な機能部である。具体的には、全体制御部251は、他の機能部、車載器200に搭載された各種装置、センサおよび外部装置から種々の情報や指示を受け付け、これらの情報および指示を、その種類または処理の内容に応じて、所定のセンサ、装置および機能部に出力する。
入力受付部252は、車載器200が備える入力装置205を介して、ユーザからの指示や情報の入力を受け付ける機能部である。具体的には、入力受付部252は、入力装置205を介して、出発地および目的地の設定や推奨経路の探索指示などをユーザから受け付ける。
出力処理部253は、車載器200が備えるディスプレイ202に表示させる表示情報を生成する機能部である。例えば、出力処理部253は、現在地を示すカーマーク、交通情報、推奨経路などを地図上に重ねた画面情報を生成し、ディスプレイに出力する。
記憶部254は、所定情報を格納する機能部である。具体的には、記憶部254は、負荷基準情報400およびHUD表示情報500(HUD表示情報600)など所定情報を格納する。
経路探索部255は、推奨経路を探索する機能部である。具体的には、経路探索部255は、車速センサ207、ジャイロセンサ208およびGPS受信装置209から出力された情報を用いて、車両の現在地を特定する。また、経路探索部255は、入力受付部252を介して、ユーザが入力した出発地および目的地を特定する情報を取得する。また、経路探索部255は、例えば、ダイクストラ法など所定の方法を用いて、出発地および目的地を結ぶ推奨経路を算出する。
負荷特定部256は、運転負荷のレベルを特定する機能部である。具体的には、負荷特定部256は、通信部258を介して車両状態を示す情報すなわち車速、ギアポジションを示す情報およびパーキングブレーキのON/OFFを示す情報を対応する各装置から取得する。また、負荷特定部256は、通信部258を介して、車載カメラ213で撮影された車両前方方向の映像を取得し、これを解析することにより、前方車両との距離を算出する。また、負荷特定部256は、記憶部254から地図情報を取得し、現在地と最も近い所定の道路地点との距離を算出する。また、負荷特定部256は、これらの情報と、負荷基準情報とを用いて、満たしている負荷基準および負荷レベルを特定する。
HUD表示制御部257は、HUD装置100のコンバイナ103に表示させる表示情報を生成する機能部である。具体的には、HUD表示制御部257は、右左折方向を示す矢印や白線、未読メール通知などを含む表示情報を負荷レベルに応じて生成し、HUD装置本体102に送信する。
通信部258は、外部装置(例えば、HUD装置100および所定のサーバ装置)との間で情報を送受信する機能部である。例えば、通信部258は、HUD表示制御部257からコンバイナ103に表示する表示情報を取得し、HUD装置本体102に送信する。また、通信部258は、Bluetoothなどの所定の通信規格により、携帯端末装置との間で情報通信を行う。具体的には、通信部258は、携帯端末装置との協働でハンズフリー通話機能をユーザに提供する。また、通信部258は、着信中であることを示す情報や未読メールがあることを示す情報および不在着信があったことを示す情報などを携帯端末装置から取得する。
以上、車載器200の機能ブロックの一例について説明した。
図8は、HUD装置100の機能構成の一例を示した機能ブロック図である。HUD装置100は、主制御部151と、入力部152と、表示部153と、通信部154とを有している。
主制御部151は、HUD装置100の様々な処理を行う中心的な機能部である。具体的には、主制御部151は、他の機能部や外部装置(例えば、車載器200)から種々の情報や指示を受け付け、これらの情報および指示を、その種類または処理の内容に応じて、所定の機能部や装置に出力する。
入力部152は、入力装置114を介して、ユーザからの指示や情報の入力を受け付ける機能部である。具体的には、入力部152は、入力装置114を介して、コンバイナ103の表示濃度、輝度、照度およびコントラスト比など所定の設定項目についてユーザからの指示入力を受け付ける。
表示部153は、所定の表示情報をコンバイナ103に表示させる機能部である。具体的には、表示部153は、プロジェクタ装置101を制御して、車載器200から取得した表示情報をコンバイナ103に映写する。
送受信部154は、外部装置(例えば、車載器200)との間で情報の送受信を行う機能部である。具体的には、送受信部154は、コンバイナ103に表示する表示情報を車載器200から取得する。
以上、HUD装置100の機能ブロックの一例について説明した。
なお、車載器200の全体制御部251、入力受付部252、出力処理部253、経路探索部255、負荷特定部256およびHUD表示制御部257と、HUD装置100の主制御部151、入力部152および表示部153とは、各々のCPU2021(CPU1011)に処理を行わせるプログラムによって実現される。このプログラムは各々、車載器200のROM2023または記憶装置203と、HUD装置100のROM1013または外部記憶装置113に格納されており、実行にあたってRAM2022(RAM1012)上にロードされ、CPU2021(CPU1011)により実行される。
また、各機能ブロックは、本実施形態において実現される車載器200およびHUD装置100の機能を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。したがって、各機能の分類の仕方やその名称によって、本発明が制限されることはない。また、車載器200およびHUD装置100の各構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、各機能部の全部または一部は、コンピュータに実装されるハードウェア(ASICといった集積回路など)により構築されてもよい。また、各機能部の処理が1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
なお、車載器200の記憶部254は、ROM2023または記憶装置203によって実現される。また、車載器200の通信部258は、通信装置212によって実現される。また、HUD装置100の送受信部154は、通信装置112によって実現される。
[動作の説明]
次に、車載器200で実行されるHUD表示情報特定処理について説明する。図9は、HUD表示情報特定処理の流れの一例を示したフロー図である。かかる処理は、例えば、車載器200の起動と共に開始され、所定の時間間隔(例えば、1秒毎)で繰り返し実行される。
次に、車載器200で実行されるHUD表示情報特定処理について説明する。図9は、HUD表示情報特定処理の流れの一例を示したフロー図である。かかる処理は、例えば、車載器200の起動と共に開始され、所定の時間間隔(例えば、1秒毎)で繰り返し実行される。
HUD表示情報特定処理が開始されると、負荷特定部256は、負荷基準の特定に用いる各種情報を取得する(ステップS001)。具体的には、負荷特定部256は、通信部258を介して、車速、ギアポジションを示す情報、パーキングブレーキのON/OFFを示す情報および車載カメラで撮影された映像を対応する各装置から取得する。また、負荷特定部256は、記憶部254から地図情報を取得する。また、負荷特定部256は、経路探索部255から現在地を特定する位置情報を取得する。
次に、負荷特定部256は、取得した情報を用いて、ドライバの現在の運転負荷レベルを特定する(ステップS002)。具体的には、負荷特定部256は、車速、ギアポジション、パーキングブレーキの状態を特定する。また、負荷特定部256は、取得した映像を解析し、前方車両との距離を特定する。また、負荷特定部256は、現在地を特定する位置情報を用いて、現在地が一般道路上であるか、または、高速道路上であるかを特定する。また、負荷特定部256は、取得した地図情報を用いて、現在地と最も近い所定の道路地点との距離を特定する。また、負荷特定部256は、負荷基準情報400を用いて、特定したこれらの情報が満たしている負荷基準を特定する。また、負荷特定部256は、特定した負荷基準に対応付けられている負荷レベルを特定する。
次に、HUD表示制御部257は、負荷レベルに応じたHUD装置100の表示内容を特定する(ステップS003)。具体的には、HUD表示制御部257は、経路案内中であるか否かについて経路探索部255に問い合わせを行い、表示内容の特定にHUD表示情報500およびHUD表示情報600のどちらを用いるか決定する。また、HUD表示制御部257は、負荷特定部256により特定された負荷レベルが対応付けられた表示情報および表示形態を、HUD表示情報500(HUD表示情報600)から特定する。なお、経路案内中である場合、HUD表示制御部257は、経路案内中のHUD表示情報500(図5)を用い、経路案内を行っていない場合には、HUD表示情報600(図6)を用いてHUD装置100の表示内容を特定する。
次に、HUD表示制御部257は、コンバイナ103に表示する表示情報を生成する(ステップS004)。具体的には、HUD表示制御部257は、特定した表示情報および表示形態に基づいて表示情報を生成する。また、HUD表示制御部257は、生成した表示情報をHUD装置本体102に送信し(ステップS005)、本フローの処理を終了する。
図10は、経路案内中にコンバイナ103に表示される表示情報の一例を示した図である。図10(a)は、負荷レベル0の場合に表示される表示情報の一例である。負荷レベル0では、ドライバに運転負荷がないため、所定の情報(本例では、右左折方向を示す矢印と白線、右左折地点までの距離、未読メール通知、不在着信通知および天気)が全て表示される。
図10(b)は、負荷レベル1、2の場合に表示される表示情報の一例である。負荷レベル1または負荷レベル2は、負荷レベル0よりもドライバの運転負荷が高い状態であるため、運転にあたって比較的優先度の低い天気情報は表示されない。また、未読メール通知および不在着信通知については、文字列表示ではなく、直観的に分かり易いアイコンにより表示される。
図10(c)は、負荷レベル3の場合に表示される表示情報の一例である。負荷レベル3は、負荷レベル2よりもドライバの運転負荷が高い状態であるため、未読メール通知および不在着信通知が小さいアイコンによって表示される。
図10(d)は、負荷レベル4の場合に表示される表示情報の一例である。負荷レベル4は、負荷レベル3よりもさらにドライバの運転負荷が高い状態であるため、運転にあたって比較的優先度の低い未読メール通知および不在着信通知は表示されない。なお、負荷レベル5は、運転負荷が最も高く、運転に集中できるようにするため、コンバイナ103には所定情報が一切表示されない。
図11は、経路案内を行っていない場合にコンバイナ103に表示される表示情報の一例を示した図である。図11(a)は、負荷レベル0の場合に表示される表示情報の一例である。負荷レベル0では、ドライバに運転負荷がないため、所定の情報(本例では、ギアポジション、未読メール通知、不在着信通知および天気)が全て表示される。
図11(b)は、負荷レベル1、2の場合に表示される表示情報の一例である。負荷レベル1または負荷レベル2は、負荷レベル0よりもドライバの運転負荷が高い状態であるため、比較的優先度の低い天気情報は表示されない。また、未読メール通知および不在着信通知については、文字列表示ではなく、直観的に分かり易いアイコンにより表示される。
図11(c)は、負荷レベル3の場合に表示される表示情報の一例である。負荷レベル3は、負荷レベル2よりもドライバの運転負荷が高い状態であるため、未読メール通知および不在着信通知が小さいアイコンによって表示される。
図11(d)は、負荷レベル4の場合に表示される表示情報の一例である。負荷レベル4は、負荷レベル3よりもさらにドライバの運転負荷が高い状態であるため、運転にあたって比較的優先度の低い未読メール通知および不在着信通知は表示されず、車速のみが表示される。なお、負荷レベル5は、運転負荷が最も高く、運転に集中できるようにするため、コンバイナ103には情報が一切表示されない。
以上のようなHUDシステム1000によれば、ドライバの運転負荷の状態に応じて、より適切な情報表示を行うことができる。特に、HUDシステム1000では、ドライバの運転負荷が高い場合、コンバイナ103に映写する表示情報の内容および表示形態を制限するため、ドライバが運転に集中し易い表示を行うことができる。
<第二実施形態>
第二実施形態に係るHUDシステム1000は、ドライバの運転負荷レベルに応じて、コンバイナ103の表示濃度を変化させる。なお、運転の負荷レベルの特定は、前述の第一実施形態と同様である。また、本実施形態に係るHUD装置100および車載器200の基本的な構成は、前述の第一実施形態と同様であるため、これらの説明は省略する。また、前述と同様の構成については、同一の符号を附して説明を省略する。
第二実施形態に係るHUDシステム1000は、ドライバの運転負荷レベルに応じて、コンバイナ103の表示濃度を変化させる。なお、運転の負荷レベルの特定は、前述の第一実施形態と同様である。また、本実施形態に係るHUD装置100および車載器200の基本的な構成は、前述の第一実施形態と同様であるため、これらの説明は省略する。また、前述と同様の構成については、同一の符号を附して説明を省略する。
図12は、第二実施形態に係るHUD表示情報700の一例を示した図である。本実施形態では、経路案内中であるか否かに関わらず、HUD表示情報700が用いられる。なお、前述の第一実施形態では、負荷レベルに応じてコンバイナ103の表示情報および表示形態を変化させたが、本実施形態では、負荷レベルに応じてコンバイナ103の表示濃度が変化し、表示情報の内容は変化しない。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、負荷レベルに応じて表示濃度および表示情報の内容の両方を変化させても良い。
HUD表示情報700は、負荷レベル701と表示濃度702とが対応付けられたレコードを有している。負荷レベル701は、前述と同様、運転負荷の度合い(レベル)を特定する情報であって、例えば、0〜5の数字が格納されている。表示濃度702は、コンバイナ103の表示濃度を示す情報である。具体的には、表示濃度は、最大濃度(視認性−最大)、濃度+10(視認性−大)、基準濃度(視認性−中)、濃度−5%(視認性−やや弱い)、濃度−10%(視認性−弱)および透過率最大(視認性なし)などがある。
図13は、本実施形態に係るHUD表示情報特定処理の一例を示したフロー図である。かかる処理は、例えば、車載器200の起動と共に開始され、所定の時間間隔(例えば、1秒毎)で繰り返し実行される。なお、ステップS013以外の処理は第一実施形態のHUD表示情報特定処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS013では、負荷レベルに応じたHUD装置100の表示濃度(透過率)を特定する。具体的には、HUD表示制御部257は、負荷特定部256によって特定された負荷レベルに対応する表示濃度をHUD表示情報700を用いて特定する。また、HUD表示制御部257は、特定した表示濃度でHUD装置100の表示情報を生成し(ステップS014)、これをHUD装置本体102に送信する。
以上のようなHUDシステム1000によれば、ドライバの運転負荷の状態に応じて、より適切な情報表示を行うことができる。特に、HUDシステム1000では、運転負荷の高低に応じてコンバイナ103の表示濃度を制御するため、ドライバが運転に集中し易い表示を行うことができる。
なお、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。第一実施形態および第二実施形態に係るHUDシステムの第一変形例では、ドライバモニタリングすなわちドライバの心拍数、視線および眼のまばたきの回数などを加味してドライバの運転負荷を特定する。ドライバモニタリングにあたり、車載器200は、ドライバの視線やまばたきの回数を計測する車内カメラを有し、例えば、ハンドルに搭載された心拍測定装置によって測定されたドライバの心拍数を通信部258を介して取得する。
また、負荷基準情報400には、ドライバの心拍数、視線および眼のまばたきの回数などが負荷基準として含まれており、負荷特定部256は、既述の負荷基準およびドライバモニタリングの負荷基準の両方を満たす負荷基準に対応付けられた負荷レベルを特定する。
このようなHUDシステム1000によれば、ドライバの運転負荷の状態に応じて、より適切な情報表示を行うことができる。特に、HUDシステム1000では、ドライバの運転負荷をドライバモニタリングによる結果を加味して特定する。すなわち、より直接的にドライバの運転負荷を特定できるため、より適確に表示情報を制限し、ドライバが運転に集中し易い表示を行うことができる。
また、車線数、道幅、勾配などの所定の道路状態を加味してドライバの運転負荷を特定しても良い。例えば、負荷基準情報400の負荷基準402に予め車線数、道幅および勾配などの道路状態に関する基準が定義されており、負荷特定部256は、通信部258を介して取得した地図情報から現在地の道路状態を特定する。また、負荷判定部256は、既述の負荷基準および道路状態に関する負荷基準の両方を満たす負荷基準に対応付けられた負荷レベルを特定する。
このようなHUDシステム1000によれば、ドライバの運転負荷の状態に応じて、より適切な情報表示を行うことができる。特に、HUDシステム1000では、車線数や道幅などを加味してドライバの運転負荷を特定する。そのため、より細やかにドライバの運転負荷の状態を見極めることができ、より適確に表示情報を制限することができる。
また、前述の第一実施形態および第二実施形態では、ハーフミラーの半透明なコンバイナ103を用いたが、例えば、液晶または有機EL(Electro−Luminescence)をコンバイナ103として用いても良い。
また、前述の第一実施形態および第二実施形態では、車載器200のHUD表示制御部257によってコンバイナ103に映写する表示情報が生成されたが、本発明は、これに限定されるものではなく、第二変形例では、各実施形態において車載器200で行ったHUD表示情報特定処理をHUD装置100が実行する。すなわち、HUD装置100のROM1013または外部記憶装置113が負荷基準情報400およびHUD表示情報500(HUD表示情報600)を有し、主制御部151は、送受信部154を介して車速などの車両状態を取得し、前方車両との距離および所定の道路地点からの距離などを算出する。また、主制御部151は、負荷基準情報400を用いて負荷レベルを特定し、特定した負荷レベルに応じた表示情報および表示形態のHUD表示情報を生成する。また、表示部153は、かかるHUD表示情報をコンバイナ103に映写する。
このようなHUDシステム1000によっても、ドライバの運転負荷の状態に応じて、より適切な情報表示を行うことができる。
また、コンバイナ103に表示される表示情報は、負荷レベルが変更された場合でも、所定の表示時間(例えば、3秒間)が経過するまでは切り替えずに表示させるようにしても良い。HUD装置100の送受信部154が車載器200から新たなHUD表示情報を取得した場合でも、表示部153は、かかる表示情報を直ちにコンバイナ103に表示させるのではなく、現在の表示情報の表示時間をカウントし、所定の表示時間が経過していない場合には、かかる時間の経過後に新たな表示情報をコンバイナ103に表示する。これにより、コンバイナ103の表示情報が短時間のうちに繰り返し変更され、運転の集中を阻害してしまうことを防止できる。
また、負荷レベルに応じてコンバイナ103の表示濃度を変更する場合、HUD装置100の表示部は、所定時間(例えば、3秒)をかけてゆっくりと濃度(透過率)を変更するようにしても良い。このように表示濃度を変更することで、ドライバの運転の集中を阻害してしまうことを防止できる。
また、本発明は、上記の実施形態や変形例などに限られるものではなく、これら以外にも様々な実施形態および変形例が含まれる。例えば、上記の実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態や変形例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部および処理手段などは、それらの一部または全部を、プロセッサが各々の機能を実現するプログラムにより実現しても良い。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルなどの情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などの記憶装置、または、ICカード、SD(Secure Digital)メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体に置くことができる。なお、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。
100・・・HUD装置、101・・・プロジェクタ装置、102・・・HUD装置本体、103・・・コンバイナ、200・・・車載器、
111・・・演算装置、112・・・通信装置、113・・・外部記憶装置、
114・・・入力装置、115・・・バス、1011・・・CPU(HUD装置)、
1012・・・RAM(HUD装置)、1013・・・ROM(HUD装置)、
201・・・演算処理装置、202・・・ディスプレイ、203・・・記憶装置、
204・・・音声入出力装置、205・・・入力装置、206・・・ROM装置、
207・・・車速センサ、208・・・ジャイロセンサ、209・・・GPS受信装置、
210・・・FM多重放送受信装置、211・・・ビーコン受信装置、
212・・・通信装置、213・・・車載カメラ、
2021・・・CPU(車載器)、2022・・・RAM(車載器)、
2023・・・ROM(車載器)、2024・・・I/F、2025・・・バス
111・・・演算装置、112・・・通信装置、113・・・外部記憶装置、
114・・・入力装置、115・・・バス、1011・・・CPU(HUD装置)、
1012・・・RAM(HUD装置)、1013・・・ROM(HUD装置)、
201・・・演算処理装置、202・・・ディスプレイ、203・・・記憶装置、
204・・・音声入出力装置、205・・・入力装置、206・・・ROM装置、
207・・・車速センサ、208・・・ジャイロセンサ、209・・・GPS受信装置、
210・・・FM多重放送受信装置、211・・・ビーコン受信装置、
212・・・通信装置、213・・・車載カメラ、
2021・・・CPU(車載器)、2022・・・RAM(車載器)、
2023・・・ROM(車載器)、2024・・・I/F、2025・・・バス
Claims (11)
- 車載器とHUD装置とを有するHUDシステムであって、
前記車載器は、
満たされた所定の負荷基準および当該負荷基準に対応する負荷レベルを特定する負荷特定部と、
前記負荷レベルに応じた表示情報および表示形態を特定し、該表示情報および表示形態のHUD表示情報を生成するHUD表示制御部と、を有し、
前記HUD装置は、
前記HUD表示情報を前記HUD装置が有するスクリーンに表示する表示部を有する
ことを特徴とするHUDシステム。 - 請求項1に記載のHUDシステムであって、
前記負荷特定部は、
車速を含む車両状態、前方車両との距離、所定の道路地点からの距離および走行中の道路種類に基づき、満たされた負荷基準を特定する
ことを特徴とするHUDシステム。 - 請求項1または2に記載のHUDシステムであって、
前記HUD表示制御部は、
前記負荷レベルが大きくなるに従って、前記表示情報の情報量を減らした前記HUD表示情報を生成する
ことを特徴とするHUDシステム。 - 請求項1または2に記載のHUDシステムであって、
前記HUD表示制御部は、
前記負荷レベルが大きくなるに従って、表示濃度を薄くした前記HUD表示情報を生成する
ことを特徴とするHUDシステム。 - 請求項2に記載のHUDシステムであって、
前記負荷特定部は、
さらに、ドライバモニタリングの結果、車線数および道幅の少なくとも一つを加えて、満たしている負荷基準を特定する
ことを特徴とするHUDシステム。 - 満たされた所定の負荷基準および当該負荷基準に対応する負荷レベルを特定し、
前記負荷レベルに応じた表示情報および表示形態を特定し、
前記表示情報および表示形態のHUD表示情報を生成する主制御部と、
前記HUD表示情報をスクリーンに表示する表示部と、を備える
ことを特徴とするHUD装置。 - 請求項6に記載のHUD装置であって、
前記主制御部は、
車速を含む車両状態、前方車両との距離、所定の道路地点からの距離および走行中の道路種類に基づき、満たされた負荷基準を特定する
ことを特徴とするHUD装置。 - 請求項6または7に記載のHUD装置であって、
前記主制御部は、
前記負荷レベルが大きくなるに従って、前記表示情報の情報量を減らした前記HUD表示情報を生成する
ことを特徴とするHUD装置。 - 請求項6または7に記載のHUD装置であって、
前記主制御部は、
前記負荷レベルが大きくなるに従って、表示濃度を薄くした前記HUD表示情報を生成する
ことを特徴とするHUD装置。 - 請求項7に記載のHUD装置であって、
前記主制御部は、
さらに、ドライバモニタリングの結果、車線数および道幅の少なくとも一つを加えて、満たされた負荷基準を特定する
ことを特徴とするHUD装置。 - 車載器とHUD装置とを有するHUDシステムのHUD表示情報生成方法であって、
前記車載器は、
満たされた所定の負荷基準および当該負荷基準に対応する負荷レベルを特定するステップと、
前記負荷レベルに応じた表示情報および表示形態を特定し、該表示情報および表示形態のHUD表示情報を生成するステップとを行い、
前記HUD装置は、
前記HUD表示情報を前記HUD装置が有するスクリーンに表示するステップを行う
ことを特徴とするHUD表示情報生成方法。
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JP2015179229A JP2017052460A (ja) | 2015-09-11 | 2015-09-11 | Hudシステム、hud装置およびhud表示情報生成方法 |
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Publications (1)
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ID=58320147
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019096106A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | マツダ株式会社 | 運転支援装置 |
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-
2015
- 2015-09-11 JP JP2015179229A patent/JP2017052460A/ja active Pending
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