JP6251896B2 - オイルレベルゲージ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、原動機や自動変速機のケーシング内の潤滑油の油量を測定する、オイルレベルゲージのハンドル部の位置決め、及び防振構造に関する。
一般に、原動機(エンジン)や駆動装置のケーシング内の底部のオイル溜め部(以下、単に「オイル溜め部」とも称する)には、潤滑油が貯留される。潤滑油は、原動機や自動変速機を構成する動力伝達部品(例えばピストン、歯車、金属ベルト)や、摺動部(例えば滑り軸受け、ベアリング)等に供給され、部品間の潤滑をおこなう。
また、駆動装置、一例として自動変速機においては、潤滑油に油圧ポンプにより圧力が付与され、自動変速機を搭載する車両の、前進後退の切替や変速を行うための作動油としても使用される。
原動機や自動変速機のオイル溜め部に貯留される潤滑油が、必要量より過多の場合、潤滑油に浸っている部品の回転による撹拌抵抗が大となって、エネルギー損失が大きくなり、燃費が低下する要因となる。また、急減速時や急旋回時には、慣性や遠心力により潤滑油が車両前方や旋回外側方向に偏って、潤滑油の注入口等の大気解放部から漏れてしまう場合もある。
また、自動変速機の溜め部に貯留される潤滑油(作動油)が、必要量より過少の場合、油圧ポンプが空気を吸う「エア吸い」という現象が発生して、変速ショックが生じたり異音が発生してしまう。さらには、潤滑油が不足して潤滑不良となり、動力伝達部品や摺動部に摩耗や焼付きが生じて、自動変速機の耐久性を低下させる。
原動機や自動変速機のオイル溜め部に貯留される潤滑油(作動油)の量(以下、単に「油量」とも称する)が適正範囲にあるかを確認するため、原動機や自動変速機はオイルレベルゲージを具備する。
一般にオイルレベルゲージは、概ねハンドル部、上蓋部、シール部、ゲージ部で構成される。ゲージ部には、自動変速機の外部から抜き差しするためのハンドル部が固定される。また、ゲージ部と、ハンドル部と、の間には上蓋部及びシール部が配設され、異物が外部から原動機や自動変速機内に入ったり、潤滑油の飛沫等が原動機や自動変速機から漏出することを防止している。尚、一般に上蓋部と、シール部と、は弾性材料、一例としてゴム材で、一体に成形される。
原動機や自動変速機のケーシングに配設されてケーシングの外部から内部へ連通する穴と、上記ケーシングの穴に一端を挿入して略鉛直方向に固定されるガイドパイプにより、オイルレベルゲージは、原動機や自動変速機の外部上方からケーシング内の底部のオイル溜め部に案内される。また、ガイドパイプは、原動機や自動変速機の内部に潤滑油を注入する際の注ぎ口を兼ねる。
即ち、ガイドパイプの鉛直方向下端は、オイルレベルゲージを原動機や自動変速機のケーシング内へ案内する。また、ガイドパイプの鉛直方向上端の開口部は、オイルレベルゲージに配設されたシール部が嵌入されて、異物の侵入や潤滑油の漏出を防止するとともに、オイルレベルゲージを脱落不能に保持する。
上述したように、一般にオイルレベルゲージは、オイルレベルゲージを構成するゲージ部はガイドパイプに案内されて、原動機や自動変速機のケーシングの外部から、底部のオイル溜め部へ向けて挿入される。また、シール部はガイドパイプの鉛直方向上端の開口部に嵌入される。また、上蓋部と、ハンドル部と、はケーシングの外に露出した状態で車両に搭載される。
ガイドパイプを支持して、原動機や自動変速機のケーシングに固定するためのブラケットに、他部品を支持するクランプ部が形成され、例えばワイヤーハーネスをエンジンルーム内に配設する場合の中間クランプ座として使用されることは、一般的に行われている。
上記オイルレベルゲージのハンドル部を、他の機器等との干渉を回避するためや、オイルレベルゲージの組付け性、及び/又は視認性を満足させるために屈曲させた場合、オイルレベルゲージを所定の向き以外の向きに組付けてしまうと、上記ハンドル部が他の機器等と干渉してしまい、干渉箇所から異音が発生したり、上記ハンドル部や相手部品を傷付けてしまうという問題がある。
例えば特許文献1は、ガイドパイプの上端開口部に弾性的に嵌合するオイルレベルゲージのシール部材に切欠きを形成し、ガイドパイプの上端に配設された回転位置規制部材27に、上記シール部材の切欠き23cを係合させて、オイルレベルゲージの回転方向の姿勢を規制している。
しかしながら、上記回転位置規制部材27(特許文献1の図5〜図6参照)は板状部材であり、オイルレベルゲージを誤った方向で繰り返し組付けようとすると、弾性シール部材23を傷付け、シール性が低下したり、部品の寿命が短くなってしまうという問題が残る。また、板状部材であるため、特にエンジンルーム内の狭小な暗部では視認性が低い。
また、エンジンや駆動装置が発生する振動が、ガイドパイプ、及びブラケットを介してクランプ部に固定される他部品に伝達すると、故障の原因となる。例えばワイヤーハーネスをクランプ部に固定した場合、上記の振動によりハーネスが断線したり、ワイヤーハーネスの被覆が損傷してショートしてしまうという問題がある。
特許第4078255号公報
以上の事情に鑑みて本発明は創作されたものであり、本発明は、原動機や駆動装置のオイルレベルゲージのハンドル部を傷付けることなく回転方向の姿勢を規制しながら、エンジンや駆動系ユニットが発生する振動が、クランプ部に固定された部品に伝達して、上記部品が故障等することを防止可能な、オイルレベルゲージ構造の提供を目的とする。
上述した課題を解決すべく提供される本発明のオイルレベルゲージ構造は、
原動機や駆動装置の内部の潤滑油量を計測するオイルレベルゲージ構造において、
前記オイルレベルゲージを案内するガイドパイプを支持するブラケットに、他部品を支持するクランプ部が前記ガイドパイプから片持ち状態で突出して形成され、
前記ブラケットの前記クランプ部の端部に係止部が形成され、
前記係止部は、前記オイルレベルゲージのシール部に形成された被係止部に、少なくとも走行時に係止される。
尚、前記クランプ部の端部に形成される係止部の上端面から、前記ガイドパイプの上端開口部までの、前記ガイドパイプの軸線方向の距離は、上記被係止部の下端面から、シール部軸線方向最下部のシール部分までの長さ寸法よりも、大きく設定されることが望ましい。
本発明によれば、上記クランプ部の端部に形成された係止部と、上記オイルレベルゲージのシール部上部の上蓋部に形成された被係止部と、により上記オイルレベルゲージの組付け時の回転方向の向きが規制される。このため、上記オイルレベルゲージのハンドル部が所定の方向に配設され、他の機器等との干渉を確実に防止し得る。
また、上記オイルレベルゲージのシール部と、上記被係止部と、を一体に成形することにより、上記シール部の重量が増大する。これにより、上記シール部にダイナミックダンパーとしての効果が生じ、上記クランプ部に固定される他部品に伝達する振動エネルギーを減衰させることが可能となる。
また、組付け時の組付け方向や走行時等の振動により、上記クランプ部の端部に形成された係止部の側面と、上記オイルレベルゲージのシール部に形成された被係止部とが接した場合には、弾性材料からなる上記被係止部によって振動が吸収され、上記ガイドパイプ、及び上記ブラケットを介して上記クランプ部に固定された他部品に伝達される振動を吸収して低減し、上記他部品の故障や破損を防止できる。
本発明のオイルレベルゲージ構造の一実施形態に係る、オイルレベルゲージの外観を示す略図であり、(a)は側面視であり、(b)は(a)に示す矢印Aの方向から見た上面視である。 本発明のオイルレベルゲージ構造の一実施形態に係る、要部を示す略図である。 本発明のオイルレベルゲージ構造の一実施形態に係る、ガイドパイプを示す略図である。 本発明のオイルレベルゲージ構造の一実施形態に係る、ガイドパイプを別方向から見た略図である。
以下、本発明の一実施形態に係るオイルレベルゲージ構造10について、自動変速機を例にして図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明のオイルレベルゲージ構造の一実施形態に係る、オイルレベルゲージ20の外観を示す略図である図1(a)に示すように、オイルレベルゲージ20は概ね、ハンドル部20a、上蓋を兼ねる被係止部(以下、単に「被係止部」とも称する)20b、シール部20c、ゲージ部20dで構成される。
また、上記オイルレベルゲージ20を、図1(a)に示す矢印Aの方向から見た略図である図1(b)、及び本発明のオイルレベルゲージ構造の一実施形態に係る、要部を示す略図である図2に示すように、上記オイルレベルゲージ20のハンドル部20aは、屈曲している。
図2において、上記ブラケット2には、上記ガイドパイプ15をケーシング6に固定するための図示しない穴(図3に9として示す)が配設される。上記ガイドパイプ15は、締結手段、例えば図2に示すボルト1により、上記ブラケット2を介して、ケーシング6に固定される。
また、本発明のオイルレベルゲージ構造の一実施形態に係る、ガイドパイプを示す略図である図3に示すように、図示しない上記オイルレベルゲージ(図1に20として示す)を案内するガイドパイプ15を支持するブラケット2に、他部品を支持するクランプ部3が、上記ガイドパイプ15から片持ち状態で突出して形成される。
尚、図3において上記ブラケット2に固定された板金部材40は、上記クランプ部3に固定される図示しない他部品と、上記ガイドパイプ15と、が接触することを防止するためのものである。上記ガイドパイプ15から他部品へ、自動変速機の熱が伝達しないよう、上記板金部材40と、上記ガイドパイプ15と、は直接固定されず、間に空隙を有する。
図3に示すように、上記ブラケット2の上記クランプ部3には、図示しない他部品(図2に11として示す)をクランプして固定する図示しないクランプ部材(図2の領域7内に示す)と穴3aが配設される。
例えば、図2において他部品、例えばワイヤーハーネス11を、上記クランプ部材7に支持させる場合、まず。図示しない穴(図3に3aとして示す)に、上記クランプ部材7を嵌合(スナップ留め等)で固定する。
次に、上記クランプ部材7が具備するベルト部7aを、上記ワイヤーハーネス11に巻き付けて固定することで、上記ワイヤーハーネス11は上記クランプ部材7に固定されて、支持される。
また、図3、及び本発明のオイルレベルゲージ構造10の一実施形態に係る、ガイドパイプ15を別方向から見た略図である図4に示すように、上記ブラケット2のクランプ部3の上端部には、係止部22が形成される。
図4に示す上記ブラケット2のクランプ部3の上端部には、係止部22が形成される。上記係止部22の肩部には、板金の曲げ加工によりR形状が形成される。また、図1に示す上記オイルレベルゲージ20のシール部20cには、被係止部20bが一体に形成される。
上記オイルレベルゲージ20を、上記ガイドパイプ15に挿入して組付ける工程を図1〜図2、及び図4を参照しながら説明する。図1に示す上記オイルレベルゲージ20を、図4の上記ガイドパイプ15の上端開口部15aから挿入する。
このとき、図1(b)に示す上記オイルレベルゲージ20のシール部20cに一体に形成された上記被係止部20bと、図4に示す上記係止部22と、の回転方向の向きが略一致していれば、図2に示すように、上記オイルレベルゲージ20の上記ハンドル部20aは所定の方向に配設され、他の機器等との干渉を確実に防止し得る。
また、上記において、上記オイルレベルゲージ20を上記ガイドパイプ15に組付ける際、上記オイルレベルゲージ20を所定の方向以外に向けて挿入しようとした場合、図4の上記係止部22の上端面23に、図1の上記シール部20cに形成された上記上蓋を兼ねる被係止部20bが接触して、組付け不能となることで、挿入方向の誤りを気付かせることができる。
このとき、図4に示すように上記係止部22の上端面23の肩部には板金の曲げ加工によりR形状が形成されているため、図1の上記シール部20cや上記被係止部20bを傷付けることはなく、シール性を維持することが可能であり、部品の寿命が短くなることを防止できる。
また、上記係止部22の上端面23は、エンジンルーム上方から見た場合に、係止部が曲げ加工のない板金部材である場合等と比して、厚さ方向の寸法が大きい。これにより、上記オイルレベルゲージ20を上記ガイドパイプ15に組付ける際、上記係止部22の視認性を向上できる。
尚、図4において、上記クランプ部3の端部に形成される上記係止部22の上端面23から、上記ガイドパイプ15の上端開口部15aまでの、上記ガイドパイプの軸線方向の寸法H2は、図1(a)における上記オイルレベルゲージ20の、上蓋を兼ねる被係止部20bの下端面から、上記シール部20cの軸線方向最下部のシール部分までの長さ寸法H1よりも、大きく設定されることが望ましい。
上記によれば、上記オイルレベルゲージ20を所定の方向以外に向けて、図4に示す上記ガイドパイプ15の上端開口部15aへ挿入し、上記係止部22の上端面23に、上記シール部20cに形成された上記被係止部20bが接触して、組付け不能となった時点では、上記シール部20cが上記ガイドパイプ15の上端開口部15aに挿入されていない。
上記において、仮に、組付け不能となった時点で、上記シール部20cが上記ガイドパイプ15の上端開口部15aに挿入されていると、上記シール部20cと、上記ガイドパイプ15の内面との摩擦により押込み感が生じて、正常に組付けたものと感じてしまい、上記オイルレベルゲージ20の挿入方向の誤りを気付かせることが困難となる。
しかし、上述した寸法関係に予め設定しておくことで、上記シール部20cと、上記ガイドパイプ15の内面との摩擦が生じることはなく、確実に挿入方向の誤りを気付かせることを実現し得る。
上述した実施形態によれば、上記クランプ部3の端部に形成された係止部22と、上記オイルレベルゲージ20のシール部20cの上部の上蓋部に形成された被係止部20bと、により上記オイルレベルゲージ20の組付け時の回転方向の向きを規制することが可能となる。これにより、上記オイルレベルゲージ20のハンドル部20aが所定の方向に配設され、他の機器等と干渉を確実に防止し得る。
また、図1に示すように、上記オイルレベルゲージ20の、上蓋を兼ねるシール部20cと、上記被係止部20bと、を一体に成形することにより、上記シール部20cの重量が増大する。これにより、上記シール部20cにダイナミックダンパーとしての効果が生じる。
詳述すると、図2に示すように、上記ブラケット2に、他部品を支持する図示しないクランプ部(図3に3として示す)が、上記ガイドパイプ15から片持ち状態で突出して形成される。上記クランプ部3には他部品、一例として図2においてはワイヤーハーネス11が、上述した方法によりクランプ部材7を用いて固定される。
図示しないエンジンや駆動系ユニットが発生する振動は、図2に示す上記ガイドパイプ15、締結金具1、及び上記ブラケット2を介して、図示しない上記クランプ部(図3に3として示す)に固定された他部品に伝達される。
仮に、図1に示す上記シール部20cに、上記被係止部20bが一体に成形されない場合、上記シール部20cは軽量であり、また、図3に示す上記ブラケット2は上記ガイドパイプ15に片持ちで突出して形成されているため、上記クランプ部3に固定される他部品は、上記ガイドパイプ15とともに振動するのみである。
本発明においては、図1に示すように上記シール部20cに上記被係止部20bが一体に成形され、上記シール部20cのみの場合と比して重量が大きい。これにより、上記シール部20cにダイナミックダンパーとしての効果が生じ、図示しないエンジンや駆動装置が発生して、上記ガイドパイプ15、締結金具1、及び上記ブラケット2を介して、上記クランプ部3に固定されたワイヤーハーネス11に伝達される振動エネルギーを、減衰させることが可能となる。
上記により、上記クランプ部3に固定される他部品の故障や損傷を防止できる。例えば図2において、上記ワイヤーハーネス11を図示しないクランプ部(図3に3として示す)に固定した場合、上記の振動によりワイヤーハーネス11が断線したり、ハーネスの被覆が損傷してショートしまうこと等を防止できる。
また、上記オイルレベルゲージ20の組付け時の組付け方向や走行時等の振動により、図3の上記クランプ部3の端部に形成された係止部22の側面24と、図1の上記オイルレベルゲージ20のシール部20cに形成された被係止部20bとが接した場合には、弾性材料からなる上記被係止部20bによって、図示しないエンジンや駆動系ユニットからの振動が吸収され、上記ガイドパイプ15、締結金具1、及び上記ブラケット2を介して上記クランプ部3に固定される他部品に伝達する振動を吸収して低減し、上記他部品の故障や破損を防止できる。
詳述すると、図2に示すように、上記オイルレベルゲージ20を上記ガイドパイプ15に挿入し固定するとき、上記オイルレベルゲージ20のシール部20cに形成された被係止部20bと、図示しない上記クランプ部(図3に3として示す)の端部に形成された係止部22と、が互いに嵌入される。
このとき、上記オイルレベルゲージ20の図示しないシール部(図1に20cとして示す)と一体に形成された被係止部20bと、図示しない上記係止部22の側面(図4に24として示す)と、が接した状態で上記オイルレベルゲージ20が上記ガイドパイプ15に固定された場合、上記ガイドパイプ15に片持ちで突出して形成された上記ブラケット2の、上部に成形された上記係止部22は、上記オイルレベルゲージ20の図示しないシール部(図1に20cとして示す)と一体に形成された被係止部20bにより係止される。
上記により、図2において他部品、一例として上記ワイヤーハーネス11が固定された上記ブラケット2は、下部を締結金具1によりケーシング6に固定されるとともに、上部を弾性材料からなる上記被係止部20bにより、弾性的に係止される。
図示しないエンジンや駆動系ユニットからの振動が、弾性材料からなる上記被係止部20bにより吸収されて、他部品、一例として上記ワイヤーハーネス11に伝達される振動が低減され、ワイヤーハーネス11が断線したり、ハーネスの被覆が損傷してショートしまうこと等を防止する効果が増大される。
また、上述したように図2において、上記オイルレベルゲージ20を上記ガイドパイプ15に挿入し固定するとき、上記オイルレベルゲージ20の図示しないシール部(図1に20cとして示す)と一体に形成された被係止部20bと、上記係止部22の側面24と、が接触しない状態で上記オイルレベルゲージ20が上記ガイドパイプ15に固定された場合も、振動を吸収する効果が期待できる。
即ち、図2において、図示しない車両の走行による振動や、エンジンや駆動系ユニットからの振動により上記係止部22が振動させられ、上記係止部22の図示しない側面(図4に24として示す)と、上記被係止部20bと、が接触する。
上記で上記係止部22の側面24と、上記被係止部20bと、が接触したとき、上記係止部22の振動は、弾性材料からなる上記被係止部20bにより吸収される。
上記により、図示しない車両の走行による振動や、図示しないエンジンや駆動系ユニットからの振動が、弾性材料からなる上記被係止部20bにより吸収されて、他部品が故障や破損してしまうことを防止し得る。
尚、図1(b)に示す上記被係止部20bの凹部の幅寸法W1と、図4に示す上記係止部22の凸部の幅寸法W2と、の関係を、W1<W2となるように設定しても良い。
上記によれば、上記被係止部20bの凹形状と、上記係止部22の凸形状と、の間に締め代を生じさせて、上記ブラケット2の上部を弾性材料からなる上記被係止部20bにより、弾性的に係止させることが可能となる。
上記により、図示しないエンジンや駆動系ユニットからの振動が、弾性材料からなる上記被係止部20bでより多く吸収されて、他部品、一例として上記ワイヤーハーネス11に伝達される振動が低減され、ワイヤーハーネス11が断線したり、ハーネスの被覆が損傷してショートしまうことをより確実に防止し得る。
尚、凹形状と凸形状の幅寸法を上記の寸法関係とすると、上記オイルレベルゲージ20を上記ガイドパイプ15に挿入し固定するとき、図1に示す上記被係止部20bの凹形状を、上記係止部22の凸形状に押込むために必要な力が増大するが、図4に示す上記係止部22の上端23を、平面ではなく、上方に凸の半円形状に加工すること等により、押込むために必要な力を容易に低減させることができる。
尚、上記では上記クランプ部3の端部に形成された係止部22を凸形状とし、上記オイルレベルゲージ20のシール部20cの上部の上蓋部に形成された被係止部20bを凹形状として説明してきたが、上記以外の実施形態でも良い。
詳述すると、係止部と、被係止部と、の一方が凸形状を有し、他方が凹形状を有し、上記凸形状と、上記凹形状と、は互いに嵌入可能であり、上記凸形状及び/又は上記凹形状の少なくとも一方に、嵌入時に相手部品を損傷させることを防止するためのR形状が形成されていれば良く、上記で説明した形状に限定されない。
以上、本発明のオイルレベルゲージ構造についての実施形態およびその概念について説明してきたが本発明はこれに限定されるものではなく特許請求の範囲および明細書等に記載の精神や教示を逸脱しない範囲で他の変形例、改良例が得られることが当業者は理解できるであろう。
1 締結金具
2 ブラケット
3 クランプ部
6 ケーシング
7 クランプ部材
7a クランプ部材のベルト部
9 ガイドパイプ固定用穴
10 オイルレベルゲージ構造
11 ワイヤーハーネス
15 ガイドパイプ
15a ガイドパイプの上端開口部
20 オイルレベルゲージ
20a ハンドル部
20b 上蓋を兼ねる被係止部
20c シール部
20d ゲージ部
22 係止部
23 係止部の上端面
24 係止部の側面
40 接触防止用の板金部材
50 自動変速機の本発明の要部
H1 被係止部の下端面から、シール部最下部のシール部分までの長さ寸法
H2 係止部の上端面から、ガイドパイプの上端開口部までのパイプ軸線方向の寸法
W1 被係止部の幅寸法
W2 係止部の幅寸法

Claims (1)

  1. 原動機や駆動装置の内部の潤滑油量を計測するオイルレベルゲージ構造において、
    前記オイルレベルゲージを案内するガイドパイプを支持するブラケットに、他部品を支持するクランプ部が前記ガイドパイプから片持ち状態で突出して形成され、
    前記ブラケットの前記クランプ部の端部に係止部が形成され、
    前記係止部は、前記オイルレベルゲージのシール部に形成された被係止部に、少なくとも走行時に係止される、
    ことを特徴とするオイルレベルゲージ構造。
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