JP6251657B2 - 切削工具 - Google Patents

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Description

本発明は、切削工具についての技術に関する。
従来から、切削インサートを備える正面フライスやバイト等の切削工具において、切削を行うチップ(インサート)の摩耗量を低減させるために、チップを回転可能に設ける技術が知られている(例えば、特許文献1,2)。
特開平7−328807号公報 特表2011−515231号公報
特許文献1に開示されたロータリーバイトは、工具本体の底面シート部に着座した円板状スローアウェイチップを有する。この円板状スローアウェイチップは、押圧部によって直接に押圧されているため、切削時において被削材から受ける切削抵抗の大きさによってはチップが回転しない場合があるという課題があった。また、特許文献2に開示されたフライス加工工具は、フライス加工ヘッドに対し締り嵌めによって解離可能に固定された支承ピンを有する。スローアウェイチップはこの支承ピンによって回転可能に配置されている。一般に、チップ(インサート)を用いて被削材を切削する場合、切削に伴う振動が発生する場合がある。特許文献2の技術では、支承ピンを用いてスローアウェイチップが直接にフライス加工ヘッドに固定されているため、発生した振動によって支承ピンが緩み、スローアウェイチップがフライス加工ヘッドから外れる場合が生じ得るという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[形態1]
切刃を形成する第1の主面と、前記第1の主面と対向する第2の主面と、前記第1の主面から前記第2の主面まで貫通するインサート貫通孔と、を有する円盤状の切削インサートが着脱可能に取り付けられた切削工具であって、
(i)前記第2の主面と向き合う配置端面と、前記配置端面から反対側の端面に向かって延びる軸挿入穴と、を有する配置部と、(ii)前記配置部とは異なる位置に配置された固定部と、を有する切削工具本体と、
前記インサート貫通孔、及び、前記軸挿入穴に着脱可能に挿通され、前記切削インサートを回転可能に支持する支持軸と、
前記支持軸に連結され、前記支持軸とは異なる方向に沿って延びる連結部材と、
前記連結部材を前記固定部に取り付ける第1の取付部材と、を備え、
前記第1の取付部材は、雄ねじであり、
前記切削工具は、さらに、前記第1の取付部材の締結方向とは反対方向の成分を含む第1の力を前記第1の取付部材に加えるための力発生機構を有し、
前記力発生機構は、前記連結部材を前記締結方向に撓ませることで前記第1の力を生じさせる支点部を有する、ことを特徴とする切削工具。
この形態の切削工具によれば、インサート貫通孔が支持軸に挿通されることで切削インサートが回転可能に支持されているため、切削時に切削インサートが回転しない可能性を低減できる。ここで、切削時には被削材を切削する切削インサートが振動の起点となる。発生した振動は、切削インサートを支持する支持軸及び支持軸に接触する他の部材に伝わる。この形態の切削工具によれば、支持軸が直接に切削工具本体の配置部に取り付けられておらず、連結部材及び第1の取付部材を用いて配置部とは異なる固定部に取り付けられている。すなわち、切削時に振動が生じる起点となる切削インサートから離れた固定部に対して第1の取付部材及び連結部材によって支持軸が間接的に取り付けられている。これにより、配置部及び支持軸に伝わる振動に比べ、固定部及び第1の取付部材に伝わる振動を小さくできるため、第1の取付部材が振動によって固定部から外れる可能性を低減できる。これにより、切削インサートが切削工具本体から外れる可能性を低減できる。またこの形態の切削工具によれば、力発生機構によって第1の力が第1の取付部材に加えられることで、第1の取付部材としての雄ねじが緩むことを抑制できる。またこの形態の切削工具によれば、支点部によって連結部材を撓ませることで、容易に第1の力を生じさせることができる。
(1)本発明の一形態によれば、切刃を形成する第1の主面と、前記第1の主面と対向する第2の主面と、前記第1の主面から前記第2の主面まで貫通するインサート貫通孔と、を有する円盤状の切削インサートが着脱可能に取り付けられた切削工具が提供される。この切削工具は、(i)前記第2の主面と向き合う配置端面と、前記配置端面から反対側の端面に向かって延びる軸挿入穴と、を有する配置部と、(ii)前記配置部とは異なる位置に配置された固定部と、を有する切削工具本体と、前記インサート貫通孔、及び、前記軸挿入穴に着脱可能に挿通され、前記切削インサートを回転可能に支持する支持軸と、前記支持軸に連結され、前記支持軸とは異なる方向に沿って延びる連結部材と、前記連結部材を前記固定部に取り付ける第1の取付部材と、を備える。
この形態の切削工具によれば、インサート貫通孔が支持軸に挿通されることで切削インサートが回転可能に支持されているため、切削時に切削インサートが回転しない可能性を低減できる。ここで、切削時には被削材を切削する切削インサートが振動の起点となる。発生した振動は、切削インサートを支持する支持軸及び支持軸に接触する他の部材に伝わる。この形態の切削工具によれば、支持軸が直接に切削工具本体の配置部に取り付けられておらず、連結部材及び第1の取付部材を用いて配置部とは異なる固定部に取り付けられている。すなわち、切削時に振動が生じる起点となる切削インサートから離れた固定部に対して第1の取付部材及び連結部材によって支持軸が間接的に取り付けられている。これにより、配置部及び支持軸に伝わる振動に比べ、固定部及び第1の取付部材に伝わる振動を小さくできるため、第1の取付部材が振動によって固定部から外れる可能性を低減できる。これにより、切削インサートが切削工具本体から外れる可能性を低減できる。
(2)上記形態の切削工具において、前記支持軸は円柱形状の部材であり、前記インサート貫通孔の直径A1と、前記支持軸の直径A2との関係は、0<(A1−A2)≦50μmを満たしても良い。
この形態の切削工具によれば、切削時において、支持軸の径方向に沿って切削インサートが過度に振動することを抑制できるため、振動によって切削インサートが破損する可能性を低減できる。
(3)上記形態の切削工具において、前記切削インサートの前記第2の主面が前記配置端面に接触した状態において、前記第1の主面と前記第2の主面とが対向する対向方向における前記切削インサートと前記連結部材との最短距離Bは、B≦0.5mmの関係を満たしても良い。
この形態の切削工具によれば、切削時において、対向方向に沿って切削インサートが過度に振動することを抑制できるため、振動によって切削インサートが破損する可能性を低減できる。
(4)上記形態の切削工具において、さらに、前記連結部材と前記支持軸とを連結する第2の取付部材を有していても良い。
この形態の切削工具によれば、連結部材と支持軸とが第2の取付部材によって連結されていることから、連結部材と支持軸とを容易に取り外すことができる。
(5)上記形態の切削工具において、前記第1の取付部材は、雄ねじであり、さらに、前記第1の取付部材の締結方向とは反対方向の成分を含む第1の力を前記第1の取付部材に加えるための力発生機構を有していても良い。
この形態の切削工具によれば、力発生機構によって第1の力が第1の取付部材に加えられることで、第1の取付部材としての雄ねじが緩むことを抑制できる。
(6)上記形態の切削工具において、前記力発生機構は、前記連結部材を前記締結方向に撓ませることで前記第1の力を生じさせる支点部を有していても良い。
この形態の切削工具によれば、支点部によって連結部材を撓ませることで、容易に第1の力を生じさせることができる。
(7)上記形態の切削工具において、前記支点部は、前記固定部の周縁に形成された段差によって形成されていても良い。
この形態の切削工具によれば、段差という簡単な構成によって支点部を形成できる。
(8)上記形態の切削工具において、前記固定部の上端面である固定部端面は、前記切削工具本体に形成された凹部の底面であり、前記支点部は、前記凹部の側面の上端によって形成されていても良い。
この形態の切削工具によれば、切削工具本体を用いて容易に支点部を形成できる。
(9)上記形態の切削工具において、前記連結部材は、前記第1の取付部材が前記固定部に挿入された状態で、前記第1の取付部材の軸が通過可能な開口部を有していても良い。
この形態の切削工具によれば、開口部を有することで第1の取付部材が固定部に挿入された状態で連結部材を第1の取付部材に対して着脱できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、切削工具の他に、切削工具の製造方法、切削インサートを着脱可能に取り付けるための切削工具セット、切削インサートを切削工具本体に取り付けるための取付ユニット等の態様で実現することができる。
本発明の実施形態としての切削工具の斜視図である。 切削工具の一部分解斜視図である。 取付ユニットの一部分の斜視図である。 図1のF1−F1断面図である。 切削工具が有する好ましい関係について説明するための図である。 切削インサートの耐久性についての実験結果である。 切削を行った後のサンプルNo.1の切削インサートの写真である。 切削を行った後のサンプルNo.8の切削インサートの写真である。 力発生機構について説明するための図である。 従来例に係る切削インサートの損傷状態を説明するための図である。 取付ユニットの他の実施形態を説明するための図である。 取付ユニットのさらに他の実施形態を説明するための第1の図である。 取付ユニットのさらに他の実施形態を説明するための第2の図である。 力発生機構の他の実施形態を説明するための図である。 力発生機構のさらに他の実施形態を説明するための図である。 力発生機構のさらに別の他の実施形態を説明するための図である。
A.実施形態:
図1は、本発明の実施形態としての切削工具11の斜視図である。図2は、切削工具11の一部分解斜視図である。図3は、取付ユニット30の一部分の斜視図である。図4は、図1のF1−F1断面図である。
切削工具11(図1)は、回転中心軸Ceに垂直な面(被削材の面)を切削するために用いられる正面フライスである。ここで、回転中心軸Ceに沿った方向のうち、切削インサート20が配置された一方側を先端側ASとし、他方側を基端側BSとする。図1に示すように、切削工具11は、切削工具本体100と、切削工具11の先端側ASに位置する複数の切削インサート20と、切削インサート20を切削工具本体100に着脱自在に取り付けるための複数の取付ユニット30と、を備える。本実施形態では、切削インサート20は4つ設けられ、取付ユニット30は切削インサートの個数に対応して4つ設けられている。
切削インサート20(図2)は円盤状の部材である。切削インサート20は、取付ユニット30によって切削工具本体100に着脱可能に取り付けられる。切削インサート20は、第1の主面21と、第2の主面22と、インサート貫通孔24とを有する。第1の主面21は、被削材を切削する切刃を形成する。具体的には、第1の主面21の外縁部分が切刃を形成する。第2の主面22は、第1の主面21と対向する。第2の主面22は、切削インサートのうち反対側の主面を形成する。第2の主面22は、インサート配置部40(詳細には、後述するインサート配置部40の配置端面42)と向かい合う。インサート貫通孔24は、第1の主面21から第2の主面まで貫通する。インサート貫通孔24の横断面の外形形状は、円形である。
切削インサート20は、超硬合金、サーメット、セラミック等の硬質材料によって形成されている。本実施形態では、切削インサート20の材質は、主にセラミックを用いている。すなわち、切削インサート20は、セラミックを主成分(混合物において全体の50重量%以上の含有率を占める材料成分)とする材料を用いて形成されている。
切削工具本体100(図1)は、略円筒状のカッターボディである。切削工具本体100は、自身の先端側端面121から基端側端面120まで貫通する開口部110と、先端側ASに位置する複数のインサート配置部40と、インサート配置部40とは異なる位置に配置された固定部50と、基端側端面120に形成されたキー溝125と、を備える。
開口部110は、円柱形状である。開口部110とキー溝125とは、切削工具本体100を保持するためのホルダ(正面フライスアーバ)を切削工具11に係合させるために用いられる。ホルダに切削工具本体100を取り付ける際には、ホルダの一部を開口部110の少なくとも基端側BSに挿入すると共に、キー溝125をホルダに係合させる。主軸が回転することでホルダが回転中心軸Ceを中心として回転する。ホルダの回転に連動して切削工具本体100も回転中心軸Ceを中心として回転する。この切削工具本体100の回転動作を実行しながら被削材を切削インサート20によって切削する。
4つのインサート配置部40は、開口部110のうち先端側端面121側の周囲に配置されている。インサート配置部40は、切削インサート20を配置するための部分である。図2に示すように、インサート配置部40は、切削インサート20の第2の主面22と向き合う配置端面42と、配置端面42とは反対側に位置する反対側端面43(図4)と、軸挿入穴44と、を有する。配置端面42は、切削工具本体100のうち配置端面42の周辺部分よりも低い位置に形成されている。配置端面42と、配置端面42の周縁から立ち上がる壁面48とによって、切削インサート20を収容する収容空間部49が区画形成されている。図4に示すように、軸挿入穴44は、配置端面42から反対側端面43まで貫通する。軸挿入穴44の横断面の外形形状は、円形である。なお、軸挿入穴44は、貫通孔である必要はなく、配置端面42から反対側端面43に向かって延びる穴であれば良い。ここで、インサート配置部が課題を解決するための手段に記載の「配置部」に相当する。
固定部50(図2)は、インサート配置部40よりも基端側BSに位置する。固定部50は、取付ユニット30が取り付けられる部分である。固定部50は、凹部56と、凹部56の底面を構成する固定部端面52から反対側の端面に向かって延びる取付穴54と、を有する。取付穴54は、内周にねじ山が形成されている。すなわち、取付穴54は雌ねじとして機能する。本実施形態では、凹部56は、取付ユニット30の第1の取付部材35に対して所定方向成分を含む第1の力を加えるための力発生機構としても用いられる。よって、凹部56を力発生機構56とも呼ぶことができる。なお、力発生機構56の詳細については後述する。
取付ユニット30(図2,図3)は、支持軸33と、連結部材31と、第1の取付部材35と、第2の取付部材32と、を有する。支持軸33は、円柱形状の部材である。図4に示すように、支持軸33は、インサート貫通孔24に挿通される。これにより、支持軸33は切削インサート20を回転可能に支持する。また、支持軸33は、軸挿入穴44に挿通されることで、インサート配置部40に対する切削インサート20の位置がズレることが防止される。支持軸33のうち、連結部材31が位置する側の端部には軸穴332が形成されている。軸穴332は、内周にねじ山が形成されることで雌ねじとして機能する。
第1の取付部材35(図2)は、連結部材31を固定部50に取り付けるための部材である。本実施形態では、第1の取付部材35は雄ねじである。第2の取付部材32は、支持軸33と連結部材31とを連結するための部材である。本実施形態では、第2の取付部材32は雄ねじである。
連結部材31(図3)は、平板状の部材である。連結部材31は、固定部端面52と向かい合う第1面31faと、第1面31faとは反対側の第2面31fbとを有する。連結部材31は、支持軸33が延びる方向(紙面上下方向)とは異なる方向(第1方向)に沿って延びる。本実施形態では、連結部材31は、支持軸33が延びる方向に直交する方向に沿って延びる。取付ユニット30が切削工具本体100に取り付けられた状態では、連結部材31は回転中心軸Ceに平行な方向に延びる。連結部材31は、第2の取付部材32によって支持軸33に連結される。
また連結部材31は、第1方向における一方の端部に位置する第1取付部313と、他方の端部に位置する第2取付部315と、を有する。取付ユニット30が切削工具本体100に取り付けられた状態において、第1取付部313は、第2取付部315よりも基端側BSに位置する。第1取付部313は、連結部材31を第1の取付部材35によって固定部50に取り付けられる部分である。第2取付部315は、連結部材31を第2の取付部材32によって支持軸33に取り付けられる部分である。
第1取付部313(図3)は、軸配置部318と、開口部311と、当接部316とを有する。軸配置部318は、第1面31faから第2面31fbまで貫通する孔である。軸配置部38内には第1の取付部材35の軸352(図2)が配置される。当接部316は、軸配置部318内に設けられている。図4に示すように、当接部316は、第1の取付部材35の頭部354の下面に当接する部分であり、第1の取付部材35を取付穴54に締め付けると、当接部316が頭部354によって固定部50側に押圧される。第1の取付部材35が取付穴4に締め付けられると、連結部材31が第1の取付部材35によって固定部50に取り付けられる。
連結部材31(図4)は、切削インサート20を挟んでインサート配置部40とは反対側に位置する。また、連結部材31は、切削インサート20の一部を覆うように配置されている。これにより、切削インサート20がインサート配置部40から過度に浮き上がることを防止する機能を有する。この機能によって、切削時に切削インサート20が切削工具本体100から外れることを防止できる。
取付ユニット30(図3)は、支持軸33と連結部材31とが第2の取付部材32によって連結された状態で、第1取付部313が第2取付部315を中心とした円周方向Rに回転可能に構成される。開口部311は、第1取付部313の側面が開放された部分であり、第1の取付部材35の軸352(図2)が通過可能な大きさに形成されている。開口部311は、第1の取付部材35が固定部50に挿入された状態で、第1の取付部材35の軸352(図2)が通過できる。開口部311は、第1面31faと第2面31fbとを繋ぐ側面に形成されている。
連結部材31の開口部311は、固定部50から第1の取付部材35を完全に取り外すことなく、切削インサート20を切削工具本体100に対して着脱する際に利用される。具体的には、まず、切削インサート20を切削工具本体100から取り外す場合、図4に示す第1の取付部材35が締め付けられた状態から、第1の取付部材35の頭部354が第1の取付部313の上面から離れた状態(例えば点線に示す状態)まで第1の取付部材35を緩める。この状態において、第1取付部313を円周方向R(図3)に回転移動させることで開口部311を通って第1の取付部材35を連結部材31から取り外すことができる。そして、第2の取付部材32を緩めて連結部材31と支持軸33との連結を解除することで支持軸33から切削インサート20を取り外すことができる。
切削インサート20を切削工具本体100に取り付ける場合、例えば図4の点線に示すように固定部50に第1の取付部材35を挿入した状態で、第1取付部313を円周方向Rに回転移動させる。これにより、第1の取付部材35の軸352が開口部311を通過して軸配置部318内に配置される。そして、第1の取付部材35を締め付けることで、切削インサート20が切削工具本体100に取り付けられる。
第2取付部315(図2,図3)は、第1面31faから第2面31fbまで貫通する孔312を有する。この孔312には、ねじ山が形成されていない。図3に示すように、第2取付部315の孔312に第2の取付部材32の軸が挿入され、第2の取付部材32を支持軸33に締め付けることで連結部材31が支持軸33に連結される。
以上の説明から分かるように、切削インサート20を回転可能に支持する取付ユニット30は、切削インサート20が配置されるインサート配置部40とは異なる位置に配置された固定部50に取り付けられる(図4)。
図5は、切削工具11が有する好ましい関係について説明するための図である。ここで、インサート貫通孔24の直径をA1とし、支持軸33(詳細には、インサート貫通孔24に挿通される部分)の直径をA2とする。また、第1の主面21と第2の主面22とが対向する対向方向(紙面上下方向)における、連結部材31と配置端面42との距離をB1とし、対向方向における切削インサート20の長さをB2とする。切削インサート20が配置端面42に着座した状態(第2の主面22が配置端面42に接触した状態)において、対向方向における切削インサート20(詳細には、第1の主面21)と連結部材31との最短距離をBとする。本実施形態では、連結部材31のうち少なくとも切削インサート20と向かい合う面は平面であることから、最短距離BはB1からB2を減ずることで算出できる。切削工具11は、B(=B1−B2)≦0.5mmの関係を満たすことが好ましく、B≦0.3mmの関係を満たすことが更に好ましい。この関係を満たすことで、切削時において、切削インサート20が対向方向に沿って過度に振動することを抑制できる。これにより、振動によって切削インサート20が破損する可能性を低減できる。また、連結部材31と切削インサート20との摩擦抵抗を低減させるために最短距離Bは0mmよりも大きいことが好ましい。なお、直径A1と直径A2との好ましい関係については図6〜図8を用いて以下に説明する。
図6は、切削インサート20の耐久性についての実験結果である。図7は、切削を行った後のサンプルNo.1の切削インサート20の写真である。図8は、切削を行った後のサンプルNo.8の切削インサート20の写真である。図6の横軸は差(A1−A2)であり、縦軸は切削インサート20が損傷するまでの切削時間(分)である。実験に用いたサンプルは、直径A1と直径A2との差(A1−A2)が異なるサンプルNo.1〜No.7である。具体的には、サンプルNo.1〜No.12の順に、差(A1−A2)は、21μm、22μm、25μm、26μm、35μm、44μm、49μm、52μm、52μm、83μm、91μm、115μmである。サンプルNo.1〜No.12は、異なる大きさの直径A2を有する支持軸33を用いることで作製した。但し、No.8及びNo.9は、同一の直径A2を有する支持軸33を用いて作製している。差(A1−A2)以外のサンプルNo.1〜No.12の構成は同一である。
耐久性の評価についての実験は、サンプルNo.1〜No.12のそれぞれについて、被削材の切削を行い、切削インサート20が損傷するまでの時間を測定することで行った。目視において切刃を形成する第1の主面21が欠損したと認められる場合に切削インサート20が損傷したと判定した。切削時間の上限は7分間とした。図7に示すサンプルNo.1の切削インサート20のように、サンプルNo.1,4,5は、上限切削時間である7分間連続して切削を行った後も切削インサート20が損傷していていなかった。一方で、図6に示すように、差(A1−A2)が大きいサンプル程、切削上限時間に到達する前に切削インサート20が破損する可能性が高くなる傾向にある。具体的には、差(A1−A2)が50μmを越えると、より短い切削時間で切削インサート20が破損する可能性が高くなる。例えば、差(A1−A2)が50μmを越えるサンプルNo.8〜No.12では、切削インサート20が損傷するまでの切削時間はいずれも1分以下であり、差(A1−A2)が50μm以下のサンプルNo.1〜No.7に比べ、損傷するまでの切削時間が極端に短くなっている。
上記の実験結果より、切削工具11は、0<(A1−A2)≦50μmの関係を満たすことが好ましく、0<(A1−A2)≦44μmの関係を満たすことがより好ましく、0<(A1−A2)≦35μmの関係を満たすことがより一層好ましい。この関係を満たすことで、切削時において切削インサート20が支持軸33の径方向に沿って過度に振動することを抑制できるため、振動によって切削インサート20が破損する可能性を低減できる。
図9は、力発生機構56について説明するための図である。図9は、図4に示す断面図の一部分である。力発生機構56は、連結部材31の第1取付部313が入り込むことが可能な凹形状である。力発生機構56は、固定部端面52から立設する側面56を有する。この側面561は、凹部の側面を形成する。側面561の上端のうち、連結部材31と当接する部分は支点部563を形成する。この側面561は、固定部端面52と固定部端面52の周辺部とによって形成され固定部50の周縁に形成された段差であるとも言える。そして、支点部563は段差である側面561によって形成されているとも言える。
第1の取付部材35の締結方向Dcは、紙面下向きとなる。連結部材31を固定部50に取り付ける際には、第1の取付部材35を取付穴54に締め付ける。第1の取付部材35を取付穴54に締め付けることで、支点部563によって、連結部材31のうち支点部563よりも第1取付部313側の部分が締結方向Dcに撓む。第1取付部313側が締結方向Dcに撓むことで、連結部材31はその反力として締結方向Dcとは反対方向(紙面上方向)成分を含む第1の力Fcを第1の取付部材35に加える。すなわち、支点部563によって第1の力Fcを生じさせることができる。
これにより、ばね座金と同様、第1の取付部材35としての雄ねじが緩むことを抑制できるため、切削時に連結部材31が切削工具本体100から外れる可能性を低減できる。また、ばね座金等の他の部材を用いることなく、切削工具本体100の構成(凹部56)によって第1の取付部材35の緩み止めを行うことができる。
図10は、従来例に係る切削インサートの損傷状態を説明するための図である。従来から、切削時に生じる被削材との間の摩擦(切削抵抗)によって回転する切削インサートが知られている。近年、ステンレス鋼やチタン合金などの難削材の加工(切削)には、タングステンやコバルトを含有する超硬インサートが用いられる場合がある。超硬インサートの切削速度は通常50m/分以下に設定される。切削速度が50m/分を越えると、切削温度が超硬の耐熱温度を越るために加工が施せない場合があるからである。そこで、超硬よりも耐熱性が良好なセラミックインサートを用いて切削速度が50m/分よりも速い高速切削が行われる場合がある。一般に、セラミックインサートを用いた切削速度は、ミーリングの場合、超硬インサートの切削速度に比べて10〜20倍程度高くすることが推奨されている。しかし、セラミックインサートを用いて耐熱合金を加工する際、切刃において、被削材と接触する領域と接触しない領域との境界部分に境界摩耗(A点)が発生し、損傷が集中することがあった。この摩耗が進行することで、加工中に火花が発生し加工を良好に行うことができない。このため、切削インサートの交換が必要となる。このように、セラミックインサートを用いた切削は、切削速度の向上が可能となり加工時間を超硬インサートよりも短くできる一方で、寿命に至るまでの時間が短くなる場合がある。よって、工具交換サイクルが短くなり、結果として機械稼働率が低下するという問題があった。
そこで、工具交換サイクルを長くする為に、従来から切削時に発生する切削抵抗を動力として加工中にインサートを回転させることで、インサートの切刃全体に境界摩耗を分散させる技術が知られている。境界摩耗を分散させることで、工具交換までの期間を長くできる。しかしながら、従来の技術では、切削抵抗が小さい場合にインサートが回転しない場合があった。また、切削時に発生する振動によって切削工具を構成する部品(例えば、インサート)が切削工具本体から外れる場合があった。
本実施形態の切削工具11によれば、図4に示すように、インサート貫通孔24が支持軸33に挿通されることで切削インサート20は回転可能に支持されている。これにより、切削時に切削インサート20が回転しない可能性を低減できる。例えば、低切削抵抗(低推力)の場合でも切削インサート20を円滑に回転させることができる。また、切削時において、切削インサート20の外周へ被削物の切屑が溶着した場合でも、この外周がホルダと接触していない為、溶着による回転の阻害を受けることが無い。これにより、長期に亘って切削インサート20を回転させることができる。
ここで、切削インサート20が振動の起点となる。発生した振動は、切削インサート20を支持する支持軸33及び支持軸33に接触する他の部材に伝わる。本実施形態の切削工具11は、支持軸33が直接に切削工具本体100のインサート配置部40に取り付けられておらず、連結部材31及び第1の取付部材35を用いてインサート配置部40とは異なる固定部50に取り付けられている。すなわち、切削時に振動が生じる起点となる切削インサート20から離れた固定部50に対して第1の取付部材35及び連結部材31によって支持軸33が間接的に取り付けられている。つまり、切削インサート20を配置するインサート配置部40と切削インサート20を支持する支持軸33とが直接に嵌め合わされていない。以上のことより、インサート配置部40及び支持軸33に伝わる振動に比べ、固定部50及び第1の取付部材35に伝わる振動を小さくできるため、第1の取付部材35が振動によって固定部50から外れる可能性を低減できる。これにより、切削時に発生する振動によって切削インサート20が切削工具本体100から外れる可能性を低減できる。
また本実施形態の切削工具11によれば、図3に示すように、連結部材31と支持軸33とが第2の取付部材32で連結されていることから、連結部材31と支持軸33とを容易に取り外すことができる。これにより、切削工具11の部品交換などのメンテナンスを容易に行うことができる。例えば、連結部材31が破損した場合、連結部材31のみを交換すれば良い。
また本実施形態の連結部材31は、図2及び図3に示すように、第1の取付部材35が固定部50に挿入された状態(挿入状態)で、軸352が通過可能な開口部311を有する。これにより、挿入状態で連結部材31を第1の取付部材35に対して着脱できるため、切削工具11の部品交換などのメンテナンスを更に容易に行うことができる。例えば、第1の取付部材35を固定部50から完全に取り外すことなく切削インサート20を交換できる。また、部品交換時等において、第1の取付部材35を固定部50に取り付けた状態を維持することで、第1の取付部材35が紛失する可能性を低減できる。
また本実施形態の切削工具11によれば、図9に示すように、凹部56の側面561の上端が支点部563を形成する。これにより、切削工具本体100を用いて容易に支点部563を形成できる。
なお、取付ユニット30と切削工具本体100とが、切削インサートを着脱可能に取り付けるための切削工具セットを構成する。
B.取付ユニットの他の実施形態:
図11は、取付ユニットの他の実施形態を説明するための図である。図11では、第1の取付部材35(図2)の図示は省略している。取付ユニット30aは、第2の取付部材32(図2)を有しておらず、支持軸33と連結部材31とが一体に形成されている。なお、上記実施形態と同様の構成については同一符号を付している。このようにしても上記実施形態と同様に、切削時に切削インサートが回転しない可能性を低減できると共に、第1の取付部材35(図2)が固定部50から外れる可能性を低減できる。このように、取付ユニット30は、上記実施形態で説明した取付ユニット30(図2)に限定されるものではなく、切削インサート20を支持する支持軸33をインサート配置部40とは異なる位置に配置された固定部50に間接的に取り付ける構成であれば良い。
図12は、取付ユニットのさらに他の実施形態を説明するための第1の図である。図13は、取付ユニット30のさらに他の実施形態を説明するための第2の図である。図12及び図13では、第1の取付部材35(図2)の図示は省略している。上記実施形態では、支持軸33と支持軸33と別体である連結部材31とが、雄ねじである第2の取付部材32によって連結されていたが、連結方法としてはこれに限定されるものではなく他の方法で支持軸33と連結部材31とを連結しても良い。具体例を以下に説明する。
図12に示す連結部材31bと、上記実施形態の連結部材31(図2)との異なる点は、第2取付部315bの構成である。その他の構成については上記実施形態と同様の構成であるため、同様の構成については上記実施形態と同一の符号を付すと共に説明を省略する。第2取付部315bは、支持軸33bを着脱可能に取り付けるための部分である。第2取付部315bは、支持軸33bの一部(詳細には、後述する軸側嵌合部384)と嵌合する取付部側嵌合部312bを有する。取付部側嵌合部312bは、軸側嵌合部383を着脱するための開口を有する。
支持軸33bは、支持部386と、支持部386の上端に接続された軸側嵌合部383と、軸側嵌合部383の上端に接続された軸頭部382とを有する。支持部386は円柱状の部材であり、インサート貫通孔24が挿通される。すなわち、支持部386は上記実施形態の支持軸33と同様の機能を有する。軸側嵌合部384は、取付部側嵌合部312bと嵌め合う部分である。図13に示すように、軸頭部382は第2面31fb上に位置する部材である。この例では、軸側嵌合部384が上記実施形態の第2の取付部材32として機能する。
また、上記実施形態では、第1の取付部材35は雄ねじであったがこれに限定されるものではなく、連結部材31を切削工具本体100(詳細には、固定部50)に着脱可能に取り付けることができる部材であれば良い。例えば、雄ねじに代えて第1の取付部材35が固定部50と嵌合する部材であっても良い。
C.力発生機構の他の実施形態:
上記実施形態では、図9に示すように、力発生機構56は切削工具本体100の凹部によって形成されていたが、第1の力Fcを第1の取付部材35に加えることができれば上記実施形態に限定されるものではない。力発生機構の他の実施形態について以下に説明する。
図14は、力発生機構の他の実施形態を説明するための図である。図14は、図9に相当する図である。この例では、凹部56(図9)に代えて、突起部560が力発生機構となる。突起部560は、第1取付部313と向かい合う固定部端面52よりも上側(連結部材31側)に突出する。突起部560の上端面が支点部563を形成する。
図15は、力発生機構のさらに他の実施形態を説明するための図である。図15は、図9に相当する図である。この例では、凹部56(図9)に代えて傾斜面52bが力発生機構となる。傾斜面52bのうち連結部材31と接触する部分が支点部563を形成する。
図16は、力発生機構のさらに別の他の実施形態を説明するための図である。図16は、図9に相当する図である。この例では、凹部56(図9)に代えて段差561cが力発生機構となる。段差561cは、固定部50の周縁に形成されている。具体的には、段差561cは、切削工具本体100のうち、連結部材31のうち第1取付部313と第2取付部315との間の部分と向かい合う位置に形成されている。段差561cのうち連結部材31と接触する部分が支点部563を形成する。
力発生機構の上記他の実施形態においても、上記実施形態と同様に、ばね座金等の他の部材を用いることなく、簡単な構成によって第1の取付部材35の緩み止めを行うことができる。なお、上記実施形態では、力発生機構を切削工具本体100自体によって形成していたが、ばね座金や段差を形成する部材や突起部を形成する部材などの切削工具本体100とは異なる別部材を用いて形成しても良い。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
D−1.第1変形例:
上記実施形態では、連結部材31の形状は平板状であったが(図3)、これに限定されるものではなく、支持軸33とは異なる方向に延びる部材であれば他の形状(例えば、円柱形状)であっても良い。
11…切削工具
20…切削インサート
21…第1の主面
22…第2の主面
24…インサート貫通孔
30,30a…取付ユニット
31,31b…連結部材
31fa…第1面
31fb…第2面
32…第2の取付部材
33,33b…支持軸
35…第1の取付部材
38…軸配置部
40…インサート配置部
42…配置端面
43…反対側端面
44…軸挿入穴
48…壁面
49…収容空間部
50…固定部
52…固定部端面
52b…傾斜面
54…取付穴
56…凹部(力発生機構)
100…切削工具本体
110…開口部
120…基端側端面
121…先端側端面
125…キー溝
311…開口部
312…孔
312b…取付部側嵌合部
313…第1取付部
315,315b…第2取付部
316…当接部
318…軸配置部
332…軸穴
352…軸
354…頭部
382…軸頭部
383…軸側嵌合部
384…軸側嵌合部
386…支持部
560…突起部
561…側面
561c…段差
563…支点部
R…円周方向
A1…直径
A2…直径
AS…先端側
BS…基端側
Dc…締結方向
Fc…第1の力
Ce…回転中心軸

Claims (7)

  1. 切刃を形成する第1の主面と、前記第1の主面と対向する第2の主面と、前記第1の主面から前記第2の主面まで貫通するインサート貫通孔と、を有する円盤状の切削インサートが着脱可能に取り付けられた切削工具であって、
    (i)前記第2の主面と向き合う配置端面と、前記配置端面から反対側の端面に向かって延びる軸挿入穴と、を有する配置部と、(ii)前記配置部とは異なる位置に配置された固定部と、を有する切削工具本体と、
    前記インサート貫通孔、及び、前記軸挿入穴に着脱可能に挿通され、前記切削インサートを回転可能に支持する支持軸と、
    前記支持軸に連結され、前記支持軸とは異なる方向に沿って延びる連結部材と、
    前記連結部材を前記固定部に取り付ける第1の取付部材と、を備え
    前記第1の取付部材は、雄ねじであり、
    前記切削工具は、さらに、前記第1の取付部材の締結方向とは反対方向の成分を含む第1の力を前記第1の取付部材に加えるための力発生機構を有し、
    前記力発生機構は、前記連結部材を前記締結方向に撓ませることで前記第1の力を生じさせる支点部を有する、ことを特徴とする切削工具。
  2. 請求項1に記載の切削工具であって、
    前記支持軸は円柱形状の部材であり、
    前記インサート貫通孔の直径A1と、前記支持軸の直径A2との関係は、0<(A1−A2)≦50μmを満たす、ことを特徴とする切削工具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の切削工具であって、
    前記切削インサートの前記第2の主面が前記配置端面に接触した状態において、前記第1の主面と前記第2の主面とが対向する対向方向における前記切削インサートと前記連結部材との最短距離Bは、B≦0.5mmの関係を満たす、ことを特徴とする切削工具。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の切削工具であって、さらに、
    前記連結部材と前記支持軸とを連結する第2の取付部材を有する、ことを特徴とする切削工具。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の切削工具であって、
    前記支点部は、前記固定部の周縁に形成された段差によって形成されている、ことを特徴とする切削工具。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の切削工具であって、
    前記固定部の上端面である固定部端面は、前記切削工具本体に形成された凹部の底面であり、
    前記支点部は、前記凹部の側面の上端によって形成されている、ことを特徴とする切削工具。
  7. 請求項から請求項までのいずれか一項に記載の切削工具であって、
    前記連結部材は、前記第1の取付部材が前記固定部に挿入された状態で、前記第1の取付部材の軸が通過可能な開口部を有する、ことを特徴とする切削工具。
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