JP6250756B2 - 情報表示プログラム、配信装置、情報表示方法および情報表示装置 - Google Patents

情報表示プログラム、配信装置、情報表示方法および情報表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、情報表示プログラム、配信装置、情報表示方法および情報表示装置に関する。
従来、スマートフォンやタブレット型PC(Personal Computer)等のスマートデバイス、デスクトップ型のPC等、任意の情報表示装置に様々な情報を表示させる技術が知られている。このような技術の一例として、情報表示装置が有する画面上に所定のコンテンツを表示させ、利用者の操作に応じて、コンテンツの表示態様を変更させることで、コンテンツに対する興味を生じさせる技術が知られている。例えば、画面上にウェブページと、ウェブページとは別のコンテンツとを表示し、利用者がウェブページのスクロール操作を行った場合は、コンテンツを表示する面積を拡大する技術が知られている。
特開2014−049095号公報
しかしながら、上記の従来技術では、コンテンツに係る情報の訴求力が必ずしも高いとは言えない場合がある。例えば、従来技術では、ウェブページのスクロール操作が行われた場合に、コンテンツを表示する面積を増大させるに過ぎず、ウェブページを注視していた利用者に対しては、コンテンツに係る情報が伝わらない場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、コンテンツに係る情報の訴求力を向上させる情報表示装置、配信装置、情報表示方法および情報表示プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報表示装置は、第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示部と、スクロール操作が行われた場合は、前記表示領域のうち特定の両端を固定したまま当該表示領域の形状を変更することで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、コンテンツに係る情報の訴求力を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る配信システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る広告データベースに格納された情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図7は、実施形態に係る端末装置がウェブページとコンテンツとを表示する処理の一例を説明する図である。 図8は、実施形態に係る端末装置が広告領域の形状を変更する処理の一例を説明する図である。 図9は、実施形態に係る端末装置が広告領域の形状を湾曲される処理の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る端末装置が実行する表示変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図11は、広告配信サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報表示プログラム、配信装置、情報表示方法および情報表示装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報表示プログラム、配信装置、情報表示方法および情報表示装置が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.端末装置100の一例〕
まず、図1を用いて、情報処理装置の一例である端末装置100が実行する処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図である。図1では、端末装置100によって、ウェブページC10およびコンテンツC20が表示される例を示す。
図1に示した端末装置100は、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置100は、後述するように、液晶ディスプレイ等を含む出力部130を有する。なお、端末装置100には、タッチパネルが採用されているものとする。すなわち、端末装置100の利用者は、指や専用ペンで出力部130(以下、画面と記載する場合がある)の表示面をタッチすることにより各種操作を行う。
ウェブページC10は、例えば、ニュース、天気予報、受信メールのインデックスや内容、フォトビュワー、その他各種のコンテンツが配置されたウェブページであり、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)等で記述されたウェブページである。このようなウェブページC10には、検索キーワードを入力するための入力欄や、他のウェブページへのリンク等が含まれる。なお、以下の説明では、ウェブページC10は、いわゆるポータルサイトのウェブページであるものとする。また、ウェブページC10は、スマートデバイス用に最適化されたウェブページであり、横方向の表示サイズが、端末装置100が有する画面の横方向の表示サイズと同じウェブページであるものとする。また、ウェブページC10は、縦方向の表示サイズが、端末装置100が有する出力部130の縦方向の表示サイズよりも長いウェブページであるものとする。
なお、ウェブページC10は、各コンテンツが独立したタイル状に配置され、タイル状に配置されたコンテンツごとに操作や更新等を行うことができるコンテンツであってもよい。ここで、ウェブページC10に配置される各タイルの大きさや配置位置は、タイルごとに自動で変更されてもよく、利用者の操作に応じて変更されてもよい。
例えば、ウェブページC10には、「新着ニュース」や、「ニュース一覧」といった表示の下に箇条書きで各ニューストピックが表示される。係るニューストピックは、他のウェブページへのリンクが張られているアンカーテキスト(anchor text)に該当する。また、例えば、ウェブページC10には、「路線」、「オークション」、「お買いもの」等、各種サービスを提供するウェブページへのリンクが設定されたテキストやボタンが配置されてもよい。
また、ウェブページC10には、所定の表示領域である広告領域C11が含まれる。広告領域C11には、ウェブページC10と共に、又は、ウェブページC10とは個別に配信されるコンテンツが表示される。例えば、広告領域C11は、背面に配置されたコンテンツを表示する透過領域として設定され、ウェブページC10の背面にコンテンツC20が配置された場合は、コンテンツC20のうち、広告領域C11の背面に配置された範囲が表示される。
コンテンツC20は、ウェブページC10と共に表示されるコンテンツであり、例えば、広告に係るコンテンツである。また、コンテンツC20は、広告領域C11の表示サイズよりも大きな表示サイズを有するコンテンツであり、例えば、端末装置100が有する画面と同じ表示サイズの画像である。
ここで、コンテンツC20は、図1に示す態様に限定されるものではない。例えば、コンテンツC20は、コンテンツC20に関連する商品又はサービスの宣伝に係る広告だけではなく、ボランティアの募集、公共広告、公共に対する通知、動画像、静止画像、その他任意のコンテンツであるものとする。すなわち、コンテンツC20は、利用者に興味を抱かせ、かかるコンテンツに含まれる情報または、係るコンテンツと関連する他のコンテンツ(例えば、ランディングページ等)に係る情報を広く知らせるものであれば、文字、図形、記号、ハイパーリンク、その他任意のコンテンツを適用可能である。
また、コンテンツC20には、所定のウェブページ(いわゆるランディングページ)へのリンクが設定されていてもよい。すなわち、コンテンツC20は、利用者に選択された際に所定のランディングページに遷移可能なコンテンツであってもよい。例えば、端末装置100は、利用者による操作が所定の条件を満たした際に、コンテンツC20に設定されているランディングページを表示してもよい。具体的には、端末装置100は、後述する表示変更処理によりコンテンツC20が画面全体に表示された際に、利用者がコンテンツC20を選択した場合は、コンテンツC20に対応するランディングページを表示する。
〔2.端末装置100が実行する処理〕
ここで、従来の端末装置100は、ウェブページのスクロール操作が行われた際に、所定のコンテンツを表示する領域を拡大した。しかしながら、かかる従来技術では、コンテンツを表示する面積を増大させるに過ぎず、ウェブページを注視していた利用者に対しては、コンテンツに係る情報が伝わらない場合がある。
そこで、端末装置100は、以下の処理を行う。まず、端末装置100は、ウェブページC10を表示し、ウェブページC10が有する広告領域C11にコンテンツC20の一部を表示する。そして、端末装置100は、利用者が広告領域C11を選択し、そのまま選択位置を広告領域C11の外側へと移動させた場合、すなわち、利用者が広告領域C11を引っ張る操作(以下、スライド操作と記載する)を行った場合は、広告領域C11の形状を変更し、コンテンツC20のうち表示される領域を変更する。
〔2−1.端末装置100が実行する処理の一例〕
例えば、端末装置100は、コンテンツC20を画面内に配置するとともに、コンテンツC20の前面に、ウェブページC10を配置して表示する。また、端末装置100は、利用者の操作に応じて、ウェブページC10のスクロール操作を実行する。例えば、端末装置100は、画面上に利用者の指が触れたまま上方向に移動した場合、すなわち、上方向のスクロール操作が行われた場合には、ウェブページC10を上方向にスクロールさせる。また、端末装置100は、画面上に利用者の指が触れたまま下方向に移動した場合、すなわち、下方向のスクロール操作が行われた場合には、ウェブページC10を下方向にスクロールさせる。
ここで、ウェブページC10には、背面に配置されたコンテンツC20を透過させる領域であって、所定の形状を有する広告領域C11が配置されている。このため、端末装置100は、利用者のスクロール操作に応じて、背面に配置されたコンテンツC20のうち、広告領域C11と重なる領域を広告領域C11内に表示する。
そして、端末装置100は、スライド操作が行われた場合は、以下の表示変更処理を実行する。まず、端末装置100は、スライド操作が行われた方向を特定する。例えば、端末装置100は、利用者がスライド操作を開始した位置を基準とし、利用者の指が選択している位置の方向を特定する。そして、端末装置100は、特定した方向に広告領域C11を延伸させる。例えば、端末装置100は、広告領域C11が有する辺のうち特定した方向の辺を、特定した方向に曲げることで、広告領域C11の形状を変更する。
また、端末装置100は、スライド操作が行われた距離を特定する。例えば端末装置100は、利用者の指がスライド操作を開始した位置から、利用者の指が選択している位置までの距離を特定する。そして、端末装置100は、特定した距離に応じて、広告領域C11の形状を変更する。例えば、端末装置100は、広告領域C11が有する辺のうち特定した方向の辺を、特定した距離に応じた大きさだけ曲げることで、広告領域C11の形状を変更する。
また、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した場合は、コンテンツC20のうち、変更後の広告領域C11の背面に配置された領域を広告領域C11に表示する。このため、端末装置100は、利用者の操作に応じて、広告領域C11を変更することで、コンテンツC20のうち表示される領域を変更する。
また、端末装置100は、スライド操作が終了し、利用者の選択が解除された場合、例えば、利用者の指が画面から離れた場合は、以下の表示変更処理を実行する。まず、端末装置100は、広告領域C11の形状を段階的に変更前の所定の形状(以下、元の形状と記載する)に変更し、その後、広告領域C11の形状を延伸させた方向とは逆の方向に広告領域C11の形状を段階的に延伸させる。続いて、端末装置100は、広告領域C11の形状を段階的に元の形状に変更し、その後、広告領域C11の形状を、再度スライド操作が行われた方向に延伸させる。
このように、端末装置100は、スライド操作が終了した場合は、広告領域C11の形状を変更した方向と、かかる方向とは逆の方向とに、広告領域C11の形状を交互に延伸させる。すなわち、端末装置100は、広告領域C11の形状を振動させる。また、端末装置100は、広告領域C11の形状を振動させる度に、広告領域C11を延伸させる大きさを減衰させる。
このため、端末装置100は、スライド操作に応じて、コンテンツC20が表示される領域がまるでゴムの様に変形し、スライド操作が終了した際に、コンテンツC20が表示される領域が振動して元の形状に戻るといった複雑な態様で、コンテンツC20の表示態様を変更する。この結果、端末装置100は、利用者に対して、コンテンツC20を印象付けることができる結果、コンテンツC20に係る情報を伝達することができる。
また、端末装置100は、スライド操作が行われた距離が、所定の閾値よりも大きい場合、すなわち、広告領域C11の形状を変形した量が、所定の閾値よりも大きい場合は、ウェブページC10を消去し、画面全体にコンテンツC20を表示する。また、端末装置100は、画面全体にコンテンツC20を表示した際、利用者がコンテンツC20をタップした場合は、コンテンツC20に対応するランディングページを表示する。この結果、端末装置100は、コンテンツC20に係る情報を、利用者に対して提示することができる。
なお、端末装置100は、ウェブページC10が表示されている領域を利用者が選択した場合は、広告領域C11の形状を振動させていたとしても、表示変更処理を中断し、広告領域C11の形状を元の形状に戻す。このため、端末装置100は、利用者がウェブページC10を閲覧する行為を妨害しないので、コンテンツC20に対する印象の悪化を防ぐことができる。
〔2−2.表示変更処理の実現手法〕
なお、端末装置100は、任意の手法により、上述した表示変更処理を実現してよい。例えば、端末装置100は、ウェブページC10の前面に、利用者のスライド操作に応じて変形可能な広告領域C11を配置して表示し、スクロール操作に応じて、ウェブページC10と広告領域C11とをスクロールさせる。また、端末装置100は、ウェブページC10の背面にコンテンツC20を不可視状態で配置し、コンテンツC20のうち、広告領域C11と重なる範囲を特定する。そして、端末装置100は、特定した範囲を広告領域C11内に配置して表示してもよい。
すなわち、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した場合、ウェブページC10の形状は変化させず、形状を変更した広告領域C11によりウェブページC10の一部が隠されるようにしてもよい。
また、例えば、端末装置100は、HTML5(Hyper Text Markup Language 5)の「canvas」タグや、JavaScript(登録商標)等を用いて画像を随時描画することで、表示変更処理を実現してもよい。例えば、端末装置100は、広告領域C11が選択された場合は、ウェブページC10のうち、画面に表示されていた範囲の画像(以下、ウェブページC10の画像と記載する)と、コンテンツC20のうち広告領域C11内に表示されていた範囲の画像(以下、コンテンツC20の画像と記載する)とを生成する。そして、端末装置100は、ウェブページC10の画像の前面にコンテンツC20の画像を配置し、ウェブページC10およびコンテンツC20に代えて、各画像を表示する。また、端末装置100は、各画像の表示位置を固定する。
また、端末装置100は、利用者の選択する位置が変化する度に、仮想的に広告領域C11の形状を変更し、形状を変更した広告領域C11と重なるコンテンツC20の範囲を特定する。つまり、端末装置100は、表示されていない広告領域C11が表示されているものとして、広告領域C11の形状を変更し、形状を変更した広告領域C11と重なるコンテンツC20の範囲を特定する。
そして、端末装置100は、コンテンツC20のうち、特定した範囲の画像を生成し、生成した画像を新たなコンテンツC20の画像として表示する。また、端末装置100は、利用者のスライド操作が終了した場合は、コンテンツC20の画像の形状が振動し、表示されるコンテンツC20の領域が変化するように、コンテンツC20の画像をその都度変更する。
このように、端末装置100は、ウェブページC10に代えてウェブページC10の画像を表示するとともに、コンテンツC20に代えて、利用者のスライド操作に応じて表示される領域の広さ及び形状が変化するコンテンツC20の画像を表示する。このため、端末装置100は、例えば、表示変更処理を行っている際に、誤ってウェブページC10のリンクが選択され、異なるウェブページが表示されるといった誤動作を防止することができる。
また、端末装置100は、広告領域C11が選択された場合は、ウェブページC10の画像と、スライド操作により表示範囲の形状や広さを変更可能なコンテンツC20とを重ねて表示してもよい。また、端末装置100は、スライド操作により表示範囲の形状や広さを変更可能なコンテンツC20の配信を受付け、ウェブページC10のうち広告領域C11の前面にコンテンツC20を配置してもよい。
なお、端末装置100は、ウェブページC10の画像が表示されている領域を利用者が選択した場合は、ウェブページC10の画像およびコンテンツC20の画像に代えて、ウェブページC10とコンテンツC20とを表示する。すなわち、端末装置100は、コンテンツC20の前面にウェブページC10を配置して表示する。このため、端末装置100は、利用者がウェブページC10を閲覧する行為を妨害しないので、コンテンツC20に対する印象の悪化を防ぐことができる。
また、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した場合、広告領域C11の形状の変更に合わせて、ウェブページC10の形状を合わせて変更してもよい。
〔2−3.表示変更処理の一例〕
以下、図1を用いて、端末装置100が実行する表示変更処理の一例を説明する。なお、以下の説明では、端末装置100が実行する表示変更処理の一例を第1状態〜第6状態に分けて説明する。
まず、端末装置100は、透過領域である広告領域C11を有するウェブページC10とコンテンツC20とを受信する。かかる場合、端末装置100は、コンテンツC20を画面内に配置するとともに、コンテンツC20の前面にウェブページC10を配置して表示する。このため端末装置100は、図1の第1状態に示すように、ウェブページC10を表示するとともに、コンテンツC20のうち広告領域C11の背面に配置された範囲を表示する。
また、端末装置100は、利用者の指F10よりウェブページC10を上方向にスクロールさせるスクロール操作を受け付けた場合には、ウェブページC10を上方向にスクロールさせる。この結果、端末装置100は、第2状態に示すように、広告領域C11の移動に応じて、広告領域C11内に表示されるコンテンツC20の範囲を変更する。
ここで、ウェブページC10のうち、広告領域C11に隣接する領域には、利用者にスライド操作を行わせるために、「引っ張る」等といった操作説明が表示されている。かかる操作説明に従って、利用者の指F10が広告領域C11を選択し、そのまま選択位置を画面下方向に移動させた場合、すなわち、下向きのスライド操作を行った場合は、端末装置100は、表示変更処理を実行する。
すなわち、端末装置100は、スライド操作が行われた方向に、スライド操作が行われた距離だけ広告領域C11の形状を延伸させ、コンテンツC20のうち表示される範囲を変更する。このため、端末装置100は、図1の第3状態に示すように、広告領域C11の形状を変形させ、コンテンツC20のうち変形後の広告領域C11と重なる範囲を表示する。
ここで、端末装置100は、利用者の指F10が画面から離れた場合は、広告領域C11の形状を振動させる。例えば、端末装置100は、利用者の指F10が画面から離れた場合は、広告領域C11の形状を元の形状へ段階的に変形させ、その後、図1の第4状態に示すように、広告領域C11の形状をスライド操作が行われた方向とは逆の方向へ段階的に延伸させる。ここで、端末装置100は、広告領域C11の形状をスライド操作が行われた方向とは逆の方向へ段階的に延伸させる場合は、スライド操作が行われた際に延伸させた長さよりも所定の量だけ短く延伸させる。
続いて、端末装置100は、広告領域C11の形状を元の形状へ段階的に変形させ、その後、図1の第5状態に示すように、広告領域C11の形状をスライド操作が行われた方向に、再度延伸させる。かかる際、端末装置100は、広告領域C11の形状をスライド操作が行われた方向とは逆の方向へ段階的に延伸させた長さよりも所定の量だけ短く延伸させる。すなわち、端末装置100は、広告領域C11の形状を振動させる場合は、振動の大きさを徐々に減衰させる。
そして、端末装置100は、広告領域C11の振動の大きさが所定の閾値以下になった場合は、第2状態に示すように、広告領域C11の形状を元の形状に戻す。
ここで、端末装置100は、図1に示す第3状態において、広告領域C11を延伸させる量が所定の閾値よりも大きかった場合、例えば、スライド操作が行われた距離が所定の閾値よりも大きかった場合は、図1に示す第5状態に示すように広告領域C11の振動が減衰した後で、図1の第6状態に示すように、画面全体にコンテンツC20を表示する。
なお、端末装置100は、コンテンツC20を画面全体に表示する際、ウェブページC10を消去してもよく、ウェブページC10の透過度を徐々に上昇させ、隠れていたコンテンツC20が表示されるといった態様で、コンテンツC20の表示を行ってもよい。また、端末装置100は、広告領域C11の形状を元の形状に戻した後で、コンテンツC20を画面全体に表示してもよく、また、広告領域C11の振動が所定回数行われた後で、コンテンツC20を画面全体に表示してもよい。
また、端末装置100は、例えば上向きのスライド操作が行われた場合は、広告領域C11の形状を上方向に延伸させ、スライド操作が終了した場合は、広告領域C11の形状を上下に振動させた後に、元の形状に戻す表示変更処理を実行する。また、端末装置100は、利用者がスライド操作を終了せずに、そのまま指F10を移動させた場合は、かかる移動に従って、広告領域C11の形状を変更し続ける。
〔2−4.実行主体について〕
なお、上記では説明を省略したが、端末装置100は、上述した処理を任意の手法で実現することができる。例えば、端末装置100は、上述した表示変更処理を端末装置100に実行させるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、任意のタイミングでアプリケーションを実行することで、上述した処理を実現してもよい。また、端末装置100は、ウェブページC10やコンテンツC20の配信と同時に、上述した表示変更処理を実行させる制御情報の配信を受け付ける。そして、端末装置100は、制御情報に従って上記した表示変更処理を行う。以下、このような制御情報に従って、上述した表示変更処理を実行する端末装置100等について説明する。
なお、以下の説明では、コンテンツC20の一例として、広告に係るコンテンツC20を配信する例について説明するが、実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、コンテンツC20は、広告に係るコンテンツに限定されるものではない。また、以下の説明では、コンテンツC20のように広告に係るコンテンツを広告コンテンツと記載する。
〔3.配信システムの構成〕
以下、上記した表示処理を実現する端末装置100等について説明する。まず、図2を用いて、実施形態に係る配信システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る配信システムの構成例を示す図である。図2に示すように、配信システム1は、端末装置100と、広告主端末10と、広告配信サーバ20と、コンテンツ配信サーバ30とを含む。端末装置100、広告主端末10、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示す配信システム1には、複数台の端末装置100や、複数台の広告主端末10や、複数台の広告配信サーバ20や、複数台のコンテンツ配信サーバ30が含まれてもよい。
端末装置100は、ウェブページを閲覧する利用者によって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置100は、スマートフォン等の携帯電話機や、タブレット端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PC等である。端末装置100は、利用者による操作にしたがって、コンテンツ配信サーバ30からウェブページC10を取得し、取得したウェブページC10を表示する。また、端末装置100は、ウェブページC10とともに後述する取得命令が含まれる場合には、広告配信サーバ20からコンテンツC20を取得し、取得したコンテンツC20をウェブページC10とともに表示する。
広告主端末10は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末10は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。広告主端末10は、広告主による操作にしたがって、コンテンツC20を広告コンテンツとして広告配信サーバ20に入稿する。例えば、広告主端末10は、広告コンテンツとして、静止画像や、動画像や、テキストデータや、ランディングページを取得するためのURL(Uniform Resource Locator)などを広告配信サーバ20に入稿する。
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告配信サーバ20に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末10だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
広告配信サーバ20は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。例えば、広告配信サーバ20は、端末装置100から広告コンテンツの配信要求を受付けると、端末装置100の場所や利用者の属性等から利用者と広告コンテンツとのマッチングを行い、マッチングの結果配信対象となる広告コンテンツを端末装置100に配信する。また、広告配信サーバ20は、配信対象となる広告コンテンツの表示態様を指示する制御情報を広告コンテンツとともに端末装置100に配信する。この制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等のスクリプト言語により記述される。
コンテンツ配信サーバ30は、端末装置100にウェブページC10を配信するウェブサーバ等である。例えば、コンテンツ配信サーバ30は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報が配置されたポータルサイトであるウェブページC10を端末装置100に配信する。なお、コンテンツ配信サーバ30は、各種情報がタイル状に配置され、タイルごとに情報の更新などが行われるウェブページを端末装置100へ送信するサーバであってもよい。
ここで、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページC10には、取得命令が含まれる。例えば、ウェブページC10を形成するHTMLファイル等には、広告配信サーバ20のURL等が取得命令として記述される。この場合、端末装置100は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告配信サーバ20からコンテンツC20を広告コンテンツとして取得する。
なお、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データは、実際にはウェブページを形成するHTMLファイルや画像、ウェブページと重ねて表示される動画像等であるが、以下では、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データをウェブコンテンツと表記する場合がある。
〔4.広告配信サーバの構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告配信サーバ20の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。図3に示すように、広告配信サーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。
通信部21は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部21は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告主端末10やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
記憶部22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部22は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツに関する各種情報が格納されたデータベースである広告データベース24を記憶する。
ここで、図4は、実施形態に係る広告データベースに格納された情報の一例を示す図である。図4に示した例では、広告データベース24は、広告主ID、広告コンテンツ、インプレッション数、インプレッション保証数、対価といった項目を有する。なお、広告データベース24は、コンテンツと利用者とのマッチングを行うための情報や、CTR(Click Through Rate)といった情報をさらに記憶してもよい。
「広告主ID」は、広告主または広告主端末10を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主端末10から入稿されたコンテンツ、すなわち、広告に係るコンテンツを示す。図4では「広告コンテンツ」に「C20」〜「C60」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、音声を含む動画像、音声と画像、音声とテキストデータ、音声を含むゲーム形式の広告等、音声を含む任意のコンテンツやかかるコンテンツが所在するURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
「インプレッション数」は、広告コンテンツが表示された回数を示す。また、「インプレッション保証数」は、対価に対して保証されている広告コンテンツの表示回数を示す。また、「対価」は、「インプレション保証数」だけ広告コンテンツが表示された際に広告主から支払われる報酬を示す。すなわち、広告配信サーバ20は、広告に係るコンテンツをインプレッション保証型で配信するサーバである。
すなわち、図4では、広告主ID「B10」によって識別される広告主が、コンテンツC20〜C40を広告コンテンツとして入稿した例を示している。また、図4では、広告コンテンツ「C20」のインプレッション数が「10000」であり、インプレッション保証数が「20000」であり、インプレッション保証数だけコンテンツ「C20」が表示された際の課金額が「aaa」である例を示している。
ここで、広告データベース24には、広告コンテンツとして、各コンテンツをどのような表示態様で表示するかを指示する制御指示が登録される。例えば、制御指示には、コンテンツC20を配置する位置、表示変更処理を実行するか否か、表示変更処理を行う場合に、初期状態においてコンテンツC20のどの範囲を画面内に配置するか、スライド操作がどれくらい行われた際にコンテンツC20を画面全体に表示するか、どのような条件で表示変更処理を開始するか、ランディングページのURL等の情報が含まれているものとする。
なお、広告コンテンツが選択される度に課金が行われるクリック課金形式で広告に係るコンテンツを配信する場合は広告データベース24には、コンテンツが選択された回数や、コンテンツが選択された際の課金額等が登録される。また、配信要求を受信した際に、入札形式で広告コンテンツを選択し、選択した広告コンテンツを配信する場合は、広告データベース24には、1インプレッションあたりの報酬として広告主が設定した広告料金である入札価格や、CTR等が登録される。
図3に戻って、説明を続ける。制御部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告配信サーバ20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部23は、入稿受付部25と、要求受付部26と、広告選択部27と、配信部28とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部23の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部23が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
入稿受付部25は、広告主端末10から広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部25は、入札価格の指定とともに広告コンテンツの入稿を受け付ける。また、入稿受付部25は、コンテンツC20と制御指示とを受付ける。かかる場合、入稿受付部25は、コンテンツC20および制御指示を、広告主IDと、受付けた入札価格とともに広告データベース24に登録する。
要求受付部26は、端末装置100から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部26は、広告コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
広告選択部27は、要求受付部26によって広告コンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、配信候補の広告コンテンツを広告データベース24から選択する。例えば、広告選択部27は、端末装置100の位置や利用者の属性に基づいて、広告データベース24に登録されている広告コンテンツから配信対象となる広告コンテンツのマッチングを行う。かかるマッチングにおいては、インプレッション数が、インプレッション保証数よりも多くなるように、広告コンテンツの選択が行われる。例えば、広告選択部27は、インプレッション保証数とインプレッション数との差が最も大きい広告コンテンツを優先して選択する。なお、広告選択部27は、入札価格またはCTRが高い広告コンテンツや、入札価格およびCTRの双方が高い広告コンテンツが優先的に選択されてもよい。そして、広告選択部27は、配信対象として選択された広告コンテンツを配信部28に出力する。
なお、広告選択部27は、ウェブページが検索ページである場合には、検索ページに指定された検索キーワードとマッチする広告コンテンツを抽出する検索連動型広告と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。また、広告選択部27は、利用者の属性情報(サイコグラフィック属性、デモグラフィック属性など)とマッチする広告コンテンツを抽出するターゲティング配信と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。
配信部28は、広告選択部27が選択した広告コンテンツとともに、端末装置100に対して制御情報を配信する。具体的には、配信部28は、広告選択部27が選択した広告コンテンツを受信すると、受信した広告コンテンツに含まれる制御指示を抽出する。そして、配信部28は、抽出した制御指示が示す内容の表示変更処理を端末装置100に実行させるための制御情報を生成する。その後、配信部28は、生成した制御情報と、広告コンテンツとを端末装置100に対して配信する。
〔5.コンテンツ配信サーバ30の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成について説明する。図5は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。図5に示すように、コンテンツ配信サーバ30は、通信部31と、コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告配信サーバ20との間で情報の送受信を行う。
コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、コンテンツ記憶部32は、コンテンツの一例であるウェブページを記憶する。例えば、コンテンツ記憶部32は、ウェブページを形成するHTMLファイルや、ウェブページに表示される静止画像や動画像を記憶する。
制御部33は、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ配信サーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部33は、受付部34と、配信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部34は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、受付部34は、ウェブページの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
配信部35は、受付部34によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合に、ウェブページを端末装置100に配信する。具体的には、配信部35は、コンテンツ記憶部32から取得要求対象のウェブページを取得し、取得したウェブページを端末装置100に配信する。かかる場合、端末装置100は、ウェブページC10を受信すると、広告配信サーバ20に対して広告の配信要求を送信し、応答として受信した広告コンテンツを表示変更処理に応じて表示する。
〔6.端末装置の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。図6は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。図6に示すように、端末装置100は、通信部110と、入力部120と、出力部130と、物理センサ140と、制御部150とを有する。
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、広告配信サーバ20やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
入力部120は、利用者から各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部130は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部130は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、入力部120と出力部130とは一体化される。
物理センサ140は、端末装置100の物理的な状態を検知するセンサである。例えば、物理センサ140は、端末装置100の3軸方向の傾きを測定するジャイロセンサである。なお、物理センサ140は、ジャイロセンサに限定されるものではなく、例えば、加速度センサ、温度センサ、音量センサ、明度センサ等、任意のセンサが適用可能である。
制御部150は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(表示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部150は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部150は、要求部151と、操作制御部152と、表示制御部153とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部150の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部150が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
要求部151は、操作制御部152からウェブページC10のURLを受信した場合は、コンテンツ配信サーバ30に対して受信したURLが示すウェブページC10の取得要求を送信する。また、要求部151は、コンテンツ配信サーバ30から受信したウェブページに取得命令が含まれる場合に、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20に送信する。
操作制御部152は、入力部120を介して受け付けた利用者の操作にしたがって、各種制御を実行する。例えば、操作制御部152は、利用者が入力部120に対してウェブページC10の表示操作を行った場合は、表示対象となるウェブページC10のURLを要求部151に出力する。また、操作制御部152は、入力部120を介して受け付けた利用者の操作の内容を表示制御部153に出力する。
例えば、操作制御部152は、画面上に利用者の指F10が触れたまま移動した場合は、利用者の指F10が最初に触れた位置を特定する。そして、操作制御部152は、特定した位置にウェブページC10が表示されている場合は、ウェブページC10のスクロール操作が行われたと判定し、指F10が移動した方向、すなわちスクロールの方向と、指の移動量、すなわちスクロールさせる量とを表示制御部153に通知する。
一方、操作制御部152は、特定した位置に広告領域C11が表示されている場合、すなわち、コンテンツC20が表示されている場合は、スライド操作が行われたと判定する。そして、操作制御部152は、指F10が移動した方向や指の移動量、すなわち、スライド操作が行われた方向や移動量を表示制御部153に通知する。また、操作制御部152は、スライド操作の後、利用者の指F10が画面から離れた場合は、スライド操作が終了した旨を表示制御部153に通知する。
また、操作制御部152は、利用者の指F10が画面を選択した場合は、選択した位置を表示制御部153に通知する。また、操作制御部152は、表示制御部153が受信したウェブページC10に取得命令が含まれる場合は、要求部151に対して、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20へ送信するよう指示する。
表示制御部153は、受信したウェブページおよび広告コンテンツを出力部130に表示し、上述した表示変更処理を実行する。例えば、表示制御部153は、制御部150が、広告コンテンツとともに配信される制御情報を実行することで、図6に示すように配置部154、表示部155、変更部156として動作し、表示変更処理を実行する。配置部154、表示部155、変更部156は、例えば、CPUやMPU等によって、制御情報がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
配置部154は、ウェブページC10の背面に、広告コンテンツを配置する。例えば、配置部154は、ウェブページC10とコンテンツC20とを受信すると、コンテンツC20の表示サイズを画面サイズに合わせて、コンテンツC20を配置する。また、配置部154は、コンテンツC20の前面に、ウェブページC10を配置する。
表示部155は、ウェブページC10の背面にコンテンツC20を配置して、ウェブページC10を表示する。また、表示部155は、操作制御部152からスクロール操作の内容を受信すると、受信したスクロール操作の内容に応じて、ウェブページC10にスクロール操作を反映させる。この結果、表示部155は、コンテンツC20の一部がウェブページC10の背面に配置され、スクロール操作に応じて、コンテンツC20のうち広告領域C11の背面に配置された領域が広告領域C11に表示されるといった対応で、ウェブページC10とコンテンツC20とを表示する。
また、表示部155は、利用者が選択した位置に広告領域C11が配置されている場合、すなわち、広告領域C11が利用者に選択された場合は、ウェブページC10のうち画面内に表示されている範囲の画像、すなわちスクリーンショットを生成する。また、表示部155は、コンテンツC20のうち、広告領域C11と重なる範囲の画像を生成し、ウェブページC10の画像のうち広告領域C11の画像が含まれる範囲の前面に配置する。そして、表示部155は、ウェブページC10の画像とコンテンツC20の画像を表示する。なお、かかる処理は、HTML5の「canvas」タグや、JavaScript等により実現される。
また、表示部155は、後述する変更部156による制御に応じて、表示変更処理を実現する。すなわち、表示部155は、後述する変更部156が実行する処理により、形状が変更された広告領域C11の表示領域を特定する。なお、端末装置100は、ウェブページC10およびコンテンツC20に代えて、ウェブページC10の画像とコンテンツC20の画像とが表示されている場合は、広告領域C11を画面上には表示していない。このため、端末装置100は、変更部156によって形状が変更された広告領域C11が表示されているものとして、広告領域C11の表示領域を仮想的に特定する。
また、表示部155は、特定した広告領域C11の表示領域の背面に配置されたコンテンツC20の範囲を特定する。そして、表示部155は、コンテンツC20のうち、特定した範囲の画像を生成し、表示されていたコンテンツC20の画像を生成した画像に変更する。すなわち、表示部155は、変更部156によって広告領域C11の形状が変更される度に、広告領域C11を透過して表示されるコンテンツC20の画像を生成し、生成した画像をウェブページC10の画像と重ねて表示することで、広告領域C11の形状を変更する処理を実現する。
ここで、図7を用いて、表示部155が実行する処理の一例を説明する。図7は、実施形態に係る端末装置がウェブページとコンテンツとを表示する処理の一例を説明する図である。なお、図7に示す例では、画面に表示される範囲を太点線で示した。例えば、表示部155は、図7の第1状態に示すように、透過領域である広告領域C11を有するウェブページC10を表示し、ウェブページC10の背面に、コンテンツC20を配置して表示する。そして、表示部155は、スクロール操作により、広告領域C11をウェブページC10と共にスクロールさせることで、ウェブページC10の背面に隠されたコンテンツC20の一部を表示する。
ここで、表示部155は、利用者が広告領域C11を選択した場合は、以下の処理を実行する。すなわち、表示部155は、ウェブページC10のうち、画面上に表示されている領域の画像C13を生成する。また、表示部155は、コンテンツC20のうち、広告領域C11と重なる範囲の画像C21を生成する。そして、表示部155は、図7の第2状態に示すように、画像C13の前面に画像C21を配置して表示する。
ここで、変更部156は、スライド操作に応じて広告領域C11の形状を変更する。かかる場合、表示部155は、コンテンツC20のうち形状が変更された広告領域C11と重なる範囲の画像を生成し、図7の第3状態に示すように、生成した画像を画像C21として表示する。
また、変更部156は、スライド操作が終了した場合は、広告領域C11の形状を振動させる態様でその都度変更する。かかる場合、表示部155は、コンテンツC20のうち形状が変更された広告領域C11と重なる範囲の画像を生成し、図7の第4状態に示すように、生成した画像を画像C21として表示する。このため、端末装置100は、広告領域C11の形状を変形し、その後振動するといった態様で、コンテンツC20を表示することができる。
また、表示部155は、広告領域C11の形状が元に戻った場合や、画像C13が表示された領域が利用者によって選択された場合は、図7の第1状態に示すように、ウェブページC10とコンテンツC20とを重ねて表示する。
なお、表示部155は、スライド操作の量が所定の閾値よりも大きい場合は、所定のタイミングで、コンテンツC20を画面全体に表示する。例えば、表示部155は、変更部156の形状が所定の回数振動した場合や、変更部156の形状が元の形状に戻った場合等、任意のタイミングで、画像C13、C21の表示を取りやめ、コンテンツC20を画面全体に表示する。
図6に戻り、説明を続ける。変更部156は、スライド操作が行われた場合は、広告領域C11の形状を変更することで、コンテンツC20のうち表示される領域を変更する。例えば、変更部156は、広告領域C11が表示されている位置を特定する。また、変更部156は、操作制御部152から、スライド操作が行われた方向や移動量等、スライド操作の内容の通知を受付けると、受付けたスライド操作の内容に応じて、広告領域C11の形状を変更し、形状を変更した広告領域C11の表示領域を表示部155に通知する。この結果、表示部155は、コンテンツC20のうち形状を変更した広告領域C11と重なる領域の画像を生成して表示する。
以下、変更部156が広告領域C11の形状を変更する例について説明する。例えば、変更部156は、スライド操作が行われた方向に、スライド操作における指の移動量に応じた分だけ、広告領域C11を延伸させる。より詳細には、変更部156は、広告領域C11が有する辺のうち、スライド操作が行われた方向の辺を、スライド操作における指の移動量に応じた分だけ、スライド操作が行われた方向に湾曲させる。この結果、変更部156は、例えば図1の第3状態に示すように、広告領域C11の形状をスライド操作が行われた方向に延伸させる。
また、変更部156は、スライド操作が終了した場合は、広告領域C11の形状を元に戻す。かかる場合、変更部156は、また、広告領域C11の形状を振動させ、かかる振動の大きさを減衰させることで、徐々に広告領域C11の形状を元の大きさに戻す。
より詳細には、変更部156は、スライド操作が終了すると、広告領域C11の形状を徐々に元の形状に戻すとともに、延伸させた方向とは逆の方向に広告領域C11の形状を延伸させる。かかる処理を繰り替えし実行することで、変更部156は、広告領域C11の形状を振動させる。
また、変更部156は、広告領域C11の形状を延伸させる量を徐々に減少させ、広告領域C11の形状を延伸させる量が所定の閾値以下となった場合は、広告領域C11の形状を元に戻す。なお、変更部156は、スライド操作が終了した際に、広告領域C11の形状を即時に元の形状に戻してもよい。また、変更部156は、広告領域C11の形状が変更されている際に、広告領域C11が表示されている領域以外の領域を利用者が選択した場合は、広告領域C11の形状を即時に元の形状に戻す。
なお、変更部156は、表示部155が画像C13、C21を表示している場合にも、広告領域C11の形状を変更し、形状を変更した広告領域C11の表示領域を表示部155に通知する。このため、変更部156は、コンテンツC20のうち、形状を変更した広告領域C11に表示される範囲の画像に変更することとなる。
次に、図8を用いて、変更部156が広告領域C11の形状を変更する処理の一例を説明する。図8は、実施形態に係る端末装置が広告領域の形状を変更する処理の一例を説明する図である。例えば、変更部156は、図8の第1状態に示すように、スライド操作が行われ、利用者の指F10が位置P03まで移動した場合は、広告領域C11のうちスライド操作が行われた方向の頂点P01と頂点P02とを特定する。また、変更部156は、頂点P01、頂点P02、および位置P03を有する三角形に内接する曲線を算出する。例えば、変更部156は、頂点P01、頂点P02、および位置P03を制御点とするベジェ曲線を算出する。そして、変更部156は、広告領域C11のうちスライド操作が行われた方向の辺を、算出したベジェ曲線に変更する。
また、変更部156は、利用者の指F10が移動した場合は、図8の第2状態に示すように、利用者の指F10の移動に追随して曲線を変更する。すなわち、変更部156は、所定の時間間隔で、利用者の指F10の位置P03と、各頂点P01、02とを制御点とするベジェ曲線を算出し、広告領域C11のうちスライド操作が行われた方向の辺を、算出した曲線に変更する。
このように、端末装置100は、スライド操作が行われた方向の辺を、頂点P01、頂点P02、および利用者が選択した位置P03を制御点とするベジェ曲線にするので、複雑な計算を行わずとも、容易に独特の感覚を生じさせることができる。例えば、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更させた利用者に対し、ゴムの様な質感を有する物体を引っ張るといった感覚を生じさせることができるので、コンテンツC20に係る情報をより印象付けることができる。
また、変更部156は、スライド操作が終了した場合は、広告領域C11の中心点を基準とし、スライド操作が終了した際の指F10の位置P03と反対方向の位置であって、広告領域C11の中心点までの距離が、位置P03から広告領域C11の中心点までの距離よりも所定の距離だけ短い位置P04を特定する。そして、変更部156は、広告領域C11の形状を徐々に元の状態に戻し、その後、広告領域C11のうち、スライド操作が行われた方向とは反対方向の辺を、広告領域C11の頂点P05、頂点P06、および位置P04を制御点とするベジェ曲線に変更する。その後、変更部156は、上述した処理を繰り返し実行することで、広告領域C11を振動させる。
なお、変更部156が広告領域C11の辺を曲線にする処理は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、変更部156は、広告領域C11の辺を、頂点P01、頂点P02、および位置P03を頂点する三角形を含む曲線に変更してもよい。また、変更部156は、ベジェ曲線以外にも、任意の手法を用いて曲線を算出し、広告領域C11のうち、スライド操作が行われた方向の辺を算出した曲線に変更することができる。
〔7.表示変更処理のバリエーション〕
上記では、図1に例示した表示態様を用いながら、端末装置100による表示変更処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、端末装置100が実行する表示変更処理のバリエーションについて説明する。なお、以下に説明する表示変更処理は、例えば変更部156による制御により表示部155が各種表示を行うことにより実現されるが、実施形態は、これに限定されるものではない。
〔7−1.広告領域の形状について〕
上述した端末装置100は、スライド操作に応じて広告領域C11の形状を延伸させた。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。
例えば、端末装置100は、スライド操作に応じて、広告領域C11の形状を他の態様で変形してもよい。例えば、端末装置100は、スライド操作が行われた方向の辺を、スライド操作を行った指と広告領域C11が有する各頂点とを結ぶ直線に変更してもよい。
また、端末装置100は、スライド操作に応じて、広告領域C11を複数の領域に分割し、領域ごとに異なる形状に変更してもよい。例えば、端末装置100は、スライド操作が行われた場合は、広告領域C11を複数の滴状の領域に分割し、各領域の形状を振動させながら画面外まで移動させてもよい。かかる場合、端末装置100は、コンテンツC20が液体のように複数の滴に分かれ、それぞれが震えながら画面外まで移動するといった複雑な態様を実現する。
また、端末装置100は、スライド操作に応じて、広告領域C11の形状を複数の方向に変形してもよい。例えば、端末装置100は、下方向のスライド操作が行われた場合に、広告領域C11の形状を上下方向に拡大してもよい。
〔7−2.広告領域の湾曲について〕
例えば、端末装置100は、スライド操作に応じて、広告領域C11の形状を湾曲させてもよい。具体的には、端末装置100は、広告領域C11が有する辺のうち、スライド操作が行われた辺と、かかる辺と対抗する辺とを、スライド操作が行われた方向に湾曲させることで、広告領域C11の形状を湾曲させてもよい。さらに、端末装置100は、広告領域C11の背面に所定のコンテンツを配置し、広告領域C11の形状を湾曲させることで、広告領域C11の背面に配置されていた所定のコンテンツを表示させてもよい。
以下、図9を用いて、端末装置100が広告領域C11の形状を湾曲させる例について説明する。図9は、実施形態に係る端末装置が広告領域の形状を湾曲される処理の一例を示す図である。まず、端末装置100は、ウェブページC10とコンテンツC20とコンテンツC30を受信する。ここで、コンテンツC30は、コンテンツC20と同様の広告に関するコンテンツであるものとする。
かかる場合、端末装置100は、コンテンツC20を画面内に配置するとともに、コンテンツC20の前面にウェブページC10を配置して表示する。このため端末装置100は、図9の第1状態に示すように、ウェブページC10を表示するとともに、コンテンツC20のうち広告領域C11の背面に配置された範囲を表示する。
ここで、端末装置100は、広告領域C11が利用者の指F10によって選択され、スライド操作が行われた場合は、以下の処理を実行する。まず、端末装置100は、広告領域C11が選択された際に、ウェブページC10の画像と、コンテンツC20の画像とを生成する。そして、端末装置100は、コンテンツC20の画像の背面にコンテンツC30を配置し、コンテンツC30の背面にウェブページC10の画像を配置して表示する。なお、係る状態においては、コンテンツC30がコンテンツC20の画像の背面に配置されているため、端末装置100は、図9に示す第1状態と同じ表示を行う。
また、端末装置100は、スライド操作に従って、広告領域C11の形状を湾曲する。例えば、端末装置100は、広告領域C11が有する辺のうち、画面上左右に配置された辺を固定とし、画面上上下に配置された辺をスライド操作に応じて湾曲させる。そして、端末装置100は、コンテンツC20のうち湾曲させた広告領域C11の背面に配置された領域の画像を生成し、かかる画像を表示する。
この結果、端末装置100は、図9の第2状態に示すように、コンテンツC20のうち湾曲した広告領域C11の背面に配置された領域を表示する。また、端末装置100は、広告領域C11に隠されていたコンテンツC30が、広告領域C11の変形に伴って表示されるといった複雑な態様で、コンテンツC30を表示する。
また、端末装置100は、スライド操作が終了した場合は、図9の第3状態に示すように、広告領域C11の形状をスライド操作が行われた方向とは反対の方向に湾曲させる。また、端末装置100は、図9の第4状態に示すように、広告領域C11の形状を振動させつつ、振動の大きさが徐々に減衰するといった態様で、広告領域C11の形状を変更する。
このように、端末装置100は、スライド操作に応じて、広告領域C11の形状を湾曲させる。また、端末装置100は、広告領域C11の背面に所定のコンテンツを配置し、広告領域C11の形状を湾曲させることで、広告領域C11の背面に配置されていたコンテンツC30を表示させる。このため、端末装置100は、スライド操作に応じて広告領域C11の形状が湾曲し、かかる湾曲によって広告領域C11に隠されていたコンテンツC30が表示されるといった複雑な態様で、広告領域C11の変形を行う。このため、端末装置100は、広告領域C11に表示されるコンテンツC20やコンテンツC30に係る情報を利用者に対して印象付けることができる。
〔7−3.ランディングページの切り替えについて〕
上述した端末装置100は、スライド操作が所定の閾値以上行われた場合は、所定のタイミングで、コンテンツC20を画面全体に表示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した量、すなわちスライド操作における指の移動距離に応じて、コンテンツC20以外のコンテンツを表示してもよい。
例えば、端末装置100は、スライド操作における指の移動距離が第1の閾値よりも短い場合は、広告領域C11の形状を振動させた後に元の形状に戻し、表示変更処理を終了する。一方、端末装置100は、スライド操作における指の移動距離が第1の閾値よりも長く、かつ、第1の閾値よりも大きい第2の閾値よりも短い場合は、広告領域C11の形状を振動させた後にコンテンツC20を表示する。かかる際、端末装置100は、コンテンツC20が利用者にタップされると、ランディングページを表示してもよい。
また、端末装置100は、スライド操作における指の移動距離が第2の閾値よりも長い場合は、コンテンツC20に代えて、他のコンテンツを画面全体に表示する。なお、端末装置100は、スライド操作における指の移動距離が第2の閾値よりも長い場合は、ウェブページC10およびコンテンツC20に代えて、コンテンツC20に設定されたランディングページを表示してもよい。
このように、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した量が所定の第2の閾値よりも大きい場合は、コンテンツC20に代えて他のコンテンツを表示する。このため、端末装置100は、利用者に何度もスライド操作を行わせる動機づけを提供することができるので、コンテンツC20に係る情報を利用者に印象付けることができる。
なお、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した方向、すなわち、スライド操作が行われた方向に応じて、コンテンツC20を他のコンテンツに変更してもよい。また、端末装置100は、スライド操作の行われた方向と、指が移動した距離との組合せに応じて、異なるコンテンツを表示してもよく、異なるランディングページを表示してもよい。
また、端末装置100は、利用者がスライド操作の所定の回数以上行った際に、コンテンツC20を画面全体に表示してもよい。また、端末装置10は、利用者がスライド操作を行った回数に応じて、表示するコンテンツやランディングページを変更してもよい。
また、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更していない際に利用者が広告領域C11をタップした場合は、ランディングページを表示してもよい。また、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した後でランディングページを表示する場合は、広告領域C11の形状を変更していない際に利用者が広告領域C11をタップすることで表示されるランディングページとは異なるランディングページを表示してもよい。
〔7−4.コンテンツC20の配置位置について〕
上述した端末装置100は、スクロール操作が行われた際に、コンテンツC20を移動させずにウェブページC10のみを移動させた。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、スクロール操作に応じて、ウェブページC10とコンテンツC20とをスクロールさせてもよい。
かかる処理を実行した場合、例えば、端末装置100は、スクロール操作が行われた際に、コンテンツC20のうち所定の範囲が表示された広告領域C11をスクロールさせる。そして、端末装置100は、スライド操作に応じて、広告領域C11の形状を変更する。このため、端末装置100は、ウェブページC10に固定されたコンテンツC20の一部がウェブページC10によって隠され、広告領域C11の形状を変更することで、コンテンツC20の隠された領域が表示されるといった複雑な態様で、コンテンツC20を表示することができる。この結果、端末装置100は、コンテンツC20に係る情報を利用者に印象付けることができる。
〔7−5.コンテンツの変更について〕
上述した端末装置100は、スライド操作に応じて広告領域C11の形状を変更した際に、コンテンツC20のうち形状が変更された広告領域C11の背面に配置された範囲を表示した。すなわち、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した際に、コンテンツC20を歪めることなく、画面上に表示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した場合は、変更後の形状に基づいて、コンテンツC20のうち表示される領域を歪めてもよい。また、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した場合は、変更後の形状に基づいて、コンテンツC20の色彩、再度、透過度等の表示態様を変更してもよい。
〔7−6.スライド処理の方向について〕
上述した例では、スライド操作が画面上下方向に行われた際に、広告領域C11の形状を画面上下方向に延伸または湾曲させる例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、スライド操作が画面左右方向に行われた際に、広告領域C11の形状を左右方向に延伸または湾曲させてもよい。
例えば、端末装置100は、横幅が画面サイズよりも短い広告領域C11を表示する。かかる場合、端末装置100は、スライド処理が左右方向に行われた際に、広告領域C11の形状を左右方向に延伸または湾曲させてもよい。
〔7−7.コンテンツの種別〕
なお、端末装置100は、画像を含むコンテンツC20、C30を表示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、動画像を含むコンテンツC20、C30を表示してもよい。また、端末装置100は、スライド操作の方向や大きさ等に基づいて、動画の再生を制御してもよい。例えば、端末装置100は、スライド操作が行われ、広告領域C11の形状が湾曲された場合、すなわち、コンテンツC30が表示された場合にのみ、コンテンツC30に含まれる動画像の再生を行ってもよい。
〔7−8.初期状態について〕
なお、端末装置100は、初期状態において、ウェブページC10のみを画面に表示するよう、ウェブページC10の表示領域の広さを設定したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、初期状態において、ウェブページC10の表示領域の横幅を画面の横幅よりも所定の幅だけ細くすることで、ウェブページC10の背面に配置されたコンテンツC20の一部を表示し、利用者に対してコンテンツC20に対する興味を生じさせてもよい。
〔7−9.表示変更処理のトリガについて〕
端末装置100は、スライド操作以外の操作に応じて表示変更処理を実行してもよい。例えば、端末装置100は、利用者が広告領域C11を強くタップした際に、広告領域C11の形状を変更してもよい。その他、端末装置100は、利用者がスライド操作を行った速度に応じて広告領域C11の形状を変更してもよい。
また、例えば、端末装置100は、物理センサ140等が取得する端末装置100の物理的な状態に基づいて、上述した表示変更処理を実行してもよい。例えば、端末装置100は、「振って」等といった利用者へのメッセージを含むウェブページC10を表示し、利用者が端末装置100を振った際に、表示変更処理を実行してもよい。
〔7−10.その他〕
端末装置100は、上述した任意の処理を適宜組み合わせて、表示変更処理を実行してもよい。かかる組合せは、広告配信サーバ20に広告コンテンツを登録する際、広告主が任意に設定することができる。そして、広告配信サーバ20は、広告主が設定した処理の組合せを端末装置100に実行させる制御情報を生成し、生成した制御情報を端末装置100に配信する。この結果、端末装置100は、上述した任意の処理を広告主の設定に応じて組合せ、実行することができる。
〔8.端末装置100の処理フロー〕
次に、図10を用いて、制御情報を実行した端末装置100が実行する処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る端末装置が実行する表示変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10に示す例では、端末装置100は、利用者の操作に応じてコンテンツ配信サーバ30にウェブページC10の配信を要求し、コンテンツ配信サーバ30からウェブページC10を受信する(ステップS101)。次に、端末装置100は、配信されたウェブページC10に取得命令が含まれる場合は、広告配信サーバ20に対して配信要求を送信する(ステップS102)。次に、端末装置100は、コンテンツC20を受信したか否かを判定する(ステップS103)。そして、端末装置100は、コンテンツC20を受信していないと判定した場合は(ステップS103:No)、再度ステップS103を実行する。
また、端末装置100は、コンテンツC20を受信した場合は(ステップS103:Yes)、ウェブページC10とコンテンツC20とを重ねて表示する(ステップS104)。また、端末装置100は、スクロール操作が検出されたか否かを判定し(ステップS105)、スクロール操作が検出された場合は(ステップS105:Yes)、スクロール操作に応じて、ウェブページC10を移動させる(ステップS106)。続いて、端末装置100は、広告領域C11が選択されたか否かを判定する(ステップS107)。
そして、端末装置100は、広告領域C11が選択された場合は(ステップS107:Yes)、ウェブページC10とコンテンツC20とに代えて、ウェブページC10の画像とコンテンツC20の画像とを表示し、利用者の指の位置に応じて広告領域C11の形状を変更する(ステップS108)。また、端末装置100は、指が画面から離れたか否かを判定し(ステップS109)、指が離れていない場合は(ステップS109:No)、指の位置に応じて広告領域C11の形状を変更し(ステップS110)、ステップS109を実行する。
また、端末装置100は、利用者の指が画面から離れた場合は(ステップS109:Yes)、広告領域C11の形状を振動させる振動表示を行う(ステップS111)。ここで、端末装置100は、広告領域C11が表示された領域以外、すなわち、ウェブページC10が表示された領域が選択されたか否かを判定する(ステップS112)。また、端末装置100は、広告領域C11が表示された領域以外が選択されていない場合は(ステップS112:No)、振動表示が終了したか否かを判定する(ステップS113)。
そして、端末装置100は、振動表示が終了したと判定した場合は(ステップS113:Yes)、ウェブページC10とコンテンツC20とを重ねて表示し(ステップS114)、処理を終了する。
一方、端末装置100は、振動表示が終了していない場合は(ステップS113:No)、ステップS112を実行する。また、端末装置100は、広告領域C11が表示された領域以外が選択された場合は(ステップS112:Yes)、ステップS113をスキップし、ステップS114を実行売る。また、端末装置100は、広告領域C11が選択されていない場合は(ステップS107:No)、若しくは、スクロール操作が検出されなかった場合は(ステップS105:No)、ステップS105を実行する。
〔9.変形例〕
上記では、図1に例示した表示態様を用いながら、端末装置100による表示変更処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、端末装置100が実行する表示変更処理のバリエーションについて説明する。なお、以下に説明する表示変更処理は、例えば変更部156が表示部155を制御することにより実現される。
〔9−1.コンテンツの種別〕
上述した端末装置100は、コンテンツC20として、広告主が登録した広告に関するコンテンツC20を表示した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、端末装置は、任意のコンテンツに対して表示変更処理を適用することができる。例えば、端末装置100は、広告以外にも、例えばゲームや利用者の操作を受付けるウェブページ等、任意のコンテンツに対して上述した表示変更処理を適用することができる。より具体的な例を説明すると、端末装置100は、ゲームの実行時や、フラッシュやCSS(Cascading Style Sheets)等の技術により作成されたインタラクティブ形式のウェブページを表示する際等に表示変更処理を実行してもよい。かかる処理を行うことで、端末装置100は、例えば、他のコンテンツの背面に隠されたコンテンツの一部をスクロール操作に応じて表示することで、隠されたコンテンツに対する利用者の興味を生じさせ、その後、スライド操作等、利用者の操作に応じて隠されたコンテンツの表示範囲を拡大したり、表示範囲の形状を変更することで、隠されたコンテンツに対して興味を持った利用者に対し、隠されたコンテンツが利用者に伝えようとする情報を印象付けることができる。
〔9−2.ログについて〕
ここで、端末装置100は、実際に表示されたコンテンツや、利用者によって選択されたコンテンツのログを取ってもよい。例えば、端末装置100は、利用者が広告領域C11を選択せずに、ウェブページC10の表示を終了した場合は、コンテンツC20が閲覧されていない旨のログを取得する。一方で、端末装置100は、利用者がスライド操作を行い、広告領域C11の形状を変更した場合は、コンテンツC20が閲覧された旨のログを取得する。また、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した結果、コンテンツC20の全体が画面に表示された場合は、コンテンツC20の全体が閲覧された旨のログを取得する。
このように端末装置100が取得したログは、各広告コンテンツのインプレッション数やCTRの更新、および、広告主に広告効果を報告する際等に有用なログとなる。なお、端末装置100は、コンテンツC20が閲覧された場合と、コンテンツC20の全体が閲覧された場合とで、インプレッションあたりの報酬を変更してもよい。
また、端末装置100が取得したログは、ランディングページに配置されるコンテンツの変更に用いられてもよい。例えば、端末装置100は、同一のランディングページを取得するとともに、かかるランディングページを配信するサーバに対して、広告領域C11の形状を変更したか否か、スライド処理の内容、コンテンツC20の全体を表示したか否か等の情報を通知する。かかる際、ランディングページを配信するサーバは、受信した情報に応じて、ランディングページに配置するコンテンツを特定し、特定したコンテンツをランディングページに配置するよう端末装置100に指示してもよい。
〔9−3.制御情報について〕
上記した端末装置100は、配信サーバ20がコンテンツC20とともに配信する制御情報を用いて、上記した表示処理を実行した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、上記した制御情報をコンテンツ配信サーバ30からウェブページとともに受信し、広告配信サーバ20からコンテンツC20とともに表示指示を受信する。そして、端末装置100は、コンテンツ配信サーバ30から受信した制御情報を実行するとともに、受信した表示指示に従って広告コンテンツの表示態様を変更してもよい。
また、端末装置100は、ウェブページC10の表示処理や、上述した表示変更処理等を端末装置100に実行させるアプリケーションをあらかじめダウンロードし、かかるアプリケーションを実行することで、上述した処理を実現してもよい。
〔9−4.装置構成〕
また、上記実施形態では、広告配信システム1に、広告配信サーバ20とコンテンツ配信サーバ30とが含まれる例を示したが、広告配信サーバ20とコンテンツ配信サーバ30とは1個の装置として形成されてもよい。この場合、図3に示した広告配信サーバ20は、例えば、図5に示したコンテンツ記憶部32、受付部34、配信部35を有する。そして、広告配信サーバ20は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付けた場合に、広告コンテンツとともに、取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
また、上記実施形態では、広告配信サーバ20から端末装置100にコンテンツC20が配信される例を示したが、コンテンツ配信サーバ30が、広告配信サーバ20からコンテンツC20を取得してもよい。この場合、広告配信サーバ20の要求受付部26は、コンテンツ配信サーバ30からコンテンツC20の取得要求を受け付ける。また、広告配信サーバ20は、コンテンツ配信サーバ30にコンテンツC20を配信する。また、コンテンツ配信サーバ30は、広告配信サーバ20から取得したコンテンツC20とともに、取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
〔9−5.端末装置の操作記録〕
また、上述してきた端末装置100は、実施形態に係るコンテンツC20が配置されているウェブページに対して、利用者がどれだけ端末装置100を操作したかという記録を広告配信サーバ20に送信してもよい。具体的には、端末装置100は、コンテンツC20が配置されているウェブページに対して利用者が行うスクロール操作や、スライド操作、利用者がスライド操作を行った位置、スライド操作を行った回数や時間等を記録する。
また、端末装置100は、コンテンツC20に対する選択操作や、ウェブページC10をリロードした回数や、コンテンツC20を特定する情報について端末装置からの発信操作(例えば、SNSへの書き込みなど)など、利用者が端末装置100に対して行う種々の操作を記録することもできる。そして、端末装置100は、操作履歴に関する情報を広告配信サーバ20に送信する。
かかる場合、広告配信サーバ20は、端末装置100から配信された操作履歴に関する情報を集計し、かかる情報について分析した情報をさらに取得する。例えば、広告配信サーバ20は、実施形態に係る制御情報を伴うコンテンツC20とかかる制御情報を伴わないコンテンツC20とについて、スクロール操作の回数や、スライド操作が行われた回数、表示変更処理を実行した回数、コンテンツC20の全体を表示した回数、表示したランディングページの種別やランディングページに配置されたコンテンツの種別、CTRなどの広告効果の指標を比較した情報などを取得する。
ここで、実施形態に係る制御情報を伴うコンテンツC20が表示されるウェブページC10に対する操作履歴は、広告効果を示す指標となりうる。すなわち、実施形態に係る制御情報を伴うコンテンツC20が表示されるウェブページにおいては、コンテンツC20自体が選択されることによりコンテンツC20の先のウェブページ(ランディングページ)が表示されることのみならず、かかるウェブページC10に対して利用者がどれだけ操作を行ったか(例えば、利用者がどれだけスライド操作を行って画面の表示態様を変化させたか)という操作履歴自体が利用者のコンテンツC20への興味を示す指標といえる。
例えば、広告配信サーバ20は、利用者がスライド操作を実行し、表示変更処理を実行させることで、広告領域C11の形状を変更した回数や時間、コンテンツC20の全体を画面内に配置させた回数や時間等を比較することで、実施形態に係る制御情報を伴うコンテンツC20を表示した際に、コンテンツC20が広く伝えようとする情報、すなわち広告に対する関心をどれくらい発生させたかを示す指標を提供することができる。したがって、広告配信サーバ20は、広告主端末10に端末装置100の操作履歴に関する情報を送信することにより、実施形態に係るコンテンツC20が表示されるウェブページC10に対する広告効果の指標を示すレポートとすることができる。なお、広告配信サーバ20は、広告主端末10に端末装置100の操作履歴に関する情報をそのまま送信してもよい。
これにより、広告配信サーバ20は、端末装置100における実施形態に係る制御情報を伴うコンテンツC20の表示態様の有用性を広告主に示すことができる。
〔9−6.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図6に示した要求部151および操作制御部152は統合されてもよい。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔9−7.プログラム〕
また、上記してきた実施形態に係る端末装置100、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告配信サーバ20を例に挙げて説明する。図11は、広告配信サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、係るプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、係るプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告配信サーバ20として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部23の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部22内のデータ、すなわち広告データベース24が格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。
なお、コンピュータ1000が実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部33の機能を実現する。また、HDD1400には、コンテンツ記憶部32内のデータが格納される。
〔10.効果〕
上述したように、端末装置100は、ウェブページC10を表示し、ウェブページC10に含まれる広告領域C11内にコンテンツC20の一部を表示する。そして、端末装置100は、利用者が選択する位置が広告領域C11内から広告領域C11外へと移動した場合、すなわち、スライド操作が行われた場合は、広告領域C11の形状を変更することで、コンテンツC20のうち表示される領域を変更する。このため、端末装置100は、コンテンツC20が利用者に伝えようとする情報等、コンテンツC20に係る情報の訴求力を向上させることができる。
例えば、端末装置100は、利用者がウェブページC10のスクロール操作を行った際に、ウェブページC10の背面に配置されたコンテンツC20の一部のみを広告領域C11に表示する。かかる表示によりコンテンツC20に興味を持った利用者がスライド操作を行った場合は、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更することで、表示されるコンテンツC20の範囲を変更する。この結果、端末装置100は、コンテンツC20を印象付けることができるので、コンテンツC20に係る情報の訴求力を向上させることができる。
より具体的な例を説明すると、端末装置100は、コンテンツC20として広告に係る広告コンテンツを表示した場合、広告コンテンツに対する利用者の興味を生じさせることができるので、広告コンテンツが伝えようとする情報の訴求力を向上させる結果、広告効果を向上させることができる。
また、端末装置100は、スライド操作が行われた方向へ広告領域C11の形状を変更する。このため、端末装置100は、コンテンツC20が表示される領域の形状が利用者のスライド操作により引っ張られた方向に変形するといった複雑な態様で、コンテンツC20を表示できる。
また、端末装置100は、スライド操作が行われた距離に応じた分だけ、広告領域C11の形状を変更する。このため、端末装置100は、コンテンツC20が表示される領域の形状が利用者のスライド操作により引っ張られた分だけ変形するといった複雑な態様で、コンテンツC20を表示できる。
また、端末装置100は、スライド操作が行われた場合は、広告領域C11の形状を延伸させる。例えば、端末装置100は、広告領域C11のうち、スライド操作が行われた方向の辺を、スライド操作が行われた方向に湾曲させる。このため、端末装置100は、コンテンツC20が表示される領域の形状が利用者のスライド操作により延伸するといった複雑な態様で、コンテンツC20を表示できる。
また、端末装置100は、スライド操作が行われた方向に、広告領域C11の形状を湾曲させる。このため、端末装置100は、コンテンツC20が表示される領域の形状が利用者のスライド操作により湾曲するといった複雑な態様で、コンテンツC20を表示できる。
また、端末装置100は、広告領域C11の背面にコンテンツC30を配置し、広告領域C11の形状が湾曲された際に、広告領域C11の背面に配置されたコンテンツC30を表示する。このため、端末装置100は、コンテンツC20が表示される領域が湾曲した際に、コンテンツC20の背面に隠されていたコンテンツC30が表示されるといった複雑な態様で、コンテンツC20、C30を表示できる。
また、端末装置100は、スライド操作が終了した場合は、広告領域C11の形状を変更した方向と、かかる方向とは逆の方向とに、広告領域C11の形状を振動させる。このため、端末装置100は、例えば、コンテンツC20が表示される領域がゴムの様に振動するといった複雑な態様で、コンテンツC20を表示できる。
また、端末装置100は、時間の経過に応じて、広告領域C11の形状を振動させる大きさを減衰させる。このため、端末装置100は、例えば、コンテンツC20が表示される領域の振動が徐々に減衰するといった複雑な態様で、コンテンツC20を表示できる。
上述した処理により、端末装置100は、コンテンツC20、C30を複雑な態様で表示できるので、コンテンツC20、C30を利用者に印象付けることができる結果、コンテンツC20、C30に係る情報の訴求力を向上させることができる。
また、端末装置100は、スライド操作が終了した場合は、広告領域C11の形状を所定の形状、すなわち元の形状に戻す。このため、端末装置100は、利用者によるウェブページC10の閲覧を妨害しないので、コンテンツC20に対する印象の悪化を防ぐことができる。
また、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更している際に、広告領域C11が表示されている領域以外の領域を利用者が選択した場合は、広告領域C11の形状を元の形状に戻す。このため、端末装置100は、利用者がウェブページC10を閲覧したい場合に、表示変更処理を即時に終了するので、コンテンツC20に対する印象の悪化を防ぐことができる。
また、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した量が所定の閾値よりも大きい場合は、コンテンツC20の全体を画面に表示する。すなわち、端末装置100は、コンテンツC20に対して強い興味を有する利用者に対し、コンテンツC20の全体を表示する。このため、端末装置100は、コンテンツC20に係る情報の訴求力を向上させることができる。
また、端末装置100は、広告領域C11の形状を変更した量が所定の閾値よりも大きい場合は、コンテンツC20に代えて、他のコンテンツを表示する。このため、端末装置100は、何度もスライド操作を行わせる動機づけを利用者に与えることができる。この結果、端末装置100は、コンテンツC20に係る情報を利用者に印象付け、コンテンツC20に係る情報の訴求力を向上させることができる。
また、端末装置100は、ウェブページC10をスクロールさせる操作が行われた場合は、ウェブページC10をスクロールさせる、または、ウェブページC10とコンテンツC20とをスクロールさせる。このため、端末装置100は、例えば、ウェブページC10の背面に隠されたコンテンツC20のうち表示される領域が変形するといった態様だけではなく、ウェブページC10に配置されたコンテンツC20の表示領域が変形するといった態様で、コンテンツC20を表示できる。この結果、端末装置100は、コンテンツC20に係る情報を利用者に印象付け、コンテンツC20に係る情報の訴求力を向上させることができる。
また、端末装置100は、広告領域C11が利用者に選択された場合は、ウェブページC10とコンテンツC20とに代えて、ウェブページC10の画像と、コンテンツC20の画像とを表示する。そして、端末装置100は、コンテンツC20のうち、スライド操作に応じて形状を変更した広告領域C11の背面に配置された範囲の画像を生成し、コンテンツC20の画像として表示する。ここで、端末装置100は、コンテンツC20の画像に代えて、コンテンツC20の一部を表示し、広告領域C11の形状の変更に伴い、表示される領域を変更したコンテンツC20の一部を表示してもよい。
このため、端末装置100は、例えば、スライド操作に伴い、ウェブページC10に配置されたリンクが選択される等の誤動作を防ぐことができる。この結果、端末装置100は、コンテンツC20に対する印象の悪化を防ぐことができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、配信部は、配信手段や配信回路に読み替えることができる。
1 配信システム
10 広告主端末
20 広告配信サーバ
21、31、110 通信部
22 記憶部
23、33、150 制御部
24 広告データベース
25 入稿受付部
26 要求受付部
27 広告選択部
28 配信部
30 コンテンツ配信サーバ
32 コンテンツ記憶部
34 受付部
35 配信部
100 端末装置
120 入力部
130 出力部
140 物理センサ
151 要求部
152 操作制御部
153 表示制御部
154 配置部
155 表示部
156 変更部

Claims (25)

  1. コンピュータに、
    第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示手順と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記表示領域の所定の辺が有する両端を固定したまま当該表示領域の形状を変更することで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更手順と
    を実行させるための情報表示プログラム。
  2. 前記変更手順は、前記表示領域が有する辺のうち、前記操作の内容に応じた方向の辺が有する両端を固定したまま、前記表示領域の形状を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示プログラム。
  3. 前記変更手順は、前記表示領域が有する辺のうち、前記操作が行われた方向の辺が有する両端を固定したまま、前記表示領域の形状を変更する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報表示プログラム。
  4. コンピュータに、
    第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示手順と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記表示領域の所定の辺前記操作の内容に応じた方向に湾曲させることで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更手順と
    を実行させるための情報表示プログラム。
  5. コンピュータに、
    第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示手順と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記操作の内容に応じた方向に、前記表示領域の形状を湾曲させることで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更手順と
    を実行させるための情報表示プログラム。
  6. 前記表示手順は、前記表示領域の背面に第3コンテンツを配置し、前記変更手順によって前記表示領域の形状が湾曲された際に、前記第3コンテンツを表示することを特徴とする請求項に記載の情報表示プログラム。
  7. コンピュータに、
    第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示手順と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記表示領域の形状を変更することで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更し、前記第2コンテンツに対する所定の操作が終了した場合は、前記表示領域の形状を変更した方向と、当該方向とは逆の方向とに、当該表示領域の形状を振動させる変更手順と
    を実行させるための情報表示プログラム。
  8. 前記変更手順は、時間の経過に応じて、前記表示領域の形状を振動させる大きさを減衰させることを特徴とする請求項に記載の情報表示プログラム。
  9. 前記変更手順は、前記表示領域の形状が変更されている際に、当該表示領域以外の領域を利用者が選択した場合は、前記表示領域の形状を所定の形状に戻すことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の情報表示プログラム。
  10. 前記表示手順は、前記表示領域の形状を変更した量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記第2コンテンツの全体を表示することを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の情報表示プログラム。
  11. 前記表示手順は、前記表示領域の形状を変更した量が第2の閾値よりも大きい場合は、第4コンテンツを表示することを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1つに記載の情報表示プログラム。
  12. 前記表示手順は、前記第1コンテンツに対するスクロール操作が行われた場合は、前記第1コンテンツをスクロールさせる、または、前記第1コンテンツと前記第2コンテンツとをスクロールさせることを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか1つに記載の情報表示プログラム。
  13. 前記表示手順は、前記表示領域が利用者に選択された場合は、前記第1コンテンツと前記第2コンテンツとに代えて、前記第1コンテンツのうち前記表示領域が選択された際に表示された範囲の画像と、前記表示領域内に表示される前記第2コンテンツの一部とを表示し
    前記変更手順は、前記利用者の操作に応じて、前記第2コンテンツの一部を、前記表示領域の形状を変更した際に表示される前記第2コンテンツの一部に変更する
    ことを特徴とする請求項1〜12のうちいずれか1つに記載の情報表示プログラム。
  14. 制御情報とともに、第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示される第2コンテンツを端末装置に配信する配信部を備え、
    前記制御情報は、
    前記第1コンテンツを表示し、前記表示領域内に前記第2コンテンツの一部を表示する表示手順と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記表示領域の所定の辺が有する両端を固定したまま当該表示領域の形状を変更することで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更手順と
    を前記端末装置に実行させるための制御情報であることを特徴とする配信装置。
  15. 情報表示装置が実行する情報表示方法であって、
    第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示工程と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記表示領域の所定の辺が有する両端を固定したまま当該表示領域の形状を変更することで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更工程と
    を含むことを特徴とする情報表示方法。
  16. 第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示部と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記表示領域の所定の辺が有する両端を固定したまま当該表示領域の形状を変更することで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更部と
    を有することを特徴とする情報表示装置。
  17. 制御情報とともに、第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示される第2コンテンツを端末装置に配信する配信部を備え、
    前記制御情報は、
    第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示手順と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記表示領域の所定の辺前記操作の内容に応じた方向に湾曲させることで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更手順と
    を前記端末装置に実行させるための制御情報であることを特徴とする配信装置。
  18. 情報表示装置が実行する情報表示方法であって、
    第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示工程と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記表示領域の所定の辺前記操作の内容に応じた方向に湾曲させることで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更工程と
    を含むことを特徴とする情報表示方法。
  19. 第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示部と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記表示領域の所定の辺前記操作の内容に応じた方向に湾曲させることで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更部と
    を有することを特徴とする情報表示装置。
  20. 制御情報とともに、第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示される第2コンテンツを端末装置に配信する配信部を備え、
    前記制御情報は、
    第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示手順と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記操作の内容に応じた方向に、前記表示領域の形状を湾曲させることで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更手順と
    を前記端末装置に実行させるための制御情報であることを特徴とする配信装置。
  21. 情報表示装置が実行する情報表示方法であって、
    第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示工程と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記操作の内容に応じた方向に、前記表示領域の形状を湾曲させることで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更工程と
    を含むことを特徴とする情報表示方法。
  22. 第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示部と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記操作の内容に応じた方向に、前記表示領域の形状を湾曲させることで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更する変更部と
    を有することを特徴とする情報表示装置。
  23. 制御情報とともに、第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に表示される第2コンテンツを端末装置に配信する配信部を備え、
    前記制御情報は、
    第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示手順と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記表示領域の形状を変更することで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更し、前記第2コンテンツに対する所定の操作が終了した場合は、前記表示領域の形状を変更した方向と、当該方向とは逆の方向とに、当該表示領域の形状を振動させる変更手順と
    を前記端末装置に実行させるための制御情報であることを特徴とする配信装置。
  24. 情報表示装置が実行する情報表示方法であって、
    第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示工程と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記表示領域の形状を変更することで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更し、前記第2コンテンツに対する所定の操作が終了した場合は、前記表示領域の形状を変更した方向と、当該方向とは逆の方向とに、当該表示領域の形状を振動させる変更工程と
    を含むことを特徴とする情報表示方法。
  25. 第1コンテンツを表示し、当該第1コンテンツに含まれる所定の表示領域内に第2コンテンツの一部を表示する表示部と、
    前記第2コンテンツに対する所定の操作が行われた場合は、前記表示領域の形状を変更することで、前記第2コンテンツのうち表示される領域を変更し、前記第2コンテンツに対する所定の操作が終了した場合は、前記表示領域の形状を変更した方向と、当該方向とは逆の方向とに、当該表示領域の形状を振動させる変更部と
    を有することを特徴とする情報表示装置。
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