JP6247847B2 - 皮膚のしわ形成防止・改善剤、ヒアルロン酸生成促進剤、コラーゲン生成促進剤及びmmp阻害剤 - Google Patents
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Description
アケビ(Akebia quinata)の果皮の乾燥物20gに精製水400mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してアケビの熱水抽出物を9.7g得た。
アケビ(Akebia quinata)の果皮の乾燥物20gに50%エタノール400mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、アケビの50%エタノール抽出物を9.4g得た。
アケビ(Akebia quinata)の果皮の乾燥物50gにエタノール1000mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、アケビのエタノール抽出物を7.6g得た。
アケビ(Akebia quinata)の果皮の乾燥物20gに50%1,3‐ブチレングリコール400mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、アケビの50%1,3‐ブチレングリコール抽出物を380g得た。
アケビ(Akebia quinata)の種子の乾燥物70kgを圧搾し、未精製油17kgを得た。これに脱ガム処理を施し、アケビ油15.6kgを得た。
アケビ(Akebia quinata)の種子の圧搾後の残渣20gに精製水400mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してアケビの熱水抽出物を3.4g得た。
アケビ(Akebia quinata)の種子の圧搾後の残渣20gに50%エタノール400mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、アケビの50%エタノール抽出物を4.1g得た。
アケビ(Akebia quinata)の種子の圧搾後の残渣50gにエタノール1000mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、アケビのエタノール抽出物を7.0g得た。
アケビ(Akebia quinata)の種子の圧搾後の残渣20gに50%1,3‐ブチレングリコール400mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、アケビの50%1,3‐ブチレングリコール抽出物を380g得た。
アケビ(Akebia quinata)の種子の圧搾後の残渣をヘキサンに浸漬し撹拌後、濾過し、残渣を減圧乾燥した。得られた残渣20gに精製水400mLを加え、95〜100℃で2時間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥してアケビ種子の熱水抽出物を4.0g得た。
アケビ(Akebia quinata)の種子の圧搾後の残渣をヘキサンに浸漬し撹拌後、濾過し、残渣を減圧乾燥した。得られた残渣20gに50%エタノール400mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、アケビ種子の50%エタノール抽出物を4.7g得た。
アケビ(Akebia quinata)の種子の圧搾後の残渣をヘキサンに浸漬し撹拌後、濾過し、残渣を減圧乾燥した。得られた残渣50gにエタノール1000mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、アケビ種子のエタノール抽出物を8.0g得た。
アケビ(Akebia quinata)の種子の圧搾後の残渣をヘキサンに浸漬し撹拌後、濾過し、残渣を減圧乾燥した。得られた残渣20gに50%1,3‐ブチレングリコール400mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、アケビ種子の50%1,3‐ブチレングリコール抽出物を380g得た。
アケビ(Akebia quinata)の種子の圧搾後の残渣をヘキサンに浸漬し撹拌後、濾過し、残渣を減圧乾燥した。得られた残渣50gにアセトン1000mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、アケビ種子のアセトン抽出物を6.7g得た。
アケビ(Akebia quinata)の種子の圧搾後の残渣50gにヘキサン1000mLを加え、常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固して、アケビ種子のヘキサン抽出物を1.8g得た。
ヒト線維芽細胞NB1RGBを60mm dishに1×105個播種し、コンフルエントになった時点で、終濃度が10μg/mLになるように試料を添加した。コントロールには、試料を希釈した溶媒を添加した。24時間培養後、総RNAの抽出を行った。細胞からの総RNAの抽出はTRIZOL Reagent(Invitrogen)を用いて行い、総RNA量は分光光度計(NanoDrop)を用いて260nmにおける吸光度により求めた。mRNA発現量の測定は、細胞から抽出した総RNAを基にしてリアルタイムRT−PCR法により行った。リアルタイムRT−PCR法には、SuperScriptIII Platinum Two−Step qRT−PCR Kit with SYBR Green(Invitrogen)を用いた。すなわち、500ngの総RNAを逆転写反応後、PCR反応(95℃:15秒間、60℃:30秒間、40cycles)を行った。その他の操作は定められた方法に従い、HAS2、COL1A、MMP−1及びMMP−2 mRNAの発現量を、内部標準であるβ―actin mRNAの発現量に対する割合として求めた。HAS2発現率は、コントロールのHAS2 mRNAの発現量に対する試料添加群のHAS2 mRNAの発現量の比率として算出した。COL1A発現率及びMMP発現率についても、同様に算出した。尚、各遺伝子の発現量の測定に使用したプライマーは次の通りである。
TGGATGACCTACGAAGCGATTA(配列番号1)
GCTGGATTACTGTGGCAATGAG(配列番号2)
COL1A用のプライマーセット
AGGACAAGAGGCATGTCTGGTT(配列番号3)
TTGCAGTGGTAGGTGATGTTCTG(配列番号4)
MMP−1用のプライマーセット
GGGAGATCATCGGGACAACTC(配列番号5)
TGAGCATCCCCTCCAATACC(配列番号6)
MMP−2用のプライマーセット
CCGTCGCCCATCATCAA(配列番号7)
CTTCTGCATCTTCTTTAGTGTGTCCTT(配列番号8)
β―Actin用のプライマーセット
CACTCTTCCAGCCTTCCTTCC(配列番号9)
GTGTTGGCGTACAGGTCTTTG(配列番号10)
処方 配合量(部)
1.アケビ果皮の熱水抽出物(製造例1) 1.0
2.1,3‐ブチレングリコール 8.0
3.グリセリン 2.0
4.キサンタンガム 0.02
5.クエン酸 0.01
6.クエン酸ナトリウム 0.1
7.エタノール 5.0
8.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
9.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.1
10.香料 適量
11.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分1〜6及び11と、成分7〜10をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合し濾過して製品とする。
処方 配合量(部)
1.アケビ果皮の50%エタノール抽出物(製造例2) 0.5
2.スクワラン 5.5
3.オリーブ油 3.0
4.ステアリン酸 2.0
5.ミツロウ 2.0
6.ミリスチン酸オクチルドデシル 3.5
7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
8.ベヘニルアルコール 1.5
9.モノステアリン酸グリセリン 2.5
10.香料 0.1
11.パラオキシ安息香酸メチル 0.25
12.1,3‐ブチレングリコール 8.5
13.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2〜9を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1及び11〜13を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分10を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
処方 配合量(部)
1.アケビ果皮のエタノール抽出物(製造例3) 1.0
2.スクワラン 5.0
3.オリーブ油 5.0
4.ホホバ油 5.0
5.セタノール 1.5
6.モノステアリン酸グリセリン 2.0
7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
8.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(20E.O.) 2.0
9.香料 0.1
10.プロピレングリコール 1.0
11.グリセリン 2.0
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
13.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2〜8を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1及び10〜13を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分9を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
処方 配合量(部)
1.アケビ果皮の熱水抽出物(製造例1) 0.001
2.エタノール 5.0
3.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
4.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.1
5.香料 適量
6.1,3‐ブチレングリコール 5.0
7.グリセリン 5.0
8.キサンタンガム 0.1
9.カルボキシビニルポリマー 0.2
10.水酸化カリウム 0.2
11.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2〜5と、成分1及び6〜11をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合して製品とする。
処方 配合量(部)
1.アケビ種子の熱水抽出物1(製造例6) 0.1
2.アケビ油(製造例5) 0.1
3.ポリビニルアルコール 12.0
4.エタノール 5.0
5.1,3‐ブチレングリコール 8.0
6.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
7.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O.) 0.5
8.クエン酸 0.1
9.クエン酸ナトリウム 0.3
10.香料 適量
11.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分1〜11を均一に溶解し製品とする。
処方 配合量(部)
1.アケビ果皮の50%1,3‐ブチレングリコール抽出物(製造例4)1.0
2.ステアリン酸 2.4
3.ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(20E.O.) 1.0
4.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 2.0
5.セタノール 1.0
6.液状ラノリン 2.0
7.流動パラフィン 3.0
8.ミリスチン酸イソプロピル 6.5
9.カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1
10.ベントナイト 0.5
11.プロピレングリコール 4.0
12.トリエタノールアミン 1.1
13.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
14.二酸化チタン 8.0
15.タルク 4.0
16.ベンガラ 1.0
17.黄酸化鉄 2.0
18.香料 適量
19.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2〜8を加熱溶解し、80℃に保ち油相とする。成分19に成分9をよく膨潤させ、続いて、成分1及び10〜13を加えて均一に混合する。これに粉砕機で粉砕混合した成分14〜17を加え、ホモミキサーで撹拌し75℃に保ち水相とする。この水相に油相をかき混ぜながら加え、冷却し、45℃で成分18を加え、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
処方 配合量(部)
1.アケビ果皮の熱水抽出物(製造例1) 5.0
2.アケビ油(製造例5) 1.0
3.炭酸水素ナトリウム 50.0
4.黄色202号(1) 適量
5.香料 適量
6.硫酸ナトリウムにて全量を100とする
[製造方法]成分1〜6を均一に混合し製品とする。
処方 配合量(部)
1.アケビ種子のアセトン抽出物(製造例14) 0.5
2.ポリオキシエチレンセチルエーテル(30E.O.) 2.0
3.モノステアリン酸グリセリン 10.0
4.流動パラフィン 5.0
5.セタノール 6.0
6.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
7.プロピレングリコール 10.0
8.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分3〜6を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分1、2及び7、8を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
処方 配合量(部)
1.アケビ果皮の熱水抽出物(製造例1) 20.0
2.乾燥コーンスターチ 30.0
3.微結晶セルロース 50.0
[製造方法]成分1〜3を混合し、散剤とする。
処方 配合量(部)
1.アケビ果皮のエタノール抽出物(製造例3) 5.0
2.乾燥コーンスターチ 29.0
3.カルボキシメチルセルロースカルシウム 20.0
4.微結晶セルロース 40.0
5.ポリビニルピロリドン 7.0
6.タルク 3.0
[製造方法]成分1〜4を混合し、次いで成分5の水溶液を結合剤として加えて顆粒成形する。成形した顆粒に成分6を加えて打錠する。1錠0.52gとする。
処方 配合量(部)
1.アケビ油(製造例5) 1.0
2.乾燥コーンスターチ 50.0
3.エリスリトール 40.0
4.クエン酸 5.0
5.ショ糖脂肪酸エステル 3.0
6.香料 適量
7.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分1〜4及び7を混合し、顆粒成形する。成形した顆粒に成分5及び6を加えて打錠する。1粒1.0gとする。
処方 配合量(部)
1.アケビ果皮の熱水抽出物(製造例1) 2.0
2.果糖ブドウ糖液糖 12.5
3.クエン酸 0.1
4.香料 0.05
5.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分1〜5を混合し、飲料とする。
処方 配合量(部)
1.アケビ果皮の熱水抽出物(製造例1) 10.0
2.粉糖 65.0
3.粉末ピーチ果汁 15.0
4.L−アスコルビン酸 8.0
5.結晶クエン酸 1.2
6.クエン酸ナトリウム 0.75
7.アスパルテーム 0.02
8.粉末ピーチ香料 0.03
[製造方法]成分1〜8を混合し、粉末飲料とする。
Claims (4)
- アケビの果皮の、水、低級アルコール及び液状多価アルコールから選ばれる一種又は二種以上の溶媒による抽出物及び/又は種子の水抽出物を含有することを特徴とする関節用又は熱傷の初期の治療用ヒアルロン酸生成促進剤。
- アケビの果皮の、水、低級アルコール及び液状多価アルコールから選ばれる一種又は二種以上の溶媒による抽出物を含有することを特徴とするコラーゲン生成促進剤。
- アケビの種子油を含有することを特徴とするMMP−1阻害剤。
- アケビの果皮の低級アルコール抽出物及び/又は圧搾後の残渣を脱脂したアケビ種子の含水エタノール抽出物を含有することを特徴とするMMP-2阻害剤。
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