JP6247511B2 - ペースト状口唇化粧料 - Google Patents

ペースト状口唇化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP6247511B2
JP6247511B2 JP2013241892A JP2013241892A JP6247511B2 JP 6247511 B2 JP6247511 B2 JP 6247511B2 JP 2013241892 A JP2013241892 A JP 2013241892A JP 2013241892 A JP2013241892 A JP 2013241892A JP 6247511 B2 JP6247511 B2 JP 6247511B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
component
lip cosmetic
feeling
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013241892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015101550A (ja
Inventor
佳世子 林
佳世子 林
廉雄 菱沼
廉雄 菱沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Key Trading Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Key Trading Co Ltd filed Critical Key Trading Co Ltd
Priority to JP2013241892A priority Critical patent/JP6247511B2/ja
Publication of JP2015101550A publication Critical patent/JP2015101550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6247511B2 publication Critical patent/JP6247511B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、化粧持続性に優れ、物理的な擦れなどによる二次付着(色移り)防止効果を有し、加えて、塗布時の伸びや滑らかな使用感、ツヤのある仕上がりが改善されたペースト状口唇化粧料に関する。
従来より、口唇化粧料に関して、化粧持続性に優れ、物理的な擦れなどによる二次付着(色移り)防止効果の改善は強く望まれており、さまざまな検討がなされてきた。
例えば、特許文献1には、揮発性溶媒と、シリコーンエステルワックスと、粉末と、油を含む、色移り性が改良されている無水スティック状化粧料組成物が開示されている。
特許文献2には、揮発性油分と、前記揮発性油分に溶解する撥水性ポリマーと、前記揮発性油分が存在しない状態で、前記撥水性ポリマーに被覆され得る粉体と、前記揮発性油分と相溶性を有する非揮発性油分とを含み、前記撥水ポリマーと前記非揮発性油分の濁度が、9.0〜25.5であることを特徴とする口紅用組成物が開示されている。
特許文献3には、揮発性油分と、前記揮発性油分に溶解する撥水性ポリマーと、前記揮発性油分に分散するワックスと、前記揮発性油分と相溶性を有する非揮発性油分とを含むことを特徴とする口紅用組成物が開示されている。
特許文献4には、有機シリコーン樹脂、揮発性油剤、重質流動イソパラフィンもしくはポリブテン、親油性ゲル化剤及び粉体を含有する棒状化粧料が開示されている。
特許文献5には、ダイマー酸エステル、揮発性シリコーン油、有機シリコーン樹脂及び特定の表面処理を施した粉体を配合した油性化粧料が開示されている。ここで有機シリコーン樹脂としてトリメチルシロキシケイ酸が例示されている。
特開平6−199630号 特開平9−48709号 特開平9−143034号 特開2001−226223号 特開2009−256339号
しかしながら、上記特許文献は、ほとんどがスティック状、棒状等の形態を有する固形油性化粧料として開発されたものであり、充填成型安定性、クラックの抑制、折損強度の保持に腐心してか、ワックス、粘稠性成分を多用するものである。その結果、化粧持続性について、格段の有意を得ることは困難であった。また、二次付着(色移り)防止効果については、塗布してから効果が発現するまでに時間がかかるという問題点があった。
上記特許文献2,3においては、ペースト状口紅実施例の記載が存在するが、塗布時の伸びや滑らかな使用感、ツヤのある仕上がりが改善されるには至っていない。
上記引用文献5は、ゲル状油性化粧料が記載されているが、シリコーン樹脂の配合量が少ないため塗布膜が口唇に固着するものではなく、化粧持続性及び二次付着防止効果に満足できるものではなかった。
また、トリメチルシロキシケイ酸を配合する化粧料においては、組成によっては各成分が十分に溶解しあわないために、組成物が分離してしまい、化粧料とすることができない場合も生じる。
本発明は、化粧持続性に優れ、物理的な擦れなどによる二次付着(色移り)防止効果を有し、加えて、塗布時の伸びや滑らかな使用感、ツヤのある仕上がりが改善されたペースト状口唇化粧料を提供することを課題とした。
本発明は、トリメチルシロキシケイ酸(a)20〜50質量%、揮発性炭化水素油(b)10〜40質量%、デキストリン脂肪酸エステル(c)4〜15質量%、及び、マイクロクリスタリンワックス(d)1〜6質量%を含有し、上記成分(c)に対する上記成分(d)の配合割合(d)/(c)が1/4〜2/4であることを特徴とするペースト状口唇化粧料である。
上記ペースト状口唇化粧料は、更に、ダイマー酸エステル油及び/またはワセリン(e)1〜30質量%を含有することが好ましい。
上記ペースト状口唇化粧料は、更に、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー及び/または(アクリレーツ/アクリル酸ベヘニル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー(f)0.5〜7質量%を含有することが好ましい。
本発明により、化粧持続性及び二次付着(色移り)防止効果を有し、加えて、塗布時の伸び、滑らかさ等の使用感にも優れたペースト状口唇化粧料を得ることができる。また、各成分の溶解性においても優れており、トリメチルシロキシケイ酸(a)を多量に配合しても、問題なく良好な化粧料を製造することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のペースト状口唇化粧料は、トリメチルシロキシケイ酸(a)20〜50質量%、揮発性炭化水素油(b)10〜40質量%、デキストリン脂肪酸エステル(c)4〜15質量%、及び、マイクロクリスタリンワックス(d)1〜6質量%を含有し、上記成分(c)に対する上記成分(d)の配合割合(d)/(c)が1/4〜2/4である。
本発明のペースト状口唇化粧料に使用するトリメチルシロキシケイ酸(a)は、3次元架橋シリコーンレジンパウダーで、強固で、耐久性のある被膜を形成することから、汎用されていて、BELSIL TMS803(旭化成ワッカー社)、MQ1600(東レ・ダウコーニング社)、SR1000(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社)等が市販されている。KF−7312J、KF−7312T(信越化学社)等、予め揮発性油剤で希釈されたものも市販されている。
本発明のペースト状口唇化粧料に含有されるトリメチルシロキシケイ酸(a)の量は、上記ペースト状口唇化粧料の総量を基準として20〜50質量%であり、より好ましくは、35〜45質量%である。20質量%未満の場合、化粧持続性に優れ、物理的な擦れなどによる二次(色移り)付着防止効果を得ることは困難である。また、化粧持続性や二次付着防止効果が発現する時間が遅延する。50質量%を超えると、塗布時の伸びや滑らかさ等の使用感、ツヤのある仕上がりが得にくくなる。
本発明のペースト状口唇化粧料に含有される揮発性炭化水素油(b)は、常圧における沸点が100〜260℃の範囲にあり、化粧品に一般的に用いられているものであれば良く、分岐鎖状のものが好適に使用される。具体的には、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、イソヘキサデカン、イソドデカン等を挙げることができ、市販品としては、IPソルベント1620、IPソルベント2028(出光石油化学社)、マルカゾールR(丸善石油化学社)、パーメチル99A(日本光研工業社)、アイソパーH(エッソ化学社)等が市販されている。これらの揮発性炭化水素油は、1種のみを単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
口唇化粧料においては、揮発性シリコーン油を配合することが多いが、揮発性シリコーン油は、塗布時の伸びや滑らかな使用感、ツヤのある仕上がりが得られないものとなりやすい。このため、本発明においては、揮発性炭化水素油を配合するものである。これにより、揮発性シリコーン油特有のキシミ感やドライフィールを軽減することができる。また、上記揮発性炭化水素油は、揮発性シリコーン油よりも多くのレジンを溶解しうるものである。
本発明のペースト状口唇化粧料に含有される揮発性炭化水素油(b)の量は、上記ペースト状口唇化粧料の総量を基準として10〜40質量%であり、より好ましくは15〜30質量%である。10質量%未満の場合、トリメチルシロキシケイ酸(a)の均一な溶解が困難となり、40質量%を超えると、塗布時の伸びや滑らかさ等の使用感、ツヤのある仕上がりが得にくくなる。
本発明のペースト状口唇化粧料に含有されるデキストリン脂肪酸エステル(c)は、油剤の増粘、ゲル化剤として公知のものを使用することができる。本発明において、本発明においては、該デキストリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸残基の炭素数が12〜20のものが好ましい。特に、脂肪酸残基炭素数が16であるパルミチン酸残基であることが好ましい。このようなデキストリン脂肪酸エステル(c)としては、例えば、レオパールKL2、レオパールKS2、レオパールTL(千葉製粉社)等が市販されている。
本発明のペースト状口唇化粧料に含有されるデキストリン脂肪酸エステル(c)の量は、上記ペースト状口唇化粧料の総量を基準として4〜15質量%であり、より好ましくは、5〜10質量%である。4質量%未満の場合、分離等が生じやすくなり、良好なペースト状口唇化粧料が得にくくなり、15質量%を超えると塗布時の伸びや滑らかさ等の使用感、ツヤのある仕上がりが得にくくなる。
本発明においては、マイクロクリスタリンワックス(d)を配合する。これによって、ゲル粘度が上がり、感触も滑らかなものとなる。このような効果は、その他のワックスを使用した場合には得られない効果である。
本発明のペースト状口唇化粧料に含有されるマイクロクリスタリンワックス(d)の量は、上記ペースト状口唇化粧料の総量を基準として1〜6質量%である。1質量%未満の場合、分離等が生じやすくなり、良好なペースト状口唇化粧料が得にくくなり、6質量%を超えると塗布時の伸びや滑らかさ等の使用感、ツヤのある仕上がりが得にくくなる。
本発明においては、マイクロクリスタリンワックス以外のワックスを併用して使用するものであってもよい。本発明のペースト状口唇化粧料は、全ワックス量が上記ペースト状口唇化粧料の総量を基準として1〜12質量%とすることが好ましい。全ワックス量が12質量%を超えると、塗布時の伸びや滑らかさ等の使用感、ツヤのある仕上がりが得にくくなるおそれがある点で好ましくない。
また、本発明のペースト状口唇化粧料におけるデキストリン脂肪酸エステル(c)に対するマイクロクリスタリンワックス(d)の配合割合(d)/(c)は、1/4〜2/4の範囲となる。これにより、稠度調整がしやすくなり、塗布時の伸びや滑らかさ等の使用感、ツヤのある仕上がりが得やすくなる。
本発明のペースト状口唇化粧料は、更に、ダイマー酸エステル油及び/またはワセリン(e)を含有することができる。上記ダイマー酸エステル及び/又はワセリン(e)を配合することにより、塗布時の伸びや滑らかさ等の使用感、ツヤのある仕上がりが得やすくなる。
上記ダイマー酸エステル油は、具体的には、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油などを用いることができる。
本発明のペースト状口唇化粧料に含有されるダイマー酸エステル油及び/またはワセリン(e)の量は、上記ペースト状口唇化粧料の総量を基準として1〜30質量%であることが好ましい。上記範囲外であると、上述の効果を効率的に得ることが出来ないおそれがある。
また、本発明のペースト状口唇化粧料は、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー及び/または(アクリレーツ/アクリル酸ベヘニル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー(f)を含有することができる。上記成分(f)を含有することにより、塗布時ののびや滑らかさ等の使用感、塗布膜の均一感が得られやすくなる。
上記成分(f)の市販品として、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマーとしてはKP−561Pを、(アクリレーツ/アクリル酸ベヘニル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマーとしてはKP−562P(ともに信越化学工業社)を用いることができる。
本発明のペースト状口唇化粧料に含有されるアクリルシリコーンの量は、上記ペースト状口唇化粧料の総量を基準として0.5〜7質量%であることが好ましく、さらに好ましくは、2〜4質量%である。0.5質量%よりも少ないと、上述の効果を効率的に得ることができない恐れがあり、7%質量よりも多いと、安定性が悪くなり、分離の原因となる恐れがある。
本発明のペースト状口唇化粧料には、上記成分の他に、目的に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、上記成分以外の液状油、半固形油、固形油、界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、香料、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、染料、顔料、保湿剤、美白剤及び抗炎症剤などの薬効成分などを適宜添加することができる。
本発明のペースト状口唇化粧料の製造方法は特に限定されず、従来公知の方法を挙げることができる。
以下、本発明の実施例を挙げて本発明を更に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、配合量は特に指定がない限り、質量%で示す。まず、本発明者らは下記の組成のペースト状口紅を作成し、その使用感、二次付着性等を調べた。なお、使用感(滑らかさ、ツヤ、べたつき、二次付着防止効果、化粧持続性)の評価は以下の方法により行った。
〔使用感試験〕
女性専門パネル(20名)による実使用試験を行い、使用感について、それぞれ下記の評価基準により評価した。
(滑らかさ:評価基準)
◎:16〜20名が滑らかな使用感を有すると判定
○:11〜15名が滑らかな使用感を有すると判定
△:6〜10名が滑らかな使用感を有すると判定
×:0〜5名が滑らかな使用感を有すると判定
(ツヤ:評価基準)
◎:16〜20名がツヤがあると判定
○:11〜15名がツヤがあると判定
△:6〜10名がツヤがあると判定
×:0〜5名がツヤがあると判定
(べたつきのなさ:評価基準)
◎:16〜20名が、べたつきがない使用感を有すると判定
○:11〜15名が、べたつきがない使用感を有すると判定
△:6〜10名が、べたつきがない使用感を有すると判定
×:0〜5名が、べたつきがない使用感を有すると判定
(二次付着防止効果:評価基準)
◎:16〜20名が、二次付着防止効果を有すると判定
○:11〜15名が、二次付着防止効果を有すると判定
△:6〜10名が、二次付着防止効果を有すると判定
×:0〜5名が、二次付着防止効果を有すると判定
(化粧持続性:評価基準)
◎:16〜20名が、化粧持続性を有すると判定
○:11〜15名が、化粧持続性を有すると判定
△:6〜10名が、化粧持続性を有すると判定
×:0〜5名が、化粧持続性を有すると判定
〔製造方法〕
(1)成分(a)と成分(b)を混合し、約90℃で加熱溶解する。
(2)その他の成分を全て混合し、約90℃で溶解する。
(3)(2)に(1)を約90℃で投入し、攪拌しながら約60℃まで冷却し、容器に充填する。
なお、表1中の着色剤ベースは、赤色201/赤色202/黄色4号/酸化鉄/酸化チタンの着色剤混合物と、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2とを1:1で混合し、ローラーで分散して得られたものである。
上記より明らかなように、成分(a)の配合量が少ない比較例1のような場合、皮膜形成が十分ではなく、二次付着防止効果、化粧持続性が共に劣っている。また、比較例2のように成分(a)の配合量を多くした場合や、比較例3のように成分(b)の揮発性炭化水素油を揮発性シリコーン油に置き換えた場合には、成分(a)が溶解せず、組成物が得られない。さらに、比較例4や比較例5のように、成分(d)マイクロワックスの配合量が請求項1の範囲を超えた場合や、他のワックスを使用した場合には滑らかさやツヤが劣る。比較例6のように成分(e)を他のペースト油に置き換えた場合には、べたつきが生じ、二次付着防止効果も劣る。
(処方例)
以下に、本発明のペースト状口唇化粧料の処方例を挙げる。本発明はこの処方例によって何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲によって特定されるものであるということはいうまでもない。尚、配合量は全て製品全量に対する質量%で表す。
実施例6.リップカラー
(成分名) 配合量(%)
(1)成分(a)トリメチルシロキシケイ酸 40.0
商品名:SR1000(モメンティブ・マテリアル・パフォーマンス社)
(2)成分(b)イソドデカン 20.0
商品名:パーメチル99A(日本光研工業社)
(3)成分(c)ミリスチン酸デキストリン 9.0
商品名:レオパールMKL2(千葉製粉社)
(4)成分(d)マイクロクリスタリンワックス 3.0
(5)成分(e)ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル 6.0
商品名:LUSPLAN DD−DA5(日本精化社)
(6)成分(e)ワセリン 6.0
(7)トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 2.0
商品名:コスモール43V(日清オイリオ社)
(8)オクチルドデカノール 2.0
商品名:リソノール20SP(高級アルコール工業社)
(9)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 6.0
商品名:O.D.O(日清オイリオ社)
(11)ポリメチルセスキオキサン 2.0
(12)シリコーン処理雲母チタン 2.0
(13)着色剤(赤色201/赤色202/黄色4号/酸化鉄/酸化チタン) 2.0
実施例1〜5と同様の製造方法によって、化粧料を得た。実施例6のリップカラーは、なめらかさ、べたつきのなさ、つや、二次付着防止性能、化粧持続性等において、優れた効果を有するものであった。
実施例7.リップグロス
(成分名) 配合量(%)
(1)成分(a)トリメチルシロキシケイ酸 35.0
(2)成分(b)イソドデカン 20.0
(3)成分(c)ミリスチン酸デキストリン 9.0
(4)成分(d)マイクロクリスタリンワックス 3.5
(5)成分(e)ダイマージリノール酸水添ヒマシ油 12.0
商品名:リソカスタDA−H(高級アルコール工業社)
(6)トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 5.0
(7)オクチルドデカノール 5.0
(8)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 2.0
(9)(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー
商品名:KP−561P(信越化学社) 4.0
(10)ポリメチルセスキオキサン 2.0
(11)シリコーン処理雲母チタン 2.0
(12)着色剤(赤色201/赤色202/黄色4号/酸化鉄/酸化チタン) 0.5
実施例1〜5と同様の製造方法によって、化粧料を得た。実施例7のリップグロスは、なめらかさ、べたつきのなさ、つや、二次付着防止性能、化粧持続性等において、優れた効果を有するものであった。
以上説明したように、本発明によれば、化粧持続性に優れ、物理的な擦れなどによる二次付着(色移り)防止効果を有し、加えて、塗布時の伸びや滑らかな使用感、ツヤのある仕上がりが改善されたペースト状口唇化粧料を得ることができる。

Claims (3)

  1. トリメチルシロキシケイ酸(a)20〜50質量%、揮発性炭化水素油(b)10〜40質量%、デキストリン脂肪酸エステル(c)4〜15質量%、及び、マイクロクリスタリンワックス(d)1〜6質量%を含有し、前記成分(c)に対する前記成分(d)の配合割合(d)/(c)が1/4〜2/4であることを特徴とするペースト状口唇化粧料。
  2. 更に、ダイマー酸エステル油及び/またはワセリン(e)1〜30質量%を含有する請求項1記載のペースト状口唇化粧料。
  3. 更に、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー及び/または(アクリレーツ/アクリル酸ベヘニル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー(f)0.5〜7質量%を含有することを特徴とする請求項1又は2記載のペースト状口唇化粧料。
JP2013241892A 2013-11-22 2013-11-22 ペースト状口唇化粧料 Active JP6247511B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013241892A JP6247511B2 (ja) 2013-11-22 2013-11-22 ペースト状口唇化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013241892A JP6247511B2 (ja) 2013-11-22 2013-11-22 ペースト状口唇化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015101550A JP2015101550A (ja) 2015-06-04
JP6247511B2 true JP6247511B2 (ja) 2017-12-13

Family

ID=53377558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013241892A Active JP6247511B2 (ja) 2013-11-22 2013-11-22 ペースト状口唇化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6247511B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6960743B2 (ja) * 2016-02-29 2021-11-05 日本精化株式会社 低分子シリコーン代替油剤
JP6886277B2 (ja) * 2016-11-30 2021-06-16 花王株式会社 口唇化粧料
JP7553260B2 (ja) * 2019-03-29 2024-09-18 株式会社コーセー 油性化粧料
JP7370752B2 (ja) * 2019-07-17 2023-10-30 花王株式会社 油性固形化粧料

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611684B2 (ja) * 1985-04-11 1994-02-16 株式会社資生堂 口紅組成物
JPH10218734A (ja) * 1997-02-12 1998-08-18 Shiseido Co Ltd 口紅用組成物
JP2002193749A (ja) * 2000-12-25 2002-07-10 Kose Corp 口唇化粧料
JP2005255626A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Kanebo Cosmetics Inc リップコート組成物
JP4327068B2 (ja) * 2004-11-08 2009-09-09 株式会社資生堂 化粧料
JP4567585B2 (ja) * 2005-01-17 2010-10-20 株式会社資生堂 化粧料
FR2911497B1 (fr) * 2007-01-23 2013-03-01 Chanel Parfums Beaute Composition de maquillage des levres.
JP6009740B2 (ja) * 2011-02-17 2016-10-19 株式会社コーセー 口唇化粧料
JP6144476B2 (ja) * 2011-11-08 2017-06-07 株式会社コーセー 口唇化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015101550A (ja) 2015-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4757950B2 (ja) 唇用化粧料
JP5926896B2 (ja) 唇用固形化粧料
JP5833812B2 (ja) 油性化粧料
KR101756885B1 (ko) 메이크업 화장료 및 그 메이크업 화장료와 탑코팅제를 포함하는 메이크업 키트
WO2009150852A1 (ja) 油中油型化粧料
JP5908674B2 (ja) 油性化粧料
JP6247511B2 (ja) ペースト状口唇化粧料
JP6000013B2 (ja) 口唇化粧料
JP5548679B2 (ja) 唇用化粧料
WO2008065739A1 (fr) Préparation cosmétique de type stick
JP5895248B2 (ja) 油性固形化粧料
JP5711457B2 (ja) 油中油型化粧料
JP6050679B2 (ja) 油中油型口唇化粧料
JP4555372B2 (ja) ペンシル状化粧料および化粧製品
JP7149797B2 (ja) 油性口唇化粧料
JP5679421B2 (ja) 棒状化粧料
JPWO2017170217A1 (ja) 化粧料セット
JP2014080389A (ja) 油性化粧料
JP5933941B2 (ja) アイライナー化粧料
JP2011121908A (ja) 油中油型化粧料
JP2000302623A (ja) 油性化粧料
JP2015143195A (ja) 油性固形化粧料
JP3403352B2 (ja) 口紅組成物
JP2016124806A (ja) 油中水型乳化化粧料
JP2017014148A (ja) 口唇化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170829

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6247511

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150