JP6247501B2 - 圧電型memsスイッチを備えた集積回路装置の製造方法 - Google Patents

圧電型memsスイッチを備えた集積回路装置の製造方法 Download PDF

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本発明は、圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の製造方法に関するものである。
通信産業の発達に伴い、スマートフォンや携帯電話等の携帯端末やタブレット端末等の通信端末が世界中に普及している。これらの通信端末については、通信事業者ごとに異なる複数の高周波(RF)帯域の信号を区別して1つのチップで対応できるように、MEMS技術を用いたRF信号切り替えスイッチの研究、開発が盛んに行われている。MEMSスイッチは機械的なスイッチであって、寄生容量を小さくでき、半導体素子を用いたスイッチに比べ、信号伝送損失(ロス)が少なく、絶縁性が高く、信号に対する歪み特性がよいという利点を有している。特に最近では、通信端末の小型化、軽量化等の要求を満たすために、LSI上に高周波MEMSスイッチを形成した集積回路装置を通信端末に適用することが検討されている。例えば、特開2010−17895号公報(特許文献1)には、集積回路基板と、受動部品を組み込んだLTCC基板からなるカバー部材との間を封止部材で気密に封止し、この封止された空間内にマイクロマシンを設けることにより、集積回路基板と、カバー部材と、マイクロマシンとをウェハレベルで一体化した機能デバイス(集積回路装置)が開示されている。
また、特開2010−171216号公報(特許文献2)には、可動部とシリコン基板とが一体的に形成されたMEMSデバイスとICチップとを、樹脂封止により一体化したMEMSデバイスパッケージ(集積回路装置)が開示されている。
特許文献1及び特許文献2のようにMEMSスイッチを集積回路装置と一体的に形成する場合には、MEMSスイッチの製造プロセスと集積回路装置の製造プロセスとの整合性をとる必要がない。また、集積回路装置の集積回路上の直上にMEMSスイッチを配置することができるので、MEMSスイッチと集積回路装置とを個別に製造する場合よりも、面積効率を向上して集積回路装置を小型化することが可能となる。さらに、MEMSスイッチと集積回路装置とを個別に製造する場合よりも、MEMSスイッチを集積回路装置に高精度で取り付けることができるので、MEMSスイッチと集積回路装置との距離を小さくできる。そのため、MEMSスイッチの駆動時の信号伝送損失(ロス)を小さくすることができるという利点がある。
これらの集積回路装置では、MEMSスイッチとして静電力型のアクチュエータや、熱型のアクチュエータが現在多く利用されている。静電力型のアクチュエータでは、得られる駆動力が小さいため、十分な駆動力を得ようとすると、MEMSスイッチを大型化しなければならない。また、駆動時に大きな電圧が必要となるため、別途昇圧回路を設けなければならない。そのため、特表2012−509775号公報(特許文献3)のように、小さい駆動電圧で大きな駆動力が得られる圧電型のMEMSスイッチを集積回路装置に適用することが検討されている。特許文献3には、両面に電極層が形成された圧電層からなる作動層が、窒化ケイ素からなるビーム(補強層)により支持された片持ち梁タイプのMEMSデバイスが開示されている。特許文献3では、補強層を窒化ケイ素(SiN)から構成している。そのため、二酸化ケイ素(SiO2)により絶縁基板を構成した従来のMEMS圧電スイッチよりも応力制御がしやすく、残留応力を小さくできるので、MEMS圧電スイッチを正確に作動させることができる。
特開2010−17895号公報 特開2010−171216号公報 特表2012−509775号公報
しかしながら、片持ち梁タイプの圧電型MEMSスイッチを集積回路装置に適用した場合に、LSI基板が可動梁と近接していると、可動梁に起因した大きな寄生容量等がLSI基板に発生してしまい、集積回路の高周波での動作が大きく妨害されてまうという問題がある。また大きな寄生容量等の発生により、信号伝送損失が生じてしまう。そのため、片持ち梁タイプの圧電型MEMSスイッチを適用した集積回路装置は実用化に至っていない。発明者らは、鋭意検討の結果、片持ち梁タイプの圧電型のMEMSスイッチを集積回路装置に適用する場合には、可動梁と集積回路との間に所定以上の距離を確保する必要があることを見出した。本発明は、上記知見に基づくものである。
本発明の目的は、高周波領域における集積回路の動作の妨害及び信号伝送損失が大きくならず、しかも応力制御しやすく、残留応力を小さくして正確に動作させることができる圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の製造方法を提供することにある。
本発明は、可動梁と、可動接点部と、シリコン基板からなる固定用基板と、集積回路基板と、電気的接続手段と、封止部とを備えた圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置を改良の対象とする。
可動梁は例えば、両面に一対の電極層が配置された圧電薄膜層を備えたものとすることができる。可動梁の可動端には、可動接点部が設けられる。可動梁の固定端は、可動梁が可動可能な状態で固定用基板に固定される。集積回路基板は、可動接点部と接触する固定接点部を備えている。集積回路基板はまた、オン信号発生回路と可動梁駆動回路とを有している。オン信号発生回路は、可動接点部と固定接点部とが接触するとオン信号を発生する。可動梁駆動回路は、可動梁の一対の電極層に駆動電圧を印加する。電気的接続手段は、可動梁の一対の電極層と可動梁駆動回路とを電気的に接続する。封止部は、固定用基板と集積回路基板との間に可動梁の可動空間を形成するように、固定用基板の外周部と集積回路基板の外周部とを連結し且つ可動空間を封止する。本発明では、可動空間の厚み寸法が10μm以上になるように形成されたバンプにより封止部を構成する。そして本発明では、可動梁の一対の電極層の少なくとも一方の外面に窒化ケイ素からなる補足層が設けられている。
封止部を構成するバンプを可動空間の厚み寸法が10μm以上になるように形成すると、可動梁に起因した大きな寄生容量等がLSI基板に発生することがなくなる。そのため、集積回路基板に設けられた集積回路が高周波で動作する場合において、大きな寄生容量等によって集積回路の動作が大きく妨害されることがない。また、大きな寄生容量等が発生しないので、信号伝送損失(ロス)が大きくなることがない。さらに、封止部を構成するバンプを可動空間の厚み寸法が10μm以上あるので、可動接点部及び固定接点部を、互いに擦れるように動作させることができるので、可動接点部及び固定接点部をクリーンな状態に保つことができる。また可動梁の補足層が、残留応力を制御しやすい窒化ケイ素から構成されているので、補足層に発生する残留応力を小さくすることができ、可動梁を正確に動作させることができる。その結果、本発明によれば、高周波領域における集積回路の動作の妨害及び信号伝送損失を小さくして、しかも正確にスイッチを動作させることができる。
本発明では、可動梁を、両面に一対の電極層が配置された2以上の圧電薄膜層が積層されたものとしてもよい。この場合には、可動梁中の隣り合う2つの圧電薄膜層の間に位置する2つの電極層の間に、窒化ケイ素からなる補足層を設ける。このように構成すると、2以上の圧電薄膜層により、可動梁をより大きく変形させることができる。
電気的接続手段は、バンプ部を備えていてもよい。この場合、一対の電極層から可動梁駆動回路に向かう方向のバンプ部の寸法が、固定用基板から集積回路基板に向かう方向におけるバンプの寸法と等しいことが好ましい。このようにすると、電気的接続手段と、封止部とを同時に製造することができる。
本発明では、補足層が窒化ケイ素から構成されているので、シリコン基板からなる固定用基板に凹部を形成するためにエッチングしても、窒化ケイ素の補足層が同時にエッチングされることがない。そのため、シリコン基板に、可動梁と対向する部分に可動梁の揺動を許容するように可動梁に向かって開口する凹部を簡単に形成することができるので、可動梁を簡単に形成することができる。
可動梁が、両面に一対の電極層が配置された2以上の圧電薄膜層を積層して構成されている場合には、可動梁中の隣り合う2つの圧電薄膜層は、駆動時における伸びの方向と縮む方向とが逆になるように構成されていることが好ましい。このように構成すると、可動梁はバイモルフ構造を有していることとなるので、可動梁をより大きく駆動させることが可能となる。
本発明の圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置を製造する場合にはまず、シリコン基板の一方の面上にLP−CVDにより窒化ケイ素(SiN)の薄膜層を形成する。窒化ケイ素の薄膜層の上にスパッタリングにより第1の電極膜を形成し、第1の電極膜の上にスパッタリング、CVDまたはゾルゲル法により圧電体薄膜層を形成し、圧電体薄膜層の上に可動接点領域、電極領域及び封止領域を含む上側電極パターンを有する第2の電極膜をスパッタリングにより形成する。次に、第2の電極膜の電極パターンが形成されていない圧電体薄膜層の部分にエッチング処理を施して第1の電極膜を露出し、第1の電極膜の圧電体薄膜層のエッチングにより露出した部分の一部にエッチング処理を施して下側電極パターンを形成する。そして、窒化ケイ素の薄膜層の下側電極パターンにより覆われていない部分にエッチング処理を施してシリコン基板の一方の面を部分的に露出させ、シリコン基板の一方の面側から金属材料をスパッタリングして一方の面側に形成された層構造の表面にシード層を形成する。その後、第2の電極膜に含まれる上側電極パターンの可動接点領域上のシード層の部分に可動接点部を、上側電極パターンの電極領域上のシード層の部分に接続用電極を、上側電極パターンの封止領域に上側電極パターンから離れる方向の寸法が10μm以上のバンプをメッキにより形成して、シリコン基板の一方の面側に形成された層構造の上に露出しているシード層をエッチングにより除去する。可動接点部を含む可動梁を残すようにシリコン基板をエッチングする。最後に、固定接点部と、可動梁との間に可動空間を形成する封止部を形成するためのパッド部と、可動接点部と固定接点部とが接触するとオン信号を発生するオン信号発生回路と、可動梁の上側電極パターン及び下側電極パターンに駆動電圧を印加する可動梁駆動回路とを備えた集積回路基板の、可動梁駆動回路を接続用電極に接続し、パッド部をバンプに接続する。
シリコン基板のエッチングを異方性エッチングで行う場合、可動梁を残すように、シリコン基板の裏面側から表面に貫通するまでエッチングを行う必要がある。この場合には、可動梁を封止するために、シリコン基板の両側に蓋部材を設けなければならず、部品点数が多くなる。また、シリコン基板を裏面側から表面に貫通するまでエッチングする必要があるため、エッチングの量も多くなる。そのため、製造コストが高くなる。また、裏面側からのエッチングにより可動梁を形成するため、シリコン基板の表面に形成された回路パターンと可動梁との位置合わせが難しくなり、歩留まりが悪いという問題が生じる。そのため、シリコン基板のエッチングは、シリコン基板の表面から行われる等方性エッチングであることが好ましい。シリコン基板の表面から行われる等方性エッチングを行うことにより、シリコン基板の表面に形成された回路パターンと可動梁との位置合わせを簡単に行うことができ、またシリコン基板自体を封止部材として使用することができる。また、エッチングがシリコン基板を貫通する必要がなく、エッチングの量を少なくすることができるので、製造コストを低くすることができる。
また本発明の圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の製造方法では、まず、シリコン基板の一方の面上にLP−CVDにより窒化ケイ素(SiN)の薄膜層を形成し、窒化ケイ素の薄膜層の上にスパッタリングにより第1の電極膜を形成し、第1の電極膜の上にスパッタリング、CVDまたはゾルゲル法により圧電体薄膜層を形成し、圧電体薄膜層の上に可動接点領域、電極領域及び封止領域を含む上側電極パターンを有する第2の電極膜をスパッタリングにより形成する。次に、第2の電極膜の電極パターンが形成されていない圧電体薄膜層の部分にエッチング処理を施して第1の電極膜を露出し、第1の電極膜の圧電体薄膜層のエッチングにより露出した部分の一部にエッチング処理を施して下側電極パターンを形成する。そして、窒化ケイ素の薄膜層の下側電極パターンにより覆われていない部分にエッチング処理を施してシリコン基板の一方の面を部分的に露出させ、第2の電極膜に含まれる上側電極パターンの可動接点領域上に可動接点部を、上側電極パターンの電極領域上の部分に接続用電極をスパッタリングにより形成する。そして、可動接点部を含む可動梁を残すようにシリコン基板をエッチングする。最後に、固定接点部と、可動梁との間に可動空間を形成する封止部を形成するためのパッド部及び上側電極パターンの封止領域に対応する部分に形成されて上側電極パターンから離れる方向の寸法が10μm以上のバンプ部と、可動接点部と固定接点部とが接触するとオン信号を発生するオン信号発生回路と、可動梁の上側電極パターン及び下側電極パターンに駆動電圧を印加する可動梁駆動回路とを備えた集積回路基板の、可動梁駆動回路を接続用電極に接続し、上側電極パターンの封止領域をバンプ部に接続する。このように構成すると、バンプ部をシリコン基板側に形成する場合よりも、可動空間の高さ調整が容易になり、集積回路装置の製造がより簡単になる。
可動梁が両面に一対の電極層が配置された2以上の圧電薄膜層が積層されたMEMSスイッチの場合には、まずシリコン基板の一方の面上にスパッタリングにより絶縁保護膜を形成する。絶縁保護膜の上にスパッタリングにより第1の電極膜を形成し、第1の電極膜の上にスパッタリング、CVDまたはゾルゲル法により第1の圧電体薄膜層を形成し、第1の圧電体薄膜層の上にスパッタリングにより第2の電極膜を形成し、第2の電極膜の上にLP−CVDにより窒化ケイ素の薄膜層を形成し、窒化ケイ素の薄膜層の上にスパッタリングにより第3の電極膜を形成し、第3の電極膜の上にスパッタリング、CVDまたはゾルゲル法により第2の圧電体薄膜層を形成し、第2の圧電体薄膜層の上に可動接点領域、電極領域及び封止領域を含む第1の電極パターンを有する第4の電極膜をスパッタリングにより形成する。次に、第4の電極膜の第1の電極パターンが形成されていない第2の圧電体薄膜層の部分にエッチング処理を施して第3の電極膜を露出し、第3の電極膜の第2の圧電体薄膜層のエッチングにより露出した部分の一部にエッチング処理を施して第2の電極パターンを形成し、窒化ケイ素の薄膜層の第2の電極パターンにより覆われていない部分にエッチング処理を施して第2の電極膜を露出する。そして、第2の電極膜の窒化ケイ素の薄膜層のエッチングにより露出した部分の一部にエッチング処理を施して第3の電極パターンを形成し、第2の電極膜の第3の電極パターンが形成されていない第1の圧電体薄膜層の部分にエッチング処理を施して第1の電極膜を露出し、第1の電極膜の第1の圧電体薄膜層のエッチングにより露出した部分の一部にエッチング処理を施して第4の電極パターンを形成し、絶縁保護膜を部分的に露出させ、シリコン基板の一方の面側から金属材料をスパッタリングして一方の面側に形成された層構造の表面にシード層を形成する。その後、第4の電極膜に含まれる第1の電極パターンの可動接点領域上のシード層の部分に可動接点部を、第1の電極パターンの電極領域上のシード層の部分に接続用電極を、上側電極パターンの封止領域に上側電極パターンから離れる方向の寸法が10μm以上のバンプをメッキによりそれぞれ形成し、シリコン基板の一方の面側に形成された層構造の上に露出しているシード層をエッチングにより除去する。可動接点部を含む可動梁を残すようにシリコン基板及び絶縁保護膜をエッチングする。最後に、固定接点部と、可動梁との間に可動空間を形成する封止部を形成するためのパッド部と、可動接点部と固定接点部とが接触するとオン信号を発生するオン信号発生回路と、可動梁の第1及び第4の電極パターンに駆動電圧を印加する可動梁駆動回路とを備えた集積回路基板の、可動梁駆動回路を接続用電極に接続し、パッド部をバンプに接続する。
(A)は本発明の圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の第1の実施の形態としてのスイッチユニットの平面図であり、(B)は図1(A)のIB−IB線断面図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第1の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第2の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第2の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第2の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第2の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第2の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第2の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第2の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第2の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第2の製造方法の製造工程を示す図である。 図1の圧電型MEMSスイッチユニットの第2の製造方法の製造工程を示す図である。 (A)は本発明の圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の第2の実施の形態としてのスイッチユニットの平面図であり、(B)は図3(A)のIVB−IVB線断面図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。 図4の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。
以下図面を参照して本発明の圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の実施の形態について説明をする。図1(A)は、本発明の圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の第1の実施の形態としてのスイッチユニット1においてLSI基板11を除いた状態の平面図であり、図1(B)は集積回路を含んだ状態における図1(A)のIB−IB線断面図である。なお、図1(A)においては理解を容易にするために、スイッチユニットを備えた集積回路装置を構成する部品の一部を透視した状態を示している。
図1(A)及び図1(B)に示すように、スイッチユニット1は、シリコン基板3と、可動梁5と、可動梁5に設けられた可動接点部7と、LSI基板11と、LSI基板11に設けられた固定接点部13と、封止部15とを備えている。
シリコン基板3の輪郭は、矩形状の外周形状を有している。シリコン基板3の表面3aには、可動梁5の一端側の固定端部5aが固定されている。シリコン基板3の表面3aには、可動梁5と対向する部分に、可動梁5に向かって開口する凹部3bが形成されている。本実施の形態では、深さ50μmの凹部3bを形成している。可動梁5は、可動梁5の固定端部5a以外の部分がシリコン基板3の凹部3bに一部入り込むことが可能なため、固定端部5aを中心にして揺動することができる。
可動梁5は、シリコン基板3の表面に固定される固定端部5aと、可動梁5の他端側(可動端)の可動接点形成部5bと、駆動電圧の印加により固定端部5aを中心にして変形する本体部5cとを備えている。本実施の形態では、固定端部5a及び可動接点形成部5bの幅寸法が、本体部5cの幅寸法よりも大きくなるように形成されている。
可動梁5の固定端部5a、可動接点形成部5b及び本体部5cはそれぞれ、第1の電極層51と、圧電薄膜層53と、第2の電極層55と、補足層57とが順番に積層されて構成されている。第1の電極層51は、厚さ200nmのPt膜と厚さ20nmのTi膜とからなるPt/Tiの電極膜により構成されている。圧電薄膜層53は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)から構成されており、1μmの厚さを有している。第2の電極層55は、第1の電極層51と同様に、厚さ200nmのPt膜と厚さ20nmのTi膜とからなるPt/Tiの電極膜により構成されている。補足層57は、窒化ケイ素(Si34)から構成されており、1μmの厚さを有している。
図1(B)に示すように、固定端部5aの第1の電極層51、圧電薄膜層53及び第2の電極層55はそれぞれ、本体部5cの電極層51、圧電薄膜層53及び第2の電極層55と一体的に形成されている。
可動接点形成部5bの第1の電極層51、圧電薄膜層53及び第2の電極層55と、本体部5cの電極層51、圧電薄膜層53及び第2の電極層55とは、それぞれ所定の間隔をあけて形成されている。そのため、可動接点形成部5bの第1の電極層51、圧電薄膜層53及び第2の電極層55と、本体部5cの電極層51、圧電薄膜層53及び第2の電極層55とは、電気的に接続されていない。
補足層57は、固定端部5a、可動接点形成部5b及び本体部5cに沿って、一体的に形成されている。固定端部5a及び可動接点形成部5bの補足層57の幅は、100μmであり、本体部5cの補足層57の幅は、60μmである。また、可動接点形成部5bの補足層57は、60μmの長さを有している。
固定端部5aにおける第2の電極層55は、第1の電極層51及び圧電薄膜層53が積層されていない露出部55aを有している。この露出部55aにより固体端部5aの第1の電極層51及び圧電薄膜層53は、2つに分割されている。固定端部5aの分割された2つの第1の電極層51には、接続電極9がそれぞれ設けられている。また、可動接点形成部5bには、可動接点部7が設けられている。
可動接点部7は、Auにより形成されており、第1の電極層51及び第2の電極層55に駆動電圧が印加されると、LSI基板11の固定接点部13と接触する。
接続電極9は、可動梁5の第1の電極層51に形成されたAuのバンプ部9aと、Auのバンプ部9aの上に形成されたAuのパッド部9bとから構成されている。パッド部9bは、LSI基板11の表面に形成された可動梁駆動回路(図示せず)に電気的に接続されている。接続電極9のバンプ部9aは、第1の電極層51から離れる方向の寸法が、10μmである。
LSI基板11は、公知の半導体基板から構成されており、その輪郭はシリコン基板3と同じ外周形状を有している。LSI基板11には、シリコン基板3と対向する表面11aに、少なくともオン信号発生回路(図示せず)及び可動梁駆動回路(図示せず)を有する多数の集積回路ICが設けられている。可動梁駆動回路には、2つの接続電極9が電気的に接続されている。可動梁駆動回路は、第1の電極層51及び第2の電極層55に駆動電圧を印加する。
LSI基板11の表面11aにはさらに、オン信号発生回路に電気的に接続された固定接点部13が形成されている。固定接点部13は、第1の電極層51及び第2の電極層55に駆動電圧が印加されたときに、可動接点部7が接触できる位置に形成されている。本実施の形態では、可動梁5に駆動電圧が印加されていないときの可動接点部7と固定接点部13との間隔を10μmとなるように構成している。可動接点部7と固定接点部13とが接触すると、オン信号発生回路はオン信号を発生し、図示しない実装用金属パッドを介して外部にオン信号を出力する。
スイッチユニット1は、封止部15により、シリコン基板3とLSI基板11との間の空間が封止されている。封止部15は、シリコン基板3及びLSI基板の周形状に沿うように、シリコン基板3の表面3aとLSI基板11の表面11aとの間に周状に形成されている。封止部15は、積層部15aと、バンプ部15bと、パッド部15cとから構成されている。積層部15aは、可動梁5の積層構造と同じ積層構成を有しており、Pt/Tiの電極膜からなる第1の電極層51と、PZTからなる圧電薄膜層53と、Pt/Tiの電極膜からなる第2の電極層55と、窒化ケイ素からなる補足層57とが順番に積層されて構成されている。バンプ部15bは、積層部15aの第1の電極層51上に形成されている。バンプ部15bは、積層部15aから離れる方向の寸法は10μmである。そのため、積層部15aから離れる方向のバンプ部15bの寸法は、第1の電極層51から離れる方向の接続電極9のバンプ部9aの寸法と等しい。バンプ部15bは、接続電極9のバンプ部9aと同様に、Auのバンプにより形成されている。パッド部15cは、バンプ部15b上に形成されており、接続電極9のパッド部9bと同様に、Auにより形成されている。パッド部15cは、バンプ部15bから離れる方向の寸法が、バンプ部9aから離れる方向の接続電極9のパッド部9bの寸法と等しい。本実施の形態のバンプ部15bは、積層部15a及びパッド部15cを介してシリコン基板3とLSI基板11とを接続している。
本実施の形態のスイッチユニット1では、第1の電極層51及び第2の電極層55に駆動電圧が印加されると、圧電薄膜層53が収縮して、可動梁5は、可動接点部7が固定接点部13に向かって変位するように変形する。接続電極9のバンプ部9a及び封止部のバンプ部15bにより、可動梁5とLSI基板11との間には、10μm以上の間隔があるので、可動梁5に起因した大きな寄生容量等がLSI基板11に発生することがなくなる。そのため、集積回路基板に設けられた集積回路が高周波で動作する場合において、大きな寄生容量等によって集積回路の動作が大きく妨害されることがない。また大きな寄生容量等が発生しないので、信号伝送損失(ロス)が大きくなることがない。さらに、可動梁5とLSI基板11との間には、10μm以上の間隔があるので、可動梁5に駆動電圧が印加されると、可動接点部7及び固定接点部13を、互いに擦れるように動作させることができるので、可動接点部7及び固定接点部13をクリーンな状態に保つことができる。また可動梁の補足層が、残留応力を制御しやすい窒化ケイ素から構成されているので、補足層に発生する残留応力を小さくすることができ、可動梁を正確に動作させることができる。その結果、本発明によれば、高周波領域における集積回路の動作の妨害及び信号伝送損失を小さくして、しかも正確にスイッチを動作させることができる。
図2は本実施の形態の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。
まず、図2(A)〜(C)に示すように、シリコン基板3の表面3a上に、SiN膜57’をLP−CVDで、Pt/Tiの電極膜55’をスパッタリングで、PZT膜53’をゾルゲル法で順番に成膜する。なお、PZT膜53’は、スパッタリングまたはCVDで成膜してもよい。
次に図2(D)に示すように、PZT膜53’上にPt/Tiの電極膜からなる第1の電極層51をスパッタリングにより形成する。
その後、PZT膜53’、Pt/Tiの電極膜55’及びSiN膜57’を所定のパターンに順番にエッチングして、第1の電極層51、圧電薄膜層53、第2の電極層55及び補足層57からなる可動梁5の固定端部5a、可動接点形成部5b及び本体部5c並びに封止部15の積層部15aを形成する。PZT膜53’、Pt/Tiの電極膜55’及びSiN膜57’は、第1の電極層51が形成されていない部分がエッチングされる。また、第2の電極層55は、固定端部5aの第1の電極層51及び圧電薄膜層53を2つに分割する露出部55aが残るようにエッチングされる。本実施の形態では、可動梁5の固定端部5a、可動接点形成部5b及び本体部5c並びに封止部15の圧電薄膜層53、第2の電極層55及び補足層57をエッチングにより同時に形成している(図2(E)〜(G))。
次に、シリコン基板3の表面3a側にCuをスパッタリングしてシード膜Sを形成し(図2(H))、シード膜Sが形成された可動接点形成部5b上にAuからなる可動接点部7をメッキにより形成し(図2(I))、固定端部5aの分割された2つの第1の電極層51及び層封止部15上にAuのバンプ部9a、15bがそれぞれメッキにより形成される(図2(J))。
Auのバンプの形成後シード層Sをエッチングにより除去し(図2(K))、シリコン基板3の可動梁5と対向する部分のうち、固定端部5a以外の部分を等方エッチングして、凹部3bを形成する(図2(L))。
そして、表面11aに形成されたパッド部9b、パッド部15cを、バンプ部9a及びバンプ部15bにそれぞれ接合することにより、表面11aに固定接点部13が形成されたLSI基板11をシリコン基板3に接合する(図2(M))。
図3は本実施の形態の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の第2の製造工程を示す図である。
まず、図3(A)〜(C)に示すように、シリコン基板3の表面3a上に、SiN膜57’をLP−CVDで、Pt/Tiの電極膜55’をスパッタリングで、PZT膜53’をゾルゲル法で順番に成膜する。なお、PZT膜53’は、スパッタリングまたはCVDで成膜してもよい。
次に図3(D)に示すように、PZT膜53’上にPt/Tiの電極膜からなる第1の電極層51をスパッタリングにより形成する。
その後、PZT膜53’、Pt/Tiの電極膜55’及びSiN膜57’を所定のパターンに順番にエッチングして、第1の電極層51、圧電薄膜層53、第2の電極層55及び補足層57からなる可動梁5の固定端部5a、可動接点形成部5b及び本体部5c並びに封止部15の積層部15aを形成する。PZT膜53’、Pt/Tiの電極膜55’及びSiN膜57’は、第1の電極層51が形成されていない部分がエッチングされる。また、第2の電極層55は、固定端部5aの第1の電極層51及び圧電薄膜層53を2つに分割する露出部55aが残るようにエッチングされる。本実施の形態では、可動梁5の固定端部5a、可動接点形成部5b及び本体部5c並びに封止部15の圧電薄膜層53、第2の電極層55及び補足層57をエッチングにより同時に形成している(図3(E)〜(G))。
次に、可動接点形成部5b上にAuからなる可動接点部7をメッキにより形成するとともに、積層部15a上及び固定端部5aの分割された2つの第1の電極層51上にメッキによりシード膜Sを形成し(図3(H))、シリコン基板3の可動梁5と対向する部分のうち、固定端部5a以外の部分を等方エッチングして、凹部3bを形成する(図3(I))。
そして、固定接点部と、パッド部と、バンプ部と、オン信号発生回路と、可動梁駆動回路とを備えた集積回路基板の、可動梁駆動回路を接続用電極に接続し、上側電極パターンの封止領域をバンプ部に接続する。(図3(J))。
図4(A)は、本発明の圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の第2の実施の形態としてのスイッチユニット101においてLSI基板111を除いた状態の平面図であり、図4(B)は集積回路を含んだ状態における図4(A)のIVB−IVB線断面図である。図5は、第2の実施の形態の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。なお、図4(A)においては理解を容易にするために、スイッチユニットを備えた集積回路装置を構成する部品の一部を透視した状態を示している。また、図4及び図5に示す第2の実施の形態のうち、図1及び図2に示す第1の実施の形態と共通する部分には、第1の実施の形態に付した符号に100の数を加えた符号を付して説明を省略する。
本実施の形態のスイッチユニット101では、シリコン基板103の表面103a上に、SiO2からなる厚さ1μmの絶縁保護膜121が形成されており、可動梁105及び封止部115は、絶縁保護膜121上に形成されている。
可動梁105の窒化ケイ素からなる補足層157の表面には、第1の実施の形態と同様に、それぞれ1μmの厚さを有する第1の電極層151、圧電薄膜層(第1の圧電薄膜層)153及び第2の電極層155が順番に積層されている。本実施の形態の可動梁105では、補足層157の裏面にも、それぞれ1μmの厚さを有する電極層(第3の電極層)161、圧電薄膜層(第2の圧電薄膜層)163及び電極層(第4の電極層)165が順番に積層されている。第3の電極層161及び第4の電極層165は、第1の電極層151及び第2の電極層155と同様に、Pt/Tiの電極膜により構成されている。また第2の圧電薄膜層163は、第1の圧電薄膜層153と同様に、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)から構成されている。
固定端部105aの第3の電極層161は、補足層157等が積層されない露出部161aを有している。また固定端部105aの第4の電極層165は、第3の電極層1616及び第2の圧電薄膜層163等が積層されない露出部165aを有している。
第3の電極層161及び第4の電極層165は、LSI基板111の表面に形成された可動梁駆動回路(図示せず)に電気的に接続されている。本実施の形態では、第3の電極層161は、LSI基板111の表面に形成された可動梁駆動回路に第2の電極層155を電気的に接続する接続電極109により、可動梁駆動回路に電気的に接続される。そのため第3の電極層161には、第2の電極層155と同じ電圧が印加される。また本実施の形態では、第4の電極層165には、第1の電極層151と同じ電圧が印加されるように構成されている。
封止部115の積層部115aは、可動梁105と同様の積層構造を有しており、絶縁保護膜121、第4の電極層165、第2の圧電薄膜層163、第3の電極層161、補足層157、第1の電極層151、第1の圧電薄膜層153及び第2の電極層155が絶縁保護膜121上に順番に積層されて構成されている。
本実施の形態のスイッチユニット101では、第1の圧電薄膜層153及び第2の圧電薄膜層163の駆動時における伸びの方向と縮む方向とが逆となり、可動梁105はバイモルフ構造を有していることとなる。そのため本実施の形態では、圧電薄膜層が1層の場合よりも、可動梁105を大きく駆動させることが可能となる。
図5は本実施の形態の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。
まず、図5(A)〜(G)に示すように、シリコン基板103の表面3a上に、SiO2の絶縁膜121’を熱酸化で、Pt/Tiの電極膜165’スパッタリングで、PZT膜163’をゾルゲル法で、Pt/Tiの電極膜161’をスパッタリングで、SiN膜157’をLP−CVDで、Pt/Tiの電極膜155’をスパッタリングで、PZT膜153’をゾルゲル法で順番に成膜する。なお、PZT膜163’及びPZT膜153’は、スパッタリングまたはCVDで成膜してもよい。
次に図5(H)に示すように、PZT膜153’上にPt/Tiの電極膜からなる第1の電極層151をスパッタリングにより形成する。
その後、PZT膜153’、Pt/Tiの電極膜155’、SiN膜157’、Pt/Tiの電極膜161’PZT膜163’、Pt/Tiの電極膜165’を所定のパターンで順番にエッチングして、第1の圧電薄膜層153、第2の電極層155、補足層157、第3の電極層161、第2の圧電薄膜層163及び第4の電極層165からなる可動梁105の固定端部105a、可動接点形成部105b及び本体部105c並びに封止部115の積層部115aを形成する。第2の電極層155、第3の電極層161及び第4の電極層165は、露出部155a、161a及び165aが残るようにエッチングされる。(図5(I)〜(N))
次に、シリコン基板103の表面103a側にCuをスパッタリングしてシード膜Sを形成し(図5(O))、シード膜Sが形成された可動接点形成部105b上に可動接点部107をメッキにより形成し(図5(P))、固定端部105aの第1の電極層151、第2の電極層155の露出部155a、第3の電極層161の露出部161a及び第4の電極層165の露出部165a並びに封止部115の積層部115a上にAuのバンプ部109a、115bがそれぞれメッキにより形成される(図5(Q))。
Auのバンプの形成後シード層Sをエッチングにより除去し(図5(R))、シリコン基板103及び絶縁膜121’の可動梁105と対向する部分のうち、固定端部105a以外の部分をエッチングして、凹部103bを形成する(図5(S))。
そして、表面111aに形成されたパッド109b、パッド部115cを、バンプ109a及びバンプ部115bにそれぞれ接合することにより、表面111aに固定接点部113が形成されたLSI基板111をシリコン基板103に接続する(図5(T))。
図6(A)は、本発明の圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の第3の実施の形態としてのスイッチユニット201においてLSI基板211を除いた状態の平面図であり、図6(B)は集積回路を含んだ状態における図6(A)のVIB−VIB線断面図である。図7は、第3の実施の形態の圧電型MEMSスイッチユニットの製造方法の製造工程を示す図である。また、図6及び図7に示す第3の実施の形態のうち、図1及び図2に示す第1の実施の形態と共通する部分には、第1の実施の形態に付した符号に200の数を加えた符号を付して説明を省略する。
本実施の形態のスイッチユニット201では、厚さ1μmの第1の電極層251の上に、それぞれ1μmの厚さを有する第2の圧電薄膜層263、第3の電極層261、第2の補足層267が順番に積層されている。第3の電極層261は、第1の電極層及び第2の電極層と同様に、Pt/Tiの電極膜により構成されている。また第2の圧電薄膜層263は、第1の圧電薄膜層253と同様に、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)から構成されている。第2の補足層267は、第1の補足層257と同様に窒化ケイ素(Si34)から構成されている。
固定端部205aの第3の電極層261は、補足層267が積層されない露出部261aを有している。また固定端部205aの第1の電極層251及び第2の電極層255も同様に、露出部251a及び253aをそれぞれを有している。
第3の電極層261は、LSI基板211の表面に形成された可動梁駆動回路(図示せず)に電気的に接続されている。本実施の形態では、第3の電極層261には、第2の電極層255と同じ電圧が印加されるように構成されている。
封止部215の積層部215aは、第3の電極層261、第2の圧電薄膜層263、第1の電極層251、第1の圧電薄膜層253、第2の電極層255、補足層257が順番に積層されて構成されている。
本実施の形態のスイッチユニット201では、第1の圧電薄膜層253及び第2の圧電薄膜層263の駆動時における伸びの方向と縮む方向とが逆となり、可動梁205はバイモルフとして作用する。特に本実施の形態では、可動梁205の両面に補足層257及び267が設けられているので、駆動電圧が印加されなくなったときに、可動梁205を変形前の形状により確実に戻すことができる。
上記実施の形態では、可動梁が備える圧電薄膜層の数が1または2の場合の集積回路装置について説明をしたが、3以上の圧電薄膜層を備える可動梁としてもよい。
また、上記実施の形態では、圧電薄膜層をPZT膜から構成しているが、他の材料から構成してもよいのは勿論である。
本発明によれば、可動空間の厚み寸法が10μm以上になるように封止部を構成するバンプが形成されている。そのため本発明では、可動梁に起因した大きな寄生容量等がLSI基板に発生することがなくなる。そのため、集積回路基板に設けられた集積回路が高周波で動作する場合において、大きな寄生容量等によって集積回路の動作が大きく妨害されることがない。また、大きな寄生容量等が発生しないので、信号伝送損失が大きくなることがない。また可動梁の補足層が、残留応力を制御しやすい窒化ケイ素から構成されているので、補足層に発生する残留応力を小さくすることができ、可動梁を正確に動作させることができる。その結果、本発明によれば、高周波領域における集積回路の動作の妨害及び信号伝送損失を小さくして、しかも正確にスイッチを動作させることができる。
1 スイッチユニット
3 シリコン基板
3a 表面
3b 凹部
5 可動梁
5a 固定端部
5b 可動接点形成部
5c 本体部
7 可動接点部
9 接続電極
9a バンプ部
9b パッド部
11 LSI基板
11a 表面
13 固定接点部
15 封止部
15a 積層部
15b バンプ部
15c パッド部
51 第1の電極層
53 圧電薄膜層
55 第2の電極層
55a 露出部
57 補足層
IC 集積回路
S シード膜

Claims (5)

  1. シリコン基板の一方の面上にLP−CVDにより窒化ケイ素の薄膜層を形成し、
    前記窒化ケイ素の薄膜層の上にスパッタリングにより第1の電極膜を形成し、
    前記第1の電極膜の上にスパッタリング、CVDまたはゾルゲル法により圧電体薄膜層を形成し、
    前記圧電体薄膜層の上に可動接点領域、電極領域及び封止領域を含む上側電極パターンを有する第2の電極膜をスパッタリングにより形成し、
    前記第2の電極膜の前記電極パターンが形成されていない前記圧電体薄膜層の部分にエッチング処理を施して前記第1の電極膜を露出し、
    前記第1の電極膜の前記圧電体薄膜層のエッチングにより露出した部分の一部にエッチング処理を施して下側電極パターンを形成し、
    前記窒化ケイ素の薄膜層の前記下側電極パターンにより覆われていない部分にエッチング処理を施して前記シリコン基板の前記一方の面を部分的に露出させ、
    前記シリコン基板の前記一方の面側から金属材料をスパッタリングして前記一方の面側に形成された層構造の表面にシード層を形成し、
    前記第2の電極膜に含まれる前記上側電極パターンの前記可動接点領域上の前記シード層の部分に可動接点部を、前記上側電極パターンの前記電極領域上の前記シード層の部分に接続用電極を、前記上側電極パターンの前記封止領域に前記上側電極パターンから離れる方向の寸法が10μm以上のバンプをメッキによりそれぞれ形成し、
    前記シリコン基板の前記一方の面側に形成された前記層構造の上に露出している前記シード層をエッチングにより除去し、
    前記可動接点部を含む可動梁を残すように前記シリコン基板をエッチングし、
    固定接点部と、前記可動梁との間に可動空間を形成する封止部を形成するためのパッド部と、前記可動接点部と前記固定接点部とが接触するとオン信号を発生するオン信号発生回路と、前記可動梁の前記上側電極パターン及び下側電極パターンに駆動電圧を印加する可動梁駆動回路とを備えた集積回路基板の、前記可動梁駆動回路を前記接続用電極に接続し、前記パッド部を前記バンプに接続することからなる圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の製造方法。
  2. 前記シリコン基板のエッチングは、前記シリコン基板の表面からの等方性エッチングである請求項に記載の圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の製造方法。
  3. シリコン基板の一方の面上にLP−CVDにより窒化ケイ素の薄膜層を形成し、
    前記窒化ケイ素の薄膜層の上にスパッタリングにより第1の電極膜を形成し、
    前記第1の電極膜の上にスパッタリング、CVDまたはゾルゲル法により圧電体薄膜層を形成し、
    前記圧電体薄膜層の上に可動接点領域、電極領域及び封止領域を含む上側電極パターンを有する第2の電極膜をスパッタリングにより形成し、
    前記第2の電極膜の前記電極パターンが形成されていない前記圧電体薄膜層の部分にエッチング処理を施して前記第1の電極膜を露出し、
    前記第1の電極膜の前記圧電体薄膜層のエッチングにより露出した部分の一部にエッチング処理を施して下側電極パターンを形成し、
    前記窒化ケイ素の薄膜層の前記下側電極パターンにより覆われていない部分にエッチング処理を施して前記シリコン基板の前記一方の面を部分的に露出させ、
    前記第2の電極膜に含まれる前記上側電極パターンの前記可動接点領域上に可動接点部を、前記上側電極パターンの前記電極領域上の部分に接続用電極をスパッタリングにより形成し、
    前記可動接点部を含む可動梁を残すように前記シリコン基板をエッチングし、
    前記固定接点部と、前記可動梁との間に可動空間を形成する封止部を形成するためのパッド部と、前記上側電極パターンの前記封止領域に対応する部分に形成されて前記上側電極パターンから離れる方向の寸法が10μm以上のバンプ部と、前記可動接点部と前記固定接点部とが接触するとオン信号を発生するオン信号発生回路と、前記可動梁の前記上側電極パターン及び下側電極パターンに駆動電圧を印加する可動梁駆動回路とを備えた集積回路基板の、前記可動梁駆動回路を前記接続用電極に接続し、前記上側電極パターンの封止領域を前記バンプ部に接続することからなる圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の製造方法。
  4. シリコン基板の一方の面上にスパッタリングにより絶縁保護膜を形成し、
    前記絶縁保護膜の上にスパッタリングにより第1の電極膜を形成し、
    前記第1の電極膜の上にスパッタリング、CVDまたはゾルゲル法により第1の圧電体薄膜層を形成し、
    前記第1の圧電体薄膜層の上にスパッタリングにより第2の電極膜を形成し、
    前記第2の電極膜の上にLP−CVDにより窒化ケイ素の薄膜層を形成し、
    前記窒化ケイ素の薄膜層の上にスパッタリングにより第3の電極膜を形成し、
    前記第3の電極膜の上にスパッタリング、CVDまたはゾルゲル法により第2の圧電体薄膜層を形成し、
    前記第2の圧電体薄膜層の上に可動接点領域、電極領域及び封止領域を含む第1の電極パターンを有する第4の電極膜をスパッタリングにより形成し、
    前記第4の電極膜の前記第1の電極パターンが形成されていない前記第2の圧電体薄膜層の部分にエッチング処理を施して前記第3の電極膜を露出し、
    前記第3の電極膜の前記第2の圧電体薄膜層のエッチングにより露出した部分の一部にエッチング処理を施して第2の電極パターンを形成し、
    前記窒化ケイ素の薄膜層の前記第2の電極パターンにより覆われていない部分にエッチング処理を施して前記第2の電極膜を露出し、
    前記第2の電極膜の前記窒化ケイ素の薄膜層のエッチングにより露出した部分の一部にエッチング処理を施して第3の電極パターンを形成し、
    前記第2の電極膜の前記第3の電極パターンが形成されていない前記第1の圧電体薄膜層の部分にエッチング処理を施して前記第1の電極膜を露出し、
    前記第1の電極膜の前記第1の圧電体薄膜層のエッチングにより露出した部分の一部にエッチング処理を施して第4の電極パターンを形成し、前記絶縁保護膜を部分的に露出させ、
    前記シリコン基板の前記一方の面側から金属材料をスパッタリングして前記一方の面側に形成された層構造の表面にシード層を形成し、
    前記第4の電極膜に含まれる前記第1の電極パターンの前記可動接点領域上の前記シード層の部分に可動接点部を、前記第1の電極パターンの前記電極領域上の前記シード層の部分に接続用電極を、前記上側電極パターンの前記封止領域に前記上側電極パターンから離れる方向の寸法が10μm以上のバンプをメッキによりそれぞれ形成し、
    前記上側電極パターンの前記封止領域に接続用電極のアンカー部を形成し、
    前記シリコン基板の前記一方の面側に形成された前記層構造の上に露出している前記シード層をエッチングにより除去し、
    前記可動接点部を含む可動梁を残すように前記シリコン基板及び前記絶縁保護膜をエッチングし、
    固定接点部と、前記可動梁との間に可動空間を形成する封止部を形成するためのパッド部と、前記可動接点部と前記固定接点部とが接触するとオン信号を発生するオン信号発生回路と、前記可動梁の前記第1乃至第4の電極パターンに駆動電圧を印加する可動梁駆動回路とを備えた集積回路基板の、前記可動梁駆動回路を前記接続用電極に接続し、前記パッド部を前記バンプに接続することからなる圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の製造方法。
  5. 前記接続用電極には、前記上側電極パターンから離れる方向の寸法が、前記上側電極パターンから離れる方向の前記バンプの寸法と等しいバンプ部が形成される請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の圧電型MEMSスイッチを備えた集積回路装置の製造方法。
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