JP6246048B2 - 固定子の製造方法およびコイル挿入装置 - Google Patents

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この発明は、回転電機の固定子鉄心に予め巻回したコイルを挿入する固定子の製造方法およびコイル挿入装置に関するものである。
励磁コイルを有する回転電機の固定子において、一般的にコイルは固定子鉄心のスロット内に収納されている。複数の磁極を跨いで巻装する(実際には別の場所で周長に余裕を持たせて大きめに巻線し、これを後でスロットにはめ込む)場合、固定子鉄心の軸方向端部では、余ったコイルが、高く積み重なって無用の空間を有する形状となってしまう。
コイルエンド部の余ったコイル部分は、磁界の形成に寄与せず(性能の向上に寄与しない)、同じ大きさの固定子鉄心であれば、この部分の体積を小さくする方が望ましい。また、固定子鉄心のスロット内の体積に対しコイルの体積をより大きくすることが回転電機の性能向上のために求められている。
従来より行われている固定子の製造方法としては、予め巻枠を用いて巻回した周長が同じ複数のコイルを、コイル挿入装置のブレード間に装着し、ブレード間に装着したコイルをストリッパを用いて押し上げて固定子鉄心のスロット内に挿入して固定子を形成する方法が知られている。
そして、回転電機の固定子のコイルエンド部を小型化し、コイルの周長を短縮する方法の一つとして、コイルを巻回する際に巻線機の巻枠に段差部を設け、コイルの周長を段階的に変化させて周長差を持たせたコイルを固定子鉄心に挿入する方法が提案されている。これは、固定子のコイルエンド部を形成するコイルにおいて理想的な経路を考えた場合、外周を渡るコイルと内周を渡るコイルで周長が異なるためである。外周と内周を同じ長さにすると、どこかでコイルが余り、無用な空間ができるからである(例えば、特許文献1)。
特許第4345423号公報
ところで、固定子鉄心のティース間のスロットにコイルを挿入するためのコイル挿入装置のブレードは、固定子鉄心のティース形状に合わせて配列されており、隣接するブレード間の間隔は、一般的にコイル1本〜数本程度の幅しかない。このためブレード間に収める部分のコイル幅は、周長差を持たせたコイルでも、各層の周長が一定のコイルでも、ほぼ同様の形状となる。すなわち、ブレード間に挿入する部分は、巻き始めから巻き終わりまでが巻枠により形づくられたそのままの形となる。実際に特許文献1の図9では、ブレード側に当たる巻枠111Fには段差が図示されておらずコイルのマグネットワイヤがそのまま積み上げられている。その結果、コイルの固定子鉄心への挿入において、固定子鉄心のスロット部に順次挿入されるコイルは、最初と同じ形のまま固定子鉄心の反対側端部に押し出されてくる。
特許文献1の図9に記載のように、マグネットワイヤを1本ずつ積み上げているようなコイルであれば周長の長さの違うコイルの端部を適度に形成することは可能であるが、コイルの積層数が増え、スロットに挿入されるコイルの厚さ(マグネットワイヤの積層方向幅)が大きくなると、ブレード間の隙間にコイルを一度に通すことができないという課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、周長の異なる多くの層からなるコイルを一度にスロット部に挿入でき、コイルエンド部を小型化し、コイルの周長を全体として短くするとともに、固定子鉄心のスロット内のコイル密度を低下させない固定子の製造方法およびコイル挿入装置を提供することを目的とする。
この発明に係るコイル挿入装置は、
コイル束を装着する固定子鉄心のティースの内周側先端の周方向の幅と同じ幅を有し、前記固定子鉄心のそれぞれの前記ティースの内周側先端とそれぞれの外周面が対向可能に環状に配置された、前記ティースの数と同数の棒状のブレードと、
それぞれの前記ブレードを独立又はグループ単位で前記ブレードの長手方向に移動させるブレード駆動機構と、
複数の前記ブレードの内側面に沿って配置される円筒状の部材であって、全ての前記ブレードと連動又は独立して、前記固定子鉄心の内周側を軸方向に相対的に移動するストリッパと、
2本の前記ブレードの先端に装着する、先端の前記周方向の幅が前記ブレードの前記周方向の幅より狭く、前記ブレードに装着する側の基部の前記周方向の幅が前記ブレードの前記周方向の幅と同じであるサブブレードと、
前記サブブレードを前記ブレードに脱着するサブブレード脱着機構とを備えたものである。
この発明に係る固定子の製造方法は、
環状のヨークと、前記ヨークから径方向内側に突出する複数のティースを備える固定子鉄心の、隣り合う前記ティースの間に形成されるスロット内にコイル束を装着する固定子の製造方法において、
マグネットワイヤを巻回して前記コイル束を製造するコイル製造工程と、
前記固定子鉄心の前記ティースの内周側先端の周方向の幅と同じ幅を有し、前記ティースの数と同数の棒状のブレードが環状に、前記固定子鉄心のティースの内周側先端と複数の前記ブレードの外周面が対向可能に配置され、
前記ブレードは独立して前記ブレードの長手方向に移動可能であり、
複数の前記ブレードの内側面に沿って配置される部材であって、全ての前記ブレードと連動又は独立して、前記固定子鉄心の内周側を軸方向に相対的に移動するストリッパを備えるコイル挿入装置の2本の前記ブレードを降下させ、2本の前記ブレードの先端に、前記ブレードの前記周方向の幅より狭い幅を有するサブブレードを装着するサブブレード装着工程と、
各前記サブブレードと隣り合う前記ブレードの間に、前記コイル束の2箇所のブレード間挿入部を通して引っ掛け、前記サブブレードと隣り合う前記ブレードにガイドさせて前記サブブレードを装着した前記ブレードと、隣り合う前記ブレードの間に前記コイル束を挿入するブレード間コイル束挿入工程と、
前記ブレード間コイル束挿入工程の後、前記固定子鉄心の軸方向の端部から、前記固定子鉄心の内周側に、軸方向に、前記ブレードに引っ掛けたままの状態で前記ストリッパによって前記コイル束を前記スロット内に押し込んで前記固定子鉄心の両端面にコイルエンド部を形成するコイル整形工程とを備えたものである。
本発明に係る固定子の製造方法およびコイル挿入装置によれば、固定子のコイルエンド部に発生する無用な空間を抑制することができ、コイルの周長の短縮を図ることが可能になる。これにより固定子を利用する回転電機の性能向上と小型化を図ることができる。
この発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子の平面図である。 図1の固定子のA−A線での断面図である。 図1の固定子を軸方向に垂直に2分割した断面図である。 図3に示す固定子の要部拡大図である。 この発明の実施の形態1に係る固定子鉄心に装着前のコイルの斜視図である。 図5のコイルの一部断面斜視図と要部拡大模式図である。 この発明の実施の形態1に係るコイル巻線機の巻線開始の状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るコイルを巻枠から取り外す状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るコイル挿入装置にコイルを装着し、固定子鉄心に挿入する前の状態を示す斜視図である。 図9のサブブレードの先端周辺部をD−D線で縦に切断した断面図である。 この発明の実施の形態1に係るコイルの断面模式図である。 この発明の実施の形態1に係るコイルがブレードに装着された状態を示す斜視図である。 準備段階にあるコイル挿入装置の斜視図である。 サブブレードを装着したコイル挿入装置の斜視図である。 コイルをブレードに引っ掛けた状態にあるコイル挿入装置の斜視図である。 コイル挿入装置のブレード間にコイルが挟まれた状態を示す斜視図である。 サブブレードを退避させ、コイルの挿入準備をしているコイル挿入装置の斜視図である。 コイル挿入装置を使って固定子鉄心にコイルを挿入する状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係るコイル巻線機の巻線開始の状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るコイルを巻枠から取り外す状態を示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
本明細書において、特に断らずに「周方向」、「径方向」、「軸方向」という場合は、固定子の「周方向」、「径方向」、「軸方向」を指すものとする。
図1は、この発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子100の平面図である。
図2は、図1の固定子のA−A線での断面図である。
図3は、固定子100を軸方向に垂直に2分割した断面図である。
図4は、図3に示す固定子100の要部拡大図である。
図1〜図4に示すように、固定子100は、環状のヨーク10及びこのヨーク10から径方向内側に突出する複数のティース12を備えた固定子鉄心1と、4種類のコイル2a〜2dからなる。外側のコイル2aと内側のコイル2cは、大コイルであり、それぞれ5つのティース12を跨いだコイル収納用のスロット11に収納されている。
また、外側のコイル2bと内側のコイル2dは、小コイルであり、それぞれ3つのティース12を跨いだスロット11に収納されている。大コイルであるコイル2aとコイル2cのスロット収納部21a、21cは、それぞれ単独でスロット11内に収納され、小コイルであるコイル2bとコイル2dのスロット収納部21b、21dは、同じ1つのスロット11内の外周側と内周側に分かれて収納されている。なお、ここで示すコイルの並びは一例であって、他の構成でもよい。
2つのスロット収納部21の、固定子鉄心1の軸方向端部から軸方向に延出し相互に接続されている部分におけるコイル2aの当該部分が、コイルエンド部24aである。同様に、2つのスロット収納部21b、21c、21dの固定子鉄心1の軸方向端部から延出し相互に接続されている部分におけるコイル2b、2c、2dの当該部分が、コイルエンド部24b、24c、24dである。図1では、コイルエンド部24bは、コイルエンド部24aの下に隠れている。同様にコイルエンド部24dは、コイルエンド部24cの下に隠れている。
固定子鉄心1のスロット11と、コイル2a〜2dのスロット収納部21a〜21dとの間には、固定子鉄心1とコイル2a〜2dとの絶縁を保持する絶縁部材3としてスロットセル31とウェッジ32を備えている。
図5は、固定子鉄心1に装着前のコイル2bを示す斜視図である。
図6(a)は、コイル2bの一部を切断した斜視図である。
図6(b)は、図6(a)の丸印Bを付した部分の拡大図であり、矢印はコイルの巻回順序を示している。
以下、コイル2bを例に説明するが、他のコイル2a、2c、2dについても同様であるため、その説明は適宜省略する。コイル2bは、図6(b)に示すように予め1本のマグネットワイヤ6を矢印の方向に巻回して形成され、スロット11の深さ相当の幅(固定子鉄心径方向の幅を指す)で複数の層を成してコイル束の形状に形成されている。このコイル2bは、予め後述する巻枠を利用して形成する。そして、固定子鉄心1に挿入される前のコイル形成段階では、マグネットワイヤ6の積層方向の厚さt1が、固定子鉄心1の隣接するティース12の先端間の間隔S1よりも大きな束状のコイル2bである。具体的には、コイル2bの巻き始め線は内周側から始まり、所定のターン数のコイル列23を形成した後、先程のコイル列23の上に次のコイル列23が形成される。そして、これを繰り返して密着した複数のコイル層24が形成される。そして、コイル列23の幅t2が、スロット11の径方向の深さS2と同等となる。そして、このコイル2bのスロット収納部21bは、固定子鉄心1のスロット11内に収納される部分である。
図7は、コイル2bの製造(コイル製造工程を指す)に用いるコイル巻線機7の巻線開始の状態を示す斜視図である。
図8は、巻線終了後のコイル2bを巻枠7a、7bから取り外す状態を示す斜視図である。
図7に示すように、コイル巻線機7は、回転軸52を中心として旋回可能なフライヤ5と、フライヤ5に設けたノズル51から供給されるマグネットワイヤ6を巻回して(マグネットワイヤ巻回工程を指す)コイル2bを形成する巻枠7a、7bからなる。巻枠7a、7bは、コイルの周長変更が可能であり、マグネットワイヤ6の巻回を完了したコイル2bを取り出す時には、巻枠7a、7bの間の間隔を図7のX方向に相互に近接させる巻枠縮小機能を備える。
また、巻枠7a、7bの上下の面には、上蓋71a、71bと下蓋72a、72bを設けている。そして、これらは、マグネットワイヤ6を複数回巻回して、スロット11の深さ相当の幅(径方向の幅)を有するコイル列23を形成し、これを重ねてコイル層24を形成するための巻線ガイドとなる。
なお、下蓋72a、72bには、コイル2bを取り出す時に、図8に示すY方向の幅を縮小する下蓋縮小機能を備える。図8に示すように、2分割された巻枠7a、7bの間隔を巻枠縮小機能により縮小させ、下蓋72a、72bの幅を下蓋縮小機能によりコイル2bの内径より下蓋72a、72bの幅(外径)を縮小させ(ガイド縮小工程を指す)、巻枠7a、7bの上側から図示しないプッシャで押し出すことにより、コイル巻線機7から巻枠7a、7bに巻回されたコイル2bは分離される。
図9は、コイル挿入装置8にコイル2bを装着し、固定子鉄心1に挿入する前の状態を示す斜視図である。
コイル挿入装置8は、固定子鉄心1のスロット11内にコイル2a〜2dを挿入するために使用する器具である。コイル挿入装置8は、固定子鉄心1に装着前の束状のコイル2a〜2dを引っ掛けて装着する複数の棒状のブレード81と、コイル2a〜2dのスロット11内への挿入と同時に、ウェッジ32をコイル2a〜2dの内周側に装着するウェッジプッシャ(図9では見えない)と、ウェッジプッシャを外周側からガイドするウェッジガイド85と、ブレード81の内側に沿って上下動し、コイル2a〜2dを固定子鉄心1のスロット11内に押し上げながら挿入する円筒状のストリッパ(図9では見えない)を備える。
また、コイル挿入装置8のブレード81間に束状のコイル2a〜2dを装着するための補助機材として、コイル2a〜2dの1個に対し2つのサブブレード83a、83bを用いる。
サブブレード83a、83bは、ブレード81に装着する側の基部の横幅(周方向の幅)がブレード81の横幅とほぼ同等である。
図10は、図9のサブブレード83aの先端周辺部をD−D線で縦に切断した断面図である。サブブレード83aの上部の片面(周方向の面を指す)は、斜めに大きく削りこまれた傾斜面83a1を有している。またこの傾斜面83a1は、その下部の滑らかで軸方向の断面が2次曲線状の曲面83a2を経て、平らな側面83a3へと繋がる。サブブレード83bについても同様である。このように、サブブレード83a、83bの先端の横幅(周方向の幅)は、基部の横幅より狭い。
図11(a)は、コイル2bの断面模式図である。説明を簡単にするために、コイル2bを形成する1つの層のマグネットワイヤ6のターン数を3とし、積層も3層として示している。当然のことながら、コイル2bの1周あたりのマグネットワイヤ6の周長はコイル2bの内側から外側に向けて次第に長くなる。
図11(b)は、図11(a)に示すコイル2bが巻崩れた状態でブレード81に装着された状態を示す図である。
図12は、コイル2bがブレード81に装着された状態を示す斜視図である。図12では、ブレード81とコイル2bのみを示し、その他の部材は省略している。
図5に示すコイル2bのブレード間挿入部22bは、図12に示すようにコイル挿入装置8の隣接するブレード81の間に挿入される部分である。コイル2bをコイル挿入装置8のブレード81間に収める時点では、ブレード間挿入部22bの積層方向の厚さは、隣接するブレード81の間隔以下となるようにコイル2bの束を平らに延ばす必要がある。図12は、そのコイル2bのブレード間挿入部22bが伸びた状態(巻崩れた状態を指す)を示している。
以下、コイル挿入装置8を使用したコイル2bの固定子鉄心1への具体的な装着方法について説明する。
図13は、準備段階にあるコイル挿入装置8の斜視図である。コイル挿入装置8のブレード81の数は、コイル2a〜2dを装着しようとする固定子鉄心1のティース12の数(スロット11の数)と同数あり、複数のブレード81が環状に配置される。
図13において、ブレード81を1本おきに段下げした状態で使用しているが、準備段階において各ブレード81をどのような高さとするかは、装着するコイル2a〜2bの大きさによって適宜設定される。図13において、ブレード81a、81bが、これからコイル2bを引っ掛けるためのブレード81a、81bである。また、ブレード81c、81dは、この状態から更に下方に、図示しないブレード駆動機構(図18(b)、符号87a、87b参照)によって移動され、サブブレード83を先端上に積むように装着するブレード81c、81dである。なお、ブレード駆動機構は、ブレード81を個別に独立して又はグループ単位として各ブレード81を長手方向に移動できる。
図14は、図13の状態からブレード81c、81dをさらに下降させて、それぞれのブレード81c、81dの上部にサブブレード脱着アーム84a、84b(サブブレード脱着機構を指す)によってサブブレード83a、83bを装着した(サブブレード装着工程を指す)状態を示す斜視図である。この後の工程でコイル2bを挟むこととなる一方のブレード81c、81dがサブブレード83a、83bに置き替わった状態となり、元のブレード81間の隙間に加え、サブブレード83a、83bの基部から先端にかけて細くなっている削り込み量の分だけコイル2bの装着スペースを拡大して確保できる。
図15は、コイル2bをブレード81a、81bに引っ掛けた状態を示す斜視図である。コイル2bの2つのブレード間挿入部22bは、それぞれサブブレード83aの傾斜面83a1とブレード81aの間、及びサブブレード83bの傾斜面83b1とブレード81bとの間に挟まれている。
図16は、コイル2bがブレード81a、81cの間、及びブレード81b、81dの間に挟まれた状態を示す斜視図である。
コイル2bの2つのブレード間挿入部22bは、図14の状態から、サブブレード83a、83bの傾斜面83a1、83a2、曲面83a2、83b2とブレード81a、81bとにガイドされて、最終的に図12、図16に示すように、ブレード81a、81cの間、及びブレード81b、81dの間に挟まれる(ブレード間コイル束挿入工程を指す)。この時、コイル2bの巻装状態は、ブレード81間の間隔を通過可能な形状になるまで崩れて図の上下方向にばらけるが、コイル2bの装着には問題無い。このことは後述で説明する。
図17は、サブブレード83a、83bを退避させ、ブレード81c、81dを図13の位置まで再び上昇させ、固定子鉄心1の準備をしている状態を示す斜視図である。
コイル挿入装置8への固定子鉄心1の装着は、図9に示すように全てのブレード81の外周面が、それぞれ、ティース12の内周側端面と対向し、ブレード81の周囲に被せるように挿入する。
次に、コイル2bの2つのスロット収納部21bを固定子鉄心1のスロット11に収納させる方法について説明する。
図18は、コイル挿入装置8の中心軸を通る面で切断したコイル挿入装置8の断面模式図である。
図18(a)は、コイル挿入装置8のブレード81の内で、コイル挿入装置8の中心に対して相対する位置にあるブレード81に引っ掛けた状態の2つのコイル2bを示している。
ストリッパ86は、ブレード81の内側面に沿って上下動できる円筒状の部材である。ストリッパ86は、固定部89で上方を固定された固定子鉄心1のスロット11内にコイル2bを押し上げながら挿入する機能を有する。また、ストリッパ86は、全てのブレード81と連動又は独立して上下動できる。図18(a)の状態では、ブレード81の上端は、ストリッパ86の上面より上方に突出して存在し、その突出した部分によってにコイル2bが引っ掛けられている。
図18(b)は、固定子鉄心1のスロット11内に半分入った状態のコイル2bを示している。
コイル2bは、当初はストリッパ86と同期して上方に上昇するブレード81に引っ掛けられているので、ストリッパ86の上昇により固定子鉄心1のスロット11内に次第に挿入されていく。また、同時にブレード81の外周側から、コイル2bとブレード81の間にウェッジ32を押し上げて挿入する。ウェッジ32は、ウェッジガイド85にガイドされ、ストリッパ86と同期して上昇するウェッジプッシャ82によって押し上げられる(ウェッジ装着工程を指す)。
図18(c)は、コイル挿入装置8と、完全に固定子鉄心1に装着されたコイル2bを示す断面図である。
ストリッパ86が完全に上昇すると、図に示すように、コイル2bの図の上側端部(渡り線の無い側)にはコイルエンド部24bが形成され、コイル2bの図の下側端部にはコイルエンド部25bが形成され、スロット収納部21bがスロット11内に収納される(コイル整形工程を指す)。このとき、当初ストリッパ86と同期して上昇したブレード81は、固定子鉄心1の上端面から僅かに上方に抜け出た所で、同期が解除され、図18(c)に示すように、ブレード81は停止している。これは、コイルエンド部24bに無用なテンションが掛かることを防止するためである。
なお、実際には、図3に示すように、コイル2bに引き続きコイル2dが同じスロット11に挿入されるので、ウェッジ32は、コイル2dを挿入するときに装着するが、説明に都合上、上述のように説明した。
次に、コイル2bを構成する周長の異なる一巻きのマグネットワイヤ6が、ブレード81とサブブレード83の間を通る時にばらけてしまっても、コイルエンド部24b、25bを隙間無く形成できる理由を説明する。
まず、図11(a)のように巻回したコイル2bが、図11(b)に示すようにばらけてブレード81に引っ掛けられたとする。1番〜3番の一巻きのマグネットワイヤ6が一番周長が短く、4番〜6番の一巻きのマグネットワイヤ6は中間の長さであり、7番〜9番の一巻きのマグネットワイヤ6は周長が一番長い。
コイル挿入装置8を用いてコイル2bを固定子鉄心1へ挿入していくと、ブレード81に引っ掛けられた部分と反対側の、コイルエンド部25bとなる部分のうち、まず、1番〜3番のマグネットワイヤ6が固定子鉄心1の下端面(コイル挿入側端面を指す)に到達し2つのスロット11間に引っ掛かり、それ以上上昇できなくなる。このため、1番〜3番のマグネットワイヤ6のブレード81に引っ掛けた側に、図において下向きのテンションが掛かり、コイルエンド部24bとなる部分では、それらのマグネットワイヤ6が、ブレード81に引っ掛かった状態で、一番下側に集まる。次に、4番〜6番のマグネットワイヤ6が固定子鉄心1の下端面の1番から3番のマグネットワイヤ6の上に引っ掛かって1番〜3番のマグネットワイヤ6の上に積み重なり、同様に繰り返して最後に7番〜9番のマグネットワイヤ6がコイルエンド部24b、25bの最上層に積み重なる。このように、予め巻回したコイル2bが、ばらけたとしても、コイル2bの固定子鉄心1への挿入過程において、自然と周長の短いマグネットワイヤ6から下層に再度積み重なって、隙間なくコイルエンド部24b、25bを形成できる。
サブブレード83の配置については、上述の位置、方向の他に、例えば、図9に示す連続して低−高−低と並ぶ3本のブレード81の内、両端の低いブレード81を更に降下させ、それらの上にサブブレード83を装着し、それぞれのサブブレード83の傾斜面83a1が真ん中のブレード81の側面とは反対側を向くように配置しても良い。コイル2bより大きなコイル2a、2cを固定子鉄心1に装着する時は、さらに2本のブレード81を跨いでコイル2a、2cを引っ掛けることとなる。
また、サブブレード83の形状は、上記に示した形状に限られるものではなく、サブブレード83と隣り合うブレード81との間に、隣り合うブレード81間の間隔より広い間隔を確保でき、コイル2bを巻崩してガイドできる形状であれば良い。
また、本実施の形態では、固定子鉄心1を固定してストリッパ86が移動する構成としたが、ストリッパ86を固定して、固定子鉄心1がその周囲を軸方向に移動する構成としても良い。
本発明の実施の形態1に係る固定子の製造方法およびコイル挿入装置によれば、固定子100のコイルエンド部24b、25bに発生する無用な空間を抑制することができ、コイル2bの周長の短縮を図ることが可能になる。これにより固定子100を利用する回転電機の性能向上と小型化を図ることができる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2に係る固定子の製造方法およびコイル挿入装置を、図を用いて実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図19は、コイル2bの製造に用いるコイル巻線機207の巻線開始の状態を表す斜視図である。
図20は、巻線終了後のコイル2bを巻枠207a、207bから取り外す状態を示す斜視図である。
実施の形態1のコイル巻線機7では、フライヤ5が巻枠7a、7bの周囲を旋回してマグネットワイヤ6を巻枠7a、7bに巻回していたのに対して、本実施の形態2のコイル巻線機207では、ノズル251の位置は固定されている。そして、実施の形態1とは反対に、2つの巻枠207a、207bが巻枠固定部207cによって固定されていて、巻枠固定部207cが回転軸207dに接続されている。また、回転軸207dは、図20のZ方向に移動可能であるので、巻枠207a、207bを回転させながら、実施の形態1と同様にスロット11の深さ相当の幅(径方向の幅を指す)を有するコイル列23を形成しつつ、コイル層24を形成できる。マグネットワイヤ6を巻回した後の巻枠207a、207bからの取り出しについては、実施の形態1と同様である。
本発明の実施の形態2に係る固定子の製造方法およびコイル挿入装置によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
尚、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100 固定子、1 固定子鉄心、2a〜2d コイル、3 絶縁部材、
31 スロットセル、32 ウェッジ、5 フライヤ、6 マグネットワイヤ、
7,207 コイル巻線機、7a,207a,7b,207b 巻枠、
207c 巻枠固定部、207d 回転軸、8 コイル挿入装置、
81,81a〜81d ブレード、82 ウェッジプッシャ、
83,83a,83b サブブレード、83a1,83b1 傾斜面、
83a2,83b2 曲面、83a3,83b3 側面、
84a,84b サブブレード脱着アーム、85 ウェッジガイド、
86 ストリッパ、87a,87b ブレード駆動機構、89 固定部、
11 スロット、12 ティース、21a,21b スロット収納部、
22b ブレード間挿入部、24a〜24d,25b コイルエンド部、
23 コイル列、24 コイル層、51,251 ノズル、52 回転軸、
71a,71b 上蓋、72a,72b 下蓋。

Claims (11)

  1. コイル束を装着する固定子鉄心のティースの内周側先端の周方向の幅と同じ幅を有し、前記固定子鉄心のそれぞれの前記ティースの内周側先端とそれぞれの外周面が対向可能に環状に配置された、前記ティースの数と同数の棒状のブレードと、
    それぞれの前記ブレードを独立又はグループ単位で前記ブレードの長手方向に移動させるブレード駆動機構と、
    複数の前記ブレードの内側面に沿って配置される円筒状の部材であって、全ての前記ブレードと連動又は独立して、前記固定子鉄心の内周側を軸方向に相対的に移動するストリッパと、
    2本の前記ブレードの先端に装着する、先端の前記周方向の幅が前記ブレードの前記周方向の幅より狭く、前記ブレードに装着する側の基部の前記周方向の幅が前記ブレードの前記周方向の幅と同じであるサブブレードと、
    前記サブブレードを前記ブレードに脱着するサブブレード脱着機構とを備えたコイル挿入装置。
  2. 前記サブブレードの先端側の前記周方向の側面は、前記サブブレードの先端が細くなるように斜めに削り込まれた傾斜面を有する請求項1に記載のコイル挿入装置。
  3. 前記傾斜面の下部は、軸方向の断面が2次曲線状の滑らかな曲面を経て、平らな側面へと繋がる請求項2に記載のコイル挿入装置。
  4. 2本の前記サブブレードは、前記傾斜面が互いに向き合うように装着される請求項2又は請求項3に記載のコイル挿入装置。
  5. 2本の前記サブブレードは、前記傾斜面が互いに反対を向くように装着される請求項2又は請求項3に記載のコイル挿入装置。
  6. 前記ストリッパの動作に連動して、隣り合う前記ティース間に形成されるスロットに挿入された前記コイル束と前記固定子鉄心の間に、前記コイル束と前記固定子鉄心の間を絶縁しつつ前記スロットの開口部を塞ぐウェッジを押し入れるウェッジプッシャと、前記ウェッジをガイドするウェッジガイドとを備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコイル挿入装置。
  7. 環状のヨークと、前記ヨークから径方向内側に突出する複数のティースを備える固定子鉄心の、隣り合う前記ティースの間に形成されるスロット内にコイル束を装着する固定子の製造方法において、
    マグネットワイヤを巻回して前記コイル束を製造するコイル製造工程と、
    前記固定子鉄心の前記ティースの内周側先端の周方向の幅と同じ幅を有し、前記ティースの数と同数の棒状のブレードが環状に、前記固定子鉄心のティースの内周側先端と複数の前記ブレードの外周面が対向可能に配置され、
    前記ブレードは独立して前記ブレードの長手方向に移動可能であり、
    複数の前記ブレードの内側面に沿って配置される部材であって、全ての前記ブレードと連動又は独立して、前記固定子鉄心の内周側を軸方向に相対的に移動するストリッパを備えるコイル挿入装置の2本の前記ブレードを降下させ、2本の前記ブレードの先端に、前記ブレードの前記周方向の幅より狭い幅を有するサブブレードを装着するサブブレード装着工程と、
    各前記サブブレードと隣り合う前記ブレードの間に、前記コイル束の2箇所のブレード間挿入部を通して引っ掛け、前記サブブレードと隣り合う前記ブレードにガイドさせて前記サブブレードを装着した前記ブレードと、隣り合う前記ブレードの間に前記コイル束を挿入するブレード間コイル束挿入工程と、
    前記ブレード間コイル束挿入工程の後、前記固定子鉄心の軸方向の端部から、前記固定子鉄心の内周側に、軸方向に、前記ブレードに引っ掛けたままの状態で前記ストリッパによって前記コイル束を前記スロット内に押し込んで前記固定子鉄心の両端面にコイルエンド部を形成するコイル整形工程とを備えた固定子の製造方法。
  8. 前記スロットに挿入される前記コイル束と前記固定子鉄心間に、前記コイル束と前記固定子鉄心の間を絶縁しつつ前記スロットの開口部を塞ぐウェッジを押し入れるウェッジ装着工程を備えた請求項7に記載の固定子の製造方法。
  9. 前記コイル製造工程は、前記コイル束を形成するコイル列の幅を、前記スロットの深さ相当の幅に両側から規制する巻線ガイドを有する2つ1組の巻枠に、マグネットワイヤを巻回するマグネットワイヤ巻回工程と、
    前記巻線ガイドの外径を前記コイル束の内径より小さく縮めるガイド縮小工程とを備えた請求項7又は請求項8に記載の固定子の製造方法。
  10. 前記マグネットワイヤ巻回工程は、前記マグネットワイヤを供給するノズルを備えたフライヤを1組の前記巻枠の周囲に回転させて前記マグネットワイヤを巻回する請求項9に記載の固定子の製造方法。
  11. 前記マグネットワイヤ巻回工程は、前記マグネットワイヤを供給するノズルに対して1組の前記巻枠を回転させて前記マグネットワイヤを巻回する請求項9に記載の固定子の製造方法。
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