JP6244689B2 - 包装容器 - Google Patents

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本発明は、液状の内容物を収納して加熱される包装容器に関する。
加熱時に自動蒸通して減圧される従来の包装容器は特許文献1に開示されている。この包装容器は紙層を含む積層体を折曲したゲーベルトップ型の本体部の上部に樹脂成形品の口栓が設けられる。口栓は筒状の注出部と注出部に被嵌されるキャップとを有している。注出部は本体部に熱接着される取付部上に円筒形状の周壁部が立設し、キャップは周壁部に螺合する。本体部内に充填される液状の内容物はキャップを取り外して注出部から注出される。
取付部の上面には溶着突起により囲まれたガス抜き孔が設けられ、溶着突起の周囲にはシール部が設けられる。溶着突起及びシール部上にはシールテープが接着され、シールテープによりガス抜き孔が封止される。
包装容器を電子レンジ等で加熱すると本体部の内圧が上昇し、シールテープの一部が剥離してガス抜き孔から蒸気が流出する。これにより、ガス抜き孔が自動蒸通して本体部内が減圧され、本体部の破裂を防止して内容物を温めることができる。また、加熱後に所定時間が経過するとシール部にシールテープが接着してガス抜き孔が再封止され、本体部の密封性が保持される。
特開2005−335740号公報(第4頁−第6頁、第1図)
しかしながら、上記従来の包装容器によると、加熱により本体部の内圧が上昇した際にシールテープの任意の位置が剥がれる。このため、使用者がガス抜き孔から流出した高温の蒸気に誤って接触して火傷をする危険があり、包装容器の安全性が低い問題があった。
本発明は、加熱時の安全性を向上できる包装容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、液状の内容物を収納する本体部と、前記本体部の上部の壁面上に取り付けられる筒状の樹脂成形品から成るとともに内容物を注出する注出部と、前記注出部の周壁の上面に熱接着して前記注出部を封止する封止フィルムとを備えた包装容器において、前記注出部の周壁の上面に、周方向の一部に偏って配置されるとともに内側に突出する突出部を設けたことを特徴としている。
この構成によると、包装容器を加熱すると本体部の内圧が上昇し、注出部の周壁の上面に熱接着される封止フィルムが内側から剥離する。この時、封止フィルムの剥離領域が同心円状に広がり易く、突出部上の封止フィルムには径方向及び周方向から剥離する力が加わるため他の部分よりも早く剥離される。封止フィルムが突出部の所定位置の外縁まで剥離すると、突出部上を介して本体部内の蒸気が流出する。
また本発明は、上記構成の包装容器において、前記注出部の周壁が内縁を円弧により形成した弧状部を上面に有し、前記突出部の外縁が前記円弧を形成する円よりも内側に進入することを特徴としている。この構成によると、包装容器の加熱時に突出部上で弧状部上よりも早く封止フィルムの剥離が開始される。そして、封止フィルムが弧状部の内縁で剥離を開始した際に突出部の所定位置の外縁まで剥離し、突出部上を介して本体部内の蒸気が流出する。
また本発明は、上記構成の包装容器において、前記注出部の周壁が内縁を楕円弧により形成した弧状部を上面に有し、前記突出部の外縁が前記楕円弧を形成する楕円の短軸上で内接する円よりも内側に進入することを特徴としている。この構成によると、包装容器の加熱時に突出部上で弧状部上よりも早く封止フィルムの剥離が開始される。そして、封止フィルムが弧状部の短軸方向の内縁で剥離を開始した際に突出部の所定位置の外縁まで剥離し、突出部上を介して本体部内の蒸気が流出する。
また本発明は、上記構成の包装容器において、前記封止フィルムが前記注出部の周壁上で前記突出部に対向する位置に手指により摘持される摘持部を有することを特徴としている。この構成によると、内容物を加熱した後に突出部から離れた摘持部を摘持して封止フィルムを引き剥がし、注出部から内容物が注がれる。
また本発明は、上記構成の包装容器において、前記本体部が紙層を含む積層体を折曲して形成されることを特徴としている。この構成によると、本体部が紙層により断熱され、加熱後の本体部を把持して注出部から内容物が注出される。
また本発明は、上記構成の包装容器において、前記注出部が前記本体部の傾斜面から成る上壁に設けられ、前記注出部の周壁上で前記突出部に対向する位置に対して前記突出部を上方に配置したことを特徴としている。この構成によると、包装容器を加熱して封止フィルムを引き剥がす前に内容物を注ぐ方向に本体部を傾けた際に、突出部を介した内容物の流出が防止される。
また本発明は、上記構成の包装容器において、前記注出部が前記本体部の一の側壁の方向に偏って上壁に設けられるとともに、前記注出部の周壁上で前記突出部に対向する位置に対して前記突出部を該側壁から離れて配置したことを特徴としている。この構成によると、包装容器を加熱して封止フィルムを引き剥がす前に内容物を注ぐ方向に本体部を傾けた際に、突出部を介した内容物の流出が防止される。
本発明によると、注出部の周壁が内側に突出する突出部を上面に有するので、注出部の周壁の上面に熱接着される封止フィルムが突出部上で他の部分よりも早く剥離される。このため、蒸気の流出位置が突出部上であることを使用者が容易に認識することができる。従って、使用者の火傷を防止することができ、包装容器の安全性を向上することができる。
本発明の第1実施形態の包装容器を示す斜視図 本発明の第1実施形態の包装容器の注出部近傍の縦断面図 本発明の第1実施形態の包装容器の注出部を示す上面図 本発明の第2実施形態の包装容器の注出部近傍の縦断面図 本発明の第3実施形態の包装容器の注出部を示す上面図 本発明の第4実施形態の包装容器を示す斜視図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の包装容器を示す斜視図である。包装容器1は紙層4(図2参照)を含む積層体を箱状に折曲したゲーベルトップ型の本体部2を備えている。本体部2は酒や珈琲等の温められる場合がある液状の内容物を収納する。
本体部2は側壁2bにより胴部が形成され、傾斜面から成る上壁2aにより上面が覆われる。本体部2の上壁2aには内容物を注出する注出部10が設けられる。注出部10の周壁の上面12a(図2参照)には封止フィルム20が熱接着される。
図2は図1のA−A線に沿った注出部10近傍の縦断面図を示している。本体部2は外面側から外装材3、紙層4及び内装材5を積層した積層体により形成される。外装材3は基材層3bの外面側に熱接着層3aが積層され、接着剤により基材層3bが紙層4に接着される。内装材5は基材層5aの内面側にバリア層5b、熱接着層5cが積層され、接着剤により基材層5aが紙層4に接着される。
基材層3b、5aはPET(ポリエチレンテレフタレート)等により形成され、熱接着層3a、5cはPE(ポリエチレン)等により形成される。熱接着層3aと熱接着層5cとの熱接着によって本体部2が箱状に組み立てられる。
バリア層5bは基材層5a上に形成されるSiO蒸着膜やAl蒸着膜等から成り、外気侵入を防止する。バリア層5bを含む積層体がアルミニウム等の金属を含まないため、包装容器1を電子レンジで加熱することができる。
注出部10は筒状の樹脂成形品により形成され、取付部11と周壁部12とを有している。取付部11は本体部2の熱接着層5cに上面を熱接着され、注出部10を本体部2に取り付ける。周壁部12は取付部11上に立設して注出部10の周壁を形成し、略円筒形状を有して本体部2に設けた貫通孔2dを貫通する。注出部10から内容物が注がれるため、周壁部12の内径は例えば15mm〜18mm程度に形成される。
封止フィルム20は例えば、PET及びPEの積層フィルムにより形成され、周壁部12の上面12aに熱接着される。これにより、注出部10の上面開口部10aが封止される。封止フィルム20には外側に突出する摘持部20aが設けられる。摘持部20aを手指により摘持して封止フィルム20を注出部10から引き剥がし、注出部10を開封することができる。
図3は注出部10の上面図を示している。注出部10の周壁を形成する周壁部12は内縁を円弧により形成した弧状部12bと、弧状部12bよりも内側に突出する突出部12cとを有している。突出部12cは周壁部12の周方向の一部に偏って一箇所に設けられる。突出部12cの外縁は弧状部12bの内縁を形成する円D1よりも内側に進入する。
また、本体部2の傾斜面から成る上壁2aに取り付けられる注出部10は周壁部12上で突出部12cに対向する位置よりも突出部12cが上方に配される。尚、突出部12cは注出部10の軸方向に延びて形成される。
封止フィルム20(図2参照)の摘持部20aは弧状部12bの中心E1を挟んで突出部12cに対向する位置に配置される。
上記構成の包装容器1において、包装容器1を電子レンジ等により加熱すると本体部2の内圧が上昇する。これにより、注出部10の周壁の上面12aに熱接着される封止フィルム20が周壁部12の内側から剥離する。この時、封止フィルム20の剥離領域が同心円状に広がり易く、突出部12c上の封止フィルム20には径方向及び周方向から剥離する力が加わる。このため、封止フィルム20は突出部12c上で弧状部12b上よりも早く剥離が開始される。
そして、封止フィルム20が弧状部12bの内縁で剥離を開始した際に、突出部12cの突出端の外縁まで剥離して注出部10が自動蒸通する。これにより、突出部12c上から本体部2内の蒸気が流出して本体部2が減圧され、本体部2の破裂が防止される。この時、蒸気の流出位置が突出部12c上となるため、使用者が蒸気の流出位置を容易に認識することができる
ここで、本体部2の貫通孔2d(図2参照)の周縁に封止フィルム20を直接熱溶着すると、本体部2の内圧が上昇する初期は上壁2aと封止フィルム20とが一体に湾曲する。この時、封止フィルム20が注出部10から剥離される力が小さい。本体部2の内圧が更に上昇して封止フィルム20が上壁2aの湾曲形状よりも大きく湾曲すると剥離される力が大きくなり、突出部12c上で剥離する。このため、突出部12cが蒸通したときの本体部2の内圧が大きくなる。
本実施形態は本体部2の上部の一壁面を形成する上壁2aに樹脂成形品の注出部10を設け、周壁部12の上面12aに封止フィルム20を熱接着する。これにより、本体部2の内圧により上壁2aが湾曲しても注出部10の上面12aが湾曲しないため、低い内圧で突出部12c上を蒸通させることができる。
また、注出部10の上面開口部10aは内容物を注ぐために比較的広い開口面積を有し、封止フィルム20により封止される。このため、包装容器1の加熱時に封止フィルム20に対して広い面積で本体部2の内圧が加わり、より低い内圧で突出部12c上を蒸通させることができる。
包装容器1の加熱が終了すると、摘持部20aを手指により摘持して封止フィルム20が引き剥がされる。この時、摘持部20aが突出部12cの対向位置に配されるため、突出部12cから流出する蒸気と使用者の手指との接触を防止することができる。
そして、包装容器1を傾けて注出部10から内容物が注がれる。この時、本体部2は紙層4を含むため断熱され、本体部2を把持して内容物を注ぐことができる。
また、包装容器1を加熱して封止フィルム20を引き剥がす前に内容物を注ぐ方向に包装容器1を傾けた際に、突出部12cが周壁部12上の対向位置よりも上方に配置される。このため、蒸通した突出部12cからの内容物の流出を防止することができる。
本実施形態によると、注出部10の周壁部12の上面12aに、周壁部12の周方向の一部に偏って配置されるとともに内側に突出する突出部12cが設けられる。これにより、周壁部12の上面12aに熱接着される封止フィルム20が突出部12c上で他の部分よりも早く剥離される。このため、蒸気の流出位置が突出部12c上であることを使用者が容易に認識することができる。従って、使用者の火傷を防止することができ、包装容器1の安全性を向上することができる。
また、本体部2の上壁2aに注出部10を設けたので、内圧により上壁2aが湾曲しても注出部10の上面12aが湾曲しないため低い内圧で突出部12c上が蒸通する。加えて、注出部10の上面開口部を封止する封止フィルム20に広い面積で本体部2の内圧が加わり、低い内圧で突出部12c上が蒸通する。従って、本体部2の破裂を確実に防止することができ、包装容器1の安全性をより向上することができる。
また、注出部10の周壁部12が弧状部12bを上面に有し、突出部12cの外縁が弧状部12bの円弧を形成する円D1よりも内側に進入する。このため、封止フィルム20は弧状部12b上の剥離開始時に突出部12cの所定位置の外縁まで剥離される。従って、より確実に突出部12c上から蒸気を流出させることができる。尚、突出部12cの外縁の内周端と内縁の内周端とを周方向の同じ位置に形成しているが、周方向に異なる位置であってもよい。
また、封止フィルム20が突出部12cの対向位置に摘持部20aを有する。このため、突出部12cから流出する蒸気と摘持部20aを摘持する手指との接触を防止し、包装容器1の安全性をより向上することができる。
また、本体部2が紙層4を含む積層体を折曲して形成されるため、本体部2が紙層4により断熱される。従って、加熱後の本体部2を把持して注出部10から内容物を注ぐことができる。
また、注出部10が傾斜面から成る上壁2aに設けられ、突出部12cを対向位置よりも上方に配置したので、封止フィルム20を引き剥がす前に内容物を注ぐ方向に本体部2を傾斜しても突出部12cからの内容物の流出を防止することができる。
<第2実施形態>
次に、図4は第2実施形態の包装容器1の注出部10近傍の縦断面図を示しており、前述の図2と同じ断面を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図3に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は注出部10の周壁部12の断面形状が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
取付部11上に立設される周壁部12は円筒形状に形成される。周壁部12の上端部の一部は内側に向かって傾斜し、周壁部12の上面12aに突出部12cが形成される。突出部12cは周壁部12の周方向の一部に偏って一箇所に設けられる。
これにより、周壁部12の上面12aに第1実施形態と同様の弧状部12b及び突出部12cが形成され、上面12aに封止フィルム20が熱接着される。従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態>
次に、図5は第3実施形態の包装容器1の注出部10の上面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図3に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は注出部10の周壁部12の平面形状が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
取付部11上に立設される周壁部12は略楕円筒形状を有し、内容物が注がれるため周壁部12の短径は例えば15mm〜18mm程度に形成される。周壁部12は内縁を楕円弧により形成した弧状部12bと、弧状部12bよりも内側に突出する突出部12cとを有している。突出部12cは周壁部12の周方向の一部に偏って一箇所に設けられる。突出部12cの外縁は弧状部12bの内縁を形成する楕円の短軸上で内接する円D2よりも内側に進入する。
また、本体部2の傾斜面から成る上壁2aに取り付けられる注出部10は周壁部12上で突出部12cに対向する位置よりも突出部12cが上方に配される。また、封止フィルム20(図2参照)の摘持部20aは弧状部12bの中心E2に対して突出部12cに対向する位置に配置される。
上記構成の包装容器1において、包装容器1の加熱により本体部2の内圧が上昇すると、封止フィルム20が周壁部12の内側から剥離する。この時、封止フィルム20の剥離領域が同心円状に広がり易く、突出部12c上の封止フィルム20には径方向及び周方向から剥離する力が加わる。このため、封止フィルム20は突出部12c上で弧状部12b上よりも早く剥離が開始される。
また、封止フィルム20が弧状部12bの内縁は楕円弧により形成され、長軸方向よりも短軸方向の剥離が早く開始される。そして、封止フィルム20は弧状部12bの短軸方向の内縁で剥離を開始した際に、突出部12cの突出端の外縁まで剥離して注出部10が自動蒸通する。
本実施形態によると第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、突出部12cの外縁が弧状部12bの楕円弧を形成する楕円の短軸上で内接する円D2よりも内側に進入する。このため、封止フィルム20は弧状部12b上の剥離開始時に突出部12cの所定位置の外縁まで剥離される。従って、より確実に突出部12c上から蒸気を流出させることができる。
本実施形態において、前述の図4に示す第2実施形態と同様に、周壁部12の上端部を傾斜して突出部12cを形成してもよい。
<第4実施形態>
次に、図6は第4実施形態の包装容器1の斜視図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図3に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は本体部2の形状が第1実施形態と異なっており、その他の部分は第1実施形態と同様である。
包装容器1は紙層4(図2参照)を含む積層体を箱状に折曲したブリック型の本体部2を備えている。注出部10は本体部2の上壁2aに設けられ、一の側壁2bの方向に偏って配置される。注出部10は前述の図2、図3と同一形状を有し、周壁部12上で突出部12cに対向する位置よりも突出部12cが側壁2bから離れて配される。
上記構成の包装容器1において、包装容器1の加熱により本体部2の内圧が上昇すると、封止フィルム20が剥離して突出部12c上で蒸通する。包装容器1の加熱が終了すると摘持部20aを摘持して封止フィルム20が引き剥がされる。そして、側壁2bを下方に向けて包装容器1を傾け、注出部10から内容物が注がれる。
また、包装容器1を加熱して封止フィルム20を引き剥がす前に内容物を注ぐ方向に包装容器1を傾けた際に、突出部12cが周壁部12上の対向位置よりも上方に配置される。このため、蒸通した突出部12cからの内容物の流出を防止することができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、注出部10が本体部2の一の側壁2bの方向に偏って上壁2aに設けられ、周壁部12上で突出部12cに対向する位置に対して突出部12cが該側壁2bから離れて配置される。これにより、封止フィルム20を引き剥がす前に内容物を注ぐ方向に本体部2を傾斜しても突出部12cからの内容物の流出を防止することができる。
尚、第1〜第4実施形態において、突出部12cが周壁部12の周上の一箇所に設けられるが、周壁部12の周方向の一部に偏って配置されていれば複数箇所に設けてもよい。また、周壁部12に螺合して注出部10に被嵌されるキャップを設けてもよい。
本発明によると、酒や珈琲等の液状の内容物を収納して加熱される包装容器に利用することができる。
1 包装容器
2 本体部
2a 上壁
2b 側壁
3 外装材
3a、5c 熱接着層
3b、5a 基材層
4 紙層
5 内装材
5b バリア層
10 注出部
11 取付部
12 周壁部
12a 上面
12b 弧状部
12c 突出部
20 封止フィルム
20a 摘持部

Claims (7)

  1. 液状の内容物を収納する本体部と、前記本体部の上部の壁面上に取り付けられる筒状の樹脂成形品から成るとともに内容物を注出する注出部と、前記注出部の環状に形成される周壁の上面のみに熱接着して前記注出部を封止する封止フィルムとを備えた包装容器において、前記注出部の周壁の上面に、周方向の一部に偏って配置されるとともに内縁及び外縁を内側に突出する突出部を設け、前記本体部の内圧上昇時に前記突出部上で蒸通することを特徴とする包装容器。
  2. 前記注出部の周壁が内縁を円弧により形成した弧状部を上面に有し、前記突出部の外縁が前記円弧を形成する円よりも内側に進入することを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. 前記注出部の周壁が内縁を楕円弧により形成した弧状部を上面に有し、前記突出部の外縁が前記楕円弧を形成する楕円の短軸上で内接する円よりも内側に進入することを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  4. 前記突出部が上面視V字状に形成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装容器。
  5. 前記本体部が紙層を含む積層体を折曲して形成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の包装容器。
  6. 前記注出部が前記本体部の傾斜面から成る上壁に設けられ、前記注出部の周壁上で前記突出部に対向する位置に対して前記突出部を上方に配置したことを特徴とする請求項5に記載の包装容器。
  7. 前記注出部が前記本体部の一の側壁の方向に偏って上壁に設けられるとともに、前記注出部の周壁上で前記突出部に対向する位置に対して前記突出部を該側壁から離れて配置したことを特徴とする請求項5に記載の包装容器。
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