JP6244190B2 - 泡吐出容器 - Google Patents
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Description
一方、容器本体のスクイズ変形を解除すると、容器本体の内部に発生した負圧が空気弁に作用することにより、導入孔が開放される。これにより、外側開口を通して吐出部材内に吸引された外気が、導入孔を通して容器本体内に流入することで、容器本体が復元変形するようになっている。
本発明に係る泡吐出容器は、胴部が弾性変形可能に形成されるとともに、内容液が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着されるとともに、前記容器本体内の内容液と空気との気液混合体が発泡した泡体が通過する通過孔と、前記容器本体内に外気を導入する導入孔と、が形成された接続部材と、前記接続部材に装着されるとともに、前記通過孔を通過した泡体を吐出し、かつ外気を前記導入孔に向けて吸引する外側開口が形成された吐出部材と、前記導入孔を、前記容器本体内が正圧のときに閉塞し、かつ負圧のときに開放する空気弁と、を備え、前記接続部材には、前記通過孔及び前記導入孔の双方に連通する共通路が形成され、前記外側開口と、前記通過孔及び前記導入孔と、が前記共通路を通して連通し、前記吐出部材は、前記共通路を開閉する栓部を備えるとともに、前記栓部が前記共通路を閉塞する閉塞位置と、前記栓部が前記共通路を開放する開放位置と、の間を移動自在に配設され、前記外側開口を、前記吐出部材が前記閉塞位置に位置するときに閉塞し、かつ前記開放位置に位置するときに開放する封止部材を備えていることを特徴とする。
一方、胴部のスクイズ変形を解除して、容器本体が復元変形すると、容器本体内の圧力が負圧になる。そして、この負圧が空気弁に作用することにより、導入孔が開放される。これにより、導入孔を通した共通路と容器本体の内側とが連通する。すると、外気が外側開口を通して吐出部材内に吸引され、その後共通路及び導入孔を通って容器本体内に流入する。これにより、容器本体を確実に復元変形させることができる。なお、外気が外側開口を通して吐出部材内に吸引されることで、外側開口の周辺に残存した泡体が吐出部材内に向けて引き戻されることになる(いわゆる、バックサクション機能)。これにより、泡体の吐出後における外側開口からの液だれを抑制できる。
また、接続部材に形成された共通路を栓部により開閉することで、栓部が吐出部材における外側開口よりも内側に配置されることになる。これにより、栓部が外部に露出し難くなるので、意匠性を向上させることができるとともに、例えば不意の外力や悪戯等によって栓部が開放されることを抑制できる。
図1、図2に示すように、本実施形態の泡吐出容器1は、内容液が収容される有底筒状の容器本体2(図2参照)と、泡体を吐出する筒状の吐出部材3と、容器本体2と吐出部材3とを接続する筒状の接続部材4と、を備えている。なお、容器本体2、吐出部材3、及び接続部材4は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う容器本体2側を単に下側、吐出部材3側を単に上側という。さらに、容器軸O方向から見た平面視で容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O周りに周回する方向を周方向という。
装着キャップ21は、上方に位置するものほど径が小さい多段筒状に形成されたものであって、下方に位置して容器本体2の口部12に装着された容器側装着部23と、上方に位置して吐出部材3が装着された吐出側装着部24と、を備えている。
また、図1に示すように、封止部材25のうち、周方向における一端縁には、径方向の内側に向けて突出する規制壁部26が配設されている。規制壁部26には、周方向の他端側から吐出部材3が当接することで、吐出部材3の容器軸O周りの回転を規制する。なお、図示の例において、容器側装着部23は、口部12に螺着されているが、アンダーカット嵌合等により口部12に装着されていても構わない。
また、吐出側装着部24の上端縁と、連通筒31の下端縁と、は環状の連結部32により接続されている。すなわち、連結部32は、容器軸O方向に沿う断面視において、径方向における中間部分が容器軸O方向に沿って屈曲されたクランク形状を呈している。
気液混合部33は、下方に位置するものほど縮径された多段筒状とされ、上方に位置して吐出側装着部24内に嵌合された嵌合筒41と、嵌合筒41の下端縁から径方向の内側に向けて突設された内フランジ部42と、内フランジ部42の内周縁から下方に向けて延設された基筒部43と、を備えている。
内筒部64は、容器軸O方向に沿う長さが外筒部65よりも長くなっており、その上部が基筒部43内に嵌合され、下部が基筒部43から下方に向けて突出している。
そして、吸上筒67内、内筒部64内の各リブ66間に位置する部分は、基筒部43の連結片62間を通して発泡部材46に内容液を導くための液体通路S2を構成している。
また、外筒部65の上端縁には、外筒部65及び内筒部64の下部を径方向の外側から囲繞するスカート部76が連設されている。スカート部76は、下方に向かうに従い漸次拡径されている。そして、スカート部76内、連通孔75内、縦溝部71内、及び横溝部72内は、基筒部43の連結片62間を通して発泡部材46に空気を導くための空気通路S3を構成している。
図示の例において、周壁部81は、吐出側装着部24に螺着されている。したがって、吐出部材3は、容器軸O周りに回転させることで、容器本体2及び接続部材4に対して上下動可能とされている。なお、周壁部81は、アンダーカット嵌合等(上下にスライド可能な構造であればどのような嵌合方法であってもよい)により吐出側装着部24に装着されていても構わない。
なお、図2に示すように、連通口83の開口縁には、下方に向けて延びるガイド筒86が連設されている。ガイド筒86は、吐出部材3の上下動に伴い、上述した連結部32と連通筒31との間を進退可能とされている。
また、接続部材4に形成された共通路S1を栓部91により開閉することで、閉塞位置において栓部91が吐出部材3における外側開口85aよりも内側に配置されることになる。これにより、栓部91が外部に露出し難くなるので、意匠性を向上させることができるとともに、例えば不意の外力や悪戯等によって栓部91が開放されることを抑制できる。
2…容器本体
3,110…吐出部材
4…接続部材
11…胴部
12…口部
25…封止部材
27…内フランジ部(封止部材)
43a…通過孔
45…導入孔
53…空気弁
85a,111a…外側開口
91,115…栓部
S1…共通路
Claims (1)
- 胴部が弾性変形可能に形成されるとともに、内容液が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着されるとともに、前記容器本体内の内容液と空気との気液混合体が発泡した泡体が通過する通過孔と、前記容器本体内に外気を導入する導入孔と、が形成された接続部材と、
前記接続部材に装着されるとともに、前記通過孔を通過した泡体を吐出し、かつ外気を前記導入孔に向けて吸引する外側開口が形成された吐出部材と、
前記導入孔を、前記容器本体内が正圧のときに閉塞し、かつ負圧のときに開放する空気弁と、を備え、
前記接続部材には、前記通過孔及び前記導入孔の双方に連通する共通路が形成され、
前記外側開口と、前記通過孔及び前記導入孔と、が前記共通路を通して連通し、
前記吐出部材は、前記共通路を開閉する栓部を備えるとともに、前記栓部が前記共通路を閉塞する閉塞位置と、前記栓部が前記共通路を開放する開放位置と、の間を移動自在に配設され、
前記外側開口を、前記吐出部材が前記閉塞位置に位置するときに閉塞し、かつ前記開放位置に位置するときに開放する封止部材を備えていることを特徴とする泡吐出容器。
Priority Applications (1)
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JP2013247296A JP6244190B2 (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | 泡吐出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013247296A JP6244190B2 (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | 泡吐出容器 |
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Family Applications (1)
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