JP2019081565A - 吐出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】押下ヘッドおよびステムを押下して内容物を吐出した後に、押下ヘッド等を円滑に上方に復帰させる。【解決手段】容器本体Wの口部W1に装着される装着キャップ21と、装着キャップに、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステム11を有するポンプ24と、ステムの上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔16aが形成された押下ヘッド16と、を備え、ポンプは、ステムの上下動に連係する筒状のピストン14と、ピストンが上下摺動可能に嵌合されたシリンダ15と、シリンダの下端開口を開閉する弁本体34を有する下部弁体18と、を備える吐出器1であって、シリンダの内面に、弁本体が離反可能に載置され、かつ内側がシリンダの下端開口に連通する環状の弁座12が形成され、弁本体は、片持ち支持されている。【選択図】図1

Description

本発明は、吐出器に関するものである。
従来から、容器本体の口部に装着される装着キャップと、装着キャップに、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、ステムの上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、を備え、ポンプは、ステムの上下動に連係する筒状のピストンと、ピストンが上下摺動可能に嵌合されたシリンダと、シリンダの下端開口を開閉する弁本体を有する下部弁体と、を備え、シリンダの内面に、弁本体が離反可能に載置され、かつ内側がシリンダの下端開口に連通する環状の弁座が形成された吐出器が知られている。
この種の吐出器として、例えば下記特許文献1に示されるような、弁本体が、周方向に間隔をあけて配設された連結片に支持され、容器本体内の内容物がシリンダ内に流入する際に、弁本体が、弁座の中心軸線に対してほぼ傾かずに上方に弾性変位する構成が知られている。
特開2015−227184号公報
しかしながら、前記従来の吐出器では、吐出する内容物が例えばトリートメント等の高粘度の場合、特に冬場等の寒冷環境下になると、押下ヘッドおよびステムを押下し内容物を吐出した後に、押下ヘッド等が上方に復帰するのに時間がかかり、例えば、繰り返し押下操作を行っても、所望の量の内容物を吐出することができなかったり、容器本体内の内容物がシリンダ内に流入している途中に、弁本体が弁座に着座したりする等の問題があった。
このような問題を解決するために、弁座の内径、および弁本体の外径を大きくすることが考えられるが、この場合、一般にシリンダの内径は拡げられない分、連結片の長さを短くせざるを得ない。これにより、弁本体の上方に向けた弾性変位量を大きく確保することができず、シリンダ内に流入する内容物に及ぼされる流通抵抗が高くなり、やはり内容物の吐出後に、押下ヘッド等を円滑に上方に復帰させることができない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、押下ヘッドおよびステムを押下して内容物を吐出した後に、押下ヘッド等を円滑に上方に復帰させることができる吐出器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の吐出器は、容器本体の口部に装着される装着キャップと、前記装着キャップに、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、前記ステムの上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、を備え、前記ポンプは、前記ステムの上下動に連係する筒状のピストンと、前記ピストンが上下摺動可能に嵌合されたシリンダと、前記シリンダの下端開口を開閉する弁本体を有する下部弁体と、を備える吐出器であって、前記シリンダの内面に、前記弁本体が離反可能に載置され、かつ内側が前記シリンダの下端開口に連通する環状の弁座が形成され、前記弁本体は、片持ち支持されていることを特徴とする。
この発明によれば、弁本体が、片持ち支持されているので、容器本体内の内容物がシリンダ内に流入する際に、弁本体が、片持ち支持された一端部回りに上方に向けて回動することとなり、弁本体のうち、弁座の中心軸線を挟む前記一端部の反対側に位置する他端部を、弁座から上方に向けて大きく離反させることが可能になり、シリンダ内に流入する内容物に及ぼされる流通抵抗を抑えることができる。
また、弁本体が、全周にわたって断続的に支持されているのではなく、片持ち支持されていることから、弁本体を支持する部材の寸法が、弁本体の、弁座に対する上方に向けた離反ストロークに及ぼす影響を抑えることが可能になり、シリンダの内径を拡げなくても、この離反ストロークを維持しつつ、弁座の内径および弁本体の外径を大きくすることができる。
以上より、押下ヘッドおよびステムを押下して内容物を吐出した後に、押下ヘッド等を円滑に上方に復帰させることができる。
本発明によれば、押下ヘッドおよびステムを押下して内容物を吐出した後に、押下ヘッド等を円滑に上方に復帰させることができる。
本発明に係る一実施形態として示した吐出器の縦断面図である。 図1に示す吐出器のA−A線矢視断面図である。 本発明に係る第1変形例として示した吐出器の要部の横断面図である。 本発明に係る第2変形例として示した吐出器の要部の横断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る吐出器1について説明する。
本実施形態の吐出器1は、図1に示されるように、容器本体Wの口部W1に装着される装着キャップ21と、装着キャップ21に、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステム11を有するポンプ24と、ステム11の上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔16aが形成された押下ヘッド16と、下降端位置に位置する押下ヘッド16が着脱可能に装着され、押下ヘッド16およびステム11の上方移動を規制する規制筒22と、を備える。なお、容器本体Wに充填する内容物として、例えば、トリートメント、ボディソープ、ハンドソープ、シャンプー、リンス、およびコンディショナー等が挙げられる。
装着キャップ21は、環状の天壁部21aを備える有頂筒状に形成されている。装着キャップ21の内周面に、口部W1に螺着される雌ねじ部が形成されている。
ポンプ24は、ステム11の上下動に連係する筒状のピストン14と、ピストン14が上下摺動可能に嵌合された摺動筒部15aを有するシリンダ15と、ステム11の上下動に連係し、ピストン14の内側に挿通されたピストンガイド17と、シリンダ15の下端開口を開閉する弁本体34を有する下部弁体18と、を備える。
装着キャップ21、ステム11、規制筒22、ピストン14、およびシリンダ15はそれぞれ、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線O方向から見て、軸線Oに交差する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
ピストン14は、シリンダ15の内周面に摺接する外筒28と、外筒28の内側に配設された内筒29と、外筒28と内筒29とを全周にわたって連結する環状の連結部27と、を備える。
連結部27は、外筒28および内筒29それぞれにおける上端部と下端部との間に位置する中間部同士を連結している。内筒29は、ステム11の下端部内に上下摺動自在に嵌合されている。
シリンダ15は、摺動筒部15aより下方に位置し、内径が摺動筒部15aの内径より小さく、内側に下部弁体18が配設された収容筒部15bと、収容筒部15bから下方に向けて突出し、かつ収容筒部15bより小径に形成された連結筒部15cと、を備える。
連結筒部15c内に、下端開口が容器本体Wの底部に位置する吸い上げパイプ15eが嵌合されている。
摺動筒部15aの上部に径方向の外側に向けて突出するフランジ部15dが全周にわたって形成され、フランジ部15dが、容器本体Wの口部W1の上端開口縁上に配置されている。摺動筒部15aのうち、フランジ部15dより上方に位置する上端部は、装着キャップ21の天壁部21aの内側に挿通されている。フランジ部15dの上面に、装着キャップ21の天壁部21aが配置されている。
シリンダ15には、径方向に開口し、容器本体W内とシリンダ15内とを連通する導入孔20が形成されている。図示の例では、導入孔20は、摺動筒部15aの上部のうち、フランジ部15dより下方に位置する部分に形成されている。導入孔20は、押下ヘッド16およびステム11が上昇端位置に位置する待機状態で、外筒28の外周面により閉塞される。図示の例では、外筒28における上端部および下端部にそれぞれ、径方向の外側に向けて膨出する膨出部が形成されており、前述の待機状態で、導入孔20が、外筒28の両膨出部同士の間に位置することで閉塞される。
ピストンガイド17は、ステム11の下部内に嵌合された装着部31を備える。装着部31は、ステム11の下端開口から下方に突出している。装着部31は、周方向に間隔をあけて配置されるとともに、ステム11の下部内に嵌合された複数の分割周壁と、複数の分割周壁における周方向の中央部から各別に径方向の内側に向けて突出し、軸線O上で互いに連結されたリブと、を備える。リブは、分割周壁における軸線O方向の全域にわたって配設されている。
ピストンガイド17は、装着部31の下端部から下方に向けて突出する栓部13を備える。栓部13は有頂筒状に形成されている。なお栓部13は、中実に形成されてもよい。栓部13の天壁部から装着部31が上方に向けて延びている。栓部13の周壁部は、装着部31の分割周壁より径方向の外側に位置している。栓部13の周壁部の外周面に、シリンダ15の摺動筒部15aの内周面に近接する近接突起13aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。近接突起13aにおける径方向の外端部は、シリンダ15の収容筒部15bの内周面より径方向の外側に位置している。ピストンガイド17が下降端位置に位置した状態で、近接突起13aは、シリンダ15の内面において、摺動筒部15aと収容筒部15bとの間に位置する段部に当接する。近接突起13aは、栓部13の周壁部における軸線O方向の中間部に配設されている。
栓部13の周壁部において、近接突起13aより下方に位置する下部は、ピストンガイド17が押下ヘッド16およびステム11とともに下降端位置に位置したときに、収容筒部15b内に着脱可能に嵌合され、この収容筒部15b内と摺動筒部15a内との連通を遮断する。
栓部13内に付勢手段19の上端部が配設されている。内容物の吐出後、ステム11を上方に復元移動させる際に、栓部13の天壁部が、ピストン14の下端部に係合し、ピストン14を上方に復元移動させる。
下部弁体18は、シリンダ15内において、ピストンガイド17の下方に位置する部分に配設されている。下部弁体18は収容筒部15b内に配設されている。図示の例では、下部弁体18の上端部は、摺動筒部15aの下端部内に位置している。
下部弁体18は、収容筒部15b内に嵌合された嵌合部33と、嵌合部33の内側に配設され、シリンダ15の下端開口を開閉する弁本体34と、を備える。
嵌合部33は、収容筒部15bの下端部内に嵌合された下部33aと、下部33aより上方に位置する上部33bと、を備える。
上部33bは、下部33aより径方向の内側に位置している。上部33bは、軸線Oを径方向に挟む両側に配置され、互いに対向する一対の側板と、これらの側板同士を連結する中板と、側板および中板の各上端部に一体に連結された頂板と、を備える。軸線O方向から見て、一対の側板および中板は全体でH字状を呈し、頂板は、一対の側板に外接する円形状を呈する。一対の側板および中板それぞれの軸線O方向の長さは互いに同等となっている。一対の側板および中板それぞれの軸線O方向の位置は互いに同等になっている。
下部33aは、下端部に位置し全周にわたって連続して延びる環状体と、環状体と上部33bにおける一対の側板とを各別に連結する一対の連結板と、を備える。連結板は、環状体の上端開口縁と、側板の下端縁と、を連結し、上方を向く座面33cを有する。
弁本体34は、軸線O方向から見て円形状に形成され、軸線Oと同軸に配置されている。弁本体34は、収容筒部15bの内面における、収容筒部15bの下端開口の周縁部(以下、弁座という)12に、上方に向けて離反可能に載置されている。弁座12は、収容筒部15bの内面から上方に向けて突出し、軸線Oと同軸に配置された円環状に形成されている。弁本体34は、嵌合部33の下部33aの内側に配設されている。弁本体34は、嵌合部33の下部33aにおける前記環状体の内周面に、弾性変形可能な連結片18aを介して連結されている。連結片18aは1つ配設され、弁本体34を片持ち支持している。連結片18aは、図2に示されるように、軸線O方向から見て、径方向に延びる長方形状を呈する板状に形成されている。連結片18aの長さは弁本体34の直径より短い。連結片18aは、弁本体34より薄肉に形成され、弁本体34の外周縁における上部に連結されている。
嵌合部33において、上部33bが付勢手段19の内側に挿入され、座面33cに、付勢手段19の下端部が配設されている。付勢手段19は、ステム11およびピストンガイド17を一体に上方に向けて付勢する。
下部弁体18は、シリンダ15内の加圧時に、シリンダ15の下端開口を閉塞したままに維持し、シリンダ15内の減圧時に、シリンダ15の下端開口を開放する逆止弁となっている。これにより、シリンダ15内の加圧時に、シリンダ15内の内容物がシリンダ15の下端開口から容器本体W内に戻ることが阻止され、シリンダ15内の減圧時に、容器本体W内の内容物がシリンダ15の下端開口から弁座12の内側を通してシリンダ15内に流入する。
押下ヘッド16は、ステム11の上端部に嵌合された嵌合筒16bと、嵌合筒16bから径方向の外側に向けて突出し、その先端に吐出孔16aが形成された吐出筒16cと、嵌合筒16bを径方向の外側から囲う螺着筒16dと、を備える。吐出筒16cは、螺着筒16dを径方向に貫いている。嵌合筒16bの上部は、ステム11の上端部から上方に突出しており、この上部に、径方向の外側に向けて突出し、ステム11の上端開口縁に当接した係止突起16eが形成されている。係止突起16eの径方向の外端は、ステム11の上端開口縁よりも径方向の外側に位置している。
規制筒22は、シリンダ15の上端部に外嵌された外嵌筒22aと、下降端位置に位置する押下ヘッド16の螺着筒16dが螺着される雄ねじ筒22bと、を備える。雄ねじ筒22bのうち、下部がシリンダ15の上端部内に挿入され、かつ上部がシリンダ15の上端部から上方に突出しており、この上部の外周面に雄ねじ部が形成されている。雄ねじ筒22bの下部の外周面、およびシリンダ15の上端部の内周面にはそれぞれ、互いに係合する回り止め部が形成されている。
ここで、規制筒22の雄ねじ筒22b、およびシリンダ15の摺動筒部15aそれぞれの内周面と、ステム11の外周面と、の間に、押下ヘッド16が下降端位置に位置しているときに、シリンダ15の導入孔20を閉塞する閉塞筒23が配設されている。
閉塞筒23の下端部に、シリンダ15内に摺動自在に嵌合された閉塞筒部23aが形成されている。閉塞筒部23aは、押下ヘッド16およびステム11が上昇端位置に位置する待機時に、雄ねじ筒22bより下方に突出し、シリンダ15の内周面に当接している。この際、閉塞筒部23aの下端開口縁と、ピストン14の外筒28の上端開口縁と、が当接している。一方、ステム11および押下ヘッド16が下降端位置に位置して、押下ヘッド16が規制筒22に螺着された状態では、閉塞筒部23aは、シリンダ15の導入孔20を閉塞する。図示の例では、閉塞筒部23aにおける上端部および下端部にそれぞれ、径方向の外側に向けて膨出する膨出部が形成されており、押下ヘッド16が規制筒22に螺着された状態で、導入孔20が、閉塞筒部23aの両膨出部同士の間に位置することで閉塞される。ステム11の外周面と、閉塞筒23の内周面と、の間に、外部とピストン14の外筒28の内周面側とを連通する導入通路25が形成されている。前述の待機時に、閉塞筒23の上端部は、規制筒22の雄ねじ筒22bより上方に位置している。
以上のように構成された吐出器1の使用方法について説明する。
押下ヘッド16を押下して、ステム11およびピストンガイド17とともに下降移動させると、まず、ピストンガイド17の栓部13における天壁部が、ピストン14の内筒29の下端部から下方に離れて、シリンダ15内とステム11内とが連通し、また、ステム11の下端部が、ピストン14の連結部27に当接する。さらに、この下降移動を継続すると、弁本体34が弁座12の内側を閉塞したままの状態で、ピストン14も下降移動することで、ピストン14が導入孔20から下方に離間しつつ、シリンダ15内の内容物が加圧される。これにより、シリンダ15内の内容物が、ピストンガイド17における周方向で互いに隣り合う近接突起13a同士の間を通して、ステム11内に流入し、吐出孔16aから吐出される。
次に、押下ヘッド16の押下を解除すると、付勢手段19の上方付勢力によって、ピストンガイド17、ステム11、および押下ヘッド16が一体に上昇する。この過程において、ピストンガイド17の栓部13における天壁部が、ピストン14の内筒29の下端部に係合し、ピストン14も上昇する。
これにより、シリンダ15内が減圧することで、下部弁体18がシリンダ15の下端開口を開放し、容器本体W内の内容物が、吸い上げパイプ15eを通してシリンダ15内に流入する。また、ピストン14の外筒28がシリンダ15の導入孔20を覆う。
ここで、シリンダ15内の減圧時に、下部弁体18の弁本体34は、上下面が軸線Oに対して傾斜するように、連結片18a回りに上方に向けて回動する。
以上説明したように、本実施形態による吐出器1によれば、弁本体34が、片持ち支持されているので、容器本体W内の内容物がシリンダ15内に流入する際に、弁本体34が、片持ち支持された一端部回りに上方に向けて回動することとなり、弁本体34のうち、弁座12の中心軸線を挟む前記一端部の反対側に位置する他端部を、弁座12から上方に向けて大きく離反させることが可能になり、シリンダ15内に流入する内容物に及ぼされる流通抵抗を抑えることができる。
また、弁本体34が、全周にわたって断続的に支持されているのではなく、片持ち支持されていることから、弁本体34を支持する連結片18aの寸法が、弁本体34の、弁座12に対する上方に向けた離反ストロークに及ぼす影響を抑えることが可能になり、シリンダ15の内径を拡げなくても、この離反ストロークを維持しつつ、弁座12の内径および弁本体34の外径を大きくすることができる。
以上より、押下ヘッド16およびステム11を押下して内容物を吐出した後に、押下ヘッド16等を円滑に上方に復帰させることができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば 前記実施形態では、連結片18aが1つ配設された構成を示したが、図3に示されるように、周方向に間隔をあけて2つ、あるいは図4に示されるように、周方向に間隔をあけて3つ配設された構成を採用してもよい。弁本体34を片持ち支持する構成であれば、連結片18aは複数配設してもよい。図示の例では、複数の連結片18aは、軸線O方向から見て互いに平行となるように配置されている。複数の連結片18aは、弁本体34の外周縁のうち、軸線Oを中心とする約90°の角度範囲内に位置する部分に配設されている。
また、前記実施形態では、規制筒22として、下降端位置に位置する押下ヘッド16が着脱可能に螺着される構成を示したが、これに限らず例えば、押下ヘッドが着脱可能にアンダーカット嵌合される構成にする等、適宜変更してもよい。
また、規制筒22および閉塞筒23を有しない構成を採用してもよい。
また、前記実施形態では、弁本体34が、嵌合部33の下部33aにおける前記環状体の内周面に連結された構成を示したが、環状以外の他の形態の部材に連結されてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 吐出器
11 ステム
12 弁座
14 ピストン
15 シリンダ
16 押下ヘッド
16a 吐出孔
18 下部弁体
21 装着キャップ
24 ポンプ
34 弁本体
W 容器本体
W1 口部

Claims (1)

  1. 容器本体の口部に装着される装着キャップと、
    前記装着キャップに、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、
    前記ステムの上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、を備え、
    前記ポンプは、
    前記ステムの上下動に連係する筒状のピストンと、
    前記ピストンが上下摺動可能に嵌合されたシリンダと、
    前記シリンダの下端開口を開閉する弁本体を有する下部弁体と、を備える吐出器であって、
    前記シリンダの内面に、前記弁本体が離反可能に載置され、かつ内側が前記シリンダの下端開口に連通する環状の弁座が形成され、
    前記弁本体は、片持ち支持されていることを特徴とする吐出器。
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