JP6244056B1 - 酸化カルシウム紛体とアルミニウム紛体とを含んでなる水素発生剤 - Google Patents
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Abstract
Description
アルミニウム紛体が100メッシュ(粒度150μm以下)〜200メッシュ(粒度75μm以上)の粒度分布をなし、
酸化カルシウム紛体が、酸化カルシウム紛体の粒度以下の200メッシュ(粒度75μm以上90%以上)以下で、330メッシュまでの粒度分布をなし、330メッシュ(粒度45μm以下)以上の細かい粒子を5%以内で含む粗い粒子からなるアルミニウム紛体と、前記粗い粒子からなるアルミニウム紛体の重量割合を100としたときの重量割合を10〜30とした細かい粒子からなるアルミニウム紛体とが混合された混合体形態をなして不織布製袋内に保持され、水素発生剤として使用されたときに、所要の2.0ppm以上の水素濃度の飲用水あるいは肌用水を生成可能なこと
を特徴とする酸化カルシウム紛体とアルミニウム紛体とを含んでなる水素発生剤を提供する。肌用水には、蒸気スチームが含まれる。「所要」とは、発明者等によって実験結果に基づいて予めこの程度であれば水素濃度が実用範囲として使用可能であることが定められた領域を示す。
酸化カルシウム紛体が100メッシュ(−150μm)〜200メッシュ(−75μm)の粒度分布をなし、
アルミニウム紛体が、酸化カルシウム紛体の粒度以下の200メッシュ(粒度75μm以上90%以上)〜330メッシュまでの粒度分布をなし、330メッシュ(45μm以下)以上の細かい粒子が、重合割合で10%以内の範囲にある粗い粒子、及び、細かい粒子の混合された混合体形態をなし、前記粗い粒子の重量割合を100としたときに、前記細かい粒子の重量割合が10〜25として不織布製袋内に保持され、水素発生剤として使用されたときに、2.0ppm以上の水素濃度の飲用水あるいは肌用水を生成可能なこと
を特徴とする酸化カルシウム紛体とアルミニウム紛体とを含んでなる水素発生剤を提供する。
(1) CaO + H2O → Ca(OH)2
(2) 2Al + Ca(OH)2 + 2H2O → Ca(AlO2)2 + 3H2↑
アルミニウム量とカルシウム量は、1対2で当量をなす。これらの反応において、本実施例では、反応のための発熱助剤は用いられない。
本実施例では、透水性を有し、粉末包材で制作されて通気性で、紛体アルミニウムと紛体アルミニウムとの混合体を内包して通常的に広く用いられて来た不織布製袋を採用可能である。
アルミニウム紛体は、山石金属株式会社製の製品名“アトマイズアルミVA−1520及びVA−150である。これらは、アルミニウム含量、すなわち純度99.7%、見かけ密度0.8〜1.1g/cm3の範囲にあり、アトマイズアルミVA−150は、+330メッシュ(−45μm)が36.9、−330メッシュ(+45μm)が26.6、+235メッシュ(−63μm)が18.3、+200メッシュ(−75μm)が10>の粒度分布を有する。
秩父石灰工業株式会社製の酸化カルシウム紛体である。
酸化カルシウム紛体及びアルミニウム紛体の形態については先に記載した。
上述したように、アトマイズアルミVA−1520の粗い粒子からなるアルミニウム紛体とアトマイズアルミVA−150の細かい粒子からなるアルミニウム紛体とが混合され、粗い粒子からなるアルミニウム紛体が主要構成をなるようにして、水素発生剤が形成された。これに伴って、水素水形成に十分な発生水素量の確保されない恐れが生じることになった。本実施例では、この課題を、水素発生剤を増量して使用するものとし、アトマイズアルミVA−150に使用時の水素発生量を確保するものとした。
VA−1520単独使用構成になる水素発生剤は、細かい粒度分布からして、水素発生剤として単独に使用されることは望ましいものとはいえない。
図4から、「考察」に示すように、お茶などに用いられている典型的な不織布になる不織布製袋は使用することができず、発熱剤として使用している、通常的な、すなわち典型的な不織布になる不織布製袋を水素発生剤用の不織布になる不織布製袋として使用可能であり、アルミニウム紛体は、VA−1520量の100に対し、VA−150量の重量割合を25以内で混合すれば、VA−1520を基調の100としたときに、VA−150を重量で30(VA−1520のほぼ1/3)以内の割合で混合すれば、VA−150単体使用時に比べ、漏えい率が1/3(33.3%)以内に抑えることができる。実際の水素発生器では実験のように激しく振盪させることはないので、33.3%以内であれば、ほぼ漏洩しない領域にあるものと考えられる。使用目的によっては、VA−1520量の100に対し、VA−150量の重量割合を30以内で混合することができる。
「水素生成剤増加量50%以内(アルミニウム紛体増加量50%以内)で増量(すなわち、150%増量)したときのVA−150に対する匹敵性」、及び「水素生成剤50%以内で増量したときの不織布製袋からのアルミニウム紛体の漏洩性(漏洩状況)」が検討され、総合評価がなされた。総合評価は、上述の知見その1〜その4に基づいて、発明者等によってなされた。
使用例1
上述した、酸化カルシウム紛体及びアルミニウム紛体が不織布製袋に収納された当該水素発生剤は、水素発生器内に投入される。当該アルミニウム紛体中の細かいアルミニウム紛体が、水素発生助剤として機能して細かいアルミニウム紛体以外に水素発生助剤が用いられない。水分と反応して水素発生器内の水に、所要の2.0ppm以上の水素濃度を形成する。水素発生器が飲用水に適用されるときに、不織布製袋に収納されるアルミニウム紛体の量は、1.1〜1.5gの範囲とされるが、他の用途になっては、アルミニウム紛体の量を増大させて用いられる。
上述した、当該酸化カルシウム紛体及びアルミニウム紛体が不織布製袋に収納された水素発生剤は、蒸気スチームの充満する容器内に設置される。当該アルミニウム紛体中の細かいアルミニウム紛体が、水素発生助剤として機能して細かいアルミニウム紛体以外に水素発生助剤が用いられない。水分と反応して蒸気スチーム容器内の蒸気スチームに、所要の2.0ppm以上の水素濃度を形成する。蒸気スチームに用いられる不織布製袋は、水分と水素発生剤との接触を確保するために平板上のものに形成され、使用される蒸気スチーム量に対応して使用する水素発生剤量が調整される。
Claims (4)
- 粉末用包材で制作されて通気性で、アルミニウム紛体とアルミニウム紛体との混合体を内包した不織布製袋に収納されて、水に接することで、飲用水あるいは肌用水中に溶解される水素を生成する、酸化カルシウム紛体とアルミニウム紛体とを含んで形成される水素発生剤であって、
酸化カルシウム紛体が100メッシュ(粒度150μm以下)〜200メッシュ(粒度75μm以上)の粒度分布をなし、
アルミニウム紛体が、酸化カルシウム紛体の粒度以下の200メッシュ(粒度75μm以上90%以上)以下で、330メッシュまでの粒度分布をなし、330メッシュ(粒度45μm以下)以上の細かい粒子を5%以内で含む粗い粒子からなるアルミニウム紛体と、前記粗い粒子からなるアルミニウム紛体の重量割合を100としたときの重量割合を10〜30とした細かい粒子からなるアルミニウム紛体とが混合された混合体形態をなして不織布製袋内に保持され、水素発生剤として使用されたときに、2.0ppm以上の水素濃度の飲用水あるいは肌用水を生成可能なこと
を特徴とする酸化カルシウム紛体とアルミニウム紛体とを含んでなる水素発生剤。 - 粉末用包材で制作されて通気性で、アルミニウム紛体とアルミニウム紛体との混合体を内包した不織布製袋に収納されて、水に接することで、飲用水あるいは肌用水中に溶解される水素を生成する、酸化カルシウム紛体とアルミニウム紛体とを含んで形成される水素発生剤であって、
酸化カルシウム紛体が100メッシュ(−150μm)〜200メッシュ(−75μm)の粒度分布をなし、
アルミニウム紛体が、酸化カルシウム紛体の粒度以下の200メッシュ(粒度75μm以上90%以上)〜330メッシュまでの粒度分布をなし、330メッシュ(45μm以下)以上の細かい粒子が、重合割合で10%以内の範囲にある粗い粒子、及び、細かい粒子の混合された混合体形態をなし、前記粗い粒子の重量割合を100としたときに、前記細かい粒子の重量割合が10〜25として不織布製袋内に保持され、水素発生剤として使用されたときに、2.0ppm以上の水素濃度の飲用水あるいは肌用水を生成可能なこと
を特徴とする酸化カルシウム紛体とアルミニウム紛体とを含んでなる水素発生剤。 - 請求項1に記載された酸化カルシウム紛体とアルミニウム紛体とを含んで形成される水素発生剤であって、
当該アルミニウム紛体中の細かいアルミニウム紛体が、水素発生助剤として機能して細かいアルミニウム紛体以外に水素発生助剤が用いられず、水素発生器内に投入され、水分と反応して水素発生器内に、2.0ppm以上の水素濃度を持つ水素水を形成することを特徴とする酸化カルシウム紛体とアルミニウム紛体とを含んで形成される水素発生剤。 - 請求項1に記載された酸化カルシウム紛体とアルミニウム紛体とを含んで形成される水素発生剤であって、
当該アルミニウム紛体中の細かいアルミニウム紛体が、水素発生助剤として機能して細かいアルミニウム紛体以外に水素発生助剤が用いられず、蒸気スチーム容器内に投入され、水分と反応して蒸気スチーム容器内に、2.0ppm以上の水素濃度を持つ蒸気スチームを形成することを特徴とする酸化カルシウム紛体とアルミニウム紛体とを含んで形成される水素発生剤。
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