JP2003342558A - 発熱剤 - Google Patents
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Abstract
使用される発熱剤の重量及び嵩を増加させずに、短時間
で約90℃〜約100℃に到達させ、60℃に降下する
までの持続時間を少なくとも20分間とする。 【構成】 粉体アルミニウム10グラムと粉体生石灰1
0グラムを配合して成る発熱剤の20グラムと40ml
の水とを接触させ、粉体生石灰と水とを反応させて、反
応熱を発生させるとともに水酸化カルシムウを生成さ
せ、水酸化カルシムウと粉体アルミニウムとを反応させ
て反応熱を発生させ、両反応熱の総和として約3886cal/
gを利用する。
Description
より詳細に述べれば、本発明は、重量比で粉体アルミニ
ウムと粉体生石灰を1〜2:1〜2の範囲で含み、粉体
生石灰と水との第1発熱反応段階、および第1発熱反応
段階で生成されたアルミン酸カルシウムと粉体アルミニ
ウムとの反応の第2発熱反応段階を利用する発熱剤に関
する。
温度を少なくとも20分間維持することができるので、
電気、火等熱源が無い場合の加熱手段、たとえば、非常
食或いは携帯食品の加熱調理容器の加熱装置、若しくは
熱源が破壊された場合の緊急災害時の加熱手段、或いは
遭難等近辺に熱源がない場合の加熱手段、又は火気を嫌
う有機溶媒、熱可塑性合成樹脂等の直接予熱手段等に利
用できる。
或いは弁当等各種携帯食品類を加熱調理容器に封入し、
加熱調理容器に組み込まれた加熱装置によって加熱、保
温する、いわゆる加温食品類の使用が増えてきている。
熱反応を利用したものが各種提案されている。それら
は、酸化物に対する水の添加反応を利用するタイプ、金
属と酸との反応を利用するタイプ、無水塩に対する水の
添加反応を利用するタイプに大別される。
営業上使用する器具及び容器包装は清潔で衛生的でなけ
ればならないとされ(第8条)、また有毒、有害な物質
が含まれていたり、食品に接触して人の健康を損なうお
それがある器具または容器包装を使用してはならない
(第9条)とされている。このため、外国で開発された
金属と酸との反応を利用するタイプ、或いはマグネシュ
ウムー鉄合金に対する水の添加反応を利用するタイプ
は、独特の悪臭を発生するので、好ましくないとされて
いる。
に、加温食品類には携帯食品としての幾つかの要件があ
る。即ち、軽量且つコンパクトでなければならない。そ
のため、加熱装置を組み込んだために、加熱調理容器の
重量が極端に増加したり、嵩張ったりしてはならない。
また、携帯者が、いかなる場所に居ても、希望する時
に、簡単な操作で短時間で発熱するものでなくてはなら
ない。
制、軽量・コンパクト、操作の容易性、効率等の理由に
より、加熱調理容器用加熱装置に使用される発熱剤は、
酸化カルシウム(以下、粉生石灰という場合がある)に
対する水の添加反応による反応熱を利用するタイプが主
流を占めてきている。
容量のものがあるが、小さいものでは、日本酒の燗、大
きなものでは駅弁がある。前者は、約200cm3、後
者は、約2000cm3ある。本発明者等は、容量が小
さい日本酒と、容量が大きな駅弁に関して、それらを利
用する頻度が高い年齢層100人について、開封から飲
食の終了までの最高必要時間を無作為に聞き取り調査し
たところ、約20分かかることが分かった。
ば、駅弁の場合、御飯とおかずの両方を適度に加熱する
には、90℃近傍、好ましくは90℃以上〜100℃以
下にまで加熱しなければならないことも分かった。ま
た、加熱調理容器自体の材料の熱容量は小さいので、加
熱調理容器に保温効果を期待することはできない。従っ
て、加熱装置に使用する発熱剤自体に、発熱反応を起こ
して最高温度に到達して、少なくとも室温にまで降下す
るまでの時間、即ち、温度保持時間を最大限にする効果
を発現させることが必要であることも分かった。
理容器用加熱装置に使用される発熱剤は、食品衛生法上
の規制を満たすことはもとより、軽量且つコンパクトに
成形できること、反応後速やかに90℃以上〜100℃
に昇温し、60℃に降下するまでに少なくとも20分間
維持することが必要である。
の添加反応を利用するものが主流を占めていることは前
述したとおりである。粉体生石灰に対する水の添加反応
を利用する発熱剤は食品衛生法上の規制は満たす。然し
ながら、粉体生石灰の水との反応による発熱量は小さい
ので、反応後速やかに90℃以上〜100℃に昇温し、
60℃に降下するまでに少なくとも20分間維持させる
ためには、粉体生石灰と水を大量に使用することが必要
となる。因みに、粉体生石灰200g、水300mlを
使用した場合、発熱開始時から60℃に降下するまでの
維持時間は15分間である。このことは、加熱調理容器
の重量と容量を増加させるという欠点を引き起こす。
たる課題は、加熱調理容器の重量と容量を増加させるこ
となく、加温調理容器用加熱装置に使用する発熱剤と水
の使用量を減少させて、反応系を90℃以上〜100℃
に速やかに昇温させ、60℃までの降下時間を少なくと
も20分間維持させることができなかったことである。
理容器用加熱装置に使用する発熱剤として粉体生石灰と
水との反応を利用する系の粉体生石灰の量を極力減少さ
せて、反応系を速やかに90℃以上〜100℃に昇温さ
せ、60℃までの降下時間を少なくとも20分間維持さ
せることができなかったことである。発明が解決すべき
課題及び利点は以下逐次明らかにされる。
粉体生石灰の他に粉体アルミニウムを使用することによ
って上述した課題が解決されることを発見した。従っ
て、本発明はこの発見に基づくものである。
いが、以下、本発明における粉体生石灰と水との反応、
及び粉体生石灰と水との反応によって生成される水酸化
カルシウムと粉体アルミニウムとの反応機構を説明す
る。
て多量の熱を発生しながら水酸化カルシウムを生成す
る: CaO+H2O=Ca(OH)2+15.2 Kcal (1) 発熱量をCaOグラム当量当たりに換算すると、CaOの分子
量は56.08であるので、271cal/gになる。
ウムの加水分解の結果、水溶液は強いアルカリ性を呈
す。
(2)に従って水酸化カルシウムと急激に反応してアル
ミン酸カルシウムと水素を与える: sAl+tCa(OH)2=[wCaO・xAl2O3・yH2O]+zH2 (2) (s,t,w,x、及びzは1以上の整数、yは0を含む整数) この時発生する反応熱は約47 k/calである。即ち、Al
の分子量は13であるので、約3615cal/gになる。
ルミニウム1グラム当量を使用することによって、約38
86cal の熱量が発生することが分かる。ここで、全量を
アルミニウム粉末にしてはどうかという疑問が生ずるで
あろうが、アルミニウム単品では、100℃以上の高温
にしない限り水と反応しないので、粉体生石灰と水との
反応が先ず必要になる。即ち、本発明では、粉体生石灰
と水を先ず反応させ、その反応によって生じた水酸化カ
ルシウムと粉体アルミニウムとを反応させるという2段
階発熱反応を行わせるものである。換言すれば、粉体生
石灰と水の反応によって生じた水酸化カルシウムは、粉
体アルミニウムを100℃以下の温度で反応させるための
反応開始剤として機能すると理解してもよい。
当たって、第1発熱反応段階、即ち、粉体生石灰と水と
の反応後、速やかに反応温度を90℃近傍、好ましくは
約90℃以上〜約100℃に到達させ、第1段階反応終
了後一端温度が降下するが、直ちに第2発熱反応段階、
即ち第1段階反応で生成された水酸化カルシウムと粉体
アルミニウムとの反応を開始させ、速やかに反応温度を
約90℃近傍、好ましくは約90℃以上〜約100℃に
到達させ、60℃に降下するまでの時間を約20分間と
することを必須の要件とした。
0℃以上にならないように反応を抑制するために第1発
熱反応段階で使用する水の量を最低必要量にすること、
第2発熱反応段階で発生する可燃性気体である水素の発
生量をできるだけ少なくすることを必須の要件とした。
粉体アルミニウムの各々の量比を特定するに当たって、
(イ)第1発熱反応段階までの立ち上がり時間が短いこ
と、(ロ)第1発熱反応段階を終了して約90℃以上〜
約100℃に到達した後一端温度が降下するが、直ちに
第2発熱反応段階を開始し再度約90℃以上〜約100
℃に到達すること、(ハ)第2発熱反応段階を終了した
後60℃に降温するまで約20分間持続すること、
(ニ)総発熱量が大きいこと、(ホ)第1発熱反応段階
で使用する水の量をできるだけ少なくすること、(ヘ)
第2発熱反応段階で発生する可燃性気体である水素の発
生量をできるだけ少なくすること、(ト)発熱剤及び水
の総重量と嵩をできるだけ軽減すること等を必須の要件
とした。
が、粉体生石灰のそれに比べて約13倍であることに着
眼して、粉体アルミニウムを発熱剤の主剤とし、粉体生
石灰を副剤として使用することが有利であると判断して
実験を行った。
速度論に基づいて、第1発熱反応段階で粉体生石灰と反
応する水の量を、発熱剤の総重量に対して最大でも3倍
量と計算し、前述した諸要件を満たす粉体生石灰と粉体
アルミニウムの大体の量を計算し、その効果を実験によ
って検証した。
体アルミニウム(Al)と粉体生石灰(CaO)を、発熱剤の総
重量当たり1〜2:1〜2の範囲で含むものである。
粉体生石灰(CaO)が、発熱剤の総重量当たり1〜2:1
〜2の範囲を逸脱すると、前述した発熱剤の必須の要件
の全てを満足させることができない。
たって、水を発熱剤の重量の3倍量以下で使用すること
を包含する。水を発熱剤の重量の3倍量以上で使用する
と、やはり前述した発熱剤の必須の要件の全てを満足さ
せることができないばかりでなく、第2発熱反応が終了
した後も、反応に関与しなかった水が残留するという不
都合が発生する。
と粉体アルミニウムに関して解説する。現在、粉体生石
灰は、各種の品級のものが入手できるが、反応速度を高
め且つなるべく大量の反応熱を得るためにも、本発明で
使用される粉体生石灰はできるだけ不純物が少ないもの
が好ましい。従って、本発明で使用される粉体生石灰
は、CaO含量が90%以上で不純分が3.2%以下、CO2
が2.0%以下、より好ましくは、CaO含量が93%以
上で不純分が3.2%以下、CO2が2%以下、最も好ま
しくは、CaO含量が95%以上で不純分が1.8%以
下、CO2が0.9%以下のものである。
小さければ小さい程、反応速度は向上するが、逆に取り
扱い難くなるので、本発明では、100メッシュ(−1
50μm90%以上)乃至200メッシュ(−75μm9
5%以上)の間のものが好ましい。
度99.7%以上のもので、見掛密度が0.8乃至1.
1g/cm3の範囲で、−330メッシュ(−45μm)
が35乃至60,+330メッシュ(+45μm)が1
5乃至30,+235メッシュ(+63μm)が5乃至
15,+140メッシュ(+106μm)が7>の粒度
分布を有するもの、若しくは純度99.7%以上のもの
で、見掛密度が0.8乃至1.1g/cm3の範囲で、
−330メッシュ(−45μm)が40乃至60,+3
30メッシュ(+45μm)が15乃至30,+235
メッシュ(+63μm)が15>、+200メッシュ
(+75μm)が10>の粒度分布を有するもの、或い
は純度99.7%以上のもので、見掛密度が0.8乃至
1.1g/cm3の範囲で、−330メッシュ(−45
μm)が70乃至90,+330メッシュ(+45μm)
が30>、+235メッシュ(+63μm)が3>、+
200メッシュ(+75μm)が2>の粒度分布を有す
るものが使用されるが、反応速度、取り扱いが容易であ
ること、コスト等の観点から、純度99.7%以上のも
ので、見掛密度が0.8乃至1.1g/cm3の範囲
で、−330メッシュ(−45μm)が40乃至60,
+330メッシュ(+45μm)が15乃至30,+2
35メッシュ(+63μm)が15>、+200メッシ
ュ(+75μm)が10>の粒度分布を有するものが最
も好ましい。
から成る発熱剤は、水を浸透させる所定の目付量の不織
布、和紙、合成紙等の袋に充填し、さらに粉体生石灰が
空気中の水分を吸収して反応するのを防止するために、
アルミ箔等非透水性の袋に包装することが好ましい。本
発明の発熱剤を使用する際には、適当な容器に不織布等
の袋に充填されたままの発熱剤を入れて、発熱剤の重量
に対して3倍量以下の水を添加すればよい。
食用加熱調理容器に予め組み込んで使用することもでき
る。本発明の発熱剤を組込むことができる加熱調理容器
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
メタクリ酸メチル、ナイロン及びポロメチルペンテン等
合成樹脂製、合成樹脂加工アルミニウム、合成樹脂加工
紙、金属缶、ビン、金属と合成樹脂の組合せの各種容器
である。
明を具体的に説明する。
株式会社製の製品名"アトマイズアルミVA-200"である。
これは、アルミニウム含量、即ち、純度99.7%以
上、見掛密度が0.8乃至1.1g/cm3の範囲で、
−330メッシュ(−45μm)が40乃至60,+3
30メッシュ(+45μm)が15乃至30,+235
メッシュ(+63μm)が15>、+200メッシュ
(+75μm)が10>の粒度分布を有している。
式会社製の粉末生石灰である。これは、粉末200メッ
シュ(−75μm 95%以上)のJIS特号品である。
厚さ0.14mm, 通気量20 cc/cm2.sec, ヒートシー
ル強度6.0Kgのものである。
例 予め、深さ115mm、長さ140mm, 幅750mm内容積
1000ccのガラス製容器をアルミ箔で蓋をし、温度セ
ンサーを、その先端が容器の深さのほぼ中央に位置する
ようにセットした。上述した粉体アルミニウム12.5
g及び粉体生石灰12.5gを均一に混合して発熱剤2
5gを製造した。それを、長さ130mm,幅45mm, 厚
さ4mmの不織布製の袋に充填した。この発熱剤を、前記
の容器の底に置いて、表−1に示した量の水(ml)を添加
して、第1段階発熱反応時の最高温度(℃)、第1段階
発熱反応終了時の降下温度(℃)、及び第2段階発熱反
応時の最高温度(℃)、60℃にまで降下するまでに要
する時間(分)、即ち、持続時間(分)、室温(℃)及
び水温(℃)を測定した。得た結果を表−1に記す。
5の例 上述した粉体アルミニウム10g及び粉体生石灰15g
を均一に混合して発熱剤25gを製造したこと以外は、
実施例1と同じ実験を繰り返した。得た結果を表−2に
記す。
例 上述した粉体アルミニウム8.33g及び粉体生石灰1
6.66gを均一に混合して発熱剤25gを製造したこ
と以外は、実施例1と同じ実験を繰り返した。得た結果
を表−3に記す。
1の例 上述した粉体アルミニウム15.0g及び粉体生石灰1
0.0gを均一に混合して発熱剤25gを製造したこと
以外は、実施例1と同じ実験を繰り返した。得た結果を
表−4に記す。
例 上述した粉体アルミニウム16.6g及び粉体生石灰
8.33gを均一に混合して発熱剤25gを製造したこ
と以外は、実施例1と同じ実験を繰り返した。得た結果
を表−5に記す。
粉体生石灰の比を、2:1(試料1)、1.5:1(試
料2)、1:1(試料3)、1:1.5(試料4)、及
び1:2(試料5)として、それぞれ発熱剤15g、2
0g、25g、及び30gを製造した。それぞれの試料
に対して30ml、40ml、50ml、及び60ml
の水を使用して発熱反応を起こさせて、発生した水素の
量を測定した。その結果を表−6に記載した。
水300mlを添加して発熱反応を起こさせ、60℃ま
で降下に要する持続時間を測定した。粉体生石灰に水を
添加すると直ちに発熱反応が起こり、90℃以上に達
し、その温度を約6分間維持し、発熱反応開始時点から
約15分間で60℃に降下した。
を1〜2:1〜2の比率で含む本発明の発熱剤と比較し
た場合、発熱反応経過は、本発明の発熱剤とほぼ同じ経
過をたどる。然し、本発明の発熱剤の場合、発熱反応開
始時点から60℃にまで降下に要する時間が平均20分
間、最高32分間であった。
開始時点から60℃に降下するまでの時間を約15分間
持続させるのに、粉体生石灰200g及び水300ml
という総重量約500gという大量の材料を必要とす
る。このことは、発熱反応開始時点から60℃に降下す
るまでの時間を約20分間持続させることを満足させな
いことはもとより、軽量であること、かさばらないこと
等を必須の要件とする携帯用発熱剤の要件を満足させな
い。
例 粉体アルミニウム6.25g、粉体生石灰18.75g
を均一に混合して25gの発熱剤を使用したことを除い
て、実施例1と同じ手順を繰り返して得た結果を表−7
に記す。
例 粉体アルミニウム18.75g、粉体生石灰6.25g
を均一に混合して25gの発熱剤を使用したことを除い
て、実施例1と同じ手順を繰り返して得た結果を表−8
に記す。
果を得ることができる。 (イ)第1発熱反応段階までの立ち上がり時間を短くす
ることができる。 (ロ)第1発熱反応段階を終了して約90℃以上〜約1
00℃に到達した後一端温度が降下するが、直ちに第2
発熱反応段階を開始し再度約90℃以上〜約100℃に
到達させ、第2発熱反応段階を終了した後60℃に降温
するまで約20分間持続することができる。 (ハ)使用する発熱剤と添加水が少量にも関わらず、総
発熱量を大きくすることができる。 (ニ)第1発熱反応段階で使用する水の量をできるだけ
少なくすることができる。 (ホ)第2発熱反応段階で発生する可燃性気体である水
素の発生量をできるだけ少なくすることができる。 (ヘ)発熱剤及び水の総重量と嵩をできるだけ軽減する
ことができる。
反応に寄与するので、全反応終了後、余剰水が発生しな
い。従って、発熱剤として軽量で、嵩張らないので、携
帯用加熱調理容器に組み込んで一体化しても、加熱調理
容器の重量や容量を増加させないので、非常食や携帯食
品に不都合を生じさせない。
Claims (2)
- 【請求項1】粉体アルミニウム(Al)と粉体生石灰(CaO)
とを含み、式(1)で表される第1発熱反応段階、及び
式(2)で表される第2発熱反応段階 CaO+H2O=Ca(OH)2+15.2 Kcal (1) sAl+tCa(OH)2=[wCaO・xAl2O3・yH2O]+zH2+47 k/cal (2) (s,t,w,x、及びzは1以上の整数、yは0を含む整数)
を利用する発熱剤であって、粉体アルミニウム(Al)と粉
体生石灰(CaO)を発熱剤の総重量当たり1〜2:1〜2
の範囲で含むことを特徴とする発熱剤。 - 【請求項2】水を発熱剤の重量の3倍量以下で使用する
ことを特徴とする請求項1に記載の発熱剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002151218A JP2003342558A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 発熱剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002151218A JP2003342558A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 発熱剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003342558A true JP2003342558A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29768876
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002151218A Pending JP2003342558A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 発熱剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003342558A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005290127A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Iwatani Nobuhide | 発熱剤 |
WO2007122900A1 (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-01 | Mycoal Co., Ltd. | 食品加熱装置 |
CN100362076C (zh) * | 2006-05-25 | 2008-01-16 | 东北大学 | 一种矿物发热剂的制备方法 |
CN100387675C (zh) * | 2006-07-18 | 2008-05-14 | 牛凤娟 | 用于加热食品的高效发热剂及其制备方法 |
JP2010150303A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Dynic Corp | 発熱性成形体 |
JP2022007925A (ja) * | 2019-12-27 | 2022-01-13 | 国立研究開発法人理化学研究所 | 減菌又は不活化用のキット及びその使用方法 |
-
2002
- 2002-05-24 JP JP2002151218A patent/JP2003342558A/ja active Pending
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