JP6242102B2 - 火災報知設備 - Google Patents

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本発明は、火災報知設備に関するものである。
従来の火災報知設備は、例えば中央監視室に配設された火災受信機から、感知器回線が各部屋に延設され、感知器回線に複数の火災感知器が接続されている。火災感知器は、火災を検知するとスイッチング動作を行い、火災信号として感知器回線の電圧を低下させて感知器回線に流れる電流を増加させる。火災受信機は、感知器回線に流れる電流を監視することにより、正常、火災発生および感知器回線の配線の断線を判定する。(例えば、特許文献1参照)
このような火災報知設備は、P型火災報知設備と呼ばれ、火災の熱による空気の膨張を利用して金属接点を閉じて感知器回線を短絡させる火災感知器や、熱や煙など火災の兆候をとらえる検出部の出力が所定値を超えたときに保持回路により感知器回線の電圧を低下させ続ける自己保持型の火災感知器が設置されている。
P型火災報知設備の火災受信機は、所定時間継続して感知器回線の電流が増加したときに火災感知器からの火災通知を受信したと判断することにより、落雷などによる瞬間的なサージ電流を火災感知器からの火災通知と誤判断しないようにしている。さらに、火災受信機は、火災感知器から火災の通知を受信すると、所定時間経過後に感知器回線の電源を一旦遮断し、通電し直すことで火災感知器を再起動させる蓄積復旧を行った後、所定時間内に再び火災感知器が火災信号を発したときに火災を確定するいわゆる蓄積動作を行い、たばこ等の一過性の非火災の要因によって火災と誤報しないようになっている。
近年では、マイコン等の制御回路を搭載し、火災の検知以外の機能として、例えば火災検知素子の劣化を判断する機能や、稼働時間を測定して交換を促す機能など、様々な機能を搭載し高機能化した火災感知器がある。様々な機能を搭載した火災感知器では、同じ感知器回線に接続された他の火災感知器が火災を検知して蓄積復旧が完了するまで、すなわち他の火災感知器が感知器回線を短絡させたり電圧を低下させたりしている間、火災感知器の内部電源が低下して誤作動や動作停止しないようにコンデンサを搭載し動作を安定させている。
高機能な火災感知器では、新たな機能や複数の機能を搭載しようとするときに、高速クロックにより制御回路の動作を速くしたり、付属回路が増えたりすることにより、消費電流が大きくなることがある。そのため、火災感知器の動作を安定させるために、より大きな容量のコンデンサを搭載する必要がある。
また、煙をとらえる火災感知器である光電式煙感知器においては、煙を検出するための発光素子を発光させるときにコンデンサから電流を供給することにより、発光時に増加する電流によって火災受信機が誤作動しないようにしている。高機能化した火災感知器に限らず、光電式煙感知器においては、コンデンサの容量を大きくすればするほど発光時に感知器回線に流れる電流の瞬間的な増加を低減することができるため大きな容量のコンデンサを搭載することが望ましい。
特開平6−176289号公報
しかしながら、火災感知器に大きな容量のコンデンサを搭載すると、電源投入時等のコンデンサが充電されていない状態でのコンデンサの充電電流の増加により火災受信機が誤動作してしまうと言う問題があった。また、それを防ぐためにコンデンサの充電電流を大きく制限するとコンデンサの充電に時間がかかり、火災感知器の起動が遅くなるため、火災の検知が遅くなったり、他の機能の動作に問題が生じたりするという問題が発生してしまう。
本発明に係る火災報知設備は、火災受信機と、該火災受信機から延設された感知器回線と、感知器回線に接続され電源供給されるとともに感知器回線の電流を増加させて火災を通知する火災感知器とを備え、火災受信機が火災閾値を超える感知器回線の電流の増加を遅延時間にわたり検出すると火災を検出する火災報知設備において、火災感知器は、コンデンサと、コンデンサへの充電を遅延時間よりも短い時間で所定回数断続的に行う内部通電部を備えたことを特徴とする。
本発明に係る火災報知設備の内部通電部は、コンデンサの充電を所定回数断続的に行い、コンデンサの充電電流が火災閾値よりも小さくなった後にコンデンサを連続して充電することを特徴とする。
本発明に係る火災報知設備の内部通電部は、電源投入時、蓄積復旧および復旧時にコンデンサの充電を断続的に行うことを特徴とする。
本発明によれば、火災感知器の動作安定用のコンデンサの容量を大きくしても、コンデンサ充電電流により火災受信機が誤動作せず、また火災感知器の動作開始が早くできるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る火災報知設備の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る火災受信機の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る火災感知器の動作の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る感知器回線20に流れる電流量の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る火災報知設備の一例を示す概略構成図である。
火災報知設備1は、建物(例えば、ホテル、マンションなどの集合住宅、オフィスビル、商業施設など)の各部屋や共用部などに設置される火災感知器30と、火災感知器30の検出結果に基づいた警報を行うP型火災受信機10(以下、火災受信機10と呼ぶ)とが、感知器回線20によって接続されている。火災感知器30は、スイッチング動作により、感知器回線20の線間電圧を所定電圧に低下させて、感知器回線20に流れる電流を増加させることで火災受信機10に火災を通知するものである。感知器回線20の末端には、終端抵抗40が接続されている。
ここで、図1においては、火災受信機から延設される一対の感知器回線20のみ図示しているが、複数の感知器回線20を火災受信機から延設するようにしても良い。また、2台の災感知器30のみ図示しているが、感知器回線20には所定数以内(例えば30台)の火災感知器30を接続することができる。
(火災受信機の構成)
火災受信機10は、回線電源部11、受信抵抗12、状態判定部13、蓄積部14、受信機制御部15および復旧部16を備える。
回線電源部11は、図示しない商用電源から供給された交流電圧を電源電圧として例えば直流12Vに変換して、復旧部16を介して感知器回線20に通電し、感知器電源を供給する。
受信抵抗12は、感知器回線20に回線電源部11から供給され、コモン線21、各火災感知器30および終端抵抗40、ライン線22を経由して流れる電流が流れ、両端に電圧(以下、受信電圧と呼ぶ)を発生させ、電流を電圧に変換する。
なお、感知器回線20の線間電圧(コモン線21とライン線22間の電圧)と受信電圧は、回線電源部11から供給される電源電圧が、コモン線21−ライン線22間インピーダンス(抵抗値)である[感知器回線20の線間インピーダンス]:[受信抵抗]に分割される。すなわち、電源電圧が線間電圧と受信電圧に分割されるため、受信電圧は、電源電圧から線間電圧を引いた値となる。ここで、感知器回線20の線間インピーダンスは、感知器回線20に接続されている火災感知器30のインピーダンスと終端抵抗40のインピーダンスとの合成インピーダンスである。
状態判定部13は、感知器回線20の平常、火災、断線を判断するための火災閾値および断線閾値を有している。状態判定部13は、受信抵抗12で変換された受信電圧を各閾値と比較して、感知器回線20の状態を判定することで、火災感知器回線20の異常を検出し、また、火災感知器30からの火災検出の通知(信号)を受信する。各閾値は、断線閾値<火災閾値の関係となっている。なお、状態判定部13は、ノイズによる瞬間的な感知器回線20の変化を判定しないように、感知器回線20が所定時間(遅延時間と呼ぶ)にわたり同じ状態を継続したときに判定を確定し、異常や火災を検出する遅延動作を行う。
蓄積部14は、たばこ等の一過性の非火災の要因により火災受信機10が火災と誤報しないようする。蓄積部14は、火災感知器30からの火災の通知が初回である場合には、所定時間経過後に感知器回線20への電源電圧の通電を一旦オフ(遮断)し、オン(通電)し直すことで火災感知器を再起動させる蓄積復旧の制御を行い、蓄積復旧の制御後の所定時間内である再火災確認中に再び火災感知器30から火災の通知を受信したときに、火災を確定するいわゆる蓄積動作を行う。
受信機制御部15は、火災が確定すると、図示しない表示灯およびブザーを制御し、
火災の発生を知らせる警報動作を行う。受信機制御部15は、火災の警報の他に異常や蓄積動作中を知らせる警報動作を行っても良い。
復旧部16は、感知器回線20への回線電源部11の電源電圧の通電をオン・オフするものであり、平常時はオンして感知器回線20に電源を通電し、図示しない復旧スイッチが操作されたとき、および蓄積復旧時に所定時間オフして感知器回線20の感知器電源を遮断する。
(火災感知器の構成)
火災感知器には、煙感知器、熱感知器、炎感知器等があるが、ここでは火災時に発生する煙を検知して火災を検出する光電式煙感知器を例に説明する。
火災感知器30は、電源部31、内部通電部32、コンデンサ33、発光部34、受光部35、火災検出部36および通信部37を備える。
電源部31は、定電圧回路等を有し、火災受信機10の回線電源部11から感知器回線20に通電された感知器電源電圧を例えば5Vに変換して、内部電源として内部通電部32を介して火災感知器30の各部に供給する。
内部通電部32は、電源部31と火災感知器30の各部との接続をオン・オフし、内部電源の供給を制御する。
コンデンサ33は、電源部31から供給される内部電源で充電されて電荷を蓄え、後述する発光部34が発光するときに蓄えた電荷を電流として供給することで、感知器回線20に流れる電流が瞬間的に大きく増加しないように抑制する。また、コンデンサ33は、感知器回線20の電圧が低下して電源部31から供給される内部電源の電圧が低下した、あるいは内部電源が供給されなくなったときに電荷を放出して火災感知器30の各部に供給する。これにより火災感知器30は、ノイズや雷等による商用電源の瞬停により短時間の電源供給が絶たれても安定して動作することができる。なお、火災感知器30が蓄積動作中も動作を継続する機能を搭載したものにおいては、コンデンサ33の容量は、少なくとも同じ感知器回線に接続されている他の火災感知器30が火災を検知して感知器回線20の電圧を低下させてから蓄積復旧するまでの時間、火災感知器30が安定して動作できるものとする。
発光部34および受光部35は、図示しない煙を検出するための検煙部の暗室に配置され、発光部34が所定の時間毎に発光して暗室内に光を照射し、暗室内に煙が流入すると煙によって光が散乱され、受光部35でその散乱光を受光して受光量を受光電圧信号に変換する。暗室内に流入した煙が多いほど散乱光が多くなり受光量が多くなる。なお、火災感知器30の消費電流が通常は数十μAであるのに対して、煙を検出時には発光部34を発光させるために数百mAと通常の1万倍程度の電流を流す必要がある。
火災検出部36は、受光部35の受光電圧信号が火災レベルに達しているか否かにより火災の判定を行い、火災検出する。
通信部37は、火災検出部36が火災を検出したときに、感知器回線20の電圧を所定の電圧である火災電圧に低下させて、感知器回線20に平常時よりも多くの電流を流し、感知器回線20に火災信号を出力して、火災受信機10に火災が発生したことを通知する。
また、通信部37は、感知器回線20の線間電圧が所定の電圧以下に低下したときに、火災受信機10が蓄積復旧または復旧されたことを検出する。
(火災受信機の動作)
図2に基づき火災受信機10の動作を説明する。
火災受信機10は、電源が投入されると回線電源部11により、復旧部16を介して、感知器回線20に感知器電源12Vを供給する(S101)。
感知器回線20に流れる電流は、断線時<平常時<火災時となっており、火災受信機10は、感知器回線20に流れる電流を判定することにより火災発生や断線発生を判断する。
受信抵抗12は、感知器回線20の状態監視のために、感知器回線20に流れる電流を受信抵抗により受信電圧に変換する(S102)。
状態判定部13は、受信電圧が遅延時間T1にわたり火災閾値4V以上であるかを判定する(S103)。これにより、火災感知器30が、火災受信機10への火災検出の通知として感知器回線20の線間電圧を低下させ、平常時の自身の消費電流より多い火災電流を流しているか否かを判定する。状態判定部13は、遅延時間T1にわたり火災閾値以上である場合には、火災感知器30から火災の発生が通知されたと判定し、蓄積部14に火災検出を通知する。蓄積部14は、再火災確認中の火災検出か、すなわち蓄積復旧後の火災検出か否かを判断する(S104)。
蓄積部14は、再火災確認中の火災検出ではないと判断すると、10秒後に復旧部16に蓄積復旧を通知し、復旧部16は回線電源部11と感知器回線20との接続を1秒間切り離す蓄積復旧動作を行い、火災感知器30に供給される感知器電源を遮断して火災感知器30の復旧(平常状態へ戻す)を行う(S105)、その後、所定時間内に再び火災を検出するか確認する再火災確認動作を行う(S106)。その後、S102に戻る。
蓄積部14は、S104で再火災確認中であれば、火災感知器30がたばこ等の一過性の原因により火災を検出したのではなく、本当の火災であると判断して受信機制御部15に火災確定を通知する。受信機制御部15は、火災確定の通知により図示しない表示灯およびブザーにより火災の発生を知らせる火災警報動作を行う(S107)。その後、受信機制御部15は、図示しない復旧スイッチが操作され復旧入力されたか否かを判断し(S108)、復旧入力されなければS107に戻り警報動作を継続する。受信機制御部15は、復旧が入力されると復旧部16に復旧を通知し、復旧部16は回線電源部11と感知器回線20との接続を1秒間切り離す復旧動作により、火災感知器30に供給される感知器電源を遮断して火災感知器30を復旧(平常状態へ戻す)する(S109)。その後、S102に戻る。
状態判定部13は、S103の判定結果が火災閾値未満である場合には、受信電圧が遅延時間T1にわたり断線閾値以下であるかを判定する(S110)。状態判定部13は、S110の判定結果が遅延時間T1にわたり断線閾値以下である場合には、終端抵抗40が脱落し、感知器回線30に流れる電流が減少した、つまり、火災感知器30が断線したと判断し、受信機制御部15に断線発生を通知する。受信機制御部15は、断線発生の通知を受けると、図示しない表示灯およびブザーにより断線の発生を知らせる断線警報動作を行う(S111)。その後、S102に戻る。
状態判定部13は、S110の判定結果が断線閾値を超える場合には、平常と判断して、受信機制御部15に平常を通知する。受信機制御部15は、平常の通知を受けると、火災または断線警報動作行っている場合には、警報を停止する(S112)。その後、S102に戻る。火災受信機10は、上記の動作により、火災、断線および平常の判断を繰り返し行う。
(火災感知器の動作)
図3に基づき火災感知器30の一例である光電式煙感知器の動作を説明する。
火災感知器30は、感知器回線20を介して火災受信機10から感知器電源が供給されると、電源部31で変換された内部電源が供給開始される(S301)。内部通電部32は、火災受信機10の遅延時間T1より短い時間T2の間、オンしてコンデンサ33を充電する。その後、内部通電部32は時間T3の間、オフする(S302)。 次に、内部通電部32は、オン・オフした回数が所定回数(例えば、5回)になるまでS302の動作を繰り返し、断続的にコンデンサ33を充電する(S303)。その後、内部通電部32はコンデンサ33を連続的に充電するためにオンし続ける(S304)。
ここで、図4に基づき火災感知器30の動作S301からS304における感知器回線20に流れる電流量について説明する。水平の点線は、それ以上の電流が感知器回線20に流れると火災受信機10が火災の通知と判定する電流値である。S301では、内部通電部32がオフしているため、電流は流れておらず、このときコンデンサ33は全く充電されていない空の状態となっている。次に、S302動作により内部通電部32がオンするとコンデンサ33が充電され、コンデンサ33が充電されると徐々に充電電流が減っていく(抵抗を介してコンデンサ33の充電を行った場合)。S302の動作5回目の途中までは、内部通電部32がオンすると、コンデンサ33の充電により、火災受信機10が火災の通知と判定する電流値を超えている。しかしながら、内部通電部32がオンしている時間T2は、火災受信機10の遅延時間T1より短く設定されているため、火災受信機10が火災の通知と判定を確定することはない。火災受信機10が火災の通知と判断しないS302の動作を5回終了後は、コンデンサ33の充電電流が火災受信機10の火災閾値よりも小さくなるため、コンデンサ33の充電を連続して行うS304動作によって徐々に充電電流が減っていく。
なお、T3は、T2+T3>T1となるように設定されている。また、コンデンサ33の充電が長い時間行われるようにするためT3は短ければ短いほど良い。しかしながらあまり短くするとT1とT2の時間が近づくため、ここではT3をT1の30%の時間として設定している。
火災感知器30は、コンデンサ33が充電されると、煙検出動作を開始させ、発光部34を発光させ、散乱光を受光した受光部35で受光量に応じて受光電圧信号に変換する(S305)。火災検出部36は、受光電圧信号が火災レベル以上であるかを判定する(S306)。火災検出部36は、S306で火災レベル以上である場合には、火災検出し、通信部37は、感知器回線20を所定の電圧である火災電圧5Vに低下させ、平常時よりも多い電流を感知器回線20に流す。これにより、火災感知器30は、火災受信機の受信抵抗12で発生する受信電圧を大きくすることで、火災受信機に火災の検出を通知する(S307)。その後、S308へ進む。S306で火災検出部36が、受光電圧信号が火災レベル未満であると判定した場合にもS308へ進む。
通信部37は、感知器回線20の線間電圧が所定電圧以下に1秒間低下したときに蓄積復旧または復旧を検出する(S308)。火災感知器30は、蓄積復旧または復旧を検出すると火災検出通知をしている場合には、火災検出通知を停止する(S309)。ここで、感知器回線を短絡させる他の火災感知器が火災を検出した後に、蓄積復旧または復旧が発生した場合には、感知器電源供給開始したときと同様にコンデンサ33が空である可能性がある。そのため、S302に戻り、再び断続的にコンデンサ33を充電する。なお、S308で蓄積復旧または復旧を検出しなかった場合は、S305に戻り火災の検出を継続する。
以上のように本実施の形態に係る火災報知設備1は、火災受信機10の遅延動作時間内で火災受信機10の火災閾値を超える電流を断続的に流して、火災感知器30が有するコンデンサ33の充電を行い、コンデンサ33の充電を急速に行うことで、火災感知器30のコンデンサ33の容量が大きくなっても、煙検出等の動作開始を早くすることができる。特に、火災受信機10が蓄積動作機能を備える場合には、蓄積復旧後の火災感知器30の動作開始が早ければ、火災を早く正確に判断することができる。
1 火災報知設備、10 火災受信機、11 回線電源部、12 受信抵抗、13 状態判定部、14 蓄積部、15 受信機制御部、16 復旧部、20 感知器回線、21 コモン線、22 ライン線、30 火災感知器、31 電源部、32 内部通電部、33 コンデンサ、34 発光部、35 受光部、36 火災検出部、37 通信部、40 終端抵抗

Claims (3)

  1. 火災受信機と、該火災受信機から延設された感知器回線と、該感知器回線に接続され電源供給されるとともに前記感知器回線の電流を増加させて火災を通知する火災感知器とを備え、前記火災受信機が火災閾値を超える前記感知器回線の電流の増加を遅延時間にわたり検出すると火災を検出する火災報知設備において、
    前記火災感知器は、コンデンサと、該コンデンサへの充電を前記遅延時間よりも短い時間で所定回数断続的に行う内部通電部を備えたことを特徴とする火災報知設備。
  2. 前記内部通電部は、前記コンデンサの充電を所定回数断続的に行い、前記コンデンサの充電電流が前記火災閾値よりも小さくなった後に前記コンデンサを連続して充電することを特徴とする請求項1に記載の火災報知設備。
  3. 前記内部通電部は、電源投入時、蓄積復旧および復旧時にコンデンサの充電を断続的に行うことを特徴とする請求項1に記載の火災報知設備。
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