JP6175257B2 - 火災感知器 - Google Patents

火災感知器 Download PDF

Info

Publication number
JP6175257B2
JP6175257B2 JP2013060958A JP2013060958A JP6175257B2 JP 6175257 B2 JP6175257 B2 JP 6175257B2 JP 2013060958 A JP2013060958 A JP 2013060958A JP 2013060958 A JP2013060958 A JP 2013060958A JP 6175257 B2 JP6175257 B2 JP 6175257B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire
capacitor
unit
voltage
detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013060958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014186544A (ja
Inventor
真道 内田
真道 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP2013060958A priority Critical patent/JP6175257B2/ja
Publication of JP2014186544A publication Critical patent/JP2014186544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6175257B2 publication Critical patent/JP6175257B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)

Description

本発明は、P型火災報知設備の火災感知器に関するものである。
従来の火災報知設備は、例えば中央監視室に配設された火災受信機から、感知器回線が各部屋に延設され、感知器回線に複数の火災感知器が接続されている。火災感知器は、火災を検知するとスイッチング動作を行い、火災信号として感知器回線の電圧を低下させて感知器回線に流れる電流を増加させる。火災受信機は、感知器回線に流れる電流を監視することにより、正常、火災発生および感知器回線の配線の断線を判定する。(例えば、特許文献1参照)
このような火災報知設備は、P型火災報知設備と呼ばれ、火災の熱による空気の膨張を利用して金属接点を閉じて感知器回線を短絡させる火災感知器や、熱や煙など火災の兆候をとらえる検出部の出力が所定値を超えたときに保持回路により感知器回線の電圧を低下させ続ける自己保持型の火災感知器が設置されている。
P型火災報知設備の火災受信機は、火災感知器から火災の通知を受信すると、所定時間経過後に感知器回線の電源を一旦遮断し、通電し直すことで火災感知器を再起動させる蓄積復旧を行った後、再び火災感知器が火災信号を発したときに火災を確定するいわゆる蓄積動作を行い、湯気等の非火災の一過性の要因によって火災と誤報しないようになっている。
近年では、マイコン等の制御回路を搭載し、火災の検知以外の機能として、例えば火災検知素子の劣化を判断する機能や、稼働時間を測定して交換を促す機能など、様々な機能を搭載し高機能化した火災感知器がある。様々な機能を搭載した火災感知器では、他の火災感知器が火災を検知して蓄積復旧が完了するまで、すなわち他の火災感知器が感知器回線を短絡させたり電圧を低下させたりしている間、火災感知器の内部電源が低下して誤作動や動作停止しないようにコンデンサを搭載し動作を安定させている。
高機能な火災感知器では、新たな機能や複数の機能を搭載しようとするときに、高速クロックにより制御回路の動作を速くしたり、付属回路が増えたりすることにより、消費電流が大きくなることがある。そのため、火災感知器の動作を安定させるために、より大きな容量のコンデンサを搭載する必要がある。
特開平6−176289号公報
火災感知器に大きな容量のコンデンサを搭載すると、コンデンサの充電に時間がかかり、火災感知器の起動が遅くなるため、火災の検知が遅くなったり、他の機能の動作に問題が生じたりすることとなる。この問題を解決するために、コンデンサの充電電流を大きくすると、電源投入時などに複数の火災感知器のコンデンサの充電によって、突入電流が発生して感知器回線に大きな電流が流れ、火災受信機が誤動作するという問題が発生する。
本発明に係わる火災感知器は、火災受信機から延設された感知器回線に接続され、感知器回線から電源供給されるとともに感知器回線の電流を増加させて火災を通知する火災感知器において、火災感知器は、光電式煙感知器であって、発光部と受光部と制御部と第1コンデンサと第2コンデンサを有し、第1コンデンサの充電電流を制限する第1電流制限部と、第2コンデンサの充電電流を制限する第2電流制限部と、第1コンデンサの電圧が所定電圧以下に低下すると第1コンデンサと第2コンデンサとを接続する通電部を備え、発光部は、第2コンデンサと並列に接続され、少なくとも制御部は、第1コンデンサと並列に接続されていることを特徴とする。
本発明に係る火災感知器は、前記通電部は、前記第1コンデンサが充電された後に、所定電圧以下に低下したときに、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとを接続することを特徴とする。
本発明によれば、火災感知器の動作安定用のコンデンサの容量を大きくしても、動作開始が早く、突入電流により火災受信機が誤動作しないという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る火災感知器を含む火災報知設備の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る火災受信機の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る火災感知器の動作の一例を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る火災感知器を含む火災報知設備の一例を示す概略構成図である。
火災報知設備1は、建物(例えば、ホテル、マンションなどの集合住宅、オフィスビル、商業施設など)の各部屋や共用部などに設置される火災感知器30と、火災感知器30の検出結果に基づいた警報を行うP型火災受信機10(以下、火災受信機10と呼ぶ)とが、感知器回線20によって接続されている。火災感知器30は、スイッチング動作により、感知器回線20の線間電圧を所定電圧に低下させて、感知器回線20に流れる電流を増加させることで火災受信機10に火災を通知するものである。感知器回線20の末端には、終端抵抗50が接続されている。
ここで、図1においては、火災受信機から延設される一対の感知器回線20のみ図示しているが、複数の感知器回線20を火災受信機から延設するようにしても良い。また、2台の災感知器30のみ図示しているが、感知器回線20には所定数以内(例えば30台)の火災感知器30を接続することができる。
(火災受信機の構成)
火災受信機10は、回線電源部11、受信抵抗12、状態判定部13、蓄積部14、受信機制御部15および復旧部16を備える。
回線電源部11は、図示しない商用電源から供給された交流電圧を電源電圧として例えば直流12Vに変換して、復旧部16を介して感知器回線20に通電し、感知器電源を供給する。
受信抵抗12は、感知器回線20に回線電源部11から供給され、コモン線21、各火災感知器30および終端抵抗50、ライン線22を経由して流れる電流が流れ、両端に電圧(以下、受信電圧と呼ぶ)を発生させ、電流を電圧に変換する。
なお、感知器回線20の線間電圧(コモン線21とライン線22間の電圧)と受信電圧は、回線電源部11から供給される電源電圧が、コモン線21−ライン線22間インピーダンス(抵抗値)である[感知器回線20の線間インピーダンス]:[受信抵抗]に分割される。すなわち、電源電圧が線間電圧と受信電圧に分割されるため、受信電圧は、電源電圧から線間電圧を引いた値となる。ここで、感知器回線20の線間インピーダンスは、感知器回線20に接続されている火災感知器30のインピーダンスと終端抵抗50のインピーダンスとの合成インピーダンスである。
状態判定部13は、感知器回線20の平常、火災、断線を判断するための火災閾値および断線閾値を有している。状態判定部13は、受信抵抗12で変換された受信電圧を各閾値と比較して、感知器回線20の状態を判定することで、火災感知器回線20の異常を検出し、また、火災感知器30からの火災検出の通知(信号)を受信する。各閾値は、断線閾値<火災閾値の関係となっている。
蓄積部14は、湯気等の非火災の一過性の要因により火災受信機10が火災と誤報しないようする。蓄積部14は、火災感知器30からの火災の通知が初回である場合には、所定時間経過後に感知器回線20への電源電圧の通電を一旦オフ(遮断)し、オン(通電)し直すことで火災感知器を再起動させる蓄積復旧の制御を行い、蓄積復旧の制御後の所定時間内である再火災確認中に再び火災感知器30から火災の通知を受信したときに、火災を確定するいわゆる蓄積動作を行う。
受信機制御部15は、火災が確定すると、図示しない表示灯およびブザーを制御し、
火災の発生を知らせる警報動作を行う。受信機制御部15は、火災の警報の他に異常や蓄積動作中を知らせる警報動作を行っても良い。
復旧部16は、感知器回線20への回線電源部11の電源電圧の通電をオン・オフするものであり、平常時はオンして感知器回線20に電源を通電し、図示しない復旧スイッチが操作されたとき、および蓄積復旧時に所定時間オフして感知器回線20の感知器電源を遮断する。
(火災感知器の構成)
火災感知器には、煙感知器、熱感知器、炎感知器等があるが、ここでは火災時に発生する煙を検知して火災を検出する光電式煙感知器を例に説明する。
火災感知器30は、電源部31、第1コンデンサ32、第2コンデンサ33、第1電流制限部34、第2電流制限部35、充電接続部36、発光部37、受光部38、制御部39、通信部40および通電部41を備える。
電源部31は、定電圧回路等を有し、火災受信機10の回線電源部11から感知器回線20に通電された感知器電源電圧を例えば5Vに変換して、内部電源として火災感知器30の各部に供給する。
第1コンデンサ32および第2コンデンサ33は、電源部31から供給される内部電源で充電されて電荷を蓄え、感知器回線20の電圧が低下して電源部31から供給される内部電源の電圧が低下した、あるいは内部電源が供給されなくなったときに電荷を放出して火災感知器30の各部に供給する。これにより火災感知器30は、ノイズや雷等による商用電源の瞬停により短時間の電源供給が絶たれても安定して動作することができる。なお、第1コンデンサ32および第2コンデンサ33の両方を合わせた容量は、少なくとも他の火災感知器30が火災を検知して感知器回線20の電圧を低下させてから蓄積復旧するまでの時間、火災感知器30が安定して動作できるものとなっている。
第1電流制限部34は、第1コンデンサ32への最大充電電流を制限し、第2電流制限部35は、第2コンデンサ33への最大充電電流を制限することで、感知器回線30に多くの電流を流さないように制限している。ここで、第1電流制限部34および第2電流制限部35は、定電流回路であってもよいし、限流抵抗であってもよい。
充電接続部36は、電源部31と第2電流制限部35の接続をオン・オフする。なお、充電接続部36は、最初はオフしている。
発光部37は、第2コンデンサ33と並列に接続され、受光部38は、第1コンデンサ32と並列に接続されている。発光部37および受光部38は、図示しない煙を検出するための検煙部の暗室に配置され、発光部37が所定の時間毎に発光して暗室内に光を照射し、暗室内に煙が流入すると煙によって光が散乱され、受光部38でその散乱光を受光して受光量を受光電圧信号に変換する。暗室内に流入した煙が多いほど散乱光が多くなり受光量が多くなる。なお、発光部37以外の制御部39等の各部は第1コンデンサ32に並列に接続され、第1コンデンサから電荷が供給される。
制御部39は、受光部38の受光電圧信号が火災レベルに達しているか否かにより火災の判定を行い、火災検出する。また、制御部39は、工場出荷時の暗室内が汚れていない、かつ、煙が流入していない状態の受光電圧信号である初期電圧信号と受光電圧信号との差が所定以上であり、かつ所定時間継続しているかを判定して、検煙部が正常に動作しているかの判定を行っている。
通信部40は、制御部39が火災を検出したときに、感知器回線20の電圧を所定の電圧である火災電圧に低下させて、感知器回線20に平常時よりも多くの電流を流し、感知器回線20に火災信号を出力して、火災受信機10に火災が発生したことを通知する。
また、通信部40は、感知器回線20の線間電圧が所定の電圧以下に低下したときに、火災受信機10が蓄積復旧または復旧されたことを検出する。
通電部41は、第1コンデンサ32の電圧が所定の電圧以下に低下したときに、第1コンデンサ32と第2コンデンサ33とを接続する。すなわち、第1コンデンサの電圧が低下したときに、第1コンデンサと第2コンデンサとを並列に接続して、第2コンデンサからも例えば受光部38や制御部39に電荷を供給することにより、第1コンデンサにより供給電圧を安定させていた各部に継続して安定した電圧を供給する。なお、通電部41は、第1コンデンサが充電された後に電圧が低下したときに第1コンデンサと第2コンデンサとを接続すると、第1コンデンサが充電されていない状態で接続されることがない。
(火災受信機の動作)
図2に基づき火災受信機10の動作を説明する。
火災受信機10は、電源が投入されると回線電源部11により、復旧部16を介して、感知器回線20に感知器電源12Vを供給する(S101)。
感知器回線20に流れる電流は、断線時<平常時<火災時となっており、火災受信機10は、感知器回線20に流れる電流を判定することにより火災発生や断線発生を判断する。
受信抵抗12は、感知器回線20の状態監視のために、感知器回線20に流れる電流を受信抵抗により受信電圧に変換する(S102)。
状態判定部13は、受信電圧が火災閾値4V以上であるかを判定する(S103)。これにより、火災感知器30が、火災受信機10への火災検出の通知として感知器回線20の線間電圧を低下させ、平常時の自身の消費電流より多い火災電流を流しているか否かを判定する。状態判定部13は、火災閾値以上である場合には、火災感知器30から火災の発生が通知されたと判定し、蓄積部14に火災検出を通知する。蓄積部14は、再火災確認中の火災検出か、すなわち蓄積復旧後の火災検出か否かを判断する(S104)。
蓄積部14は、再火災確認中の火災検出ではないと判断すると、10秒後に復旧部16に蓄積復旧を通知し、復旧部16は回線電源部11と感知器回線20との接続を1秒間切り離す蓄積復旧動作を行い、火災感知器30に供給される感知器電源を遮断して火災感知器30の復旧(平常状態へ戻す)を行う(S105)、その後、所定時間内に再び火災を検出するか確認する再火災確認動作を行う(S106)。その後、S102に戻る。
蓄積部14は、S104で再火災確認中であれば、火災感知器30が一過性の原因により火災を検出したのではなく、本当の火災であると判断して受信機制御部15に火災確定を通知する。受信機制御部15は、火災確定の通知により図示しない表示灯およびブザーにより火災の発生を知らせる火災警報動作を行う(S107)。その後、受信機制御部15は、図示しない復旧スイッチが操作され復旧入力されたか否かを判断し(S108)、復旧入力されなければS107に戻り警報動作を継続する。受信機制御部15は、復旧が入力されると復旧部16に復旧を通知し、復旧部16は回線電源部11と感知器回線20との接続を1秒間切り離す復旧動作により、火災感知器30に供給される感知器電源を遮断して火災感知器30を復旧(平常状態へ戻す)する(S109)。その後、S102に戻る。
状態判定部13は、S103の判定結果が火災閾値未満である場合には、受信電圧が断線閾値以下であるかを判定する(S110)。状態判定部13は、S110の判定結果が断線閾値以下である場合には、終端抵抗50が脱落し、感知器回線30に流れる電流が減少した、つまり、火災感知器30が断線したと判断し、受信機制御部15に断線発生を通知する。受信機制御部15は、断線発生の通知を受けると、図示しない表示灯およびブザーにより断線の発生を知らせる断線警報動作を行う(S111)。その後、S102に戻る。
状態判定部13は、S110の判定結果が断線閾値を超える場合には、平常と判断して、受信機制御部15に平常を通知する。受信機制御部15は、平常の通知を受けると、火災または断線警報動作行っている場合には、警報を停止する(S112)。その後、S102に戻る。火災受信機10は、上記の動作により、火災、断線および平常の判断を繰り返し行う。
(火災感知器の動作)
図3に基づき火災感知器30の一例である光電式煙感知器の動作を説明する。
火災感知器30は、感知器回線20を介して火災受信機10から感知器電源が供給されると、電源部31で変換された内部電源が供給開始され、第1電流制限部34を介して第1コンデンサ32が充電される(S301)。充電接続部36は、第1コンデンサ32の電圧が、例えば第1コンデンサに並列に接続される制御部39や受光部38が正常に動作する起動電圧に達するまで待つ(S302)。充電接続部36は、第1コンデンサ32の電圧が起動電圧に達すると、電源部31と第2コンデンサ33を第2電流制限部を介して接続して、第2コンデンサの充電を開始し、このとき同時に制御部39は、各閾値の呼出等の火災感知器30の動作に必要なイニシャル処理を行う(S303)。
ここで、第1コンデンサ32の容量は、火災受信機10の復旧動作である感知器電源の供給を遮断する1秒間の間、第1コンデンサに並列に接続される各部が正常に動作できる電圧を確保できる容量である。
また、第1コンデンサ32と第2コンデンサ33の合計容量は、他の火災感知器30が火災を検出して感知器回線20の線間電圧を低下、または短絡させてから蓄積復旧が完了するまでの11秒間の間、第1コンデンサに並列に接続される各部が正常に動作できる電圧を確保できる容量である。
制御部39は、煙量を検出するために発光部37を発光させ、散乱光を受光部38で受光し、受光した受光量を電圧信号に変換する(S304)。制御部39は、電圧信号が火災レベル以上であるかを判定する(S305)。制御部39は、S305で火災レベル以上である場合には、火災検出し、火災動作として図示しない表示灯を点灯させ火災感知器30において火災を警報する。また、通信部40は、感知器回線20を所定の電圧である火災電圧5Vに低下させ、平常時よりも多い電流を感知器回線20に流す。これにより、火災感知器30は、火災受信機の受信抵抗12で発生する受信電圧を大きくすることで、火災受信機に火災の検出を通知する(S306)。その後、S310へ進む。
制御部39は、S305で電圧信号が火災レベル未満である場合には、電圧信号と初期電圧信号との差の絶対値が所定値以上であるかを判定する(S307)。
なお、S307では、電圧信号が初期電圧信号よりも所定電圧上昇したときには、散乱光の増加を生じる暗室の壁面に埃が付着していることを判定しており、少ない煙量で火災と誤判定することを防ぐことができる。また、電圧信号が初期電圧信号よりも所定電圧低下したとき、発光素子および受光素子の劣化あるいは故障を判定しており、多くの煙量となるまで火災検出できなくなり警報が遅れることや火災検出できなくなることを防ぐことができる。
制御部39は、S307の判定結果が所定値以上である場合には、一過性のノイズや実際の煙によるものを除外するために、その状態が所定時間(例えば1時間)継続したかを判定する(S308)。制御部39は、S308で所定時間継続した場合には、異常検出し、図示しない表示灯を点滅させて火災感知器30において異常を警報する(S309)。S308で所定時間継続していない場合には、S310へ進む。
なお、火災感知器30は、S308で状態が所定時間継続したときに異常を検出するため、感知器電源の供給が絶たれ制御部等がリセットしてしまうと、最初から所定時間の計時を行ない、異常の警報が遅れてしまうことになる。
通信部40は、感知器回線20の線間電圧が所定電圧以下に1秒間低下したときに蓄積または復旧を検出し、復旧検出を制御部39に通知する(S310)。制御部39は、復旧の通知を受け取ると、火災警報を行っている場合は、表示灯消灯および火災受信機10への火災検出の通知を停止する(S311)。その後、S312へ進む。
通電部41は、第1コンデンサ32の電圧が、例えば制御部39や受光部38が正常に動作する所定電圧に対して若干余裕を持たせた切換電圧以下に低下したか否かを判断し(S312)、低下した場合には、第1コンデンサ32と第2コンデンサ33とを並列接続して、第2コンデンサからも制御部39および受光部38に電力を供給する(S313)。その後、S304に戻る。
通電部41は、S312で第1コンデンサ32の電圧が、切換電圧を超えている場合には、第1コンデンサと第2コンデンサの接続を切り離す(S314)。その後、S304に戻る。
以上のように本実施の形態に係る火災感知器30は、2つのコンデンサにより動作安定用のコンデンサの容量を大きくしても、動作開始が早く、また、2つのコンデンサのタイミングをずらして充電することで充電電流を抑えることができ、複数の火災感知器30のコンデンサの充電による突入電流により、火災受信機が誤作動しないようにすることができる。
また、本実施の形態に係る火災感知器30は、蓄積復旧により感知器電源の供給が所定時間絶たれたとしても動作を継続するコンデンサ容量にすることができるため、所定時間連続して動作が継続したときに状態を確定する火災感知器30の異常検出等に遅延が生じない。
なお、第2コンデンサの他に第3コンデンサ、第3電流制限部とさらに複数のコンデンサおよび電流制限部を設け、第1コンデンサの充電後に、第2コンデンサ、第3コンデンサと順々にコンデンサを充電するようにすることもできる。
また、通電部41は、ダイオードやツェナーダイオード等の整流作用がある素子により、第1コンデンサの電圧が第2コンデンサの電圧よりも低下したときに第2コンデンサから第1コンデンサに電流を供給できるようすることができる。
また、第1電流制限部34と第2電流制限部35とで制限する電流の合計を突入電流で火災受信機10が誤作動しない電流値とし、その電流値の範囲において、第1電流制限部の電流値を第2電流制限部の電流値よりも大きくして、第1コンデンサが早急に充電されるようにすることで、充電接続部36を備えず、第1コンデンサと第2コンデンサを同時に充電するようにすることができる。
1 火災報知設備、10 火災受信機、11 回線電源部、12 受信抵抗、13 状態判定部、14 蓄積部、15 受信機制御部、16 復旧部、20 感知器回線、21 コモン線、22 ライン線、30 火災感知器、31 電源部、32 第1コンデンサ、33 第2コンデンサ、34 第1電流制限部、35 第2電流制限部、36 充電接続部、37 発光部、38 受光部、39 制御部、40 通信部、41 通電部、50 終端抵抗

Claims (2)

  1. 火災受信機から延設された感知器回線に接続され、該感知器回線から電源供給されるとともに感知器回線の電流を増加させて火災を通知する火災感知器において、
    前記火災感知器は、光電式煙感知器であって、発光部と受光部と制御部と第1コンデンサと第2コンデンサを有し、
    前記第1コンデンサの充電電流を制限する第1電流制限部と、
    前記第2コンデンサの充電電流を制限する第2電流制限部と、
    前記第1コンデンサの電圧が所定電圧以下に低下すると前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとを接続する通電部を備え、
    前記発光部は、前記第2コンデンサと並列に接続され、少なくとも前記制御部は、前記第1コンデンサと並列に接続されていることを特徴とする火災感知器。
  2. 前記通電部は、前記第1コンデンサが充電された後に、所定電圧以下に低下したときに、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとを接続することを特徴とする請求項1に記載の火災感知器。
JP2013060958A 2013-03-22 2013-03-22 火災感知器 Active JP6175257B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013060958A JP6175257B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 火災感知器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013060958A JP6175257B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 火災感知器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014186544A JP2014186544A (ja) 2014-10-02
JP6175257B2 true JP6175257B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=51834053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013060958A Active JP6175257B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 火災感知器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6175257B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016192042A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 自動火災報知システムの子機、自動火災報知システムの親機、およびそれらを用いた自動火災報知システム
JP2016194878A (ja) * 2015-04-01 2016-11-17 富士電機株式会社 電源制御装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58159030U (ja) * 1982-04-20 1983-10-24 パイオニア株式会社 電源装置
JP2823261B2 (ja) * 1989-09-21 1998-11-11 能美防災株式会社 火災感知器
JP2010122857A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Yamatake Corp バックアップ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014186544A (ja) 2014-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2541715B1 (en) Dc power supply insulation fault detection circuit
JP2014157435A (ja) 火災報知設備
CN112180283A (zh) 火灾告警系统及不间断电源
JP6175257B2 (ja) 火災感知器
KR101684679B1 (ko) 접속반내의 단자볼트 텐션상태 검출을 통한 화재방지기능을 가지는 태양광발전시스템
JP2014199575A (ja) 火災感知器
CN103380476A (zh) 故障电流保护开关
JP5819711B2 (ja) 火災報知設備及びそれに利用する中継器
JP6242102B2 (ja) 火災報知設備
JP5046232B2 (ja) 火災受信機及び制御方法
KR101094621B1 (ko) 자동복구 누전차단기의 전자회로 및 신호처리방법
JP6611475B2 (ja) 異常判定システム
JP5940187B2 (ja) 火災報知設備及びそれに利用する終端器
JP2008219277A (ja) 通信装置
KR101286567B1 (ko) 오경보 여부를 확인할 수 있는 p형 화재 경보 수신기 시스템 및 오경보 판정 방법
JP7487455B2 (ja) 負荷状態監視装置
JP6057815B2 (ja) Led電源回路及びled照明装置
JP3743262B2 (ja) 自火報受信機
JP2013201807A (ja) コンバータ装置
GB1604634A (en) Signalling apparatus
JP2001186688A (ja) バックアップ電池の接続検出回路及びこの回路を備えたバックアップ電源装置
CN212965257U (zh) 一种基于总线的故障电弧误报警装置
JP3922738B2 (ja) 火災警報装置
JP3238118B2 (ja) 火災感知器
JP6175235B2 (ja) 火災報知設備及びそれに利用する火災感知器及び終端装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170404

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6175257

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150