JP6057815B2 - Led電源回路及びled照明装置 - Google Patents

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Description

本発明はLED電源回路及びそれを用いたLED照明装置に関する。
特許文献1は、直流電源からLEDに流れる電流が一定となるように定電流制御を行う照明装置を開示する。同文献では、LEDユニットに対して直列接続された低抵抗の電流検出抵抗(R12、R14)によってLEDに流れる電流が検出され、検出電流が一定となるようにトランジスタ(Tr1)がPWM制御される。検出電流が大きくなるとトランジスタのオンデューティが狭められて出力電流が減少され、検出電流が小さくなるとトランジスタのオンデューティが拡げられて出力電流が増大される。また、同文献の回路はLEDの断線検出機能を備える。断線検出機能は、電流検出抵抗に並列に接続された積分回路のコンデンサ(C4)に電圧が発生しないこと、電流検出抵抗(R14)に電流が流れないこと等によって、LEDの断線を検出する。断線検出機能によってLED断線が検出されると、トランジスタがオフ状態とされ、LEDへの出力電流が停止される。
特開2004−39289号公報
しかし、特許文献1の構成によると、断線検出回路において一度LED断線が検出されると、制御は消灯動作に移行する。従って、断線後に回復可能な場合であってもLEDは消灯されてしまう。上記の低抵抗の電流検出抵抗に発生する電圧に基づいて断線検出が行われる構成によると、正常点灯時であっても電流検出抵抗に発生する電圧が小さいため(一般的には、数10m〜数100mV程度)、ノイズ等の影響により、検出電流がゼロになることを正確に検出することは難しい。そのため、断線の誤検出が誘発される可能性がある。また、断線検出に上記積分回路を用いる場合でも、その検出出力に一時的にパルスノイズが重畳すると、断線の誤検出が誘発される可能性がある。例えば、照明装置が街路灯等として設置される場合に、雷サージに起因するパルス電圧が検出電圧に重畳すると、それによって断線の誤検出が誘発され、LEDは断線していないにもかかわらず消灯されてしまう。このように、LEDの断線が一度検出されたことに応じて消灯する構成によると、無用な消灯動作のために照明装置がその機能を充分に果たせないという問題がある。
また、LEDが不完全に断線して接触不良状態となった場合、そのLED電流が流れる状態と流れない状態とが頻繁に反復又は振動することになる。この場合、積分回路では、このような振動する状態が平均化された積分結果として検出されてしまうため、不完全な断線が異常として検出されない可能性がある。そのため、回路からの電流出力が継続され、不完全な断線による接触不良箇所において放電及びそれに起因する発熱がもたらされる場合があり、好ましくない。
そこで、本発明は、LEDの断線又は回復状態を正確に検出して無用な消灯動作を回避するとともに、LEDの不完全な断線を検出して不完全な断線箇所における放電及び発熱を防止することができるLED電源回路及びそれを用いたLED照明装置を提供することを課題とする。
本発明のLED電源回路は、LEDに流れるLED電流を検出する電流検出回路と、直流電圧が入力され、検出されたLED電流が設定値に一致するように出力電流を制御して出力電流をLEDに供給する定電流回路と、定電流回路の出力電圧を検出する電圧検出回路と、出力電圧が閾値を超えてからの断線確認期間の長さに対する、出力電圧が閾値以下となる期間の合計の長さの割合によって規定される回復率が所定値以上の場合には定電流回路の動作を継続させ、回復率が所定値未満の場合には停止信号を出力して定電流回路の動作を停止させる制御部とを備える。
上記LED電源回路によると、断線確認期間における回復率が高い場合にはLEDの点灯が継続され、回復率が低い場合には定電流回路の出力が停止される。これにより、LEDが一時的に断線した後に健全な状態に回復する場合、又は外来ノイズによって一時的に出力電圧又はその検出値が上昇した場合に、LEDの点灯を維持することができ、無用な消灯を回避することができる。また、LEDの不完全な断線によって検出電圧が頻繁に振動する場合であっても、回復期間が短ければLEDが消灯されるので、LEDの不完全断線箇所における放電及び発熱が回避される。
上記LED電源回路において、断線確認期間が0.5秒以上5秒以下であることが好ましい。これにより、LEDの断線又は回復の判断期間が適正化され、断線又は回復についての正確な判断が行われるとともに、LED断線時の不要な損失が回避される。
上記LED電源回路において、断線確認期間において出力電圧が閾値を超えた回数が所定値以上の場合には制御部が停止信号を出力するように構成されてもよい。これにより、LEDの不完全断線の箇所における放電及び発熱を確実に回避することができ、LED電源回路の信頼性が向上する。
上記LED電源回路であって、断線確認期間において出力電圧が閾値を超えた回数が所定値に達した時点で制御部が停止信号を出力するように構成される。これにより、LEDの不完全断線の箇所における放電及び発熱を迅速に回避することができ、LED電源回路の信頼性が向上する。
本発明のLED照明装置は、上記のLED電源回路と、LEDとを備える。これにより、信頼性の高いLED照明装置が実現される。
本発明の実施形態によるLED電源回路及びLED照明装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態によるLED電源回路の制御を説明する図である。 本発明の実施形態によるLED電源回路の制御を説明する図である。 本発明の実施形態によるLED電源回路の制御を示すフローチャートである。 本発明の第1の変形例によるLED電源回路の制御を示すフローチャートである。 本発明の第2の変形例によるLED電源回路の制御を示すフローチャートである。
実施形態.
図1に、本発明の実施形態によるLED照明装置を示す。LED照明装置3はLED電源回路1及びLED2からなる。LED電源回路1は電源回路部10及び制御部20を備え、電源回路部10の入力端には交流電源AC(例えば、商用電源)が接続される。LED2は電源回路部10の出力端に直列接続された複数のLEDからなる。
電源回路部10は、入力回路11、AC−DC変換回路12、定電流回路13、電流検出回路14及び電圧検出回路15を備え、交流電源ACからの入力交流電力を直流電流に変換してLED2に供給する。また、電源回路部10は制御部20から停止信号が入力された場合には、その出力動作を停止する。
入力回路11は電流ヒューズ及びノイズフィルタを備える。AC−DC変換回路12は、交流電源ACからの入力交流電圧を整流及び平滑し、又は整流、昇圧及び平滑し、直流電圧を定電流回路13に出力する。定電流回路13は、フライバックコンバータ回路、降圧チョッパ回路等のDC−DC降圧コンバータ回路からなり、電流検出回路14は抵抗からなる。定電流回路13は、電流検出回路14によって検出されたLED電流が、予め設定された設定値に一致するように出力電流をフィードバック制御する。電圧検出回路15は分圧抵抗R1及びR2からなり、抵抗R1に発生する電圧が制御部20に入力される。これにより、定電流回路2の出力電圧が検出される。
制御部20は、A/Dコンバータ21及びマイクロコンピュータ22(以下、「マイコン22」という)を備える。A/Dコンバータ21は電圧検出回路15から入力されるアナログの出力電圧をデジタルデータの出力電圧に変換する。マイコン22は、A/Dコンバータ21から入力される出力電圧が所定の条件を満たす場合に停止信号を出力する。具体的には、マイコン22は、出力電圧が閾値を超えてからの断線確認期間の長さTcに対する、出力電圧が閾値以下となる回復期間の合計の長さTxの割合によって規定される回復率Tx/Tcを演算する。マイコン22は、回復率Tx/Tcが所定値α以上の場合には定電流回路13の動作を継続させ、回復率Tx/Tcが所定値α未満の場合には停止信号を出力して定電流回路13の動作を停止させる。例えば、αは85%〜95%、好ましくは90%程度であればよい。
図2を参照して、制御部20(マイコン22)における制御の一例を説明する。図2では、横軸に時間を、縦軸に出力電圧Voutを示す。t1までは、LED2は正常な状態で点灯され、定電流回路13の出力電圧Voutは定格LED電圧に維持されるものとする。t1において、出力電圧Voutが閾値Vthを超えたことが検出されて断線確認期間が開始される。LED2が断線すると、電流検出回路14からの検出電流がゼロになるので、定電流回路13は出力電流を増やすべく最大出力状態となる。即ち、定電流回路13の出力電圧は最大値である無負荷電圧となる。
t2に出力電圧Voutが一時的に閾値Vth以下となり、t3に再び出力電圧Voutが閾値Vthを超える。従って、本例では、出力電圧Voutが閾値Vth以下となる回復期間の合計の長さTxはt3−t2で規定される。t4において、断線確認期間の終了と同時に、マイコン22によって回復率Tx/Tcが演算される。本例では、回復率Tx/Tcがα未満であり、t4においてマイコン22から停止信号が出力されて定電流回路13の出力が停止される。
図3を参照して、制御部20(マイコン22)における制御の他の例を説明する。図3でも、横軸に時間を、縦軸に出力電圧Voutを示す。図2の場合と同様に、t1までは、出力電圧Voutは定格LED電圧に維持され、t1において、出力電圧Voutが閾値Vthを超えて無負荷電圧となる。t2に出力電圧Voutが閾値Vth以下となり、t3に再び出力電圧Voutが閾値Vthを超え、t4に再び出力電圧Voutが閾値Vth以下となる。従って、この例では、出力電圧Voutが閾値Vth以下となる回復期間の合計の長さTxは(t3−t2)+(t5−t4)となる。t5において、断線確認期間の終了と同時に、マイコン22によって回復率Tx/Tcが演算される。本例では、回復率Tx/Tcがα以上であり、t5においてマイコン22から停止信号は出力されずに定電流回路13の出力、即ち、LED2の点灯が維持される。
このように、出力電圧Voutの上昇が一時的に検出されたとしても回復率Tx/Tcが高い場合には、LED2は断線後に回復した可能性が高い、又は出力電圧の上昇が雷サージ等の外来ノイズに起因するサージ電圧であったものと判断される。そして、LED2が点灯可能なものとして点灯が継続され、無用な消灯が回避される。一方、回復率Tx/Tcが低い場合にはLED2はもはや点灯不能又は点灯不適なものとして定電流回路13の出力が停止される。これにより、LED電源回路1の不要な出力動作が回避される。
ここで、断線確認期間長Tcは0.5秒〜5秒程度が好ましい。断線確認期間長Tcが0.5秒未満であると、起こり得る外来ノイズ等の継続期間が断線確認期間Tcに占める割合が高くなる。従って、外来ノイズ等による出力電圧Voutの一時的な上昇と、LED2の断線による出力電圧Voutの継続的な上昇との判別が難しく、正確な断線又は回復の検出が困難となる。また、断線確認期間長Tcが5秒を超えると、LED2が断線していた場合の無負荷駆動状態による回路損失が継続的に発生してしまう。従って、断線確認期間長Tcは上記の範囲が好ましい。
図4に、LED電源回路1の制御のフローチャートを示す。
ステップS5において、マイコン22は断線確認期間長Tc及び回復率の閾値(所定値)αをセットする。
ステップS10において、電源回路部10が起動し、定電流回路13が定電流出力を開始する。
ステップS15において、マイコン22はA/Dコンバータ21からのデータを取り込んで出力電圧Voutを読み込む。
ステップS20において、マイコン22は出力電圧Voutが閾値Vthを超えるか否かを判断する。出力電圧Voutが閾値Vth以下である場合(ステップS20、No)、処理はステップS15に戻り、出力電圧Voutが閾値Vthを超える場合(ステップS20、Yes)、処理はステップS25に進む。
ステップS25において、マイコン22は、断線確認期間の経過時間を計時するための総期間カウンタCc、及び出力電圧Voutが閾値Vth以下となる回復期間を計時するための回復期間カウンタCxを、それぞれCc=0及びCx=0にリセットする。
ステップS30において、マイコン22は総期間カウンタCcを増分する。
ステップS35において、マイコン22はA/Dコンバータ21からのデータを取り込んで出力電圧Voutを読み込む。
ステップS40において、マイコン22は出力電圧Voutが閾値Vth以下であるか否かを判断する。出力電圧Voutが閾値Vth以下である場合(ステップS40、Yes)、処理はステップS45に進み、出力電圧Voutが閾値Vthを超えている場合(ステップS40、No)、処理はステップS50に進む。
ステップS45において、マイコン22は回復期間カウンタCxを増分する。これにより、回復期間の合計長が加算されていく。
ステップS50において、マイコン22は総期間カウンタCcの値が、断線確認期間長Tcに達したか否かを判断する。総期間カウンタCcが断線確認期間長Tcに達していない場合(ステップS50、No)、処理はステップS30に戻る。総期間カウンタCcが断線確認期間長Tcに到達した場合(ステップS50、Yes)、処理はステップS55に進む。なお、ステップS30からステップS50までは、例えば、0.1μ秒程度のループであればよい。
ステップS55において、マイコン22は、この時点での回復期間カウンタCxの値を回復期間の合計長Txに決定する。
ステップS60において、マイコン22は回復率Tx/Tcを演算する。
ステップS65において、マイコン22は回復率Tx/Tcが所定値α以上か否かを判断する。回復率Tx/Tcが所定値α以上の場合(ステップS65、Yes)、処理はステップS15に戻る。即ち、LED2は正常である、又は回復したものとして、LED電源回路1(定電流回路13)の出力が維持され、LED2の点灯が維持される。一方、回復率Tx/Tcが所定値α未満の場合(ステップS65、No)、処理はステップS70に進む。
ステップS70において、マイコン22は停止信号を出力して、定電流回路13の出力を停止させる。即ち、LED2は断線したものとしてLED電源回路1の出力が停止される。
以上のように、本実施形態によると、断線確認期間Tcにおける回復率Tx/Tcが高い場合にはLED2の点灯が継続され、回復率Tx/Tcが低い場合には定電流回路13の出力が停止される。これにより、LED2が一時的に断線した後に健全な状態に回復傾向にある場合、又は外来ノイズによって一時的に出力電圧Voutが上昇した場合に、LED2の点灯を維持することができ、無用な消灯を回避することができる。これにより、LED照明装置3における照明機能が確実に確保される。また、LED2が不完全な断線を起こし、出力電圧Voutが頻繁に振動する場合であっても、回復期間Txが短ければLED電源回路1の出力が停止されるので、LED2の不完全断線箇所における放電及び発熱が回避される。
変形例1.
上記実施形態では、回復率Tx/Tcが所定値α未満の場合、即ち、回復の可能性が低い場合にLED電源回路1の出力を停止させる構成を示したが、本変形例ではさらに断線/回復の反復頻度が高い場合にも、LED電源回路1の出力を停止させる構成を示す。即ち、本変形例では、断線確認期間内に出力電圧が多数回にわたって変動した場合には、LED2等において不完全な断線が発生しているものとして、電源回路部10(定電流回路13)の出力が停止される。
本変形例の回路構成は図1に示す実施形態のものと同様であるが、制御部20(マイコン22)における制御が異なる。マイコン22は、断線率Tx/Tcが所定値α以上の場合だけでなく、断線確認期間において出力電圧Voutが閾値Vthを超えた回数(以下、「出力変動回数」という)が所定値β以上の場合にも停止信号を出力する。
図5に本変形例によるLED電源回路1の制御のフローチャートを示す。なお、図4に示す実施形態のフローチャートと同様のステップには同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
ステップS6において、マイコン22は断線確認期間長Tc、回復率の閾値(所定値)α及び出力変動回数の閾値(所定値)βをセットする。なお、β≧2である。
ステップS10からステップS20は図4に示す実施形態のものと同様である。即ち、ステップS10で電源回路部10が起動し、ステップS15で出力電圧Voutが読み込まれる。そして、ステップS20において、出力電圧Voutが閾値Vthより大きい場合には処理はステップS25に進み、出力電圧Voutが閾値Vth以下の場合には処理はステップS15に戻る。
ステップS20の後のステップS26において、マイコン22は総期間カウンタCc、回復期間カウンタCx、及び出力変動回数を計数する出力変動カウンタCyについて、それぞれCc=0、Cx=0及びCy=1にリセットする。
ステップS27において、出力電圧Voutが閾値Vthを超えていることを示す出力上昇フラグFをF=1にセットする。
ステップS30、マイコン22は総期間カウンタCcを増分する。
ステップS35において、マイコン22はA/Dコンバータ21からのデータを取り込んで出力電圧Voutを読み込む。
ステップS40において、マイコン22は出力電圧Voutが閾値Vth以下であるか否かを判断する。出力電圧Voutが閾値Vth以下である場合(ステップS40、Yes)、処理はステップS46に進み、出力電圧Voutが閾値Vthを超える場合(ステップS40、No)、処理はステップS47に進む。
ステップS46において、マイコン22は回復期間カウンタCxを増分する。これにより、回復期間の合計長が加算されていく。また、マイコン22は出力上昇フラグFをF=0にリセットして、処理はステップS50に移行する。
ステップS47において、マイコン22は出力上昇フラグF=0であるか否かを判断する。出力上昇フラグF=0の場合(ステップS47、Yes)、処理はステップS48に進み、出力上昇フラグF=1の場合(ステップS47、No)、処理はステップS50に進む。
ステップS48において、マイコン22は出力変動カウンタCyを増分するとともに出力上昇フラグFをF=1にセットする。これにより、出力上昇フラグFがF=0からF=1になった回数、即ち、出力電圧Voutが閾値Vthを超えた回数が加算される。
ステップS50において、マイコン22は総期間カウンタCcが断線確認期間長Tcに達したか否かを判断する。総期間カウンタCcが断線確認期間長Tcに達していない場合(ステップS50、No)、処理はステップS30に戻る。総期間カウンタCcが断線確認期間長Tcに到達した場合(ステップS50、Yes)、処理はステップS55に進む。
ステップS55において、マイコン22は、この時点での回復期間カウンタCxの値を回復期間の合計長Txに決定する。
ステップS60において、マイコン22は回復率Tx/Tcを演算する。
ステップS65において、マイコン22は回復率Tx/Tcが所定値α以上か否かを判断する。回復率Tx/Tcが所定値α以上の場合(ステップS65、Yes)、処理はステップS66に進む。一方、回復率Tx/Tcが所定値α未満の場合(ステップS65、No)、処理はステップS70に進む。
ステップS66において、マイコン22は、出力変動カウンタCyが所定値β以上であるか否かを判断する。出力変動カウンタCyが所定値β未満である場合(ステップS66、No)、処理はステップS15に戻る。即ち、LED2は正常である、又は回復したものとして、LED電源回路1(定電流回路13)の出力が維持され、LED2の点灯が維持される。出力変動カウンタCyが所定値β以上の場合(ステップS66、Yes)、処理はステップS70に進む。
ステップS70において、マイコン22は停止信号を出力して、定電流回路13の出力を停止させる。即ち、LED2は完全に又は不完全に断線したものとしてLED電源回路1の出力が停止される。
このように、断線確認期間内に出力電圧Voutが閾値Vthを回数β以上にわたって超えた場合には、回復率Tx/Tcが所定値α以上であっても、電源回路部10の出力が停止される。従って、不完全な断線状態のLED2が確実に消灯され、断線箇所での放電及び発熱が防止される。また、外来ノイズ等に起因して発生し得る単発又は少ない回数の出力電圧変動と、不完全な断線状態に起因する出力電圧変動とが判別され、検出動作における耐ノイズ性が向上する。
変形例2.
上記変形例では、断線確認期間終了時点での出力変動回数が所定値を超えた場合にLED2を消灯させる構成を示したが、本変形例では断線確認期間中であっても出力変動回数が所定値を超えた場合にLED2を消灯させる構成を示す。即ち、本変形例では、不完全な断線が発生した場合に迅速に電源回路部10(定電流回路13)の出力が停止される。
本変形例の回路構成は図1に示す実施形態のものと同様であるが、制御部20(マイコン22)における制御が異なる。マイコン22は、断線率Tx/Tcが所定値α以上であると判断される前であっても、断線確認期間内に出力変動回数が所定値βに達した時点で停止信号を出力する。
図6に本変形例によるLED電源回路1の制御のフローチャートを示す。なお、図4に示す実施形態のフローチャートと同様のステップには同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
ステップS6において、マイコン22は断線確認期間長Tc、回復率の閾値(所定値)α及び出力変動回数の閾値(所定値)βをセットする。なお、β≧2である。
ステップS10からステップS20は図4に示す実施形態のものと同様である。即ち、ステップS10で電源回路部10が起動し、ステップS15で出力電圧Voutが読み込まれる。そして、ステップS20において、出力電圧Voutが閾値Vthより大きい場合には処理はステップS25に進み、出力電圧Voutが閾値Vth以下の場合には処理はステップS15に戻る。
ステップS20の後のステップS26において、マイコン22は総期間カウンタCc、回復期間カウンタCx、及び出力変動回数を計測するための出力変動カウンタCyについて、それぞれCc=0、Cx=0及びCy=1にリセットする。
ステップS27において、出力電圧Voutが閾値Vthを超えていることを示す出力上昇フラグFをF=1にセットする。
ステップS30、マイコン22は総期間カウンタCcを増分する。
ステップS35において、マイコン22はA/Dコンバータ21からのデータを取り込んで出力電圧Voutを読み込む。
ステップS40において、マイコン22は出力電圧Voutが閾値Vth以下であるか否かを判断する。出力電圧Voutが閾値Vth以下である場合(ステップS40、Yes)、処理はステップS46に進み、出力電圧Voutが閾値Vthを超える場合(ステップS40、No)、処理はステップS47に進む。
ステップS46において、マイコン22は回復期間カウンタCxを増分する。これにより、回復期間の合計長が加算されていく。また、マイコン22は出力上昇フラグFをF=0にリセットし、処理はステップS50に移行する。
ステップS47において、マイコン22は出力上昇フラグFがF=0であるか否かを判断する。出力上昇フラグFがF=0の場合(ステップS47、Yes)、処理はステップS48に進み、出力上昇フラグFがF=1の場合(ステップS47、No)、処理はステップS50に進む。
ステップS48において、マイコン22は出力変動カウンタCyを増分するとともに出力上昇フラグFをF=1にセットする。これにより、出力上昇フラグFがF=0からF=1になった回数、即ち、出力電圧Voutが閾値Vthを超えた回数が加算される。
ステップS49において、マイコン22は出力変動カウンタCyが所定値βに達したか否か、即ち、Cy=βか否かを判断する。出力変動カウンタCyがCy≠β(即ち、Cy<β)である場合(ステップS49、No)、処理はステップS60に進む。出力変動カウンタCyがCy=βである場合(ステップS49、Yes)、処理はステップS70に進む。
ステップS50からステップS70までは、図4に示す実施形態のフローと同様である。即ち、回復率Tx/Tcが所定値α以上である場合には処理はステップS15に戻り、LED電源回路1(定電流回路13)の出力が維持され、LED2の点灯が維持される。回復率Tx/Tcが所定値α未満である場合には処理はステップS70に進み、定電流回路13の出力が停止される。
このように、断線確認期間中であっても、出力電圧Voutが閾値Vthを回数βにわたって超えた場合には、回復率Tx/Tcにかかわらず、電源回路部10の出力が停止されてLED2が消灯される。従って、不完全な断線状態のLED2が迅速に消灯され、断線箇所での発熱が防止される。また、第1の変形例と同様に、外来ノイズ等に起因して発生し得る単発又は少ない回数の出力電圧変動と、不完全な断線状態に起因する出力電圧変動とが判別され、検出動作における耐ノイズ性が向上する。
以上に、本発明の好適な実施形態及び変形例を記載したが、本発明は以下に示すような更なる変形が可能である。
例えば、上記実施形態及び各変形例においては、停止信号によって定電流回路13の動作が停止される構成を示したが、停止信号によってAC−DC変換回路12の動作が停止される構成としてもよい。
また、上記実施形態及び各変形例では、マイコン22に対してA/Dコンバータ21を別途設ける構成を示したが、A/Dコンバータ21がマイコン22に内蔵される構成としてもよい。
1 LED電源回路
2 LED
3 LED照明装置
13 定電流回路
14 電流検出回路
15 電圧検出回路
20 制御部

Claims (5)

  1. LEDを駆動するLED電源回路であって、
    前記LEDに流れるLED電流を検出する電流検出回路と、
    直流電圧が入力され、検出された前記LED電流が設定値に一致するように出力電流を制御して該出力電流を前記LEDに供給する定電流回路と、
    前記定電流回路の出力電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記出力電圧が閾値を超えてからの断線確認期間の長さに対する、前記出力電圧が前記閾値以下となる期間の合計の長さの割合によって規定される回復率が所定値以上の場合には前記定電流回路の動作を継続させ、前記回復率が前記所定値未満の場合には停止信号を出力して前記定電流回路の動作を停止させる制御部と
    を備えたLED電源回路。
  2. 請求項1に記載のLED電源回路において、前記断線確認期間が0.5秒以上5秒以下である、LED電源回路。
  3. 請求項1又は2に記載のLED電源回路であって、前記断線確認期間において前記出力電圧が前記閾値を超えた回数が所定値以上の場合には前記制御部が前記停止信号を出力するように構成されたLED電源回路。
  4. 請求項1又は2に記載のLED電源回路であって、前記断線確認期間において前記出力電圧が前記閾値を超えた回数が所定値に達した時点で前記制御部が前記停止信号を出力するように構成されたLED電源回路。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のLED電源回路と、前記LEDとを備えたLED照明装置。
JP2013083463A 2013-04-12 2013-04-12 Led電源回路及びled照明装置 Active JP6057815B2 (ja)

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