JP6240956B2 - ロボットのカバー取付構造、及びロボット - Google Patents

ロボットのカバー取付構造、及びロボット Download PDF

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Description

本発明は、ロボットにカバーを取り付けるカバー取付構造、及びそのカバー取付構造を備えるロボットに関する。
従来、ロボットの表面を構成する部分には、ボルトによりカバーが取り付けられている(特許文献1参照)。そして、食品や薬品の製造等に用いられるロボットでは、薬液や水等によりカバーの表面を洗浄して乾燥させたり、薬剤ガスに晒したりする殺菌処理が行われている。
特開2011−31365号公報
ところで、特許文献1に記載のものでは、カバーの表面にボルトが露出しているため、ボルトの周辺に凹凸部が形成されることが避けられない。このような凹凸部が形成されていると、凹凸部に薬液や水等が残ったり、凹凸部で細菌の増殖が促進されたりするおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、カバーの表面にボルト等が露出しないようにし、ひいては凹凸部の形成を抑制することのできるカバー取付構造、及びそのカバー取付構造を備えるロボットを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
第1の手段は、ロボットの所定部材にカバーを取り付けるカバー取付構造であって、前記所定部材に設けられた第1部材と、前記カバーの内面部に設けられた第2部材と、前記カバーの内側において前記第1部材と前記第2部材とを係合させ、且つ前記所定部材と前記カバーとを近付ける方向へ前記第1部材と前記第2部材とを引き合わせる第3部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、ロボットの所定部材に第1部材が設けられており、カバーの内面部に第2部材が設けられている。そして、第3部材により、カバーの内側において第1部材と第2部材とが係合させられる。このため、カバーにより第1部材、第2部材、及び第3部材を覆った状態で、ロボットの所定部材にカバーを取り付けることができる。したがって、カバーの表面にボルト等が露出しないようにすることができ、カバーの表面に凹凸部が形成されることを抑制することができる。
さらに、第3部材により、所定部材とカバーとを近付ける方向へ、第1部材と第2部材とが引き合わせられる。このため、ボルト等を用いない構造であっても、所定部材に対するカバーの取り付け強度を向上させることができる。加えて、所定部材とカバーとの間に隙間ができることを抑制することができ、ひいてはロボットの表面に凹凸部が形成されることを抑制することができる。
具体的には、第2の手段のように、前記第1部材及び前記第2部材は、互いに径の異なる円筒状に形成されており、前記第1部材及び前記第2部材の一方は内側部材であり、他方は外側部材であり、前記外側部材の内径は前記内側部材の外径よりも大きくなっており、前記外側部材の内側に前記内側部材を挿入可能であり、前記第3部材は、前記外側部材の内周に保持され、前記内側部材の外周に係合することで前記第1部材と前記第2部材とを引き合わせる弾性力を発生する弾性部材である、といった構成を採用することができる。
第3の手段では、前記内側部材の外周部には、前記外側部材と反対側ほど径が小さくなる傾斜部が設けられており、前記弾性部材は、環状に形成されており、前記傾斜部の外周に係合して中心方向へ縮む弾性力を発生する。
上記構成によれば、内側部材の外周部には、外側部材と反対側ほど径が小さくなる傾斜部が設けられている。そして、弾性部材は、環状に形成されており、傾斜部の外周に係合して中心方向へ縮む弾性力を発生する。このため、内側部材に設けられた傾斜部を弾性部材が外周側から押すことにより、内側部材と外側部材とを近付ける力が作用する。その結果、簡易な構造により、ロボットの所定部材とカバーとを近付ける力を作用させることができる。
第4の手段は、ロボットの所定部材にカバーを取り付けるカバー取付構造であって、前記所定部材に設けられた第1部材と、前記カバーの内面部に設けられた第2部材と、前記カバーの内側において前記第1部材と前記第2部材とを係合させる第3部材と、を備え、前記第1部材及び前記第2部材は、互いに径の異なる円筒状に形成されており、前記第1部材及び前記第2部材の一方は内側部材であり、他方は外側部材であり、前記外側部材の内径は前記内側部材の外径よりも大きくなっており、前記外側部材の内側に前記内側部材を挿入可能であり、前記内側部材の外周部には、前記外側部材と反対側ほど径が小さくなる傾斜部が設けられており、前記第3部材は、環状に形成された弾性部材であり、前記外側部材の内周に保持されており、前記弾性部材は、前記傾斜部の外周に係合して中心方向へ縮む弾性力を発生することを特徴とする。
上記構成によれば、第1〜第3の手段の効果を奏することができる。
第5の手段では、前記第1部材及び前記第2部材は、底部を有する円筒状にそれぞれ形成されており、前記第1部材の前記底部には第1貫通孔が形成され、前記第1貫通孔に挿通された第1締結部材により前記所定部材に前記第1部材が取り付けられており、前記第2部材の前記底部には第2貫通孔が形成され、前記第2貫通孔に挿通された第2締結部材により前記カバーに前記第2部材が取り付けられている。
上記構成によれば、第1部材及び第2部材は、底部を有する円筒状にそれぞれ形成されており、第1部材の底部及び第2部材の底部には、それぞれ第1貫通孔及び第2貫通孔が形成されている。そして、第1貫通孔に挿通された第1締結部材により所定部材に第1部材が取り付けられ、第2貫通孔に挿通された第2締結部材によりカバーに第2部材が取り付けられている。このため、従来の所定部材及びカバーにおいて、ボルト等を挿通する孔を形成していた部分を利用して、それぞれ第1部材及び第2部材を容易に取り付けることができる。したがって、従来の所定部材及びカバーからの設計変更を抑制しつつ、上記各手段を実現することができる。
さらに、円筒状に形成された第1部材及び第2部材の内部の空間を利用して、それぞれ第1締結部材及び第2締結部材を配置することができ、第1部材及び第2部材を小型化することができる。
上述したロボットのカバー取付構造では、カバーにより第1部材、第2部材、及び第3部材を覆った状態で、ロボットの所定部材にカバーが取り付けられている。この状態では、ボルト等を用いてカバーを取り付ける構造と異なり、取付構造がカバーの外側に露出していないため、カバーを取り外すための手段が必要となる。
この点、第6の手段では、前記カバーには、外側から内側まで貫通するねじ孔が形成されており、前記所定部材において前記ねじ孔に対向する部分には、ねじを受けるねじ受け部が設けられている。
上記構成によれば、カバーには、外側から内側まで貫通するねじ孔が形成されているため、ねじ孔にねじを挿入して回すことにより、カバーの内側へねじを突出させることができる。そして、所定部材においてねじ孔に対向する部分には、ねじを受けるねじ受け部が設けられている。このため、ねじを回して、ねじ受け部にねじの先端を押し付けることにより、所定部材とカバーとを引き離す力が作用し、所定部材からカバーを取り外すことができる。
第7の手段では、前記ねじ孔は、前記カバーにおいて前記第2部材の近傍に形成されている。
上記構成によれば、ねじ孔は、カバーにおいて第2部材の近傍に形成されている。このため、ねじを回した場合に、係合した状態の第1部材と第2部材とに、それらを引き離す力を効果的に作用させることができる。したがって、ロボットの所定部材からカバーを容易に取り外すことができる。
第8の手段では、前記所定部材と前記カバーとの間には、液状のシール部材が塗布されている。
上記構成によれば、所定部材とカバーとの間には、液状のシール部材が塗布されている。ここで、所定部材にカバーが取り付けられた状態では、所定部材とカバーとを近付ける方向の力が作用している。このため、液状のシール部材に塗りむらがあったとしても、所定部材とカバーとを近付ける方向の力により均一化することができる。さらに、このような力により所定部材及びカバーにシール部材を密着させることができ、シール性を向上させることができる。
第9の手段では、前記第2部材は、前記カバーの外縁部に複数設けられ、前記第1部材は、前記所定部材において前記第2部材に対応する位置にそれぞれ設けられ、前記第3部材は、前記第1部材及び前記第2部材の一方にそれぞれ設けられている。
上記構成によれば、第2部材は、カバーの外縁部に複数設けられ、第1部材は、所定部材において第2部材に対応する位置にそれぞれ設けられている。そして、第1部材及び第2部材の一方にそれぞれ設けられた第3部材により、所定部材とカバーとを近付ける方向へ第1部材と第2部材とが引き合わせられる。このため、ロボットの所定部材とカバーの外縁部との密着性を向上させることができ、カバーの外縁部から薬液や細菌等が出入りすることを抑制することができる。
第10の手段は、ロボットであって、第1〜第9のいずれか1つの手段のロボットのカバー取付構造を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、ロボットにおいて、第1〜第9の手段と同様の作用効果をそれぞれ奏することができる。
ロボットの概要を示す斜視図。 筐体を示す斜視図。 カバーの裏側を示す斜視図。 カバーの表側を示す透視斜視図。 カバー取付構造を示す部分断面図。 内側部材と外側部材との係合状態を示す拡大断面図。 内側部材を示す拡大斜視図。 外側部材及びリングばねを示す拡大斜視図。 内側部材と外側部材とを係合させる手順を示す拡大断面図。 内側部材と外側部材とを係合させる手順を示す拡大断面図。 内側部材と外側部材とを係合させる手順を示す拡大断面図。 内側部材と外側部材とに作用する力を示す拡大断面図。 ねじ孔及び止めねじの位置の変更例を示す透視斜視図。 カバーを取り外す手段の変更例を示す透視斜視図。 内側部材を設ける位置の変更例を示す斜視図。 外側部材を設ける位置の変更例を示す斜視図。 カバー取付構造の変更例を示す部分断面図。 内側部材及び外側部材の変更例を示す拡大断面図。 内側部材、外側部材、及びリングばねの変更例を示す拡大断面図。
以下、一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、薬品製造工場において、薬品の製造に用いられるロボットとして具体化している。
図1に示すように、ロボット10は、ベース11、ショルダ部12、下アーム13、第1上アーム14、第2上アーム15、手首部16、フランジ部17を備えている。ベース11は、工場の床等に固定されている。ショルダ部12は、ベース11によりJ1軸を中心として回転可能に支持されている。下アーム13は、ショルダ部12によりJ2軸を中心として回転可能に支持されている。第1上アーム14は、下アーム13によりJ3軸を中心として回転可能に支持されている。第2上アーム15は、第1上アーム14によりJ4軸を中心として回転可能に支持されている。手首部16は、第2上アーム15によりJ5軸を中心として回転可能に支持されている。フランジ部17は、手首部16によりJ6軸を中心として回転可能に支持されている。
ロボット10は、各種装置を収容する筐体(図示略)を備えている。筐体(所定部材)には、カバー50(50A,50B,50C)が取り付けられている。以下、筐体にカバー50を取り付けるカバー取付構造について、第2上アーム15の筐体20(図2参照)にカバー50Cを取り付ける構造を例にして説明する。
図2に示すように、筐体20は、四角筒状の本体部21と、半円板状の張出部22とを備えている。張出部22は、本体部21の端面23から張り出している。端面23は、張出部22まで延びており、筐体20の外縁に沿って平面状に形成されている。張出部22において、端面23の内側には肉部24が設けられている。
本体部21において端面23の2つの角部には、端面23に連続する平坦部23aがそれぞれ形成されている。平坦部23aには、それぞれねじ穴が形成されており、それぞれ第1ねじ37(第1締結部材)により内側部材31(第1部材)が取り付けられている。肉部24の外縁部において、本体部21と張出部22との境界付近には、端面23と平行な平坦部25がそれぞれ形成されている。2つの平坦部25にも、それぞれねじ穴が形成されており、それぞれ第1ねじ37により内側部材31が取り付けられている。すなわち、筐体20の外縁部には、複数の内側部材31が設けられている。なお、平坦部23a,25は、従来の筐体において、ボルト孔を形成していた肉部を利用して形成されている。
図3はカバー50Cの裏側を示す斜視図であり、図4はカバー50Cの表側を示す透視斜視図である。
同図に示すように、カバー50Cは、筐体20の形状に対応した形状に形成されており、筐体20の開口を覆うことのできる形状になっている。カバー50Cは、筐体20の本体部21に対応した部分と、張出部22に対応した部分とを備えている。カバー50Cは、全体として、両端に底部を有する半円筒状に形成されている。カバー50Cは、アルミ合金により形成されており、表側面が加工により滑らかにされている。
カバー50Cの外縁に沿って、端面53が平面状に形成されている。カバー50Cにおいて端面53の2つの角部には、端面53に連続する平坦部53aがそれぞれ形成されている。2つの平坦部53aは、筐体20の2つ平坦部53aにそれぞれ対応している。平坦部53aには、それぞれねじ穴が形成されており、それぞれ第2ねじ67(第2締結部材)により外側部材61(第2部材)が取り付けられている。カバー50Cにおいて筐体20の平坦部25に対応する位置には、端面53と平行な平坦部55がそれぞれ形成されている。2つの平坦部55にも、それぞれねじ穴が形成されており、それぞれ第2ねじ67により外側部材61が取り付けられている。すなわち、カバー50Cの内面部において、外縁部には複数の外側部材61が設けられている。なお、平坦部53a,55は、従来のカバーにおいて、ボルトを挿通する孔を形成していた肉部を利用して形成されている。
カバー50Cの角部に形成された2つの平坦部53aの一方には、カバー50Cの外側から内側まで貫通するねじ孔58が形成されている。すなわち、ねじ孔58は、カバー50Cにおいて外側部材61の近傍に形成されている。ねじ孔58は、端面53に垂直に延びており、内周にねじが切られている。ねじ孔58の内部には、止めねじ59がねじ込まれている。止めねじ59は、六角穴付き止めねじであり、頭部を有していない。止めねじ59の長さは、ねじ孔58の深さよりも短くなっている。止めねじ59を回すことにより、止めねじ59の先端部がカバー50Cの内側へ突出する。そして、上記筐体20においてねじ孔58に対向する平坦部23aは、カバー50Cの端面53から突出する止めねじ59を受けるねじ受け部となっている。
次に、図5〜8を参照して、筐体20にカバー50Cを取り付けるカバー構造について詳細に説明する。図5はカバー取付構造を示す部分断面図であり、図6は内側部材31と外側部材61との係合状態を示す拡大断面図であり、図7は内側部材31を示す拡大斜視図であり、図8は外側部材61及びリングばね70を示す拡大斜視図である。
図5に示すように、筐体20の平坦部25には、円形の凹部26が形成されている。凹部26の中央には、第1ねじ37をねじ込むねじ穴27が形成されている。また、カバー50Cの平坦部55には、円形の凹部56が形成されている。凹部56の中央には、第2ねじ67をねじ込むねじ穴57が形成されている。
筐体20にカバー50Cが取り付けられた状態では、筐体20の端面23とカバー50Cの端面53とが当接している。端面23と端面53との間には、液状のシール部材(図示略)が塗布されている。すなわち、筐体20及びカバー50Cの外縁に沿って、シール部材が塗布されている。シール部材は、筐体20とカバー50Cとを接着する接着性を有する一方、筐体20とカバー50Cとを剥がすことも可能としている。そして、筐体20とカバー50Cとを近付ける方向へ、内側部材31と外側部材61とを引き合わせる力が作用している。
図6,7に示すように、内側部材31は、フランジ部32と底部33とを有する円筒状に形成されている。底部33の径は、フランジ部32の径よりも小さくなっている。底部33の中央には、第1貫通孔34が形成されている。第1貫通孔34の径は、第1ねじ37を挿通可能に設定されている。フランジ部32の外径は、底部33側から中間部にかけて徐々に大きくなり、中間部で最大となって、中間部から先端部にかけて徐々に小さくなっている。このため、フランジ部32の外周部には、底部33側(外側部材61と反対側)ほど径が小さくなる傾斜部32aが形成されている。
図5に示すように、凹部26の内周に内側部材31の底部33(一部)が嵌合している。これにより、筐体20に対して内側部材31が位置決めされている。そして、内側部材31の第1貫通孔34に第1ねじ37を挿通し、ねじ穴27に第1ねじ37をねじ込むことで、筐体20の平坦部25に内側部材31が取り付けられている。第1ねじ37の頭部37aの厚みは、内側部材31のフランジ部32の幅(軸方向の長さ)よりも薄くなっている。このため、第1ねじ37の頭部37aは、内側部材31のフランジ部32内に収容されている。
また、図6,8に示すように、外側部材61は、フランジ部62と底部63とを有する円筒状に形成されている。外側部材61の内径は内側部材31の外径よりも大きくなっており、外側部材61の内側に内側部材31を挿入可能となっている。底部63の中央には、第2貫通孔64が形成されている。第2貫通孔64の径は、第2ねじ67を挿通可能に設定されている。
フランジ部62の内周には、円環状の溝62aが形成されている。溝62aには、円環状のリングばね70が緩く嵌合している。すなわち、リングばね70(弾性部材、第3部材)は、フランジ部62の内周に保持されている。リングばね70は、ばね性を有する金属等により、「C」字状に形成されている。図8に示す状態では、リングばね70は自然状態になっており、リングばね70の内周部は、フランジ部32の内周部よりも内径側に露出している。自然状態において、リングばね70の内径は、内側部材31におけるフランジ部32の傾斜部32aの外径よりも小さくなっている。詳しくは、リングばね70の内径は、フランジ部32の先端における外径よりも大きく、フランジ部32の中間部及び底部33側における外径よりも小さくなっている。リングばね70は、自然状態よりも外径側へ広げられると、内径側(中心方向)へ縮む弾性力を発生する。
図5に示すように、凹部56の内周に外側部材61が嵌合している。これにより、カバー50Cに対して外側部材61が位置決めされている。そして、外側部材61の第2貫通孔64に第2ねじ67を挿通し、ねじ穴57に第2ねじ67をねじ込むことで、カバー50Cの平坦部55に外側部材61が取り付けられている。第2ねじ67の頭部67aの厚みは、外側部材61のフランジ部62の幅(軸方向の長さ)よりも薄くなっている。このため、第2ねじ67の頭部67aは、外側部材61のフランジ部62内に収容されている。さらに、第2ねじ67の頭部67aの外径は、内側部材31のフランジ部32の内径よりも小さくなっており、フランジ部32の内部へ第2ねじ67の頭部67aの一部を挿入させることができる。
リングばね70は、内側部材31のフランジ部32における傾斜部32aの外周に嵌合(係合)している。この状態では、リングばね70は、自然状態から外径側へ広げられており、内径側へ縮む弾性力を発生している。これにより、カバー50Cの内側において内側部材31と外側部材61とが係合させられ、且つ筐体20とカバー50Cとを近付ける方向へ、内側部材31と外側部材61とが引き合わせられている。
次に、図9〜11を参照して、筐体20にカバー50Cを取り付ける際に、内側部材31と外側部材61とを係合させる手順につて説明する。
まず、筐体20に位置合わせしながらカバー50Cを近付けると、図9に示すように、内側部材31におけるフランジ部32の先端にリングばね70の一部が当たる。なお、筐体20の4つの内側部材31に対して、カバー50Cの4つのリングばね70がそれぞれ当たる。ここで、リングばね70の内径は、フランジ部32の先端部における外径よりも大きく、フランジ部32の中間部及び底部33側における外径よりも小さくなっている。そして、フランジ部32の外径は、先端部から中間部にかけて徐々に大きくなり、中間部で最大となって、中間部から底部33側にかけて徐々に小さくなっている。
このため、筐体20側へカバー50Cを更に押すと、図10に示すように、フランジ部32の先端部から中間部にかけた外周面の傾斜に沿って、リングばね70が外径側へ広げられる。このとき、カバー50Cにおいて、4つの外側部材61のうち1つの外側部材61に対応する部分を押すことにより、小さな力でリングばね70を外径側へ広げることができる。すなわち、1箇所ずつ順番に、内側部材31と外側部材61とを係合させればよい。その場合であっても、リングばね70は外側部材61のフランジ部62の溝62aに緩く嵌合しているため、溝62aの内面とリングばね70との間に所定の隙間が形成されており、筐体20に対するカバー50Cの傾きを許容することができる。
そして、フランジ部32の中間部における外径が最大の位置をリングばね70が越えると、図11に示すように、フランジ部32における傾斜部32aの外周にリングばね70が嵌合する。これにより、内側部材31と外側部材61との係合が完了し、内側部材31からリングばね70が外れることが、フランジ部32の中間部によって抑制される。以後、同様にして、他の箇所の内側部材31と外側部材61とを順番に係合させることにより、筐体20へのカバー50Cの取り付けが完了する。なお、内側部材31と外側部材61とを係合させるために必要な力が小さい場合は、複数箇所の内側部材31と外側部材61とを同時に係合させることもできる。
次に、上記のように筐体20にカバー50Cを取り付けた状態において、筐体20とカバー50Cとを近付ける方向へ内側部材31と外側部材61とを引き合わせる力について説明する。図12は、内側部材31と外側部材61とに作用する力を示す拡大断面図である。
同図に示すように、フランジ部32における傾斜部32aの外周にリングばね70が嵌合している状態では、実線矢印で示すように、リングばね70は内径方向へ縮む弾性力F1を発生している。この弾性力F1により、一点鎖線矢印で示すように、傾斜部32aの外周面を垂直に押す力F2が、内側部材31のフランジ部32の全周に作用している。破線矢印で示すように、力F2は、内側部材31及び外側部材61の軸方向(図12における上方向)の成分F3を有している。このため、フランジ部32(内側部材31)は、外側部材61側(カバー50C側)へ引かれる。
一方、リングばね70には、一点鎖線矢印で示すように、力F2の反力F4が作用している。破線矢印で示すように、反力F4は、内側部材31及び外側部材61の軸方向(図12における上方向)の成分F5を有している。このため、リングばね70は、内側部材31側(筐体20側)へ引かれる。リングばね70は、外側部材61におけるフランジ部62の溝62aに保持されているため、成分F5はフランジ部2(外側部材61)に作用する。その結果、外側部材61は、内側部材31側(筐体20側)へ引かれる。
このように、内側部材31と外側部材61とが引き合わせられ、筐体20とカバー50Cとを近付ける方向の力が作用している。この力により、図5に示すように、筐体20の端面23とカバー50Cの端面53とが当接して互いに押し合っている。上述したように、端面23と端面53との間には、液状のシール部材が塗布されている。液状のシール部材に塗りむらがあったとしても、筐体20とカバー50Cとを近付ける方向の力により均一化される。そして、端面23と端面53との間がシール部材によりシールされている。その他のカバー50A,50Bも、ロボット10の筐体に同様に取り付けられている。
したがって、カバー50の表面にボルト等が露出しないようにすることができ、カバー50の表面に凹凸部が形成されることを抑制することができる。そして、ロボット10では、薬液や水等によりカバー50の表面を洗浄して乾燥させたり、薬剤ガスに晒したりする殺菌処理が行われる。カバー50では、凹凸部の形成が抑制されているため、凹凸部に薬液や水等が残ったり、凹凸部で細菌の増殖が促進されたりすることを抑制することができる。
上述したカバー取付構造では、カバー50により内側部材31、外側部材61、及びリングばね70を覆った状態で、ロボット10の筐体にカバー50が取り付けられている。この状態では、ボルト等を用いてカバーを取り付ける構造と異なり、取付構造がカバーの外側に露出していないため、カバーを取り外すための手段が必要となる。
この点、カバー50には、外側から内側まで貫通するねじ孔58が形成されており、ねじ孔58に止めねじ59がねじ込まれている。このため、止めねじ59を回すことにより、カバー50の内側へ止めねじ59が突出する。そして、筐体20においてねじ孔58に対向する部分には、平坦部23aが形成されている。止めねじ59を回して、平坦部23aに止めねじ59の先端を押し付けることにより、筐体とカバー50とを引き離す力が作用し、止めねじ59に最も近い箇所の内側部材31と外側部材61との係合が解除される。ここで、ねじ孔58は、カバー50において外側部材61の近傍に形成されている。このため、止めねじ59を回した場合に、係合した状態の内側部材31と外側部材61とに、それらを引き離す力を効果的に作用させることができる。
そして、内側部材31と外側部材61との係合が1箇所でも解除されると、筐体20に対してカバー50Cを傾けることにより、他の箇所の内側部材31と外側部材61との係合を容易に解除することができる。以上により、筐体からカバー50を取り外すことができる。
以上詳述した本実施形態は以下の利点を有する。
・ロボット10の筐体20(筐体)に内側部材31が設けられており、カバー50C(カバー50)の内面部に外側部材61が設けられている。そして、リングばね70により、カバー50Cの内側において内側部材31と外側部材61とが係合させられる。このため、カバー50Cにより内側部材31、外側部材61、及びリングばね70を覆った状態で、ロボット10の筐体20にカバー50Cを取り付けることができる。したがって、カバー50Cの表面にボルト等が露出しないようにすることができ、カバー50Cの表面に凹凸部が形成されることを抑制することができる。
・リングばね70により、筐体20とカバー50Cとを近付ける方向へ、内側部材31と外側部材61とが引き合わせられる。このため、ボルト等を用いない構造であっても、筐体20に対するカバー50Cの取り付け強度を向上させることができる。加えて、筐体20とカバー50Cとの間に隙間ができることを抑制することができ、ひいてはロボット10の表面に凹凸部が形成されることを抑制することができる。
・内側部材31の外周部には、外側部材61と反対側ほど径が小さくなる傾斜部32aが設けられている。そして、リングばね70は、環状に形成されており、傾斜部32aの外周に係合して中心方向へ縮む弾性力を発生する。このため、内側部材31に設けられた傾斜部32aをリングばね70が外周側から押すことにより、内側部材31と外側部材61とを近付ける力が作用する。その結果、簡易な構造により、ロボット10の筐体20とカバー50Cとを近付ける力を作用させることができる。
・内側部材31及び外側部材61は、底部33,63を有する円筒状にそれぞれ形成されており、内側部材31の底部33及び外側部材61の底部63には、それぞれ第1貫通孔34及び第2貫通孔64が形成されている。そして、第1貫通孔34に挿通された第1ねじ37により筐体20に内側部材31が取り付けられ、第2貫通孔64に挿通された第2ねじ67によりカバー50Cに外側部材61が取り付けられている。このため、従来の筐体及びカバーにおいて、ボルト等を挿通する孔を形成していた部分を利用して、それぞれ内側部材31及び外側部材61を容易に取り付けることができる。したがって、従来の筐体及びカバーからの設計変更を抑制しつつ、上記各構成を実現することができる。
・円筒状に形成された内側部材31及び外側部材61の内部の空間を利用して、それぞれ第1ねじ37の頭部37a及び第2ねじ67の頭部67aを配置することができ、内側部材31及び外側部材61を小型化することができる。
・カバー50Cには、外側から内側まで貫通するねじ孔58が形成されているため、ねじ孔58に止めねじ59を挿入して回すことにより、カバー50Cの内側へ止めねじ59を突出させることができる。そして、筐体20においてねじ孔58に対向する部分には、止めねじ59を受ける平坦部23aが設けられている。このため、止めねじ59を回して、平坦部23aに止めねじ59の先端を押し付けることにより、筐体20とカバー50Cとを引き離す力が作用し、筐体20からカバー50Cを取り外すことができる。
・ねじ孔58は、カバー50Cにおいて外側部材61の近傍に形成されている。このため、止めねじ59を回した場合に、係合した状態の内側部材31と外側部材61とに、それらを引き離す力を効果的に作用させることができる。したがって、ロボット10の筐体20からカバー50Cを容易に取り外すことができる。
・筐体20とカバー50Cとの間には、液状のシール部材が塗布されている。ここで、筐体20にカバー50Cが取り付けられた状態では、筐体20とカバー50Cとを近付ける方向の力が作用している。このため、液状のシール部材に塗りむらがあったとしても、筐体20とカバー50Cとを近付ける方向の力により均一化することができる。さらに、このような力により筐体20及びカバー50Cにシール部材を密着させることができ、シール性を向上させることができる。
・外側部材61は、カバー50Cの外縁部に複数設けられ、内側部材31は、筐体20において外側部材61に対応する位置にそれぞれ設けられている。そして、外側部材61にそれぞれ設けられたリングばね70により、筐体20とカバー50Cとを近付ける方向へ内側部材31と外側部材61とが引き合わせられる。このため、ロボット10の筐体20とカバー50Cの外縁部との密着性を向上させることができ、カバー50Cの外縁部から薬液や細菌等が出入りすることを抑制することができる。
・止めねじ59は、頭部を有していないため、カバー50Cの表面に止めねじの頭部が露出することで凹凸部が形成されることを抑制することができる。
・ねじ孔58に止めねじ59をねじ込んでおくことでねじ孔58を塞ぐことができ、ねじ孔58を通じて薬液や細菌等が出入りすることを抑制することができる。
上記実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。
・液状のシール部材に代えて、ゲル状のシール部材や、パッキン等のシート状のシール部材、Oリング等のシール部材を採用することもできる。また、筐体20の端面23とカバー50Cの端面53との密着性が高ければ、シール部材を省略することもできる。
・図13に示すように、ねじ孔58及び止めねじ59を設ける位置を、カバー50Cの外縁部において2つの外側部材61の中間等に変更することもできる。また、カバー50Cにおいて、外縁部以外にねじ孔58及び止めねじ59を設けることもできる。
・止めねじ59として、六角穴付き止めねじ以外のねじ、例えば頭部を有するねじ等を用いることもできる。また、ねじ孔58に代えて微小な貫通孔を形成し、貫通孔に棒状の冶具等を差し込んで筐体20からカバー50Cを外すこともできる。
・図14に示すように、ねじ孔58を省略して、カバー50Cの外縁部に、カバー50Cの外側に開口する凹部158を形成してもよい。凹部158は平坦部53a又は平坦部55に形成することが望ましい。こうした構成によれば、凹部158に冶具等を挿入して、筐体20からカバー50Cを外すことができる。また、筐体20の外縁部に、筐体20の外側に開口する凹部158を形成してもよい。この場合は、凹部158は平坦部23a又は平坦部25に形成することが望ましい。なお、筐体20の端面23とカバー50Cの端面23との間に冶具等を挿入可能な隙間があれば、凹部158を省略することもできる。
・図15に示すように、平坦部25、内側部材31、及び第1ねじ37を設ける位置を、筐体20の外縁部から筐体20の中央寄りに変更することもできる。この場合はそれに対応させて、図16に示すように、カバー50Cにおいて平坦部55、外側部材61、及び第2ねじ67を設ける位置を変更する必要がある。すなわち、カバー50Cの中央寄りに、平坦部55、外側部材61、及び第2ねじ67を設ける。
・図17に示すように、筐体20に外側部材61(第1部材)、リングばね70(第3部材)を取り付け、カバー50Cに内側部材31(第2部材)を取り付けることもできる。こうした構成によっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
・図18に示すように、図6で示した内側部材31と第1ねじ37とを一体化した内側部材131、及び図6で示した外側部材61と第2ねじ67とを一体化した外側部材161を採用することもできる。内側部材131は第1ねじ37に相当する第1ねじ部137を備え、外側部材161は第2ねじ67に相当する第2ねじ部167を備えている。この場合、筐体20及びカバー50Cの一方に内側部材131及びリングばね270を設け、他方に外側部材161を設ければよい。こうした構成によれば、カバー取付構造の部品数を減らすことができる。
・図19に示すように、内側部材231の外周に設けられた溝232aにリングばね270を保持し、外側部材261のフランジ部262の内周部に、内側部材231と反対側ほど径が大きくなる傾斜部262aを設けることもできる。この場合、筐体20及びカバー50Cの一方に内側部材231及びリングばね270を設け、他方に外側部材261を設ければよい。こうした構成によれば、外側部材261の傾斜部262aをリングばね270が内周側から押すことにより、内側部材231と外側部材261とを近付ける力が作用する。したがって、上記実施形態に準じた作用効果を奏することができる。
・円環状のリングばね70に限らず、多角形状のリングばねを採用することもできる。
・筐体20の端面23とカバー50Cの端面53とは、互いに面接触可能な形状であればよく、平面同士に限らず、曲面同士にすることもできる。
10…ロボット、20…筐体(所定部材)、23a…平坦部(ねじ受け部)、31…内側部材(第1部材)、32a…傾斜部、33…底部、34…第1貫通孔、37…第1ねじ(第1締結部材)、50…カバー、50A…カバー、50B…カバー、50C…カバー、58…ねじ孔、59…止めねじ(ねじ)、61…外側部材(第2部材)、63…底部、64…第2貫通孔、67…第2ねじ(第2締結部材)、70…リングばね(弾性部材、第3部材)、131…内側部材(第1部材、第2部材)、161…外側部材(第2部材、第1部材)、231…内側部材(第1部材、第2部材)、261…外側部材(第2部材、第1部材)、262a…傾斜部、270…リングばね(弾性部材、第3部材)。

Claims (9)

  1. ロボットの所定部材にカバーを取り付けるカバー取付構造であって、
    前記所定部材に設けられた第1部材と、
    前記カバーの内面部に設けられた第2部材と、
    前記カバーの内側において前記第1部材と前記第2部材とを係合させ、且つ前記所定部材と前記カバーとを近付ける方向へ前記第1部材と前記第2部材とを引き合わせる第3部材と、
    を備え、
    前記第1部材及び前記第2部材の一方は内側部材であり、他方は外側部材であり、前記外側部材の内側に前記内側部材を挿入可能であり、
    前記内側部材の外周部に設けられ、前記外側部材と反対側ほど径が小さくなる傾斜部、又は前記外側部材の内周部に設けられ、前記内側部材と反対側ほど径が大きくなる傾斜部を備え、
    前記第3部材は、ばね性を有する金属により環状に形成され、前記傾斜部を押すことにより前記所定部材と前記カバーとを近付ける方向へ前記第1部材と前記第2部材とを引き合わせるリングばねであることを特徴とするロボットのカバー取付構造。
  2. 前記第1部材及び前記第2部材は、互いに径の異なる円筒状に形成されており、
    前記外側部材の内径は前記内側部材の外径よりも大きくなっており、前記外側部材の内側に前記内側部材を挿入可能であり、
    前記第3部材は、前記外側部材の内周に保持され、前記内側部材の外周に係合することで前記第1部材と前記第2部材とを引き合わせる弾性力を発生し、
    前記内側部材の外周部には、前記外側部材と反対側ほど径が小さくなる前記傾斜部が設けられており、
    前記第3部材は、前記傾斜部の外周に係合して中心方向へ縮む弾性力を発生する請求項1に記載のロボットのカバー取付構造。
  3. ロボットの所定部材にカバーを取り付けるカバー取付構造であって、
    前記所定部材に設けられた第1部材と、
    前記カバーの内面部に設けられた第2部材と、
    前記カバーの内側において前記第1部材と前記第2部材とを係合させる第3部材と、
    を備え、
    前記第1部材及び前記第2部材は、互いに径の異なる円筒状に形成されており、
    前記第1部材及び前記第2部材の一方は内側部材であり、他方は外側部材であり、
    前記外側部材の内径は前記内側部材の外径よりも大きくなっており、前記外側部材の内側に前記内側部材を挿入可能であり、
    前記内側部材の外周部には、前記外側部材と反対側ほど径が小さくなる傾斜部が設けられており、
    前記第3部材は、ばね性を有する金属により環状に形成されたリングばねであり、前記外側部材の内周に保持されており、
    前記第3部材は、前記傾斜部の外周に係合して中心方向へ縮む弾性力を発生することを特徴とするロボットのカバー取付構造。
  4. 前記第1部材及び前記第2部材は、底部を有する円筒状にそれぞれ形成されており、
    前記第1部材の前記底部には第1貫通孔が形成され、前記第1貫通孔に挿通された第1締結部材により前記所定部材に前記第1部材が取り付けられており、
    前記第2部材の前記底部には第2貫通孔が形成され、前記第2貫通孔に挿通された第2締結部材により前記カバーに前記第2部材が取り付けられている請求項1〜のいずれか1項に記載のロボットのカバー取付構造。
  5. 前記カバーには、外側から内側まで貫通するねじ孔が形成されており、
    前記所定部材において前記ねじ孔に対向する部分には、ねじを受けるねじ受け部が設けられている請求項1〜のいずれか1項に記載のロボットのカバー取付構造。
  6. 前記ねじ孔は、前記カバーにおいて前記第2部材の近傍に形成されている請求項に記載のロボットのカバー取付構造。
  7. 前記所定部材と前記カバーとの間には、液状のシール部材が塗布されている請求項1〜のいずれか1項に記載のロボットのカバー取付構造。
  8. 前記第2部材は、前記カバーの外縁部に複数設けられ、
    前記第1部材は、前記所定部材において前記第2部材に対応する位置にそれぞれ設けられ、
    前記第3部材は、前記第1部材及び前記第2部材の一方にそれぞれ設けられている請求項1〜のいずれか1項に記載のロボットのカバー取付構造。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載のロボットのカバー取付構造を備えることを特徴とするロボット。
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