JP2002239970A - ロボットのカバー取付構造 - Google Patents

ロボットのカバー取付構造

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JP2002239970A
JP2002239970A JP2001040067A JP2001040067A JP2002239970A JP 2002239970 A JP2002239970 A JP 2002239970A JP 2001040067 A JP2001040067 A JP 2001040067A JP 2001040067 A JP2001040067 A JP 2001040067A JP 2002239970 A JP2002239970 A JP 2002239970A
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Yuji Kito
勇二 鬼頭
Noritaka Yatani
徳孝 八谷
Yoshimasa Ogawa
吉政 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングとカバーとの間にパッキンを介在
させるものにあって、ハウジングの設計上の自由度を高
め、製造コストを安価に済ませる。 【解決手段】 第4アームのハウジング本体部19の端
面19bに、パッキン46のカウンターフェースとなる
広幅の薄板状のプレート48を、防水性粘着剤により接
着する。端面19bにねじ穴47を設け、プレート48
にねじ挿通穴48aを設ける。ハウジング本体部19の
右側壁部を覆うカバー21の内面側に、シール用のパッ
キン46を収容する隙間を形成する段差部21bを設け
る。カバー21にねじ挿通孔21cを設け、パッキン4
6にねじ挿通孔46aを設ける。カバー21を、段差部
21bにパッキン46を配した状態で、プレート48部
分に被せるように宛がい、ねじ49を、ねじ挿通孔21
c、ねじ挿通孔46a、挿通孔48aを順に通して、ね
じ穴47に締付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットアームを
構成するハウジングの外壁部にカバーを設けると共に、
それらハウジングとカバーとの間にシール用のパッキン
を介在させるようにしたロボットのカバー取付構造に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば多関節型ロボッ
トにおいては、複数のアームを順に回動(旋回)可能に
連結すると共に、それらアーム内にモータや減速機など
の構成部品を組込んで構成されている。このとき、各ア
ームは、その躯体を構成するハウジングに構成部品を組
付けて構成されるのであるが、メンテナンス等のための
ハウジングの開口部分については、ハウジングの外壁面
にカバーが着脱可能に設けられるようになっている。こ
の場合、ロボットアーム内部への防滴,防塵を図るた
め、それらハウジングとカバーとの間には、シール用の
パッキンが設けられる。
【0003】図8は、従来のロボットアームにおけるカ
バー及びパッキンの取付構造を例示しており、ここで、
ダイカスト鋳造品からなるハウジング1は、主としてア
ームの周壁部(側壁部)を構成し、その上面側にカバー
2が設けられるようになっている。前記カバー2は、周
縁部にフランジ部2aを一体に有しており、そのフラン
ジ部2aと、ハウジング1の上面の当接面(カウンター
フェース)との間に、パッキン3を挟んだ状態で、ねじ
4により取付けられるようになっている。
【0004】このとき、パッキン3による必要なシール
面積を確保するために、前記ハウジング1の上端部に
は、内側に延出するようにフランジ部1aが一体に形成
され、このフランジ部1aの上面をパッキン3のカウン
ターフェースとしていた。また、ハウジング1の下面側
についても、同様な構成により、カバー2が設けられる
ようになっている。
【0005】しかしながら、上記従来構成では、パッキ
ン3による必要なシール面積を確保するため、ハウジン
グ1の上下両端部に内側に延出するフランジ部1a,1
aを有しているため、いわゆるアンダーカット形状とな
り、設計上の制約が大きいものとなっていた。そして、
ダイカスト鋳造によりその形状を得るためには、砂で成
形した中子を用いる砂型鋳造法を採用せざるを得ず、製
造コストがかなり高くなる問題点があった。また、フラ
ンジ部1a,1a部分が、肉厚で幅広に形成されるの
で、その分ハウジング1(アーム)が高重量となる不具
合もあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ロボットアームのハウジングとカバー
との間にシール用のパッキンを介在させるものにあっ
て、ハウジングの設計上の自由度を高め、また、製造コ
ストを安価に済ませることができるロボットのカバー取
付構造を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のロボットのカバー取付構造は、ロボットア
ームのハウジングとカバーとの間にシール用のパッキン
を介在させるものにあって、パッキンのカウンターフェ
ースを構成する薄板状のプレートを、ハウジングの本体
部と別体に構成し、それらを接着するようにしたもので
ある(請求項1の発明)。
【0008】これによれば、プレートをハウジング本体
部と別体に構成するようにしたので、プレートによって
パッキンの必要なシール面積を確保することができなが
らも、当接面の形成に関してのハウジング本体部の形状
の制約がなくなる。また、薄板状のプレートの形状も単
純なものとなり、形成も容易となる。従って、ハウジン
グ本体部を比較的単純な形状とすることができ、その製
造に砂型鋳造法といった特殊な方法を採用しなくても済
む。この結果、ハウジングの設計上の自由度を高め、ま
た、製造コストを安価に済ませることができるという優
れた効果を奏する。さらには、プレートは薄板状で済む
ので、軽量化も期待できる。
【0009】この場合、上記カバーの内面側の周縁部
に、プレートとの間にパッキンが収容される隙間を形成
するための段差部を設けることもできる(請求項2の発
明)。これによれば、カバーとプレートとの間に適切な
隙間を予め形成できるので、パッキンをその圧縮力が大
きすぎたり小さすぎたりすることなく、適切な圧縮力で
安定して取付けることができ、パッキンの長寿命化を図
ることができる。
【0010】また、上記プレートを、防水性粘着剤によ
りハウジング本体部に接着することができ(請求項3の
発明)、これにより、ハウジング本体部とプレートとの
間の良好な防水を図ることができる。さらには、上記カ
バー、パッキン、プレートを、ハウジング本体部に対し
一体的にねじ止めする構成としても良く(請求項4の発
明)、これにより、カバー、パッキン、プレートの三者
を、ハウジング本体部に対し確実に取付けることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を組立用等に用いら
れる小型垂直多関節(6軸)型ロボットに適用した一実
施例について、図1ないし図7を参照しながら説明す
る。図7は、本実施例におけるロボットの本体11の外
観構成を示しており、まず、このロボット本体11の全
体構成について簡単に述べる。
【0012】即ち、設備の設置面に設置されるベース1
2上には、第1アーム13が、垂直方向に延びる軸J1
を中心に回転(旋回)されるように連結されている。前
記第1アーム13の先端には、第2アーム14が、水平
方向に延びる軸J2を中心として回転(旋回)されるよ
うに連結されている。前記第2アーム14の先端には、
第3アーム15が水平方向に延びる軸J3を中心として
回転(旋回)されるように連結されている。
【0013】前記第3アーム15の先端には、第4アー
ム16が、軸J4を中心に同軸回転されるように連結さ
れている。前記第4アーム16の先端には、第5アーム
17が、軸J5を中心に回転(旋回)されるように連結
されている。前記第5アーム17の先端には、第6アー
ム18が、軸J6を中心に同軸回転されるように連結さ
れている。図示はしないが、前記第6アーム18の先端
のフランジ面には、ハンド等のツールが取付けられるよ
うになっている。
【0014】また、前記各軸アーム13〜18は、夫々
サーボモータ(後に一部のみ図示)により駆動されるよ
うになっており、それら各サーボモータは、マイコン等
からなる図示しないロボットコントローラにより制御さ
れるようになっている。さらには、前記ロボットコント
ローラには、ティーチングペンダント等が接続されるよ
うになっている。
【0015】ここで、上記ロボットアームのうち、第4
アーム16部分を代表させて、その構成について説明す
る。図2に示すように、この第4アーム16は、上面か
ら見て、先端側(図で左端側)が左右両側に二又状とな
って前後方向(図で左右方向)に延びる形状をなし、そ
の二又状部分の内側に、前記第5アーム17のハウジン
グ17aの基端側(図で右端側)が、軸J5を中心に回
転可能に連結されるようになっている。
【0016】また、第4アーム16は、図3等に示すよ
うに、側面から見て、先端側がほぼ半円状に丸くなった
形状をなしている。この第4アーム16は、その躯体と
なる金属製のハウジング本体部19に、後述するよう
に、サーボモータや機構部を組付けると共に、そのハウ
ジング本体部19の左右両側壁部を夫々例えば金属製の
カバー20,21により覆って構成されている。
【0017】前記ハウジング本体部19は、図2及び図
3に示すように、第4アーム16の上下面の外壁部を構
成すると共に、左右両側面の大部分が開口したフレーム
状をなし、さらに、図2に示すように、先端側に上記二
又状部分を構成すると共に、基端部(図で右端部)に前
記第3アーム15に連結される円筒部22を有した形状
をなしている。前記円筒部22は、前記第3アーム15
のハウジング15aの先端部に軸受23を介して軸J4
を中心に回転可能に支持されると共に、第3アーム15
の先端部内に設けられるリング状の回転軸24に連結さ
れている。尚、このハウジング本体部19は、ダイカス
ト鋳造により形成されるようになっている。
【0018】図2に示すように、このハウジング本体部
19の左側面部には、枠状となったハウジング本体部1
9の端面19aからやや内側に没入した位置に、部品取
付板25が取付けられ、この部品取付板25の先端側に
形成された円形開口部内に、シャフト支持板26が取付
けられている。このシャフト支持板26には、軸J5と
なるシャフト27が貫通状態で回転可能に支持され、シ
ャフト27のシャフト支持板26を挟んだ外側の端部に
プーリ28が取付けられ、内側に減速機29が設けられ
ている。
【0019】また、ハウジング本体部19の基端側に
は、図3にも示すようにJ5軸駆動用のサーボモータ3
0が取付けられ、その回転軸30aに取付けられたプー
リ31と、前記プーリ28との間にベルト32が掛渡さ
れている。これにて、サーボモータ30の回転駆動力
が、前記シャフト27に伝達されるようになっている。
そして、前記減速機29は、周知のハーモニックドライ
ブからなり、楕円状のカムの外周にボールベアリングを
有するウェーブジェネレータ33、その外周に配置され
たカップ状のフレクスプライン(弾性歯車)34、その
外周に噛合うサーキュラスプライン(内歯車)35を備
えて構成される。
【0020】このとき、前記ウェーブジェネレータ33
が、前記シャフト27に取付けられ、前記サーキュラス
プライン(内歯車)35が、前記部品取付板25(ハウ
ジング本体部19)に固定されており、前記フレクスプ
ライン(弾性歯車)34の先端部が前記第5アーム17
のハウジング17aに連結されている。これにて、サー
ボモータ30の駆動により、第5アーム17が第4アー
ム16に対し軸J5を中心に回転されるのである。
【0021】一方、図2及び図3に示すように、ハウジ
ング本体部19の右側面部には、枠状となったハウジン
グ本体部19の端面19bからやや内側に没入した位置
に、部品取付板36が取付けられ、この部品取付板36
の先端側に形成された円形開口部内に、シャフト支持板
37が取付けられている。このシャフト支持板37に
は、前記シャフト27(軸J5)と同軸にシャフト38
が、貫通状態で回転可能に支持され、このシャフト38
のシャフト支持板37を挟んだ外側の端部にプーリ39
が取付けられ、内側にカサ歯車40が取付けられてい
る。
【0022】また、ハウジング本体部19の基端側に
は、J6軸駆動用のサーボモータ41が取付けられ、そ
の回転軸41aに取付けられたプーリ42と、前記プー
リ39との間にベルト43が掛渡されている。これに
て、サーボモータ41の回転駆動力が、前記シャフト3
8に伝達されるようになっている。そして、前記第5ア
ーム17のハウジング17aには、シャフト44が軸J
5と直交する軸J6を中心に回転可能に支持されてお
り、そのシャフト44の基端側に取付けられたカサ歯車
45が前記カサ歯車40と噛合っている。
【0023】このとき、図示はしないが、前記シャフト
44の先端側には、ハーモニックドライブからなる減速
機が設けられ、その減速機の出力が第6アーム18に伝
達されるようになっている。これにて、第5アームが第
4アーム16に対してどの回転角度に位置されていて
も、サーボモータ41の駆動により、第6アーム18が
第5アーム17に対して軸J6を中心に回転されるので
ある。尚、詳しい説明は省略するが、前記シャフト2
7,38の支持部分(軸受部分)や、各アーム15,1
6,17,18相互間の摺動部分等には、全て防塵,防
滴用のオイルシールが設けられている。
【0024】さて、前記第4アーム16のハウジング本
体部19に対する前記カバー20,21の取付構造につ
いて、図1、図4〜図6も参照して述べる。ここでは、
ハウジング本体部19の右側壁側のカバー21の取付構
造を代表させて説明する。図6は、カバー21を裏面側
から示しており、このカバー21は、全体として前記ハ
ウジング本体部19の右側壁面全体を覆う形状に構成さ
れ、図1等にも示すように、そのうち周縁部の全体にフ
ランジ部21aを有していると共に、そのフランジ部2
1aの内部側の部分が外面側に膨出するような形状を有
している。
【0025】図1に示すように、このカバー21のフラ
ンジ部21aの内面側には、外縁部のみが内面(裏面)
側に凸となりその内周側が所定高さだけ引込むような段
差部21bが設けられている。この段差部21bによ
り、後述するパッキン46が収容される隙間が形成され
るようになっている。また、図6に示すように、前記フ
ランジ部21aのうち、先端側中央部、基端側の両コー
ナー部、上下辺の夫々中間部には、合計5個のねじ挿通
孔21cが形成されている。さらに、このフランジ部2
1aは、全体としてほぼ同等の幅で形成されているので
あるが、前記ねじ挿通孔21c形成部分については内側
に膨らむような形状をなしている。
【0026】これに対し、前記ハウジング本体部19の
右側面の全周に位置する端面19bは、全体が平面上に
位置し、そのうち先端側中央部、基端側の両コーナー
部、上下辺の夫々中間部、つまり前記ねじ挿通孔21c
に対応した位置には、カバー21取付用の合計5個のね
じ穴47が形成されている。このとき、端面19bのう
ちねじ穴47が形成されている部分は、内側に膨出する
形状をなし、それ以外の部分は、比較的細幅(薄肉)に
形成されている。
【0027】そして、前記カバー21は、ハウジング本
体部19の端面19bとの間に、全周に防滴,防塵用の
ゴム製のパッキン46を挟んだ状態で取付けられるよう
になっているのであるが、このとき、ハウジング本体部
19の端面19bには、パッキン46のカウンタフェー
ス(当接面)を構成するための金属製のプレート48が
接着により取付けられるようになっている。
【0028】即ち、図5(a)は、パッキン46の全体
形状を示しており、このパッキン46は、前記ハウジン
グ本体部19の端面19bに対応した環状をなし、前記
カバー21の段差部21bの凹部に対応した外形を有す
ると共に、必要なシール面積を確保するために全体とし
て端面19bよりもやや太幅に構成されている。また、
前記ねじ穴47に対応した5か所の位置にねじ挿通孔4
6aが形成され、その部分が内側に膨出する形状をなし
ている。さらに、図5(b)にも示すように、このパッ
キン46は、前記段差部21bの段差の深さよりも若干
肉厚とされていると共に、その表面側(プレート48に
宛がわれる側の面)には、全周に延びて突条部46bが
一体に設けられている。尚、この突条部46bは、前記
ねじ挿通孔46aを内側に曲線的にさけるように設けら
れている。
【0029】一方、前記プレート48は、図4に示すよ
うに、前記ハウジング本体部19の端面19bの外形に
対応した環状の薄板状をなすと共に、前記パッキン46
による必要なシール面積を確保するために全体として前
記端面19bよりもやや太幅に構成されている。また、
前記ねじ穴47に対応した5か所の位置にねじ挿通孔4
8aが形成され、その部分が内側に膨出する形状をなし
ている。このプレート48は、その表面側(図1で上
側)が、前記パッキン46のカウンターフェース(当接
面)を構成し、裏面側にて前記ハウジング本体部19の
端面19bに、例えばシリコン系粘着剤などの防水性粘
着剤(図示せず)により接着されるようになっている。
【0030】これにて、図1に示すように、前記ハウジ
ング本体部19の端面19bに、プレート48を防水性
粘着剤により接着した状態で、カバー21は、そのフラ
ンジ部21aの段差部21bにパッキン46を配してそ
のプレート48部分に被せるように宛がわれ、図1
(a)に示すように、5か所において、ねじ49を、カ
バー21のねじ挿通孔21c、パッキン46のねじ挿通
孔46a、プレート48のねじ挿通孔48aを順に通し
て、ハウジング本体部19のねじ穴47に締付けること
により、取付けられるようになっている。尚、詳しい説
明は省略するが、ハウジング本体部19の左側壁側のカ
バー20についても、同様の構成により取付けられてい
る。
【0031】次に、上記構成の作用について述べる。上
述のように、カバー21は、第4アーム16のハウジン
グ本体19の端面19bに対し、予め端面19bにプレ
ート48が接着された状態で、そのプレート48との間
に介在されるパッキン46と共に一体的にねじ止めされ
て取付けられる。このねじ止めにより、パッキン46が
圧縮され、まず突条部46bが潰れてプレート48に圧
接し更にパッキン46全体が圧縮されるように固定され
る。このとき、パッキン46のカウンターフェースを構
成するプレート48は広幅に構成されているので、十分
なシール面積が得られることになり、優れた防滴,防塵
効果を得ることができる。
【0032】またこの場合、カバー21のフランジ部2
1aの内面側に段差部21bが形成され、パッキン46
が収容される隙間が所定の深さで形成されているので、
ねじ49の締付け力によって、パッキン46に過大な圧
縮力が作用したり、あるいは圧縮力が小さすぎたりする
ことなく、適切な圧縮力で安定してパッキン46を取付
けることができ、確実にシールを行いながらもパッキン
46の長寿命化も図ることができる。さらには、上記カ
バー21、パッキン46、プレート48が、ハウジング
本体部19に対し一体的にねじ止めされるので、それら
の取付作業が容易となりながらも、確実に取付けること
ができる。
【0033】そして、パッキン46のカウンターフェー
スとなるプレート48が、ハウジング本体部19とは別
体に構成されるので、当接面の形成に関してのハウジン
グ本体部19の形状の制約がなくなる。このため、従来
のような、シール面積の確保のためにハウジング1にア
ンダーカット形状を設けなければならず、その製造に砂
型鋳造法といった特殊な方法を採用せざるを得なかった
ものと異なり、ハウジングの設計上の自由度を高め、ハ
ウジング本体部19の製造が容易で安価に済ませること
ができると共に、ハウジング本体部19の壁部が薄肉状
で済むので軽量化を図ることができる。
【0034】また、プレート48の形状も単純な薄板状
で済むので、プレート48の形成が容易であることは勿
論、上記したハウジング本体部19の軽量化と相俟って
従来のものと比べてアーム16のハウジング全体として
の軽量化も期待できる。ハウジング本体部19とプレー
ト48との間は防水性粘着剤により接着されているの
で、それらの間での良好な防水を図ることができる。
【0035】このように本実施例によれば、第4アーム
16のハウジングとカバー21との間にシール用のパッ
キン46を介在させるものにあって、パッキン46のカ
ウンターフェースを構成するプレート48をハウジング
本体部19と別体に構成するようにしたので、プレート
48によってパッキンの必要なシール面積を確保するこ
とができながらも、ハウジング本体部19の設計上の自
由度を高め、また製造コストを安価に済ませることがで
きるという優れた効果を奏するものである。
【0036】尚、上記実施例では、カバー21の内面側
に段差部21bを形成するようにしたが、この段差部は
なくとも所期の目的を達成することができる。また、上
記実施例では、パッキン26及びプレート28について
も、カバー21と一体にハウジング本体部19にねじ止
めするようにしたが、カバー21をパッキン26やプレ
ート28を通さない別の部分でハウジング本体部19に
ねじ止めする構成としても良い。その他、ロボット本体
のアームの全体的な構成や、各アームの形状、サーボモ
ータの配置、減速機の構成などの細部の構成について
も、様々な変形が可能である等、本発明は要旨を逸脱し
ない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(a)はねじ
止め部分(図3のA−A線に沿う断面)、(b)はそれ
以外の部分(図3のB−B線に沿う断面)におけるカバ
ーの取付構造を示す拡大断面図
【図2】第4アームの横断平面図
【図3】カバー,パッキン,プレートを取除いた状態の
第4アームの右側面図
【図4】プレートの側面図
【図5】パッキンの側面図(a)及びそのC−C線に沿
う拡大断面図(b)
【図6】カバーの裏面を示す側面図
【図7】ロボット本体の全体構成を示す側面図
【図8】従来例を示すもので、カバーの取付部分の断面
【符号の説明】
図面中、11はロボット本体、16は第4アーム(ロボ
ットアーム)、19はハウジング本体部、19a,19
bは端面、20,21はカバー、21aはフランジ部、
21bは段差部、21cはねじ挿通孔、46はパッキ
ン、46aはねじ挿通孔、47はねじ穴、48はプレー
ト、48aはねじ挿通穴、49はねじを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 吉政 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3C007 BS12 BT08 CT05 CV08 CW08 CY27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットアームを構成するハウジングの
    外壁部にカバーを設けると共に、それらハウジングとカ
    バーとの間にシール用のパッキンを介在させるようにし
    たロボットのカバー取付構造であって、 前記ハウジング側における前記パッキンのカウンターフ
    ェースを構成する薄板状のプレートを、該ハウジングの
    本体部と別体に構成し、それらを接着するようにしたこ
    とを特徴とするロボットのカバー取付構造。
  2. 【請求項2】 前記カバーの内面側の周縁部に、前記プ
    レートとの間に前記パッキンが収容される隙間を形成す
    るための段差部が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のロボットのカバー取付構造。
  3. 【請求項3】 前記プレートは、防水性粘着剤により前
    記ハウジング本体部に接着されることを特徴とする請求
    項1又は2記載のロボットのカバー取付構造。
  4. 【請求項4】 前記カバー及びパッキン並びにプレート
    は、前記ハウジング本体部に対し一体的にねじ止めされ
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    のロボットのカバー取付構造。
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