JP6996668B1 - 封止材、ロボットアームの封止構造および封止材の製造方法 - Google Patents

封止材、ロボットアームの封止構造および封止材の製造方法 Download PDF

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Abstract

環状の封止材は、封止材の内径側において、基部から径方向に対し垂直な方向に突出する第1突出部と、基部から封止材の外径方向に突出する第2突出部とを含む。封止材の断面視において、第1突出部の内側面と、第2突出部の下面と、を有し、第1突出部の内側面と、第2突出部の下面はともに、同じ被封止面に対する封止機能を有する封止面である。本封止材においては、第2突出部の下面を封止面として使用し、第2突出部の下面のシール性が低下した場合には、第1突出部の内側面を封止面として使用することができる。このため、封止材のシール性が低下した場合に、新品の封止材に交換する必要がなく、封止材を一度は再利用できる。

Description

本開示は、封止材、ロボットアームの封止構造および封止材の製造方法に関する。
従来、工場では、例えば、産業用のロボットが用いられている。
特許文献1には、基台と、基台に対し変位可能に支持され、互いに連結する複数本のアームを有するロボットが開示されている。そして、アームにおいては、アーム本体内部に駆動機構を収納し、封止手段によりアーム本体を気密封止している。具体的には、アーム本体の縁部に枠体が接着されており、枠体とカバーの間に挟まれたパッキンをボルト締結することにより、アーム本体内の気密性を確保している。
特開2013-212559号公報
特許文献1のパッキン形状にあっては、経年劣化によってパッキンの封止面のシール性の低下が生じた際には、新品のパッキンに毎回交換する必要があるという課題があった。
本開示は、上記問題点を解決するためになされたものであり、封止材の封止面のシール性が低下した場合にも封止材を再利用できる封止材、その封止材を用いたロボットアームの封止構造及びその封止材の製造方法を提供することを目的とするものである。
本開示に係る封止材は環状である。そして、封止材は、封止材の内径側において、基部から径方向に対し垂直な方向に突出する第1突出部と、基部から封止材の外径方向に突出する第2突出部と、を含む。封止材は、封止材の断面視において、第1突出部の内側面と、第2突出部の下面と、を有する。そして、第1突出部の内側面及び第2突出部の下面はともに、同じ被封止面に対する封止機能を有する封止面である。
本開示の封止材においては、第2突出部の下面を封止面として使用し、第2突出部の下面のシール性が低下した場合には、第1突出部の内側面を封止面として使用することができる。このため、封止材のシール性が低下した場合に、新品の封止材に交換する必要がなく、封止材を一度は再利用できるという効果を奏する。
実施の形態におけるロボットの側面図である 実施の形態におけるロボットのアーム本体の一部拡大図である 実施の形態におけるロボットのカバーの正面図である 実施の形態におけるロボットのカバーの背面図である 実施の形態における封止材の斜視図である 実施の形態における封止材の一部拡大図である 実施の形態における封止材をアーム本体とカバーとの間に組み付ける前の断面図である 実施の形態における封止材をアーム本体とカバーとの間に組み付けた後の断面図である 実施の形態における封止材の製造工程で使用する製造装置の説明図である 実施の形態における封止材を押出成形する押出成形機のダイスの正面図である 実施の形態における封止材の製造工程を示すフローチャートである
本開示の実施の形態におけるロボット及び封止材について図1から図8を用いて説明する。図1は、実施の形態におけるロボット1の側面図を示している。
実施の形態の図1に示すロボット(産業用ロボット)1は、例えば部品のピッキング作業等で用いることができ、基台11と、3本のアーム12、13、14と、リスト15とを備え、これらが順に連結された垂直多関節ロボットである。なお、垂直多関節ロボットでは、基台11と、アーム12~14と、リスト15とを総称してアームと言うこともでき、基台11を第1アーム、アーム12を第2アーム、アーム13を第3アーム、アーム14を第4アーム、リスト15を第5アームと分けて言うことができる。
アーム12~14、リスト15は、それぞれ、基台11に対し独立して変位可能に支持されている。基台11とアーム12の基端部とは、関節を介して連結されている。そして、アーム12は、アーム12の基端部において、基台11に対し、図1の紙面垂直方向の回動軸回りに回動可能となっている。また、アーム12の先端部とアーム13の基端部とは、関節を介して連結されている。そして、アーム13は、アーム13の基端部において、アーム12に対し、図1の紙面垂直方向の回動軸回りに回動可能となっている。そして、アーム13の先端部とアーム14の基端部とは、関節を介して連結されている。そして、アーム14は、アーム12及びアーム13とは異なり、アーム14の基端部において、アーム13に対し、図1の紙面左右方向の回動軸回りに回動可能となっている。これらの回動軸回りの回動は、モーター等の駆動装置によりなされる。
リスト15の先端面は、平坦な面となっており、マニピュレーターが装着される装着面となる。なお、マニピュレーターとしては、特に限定されず、例えば、複数本の指部(フィンガー)を有する構成のものが挙げられる。
アーム12~14は、それぞれ、基台11に対する配置箇所、すなわち、ロボット1全体における配置箇所と、その他に外形形状が異なること以外は、ほぼ同じ構成である。そのため、アーム12の先端部を一例としてロボットアームの封止構造を説明する。
図2は、実施の形態におけるロボット1のアーム本体120の一部拡大図である。より具体的には、アーム12におけるアーム本体120の先端部の拡大図である。図2に示すように、アーム12のアーム本体120は、後述するカバー121が取り付けられた際にカバー121に対向する平面1201と、駆動機構(図示省略)を収容するための収容部1202と、カバー121をアーム本体120に締結するための後述するボルト123が挿入される第1締結孔1203と、を有する。なお、アーム本体120の構成材料としては、特に限定されず、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等の各種金属材料を用いることができる。
図3は、実施の形態におけるロボット1のカバー121の正面図である。また、図4は、実施の形態におけるロボット1のカバー121の背面図である。図3及び図4に示すように、アーム12のカバー121は、アーム本体120の平面1201に対応する取付面1211と、後述する封止材122を嵌め込むための凹部1212及び溝部1213と、カバー121において溝部1213よりも中央側に立設され溝部1213を区画する壁部1214と、ボルト123が挿入される第2締結孔1215と、を有する。封止材122を嵌め込むための凹部1212及び溝部1213と、溝部1213を区画する壁部1214と、は、環状の封止材122が嵌められるよう、カバー121に環状に形成されている。なお、カバー121は、構成材料としては、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼等の金属材料を用いることができる。なお、アーム本体120の平面1201は、封止材122に封止される被封止面に相当する。
図5は、実施の形態における封止材122の斜視図である。また、図6は、実施の形態における封止材122の一部拡大図である。図5及び図6に示すように、封止材122は、環状の形をしており、その断面は、略L字形であり、例えば、ゴムなどの弾性材料かつシール性を持つ材料により形成されている。封止材122は、封止材122の内径側において、基部1220から径方向に対し垂直な方向に突出する第1突出部1221と、基部1220から封止材122の外径方向に突出する第2突出部1222と、を含む。言い換えると、封止材122の断面視において、第1突出部1221はL字の縦辺部分にあたり、第2突出部1222はL字の横辺部分にあたる。なお、基部1220は、第1突出部1221及び第2突出部1222の共通部分であり、第1突出部1221の先端部とは反対側の部分及び第2突出部1222の先端部とは反対側の部分である。封止材122は、押出成形により形成された押出材であり、押出材を所定の長さに切断し、切断された押出材の長手方向の両方の端部1223を、例えば、接着剤等で接合することにより環状に形成される。
次に、封止材122の断面形状の詳細を説明する。図6に示すように、封止材122は、その断面視において、第1突出部1221の内側面における第1辺1224(封止材122の径方向の最も内側の側面)と、第2突出部1222の下面における第2辺1225と、を含む。そして、第1辺1224の長さL1と第2辺1225の長さL2とが等しくなっている。また、第1辺1224と第2辺1225との成す角度は90度である。また、第1突出部1221と第2突出部1222との間は段差となっており、谷部1226が形成されている。
そして、封止材122の断面視において、第1突出部1221の幅L3と第2突出部1222の幅L4とが等しくなっている。なお、第1突出部1221の幅L3は、第1突出部1221の頂面の長さと言い換えることもでき、第2突出部1222の幅L4は、第2突出部1222の頂面の長さと言い換えることができる。
そして、第1突出部1221と第2突出部1222との間の段差部分である谷部1226の側においては、封止材122の断面視において、第1突出部1221の長さL5と第2突出部1222の長さL6とが等しくなっている。第1突出部1221の長さL5は、第1突出部1221の径方向の外側の側面の高さと言い換えることもでき、第2突出部1222の長さL6は、第2突出部1222が谷部1226から外径方向に突出した突出長さと言い換えることもできる。
このように、封止材122においては、封止材122の断面視において、第1辺1224と第2辺1225との接点と、谷部1226と、を結んだ線に対して、封止材122は線対称となる。
そして、封止材122の表面は、互いに接合される両方の端部1223における両端面を除き、平滑面からなる。より具体的に説明すると、封止材122は、押出成形で成形された押出材であるため、第1突出部1221の内側面及び第2突出部1222の下面を含む表面は、微細な凹凸を含む粗面ではなく平滑な面となる。仮に、封止材122を、打ち抜き等の切断加工で第1突出部1221の内側面及び第2突出部1222の下面を形成する場合、第1突出部1221の内側面及び第2突出部1222の下面は、切断による微細な凹凸及び押出材中の微細な気泡部分が切断されて微細な凹部を含む粗面となってしまい封止機能が低下する。それに対して、第1突出部1221の内側面及び第2突出部1222の下面を含む表面は、平滑面のため、封止機能の低下を抑制できる。
封止材122の構成材料としては、特に限定されず、例えば、スチレン-ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン-プロピレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料(特に加硫処理したもの)や、スチレン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
次に、封止材122を用いてロボット1のアーム12を封止するロボットアームの封止構造について図7及び図8に基づいて説明する。
図7は、実施の形態における封止材122をアーム本体120とカバー121との間に組み付ける前の断面図である。図8は、実施の形態における封止材122をアーム本体120とカバー121との間に組み付けた後の断面図である。カバー121の溝部1213に、封止材122の第1突出部1221が嵌め込まれ、カバー121の凹部1212に第2突出部1222が嵌め込まれる。そして、アーム本体120の第1締結孔1203とカバー121の第2締結孔1215とにボルト123が挿入され、カバー121がアーム本体120にボルト123により締結される。より具体的には、第1突出部1221が溝部1213に嵌め込まれ、第2突出部1222が凹部1212に嵌め込まれる。
なお、第2突出部1222の幅L4(第1突出部1221の幅L3も同様)は、カバー121の取付面1211からの凹部1212の凹み量よりも大きい。そのため、第2突出部1222をカバー121の凹部1212に嵌め込んだ状態では、第2突出部1222の第2辺1225を含む封止面の位置は、カバー121の取付面1211よりも突出した位置となる。そして、カバー121がアーム本体120にボルト123によって締結された状態において、封止材122の第2突出部1222の第2辺1225を含む封止面が、アーム本体120の平面1201に圧接されている。
これにより、アーム本体120とカバー121との間に封止材122を挟み込んでボルト123によって締結した場合、第2突出部1222の第2辺1225を含む封止面は、アーム本体120の平面1201(被封止面)により圧縮されて、アーム本体120とカバー121との間の気密性及び液密性といったシール性を発揮する。これにより、アーム本体120内部に配置されている駆動装置にロボット1の外部から粉塵や液体等が侵入することを防止する。
次に、封止材122を再利用する場合について説明する。
図7及び図8のロボットアームの封止構造では、図5に示したように、第1突出部1221が封止材122の内径側において基部1220から径方向に対し垂直な方向に突出し、第2突出部1222が基部1220から封止材122の外径方向に突出した状態の封止材122を、アーム本体120とカバー121との間に挟んでボルト123によって締結することで、封止材122の第2突出部1222の第2辺1225を含む面である下面をアーム本体120の平面1201(被封止面)に圧接する封止面として機能させていた。
封止材122を再利用する場合には、第1突出部1221と第2突出部1222との位置関係を入れ替えることで、被封止面であるアーム本体120の平面1201に対する封止面を、第2突出部1222の下面(第2辺1225を含む面)から第1突出部1221の内側面であった面(第1辺1224を含む面)へ変更する。より具体的には、図5に示した封止材122の第1突出部1221を第2突出部1222側へ破線の矢印X方向に90度回転させる。それにより、第2突出部1222が封止材122の内径側に位置するようになり、第1突出部1221が外径側に位置するようになる。このように、封止材122の第1突出部1221と第2突出部1222の位置関係が入れ替わった状態で、封止材122がアーム本体120とカバー121との間に挟まれてボルト123によって締結される。この状態では、第1突出部1221の第1辺1224を含む面が、被封止面としてのアーム本体120の平面1201に圧接する封止面として機能するようになる。
本実施の形態における封止材122においては、封止材122の内径側において、基部1220から径方向に対し垂直な方向に突出する第1突出部1221と、基部1220から封止材122の外径方向に突出する第2突出部1222と、を含み、封止材122の断面視において、第1突出部1221の内側面と、第2突出部1222の下面と、を有している。そして、第1突出部1221の内側面及び第2突出部1222の下面はともに、同じ被封止面に対する封止機能を有する封止面である。これにより、例えば、第2突出部1222の下面を封止面として使用し、第2突出部1222の下面のシール性が低下した場合には、第1突出部1221の内側面を封止面として使用することができる。このため、封止材122のシール性が低下した場合に、新品の封止材122に交換する必要がなく、封止材122を一度は再利用できるという効果を奏する。
また、本実施の形態における封止材122においては、封止材122の断面視において、第1突出部1221の内側面における第1辺1224と、第2突出部1222の下面における第2辺1225と、を有し、第1辺1224の長さと、第2辺1225の長さと、が等しい。そのため、第1突出部1221と第2突出部1222との位置関係を入れ替える前と後において、被封止面に対して同じ封止幅を維持できるという効果を奏する。
また、本実施の形態における封止材122においては、第1突出部1221の内側面及び第2突出部1222の下面はともに平滑面である。つまり、封止材122が押出材であり、封止材122の表面が平滑面となっているため、封止材122の表面の気泡による封止幅の減少がなく、封止材122の封止面を小さくしても十分なシール性を持たせることができるという効果を奏する。
また、本実施の形態におけるロボットアームの封止構造においては、カバー121は、封止材122の第1突出部1221を嵌め込むための溝部1213と、封止材122の第2突出部1222を嵌め込むための凹部1212と、有する。また、アーム本体120は、封止材122の封止面に接し、被封止面である平面1201を有する。そして、第1突出部1221は溝部1213に嵌め込まれ、第2突出部1222は凹部1212に嵌め込まれ、カバー121がアーム本体120にボルト123で締結された状態において、封止材122の封止面は、アーム本体120の平面1201に圧接されている。このように、アーム本体120と、カバー121と、再利用可能な封止材122と、ボルト123と、から封止構造が構成されており、本実施の形態のロボットアームの封止構造は、封止材のシール性が低下した場合に、新品の封止材に交換する必要がなく、封止材を一度は再利用できる上に、特許文献1の構造における枠体及び接着剤層は不要であり、部品点数を削減でき、組付コストも低減できるという効果を奏する。
続いて、本実施の形態における封止材122の製造方法について図9から図11を用いて説明する。図9は、実施の形態における封止材122の製造工程で使用する製造装置の説明図を示している。
図9に示す製造装置は、押出成形機2と、冷却器3と、引取機4と、切断機5と、を含む。
押出成形機2は、原料供給用のホッパ20と、原料を加熱して溶かすヒータ21と、溶けた原料を押し出すスクリュ22と、溶けた原料の出口として成形用のダイス23と、を含む。ホッパ20に投入された原料は、スクリュ22で撹拌されながらヒータ21によって加熱されて溶け、溶けた原料はスクリュ22の回転によってスクリュ22の軸方向に押し出される。そして、詳細には後述するダイス23から溶けた原料が押し出されることによって、封止材122の断面を有する押出材が得られる。
図10は、実施の形態における封止材122を押出成形する押出成形機2のダイス23の正面図である。図10に示すように、押出成形機2のダイス23は、封止材122の断面形状に対応した開口230を有する。具体的には、開口230は、封止材122の第1突出部1221の第1辺1224に対応する第1開口辺231と、封止材122の第2突出部1222の第2辺1225に対応する第2開口辺232と、第1突出部1221の頂面に対応する第3開口辺233と、第2突出部1222の頂面に対応する第4開口辺234と、第1突出部1221の谷部1226の側の辺に対応する第5開口辺235と、第2突出部1222の谷部1226の側の辺に対応する第6開口辺236と、により定められている。
つまり、第1開口辺231の長さL1´は、第1突出部1221の第1辺1224の長さL1とほぼ等しく、第2開口辺232の長さL2´は、封止材122の第2突出部1222の第2辺1225の長さL2とほぼ等しい。また、第3開口辺233の長さL3´は、第1突出部1221の頂面の長さL3とほぼ等しく、第4開口辺234の長さL4´は、第2突出部1222の頂面の長さL4とほぼ等しい。そして、第5開口辺235の長さL5´は、第1突出部1221の谷部1226の側の長さL5とほぼ等しく、第6開口辺236の長さL6´は、第2突出部1222の谷部1226の側の長さL6とほぼ等しい。また、第1開口辺231と第2開口辺232との成す角は90°である。そして、第1開口辺231と第2開口辺232との接点と、第5開口辺235と第6開口辺236との接点と、を結んだ線に対して、開口230は線対称である。なお、長さL1´から長さL6´は、冷却による押出材の収縮を考慮して、長さL1から長さL6のそれぞれに対して若干長く設定されている。
押出成形機2のダイス23の開口230から押し出された押出材は、冷却器3内の冷却水により冷却され、引取機4によって引き取られる。そして、切断機5により押出材は所定の長さに切断される。そして、切断された押出材の両方の端部1223を接着剤などにより接合することによって、封止材122が形成される。
図11は、実施の形態における封止材122の製造工程を示すフローチャートである。図11に示すように、ステップS1の押出成形工程にて、押出成形機2のダイス23の開口230から溶けた原料を押し出し、引取機4によって引き取りながら上述したL字断面形状を有する押出材を冷却器3内の冷却水により冷却する。そして、ステップS2の切断工程にて、冷却後の押出材を切断機5によって所定の長さに切断する。そして、ステップS3の接続工程にて、ステップS2で切断された押出材の両方の端部1223を接着剤などにより接合する。
このように押出成形によって封止材122が製造されるため、押出材である封止材122の表面は平滑面となる。これにより、特許文献1のパッキンを成形するのに必要な打ち抜き型は不要であり、型抜きによる廃材も生じないため、封止材122の部品コストを低減できるという効果を奏する。また、打ち抜き成形では、打ち抜いた面には気泡ができてしまうため封止幅が減少するが、封止材122は押出成形で製造された押出材となるため、封止材122の表面に気泡ができることなく、気泡による封止幅の減少がない。そのため、押出成形によって製造した封止材122では、封止材122の封止面を小さくしても十分なシール性を持たせることができるという効果を奏する。
変形例.
上述の実施の形態では、封止材122の第1突出部1221を嵌め込むための溝部1213と、封止材122の第2突出部1222を嵌め込むための凹部1212と、をカバー121に設け、封止材122の封止面に圧接する平面1201(被封止面)をアーム本体120に設けたロボットアームの封止構造について説明した。しかし、凹部1212及び溝部1213をカバー121に設けることに限定されず、凹部及び溝部をアーム本体120に設けてもよい。凹部及び溝部をアーム本体120に設けた場合、封止材122の封止面に圧接する平面(被封止面)をカバー121に設ければよい。このようにしても、アーム本体120と、カバー121と、封止材122と、ボルト123と、から封止構造が構成されることに変わりはなく、特許文献1に対して部品点数を削減でき、組付コストも低減できるという効果を奏する。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1 ロボット、2 押出成形機、3 冷却器、4 引取機、5 切断機、11 基台、12,13,14 アーム、15 リスト、120 アーム本体、121 カバー、122 封止材、123 ボルト、1201 平面、1202 収容部、1203 第1締結孔、1211 取付面、1212 凹部、1213 溝部、1214 壁部、1215 第2締結孔、1221 第1突出部、1222 第2突出部、1223 端部、1224 第1辺、1225 第2辺、1226 谷部、 20 ホッパ、21 ヒータ、22 スクリュ、23 ダイス、230 開口、231 第1開口辺、232 第2開口辺、233 第3開口辺、234 第4開口辺、235 第5開口辺、236 第6開口辺

Claims (10)

  1. 環状の封止材であって、
    前記封止材の内径側において、基部から径方向に対し垂直な方向に突出する第1突出部と、
    前記基部から前記封止材の外径方向に突出する第2突出部と、
    を含み、
    前記封止材の断面視において、前記第1突出部の内側面と、前記第2突出部の下面と、を有し、
    前記第1突出部の前記内側面及び前記第2突出部の前記下面はともに、同じ被封止面に対する封止機能を有する封止面である、
    封止材。
  2. 前記第1突出部と前記第2突出部との位置関係を入れ替える前には、前記第2突出部の前記下面が前記被封止面に対する前記封止面となり、
    前記第1突出部と前記第2突出部との位置関係を入れ替えた後には、前記第1突出部の前記内側面が前記下面に位置することで前記被封止面に対する前記封止面となる、
    請求項1に記載の封止材。
  3. 前記封止材の断面視において、前記第1突出部の前記内側面における第1辺と、前記第2突出部の前記下面における第2辺と、を有し、
    前記第1突出部を前記第2突出部側へ90度回転させた際に、前記第1辺を含む面が前記被封止面に対する前記封止面となる、
    請求項1又は2に記載の封止材。
  4. 前記封止材の断面視において、前記第1突出部の前記内側面における第1辺と、前記第2突出部の前記下面における第2辺と、を有し、
    前記第1辺の長さと、前記第2辺の長さと、が等しい、
    請求項1又は2に記載の封止材。
  5. 前記第1突出部と前記第2突出部との間には谷部が形成され、
    前記封止材の断面視において、前記封止材は、前記第1辺と前記第2辺との接点と、前記谷部と、を結んだ線に対して線対称である、
    請求項4に記載の封止材。
  6. 前記第1辺と前記第2辺との成す角は90度である、
    請求項4又は5に記載の封止材。
  7. 前記封止材の断面視において、前記第1突出部の幅と前記第2突出部の幅は等しい、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の封止材。
  8. 前記第1突出部の前記内側面及び前記第2突出部の前記下面はともに、平滑面である、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の封止材。
  9. ロボットを構成し、第1締結孔を有するアーム本体と、
    第2締結孔を有し、前記アーム本体に取り付けられるカバーと、
    前記アーム本体と前記カバーとの間に配置される請求項1から8のいずれか一項に記載の封止材と、
    前記第1締結孔と前記第2締結孔とに挿入され、前記カバーを前記アーム本体に締結するボルトと、
    を備え、
    前記アーム本体と前記カバーのいずれか一方は、前記第1突出部を嵌め込むための溝部と、前記第2突出部を嵌め込むための凹部と、有し、
    前記アーム本体と前記カバーのいずれか他方は、前記封止材の前記封止面に接し、前記被封止面である平面を有し、
    前記第1突出部は前記溝部に嵌め込まれ、前記第2突出部は前記凹部に嵌め込まれ、前記カバーが前記アーム本体に前記ボルトで締結された状態において、前記封止材の前記封止面は、前記平面に圧接されている、
    ロボットアームの封止構造。
  10. 請求項1から8のいずれか一項に記載の封止材の断面形状に対応した開口を有するダイスから原料を押し出して押出材を形成する押出成形工程と、
    前記押出成形工程にて押し出された前記押出材を切断する切断工程と、
    前記切断工程にて切断された前記押出材の両方の端部を接合する接続工程と、
    を備える封止材の製造方法。
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