JP6239422B2 - コネクタ首下部の保護構造及び保護方法 - Google Patents
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コネクタの首下部に、シート状の保護材が巻き付けられて、コネクタの空きキャビティに、コネクタの首下部保護用具の端部が差し込み連結され、コネクタの首下部保護用具がワイヤハーネスに沿ってコネクタから突出して、保護材とコネクタの首下部保護用具とに跨がってテープ巻きされていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、コネクタの首下部保護用具における被係止部は、周方向の全周に亘って形成される溝であることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、コネクタの首下部保護用具におけるコネクタからの突出側に、ワイヤハーネスごとテープ巻きされる小径部が端部を除いて形成されていることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、ワイヤハーネスに接続されるコネクタのキャビティに差し込み可能な棒状体で、差し込み側の端部に、キャビティに設けた端子用のロック部が係止可能な被係止部を有してなり、キャビティへの差し込み状態で、ワイヤハーネスに沿ってコネクタからの突出状態でコネクタに連結されるコネクタの首下部保護用具が用いられるコネクタ首下部の保護構造であって、
コネクタの首下部保護用具におけるコネクタからの突出端部に、コネクタの首下部に巻回した保護材に係止可能なフックが形成されており、コネクタの首下部に、シート状の保護材が巻き付けられて、コネクタの空きキャビティに、コネクタの首下部保護用具の端部が差し込み連結されると共に、フックが保護材の端部に係止していることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4の構成において、コネクタの首下部保護用具における被係止部は、周方向の全周に亘って形成される溝であることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、ワイヤハーネスに接続されるコネクタのキャビティに差し込み可能な棒状体で、差し込み側の端部に、キャビティに設けた端子用のロック部が係止可能な被係止部を有してなり、キャビティへの差し込み状態で、ワイヤハーネスに沿ってコネクタからの突出状態でコネクタに連結されるコネクタの首下部保護用具を用いたコネクタ首下部の保護方法であって、
コネクタの首下部に、シート状の保護材を巻き付けて、コネクタの空きキャビティに、コネクタの首下部保護用具の端部を差し込んで連結し、コネクタの首下部保護用具をワイヤハーネスに沿ってコネクタから突出させて、保護材とコネクタの首下部保護用具とに跨がってテープ巻きすることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、ワイヤハーネスに接続されるコネクタのキャビティに差し込み可能な棒状体で、差し込み側の端部に、キャビティに設けた端子用のロック部が係止可能な被係止部を有してなり、キャビティへの差し込み状態で、ワイヤハーネスに沿ってコネクタからの突出状態でコネクタに連結されるコネクタの首下部保護用具を用いたコネクタ首下部の保護方法であって、
コネクタの首下部保護用具におけるコネクタからの突出端部に、コネクタの首下部に巻回した保護材に係止可能なフックが形成されており、コネクタの首下部に、シート状の保護材を巻き付けて、コネクタの空きキャビティに、コネクタの首下部保護用具の端部を差し込んで連結すると共に、フックを保護材の端部に係止させることを特徴とするものである。
[形態1]
図1は、コネクタの首下部保護用具の一例である固定バーを示す説明図で、この固定バー1は、絶縁材料(例えばポリプロピレンやポリエチレン等の樹脂)により成形される横断面円形の棒状体で、一端部寄りの表面には、軸方向での幅が小さい被係止部としての溝2が全周に亘って形成されている。また、他端部側の略半分は、端部4を除いて径の小さい小径部3となっている。端部4は、一端部側よりも一回り径が大きくなっている。
まず図2(A)に示すように、首下部12よりも短手寸法が大きく、片面に粘着部を有する矩形シート状の保護材14を、一方の長手辺がコネクタ11の端面に位置する状態で巻き付ける。すると、同図(B)に示すように、首下部12からワイヤハーネス10にかけて保護材14で覆われる。
また、横断面円形に限らず、キャビティの形状に合わせて横断面四角形や正方形とすることもできるし、コネクタへの差し込み部分を除く突出側をワイヤハーネスの側面に沿った横断面円弧状とすることもできる。
さらに、コネクタの空きキャビティの数によっては固定バーを1本でなく複数本用いて、ワイヤハーネスの周囲に突出させた複数の固定バーごとワイヤハーネスをテープ巻きすることも可能である。
[形態2]
図5(A)に示す固定バー1Aは、一端部に溝2を備えた横断面円形の棒状体であるのは形態1と同様であるが、他端部に折り返し形成されたフック5を備える点が異なっている。
この固定バー1Aを用いてコネクタ11の首下部12を保護する場合、同図(B)に示すように、首下部12に保護材14を巻き付けた状態で、コネクタ11の空きキャビティ11aに固定バー1Aの一端部を差し込んでロック部11bに溝2を係止させると共に、フック5を保護材14の端部に係止させる。すると、同図(C)に示すように、保護材14は、コネクタ11に連結される固定バー1Aに係止されることで、ずれるおそれがなくなる。
また、固定バーを複数本用いてワイヤハーネスごとテープ巻きすることもできる。
図6(A)に示す固定バー1Bは、一端部に被係止部となる凹部6を備えた横断面四角形状の棒状体で、上面に粘着部を備えた保護材14の長手方向の中央に、溶着等によって他端部側が連結されて保護材14と一体化されている。
この固定バー1Bを、同図(B)に示すように、コネクタ11の空きキャビティ11aに一端部を差し込んでロック部11bに凹部6を係止させて、保護材14を固定バー1Bごと首下部12に巻き付ける。すると、同図(C)に示すように、保護材14は、一体化した固定バー1Bがコネクタ11に連結されることで、ずれるおそれがなくなる。
また、固定バーと保護材との結合も、溶着以外に、接着剤を用いたり、保護材の粘着部を利用したり等、結合手段は上記形態に限定されない。
Claims (7)
- ワイヤハーネスに接続されるコネクタのキャビティに差し込み可能な棒状体で、差し込み側の端部に、前記キャビティに設けた端子用のロック部が係止可能な被係止部を有してなり、前記キャビティへの差し込み状態で、前記ワイヤハーネスに沿って前記コネクタからの突出状態で前記コネクタに連結されるコネクタの首下部保護用具が用いられるコネクタ首下部の保護構造であって、
前記コネクタの首下部に、シート状の保護材が巻き付けられて、前記コネクタの空きキャビティに、前記コネクタの首下部保護用具の端部が差し込み連結され、前記コネクタの首下部保護用具が前記ワイヤハーネスに沿って前記コネクタから突出して、前記保護材と前記コネクタの首下部保護用具とに跨がってテープ巻きされていることを特徴とするコネクタ首下部の保護構造。 - 前記コネクタの首下部保護用具における前記被係止部は、周方向の全周に亘って形成される溝であることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ首下部の保護構造。
- 前記コネクタの首下部保護用具における前記コネクタからの突出側に、前記ワイヤハーネスごとテープ巻きされる小径部が端部を除いて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ首下部の保護構造。
- ワイヤハーネスに接続されるコネクタのキャビティに差し込み可能な棒状体で、差し込み側の端部に、前記キャビティに設けた端子用のロック部が係止可能な被係止部を有してなり、前記キャビティへの差し込み状態で、前記ワイヤハーネスに沿って前記コネクタからの突出状態で前記コネクタに連結されるコネクタの首下部保護用具が用いられるコネクタ首下部の保護構造であって、
前記コネクタの首下部保護用具における前記コネクタからの突出端部に、前記コネクタの首下部に巻回した保護材に係止可能なフックが形成されており、
前記コネクタの首下部に、シート状の前記保護材が巻き付けられて、前記コネクタの空きキャビティに、前記コネクタの首下部保護用具の端部が差し込み連結されると共に、前記フックが前記保護材の端部に係止していることを特徴とするコネクタ首下部の保護構造。 - 前記コネクタの首下部保護用具における前記被係止部は、周方向の全周に亘って形成される溝であることを特徴とする請求項4に記載のコネクタ首下部の保護構造。
- ワイヤハーネスに接続されるコネクタのキャビティに差し込み可能な棒状体で、差し込み側の端部に、前記キャビティに設けた端子用のロック部が係止可能な被係止部を有してなり、前記キャビティへの差し込み状態で、前記ワイヤハーネスに沿って前記コネクタからの突出状態で前記コネクタに連結されるコネクタの首下部保護用具を用いたコネクタ首下部の保護方法であって、
前記コネクタの首下部に、シート状の保護材を巻き付けて、前記コネクタの空きキャビティに、前記コネクタの首下部保護用具の端部を差し込んで連結し、前記コネクタの首下部保護用具を前記ワイヤハーネスに沿って前記コネクタから突出させて、前記保護材と前記コネクタの首下部保護用具とに跨がってテープ巻きすることを特徴とするコネクタ首下部の保護方法。 - ワイヤハーネスに接続されるコネクタのキャビティに差し込み可能な棒状体で、差し込み側の端部に、前記キャビティに設けた端子用のロック部が係止可能な被係止部を有してなり、前記キャビティへの差し込み状態で、前記ワイヤハーネスに沿って前記コネクタからの突出状態で前記コネクタに連結されるコネクタの首下部保護用具を用いたコネクタ首下部の保護方法であって、
前記コネクタの首下部保護用具における前記コネクタからの突出端部に、前記コネクタの首下部に巻回した保護材に係止可能なフックが形成されており、
前記コネクタの首下部に、シート状の前記保護材を巻き付けて、前記コネクタの空きキャビティに、前記コネクタの首下部保護用具の端部を差し込んで連結すると共に、前記フックを前記保護材の端部に係止させることを特徴とするコネクタ首下部の保護方法。
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