JP6237121B2 - 遊技機用操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば遊技機に搭載されて遊技者によって操作される遊技機用操作装置に関する。
近年、ぱちんこ遊技機等においては、ほとんどの機種で、遊技者自身が操作する押圧式の演出ボタンが搭載されてその遊技演出に供されている(例えば、特許文献1を参照)。例えば、遊技過程において、遊技機の演出表示装置上で装飾図柄がリーチ状態となった所定のタイミングで演出ボタンの操作に応じて演出の切り換えを行わせたり、演出表示装置上に複数の選択肢を表示して演出ボタンの操作に応じていずれかの選択肢を選択させたりするなどして、遊技者を積極的に遊技に参加させるようにしている。
特開2009−172216号公報
しかしながら、演出ボタン自体は常に定まった形状を呈しているため、ボタン操作が非常に単調となり、遊技者が演出ボタンを操作することに飽きてしまい、演出ボタンによる演出効果が低下するという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ボタン操作が単調となるのを防止して演出効果を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
このような目的達成のために、本発明に係る遊技機用操作装置は、所定の遊技領域内に設けられた始動口に遊技球が入球したことを契機として当否抽選が実行され、当該抽選の結果を示す所定の図柄が図柄表示手段において変動表示される構成の遊技機において、互いに押圧操作が可能な主操作部(例えば、実施形態における第1ボタン部110)および副操作部(例えば、実施形態における第2ボタン部120および第3ボタン部130)を組み合わせてなる操作部(例えば、実施形態における操作ボタン101)と、主操作部および副操作部を押圧方向に沿って移動自在に支持するとともに、主操作部および副操作部を互いに近接又は離間する方向に相対移動自在に支持する支持部材(例えば、実施形態におけるケース体140)と、主操作部および副操作部を互いに近接又は離間する方向に相対移動自在に駆動する駆動手段(例えば、実施形態におけるボタン駆動手段150)と、主操作部および副操作部が押圧操作されたことを検出する検出手段(例えば、実施形態における操作検出センサF1,F2,F3)とを備え、駆動手段により駆動された主操作部および副操作部の相対位置に応じて、操作部の外観形状を変化せしめるように構成され、図柄の一変動表示中に操作部の外観形状を段階的に変化させ、各段階の何れかにおいて操作部の押圧操作を有効とし、操作部が押圧操作される段階ごとに当該操作後に実行される演出内容が異なるように構成される
本発明に係る遊技機用操作装置によれば、演出効果を高めて遊技の興趣を向上させることが可能である。
本実施形態に係る、ぱちんこ遊技機の正面図である。 上記ぱちんこ遊技機の背面図である。 第1実施形態に係る演出ボタン装置の斜視図である。 第1実施形態に係る演出ボタン装置において各ボタン部の突出状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る演出ボタン装置において第1ボタン部が押圧操作された状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る演出ボタン装置において第2ボタン部が押圧操作された状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る演出ボタン装置において第3ボタン部が押圧操作された状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る演出ボタン装置における操作ボタンの演出姿勢を示す斜視図である。 第1実施形態に係る演出ボタン装置におけるボタン予告演出の具体例(1)を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る演出ボタン装置におけるボタン予告演出の具体例(2)を説明するための模式図である。 第1実施形態に係る演出ボタン装置の変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係る演出ボタン装置における操作ボタンの演出姿勢を示す斜視図である。 第2実施形態に係る演出ボタン装置の斜視図である。 第2実施形態に係る演出ボタン装置の正面図であり、(a)は連結状態、(b)は分離状態を示す。 第2実施形態に係る演出ボタン装置の駆動系を示す斜視図である。 第2実施形態に係る演出ボタン装置の断面図である。 第2実施形態に係る演出ボタン装置の変形例を示す斜視図である。 第2実施形態に係る演出ボタン装置の変形例を示す正面図であり、(a)は連結状態、(b)は分離状態を示す。 第2実施形態に係る演出ボタン装置の変形例を底面側から見た斜視図である。 第2実施形態に係る演出ボタン装置の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
[ぱちんこ遊技機の全体構成]
本発明に係る遊技機の代表例として、ぱちんこ遊技機PMの正面図及び背面図を図1及び図2に示しており、まず始めに、この図を参照して、ぱちんこ遊技機PMの全体構成について概要説明する。
始めに、図1を参照しながら、ぱちんこ遊技機PMの正面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成された縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠をなす前枠2が互いの正面左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3により横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側縁部に設けられたダブル錠と称される施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉鎖状態に保持される。
前枠2には、この前枠2の上部前面域に合わせた方形状のガラス枠5が上下のヒンジ機構3を利用して横開き開閉および着脱可能に組み付けられ、施錠装置4を利用して常には前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。前枠2には、遊技盤20が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持されるガラス枠5の複層ガラスを通して遊技盤20の正面の遊技領域PAを視認可能に臨ませるようになっている。
ガラス枠5の前面側には、遊技の展開状況に応じて発光する演出ランプ10や、遊技の展開状況に応じて効果音を発生するスピーカ11が設けられている。ガラス枠5の下部には遊技球を貯留する上下の球皿(上球皿8及び下球皿9)が設けられており、上球皿8の前面側には遊技者による押圧操作が可能な演出ボタン装置100(200,300,400)が設けられ、下球皿9の正面右側には遊技球の発射操作を行うための発射ハンドル12が設けられている。
遊技盤20は、ルータ加工等を施した矩形状の積層合板に、所定の図柄が印刷されたセルを貼り付けて成型される化粧板を基板として構成される。遊技盤20の前面には、外レール及び内レールが円弧状に固設されて遊技球が転動可能な略円形の遊技領域PAが区画形成され、この遊技領域PAに風車や多数本の遊技釘とともに、第1始動口61、第2始動口62、作動ゲート63、大入賞口64、などの各種入賞口の他、第1特別図柄表示装置71、第2特別図柄表示装置72、普通図柄表示装置75、などの各種表示装置が設けられている。遊技領域PAの略中央にはセンター飾り22が配設されており、このセンター飾り22の中央開口を通して演出表示装置(例えば、液晶パネル)70の画面が視認可能に設けられている。遊技領域PAの下端には各入賞口に入球せずに転動流下した遊技球を遊技盤20の裏側へ排出するアウト口29が設けられている。
センター飾り22は、演出表示装置70の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置70の画面の保護、装飾等の機能を有する。センター飾り22には、遊技の展開状況に応じた演出動作を実行する可動役物24などが設けられている。
続いて、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機PMの背面側の基本構造を説明する。前枠2の背面側には、中央に前後連通する窓口を有して前枠2よりも幾分小型の矩形枠状に形成された基枠体をベースとしてなる裏セット盤30が、上下のヒンジ機構3を介して前枠2後方に横開き開閉及び着脱が可能に連結されている。この裏セット盤30には、前面開放の矩形箱状をなす裏セットカバー30Cが着脱自在に装着されており、常には前枠2に取り付けられた遊技盤20の裏面側を覆って配設されている(これにより後述する主制御基板41及び演出制御基板42が裏セットカバー30Cにより覆われる)。
裏セット盤30の各部には、多数個の遊技球を貯留する貯留タンク31、貯留タンク31から右方に緩やかな下り傾斜を有して延びるタンクレール32、タンクレール32の右端部に繋がり下方に延びる球供給通路部33、球供給通路部33により導かれた遊技球を払い出す賞球払出ユニット34、賞球払出ユニット34から払い出された遊技球を上球皿8に導くための賞球通路部35などが設けられている。
遊技盤10の背面側には、ぱちんこ遊技機PMの作動を統括的に制御する主制御基板(主制御基板ユニット)41や、遊技展開に応じた画像表示、効果照明、効果音等の演出全般の制御を行う演出制御基板(演出制御基板ユニット)42などが取り付けられている。これに対して、裏セット盤30の背面側には、遊技球の発射及び払い出しに関する制御を行う払出制御基板(払出制御基板ユニット)43や、遊技施設側から受電して各種制御基板や電気・電子部品に電力を供給する電源基板(電源基板ユニット)44などが取り付けられている。なお、これらの制御基板は、不正改造防止のため、カシメ構造及び封印構造を有する透明樹脂製の基板ケースに収容されたアッセンブリ状態で遊技盤20背面又は裏セット盤30背面の所定位置にそれぞれ配設される。これらの制御基板とぱちんこ遊技機PM各部の電気・電子部品とがハーネス(コネクタケーブル)で接続されて、ぱちんこ遊技機PMが作動可能に構成されている。
主制御基板41は、主として第1始動口61又は第2始動口62への遊技球の入球を契機とした当否抽選、特別図柄の停止図柄・変動パターン(変動時間)の選択、第1特別図柄表示装置71及び第2特別図柄表示装置72への図柄の変動表示、各入賞口への入賞を契機とした賞球払出決定、演出制御基板42および払出制御基板43への制御コマンドの送信等を実行する。
演出制御基板42は、主制御基板41からの制御コマンドの受信、装飾図柄の停止図柄の決定、変動演出パターンおよび予告演出パターン等の決定、各種の演出装置(演出表示装置70、演出ランプ10、スピーカ11、可動役物24、演出ボタン装置100など)の駆動制御等を実行する。
ぱちんこ遊技機PMは、外枠1が遊技施設の遊技島(設置枠台)に固定設置され、前枠2、ガラス枠5等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、上球皿8に遊技球を貯留させて発射ハンドル12を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル12が回動操作されると、上球皿8に貯留された遊技球が、ガラス枠5の背面側に配設される球送り機構によって1球ずつ発射機構に送り出され、発射機構により遊技領域PAに打ち出されて、以降パチンコゲームが展開される。
遊技領域PAを転動流下する遊技球が、第1始動口61、第2始動口62、作動ゲート63、大入賞口64などの各入賞口に入球すると、その入賞口の種別に応じた賞球が賞球払出ユニット33により上球皿8又は下球皿9に払い出される。遊技球が第1始動口61又は第2始動口62に入球すると、第1特別図柄表示装置71又は第2特別図柄表示装置72において特別図柄が変動表示されるとともに、演出表示装置70において装飾図柄が変動表示される。特別図柄、装飾図柄の変動表示は、先だって抽選によって決定された変動時間の経過後に停止される。ここで、図柄の変動表示中に所定の条件が成立した場合(例えば、リーチ状態となったとき)には、演出表示装置70上において、予告演出として、演出ボタン装置100(200,300,400)のボタンの画像が表示されるとともに、「ボタンをプッシュしよう」というメッセージが表示され、遊技者に対してボタンの操作が指示される。例えば、当該変動における相対的な大当りの信頼度に応じて、演出ボタン装置100(200,300,400)を駆動させて、ボタンの外観形状を変化させたり、ボタンを可動演出役物として演出的に動作させる。そして、遊技者による操作入力を契機として、大当りとなる可能性及びその確率を示唆する演出画像が演出表示装置70上に表示される。停止後の特別図柄が大当たりを示す図柄である場合、演出表示装置70上では3つの図柄が一致した表示態様がとられる。図柄が大当たり図柄で停止すると、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技が実行される。特別遊技は、大入賞口64の開閉動作を複数回連続して継続する遊技であり、1回の開閉を単位とした複数回のラウンド遊技で構成される。特別遊技へ移行するときは、特別遊技状態への移行を示す確定演出又は示唆演出として、演出ボタン装置100(200,300,400)においてボタンが発光制御されながら上下方向又は左右方向に演出動作される。そして、その単位遊技の設定ラウンド数(例えば、15ラウンド又は2ラウンド)を消化したときに特別遊技が終了することとなる。
[多段型の演出ボタン装置]
次に、第1実施形態に係る演出ボタン装置100の構成について、図3〜図8を参照しながら説明する。この演出ボタン装置100は、ぱちんこ遊技機PMで所定の演出が実行されている際に(例えば、演出表示装置70の画面に所定の予告演出が表示されている際に)、実行中の演出に呼応した操作を遊技者に行わせるためのものである。以降においては、説明の便宜上、上下及び左右前後の方向を、ぱちんこ遊技機PMへの取付状態として、図3の状態を基準として定義し、図3に示す矢印の方向をそれぞれ前後、左右、上下と称して説明する。
演出ボタン装置100は、大別的には、遊技者によって下方へ押圧操作される三つのボタン部110,120,130を組み合わせてなる操作ボタン101と、各ボタン部110,120,130を上下動自在に支持するケース体140と、各ボタン部110,120,130を非操作位置と操作位置との間で上下動させるボタン駆動手段150と、各ボタン部110,120,130が非操作位置から操作位置へ押圧操作されたことを検出する操作検出手段160とを主体として構成されており、操作ボタン101を該遊技機PMの前面側に露出させた状態で配置することで、遊技者による押圧操作が可能となっている。本実施形態では、三つのボタン部110,120,130を互いに組み合わせることで多段型の操作ボタン101が形成されており、各ボタン部110,120,130の相対位置が変位することで、操作ボタン101の外観形状が変化するとともに、三つのボタン部110,120,130を一体的に押圧操作可能な状態と、個別独立して押圧操作可能な状態とに切り替わる。
第1ボタン部110は、下方に開口を有する有底円筒状に形成されて押圧操作の際に遊技者の手指に接触する部位となる第1操作部111と、この第1操作部111の下面開口を閉止する円盤状の第1連結体112とを有してなり、常には後述のコイルバネ151の弾性力によって押圧操作が可能な非操作位置に配設されている。第1ボタン部110内には、第1ボタン部110を電飾するためのLED等の発光体113を備えた発光基板114が搭載されている。この発光体113としては表面実装(SMD)型のフルカラーLEDが適用され、例えば操作ボタン101の操作が有効とされる操作有効期間において点灯又は点滅表示される。第1操作部111には、この第1操作部111の下端縁側から外向きに突出して抜け止めとして作用する第1鍔部111aが設けられており、この第1鍔部111aの外側先端には第1ボタン部110が押圧されたことを検出するための部位である第1被検出片111bが一体的に設けられている。
第2ボタン部120は、上下に開口を有する円筒状に形成されて押圧操作の際に遊技者の手指に接触する部位となる第2操作部121と、この第2操作部121の下面開口を閉止する円盤状の第2連結体122とを有してなり、常には後述のコイルバネ152の弾性力によって押圧操作が可能な非操作位置に配設されている。第2ボタン部120には、第1操作部111よりも僅かに大径に形成された円孔状の上部開口が形成されており、この上部開口を通じて第1ボタン部110が上下に進退可能となっている。第2操作部121には、この第2操作部121の下端縁側から外向きに突出して抜け止めとして作用する第2鍔部121aが設けられており、この第2鍔部121aの外側先端には第2ボタン部120が押圧されたことを検出するための部位である第2被検出片121bが一体的に設けられている。
第3ボタン部130は、上下に開口を有する円筒状に形成されて押圧操作の際に遊技者の手指に接触する部位となる第3操作部131と、この第3操作部131の下面開口を閉止する円盤状の第3連結体132とを有してなり、常には後述のコイルバネ153の弾性力によって押圧操作が可能な非操作位置に配設されている。第3ボタン部130には、第2操作部121よりも僅かに大径に形成された円孔状の上部開口が形成されており、この上部開口を通じて第2ボタン部120が上下に進退可能となっている。第3操作部131には、この第3操作部131の下端縁側から外向きに突出して抜け止めとして作用する第3鍔部131aが設けられており、この第3鍔部131aの外側先端には第3ボタン部130が押圧されたことを検出するための部位である第3被検出片131bが一体的に設けられている。
ケース体140は、上下に開口を有して中空円筒状をなすケース基部141と、このケース基部141の下面開口を閉止して取り付けられるケース底蓋142とを有してなり、その内部には各ボタン部110,120,130およびボタン駆動手段150等を収容可能な内部空間が画成されている。このケース体140は、例えばネジ等の固定手段を用いて上球皿8の上面側に取り付けられる。ケース基部141には、第3操作部131よりも僅かに大径に形成された円孔状の上部開口が形成されており、この上部開口を通じて各ボタン部110〜130が上下に進退可能となっている。ケース底蓋142には、ボタン駆動手段150の第3ソレノイドS3を垂直姿勢で保持するための保持フレーム143が設けられている。
ボタン駆動手段150は、その駆動方向を第1ボタン部110の移動方向と一致させた状態で第2連結体122に設けられた第1ソレノイドS1と、その駆動方向を第2ボタン部120の移動方向と一致させた状態で第3連結体132に設けられた第2ソレノイドS2と、その駆動方向を第3ボタン部130の移動方向と一致させた状態で保持フレーム143に設けられた第3ソレノイドS3とを備えてなる。各ソレノイドS1,S2,S3は、内蔵された電磁コイル(図示せず)によって軸方向に進退駆動されるプランジャP1,P2,P3を備えた電動アクチュエータである。各プランジャP1,P2,P3の先端には、各ボタン部110,120,130が固定されている。各ソレノイドS1,S2,S3の本体と各ボタン部110,120,130との間には、各プランジャP1,P2,P3の外周に巻回され当該プランジャP1,P2,P3を伸長方向に常時付勢するためのコイルバネ151,152,153が介装されている。
このようなソレノイドS1,S2,S3は、内蔵された不図示の電磁コイルが通電されると、この電磁コイルが励起してプランジャP1,P2,P3を収縮方向に退避させ、このプランジャP1,P2,P3の先端に連結されたボタン部110,120,130をコイルバネ151,152,153の付勢力に抗してソレノイドS1,S2,S3の本体に接近する方向(下方向)に移動させる。一方、電磁コイルへの通電が遮断されると、コイルバネ151,152,153の付勢力によってプランジャP1,P2,P3が伸長方向に突出して、このプランジャP1,P2,P3の先端に連結されたボタン部110,120,130をソレノイドS1,S2,S3の本体から離間する方向(上方向)へ移動させる。
従って、各ボタン部110,120,130は、ソレノイドS1,S2,S3が非通電状態のときは、コイルバネ151,152,153の付勢力を受けて上端の非操作位置に存在し、遊技者により押圧操作されるか又はソレノイドS1,S2,S3が通電状態に切り換えられてプランジャP1,P2,P3が後退することにより、コイルバネ151,152,153の付勢力に抗して操作位置へ移動するようになっている。
操作検出手段160は、操作ボタン101が押圧操作されたことを検出するための検出器として、第1ボタン部110が操作位置に存在することを検出する第1操作検出センサF1と、第2ボタン部120が操作位置に存在することを検出する第2操作検出センサF2と、第3ボタン部130が操作位置に存在することを検出する第3操作検出センサF3とを備えてなる。各操作検出センサF1,F2,F3は、光を発光する発光素子と、この発光素子からの光を受光する受光素子とを有し、対応する被検出片111b,121b,131bを挿入可能な間隙を有して略コ字形に配置されたフォトセンサからなる。各操作検出センサF1,F2,F3は、各ボタン部110,120,130が操作されず被検出片111b,121b,131bが当該センサF1,F2,F3の発光素子と受光素子との間に介在していない(遮光されていない)ときはオフとなり、各ボタン部110,120,130が下方向に押圧操作されて被検出片111b,121b,131bが当該センサF1,F2,F3の発光素子と受光素子との間に介在している(遮光している)ときにオンとなる。なお、この操作検出センサF1,F2,F3の検出信号(オン/オフ信号)は演出制御基板42に入力され、演出制御基板42において各ボタン部110,120,130のオン/オフ操作が検出されるようになっている。
続いて、演出ボタン装置100の作用について説明する。かかる構成の演出ボタン装置100において、図4に示すように、各ボタン部110,120,130が非操作位置にある状態では、各ボタン部110,120,130はケース体140の上面開口から多段状に突出しており、遊技者による押圧操作が可能となっている。このとき、各操作検出センサF1,F2,F3は各ボタン部110,120,130の被検出片111b,121b,131bを検出しておらずオフとなっている。
図5に示すように、遊技者が第1ボタン部110を押圧操作して、第1ボタン部110が非操作位置にある状態からコイルバネ151の付勢力に抗して操作位置まで下降すると、第1操作検出センサF1が第1ボタン部110の第1被検出片111bを検出し、第1操作検出センサF1がオンとなる。この検出信号(オン信号)は演出制御基板42に入力され、演出制御基板42において、第1ボタン部110が押圧操作されたことが検出される。なお、第1ボタン部110が操作位置にある状態では、第1ボタン部110は第2ボタン部120の内部に退避して、第1ボタン部110の表面のみが第2ボタン部120の上面開口から露出することになる。
さらに、図6に示すように、遊技者が第2ボタン部120を押圧操作して、、第2ボタン部120が非操作位置にある状態からコイルバネ152の付勢力に抗して操作位置まで下降すると、第2操作検出センサF2が第2ボタン部120の第2被検出片121bを検出し、第2操作検出センサF2がオンとなる。この検出信号(オン信号)は演出制御基板42に入力され、演出制御基板42において第2ボタン部120が押圧操作されたことが検出される。なお、第2ボタン部120が操作位置にある状態では、第2ボタン部120は第3ボタン部130の内部に退避して、第1ボタン部110および第2ボタン部120の表面のみが第3ボタン部130の上面開口から露出することになる。
さらに、図7に示すように、遊技者が第3ボタン部130を押圧操作して、、第3ボタン部130が非操作位置にある状態からコイルバネ153の付勢力に抗して操作位置まで下降すると、第3操作検出センサF3が第3ボタン部130の第3被検出片131bを検出し、第3操作検出センサF3がオンとなる。この検出信号(オン信号)は演出制御基板42に入力され、演出制御基板42において第3ボタン部130が押圧操作されたことが検出される。なお、第3ボタン部130が操作位置にある状態では、第3ボタン部130はケース体140の内部に退避して、全てのボタン部110,120,130の表面のみがケース体140の上面開口から露出することになる。
そして、各ボタン部110,120,130から遊技者の手が離されると、各ボタン部110,120,130はコイルバネ151,152,153の復元力によって上方へ移動して元の非操作位置へそれぞれ復帰する。
また、かかる構成の演出ボタン装置100において、操作ボタン101は可動演出役物として演出動作することも可能である。すなわち、演出制御基板42による制御の基で、各ソレノイドS1,S2,S3を非通電状態にすることで各ボタン部110,120,130を上方へ突出動作させることができ、各ソレノイドS1,S2,S3を通電状態にすることで各ボタン部110,120,130を下方へ退避動作させることができる。そのため、各ソレノイドS1,S2,S3を通電状態/非通電状態に交互に切り換えることにより、各ボタン部110,120,130を演出的に上下に往復動作させることができる。
さらに、かかる構成の演出ボタン装置100において、操作ボタン101は多様な演出姿勢を取り得る。図8は各ボタン部110,120,130の取り得る演出姿勢を例示した模式図である。
まず、図8(A)に示すように、演出制御基板42による制御の基で全てのソレノイドS1,S2,S3を通電状態とすることで、全てのボタン部110,120,130がケース体140の内部に退避した状態となる。この演出姿勢(A)では、各ボタン部110,120,130の表面とケース体140の表面とが略面一となり、各ボタン部110,120,130の押圧操作が実質的に不可能な状態となる。
続いて、図8(B)に示すように、第1ソレノイドS1を非通電状態にするとともに、第2ソレノイドS2および第3ソレノイドS3を通電状態とすることで、第1ボタン部110のみがケース体140の外方へ突出した状態となる。この演出姿勢(B)では、遊技者は、第1ボタン部110のみを押圧操作が可能である。そのため、演出制御基板42においては、第1操作検出センサF1の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン101が押圧操作されたと判定する。
また、図8(C)に示すように、第2ソレノイドS2を非通電状態にするとともに、第1ソレノイドS1および第3ソレノイドS3を通電状態とすることで、第2ボタン部120が第1ボタン部110を内蔵した状態でケース体140の外方へ突出した状態となる。この演出姿勢(C)では、遊技者は、第2ボタン部120を第1ボタン部110と一体化した状態で押圧操作が可能である。そのため、演出制御基板42においては、第2操作検出センサF2の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン101が押圧操作されたと判定する。
また、図8(D)に示すように、第3ソレノイドS3を非通電状態にするとともに、第1ソレノイドS1および第2ソレノイドS2を通電状態とすることで、第3ボタン部130が第1ボタン部110および第2ボタン部120を内蔵した状態でケース体140の外方へ突出した状態となる。この状態では、遊技者は、第3ボタン部130を第1ボタン部110および第2ボタン部120と一体化した状態で押圧操作可能である。そのため、演出制御基板42においては、第3操作検出センサF3の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン101が押圧操作されたと判定する。
次いで、図8(E)に示すように、第1ソレノイドS1および第2ソレノイドS2を非通電状態にするとともに、第3ソレノイドS3を通電状態とすることで、第1ボタン部110および第2ボタン部130がケース体140の外方へ多段状に突出した状態となる。この状態では、遊技者は、第1ボタン部110および第2ボタン部120の両方を押圧操作可能である。そのため、演出制御基板42においては、第1操作検出センサF1および第2操作検出センサF2の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン101が押圧操作されたと判定する。
また、図8(F)に示すように、第1ソレノイドS1および第3ソレノイドS3を非通電状態にするとともに、第2ソレノイドS2を通電状態とすることで、第1ボタン部110および第3ボタン部130がケース体140の外方へ多段状に突出した状態となる。この状態では、遊技者は、第1ボタン部110および第3ボタン部130の両方を押圧操作可能である。そのため、演出制御基板42においては、第1操作検出センサF1および第3操作検出センサF3の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン101が押圧操作されたと判定する。
また、図8(G)に示すように、第2ソレノイドS2および第3ソレノイドS3を非通電状態にするとともに、第1ソレノイドS1を通電状態とすることで、第2ボタン部120および第3ボタン部130がケース体140の外方へ多段状に突出した状態となる。この状態では、遊技者は、第2ボタン部120および第3ボタン部130の両方を押圧操作可能である。そのため、演出制御基板42においては、第2操作検出センサF2および第3操作検出センサF3の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン101が押圧操作されたと判定する。
次いで、図8(H)に示すように、全てのソレノイドS1,S2,S3を非通電状態とすることで、全ボタン部110,120,130がケース体140の外方へ突出した状態となる。この状態では、遊技者は、全てのボタン部110,120,130を押圧操作可能である。そのため、演出制御基板42においては、全ての操作検出センサF1,F2,F3の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン101が押圧操作されたと判定する。
本実施形態では、演出表示装置における装飾図柄の変動表示と連動して大当りへの期待度の高さを予告的に示唆する予告演出として、遊技者介入型のボタン予告演出が設定されており、その予告演出の実行に際して、遊技者による操作ボタン101の操作入力を要求する入力画面(例えば、ボタンを示す画像)が表示される。遊技者がその入力要求に応じて操作有効期間内に操作ボタン101を操作した場合には、当否抽選の結果に応じた予告演出画像が表示される。
このボタン予告演出においては、操作要求時における操作ボタン101の演出姿勢ごとに大当り期待度が設定されている。つまり、操作要求時における操作ボタン101の演出姿勢に応じて遊技者は大当り期待度を認識することができるようになっている。本例では、三段構成の操作ボタン101のうち、外周側のボタン部110,120,130が突出した演出姿勢になるほど大当り期待度が高く、更には各ボタン部110,120,130が多段階に突出した演出姿勢になるほど大当り期待度がより一層高まるように設定されている。そのため、図8に示すように、操作ボタン101の演出姿勢として、(A)→(B)→(C)→(D)→(E)→(F)→(G)→(H)という順番に従って、大当り期待度は高くなる。
続いて、装飾図柄の変動過程において実行されるボタン予告演出の具体例を説明する。図9はボタン予告演出の具体例を説明するための模式図である。例えば、遊技球が第1始動口61又は第2始動口62に入球すると、第1特別図柄表示装置71又は第2特別図柄表示装置72において特別図柄が変動表示されるとともに、演出表示装置70の表示画面700において装飾図柄が変動表示される。ここで、表示画面700の左図柄領域701に表示される装飾図柄を左図柄、中図柄領域702に表示される装飾図柄を中図柄、右図柄領域703に表示される装飾図柄を右図柄と称する。本例では、装飾図柄の変動が開始されると所定時間に亘り操作ボタン101の操作が有効とされる操作有効期間が始まり、装飾図柄の変動終了を以て操作有効期間が終わることになる。なお、これに限らず、変動表示中の特定の期間(例えば、リーチ発生後の一定期間など)のみを操作有効期間に設定してもよい。操作有効期間になると、この操作有効期間中に操作ボタン101が1回だけ操作可能となる演出が実行される。
当該変動において、まず、図9(a)に示すように、左図柄領域701、中図柄領域702、右図柄領域703の三つの領域で装飾図柄が一斉に変動開始されると、操作ボタン101は第1ボタン部110のみがケース体140から突出した状態、すなわち、上記演出姿勢(B)となる。遊技者が操作ボタン101を操作した場合には、今回の演出姿勢(B)に対応した期待度の予告演出画像が表示されるとともに、これにて操作有効期間が終了する。一方、遊技者が操作ボタン101を操作しなかった場合には、当該変動における操作有効期間は継続する。
図9(b)に示すように、当該変動において左図柄が停止表示されると、操作ボタン101は第1ボタン部110および第2ボタン120がケース体140から突出した状態、すなわち、上記演出姿勢(C)となる。遊技者が操作ボタン101を操作した場合には、今回の演出姿勢(C)に対応した期待度の予告演出画像が表示されるとともに、これにて操作有効期間が終了する。一方、遊技者が操作ボタン101を操作しなかった場合には、当該変動における操作有効期間は継続する。
そして、図9(c)に示すように、当該変動において右図柄が停止表示されると、操作ボタン101は第1〜第3ボタン部110〜130がケース体140から突出した状態、すなわち、上記演出姿勢(D)となる。遊技者が操作ボタン101を操作した場合には、今回の演出姿勢(D)に対応した期待度の予告演出画像が表示されるとともに、これにて当該変動における操作有効期間が終了する。一方、遊技者が操作ボタン101を操作しなかった場合には、上記所定時間が経過したときに操作有効期間が終了する。
本例では、このように装飾図柄の変動表示が進むにつれて、大当り信頼度がステップアップする態様で操作ボタン101の演出姿勢(外観形状)が段階的に変化するとともに、操作ボタン101を操作した場合には各演出姿勢に対応した予告演出画像が表示されるようになっている。したがって、例えば操作有効期間を複数の期間に区切り、ボタン操作された期間帯に応じて異なる予告演出画像を表示させるような場合、遊技者は図柄変動中における時間の経過を確認しなくても操作ボタン101の演出姿勢を一目見るだけで、操作有効期間内の各期間帯(区切り)を容易に認識することができ、遊技者は所望の演出を容易に選択することが可能になる。
なお、上述のボタン予告演出では、操作ボタン101の演出姿勢(外観形状)を大当り信頼度がステップアップする態様で変化させているが、図10に示すように、操作ボタン101の演出姿勢(外観形状)を(B)→(C)→(A)といったように、大当り信頼度が最終的にステップダウンする態様で変化させてもよい。
また、装飾図柄の一変動過程において、ボタン予告演出を複数回実行してもよい。例えば、装飾図柄が所定の変動演出パターン(リーチ変動パターン)に従って変動表示されているとき、まず、リーチ発生時に1回目のボタン予告演出が出現した場合は、大当り期待度が相対的に低い演出態様として、第1ボタン部110のみが突出した演出姿勢(B)となっており、第1ボタン部110の押圧操作のみが有効となる。続いて、ノーマルリーチからスペシャルリーチに発展するタイミングで、2回目のボタン予告演出が出現した場合は、大当り期待度が相対的に高い演出態様として、全てのボタンが多段状に突出した演出姿勢(H)となり、全てのボタン部110,120,130の押圧操作が有効となる。これにより、装飾図柄の変動過程において大当り期待度に変化が生じた(大当り期待度が上昇した)ように見せることができ、その結果として遊技者の期待感を高めることができる。さらに、例えば、1回目のボタン予告演出において、第1ボタン部110のみが突出した演出姿勢(B)を出現させ、演出表示装置70上で第1ボタン部110の長押し操作又は連打操作の要求を行い、遊技者による第1ボタン部110の操作中に、ソレノイドS2,S3を非通電状態にして第2ボタン部120および第3ボタン部130を突出動作させて当該ボタン部120,130により遊技者の手指を圧迫することで、大当り期待度が相対的に高いことを遊技者に示唆するようにしてもよい。
以上、第1実施形態に係る演出ボタン装置100によれば、三つのボタン部110,120,130を互いに組み合わせることで多段型の操作ボタン101が形成され、ボタン駆動手段160により各ボタン部110,120,130の相対位置を変位させて、操作ボタン101の外観形状を変化せしめるとともに、三つのボタン部110,120,130を一体的又は独立して押圧操作可能とすることで、遊技者にとってボタン操作が単調とならず、遊技者参加型の演出効果が高められるとともに、遊技者の遊技意欲を喚起して遊技の興趣を向上させることが可能である。
また、本実施形態では、各ボタン部110,120,130をソレノイドS1,S2,S3によって演出的に突出動作および退避動作させることで、操作ボタン101を押圧操作が可能な操作手段としてだけでなく、所定の契機で演出動作する可動演出役物としても利用することができるため、これらの相乗効果によって遊技者に対して強いインパクトを付与して、操作ボタン101による演出効果をより一層高めることが可能になる。
次に、第1実施形態に係る演出ボタン装置の変形例について図11を参照しながら説明する。なお、この変形例の説明では、上述の実施形態と同一の構成要素(又は同一の機能を有する構成要素)には同一番号を付して重複説明を省略し、主として上述の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
演出ボタン装置200は、大別的には、遊技者によって下方へ押圧操作される三つのボタン部210,220,230を組み合わせてなる操作ボタン201と、各ボタン部210,220,230を上下動自在に支持するケース体240と、各ボタン部210,220,230を非操作位置と操作位置との間で上下動させるボタン駆動手段250と、各ボタン部210,220,230が非操作位置から操作位置へ押圧操作されたことを検出する操作検出手段(図示せず)とを主体として構成されており、操作ボタン201を該遊技機PMの前面側に露出させた状態で配置することで、遊技者による押圧操作が可能となっている。本実施形態では、三つのボタン部210,220,230を互いに組み合わせることで操作ボタン201が形成されており、各ボタン部210,220,230の相対位置が変位することで、操作ボタン201の外観形状が変化するとともに、三つのボタン部210,220,230を一体的に押圧操作可能な状態と、個別独立して押圧操作可能な状態とに切り替わる。
第1ボタン部210は、下方に開口を有する有底円筒状に形成されて押圧操作の際に遊技者の手指に接触する部位となる第1操作部211と、この第1操作部211の下面開口を閉止する円盤状の第1連結体212とを有してなり、常には後述のコイルバネ251の弾性力によって押圧操作が可能な非操作位置に配設されている。第1ボタン部210内には、第1ボタン部210を電飾するためのLED等の発光体213を備えた発光基板214が搭載されている。この発光体213としては表面実装(SMD)型のフルカラーLEDが適用されている。第1ボタン部210には、この第1ボタン部210が押圧されたことを検出するための部位である第1被検出片(図示せず)が一体的に設けられている。
第2ボタン部220は、上下に開口を有する円筒状に形成されて押圧操作の際に遊技者の手指に接触する部位となる第2操作部221と、この第2操作部221の下面開口を閉止する円盤状の第2連結体222とを有してなり、常には後述のコイルバネ252の弾性力によって押圧操作が可能な被操作位置に配設されている。第2ボタン部220には、第1操作部211よりも僅かに大径に形成された円孔状の上部開口が形成されており、この上部開口を通じて第1ボタン部210が上下に進退可能となっている。第2ボタン部220内には、第2ボタン部220を電飾するためのLED等の発光体223を備えた発光基板224が搭載されている。また、第2ボタン部220には、この第2ボタン部220が押圧されたことを検出するための部位である第2被検出片(図示せず)が一体的に設けられている。
第3ボタン部230は、上下に開口を有する円筒状に形成されて押圧操作の際に遊技者の手指に接触する部位となる第3操作部231と、この第3操作部231の下面開口を閉止する円盤状の第3連結体232とを有してなり、常には後述のコイルバネ253の弾性力によって押圧操作が可能な被操作位置に配設されている。第3ボタン部230には、第2操作部221よりも僅かに大径に形成された円孔状の上部開口が形成されており、この上部開口を通じて第2ボタン部220が上下に進退可能となっている。第3ボタン部230内には、第3ボタン部230を電飾するためのLED等の発光体233を備えた発光基板234が搭載されている。また、第3ボタン部230には、この第3ボタン部230が押圧されたことを検出するための部位である第3被検出片(図示せず)が一体的に設けられている。
ケース体240は、上下に開口を有して中空円筒状をなすケース基部241と、このケース基部241の下面開口を閉止して取り付けられるケース底蓋242とを有してなり、その内部には各ボタン部210,220,230およびボタン駆動手段250等を収容可能な内部空間が画成されている。このケース体240は、例えばネジ等の固定手段を用いて上球皿8の上面側に取り付けられる。ケース基部241には、第3操作部231よりも僅かに大径に形成された円孔状の上部開口が形成されており、この上部開口を通じて各ボタン部210,220,230が上下に進退可能となっている。ケース底蓋242には、ボタン駆動手段250の各ソレノイドS1,S2,S3を垂直姿勢で保持するための保持フレーム243が設けられている。
ボタン駆動手段250は、その駆動方向を第1ボタン部210の移動方向と一致させた状態で設けられた第1ソレノイドS1と、その駆動方向を第2ボタン部220の移動方向と一致させた状態で設けられた一対の第2ソレノイドS2と、その駆動方向を第3ボタン部230の移動方向と一致させた状態で設けられた一対の第3ソレノイドS3とを備えてなる。この変形例では、第2ボタン部220および第3ボタン部230に、それぞれ左右に一対のソレノイドS2,S3およびコイルバネ252,253を設けているのは、第2ボタン部220および第3ボタン部230の押圧操作時や駆動時に、当該ボタン部220,230が斜めに倒れるのを防止して円滑に直進運動できるようにするためである。
また、図示省略しているが、この変形例においても、操作ボタン201が押圧操作されたことを検出するための操作検出手段として、第1ボタン部210が操作位置に存在することを検出する第1操作検出センサF1と、第2ボタン部220が操作位置に存在することを検出する第2操作検出センサF2と、第3ボタン部230が操作位置に存在することを検出する第3操作検出センサF3とが備えられている。
かかる構成の演出ボタン装置200において、操作ボタン201は多様な演出姿勢を取り得る。図12は操作ボタン201の取り得る演出姿勢を例示した模式図である。
まず、図12(A)に示すように、演出制御基板42による制御の基で全てのソレノイドS1,S2,S3を通電状態とすることで、全てのボタン部210,220,230がケース体240の内部に退避した状態となる。この演出姿勢(A)では、各ボタン部210,220,230の表面とケース体240の表面とが略面一となり、各ボタン部210,220,230の押圧操作が実質的に不可能な状態となる。
続いて、図12(B)に示すように、第1ソレノイドS1を非通電状態にするとともに、第2ソレノイドS2および第3ソレノイドS3を通電状態とすることで、第1ボタン部210のみがケース体240の外方へ突出した状態となる。この演出姿勢(B)では、遊技者は、第1ボタン部210のみを押圧操作が可能である。そのため、演出制御基板42においては、第1操作検出センサF1の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン201が押圧操作されたと判定する。
また、図12(C)に示すように、第2ソレノイドS2を非通電状態にするとともに、第1ソレノイドS1および第3ソレノイドS3を通電状態とすることで、第2ボタン部220のみがケース体240の外方へ突出した状態となる。この演出姿勢(C)では、遊技者は、第2ボタン部220のみを押圧操作が可能である。そのため、演出制御基板42においては、第2操作検出センサF2の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン201が押圧操作されたと判定する。
また、図12(D)に示すように、第3ソレノイドS3を非通電状態にするとともに、第1ソレノイドS1および第2ソレノイドS2を通電状態とすることで、第3ボタン部230のみがケース体240の外方へ突出した状態となる。この状態では、遊技者は、第3ボタン部230のみを押圧操作可能である。そのため、演出制御基板42においては、第3操作検出センサF3の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン201が押圧操作されたと判定する。
次いで、図12(E)に示すように、第1ソレノイドS1および第2ソレノイドS2を非通電状態にするとともに、第3ソレノイドS3を通電状態とすることで、第1ボタン部210および第2ボタン部220がケース体240の外方へ突出した状態となる。この状態では、遊技者は、第1ボタン部210および第2ボタン部220を一体的又は個別独立に押圧操作が可能である。そのため、演出制御基板42においては、第1操作検出センサF1および第2操作検出センサF2の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン201が押圧操作されたと判定する。
また、図12(F)に示すように、第1ソレノイドS1および第3ソレノイドS3を非通電状態にするとともに、第2ソレノイドS2を通電状態とすることで、第1ボタン部210および第3ボタン部230がケース体240の外方へ突出した状態となる。この状態では、遊技者は、第1ボタン部210および第3ボタン部230を一体的又は個別独立に押圧操作が可能である。そのため、演出制御基板42においては、第1操作検出センサF1および第3操作検出センサF3の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン201が押圧操作されたと判定する。
また、図12(G)に示すように、第2ソレノイドS2および第3ソレノイドS3を非通電状態にするとともに、第1ソレノイドS1を通電状態とすることで、第2ボタン部220および第3ボタン部230がケース体240の外方へ突出した状態となる。この状態では、遊技者は、第2ボタン部220および第3ボタン部230を一体的又は個別独立に押圧操作が可能である。そのため、演出制御基板42においては、第2操作検出センサF2および第3操作検出センサF3の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン101が押圧操作されたと判定する。
次いで、図12(H)に示すように、全てのソレノイドS1,S2,S3を非通電状態とすることで、全てのボタン部210,220,230がケース体240の外方へ突出した状態となる。この状態では、遊技者は、全てのボタン部210,220,230を押圧操作可能である。そのため、演出制御基板42においては、全ての操作検出センサF1,F2,F3の検出信号がオフからオンに切り替わったときに、操作ボタン201が押圧操作されたと判定する。
この変形例に係る演出ボタン装置200においても、上述の演出ボタン装置100と同様の効果を奏する。すなわち、各ボタン部210,220,230をソレノイドS1,S2,S3によって演出的に突出動作および退避動作させることで、操作ボタン201を押圧操作が可能な操作手段としてだけでなく、所定の契機で演出動作する可動演出役物としても利用することができるため、これらの相乗効果によって遊技者に対して強いインパクトを付与して、操作ボタン101による演出効果をより一層高めることが可能になる。なお、この変形例では、図8と図12とを比較しても分かるように、上述の演出ボタン装置100とはその演出姿勢が一部で異なる。つまり、演出ボタン装置200では、操作ボタン201の外観形状を中抜きのドーナツ状とすることができ、意外性のある演出効果を発揮することができる。
[一体分離型の演出ボタン装置]
次に、第2実施形態に係る演出ボタン装置300の構成について図13〜図16を参照しながら説明する。この演出ボタン装置300は、ぱちんこ遊技機PMで所定の演出が実行されている際に(例えば、演出表示装置の画面に所定の予告演出が表示されている際に)、実行中の演出に呼応した操作を遊技者に行わせるためのものである。なお、以降においては、説明の便宜上、上下及び左右前後の方向を、ぱちんこ遊技機PMへの取付状態として、図13の状態を基準として定義し、図13に示す矢印の方向をそれぞれ前後、左右、上下と称して説明する。
演出ボタン装置300は、大別的には、第1ボタン部311を有して中央に配置された第1ボタンユニット310と、第2ボタン部321を有して第1ボタンユニット310の左右の両脇に配置された一対の第2ボタンユニット320と、これらのボタンユニット310,320を支持するベース部材330と、第2ボタンユニット320を第1ボタンユニット310に対して接近する方向および離間する方向に水平移動させるボタン駆動機構340とを主体として構成されており、各ボタン部311,321を該遊技機PMの前面側に露出させた状態で配置することで、遊技者による押圧操作が可能となっている。なお、一対の第2ボタンユニット320は、左右対称の同一構造をなすため、左右のうち一方の構造のみを代表して説明する(図面にも原則として左右で同じ符号を付しているが、説明の便宜上、本明細書中でどちらか一方を特定して説明する場合には、左側の構成要素には「L」を、右側の構成要素には「R」を付記して説明する)。本実施形態では、三つのボタン部311,321L,321Rを互いに組み合わせることで一体分離型の操作ボタン301が形成されており、各ボタン部311,321L,321Rの相対位置が変位することで、操作ボタン301の外観形状が変化するとともに、三つのボタン部311,321L,321Rを一体的に押圧操作可能な状態と、個別独立して押圧操作可能な状態とに切り替わる。
第1ボタンユニット310は、図16に示すように、下方に向けて押圧操作される第1ボタン部311と、第1ボタン部311を非操作位置と操作位置との間で上下動自在に支持する第1ケース体316と、第1ボタン部311と第1ケース体316との間に介装されて第1ボタン部311を非操作位置側に付勢するコイルバネ319と、第1ボタン部311が非操作位置から操作位置へ押圧操作されたことを検出する第1操作検出センサF11とを主体として構成される。
第1ボタン部311は、下方に開口を有する有底筒状に形成されて押圧操作の際に遊技者の手指等に接触する部位となる第1操作部312と、この第1操作部312の下面開口を閉止する第1摺動体313とを有してなり、常にはコイルバネ319の弾性力によって押圧操作が可能な非操作位置に配設されている。第1ボタン部311内には、第1ボタン部311を電飾するためのLED等の発光体314を備えた発光基板315が搭載されている。第1摺動体313の底面側には、第1ボタン部311が押圧されたことを検出するための部位である第1被検出片313aが一体的に設けられている。また、第1操作部312の外周面には、左右の第2ボタンユニット320と連結するための連結突起312aが左右外方へ向けて突設されている。
第1ケース体316は、上方に開口を有する有底筒状に形成されており、例えばネジ等の固定手段を用いてベース部材330の上面側に取り付けられる。第1ケース体316には、第1ボタン部311の第1摺動体313を挿入支持して第1ボタン部311の上下動を案内するための内周壁316aが形成されている。また、第1ケース体316の内部には、第1ボタン部311の第1被検出片313aと上下整合する位置に第1操作検出センサF11が配設されている。
第1操作検出センサF11は、光を発光する発光素子と、この発光素子からの光を受光する受光素子とを有し、第1ボタン部311の第1被検出片313aを挿入可能な間隙を有して略コ字形に配置されたフォトセンサからなる。第1操作検出センサF11は、第1ボタン部311が操作されず第1被検出片313aが当該センサF11の発光素子と受光素子との間に介在していない(遮光されていない)ときはオフとなり、第1ボタン部311が下方向に押圧操作されて第1被検出片313aが当該センサF11の発光素子と受光素子との間に介在している(遮光している)ときにオンとなる。なお、この第1操作検出センサF11の検出信号(オン/オフ信号)は演出制御基板42に入力され、演出制御基板42において第1ボタン部311のオン/オフ操作が検出されるようになっている。
第2ボタンユニット320は、下方に向けて押圧操作される第2ボタン部321と、第2ボタン部321を非操作位置と操作位置との間で上下動自在に支持する第2ケース体326と、第2ボタン部321と第2ケース体326との間に介装されて第2ボタン部321を非操作位置側に付勢するコイルバネ329と、第2ボタン部321が非操作位置から操作位置へ押圧操作されたことを検出する第2操作検出センサF12とを主体として構成される。
第2ボタン部321は、下方に開口を有する有底筒状に形成されて押圧操作の際に遊技者の手指等に接触する部位となる第2操作部322と、この第2操作部322の下面開口を閉止する第2摺動体323とを有してなり、常にはコイルバネ329の弾性力によって押圧操作が可能な非操作位置に配設されている。第2ボタン部321内には、第2ボタン部321を電飾するためのLED等の発光体324を備えた発光基板325が搭載されている。第2摺動体323の底面側には、第2ボタン部321が押圧されたことを検出するための部位である第2被検出片323aが一体的に設けられている。また、第2操作部322の外周面には、第1ボタン部311の連結突起312aと嵌合して第1ボタンユニット310と連結するための連結孔322aが凹設されている。
第2ケース体326は、上方に開口を有する有底筒状に形成されており、ベース部材330に形成された複数の長穴に沿って往復動自在に取り付けられている。第2ケース体326には、第2ボタン部321の第2摺動体323を挿入支持して第2ボタン部321の上下動を案内するための内周壁326aが形成されている。第2ケース体326の背面側には、当該背面と直交する方向に延びる軸状のスライド突起326bと、このスライド突起326bと平行に延びる一対の軸状の案内突起326c(図15を参照)とが設けられている。また、第2ケース体326の内部には、第2ボタン部321の第2被検出片323aと上下整合する位置に第2操作検出センサF12が配設されている。
第2操作検出センサF12は、光を発光する発光素子と、この発光素子からの光を受光する受光素子とを有し、第2ボタン部321の第2被検出片323aを挿入可能な間隙を有して略コ字形に配置されたフォトセンサからなる。第2操作検出センサF11は、第2ボタン部321が操作されず第2被検出片323aが当該センサF12の発光素子と受光素子との間に介在していない(遮光されていない)ときはオフとなり、第2ボタン部321が下方向に押圧操作されて第2被検出片323aが当該センサF12の発光素子と受光素子との間に介在している(遮光している)ときにオンとなる。なお、この第2操作検出センサF12の検出信号(オン/オフ信号)は演出制御基板42に入力され、演出制御基板42において第2ボタン部321のオン/オフ操作が検出されるようになっている。
ベース部材330は、略楕円形の平板状に形成されており、例えばネジ等の固定手段を用いて上球皿8の上面側に取り付けられる。ベース部材330には、上下に貫通して左右方向に延びる長穴状に形成されて第2ボタンユニット320のスライド突起326bが挿通される2カ所のスライド溝331と、上下に貫通して左右方向に延びる長穴状に形成されて第2ボタンユニット320の案内突起326cが挿通される4カ所の案内溝332とが開設されている。
ボタン駆動手段340は、第2ボタンユニット320をスライド移動させるための駆動源となるボタンモータ341と、ボタンモータ341の出力軸341aに直結されて当該出力軸341aと一体回転する回転板342と、回転板342に揺動自在に軸支されたリンクアーム343とを備えている。
ボタンモータ341は、例えばステッピングモータが適用される。ボタンモータ341は、演出制御基板42から所定の励磁方式に従って、所定ステップ数の駆動パルス信号が与えられることにより回転駆動する。
回転板342は、平板状に形成されており、その中心にボタンモータ341の出力軸341aが直結されて当該出力軸341aと一体回転可能に構成されている。また、回転板342は、ベース部材330の軸心周りに回転自在となるようベース部材330と嵌合している。
リンクアーム343は、その軸方向の一端側(基端側)が回転板342の外周縁部に軸ピン344を介して軸支され、軸方向の他端側(先端側)が第2ボタンユニット320のスライド突起326bに軸ピン345を介して軸支されている。ここで、リンクアーム343の先端側に連結されたスライド突起326bは、スライド溝331の長手方向に沿って往復動自在に係合しており、リンクアーム343は回転板342と協働作用して、ボタンモータ341の回転運動を第2ボタンユニット320の直線運動に変換するように構成されている。
なお、ボタン駆動手段340には、図示省略するが、第2ボタンユニット320の動作位置を検出するための検出手段が備えられている。例えば、第2ボタンユニット320が第1ボタンユニット310と連結した状態での動作位置を初期位置として、この初期位置を検出する検出センサと、第2ボタンユニット320が第1ボタンユニット310から最も離間した状態での動作位置を最大可動位置として、この最大可動位置を検出する検出センサとが設けられている。各検出センサは、例えばフォトセンサ等により構成することができ、回転板342やリンクアーム343等の駆動位置を検出して、第2ボタンユニット320の初期位置および最大可動位置を検出できるものであればよい。
続いて、演出ボタン装置300の作用について説明する。かかる構成の演出ボタン装置300において、各ボタン部311,321が非操作位置にある場合は、遊技者による押圧操作が可能となっている。このとき、各操作検出センサF11,F12は、各ボタン部311,321の被検出片313a,323aを検出しておらずオフとなっている。
まず、図14(A)に示すように、第1ボタンユニット310と第2ボタンユニット320が連結した状態(ドッキング状態)では、第1ボタン部311および第2ボタン部321を連動して押圧操作が可能である。すなわち、この状態では、第1ボタン部311と第2ボタン部321とが互いに連結しているので、いずれか一方のボタン部311,321を下方へ押圧操作すると、他方のボタン部311,321も連動して下降することになる。具体的には、遊技者が連結状態のボタン部311,321を押圧操作して、第1ボタン部311および第2ボタン部321が非操作位置にある状態からコイルバネ319,329の付勢力に抗して操作位置まで下降すると、操作検出センサF11,F12が第1ボタン部311および第2ボタン部321の被検出片313a,323aを検出し、操作検出センサF11,F12がオンとなる。この検出信号(オン信号)は演出制御基板42に入力され、演出制御基板42において第1ボタン部311および第2ボタン部321が同時に押圧操作されたことが検出される。そして、連結状態のボタン部311,321から遊技者の手が離されると、コイルバネ319,329の復元力によって、第1ボタン部311および第2ボタン部321が上方へ移動して元の非操作位置へそれぞれ復帰する。
一方、図14(B)に示すように、第1ボタンユニット310と第2ボタンユニット320とが離間した状態では、第1ボタン部311および第2ボタン部321を個別独立して押圧操作が可能である。まず、遊技者が第1ボタン部321を押圧操作して、第1ボタン部321が非操作位置にある状態からコイルバネ319の付勢力に抗して操作位置まで下降すると、第1操作検出センサF11が第1ボタン部311の第1被検出片313aを検出し、第1操作検出センサF1がオンとなる。この検出信号(オン信号)は演出制御基板42に入力され、演出制御基板42において第1ボタン部311が押圧操作されたことが検出される。そして、第1ボタン部311から遊技者の手が離されると、コイルバネ319の復元力によって、第1ボタン部311が上方へ移動して元の非操作位置へ復帰する。
また、遊技者が第2ボタン部321を押圧操作して、、第2ボタン部321が非操作位置にある状態からコイルバネ329の付勢力に抗して操作位置まで下降すると、第2操作検出センサF12が第2ボタン部321の第2被検出片323aを検出し、第2操作検出センサF12がオンとなる。この検出信号(オン信号)は演出制御基板42に入力され、演出制御基板42において第2ボタン部321が押圧操作されたことが検出される。そして、第2ボタン部321から遊技者の手が離されると、コイルバネ329の復元力によって、第2ボタン部321が上方へ移動して元の非操作位置へ復帰する。
また、かかる構成の演出ボタン装置300において、各ボタン部311,321は可動演出役物として演出動作することも可能である。すなわち、演出制御基板42による制御の基で、ボタンモータ341を正逆回転させることにより、第2ボタンユニット320を演出的にスライド動作させることができる。なお、この第2ボタンユニット320の演出動作は、所定の演出パターンに定められた動作内容(ボタンモータ341のステップ数、回転速度、回転方向、動作時間等)に従って実行される。
具体的には、演出ボタン装置300において、ボタンモータ341により回転板342が矢印X方向(図15を参照)に回転すると、この回転力がリンクアーム343に伝達され、これによりリンクアーム343が左右外方へ揺動することで、スライド突起326bが同方向へ押し出される。このように回転板342の矢印X方向への回転運動はリンクアーム343によってスライド突起326bの左右外方への直線運動に変換され、その結果として、図14(B)に示すように、第2ボタンユニット320が第1ボタンユニット310から離間する方向へスライド動作することになる。また、このような動作により、操作ボタン301の外観形状を、第1ボタンユニット310と第2ボタンユニット320とを連結した状態から互いに分離させた状態に変化させることができる。他方、ボタンモータ341により回転板342が矢印Y方向(図15を参照)に回転すると、この回転力がリンクアーム343に伝達され、これによりリンクアーム343が左右内方へ揺動することで、スライド突起326bが同方向へ引き込まれる。このように回転板342の矢印Y方向への回転運動はリンクアーム343によってスライド突起326bの左右内方への直線運動に変換され、その結果として、図14(A)に示すように、第2ボタンユニット320が第1ボタンユニット310に接近する方向へスライド動作することになる。また、このような動作により、操作ボタン301の外観形状を、第1ボタンユニット310と第2ボタンユニット320とを分離した状態から連結した状態に変化させることができる。
例えば、所定の予告演出において、第2ボタンユニット320を左右方向に繰り返し往復移動させ、操作ボタン301の操作要求タイミングで第2ボタンユニット320を停止させたときの状態(演出姿勢)が、第1ボタンユニット310と第2ボタンユニット320とが分離した状態(演出姿勢)であれば、大当り信頼度が相対的に低く、第1ボタンユニット310と第2ボタンユニット320とが連結した状態であれば、大当り期待度が相対的に高くなるように設定することができる。
以上、第2実施形態に係る演出ボタン装置300によれば、三つのボタン部311,321L,321Rを互いに組み合わせることで一体・分離型の操作ボタン301が形成され、ボタン駆動手段340により各ボタン部311,321L,321Rの相対位置を変位させて、操作ボタン301の外観形状を変化せしめるとともに、三つのボタン部311,321L,321Rを一体的又は独立して押圧操作可能とすることで、遊技者にとってボタン操作が単調とならず、遊技者参加型の演出効果が高められるとともに、遊技者の遊技意欲を喚起して遊技の興趣を向上させることが可能である。
また、本実施形態では、各ボタン部311,321L,321Rをボタンモータ341によって演出的に突出動作および退避動作させることで、操作ボタン301を押圧操作が可能な操作手段としてだけでなく、所定の契機で演出動作する可動演出役物としても利用することができるため、これらの相乗効果によって遊技者に対して強いインパクトを付与して、操作ボタン301による演出効果をより一層高めることが可能になる。
次に、第2実施形態に係る演出ボタン装置の変形例について図17〜図20を参照しながら説明する。なお、この変形例の説明では、上述の実施形態と同一の構成要素(又は同一の機能を有する構成要素)には同一番号を付して重複説明を省略し、主として上述の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
演出ボタン装置400は、大別的には、第1ボタン部411を有して中央に配置された第1ボタンユニット410と、第2ボタン部421を有して第1ボタンユニット410の左右の両脇に配置された一対の第2ボタンユニット420と、これらのボタンユニット410,420を支持するベース部材430と、第2ボタンユニット420を第1ボタンユニット410に対して接近する方向および離間する方向に水平移動させるボタン駆動機構440とを主体として構成されており、各ボタン部411,421を該遊技機PMの前面側に露出させた状態で配置することで、遊技者による押圧操作が可能となっている。なお、一対の第2ボタンユニット420は、左右対称の同一構造をなすため、左右のうち一方の構造のみを代表して説明する(図面にも原則として左右で同じ符号を付しているが、説明の便宜上、本明細書中でどちらか一方を特定して説明する場合には、左側の構成要素には「L」を、右側の構成要素には「R」を付記して説明する)。本実施形態では、三つのボタン部411,421L,421Rを互いに組み合わせることで一体分離型の操作ボタン401が形成されており、各ボタン部411,421L,421Rの相対位置が変位することで、操作ボタン401の外観形状が変化するとともに、三つのボタン部411,421L,421Rを一体的に押圧操作可能な状態と、個別独立して押圧操作可能な状態とに切り替わる。
第1ボタンユニット410は、図20に示すように、下方に向けて押圧操作される第1ボタン部411と、第1ボタン部411を非操作位置と操作位置との間で上下動自在に支持する第1ケース体416と、第1ボタン部411と第1ケース体416との間に介装されて第1ボタン部411を非操作位置側に付勢するコイルバネ419と、第1ボタン部411が非操作位置から操作位置へ押圧操作されたことを検出する操作検出センサF11とを主体として構成される。
第1ボタン部411は、下方に開口を有する有底筒状に形成されて押圧操作の際に遊技者の手指等に接触する部位となる第1操作部412と、この第1操作部412の下面開口を閉止する第1摺動体413とを有してなり、常にはコイルバネ419の弾性力によって押圧操作が可能な非操作位置に配設されている。第1ボタン部411内には、第1ボタン部411を電飾するためのLED等の発光体414を備えた発光基板415が搭載されている。第1摺動体413の底面側には、第1ボタン部411が押圧されたことを検出するための部位である第1被検出片413aが一体的に設けられている。また、第1操作部412の外周面には、左右の第2ボタンユニット420と連結するための連結突起412aが左右外方へ向けて突設されている。
第1ケース体416は、上方に開口を有する有底筒状に形成されており、例えばネジ等の固定手段を用いてベース部材430の上面側に取り付けられる。第1ケース体416には、第1ボタン部411の第1摺動体413を挿入支持して第1ボタン部411の上下動を案内するための内周壁416aが形成されている。また、第1ケース体416の内部には、第1ボタン部411の第1被検出片413aと上下整合する位置に第1操作検出センサF11が配設されている。
第2ボタンユニット420は、下方に向けて押圧操作される第2ボタン部421と、第2ボタン部421を非操作位置と操作位置との間で上下動自在に支持する第2ケース体426と、第2ボタン部421と第2ケース体426との間に介装されて第2ボタン部421を非操作位置側に付勢するコイルバネ429と、第2ボタン部421が非操作位置から操作位置へ押圧操作されたことを検出する第2操作検出センサF12とを主体として構成される。
第2ボタン部421は、下方に開口を有する有底筒状に形成されて押圧操作の際に遊技者の手指等に接触する部位となる第2操作部422と、この第2操作部422の下面開口を閉止する第2摺動体423とを有してなり、常にはコイルバネ429の弾性力によって押圧操作が可能な非操作位置に配設されている。第2ボタン部421内には、第2ボタン部421を電飾するためのLED等の発光体424を備えた発光基板425が搭載されている。第2摺動体423の底面側には、第2ボタン部421が押圧されたことを検出するための部位である第2被検出片423aが一体的に設けられている。また、第2操作部422の外周面には、第1ボタン部411の連結突起412aと嵌合して第1ボタンユニット410と連結するための連結孔422aが凹設されている。
第2ケース体426は、上方に開口を有する有底筒状に形成されており、ベース部材430に形成された複数の長穴に沿って往復動自在に取り付けられている。第2ケース体426には、第2ボタン部421の第2摺動体423を挿入支持して第2ボタン部421の上下動を案内するための内周壁426aが形成されている。第2ケース体426の背面側には、当該背面と直交する方向に延びる軸状のスライド突起426bが設けられている。また、第2ケース体426の内部には、第2ボタン部421の第2被検出片423aと上下整合する位置に第2操作検出センサF12が配設されている。
ベース部材430は、略楕円形の平板状に形成されており、例えばネジ等の固定手段を用いて上球皿8の上面側に取り付けられる。ベース部材430には、上下に貫通して左右方向に延びる長穴状に形成されて第2ボタンユニット420のスライド突起426bが挿通される2カ所のスライド溝431が開設されている。また、ベース部材430には、表裏に貫通するとともに後述の駆動歯車442の軸心を中心として円弧状に形成された歯車案内溝432が開設されている。
ボタン駆動手段440は、第2ボタンユニット420をスライド移動させるための駆動源となるボタンモータ441と、ボタンモータ441の出力軸441aに直結されて当該出力軸441aと一体回転する駆動歯車442と、駆動歯車442に外接噛合する可動歯車443と、可動歯車443に揺動自在に支持されたリンクアーム444と、リンクアーム444に回転自在に支持されたスライドロッド445とを備えている。
ボタンモータ441は、例えばステッピングモータが適用される。ボタンモータ441は、演出制御基板42から所定の励磁方式に従って、所定ステップ数の駆動パルス信号が与えられることにより回転駆動する。
駆動歯車442は、ベース部材430に回転自在に軸支されており、ボタンモータ441からの回転駆動力を可動歯車443に伝達する。
可動歯車443は、下方に延びる歯車軸443aがベース部材430の歯車案内溝432に抜け止め状態で挿入されている。可動歯車443は、駆動歯車442からの回転駆動力が伝達されると、歯車軸443aを中心に回転するとともに、駆動歯車442との噛合位置における回転接線方向に押圧されてベース部材430の歯車案内溝432に沿って移動する。すなわち、駆動歯車442からの回転駆動力が、可動歯車443を自転(回転)させようとする回転力と、可動歯車443を噛合位置における回転接線方向へ移動させようとする推進力として働くことになる。そのときの可動歯車443の回転方向と移動方向は、ボタンモータ441の回転方向(正転方向、逆転方向)によって決まり、駆動歯車442が矢印R1方向に回転した場合は、下方から見た底面視(図18の状態)において、可動歯車443は時計回り方向に自転しながら歯車案内溝432に沿ってX方向に移動する。他方、駆動歯車が矢印R2方向に回転した場合は、下方から見た底面視(図18の状態)において、可動歯車443は反時計回り方向に自転しながら歯車案内溝432に沿ってY方向に移動する。このように、可動歯車443は、ボタンモータ441の回転方向に応じて、歯車案内溝432に沿った移動方向を選択的に切り換えるように構成されている。なお、歯車案内溝432は駆動歯車442の軸心と同心状に形成されているため、可動歯車443が歯車案内溝432に沿って円弧を描くように移動しても、可動歯車443と駆動歯車442との軸間距離は常にほぼ一定に維持され、可動歯車443と駆動歯車442との噛み合いが離脱されるおそれはない。
リンクアーム444は、円弧状に湾曲した形状を呈しており、その一端側が円盤状の支持板446を介して可動歯車443に軸支されている。リンクアーム444の他端側には、軸状の連結ロッド445が回転自在に軸支されている。連結ロッド445は、円盤状の支持板447を介して第2ボタンユニット420のスライド突起426bに連結されている。ここで、リンクアーム444の先端側に連結された連結ロッド445は、スライド溝431の長手方向に沿って往復移動自在に係合しており、リンクアーム444は両歯車442,443と協働作用して、ボタンモータ441の回転運動を第2ボタンユニット420の直線運動に変換するように構成されている。
続いて、演出ボタン装置400の作用について説明する。かかる構成の演出ボタン装置400において、各ボタン部411,421が非操作位置にある場合は、遊技者による押圧操作が可能となっている。このとき、各操作検出センサF11,F12は、各ボタン部411,421の被検出片413a,423aを検出しておらずオフとなっている。
まず、図18(A)に示すように、第1ボタンユニット410と第2ボタンユニット420が連結した状態(ドッキング状態)では、第1ボタン部411および第2ボタン部421を連動して押圧操作が可能である。すなわち、この状態では、第1ボタン部411と第2ボタン部421とが互いに連結しているので、いずれか一方のボタン部411,421を下方へ押圧操作すると、他方のボタン部411,421も連動して下降することになる。具体的には、遊技者が連結状態のボタン部411,421を押圧操作して、第1ボタン部411および第2ボタン部421が非操作位置にある状態からコイルバネ419,429の付勢力に抗して操作位置まで下降すると、操作検出センサF11,F12が第1ボタン部411および第2ボタン部421の被検出片413a,423aを検出し、操作検出センサF11,F12がオンとなる。この検出信号(オン信号)は演出制御基板42に入力され、演出制御基板42において第1ボタン部411および第2ボタン部421が同時に押圧操作されたことが検出される。そして、連結状態のボタン部411,421から遊技者の手が離されると、コイルバネ419,429の復元力によって、第1ボタン部411および第2ボタン部421が上方へ移動して元の非操作位置へそれぞれ復帰する。
一方、図18(B)に示すように、第1ボタンユニット410と第2ボタンユニット420とが離間した状態では、第1ボタン部411および第2ボタン部421を個別独立して押圧操作が可能である。まず、遊技者が第1ボタン部411を押圧操作して、第1ボタン部411が非操作位置にある状態からコイルバネ419の付勢力に抗して操作位置まで下降すると、第1操作検出センサF11が第1ボタン部411の第1被検出片413aを検出し、第1操作検出センサF11がオンとなる。この検出信号(オン信号)は演出制御基板42に入力され、演出制御基板42において第1ボタン部411が押圧操作されたことが検出される。そして、第1ボタン部411から遊技者の手が離されると、コイルバネ419の復元力によって、第1ボタン部411が上方へ移動して元の非操作位置へ復帰する。
また、遊技者が第2ボタン部421を押圧操作して、、第2ボタン部421が非操作位置にある状態からコイルバネ429の付勢力に抗して操作位置まで下降すると、第2操作検出センサF12が第2ボタン部421の第2被検出片423aを検出し、第2操作検出センサF12がオンとなる。この検出信号(オン信号)は演出制御基板42に入力され、演出制御基板42において第2ボタン部421が押圧操作されたことが検出される。そして、第2ボタン部421から遊技者の手が離されると、コイルバネ429の復元力によって、第2ボタン部421が上方へ移動して元の非操作位置へ復帰する。
また、かかる構成の演出ボタン装置400において、操作ボタン401は可動役物として演出動作することも可能である。すなわち、演出制御基板42による制御の基で、ボタンモータ441を正逆回転させることにより、第2ボタンユニット420を演出的にスライド動作させることができる。なお、この第2ボタンユニット420の演出動作は、所定の演出パターンに定められた動作内容(ボタンモータ441のステップ数、回転速度、回転方向、動作時間等)に従って実行される。
演出ボタン装置400において、ボタンモータ441により駆動歯車442が矢印A方向に回転すると、この回転力が可動歯車443に伝達されて、可動歯車443が時計周り方向に回転しながら歯車案内溝432に沿って矢印X方向に移動する。すると、この可動歯車443に連結するリンクアーム444が左右外方へ揺動することで、連結ロッド445がスライド溝431に沿って左右外方へ押し出される。このように駆動歯車442の矢印R1方向への回転運動は可動歯車443およびリンクアーム444によって連結ロッド445の左右外方への直線運動に変換され、その結果として、図18(B)に示すように、第2ボタンユニット420が第1ボタンユニット410から離間する方向へスライド動作することになる。また、このような動作により、操作ボタン401の外観形状を、第1ボタンユニット410と第2ボタンユニット420とを連結した状態(ドッキング状態)から互いに分離させた状態に変化させることができる。
他方、ボタンモータ441により駆動歯車442が矢印R2方向に回転すると、この回転力が可動歯車443に伝達されて、可動歯車443が反時計周り方向に回転しながら歯車案内溝432に沿って矢印Y方向に移動する。すると、この可動歯車443に連結するリンクアーム444が左右内方へ揺動することで、連結ロッド445がスライド溝431に沿って左右内方へ引き込まれる。このように駆動歯車442の矢印R2方向への回転運動は可動歯車443およびリンクアーム444によって連結ロッド445の左右内方への直線運動に変換され、その結果として、図18(A)に示すように、第2ボタンユニット420が第1ボタンユニット410に接近する方向へスライド動作することになる。また、このような動作により、操作ボタン401の外観形状を、第1ボタンユニット410と第2ボタンユニット420とを分離した状態から連結した状態に変化させることができる。
この変形例に係る演出ボタン装置400においても、上述の演出ボタン装置300と同様の効果を奏する。すなわち、三つのボタン部411,421L,421Rを互いに組み合わせることで一体・分離型の操作ボタン401が形成され、ボタン駆動手段により各ボタン部411,421L,421Rの相対位置を変位させて、操作ボタン401の外観形状を変化せしめるとともに、三つのボタン部411,421L,421Rを一体的又は独立して押圧操作可能とすることで、遊技者にとってボタン操作が単調とならず、遊技者参加型の演出効果が高められるとともに、遊技者の遊技意欲を喚起して遊技の興趣を向上させることが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
上述の実施形態では、互いに組み合わされた3つのボタン部により操作ボタンが構成されていたが、この構成に限定されるものではなく、2つ以上の複数のボタン部から構成されているものであれば、ボタン部の個数は特に限定されない。例えば、演出ボタン装置100では、操作ボタン101が3段構成のボタン部から構成されていたが、4段構成や5段構成のボタン部から構成されていてもよい。また、演出ボタン装置400では、第1ボタン部411に対して左右に第2ボタン部421が配置されていたが、第1ボタン部411の前後にも第2ボタン421をそれぞれ追加して、十字キースイッチのような機能をもたせてもよい。
また、上述の実施形態では、操作ボタンの駆動源として直動式ソレノイドやステッピングモータを例示して説明したが、この構成に限定されるものではなく、例えばロータリーソレノイド等の他のアクチュエータを利用してもよい。
また、上述の実施形態では、演出ボタン装置を上球皿に設置した構成を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、例えば下球皿などの他の部位に設置してもよく、いずれにしても遊技者が操作可能な位置に設けられていればよい。
なお、上述の実施形態では、本発明をぱちんこ遊技機に適用した事例について説明したが、例えば、スロットマシン、アレンジボール機、雀球遊技機、封入式遊技機(所定個数の遊技球を機内に封入して循環使用する遊技機)等の他の遊技機、更にはメダル遊技機、ゲーム機などのアミューズメント機器、に適用することができ、同様の効果を得ることができる。
PM ぱちんこ遊技機(遊技機)
70 演出表示装置(図柄表示手段)
100 演出ボタン装置(第1実施形態)
101 操作ボタン(操作部)
110 第1ボタン部(主操作部)
120 第2ボタン部(副操作部)
130 第3ボタン部(副操作部)
140 ケース体(支持部材)
150 ボタン駆動手段(駆動手段)
160 操作検出手段(検出手段)
300 演出ボタン装置(第2実施形態)
301 操作ボタン(操作部)
310 第1ボタンユニット
311 第1ボタン部(主操作部)
316 第1ケース体(支持部材)
320 第2ボタンユニット
326 第2ケース体(支持部材)
321 第2ボタン部(副操作部)
330 ベース部材(支持部材)
340 ボタン駆動手段(駆動手段)
F1 第1操作検出センサ(検出手段)
F2 第2操作検出センサ(検出手段)
F3 第3操作検出センサ(検出手段)
F11 第1操作検出センサ(検出手段)
F12 第2操作検出センサ(検出手段)

Claims (2)

  1. 所定の遊技領域内に設けられた始動口に遊技球が入球したことを契機として当否抽選が実行され、当該抽選の結果を示す所定の図柄が図柄表示手段において変動表示される構成の遊技機において、
    互いに押圧操作が可能な主操作部および副操作部を組み合わせてなる操作部と、
    前記主操作部および前記副操作部を前記押圧方向に沿って移動自在に支持するとともに、前記主操作部および前記副操作部を互いに近接又は離間する方向に相対移動自在に支持する支持部材と、
    前記主操作部および前記副操作部を互いに近接又は離間する方向に相対移動自在に駆動する駆動手段と、
    前記主操作部および前記副操作部が押圧操作されたことを検出する検出手段とを備え、
    前記駆動手段により駆動された前記主操作部および前記副操作部の相対位置に応じて、前記操作部の外観形状を変化せしめるように構成され、
    前記図柄の一変動表示中に前記操作部の外観形状を段階的に変化させ、各段階の何れかにおいて前記操作部の押圧操作を有効とし、前記操作部が押圧操作される段階ごとに当該操作後に実行される演出内容が異なるように構成されたことを特徴とする遊技機用操作装置。
  2. 前記主操作部および前記副操作部を一体的又は独立して押圧操作可能とすることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用操作装置。
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