JP2009195263A - 遊技機 - Google Patents

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泰弘 平野
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Abstract

【課題】振動、衝撃や外力が加わった場合であっても、可動部材が所定の位置から移動することを防止または抑制することができる遊技機を提供すること。
【解決手段】可動部材71と、可動部材71を原点位置から移動させるための移動機構部70と、可動部材71を移動させるために前記移動機構部70を動かすための制御を行う移動制御手段78と、を備えるとともに、モータ72の駆動に伴い回動する回動部材77と、回動部材77の一部から延設する延設部771と該延設部771から移動方向に対して垂直方向に突出する突出部772と、回動部材77の回動に伴い突出部772が移動可能に挿入されるとともに突出部772の周縁の少なくとも一部が当接する挿入開口部716と、をさらに備え、回動部材77から延設部771の延設方向と移動方向とが平行である場合に、可動部材71が原点位置から移動することを抑制する。
【選択図】図13

Description

本発明は、遊技機に関するものであり、例えば、パチンコ遊技機などの遊技機に関するものである。
従来のパチンコ遊技機などの遊技機には、遊技盤に、所定の方向に移動する(たとえば左右方向や前後方向に移動する)可動役物が設けられるものがある(特許文献1参照)。このような可動役物は、モータなどの動力源によって、遊技状況などに応じて所定の方向に移動するように(たとえば、左右方向や前後方向に往復移動するように)制御される。
たとえば、前記特許文献1に記載の遊技機は、円弧状運動を行う第一可動役物と、所定の方向に往復移動を行う第二可動役物とを備える。この第一可動役物は、第一駆動モータと、この第一駆動モータの回転動力を円弧状運動に変換する第一変換機構とにより、遊技盤面を左右方向に往復移動することができる。また、第二可動役物は、第二駆動モータと、この第二駆動モータの回転動力を往復運動に変換する第二変換機構とにより、遊技盤面を前後方向に往復移動することができる。このように、これらの可動役物は、モータなどの動力源によって、所定の方向に往復移動することができる。
ところで、パチンコ遊技機などの遊技機の製造工程においては、遊技機を構成する各部材(各部品)は、前記の可動役物のような移動可能な部材も含めて、一般的に、それぞれ所定の位置に位置決めされて組み付けされる。すなわち、遊技機の完成直後においては、可動役物のような移動可能な部材であっても、所定の位置に位置決めされた状態にある。
そして、工場などにおいて製造され完成した遊技機は、遊技店などに出荷・搬送される。また、遊技店などにおいては、搬送された遊技機を設置する作業が行われる。完成した遊技機が搬送される際において、または遊技店などにおいて遊技機を設置する作業が行われる際において、遊技機に振動、衝撃や外力が加わることがある。例えば、工場や遊技店などにおける荷役時の遊技機への振動、衝撃や外力、工場などから遊技店などに搬送(輸送)する際の車両の振動、遊技店などにおける設置作業時の遊技機への外力、などが挙げられる。
このように、完成した遊技機に振動、衝撃や外力などが加わると、遊技機に組み込まれた部材が、振動、衝撃や外力などによって移動する(変位する)ことがある。特に、前記の可動役物のような可動部材は、所定の方向に移動できるように組み付けられているから、振動、衝撃や外力などによって、前記所定の位置決めされた位置から移動することがある。
遊技機に組み込まれた部材、特に可動部材(例えば可動役物のような移動可能な部材)が、搬送時や設置作業時などにおいて所定の位置から移動すると、例えば、次のような問題を生じることがある。
搬送時などにおいて可動役物が移動すると、遊技店などにおいて遊技機が設置された状態において、可動役物が、製造工程において位置決めされた所定の位置から移動(変位)していることになる。このため、このままでは、所定の位置に存在しない可動役物を正しく動作させることができなくなるおそれがある。また、所定の可動役物が所定の位置に位置決めされていないと、遊技者は、遊技盤面に存在する可動役物に対して違和感を感じるおそれがある。
特開2007−29255号公報
前記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、製造後から遊技店などにおいて設置作業が完了するまでの間に、振動、衝撃や外力が加わった場合であっても、可動部材が所定の位置から移動(変位)することを防止または抑制することができる遊技機を提供すること、特に、荷役時、搬送時(輸送時)や遊技店などにおける設置作業時において、振動、衝撃や外力などが加わった場合であっても、可動部材が移動(変位)することを防止または抑制することができる遊技機を提供することである。
前記課題を解決するため、本発明は、可動部材と、該可動部材を所定の原点位置から所定の移動方向に向けて移動させるための移動機構部と、前記可動部材を移動させるために前記移動機構部を動かすための制御を行う移動制御手段と、を備え、前記可動部材および前記移動機構部に前記移動制御手段による移動制御以外の外部からの力によって前記可動部材が前記所定の原点位置から移動することを抑制する移動抑制手段が設けられており、該移動抑制手段は、電気的駆動源の駆動に伴い回動する回動部材と、該回動部材の一部から延設する延設部と、該延設部から前記移動方向に対して垂直方向に突出する突出部と、前記回動部材の回動に伴い前記突出部が移動可能に挿入されるとともに前記突出部の周縁の少なくとも一部が当接する挿入開口部と、で構成され、前記回動部材から前記延設部の延設方向と前記移動方向とが平行である場合に、前記可動部材が前記所定の原点位置から移動することを抑制することを要旨とするものである。
また、可動部材と、該可動部材を所定の原点位置から所定の移動方向に向けて移動させるための移動機構部と、前記可動部材を移動させるために前記移動機構部を動かすための制御を行う移動制御手段と、を備え、前記可動部材および前記移動機構部に前記移動制御手段による移動制御以外の外部からの力によって前記可動部材が前記所定の原点位置から移動することを抑制する移動抑制手段が設けられており、該移動抑制手段は、電気的駆動源の駆動に伴い回動する回動部材と、該回動部材から前記移動方向に対して垂直方向に突出した突出部と、前記回動部材の回動に伴い前記突出部が移動可能に挿入されるとともに前記突出部の周縁の少なくとも一部が当接する挿入開口部と、で構成され、前記回動部材の回動中心および前記突出部の中心を通過する直線と、前記移動方向とが平行である場合に、前記可動部材が前記所定の原点位置から移動することを抑制することを要旨とするものである。
ここで、前記回動部材には、前記回動部材の回動中心から外側に向かって延設される延設部が形成され、前記突出部は前記延設部に形成されることが好ましい。そして、前記回動部材から前記延設部が延設する延設方向と、前記移動方向とが、平行である場合には、前記可動部材の前記所定の原点位置からの移動が抑制されることが好ましい。
また、前記移動機構部および前記可動部材のうち、一方には前記回動部材と前記突出部とが設けられ、他方には前記挿入開口部が設けられており、前記可動部材が前記所定の原点位置にある状態において、前記移動抑制手段は、前記可動部材を前記移動方向に移動させるための前記回動部材の回動を固定する固定手段を備えており、前記外部からの力により前記可動部材が前記移動方向に移動する際には前記固定手段による前記回動部材の回動の固定および前記突出部の縁が前記挿入開口部の縁に当接することにより前記可動部材が前記所定の原点位置から移動することを抑制する構成であることが好ましい。
ここで、前記固定手段は、前記回動部材が所定の位置に軸支されていることおよび前記突出部の自重により構成されていることが好ましい。そして、前記突出部は、前記突出部の自重によって前記挿入開口部の縁に当接することが好ましい。
前記移動機構部は前記可動部材の後方側に配設されており、前記可動部材の前記移動方向は、前記可動部材および前記移動機構部の配設方向と交差する方向となるように構成されていることが好ましい。
本発明によれば、前記構成を有し、回動部材から前記延設部の延設方向と前記移動方向とを平行とすることにより、または、回動部材の回動中心および前記突出部の略中心を通過する直線と前記移動方向とを平行とすることにより、可動部材が所定の原点位置から移動を防止または抑制することができる。このため、遊技機の外部からの力などによって、可動役物が所定の原点位置から移動することを防止または抑制することができる。
また、本発明によれば、外部からの力により可動部材が前記移動方向に移動する際には突出部の縁が挿入開口部の縁に当接するから、所定の原点位置において、可動部材の移動を防止または抑制することができる。さらに、同様に回動部材を固定することができる。
固定手段は、回動部材が所定の位置に軸支されていることおよび突出部の自重により構成されているから、固定手段は、突出部の自重によって可動部材の移動を防止または抑制することができる。
移動機構部は可動部材の後方側に配設されており、可動部材の移動方向は、可動部材および移動機構部の配設方向と交差する方向となるように構成されているから、可動部材は、可動部材および移動機構部の配設方向とは交差する方向に移動することができる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる遊技機1を示した正面図である。図1に示すように、本発明の実施形態にかかる遊技機1は、パチンコ遊技機である。
本発明の実施形態にかかる遊技機1は、基枠2に装着される。基枠2は、略額縁状に形成され所定の奥行きを有する枠体である。基枠2の前面側には、この基枠2に対して開閉可能な前面枠3が設けられる。さらに、この前面枠3には、この前面枠3に対して開閉可能な透明板保持枠4が取り付けられる。具体的には、前面枠3は、基枠2の前面側の片側縁(本実施形態においては図1に向かって左側縁)に軸着されており、前方に向けて開閉可能に組み付けられる。また、透明板保持枠4は、前面枠3の片側縁(本実施形態においては図1に向かって左側縁)に軸着されており、前面枠3に対して前方に向けて開閉可能に組み付けられる。
なお、説明の便宜上、本発明の実施形態にかかる遊技機1においては、「遊技機の前面」とは遊技機の正面側(遊技者が遊技を行う側)をいうものとし、「遊技機の裏面または後方」とは、遊技機の背面側をいうものとする。また、遊技機の左側、右側、上側、下側とは、常態において遊技機を正面側(遊技者側)から見た場合における左側、右側、上側、下側をいうものとする。
図1に示すように、前面枠3には、透明板保持枠4の下方に、下皿部材5や発射ハンドル8などが設けられている。下皿部材5は、前面枠3に対して開閉可能なように、その片側縁(本実施形態においては左側縁)が前面枠3に軸着される。下皿部材5には、下皿15や球抜き操作部16などが設けられる。下皿15は、払い出された遊技球のうち、上皿12に入りきらない遊技球を貯めることができる。球抜き操作部16は、これを操作することにより、下皿15に貯まった遊技球を遊技機外部(に置かれた遊技球容器など)に流し落とすことができる。発射ハンドル8は、遊技球を発射するためのタッチスイッチなどを備える。
図1に示すように、透明板保持枠4には、ガラス板またはプラスチック板などの透明板25が、遊技盤7の前面側に配設される。このため、透明板25を通じて、本発明の実施形態にかかる遊技機1の前面側から遊技盤7を視認可能である。また、図1に示すように、透明板保持枠4には、上皿12が一体的に形成される。この上皿12は、遊技領域に発射するための遊技球を貯留することができる部分である。この上皿12には、貯留されている遊技球を下皿15に流下させるための上皿操作部19や、貸出可能な貸し球を払い出すための球貸し操作部20などが設けられている。また、透明板保持枠4の上部左右両側には、スピーカ13,13が設けられている。
遊技盤7は、前面枠3に着脱可能に取り付けられている。遊技盤7の周縁には、ガイドレール9,10が、略円弧状に形成されている。このガイドレール9,10は、発射装置から発射された遊技球をガイドするための部材であり、内側ガイドレール9と外側ガイドレール10とからなる。遊技領域は、遊技盤7のガイドレール(内側ガイドレール9および外側ガイドレール10)の一部によって囲まれた部分に形成される領域である。
遊技領域には、その中央に図柄などを表示する図柄表示装置21が配設される。この図柄表示装置21としては、液晶表示パネルが適用される。図柄表示装置21の前面の一部と周囲には、センター役物50が配設される。センター役物50は、剣道面駆動役物52と前面側装飾部材53などを有する。剣道面駆動役物52は、本発明の実施形態にかかる遊技機1の右側端部の第一原点位置(P1)と、この第一原点位置(P1)から左向きに所定の距離だけ離れた第二原点位置(P2)との間を、スライドするように左右に往復移動できる。遊技領域(のセンター役物50以外の部分)には、始動入賞装置22、特別入賞装置23などの各種入賞装置が配設される。前面側装飾部材53は、遊技盤7の前面に設けられており、その略中央には図柄表示装置21を視認可能な開口部が形成され、図柄表示装置21の周囲を装飾している。また、図示しないが、遊技盤面には複数の釘などが起立するように配設されている。
本発明の実施形態にかかる遊技機1は、発射ハンドル8の操作により、発射装置43が遊技球を遊技領域に発射する。発射された遊技球は、遊技盤7の前面を転動しながら落下する。そして、落下する遊技球が、始動入賞装置22、特別入賞装置23などの入賞装置に入ると、所定の賞球遊技球が、遊技球払出口から払い出されるように構成される。
図2は、本発明の実施形態にかかる遊技機1の背面図である。図2に示すように、本発明の実施形態にかかる遊技機1の背面側には、枠用外部端子基板30、図柄制御基板31、主制御基板32、音声制御基板33、ランプ制御基板34、払出制御基板35、発射装置制御基板36、電源基板37などの各種基板が設けられる。さらに、カードインターフェース接続部38、球寄せ39、タンク40、タンクレール41、払出装置42、発射装置43などが設けられている。また、図2では記載を省略したが、本発明の実施形態にかかる遊技機1は、制御基板としてサブ制御基板45を備える(図15参照)。
図3は本発明の実施形態にかかる遊技機1のセンター役物50を示す正面図である。図4は、本発明の実施形態にかかる遊技機1のセンター役物50の背面図である。図5は、センター役物50を前面側から見た分解斜視図である。図6は、センター役物50を背面側から見た分解斜視図である。なお、これら図3〜図6においては、前面側装飾部材53の記載は省略してある。
センター役物50は、図3〜図6示すように、センターベース51、剣道面駆動役物52、前面側装飾部材53(図略。図1参照)、移動機構部70、発光体基板55などを有する。センターベース51は、主として他の各部材を取り付けるための枠体状の部材である。剣道面駆動役物52は、遊技状態などに応じて左右にスライド往復移動する役物である。移動機構部70は、剣道面駆動役物52を左右にスライド往復移動させるための機構部である。発光体基板55は、剣道面駆動役物52に光を照射する発光体が実装されている基板である。
センターベース51は、基本的には、横長の略長方形の枠体状に形成される部材であり、図柄表示装置21の周囲を囲む形状に形成される。センターベース51の中央部分には、図柄表示装置21が見えるようにするための開口部60が形成される。センターベース51の背面側には、図4および図6に示すように、開口部60の周囲に図柄表示装置21を取り付けるための図柄表示装置取付部601が形成される。センターベース51の前面側は、図3および図5に示すように、開口部60の周囲が、各種の部品を取り付けたり収納したりするための額縁状の枠体61として形成される。具体的にはこの枠体61は、遊技盤面に略平行な面である平面部62と、該平面部62の外周縁から前面に向かって立設される側壁部63とから構成されている。
センターベース51の前面側右下には、移動機構部70を取付け収納するための収納部66が形成される。具体的には図3や図5に示すように、収納部66は、枠体61の下方に突出するような構成を有する。
また、センターベース51の前面側上方の右端寄りには、図3〜図5に示すように、誘導部65が設けられる。この誘導部65は、剣道面駆動役物52を駆動して左右に移動させる際のガイドとなる部位であり、剣道面駆動役物52の被誘導部520がスライド的に係合するガイド溝として形成される。具体的には図5に示すように、前面側のカバー部材651とベース部材652とを有し、両部材651,652の間に、ガイド溝となる空間が形成される。このガイド溝は、下方と左右が開放(開口)している。
このカバー部材651は、センターベース51の前面に着脱可能な部材であり、剣道面駆動役物52の被誘導部520の前面側から前記ベース部材652の部分に、ネジなどにより固定される。これにより、剣道面駆動役物52の被誘導部520が、誘導部65のガイド溝に挟まれた(収納された)状態となる(図3および図5参照)。
センターベース51の収納部66の上方側には、発光体基板55を取り付けるための発光体基板取付部64が形成されている。発光体基板取付部64の構成については後述する。
剣道面駆動役物52は、「剣道面」の前面部分の形状を模して立体的形状に形成されている役物である。そして、センターベース51の右側端部に配設されている。具体的には、剣道面駆動役物52は、前面側装飾部材53の開口部から一部が見えるように配設されている(図1参照)。剣道面駆動役物52は、本発明の実施形態にかかる遊技機1の右側端部の第一原点位置(P1)と、この第一原点位置(P1)から左向きに所定の距離だけ離れた第二原点位置(P2)との間を、スライドするように往復移動できる。
剣道面駆動役物52には、透光部521が形成される。本発明の実施形態においては、「剣道面」の「首」に相当する位置に、アルファベットの「X」字状の星形に形成される透光部521が設けられる構成を有する。この透光部521は、略透明または透明の透光部材からなる。この透光部521は、発光体基板55に実装される発光体から照射される光を透過することができ、当該透光部521において、ランプが発光するように見える装飾部材として機能する。
剣道面駆動役物52の背面側には、図6に示すように、透光部521を囲むように、三個の取付ボス522a,522b,522cが形成されている。このうち、取付ボス522aと取付ボス522cは、それぞれ透光部521の左右に形成され、取付ボス522bは透光部521の上側に形成される。なお、これら取付ボス522a,522b,522cには、ネジ止めのための挿通孔がそれぞれ形成されている。
剣道面駆動役物52の右側は、端部が直線状に形成されている。同様に、センターベース51の右側壁部63aも、端部が直線状に形成されている。そして、剣道面駆動役物52が第一原点位置(P1)にある状態においては、剣道面駆動役物52の右側端部が、センターベース51の右側壁部63aに近接した状態にある。このためこれらの間に大きな隙間はできない。
剣道面駆動役物52の裏面側上部近傍には、被誘導部材520が設けられる。この被誘導部材520は、剣道面駆動役物52が左右にスライド往復移動する際に、ガイドとなる部材である。具体的には、この被誘導部材520は、横長平板状の形状を有する部材である。一方、センターベース51の枠体61の右上の位置には、図5に示すように、誘導部65が設けられる。この誘導部65は、前記被誘導部材520がスライド的に係合することができるガイド溝である。
そして、被誘導部材520が誘導部65に挿入されることによって、被誘導部材520がガイド溝に係合する。これにより、剣道面駆動役物52の上部が保持され、剣道面駆動役物52が前方に傾倒しないようになる。さらに、被誘導部材520は誘導部65のガイド溝に係合した状態にあるから、剣道面駆動役物52は、第一原点位置(P1)と第二原点位置(P2)との間を左右にスムーズに移動することができる。
剣道面駆動役物52のスライド往復移動は、移動機構部70が有する電気的駆動源(モータ)72などによって電気的かつ自動的に行うことができる。また、後述する操作部を手動で(人力で)操作することによって、手動でスライド往復移動することもできる。本発明の実施形態にかかる遊技機1の遊技中に演出を行うことや、初期化などを行う場合には、剣道面駆動役物52は、通常電気的にスライド往復移動させられる。また、本発明の実施形態にかかる遊技機1の製造(組立)や分解などの際には、剣道面駆動役物52を手動で所定の原点位置(第一原点位置(P1)または第二原点位置(P2))などに移動させる。
図5および図6に示すように、発光体基板55は、取付部715に対して剣道面駆動役物52が固着されている方向と反対方向に配設されている。また剣道面駆動役物52と移動機構部70と発光体基板55とセンターベース51は、本発明の実施形態にかかる遊技機1の前後方向に重なるように取付けられている。この本発明の実施形態にかかる遊技機1の前後方向を、剣道面駆動役物52の取付け方向という。剣道面駆動役物52は、剣道面駆動役物52の取付け方向に対し、直交する左右方向(直交方向)に移動する。ここでいう直交方向とは、真の直交方向からやや傾いた方向も含まれる。要するに剣道面駆動役物52の移動方向は、直交方向に関わらず前記剣道面駆動役物52の取付け方向と交差する方向であればよい。
また、図5および図6に示すように移動機構部70は、可動部材71の後方側(背面側)に配設されている。そして可動部材71の移動方向は、可動部材71および移動機構部70の配設方向と交差するように構成されている。
図7は、発光体基板取付部64および発光体基板55の組み付け構成を、背面側から示した分解斜視図(部分拡大図)である。
図7に示すように、発光体基板取付部64は、センターベース51の収納部66の上側の位置の、右隅部分に設けられたボス642と、左側の開口部60側に突出する部分に設けられたボス641と、これらのボスどうしの間の位置に設けられた支持突起643とを有する。ボス641、ボス642には、ネジ止め用の穴が設けられている。更にボス641、ボス642と隣接する位置には突起644、645が設けられている。
発光体基板55はプリント配線基板などであり、本体部550と連設部552とからなるとともに、切欠部551が形成される。本体部550は上に向かって凸となるように形成される部分である。連設部552は、本体部550の片側端部にL字形状に連設される部分である。切欠部551は、本体部550の中央部下辺が開口したような構成を有する。
本体部550には、切欠部551を挟んで左右の両側に、発光体としての第一のLED(第一発光体)553と第二のLED(第二発光体)554が、それぞれ一個ずつ実装される。具体的には、剣道面駆動役物52が第一原点位置(P1)に位置している状態においては、透光部521の背面側に第一のLED553が位置し、剣道面駆動役物52が第二原点位置(P2)に位置している状態においては、透光部521の背面側に第二のLED554が位置するように実装される。このような構成によれば、透光部521の背面側に位置する発光体(第一のLED553または第二のLED554)が発光すると、剣道面駆動役物52が第一原点位置(P1)、第二原点位置(P2)のいずれに位置する場合であっても、剣道面駆動役物52を前面から見ると、透光部521が発光しているように見える。
これら第一のLED553および第二のLED554は、連設部552に実装されるコネクタ555に、電気的に接続配線される。また、本体部550と連設部552には、取付用貫通孔556,558と、位置決め用貫通孔557,559が形成される。
切欠部551は、固着部となる剣道面駆動役物52の取付ボス522aおよび可動部材71の取付部715の挿通孔717aに、ネジ94aを挿入して剣道面駆動役物52を固着することが可能な大きさに形成される。なお、切欠部551の代わりに、固着部における固着が可能である位置に、発光体基板55の本体部550の表裏を貫通する貫通孔が形成される構成であってもよい。要は、固着部における固着が可能であるように、発光体基板55の形状が形成されるものであればよい。
前記のように、センターベース51の発光体基板取付部64には、発光体基板55の取付用貫通孔556,558が形成される位置に対応する位置にボス641,642が形成される。また、位置決め用貫通孔557,559が形成される位置に対応する位置に、突起644,645が形成される。そして、発光体基板55は、ネジ90,91が取付用貫通孔556,558を通じてボス641,642にネジ止めされる。また、発光体基板55の位置決め用貫通孔557,559には、それぞれ、発光体基板取付部64の突起644,645の先端が嵌合する。これにより、発光体基板55は、センターベース51に対して位置決めされて固定される。
図8〜図10は、移動機構部70および可動部材71の構成を示した図である。それぞれ、図8は、移動機構部70における電気的駆動源(モータ)72とモータ取付板73の構成を示した外観斜視図である。図9は移動機構部70における駆動ギア76と被動ギア(回動部材)77と検出スイッチを示す分解斜視図である。図10は可動部材71などの外観を示す斜視図である。
移動機構部70は、電気的駆動源(モータ)72、モータ取付板73、第一検出スイッチ74、第二検出スイッチ75、駆動ギア76、被動ギア(回動部材)77を有する。そして、移動機構部70は可動部材71を所定の方向にスライド往復移動させることができる。
図8に示すように、電気的駆動源(モータ)72には、ステッピングモータなど、公知の各種モータが適用できる。電気的駆動源(モータ)72には、左右一対の取付部725,726が形成される。これらの取付部725,726は、電気的駆動源(モータ)72の本体から延出する舌片状の部分である。これら取付部725,726には、取付孔721,722が形成される。また、電気的駆動源(モータ)72はコネクタ724を備える。そして電気的駆動源(モータ)72の回転軸723には駆動ギア76が嵌合される(図9参照。図8においては隠れて見えない。)。
モータ取付板73は、例えば金属からなる略平板状の部材である。このモータ取付板73は、略方形のモータ取付部731と、モータ取付部731の上方に連設(延設)される被動ギア支持部732とを有する。モータ取付部731には、略中心に開口部733が形成される。この開口部733は、電気的駆動源(モータ)72の回転軸723に駆動ギア76(後述)を取り付けた状態で、電気的駆動源(モータ)72の回転軸723および駆動ギア76を挿通可能に形成される。電気的駆動源(モータ)72の取付孔721,722にそれぞれネジ92,93を挿通させることにより、電気的駆動源(モータ)72をモータ取付板73のモータ取付部731に固定することができる。また、被動ギア支持部732には、後述する被動ギア(回動部材)77の中心軸を軸支可能な貫通孔732aが形成される。
そして、電気的駆動源(モータ)72がモータ取付板73のモータ取付部731に取り付けられた状態で、電気的駆動源(モータ)72、モータ取付板73、駆動ギア76、被動ギア(回動部材)77は、センターベース51の収納部66に取り付けられる。
図9に示すように、駆動ギア76には一般的な円筒歯車が適用できる。
図9に示すように、被動ギア(回動部材)77は、ギア部774と、延設部771と、突出部772とが形成される。また、中心軸775が端面から突出するように配設される。
ギア部774は、駆動ギア76と噛合する部分であり、一般的な円筒歯車と同じ構成が適用できる。なお、ギア部774は、可動部材71を人為的に移動させるために、指を掛けて被動ギア(回動部材)77を回動させるための操作部としても機能する。すなわち、可動部材71を人為的に移動させる場合は、被動ギア(回動部材)77のギア部774を操作部として、ギア部774に指を掛けて被動ギア(回動部材)77を回転させることができる。また可動部材71を電気的に移動させる場合は、電気的駆動源(モータ)72を電気的に回転させて駆動して、電気的に移動させることができる。この場合、移動機構部70は電気移動部として機能する。
延設部771は、被動ギア(回動部材)77の中心から半径方向外側に向かって延出する部分である。この延設部771は、ギア部774ではない部分に形成される。突出部772は延設部771に形成される部分であって、ギア部774のピッチ円筒の軸線(すなわち被動ギア(回動部材)77の回転軸の軸線)と平行な方向に突出する部分である。なお、この突出部772は略円柱または略円筒形状を有する。
被動ギア(回動部材)77の中心軸775は、前方にわずかに突出し、モータ取付板73をセンターベース51に取付けて組み立てた際に、モータ取付板73に設けられた貫通孔732aに嵌合する(図8参照)。
そしてこの突出部772には、円筒体773が遊嵌される。この円筒体773は略円筒形状の部材であり、その内径は、突出部772に遊挿可能な径に形成される。このため、この円筒体773は、突出部772に遊挿された状態で、突出部772の外周面上を自由に回転することができる。
図9に示すように、第一検出スイッチ74と第二検出スイッチ75は、それぞれ平板状の取付部742,752、検知部741,751、コネクタ743,753とを有する。検知部741、751は間隙に物体(具体的には被動ギア(回動部材)77の延設部771)の有無を検出することができるセンサからなる。そして、取付部742,752に検知部741,751とコネクタ743,753とが実装される構成を有する。第一検出スイッチ74と第二検出スイッチ75は、被動ギア(回動部材)77の左右にそれぞれ配設される。すなわち、第一検出スイッチ74と第二検出スイッチ75は、被動ギア(回動部材)77を挟んで対向するように配設される。第一検出スイッチ74および第二検出スイッチ75は、取付部742、752がモータ取付板73とセンターベース51の収納部66との間に固着されて、固定されている。
図9に示す状態において、被動ギア(回動部材)77が右側に回動し、延設部771が第一検出スイッチ74の検知部741に位置すると、第一検出スイッチ74はオン(検出状態)になる。一方、被動ギア(回動部材)77が左側に回動し、延設部771が第二検出スイッチ75の検知部751に位置すると、第二検出スイッチ75がオン(検出状態)になる。また、延設部771が第一検出スイッチ74および第二検出スイッチ75の検知部741、751のいずれの位置にもない場合は、第一検出スイッチ74および第二検出スイッチ75がオフ(非検出状態)となる。検出スイッチ74、75には、それぞれコネクタ743、753が設けられ、サブ制御基板45の入力回路451に配線(図示しない)されて電気的に接続されている。検出スイッチ74、75は、検知部741、751により得られるオン/オフ信号を、サブ制御基板45に送信することができる。
図10は、可動部材71およびこの可動部材71に係合する各種部材を示す外観斜視図である。それぞれ図10(a)は前面側から見た図、図10(b)は背面側から見た図である。図10(a)、(b)に示すように、可動部材71は、移動部712と、取付部715と、挿入開口部716とを有する。そして、移動部712は移動軸711に係合しており、移動軸711に対してスライドするように往復動することができる。
なお、この移動軸711は円柱状または断面略円形の棒状の部材であり、センターベース51に固定されている。具体的には、移動軸711の一端が右側端部713bとしてセンターベース51に形成される移動軸固定穴661に挿入される。また、移動軸711の他端は、左側取付部713aによりセンターベース51に固定される。この左側取付部713aは、移動軸711の前記他端(左側端部)をセンターベース51に固定するために、センターベース51に固定される部材である。これにより、移動軸711はセンターベース51に固定される。
図10(a)に示すように、移動部712は、前面側に向かって開口し内部が空洞である細長い略直方体形状に形成される部分である。長手方向各端面には、前面方向に向かって開口するように切り欠きが形成される。このため、移動部712は、その内部に移動軸711を収納し、移動軸711の両端が長手方向の各端面から突出するように、移動軸711に係合することができる。そして移動部712の軸線方向の各端部近傍には、軸受部714a、714bが配設される。これらの軸受部714a、714bは、略円筒形状に形成され、その一端にはフランジが形成される部材である。そしてその内部に移動軸711を挿通することができる。このため、可動部材71(の移動部712)は、移動軸711の軸線方向に沿って、移動軸711上をスライドするように左右に往復移動することができる。
取付部715は、剣道面駆動役物52を可動部材71に固定するための部分である。この取付部715は移動部712の軸線方向(長手方向、本発明の実施形態にかかる遊技機1においては左右方向)に垂直な方向(上側)に延設される板状の部分である。そして、取付部715には、剣道面駆動役物52を固定できるように、ネジを挿通するためのネジ孔717a、717b、717cが形成される。また、取付部715には、発光体基板55の第一のLED553および第二のLED554からの光を透過させるための四角形状の貫通孔718が形成される。
挿入開口部716は、移動機構部70の突出部772と係合する部分である。この挿入開口部716は、可動部材71の背面側に形成される。この挿入開口部716の形状は、移動部712の軸線方向(移動方向、すなわち本発明の実施形態にかかる遊技機1においては左右方向)に対して垂直方向(すなわち上下方向)に長い長孔状の部分である。この挿入開口部716の幅寸法(短辺寸法)は、移動機構部70の突出部772に装着される円筒体773を遊挿気味に挿入できる程度の寸法であればよい。また、挿入開口部716の長手寸法(長辺寸法)は、被動ギア(回動部材)77が回動した場合において、被動ギア(回動部材)77が回動に伴う突出部772の上下動を許容することができる寸法であればよい。
図11は、剣道面駆動役物52を、センターベース51に取り付ける前の状態を示した分解斜視図である。図11に示すように、移動機構部70、可動部材71、移動軸711、左側取付部713aがセンターベース51に取り付けられた後に、剣道面駆動役物52がセンターベース51の背面側から固定される。
図12は剣道面駆動役物52や可動部材71などを背面側から見た分解斜視図である。図12に示すように、剣道面駆動役物52の取付けボス522a,522b,522cの挿通孔と取付部715の挿通孔717a,717b,717cを合致させる。そして本発明の実施形態にかかる遊技機1の裏面側となる取付部715側から、三本のネジ94a,94b,94cを挿通孔717a,717b,717cに挿通し、該挿通孔に対応する取付けボス522a,522b,522cの挿通孔にネジ止めする。これにより、剣道面駆動役物52と可動部材71の取付部715とを固着することができる。したがって、剣道面駆動役物52と可動部材71とは、一体となって所定の方向に移動することができる。
挿入開口部716には、被動ギア(回動部材)77の突出部772(に回動自在に挿通されている円筒体773)が係合している。被動ギア(回動部材)77が回動すると円筒体773が挿入開口部716内を上下に動くと共に、移動部712は左右に移動する。
このような可動部材71と移動機構部70との組合せ構造において、可動部材71が、振動、衝撃や外力などによって移動することが抑制または防止される仕組みについて説明する。振動、衝撃や外力などによって、可動部材71が移動することを抑制または防止する移動抑制手段は、被動ギア(回動部材)77と、この被動ギア(回動部材)77から延設される延設部771と、この延設部771から突出する突出部772と、被動ギア(回動部材)77に係合する可動部材71の挿入開口部716とから構成される。
図13は、移動機構部70および可動部材71を、本発明の実施形態にかかる遊技機1の背面側から示した平面図である。それぞれ、図13(a)は、可動部材71が第一原点位置(P1)に位置する状態を示す。図13(b)は、可動部材71が第一原点位置(P1)と第二原点位置(P2)の間に位置する状態を示す。図13(c)は、可動部材71が第二原点位置(P2)に位置する状態を示す。
図13(a)に示す状態(すなわち、可動部材71が第一原点位置(P1)にある状態)においては、被動ギア(回動部材)77に形成される延設部771の延設方向と、可動部材71の往復動方向とが平行になる。換言すると、この状態においては、被動ギア(回動部材)77の回転中心および突出部772の中心を通過する直線と、可動部材71の往復動方向とが平行になる。そして突出部772および突出部772に遊嵌される円筒体773の自重によって、突出部772に遊嵌される円筒体773の下端が、挿入開口部716の縁(内壁面側の底辺、底面)に当接している。なお、被動ギア(回動部材)77が軸支されていることおよび突出部772の自重によって、被動ギア(回動部材)77は固定されている。
この状態において、可動部材71に振動、衝撃や外力などが加わった場合、可動部材71は、移動軸711に沿って矢印Fの向きに移動しようとする。しかしながら、被動ギア(回動部材)77の延設部771に形成される突出部772(の外周に遊嵌される円筒体773)が、挿入開口部716に当接している。かつ、この状態における突出部772の移動可能方向は、可動部材71の移動可能方向に対して垂直である。また、被動ギア(回動部材)77は固定されている。したがって、可動部材71が外力などによって矢印Fの方向に移動しようとしても、被動ギア(回動部材)77は当該外力などによっては回動することがないから、可動部材71は移動することがない。なお、被動ギア(回動部材)77が軸支されていることおよび突出部772の自重によって、被動ギア(回動部材)77は固定されている。特に被動ギア(回動部材)77は、延設部771および突出部772の自重によって、下向きに付勢され、付勢された状態で突出部772(に遊挿される円筒体773)が挿入開口部716の内面側の底面、底辺に当接しているから、被動ギア(回動部材)77の回動が抑制または防止されるとともに、可動部材71の移動が防止または抑制される。
図13(c)に示す状態(すなわち、可動部材71が第二原点位置(P2)にある状態)においては、図13(a)に示す状態と同様に、被動ギア(回動部材)77に形成される延設部771の延設方向と、可動部材71の往復動方向とが平行になる。すなわち、この状態においては、被動ギア(回動部材)77の回転中心および突出部772の中心を通過する直線と、可動部材71の往復動方向とが平行になる。そして突出部772および突出部772に遊嵌される円筒体773の自重によって、突出部772に遊嵌される円筒体773の下端が、挿入開口部716の縁(内壁面側の底辺、底面)に当接している。すなわち、被動ギア(回動部材)77が軸支されていることおよび突出部772の自重によって、被動ギア(回動部材)77は固定されている。
この状態において、可動部材71に振動、衝撃や外力などが加わった場合、可動部材71は、移動軸711に沿って矢印Gの向きに移動しようとする。しかしながら、被動ギア(回動部材)77の延設部771に形成される突出部772(の外周に遊嵌される円筒体773)が、挿入開口部716に当接している。かつ、この状態における突出部772の移動可能方向は、可動部材71の移動可能方向に対して垂直である。また、被動ギア(回動部材)77は固定されている。すなわち、被動ギア(回動部材)77が軸支されていることおよび突出部772の自重によって、被動ギア(回動部材)77は固定されている。したがって、可動部材71が外力などによって矢印Gの方向に移動しようとしても、被動ギア(回動部材)77は当該外力などによっては回動することがないから、可動部材71は移動することがない。特に被動ギア(回動部材)77は、延設部771および突出部772の自重によって、下向きに付勢され、付勢された状態で突出部772(に遊挿される円筒体773)が挿入開口部716の内面側の底面、底辺に当接しているから、被動ギア(回動部材)77の回動が抑制または防止されるとともに、可動部材71の移動が防止または抑制される。
一方、図13(b)に示すように、可動部材71が第一原点位置(P1)と第二原点位置(P2)の中間に位置する場合には、被動ギア(回動部材)77に形成される延設部771の延設方向と、可動部材71の往復動方向とが平行にならない。換言すると、この状態においては、被動ギア(回動部材)77の回転中心および突出部772の中心を通過する直線と、可動部材71の往復動方向とは平行にならない。
この状態において、可動部材71に振動、衝撃や外力などが加わった場合、可動部材71は、移動軸711に沿って矢印Hまたは矢印Iの向きに移動しようとする。そして、この状態における突出部772の移動可能方向は、可動部材71の移動可能方向に対して所定の角度をもった方向であって垂直ではない。したがって、外力などによって可動部材71が矢印Hまたは矢印Iの方向に押圧などされると、被動ギア(回動部材)77の突出部772は可動部材71の挿入開口部716の内壁面に押圧されて移動し、被動ギア(回動部材)77は回転する。この結果、可動部材71は矢印Hまたは矢印Iの向きに移動することができる。
しかしながら、可動部材71と被動ギア(回動部材)77が図13(b)に示すような状態にあると、被動ギア(回動部材)77は、突出部772の自重によって自転する。このため、可動部材71が第一原点位置(P1)と第二原点位置(P2)の中間の位置にある場合には、被動ギア(回動部材)77の自転によって、第一原点位置(P1)または第二原点位置(P2)のいずれかに移動する。そして、可動部材71が第一原点位置(P1)または第二原点位置(P2)のいずれかに位置すると、以降は前記のとおり、第一原点位置(P1)または第二原点位置(P2)において、移動が抑制または防止される。
以下、センター役物50の組立方法について説明する。先ず図7に示すように発光体基板55をセンターベース51の発光体基板取付部64に取り付ける。次に、第一検出スイッチ74、第二検出スイッチ75、被動ギア(回動部材)77、駆動ギア76をセンターベース51の収納部66の所定の位置に配置し、前面側から電気的駆動源(モータ)72を取付けたモータ取付板73を取付けて、前記第一検出スイッチ74、第二検出スイッチ75、被動ギア(回動部材)77、駆動ギア76を収納部66に固定する。被動ギア(回動部材)77は、中心軸775がモータ取付板73の軸支穴732aと、センターベース51の収納部66の取付面に設けられた軸支穴662によって軸支されている。
次いで可動部材71を収納部66に取付ける。図5に示すように、可動部材71の取付は、先ず、移動軸711の右側端部713bをセンターベース51の収納部66に設けられている移動軸固定穴661に挿通して固定する。次に移動軸711の左側端の左側取付部713aを収納部66の移動軸左側固定部665の二つのボス663、664にネジ止めする。これらを取付けた状態は、図12に示す通りである。
次いで、図12に示すように剣道面駆動役物52を可動部材71の前方側から取付ける。この場合、図11に示すように取付部715の挿通孔717a,717b,717cと剣道面駆動役物52の取付けボス522a,522b,522cを各々合致するようにして、ネジ94a,94b,94cを本発明の実施形態にかかる遊技機1の背面側から挿入して、剣道面駆動役物52と可動部材71とを固着する。
図12に示すように、剣道面駆動役物52は、可動部材71に固着した後、上部の被誘導部520をセンターベース51のベース部材652の部分に当接させ、被誘導部520の前方からカバー部材651をネジ止めすることで、被誘導部520をカバー部材651とベース部材652との間にスライド可能に保持できる。また剣道面駆動役物52をセンターベース51に取付ける場合、予め、カバー部材651をベース部材652にネジ止めしておいて、下方に開口する開口部から剣道面駆動役物52の被誘導部520を挿入した後、下方の取付けボス522a,522b,522cの部分を取付部715に固着してもよい。
図14(a)、(b)は移動機構部70および可動部材71をセンター役物50の裏面側から見た説明図であり、(a)は可動部材71が第一原点位置(P1)にある場合を示し、(b)は可動部材71が第二原点位置(P2)にある場合を示す。図14(a)に示すように、可動部材71を本発明の実施形態にかかる遊技機1の背面側から見た場合、左端位置となる第一原点位置(P1)にある場合、可動部材71の取付部715に設けた挿通孔717a,717b,717cは、発光体基板取付部64および発光体基板55によって、隠蔽されている。そのため、本発明の実施形態にかかる遊技機1の背面側から挿通孔717a,717b,717cにネジ94a,94b,94cを挿通することは困難な状態である。
そこで、被動ギア(回動部材)77のギア部774に指を掛けて、被動ギア(回動部材)77を人為的に、図中矢印P方向に回転させる。被動ギア(回動部材)77を本発明の実施形態にかかる遊技機1の背面側から見て時計回りにほぼ180度回転させると、図14(b)に示すように、突出部772が挿入開口部716の縁を図中右側に押し出し、可動部材71の取付部715を第二原点位置(P2)まで移動させる。取付部715は第二原点位置(P2)に移動した状態になると、図14(b)に示すように、挿通孔717a,717b,717cが、隠蔽されていた状態から、本発明の実施形態にかかる遊技機1の背面側に露出した状態となる。具体的には、図14(b)に示すように、挿通孔717aは、発光体基板55の切欠部551の位置と重なり、挿通孔717b、717cは、発光体基板55および発光体基板取付部64の外側周囲の位置となり、これらの部材によって隠蔽されない状態となる。その結果、剣道面駆動役物52と取付部715の固着が可能となる。
図14(b)に示すように移動部712が第二原点位置(P2)に移動した際には、可動部材71の取付部715の挿通孔717a,717b,717cと剣道面駆動役物52の取付けボス522a,522b,522cを合致させた部分に、ネジ94a,94b,94cを挿入することが可能である。この第二原点位置(P2)にある状態で、図12に示すように、ネジ94a,94b,94cを用いて、剣道面駆動役物52を可動部材71の取付部715に固着することができる。
可動部材71は第一原点位置(P1)では図10に示すように、移動軸711のほぼ右端のところに位置している。この状態においては剣道面駆動役物52は、図1に示す第一原点位置(P1)にある。また可動部材71は第二原点位置(P2)では、移動軸711のほぼ左端のところに位置している。この状態においては剣道面駆動役物52は、図1に示す第二原点位置(P2)にある。
上記実施形態では、可動部材71を第二原点位置(P2)とした場合に、固着部715となる3つの挿通孔717a,717b,717cのうち、一つの挿通孔717aの裏面側に、発光体基板55の切欠部551(空間部)が重なり、両者の固着が可能となるように形成されている。そしてこの挿通孔717a以外の挿通孔717b、717cは、第二原点位置(P2)では発光体基板55の外方に位置することで、固着が可能となるものである。本発明は、このように固着部の挿通孔717a,717b,717cの一つが少なくとも発光体基板55の空間部と重なるように構成されていればよい。例えば、上記の固着部の挿通孔717a,717b,717cの全てが、発光体基板55の空間部と重なるように、発光体基板55の形状や固着部の挿通孔の位置などを適宜形成してもよい。
図3、図4および図14(a)に示すように、剣道面駆動役物52が第一原点位置(P1)にあるときは、透光部521と第一のLED553が前後方向で重なった状態となる。また図14(b)に示すように、剣道面駆動役物52が第二原点位置(P2)にあるときは、透光部521と第二のLED554が前後方向で重なった状態となる。そのため、剣道面駆動役物52が第一原点位置(P1)、第二原点位置(P2)のいずれの位置にあるときも、発光体基板55のLEDが透光部521に光を照射することが可能である。
剣道面駆動役物52が第一原点位置(P1)にある場合は、図9に示すように、被動ギア(回動部材)77の延設部771が第一検出スイッチ74の検知部741によって検知されている。本発明の実施形態にかかる遊技機1において、遊技中に剣道面駆動役物52を演出する必要が生じた場合に、剣道面駆動役物52を電気的に移動させる。以下、剣道面駆動役物52を電気的に移動させる場合について説明する。
サブ制御基板45(図15参照)から移動制御手段78に制御信号を送信する。移動制御手段78は、制御信号に基づいて、電気的駆動源(モータ)72に駆動信号を送信する。電気的駆動源(モータ)72は駆動信号により回転し駆動ギア76を回転させる。図14に示すように、駆動ギア76が例えば反時計方向(矢印Q方向)に回転すると、該駆動ギア76と噛合する被動ギア(回動部材)77は時計方向(矢印P方向)に回転する。被動ギア(回動部材)77の突出部772、円筒体773は移動部712の挿入開口部716内を上方向に移動すると共に、可動部材71を左方向(図中右側)に移動させる。剣道面駆動役物52は、可動部材71の取付部715に固着されているので、可動部材71と共に左方向へ移動する。
被動ギア(回動部材)77がほぼ180度回転し、延設部771が第二検出スイッチ75の検知部751によって検知されると、サブ制御基板45に検知信号が送信される。サブ制御基板45は、検知信号を受け取ると、移動制御手段78に駆動停止信号を送信して、移動制御手段78は電気的駆動源(モータ)72の駆動を停止する。電気的駆動源(モータ)72の回転が停止して可動部材71の移動が停止し、剣道面駆動役物52の停止した位置が、第二原点位置である。第二原点位置から第一原点位置へ剣道面駆動役物52を移動させる場合は、上記と逆の操作を行う。
図15は、本発明の実施形態にかかる遊技機1の制御回路の構成を示すブロック図である。主制御基板32は、本発明の実施形態にかかる遊技機1の各種機器を制御するための基本回路が設けられている。主制御基板32は、制御プログラムが記録されたROM321、その制御プログラムに従って制御動作を行うCPU322、RAM323、入出力回路(I/Oポート)324、325等を備えている。主制御基板32は、遊技球が始動入賞装置22に入賞した際に特別遊技状態(大当り)を実行するか否かの当否判定を行う。具体的には、始動入賞口の遊技球が入賞したことに起因して大当り乱数テーブルから一の乱数を選択し、その乱数が大当りに該当するか否かを判定する。
主制御基板32は、サブ制御基板45が接続されている。サブ制御基板45は出力回路452に、音声制御基板33、ランプ制御基板34、図柄制御基板31、移動制御手段78等が接続されている。音声制御基板33には、スピーカ13が接続されている。ランプ制御基板34には、第一のLED553、第二のLED554、その他のランプ、LED等の装飾ランプ14が接続されている。図柄制御基板31には、図柄表示装置21等の特別図柄表示装置や、普通図柄表示装置などが接続されている。またサブ制御基板45の入力回路451には、第一検出スイッチ74、第二検出スイッチ75が接続されている。サブ制御基板45の出力回路452には、移動機構部70を制御する移動制御手段78が接続されており、さらに移動制御手段78には、電気的駆動源(モータ)72が接続されている。
サブ制御基板45では、主制御基板32から出力されたコマンドに応じて、抽選等を実行し、その抽選結果に応じた所定のパターンで、装飾ランプ14を発光させたり、スピーカ13から音声を発生させたり、特別図柄表示装置(図柄表示装置21)や普通図柄表示装置の図柄表示等を行う。
次に、本発明の実施形態にかかる遊技機1において、剣道面駆動役物52を移動させる際の面駆動処理について説明する。図16は、面駆動処理のフローチャートである。面駆動処理S100は、図16に示すように、先ず、面駆動予告判定処理(S110)を行う。この処理S110は、主制御基板32からサブ制御基板45に送信された変動信号に応じて、本発明の実施形態にかかる遊技機1における演出として、剣道面駆動役物52を移動させる予告処理をするか否かを決めるために、サブ制御基板45内で抽選を行う。この抽選結果が、剣道面駆動役物52を移動させる予告(面駆動予告ということもある)に当選した場合(y)、次の原点検知処理(S120)に進む。
原点検知処理(S120)は、第一検出スイッチ74が、被動ギア(回動部材)77の延設部771を検知しているか否かを判断する。第一検出スイッチ74が、延設部771を検知していない場合(n)は、電気的駆動源(モータ)72を正回転させる(S125)。尚、電気的駆動源(モータ)72の正回転は、本発明の実施形態にかかる遊技機1の後方から見て時計回りの回転である。電気的駆動源(モータ)72を正回転させると駆動ギア76も同時に正回転する。駆動ギア76が正回転すると、駆動ギア76に噛合する被動ギア(回動部材)77は反回転する。被動ギア(回動部材)77の反回転は、本発明の実施形態にかかる遊技機1の後方から見て反時計回りの回転である。被動ギア(回動部材)77が反回転すると、延設部771は第一検出スイッチ74側に移動する。
本発明の実施形態にかかる遊技機1では、面駆動予告の演出を行う場合以外(通常時)は、剣道面駆動役物52が第一原点位置(P1)に位置するように構成されている。これは、剣道面駆動役物52がこの第一原点位置(P1)以外にあると、不自然に見えるからである。そのため、面駆動予告の演出を行う場合以外は、剣道面駆動役物52を第一原点位置(P1)に戻す必要がある。S125の処理は、剣道面駆動役物52を第一原点位置(P1)に戻す処理である。S120において、第一検出スイッチ74が、被動ギア(回動部材)77の延設部771を検出している場合(y)、次の処理S130で電気的駆動源(モータ)72を反回転させる。
S130で電気的駆動源(モータ)72を反回転させると、駆動ギア76も同時に反回転し、駆動ギア76に噛合している被動ギア(回動部材)77が正回転する。被動ギア(回動部材)77が正回転すると、被動ギア(回動部材)77の延設部771の突出部772に係合している可動部材71(の挿入開口部716)および剣道面駆動役物52は左側(第二原点位置方向)へ移動する。次にS140では、第二検出スイッチ75が延設部771を検知しているか否かを判断する(原点検知)。S140で第二検出スイッチ75が延設部771を検知していないと判断した場合(n)、前のS130の処理に戻り電気的駆動源(モータ)72を継続して反回転させる。一方、剣道面駆動役物52が第二原点位置まで到達し、S140で第二検出スイッチ75が延設部771を検知していると判断した場合(y)、次のS150の処理に進み、電気的駆動源(モータ)72を正回転する。S150で電気的駆動源(モータ)72を正回転させると、剣道面駆動役物52は右側(第一原点位置方向)に移動する。尚、電気的駆動源(モータ)72の正回転および反回転等の回転制御は、上記したように、サブ制御基板45のCPUによって行われる。
次にS160では、第一検出スイッチ74が被動ギア(回動部材)77の延設部771を検知しているか否かを判断する(原点検知)。第一検出スイッチ74が延設部771を検知していないと判断した場合(n)、S150に戻り電気的駆動源(モータ)72の正回転を続ける。すなわち剣道面駆動役物52は右側に向かって移動を続ける。一方S160において、第一検出スイッチ74が延設部771を検知していると判断した場合(y)、電気的駆動源(モータ)72を停止して処理を終了する。すなわち、剣道面駆動役物52は、第一原点位置(P1)に停止する。
図17は面部LED発光処理のフローチャートである。剣道面駆動役物52の透光部521を発光させる処理(以下、面部LED発光処理ということもある。)S200は、剣道面駆動役物52が第一原点位置(P1)および第二原点位置(P2)の各々の位置にある場合に、透光部521を発光させるための処理である。図17に示すように、まず、第一検出スイッチ74による延設部771の検知の有無を判別する処理(S210)を行う。S210において、第一検出スイッチ74で被動ギア(回動部材)77の延設部771の検知が有る場合(y)、検知信号をランプ制御基板34に送信し、第一のLED553を発光させる(S230)。第一のLED553が発光すると、剣道面駆動役物52の透光部521が発光した光を透過するので、透光部521が点灯する。
S210において、第一検出スイッチ74の検知が無い場合(n)、第二検出スイッチ75による延設部771の検知の有無を判別する処理を行う(S220)。S220において、第二検出スイッチ75の検知がある場合(y)、検知信号をランプ制御基板34に送信し、第二のLED554を発光させる(S240)。第二のLED554が発光すると、剣道面駆動役物52の透光部521が第二のLED554で発光した光を透過するので、透光部521は点灯する。
図16の面駆動処理と図17の面部LED発光処理は、以下の通りこれらの処理を組み合わせて行われる。遊技球を遊技盤7に発射して、遊技球が始動入賞装置22に入賞すると、主制御基板32で大当りの当否判定を行い、サブ制御基板45で予告抽選を行い、面駆動予告に当選した場合に面駆動処理を行う。面駆動処理を行うと、剣道面駆動役物52は第一原点位置(P1)から左側へ移動する。そして剣道面駆動役物52が第二原点位置(P2)まで移動すると、そこから反対に右側へ移動して第一原点位置(P1)に戻る。この場合、剣道面駆動役物52が第一原点位置(P1)、および第二原点位置(P2)にある時に、各位置で透光部521から発光するので、透光部521は点灯する。
尚、本実施形態では、剣道面駆動役物52が動く起因は、面駆動予告に当選した場合としているが、これに限定されず、その他の起因によってもよい。例えば、遊技者が本発明の実施形態にかかる遊技機1の下皿15の左側に配設したボタンを押し下げることにより、剣道面駆動役物52が駆動するようにしてもよい。この場合、ボタンを1回押すと第一原点位置(P1)から第二原点位置(P2)に移動し、ボタンをもう一度押すと第一原点位置(P1)に移動するように構成してもよい。
また大当り中は、常に剣道面駆動役物52が第二原点位置(P2)に移動するようにして、大当り終了後に第一原点位置(P1)に移動するように構成してもよい。この場合、主制御基板32からサブ制御基板45に、大当り開始コマンドが送信された場合に、電気的駆動源(モータ)72を駆動して剣道面駆動役物52を第二原点位置(P2)に移動させる。サブ制御基板45に大当り終了コマンドが送信された場合、剣道面駆動役物52を第一原点位置(P1)に移動させる。
また、大当り中に限らず、図柄変動が時間短縮変動している場合や、大当り確率が高確率状態となる確率変動状態に、剣道面駆動役物52が第二原点位置(P2)に移動するように構成してもよい。
また、本発明の実施形態にかかる遊技機1の内部にタイマを設けて、タイマにより剣道面駆動役物52の駆動タイミングを制御して、所定時間毎に剣道面駆動役物52が第一原点位置(P1)になったり、第二原点位置(P2)になったりする様に構成してもよい。具体的に、所定の時間として、朝一の開店時や、正午時等に、剣道面駆動役物52を第二原点位置に移動させ、10分後に第一原点位置(P1)に戻るように構成してもよい。
また本実施形態では、剣道面駆動役物52の透光部521は、剣道面駆動役物52が第一原点位置(P1)と第二原点位置(P2)の各々の位置にあるときに点灯するようにしているが、第一原点位置(P1)では消灯し、第二原点位置(P2)で点灯する場合と点灯しない場合を選択するように構成してもよい。この場合、剣道面駆動役物52の透光部521が第二原点位置(P2)で点灯しない場合は期待度があまり高くないが、透光部521が第二原点位置(P2)で点灯する場合は期待度が高くなるように、予告演出を構成してもよい。
本発明の実施形態にかかる遊技機1は、パチンコ遊技機を例として説明したが、本発明の実施形態にかかる遊技機1は、パチンコ遊技機に限られるものではなく、たとえばスロットマシンなどに適用しても良い。
本発明の実施形態にかかる遊技機を示す正面図である。 本発明の実施形態にかかる遊技機の背面図である。 本発明の実施形態にかかる遊技機のセンター役物を示す正面図である。 センター役物の背面図である。 センター役物を前面側から見た分解斜視図である。 センター役物を裏面側から見た分解斜視図である。 発光体基板の取付け状態を示す分解斜視図である。 電気的駆動源(モータ)とモータ取付板を示す斜視図である。 駆動ギアと被動ギア(回動部材)と検出スイッチを示す分解斜視図である。 可動部材71およびこの可動部材71に係合する部材を示した外観斜視図であり、(a)は前面側から見た図、(b)は背面側から見た図である。 剣道面駆動役物をセンターベースに取付ける前の状態を示す斜視図である。 剣道面駆動役物と可動部材を後方側から見た斜視図である。 移動機構部70および可動部材71を、本発明の実施形態にかかる遊技機1の背面側から示した平面図であり、(a)は可動部材71が第一原点位置にある状態を示し、(b)は可動部材71が第一原点位置と第二原点位置との間にある状態を示し、(c)は可動部材71が第二原点位置にある状態を示す。 (a)、(b)は移動軸部をセンター役物の裏面側から見た説明図であり、(a)は移動軸部が第一原点位置にある場合を示し、(b)は移動軸部が第二原点位置にある場合を示している。 本発明の実施形態にかかる遊技機の制御回路の構成を示すブロック図である。 面駆動処理のフローチャートである。 面部LED発光処理のフローチャートである。
符号の説明
1 本発明の実施形態にかかる遊技機
7 遊技盤
50 センター役物
51 センターベース
52 剣道面駆動役物
521 透光部
522a,522b,522c 取付ボス
55 発光体基板
550 本体部
551 切欠部
553 第一のLED(発光体)
554 第二のLED(発光体)
70 移動機構部
71 可動部材
711 移動軸
712 移動部
715 第1部材取付部
716 挿入開口部
717a,717b,717c 挿通孔
72 電気的駆動源(モータ)
76 駆動ギア
77 被動ギア(回動部材)
771 延設部
772 突出部
773 円筒体
774 ギア部

Claims (8)

  1. 可動部材と、
    該可動部材を所定の原点位置から所定の移動方向に向けて移動させるための移動機構部と、
    前記可動部材を移動させるために前記移動機構部を動かすための制御を行う移動制御手段と、を備え、
    前記可動部材および前記移動機構部に前記移動制御手段による移動制御以外の外部からの力によって前記可動部材が前記所定の原点位置から移動することを抑制する移動抑制手段が設けられており、
    該移動抑制手段は、電気的駆動源の駆動に伴い回動する回動部材と、該回動部材の一部から延設する延設部と、該延設部から前記移動方向に対して垂直方向に突出する突出部と、前記回動部材の回動に伴い前記突出部が移動可能に挿入されるとともに前記突出部の周縁の少なくとも一部が当接する挿入開口部と、で構成され、
    前記回動部材から前記延設部の延設方向と前記移動方向とが平行である場合に、前記可動部材が前記所定の原点位置から移動することを抑制することを特徴とする遊技機。
  2. 可動部材と、
    該可動部材を所定の原点位置から所定の移動方向に向けて移動させるための移動機構部と、
    前記可動部材を移動させるために前記移動機構部を動かすための制御を行う移動制御手段と、を備え、
    前記可動部材および前記移動機構部に前記移動制御手段による移動制御以外の外部からの力によって前記可動部材が前記所定の原点位置から移動することを抑制する移動抑制手段が設けられており、
    該移動抑制手段は、電気的駆動源の駆動に伴い回動する回動部材と、該回動部材から前記移動方向に対して垂直方向に突出した突出部と、前記回動部材の回動に伴い前記突出部が移動可能に挿入されるとともに前記突出部の周縁の少なくとも一部が当接する挿入開口部と、で構成され、
    前記回動部材の回動中心および前記突出部の中心を通過する直線と、前記移動方向とが平行である場合に、前記可動部材が前記所定の原点位置から移動することを抑制することを特徴とする遊技機。
  3. 前記回動部材には、前記回動部材の回動中心から外側に向かって延設される延設部が形成され、前記突出部は前記延設部に形成されることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記回動部材から前記延設部が延設する延設方向と、前記移動方向とが、平行である場合には、前記可動部材の前記所定の原点位置からの移動が抑制されることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記移動機構部および前記可動部材のうち、一方には前記回動部材と前記突出部とが設けられ、他方には前記挿入開口部が設けられており、
    前記可動部材が前記所定の原点位置にある状態において、前記移動抑制手段は、前記可動部材を前記移動方向に移動させるための前記回動部材の回動を固定する固定手段を備えており、前記外部からの力により前記可動部材が前記移動方向に移動する際には前記固定手段による前記回動部材の回動の固定および前記突出部の縁が前記挿入開口部の縁に当接することにより前記可動部材が前記所定の原点位置から移動することを抑制する構成であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記固定手段は、前記回動部材が所定の位置に軸支されていることおよび前記突出部の自重により構成されていることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記突出部は、前記突出部の自重によって前記挿入開口部の縁に当接することを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記移動機構部は前記可動部材の後方側に配設されており、前記可動部材の前記移動方向は、前記可動部材および前記移動機構部の配設方向と交差する方向となるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の遊技機。
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