JP2008000427A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008000427A
JP2008000427A JP2006173779A JP2006173779A JP2008000427A JP 2008000427 A JP2008000427 A JP 2008000427A JP 2006173779 A JP2006173779 A JP 2006173779A JP 2006173779 A JP2006173779 A JP 2006173779A JP 2008000427 A JP2008000427 A JP 2008000427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effect
arm
accessory
rotation
movement position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006173779A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Shimizu
要一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP2006173779A priority Critical patent/JP2008000427A/ja
Publication of JP2008000427A publication Critical patent/JP2008000427A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】大型化した演出役物部材を上下方向へ移動可能としたとしても、演出役物部材をその移動範囲の上側に停留することができる遊技機を提供する。
【解決手段】演出駆動ユニットは、ユニットベース部と、演出駆動モータと、回動アーム106と、演出役物部材59を第1移動位置から第2移動位置に向かう方向へ案内するガイド部93とを備え、回動アーム106の回動端部を演出役物部材59の移動ベース部61に接続し、回動アーム106を回動することにより移動ベース部61をガイド部93に沿って移動可能とし、移動ベース部61には、回動アーム106の回動端部を係合可能な役物係合受部128を備え、第1移動位置に移動ベース部61を配置すると、役物係合受部128が回動アーム106の回動端部に係合して回動アーム106をアーム回動軸108側へ向けて押圧し、回動アーム106が回動することを阻止して移動ベース部61の移動を規制する。
【選択図】図9

Description

本発明は、遊技盤に区画形成された遊技領域にセンターケースを配置したパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、遊技盤に遊技球が流下可能な遊技領域を区画形成し、該遊技領域の略中央に装飾等の機能を備えた包囲枠としてセンターケースを配置し、該センターケースの奥側に液晶表示装置の変動表示装置(映像表示装置)を配置している。また、センターケースの下方には、始動入賞口等の始動入賞領域を設定し、遊技球が始動入賞領域へ入賞すると、変動表示装置に複数の識別情報を変動表示して変動表示ゲームを実行する。
そして、センターケースに演出動作を実行可能な演出装置を配置し、該演出装置に所要の動作を行う演出役物部材を備え、該演出役物部材を変動表示ゲームに合わせて動作することにより、視覚的な演出効果を向上させ、遊技の興趣を増大するようにしたパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このパチンコ遊技機においては、変動表示装置の上部に、ハンマーを模した形状の演出役物部材を上下方向へ回動可能な状態で配置し、演出役物部材を下方へ回動すると、演出役物部材が変動表示装置の表示画面を叩くような遊技演出を行えるように構成されている。
特開2001−025546号公報
しかしながら、上記特許文献に記載のパチンコ遊技機は、比較的小さな演出役物部材を動かして遊技演出を行うため、視覚的な演出効果を十分に得ることができない。そこで、大型化した演出役物部材を備えて移動するように構成することも考えられるが、演出役物部材が重くなってしまう。このため、演出役物部材を上下方向へ移動して遊技演出を行う場合には、演出役物部材をその移動範囲の上側に停留することが困難になり、遊技中に演出役物部材がその自重で下方へズレ落ちる虞がある。この結果、演出役物部材の動作や移動範囲を設定どおりに確保し難くなり、却って遊技演出を効果的に行うことができなくなる虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大型化した演出役物部材を上下方向へ移動可能としたとしても、演出役物部材をその移動範囲の上側に停留することができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤に区画形成された遊技領域にセンターケースを配置し、該センターケース内に前面側が開口した凹室を設け、該凹室の奥手側に開口窓部を開設し、該開口窓部に変動表示装置を臨ませ、該変動表示装置の表示内容を変動表示ゲームの進行に合わせて変動表示可能な遊技機において、
前記センターケースは、変動表示ゲームの進行に伴って演出動作を実行可能な演出装置を備え、
前記演出装置は、移動可能な演出役物部材と、該演出役物部材を第1移動位置と該第1移動位置よりも低い第2移動位置との間で移動させる演出駆動ユニットと、を備え、
該演出駆動ユニットは、
ユニットベース部と、該ユニットベース部に配置され、演出役物部材を移動させるための駆動力を発生する駆動源と、駆動源の駆動力により回動軸周りに回動する回動アームと、演出役物部材を第1移動位置から第2移動位置に向かう方向へ案内するガイド部と、を備え、回動アームの回動端部を演出役物部材に接続し、回動アームを回動することにより演出役物部材をガイド部に沿って移動可能とし、
前記演出役物部材には、回動アームの回動端部を係合可能な役物係合受部を備え、
前記第1移動位置に演出役物部材を配置すると、役物係合受部が回動アームの回動端部に係合して回動アームを回動軸側へ向けて押圧し、回動アームが回動軸周りに回動することを阻止して演出役物部材の移動を規制することを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記演出役物部材は、役物係合受部を備えて回動アームと接続される移動ベース部と、該移動ベース部の前面側に配置された発光装置と、該発光装置を前方から覆うレンズ部材と、を備え、発光装置を演出役物部材の移動に合わせて発光することを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、センターケースは、変動表示ゲームの進行に伴って演出動作を実行可能な演出装置を備え、演出装置は、移動可能な演出役物部材と、該演出役物部材を第1移動位置と該第1移動位置よりも低い第2移動位置との間で移動させる演出駆動ユニットとを備え、該演出駆動ユニットは、ユニットベース部と、該ユニットベース部に配置され、演出役物部材を移動させるための駆動力を発生する駆動源と、駆動源の駆動力により回動軸周りに回動する回動アームと、演出役物部材を第1移動位置から第2移動位置に向かう方向へ案内するガイド部とを備え、回動アームの回動端部を演出役物部材に接続し、回動アームを回動することにより演出役物部材をガイド部に沿って移動可能とし、演出役物部材には、回動アームの回動端部を係合可能な役物係合受部を備え、第1移動位置に演出役物部材を配置すると、役物係合受部が回動アームの回動端部に係合して回動アームを回動軸側へ向けて押圧し、回動アームが回動軸周りに回動することを阻止して演出役物部材の移動を規制するので、演出役物部材を第1移動位置に停留することができる。したがって、演出役物部材を大型化したとしても、その自重で第1移動位置から下降して第2移動位置へ自然に移動してしまうことがない。このことから、演出役物部材の動作や移動範囲を設定どおりに確保することができ、遊技演出を効果的に行うことができる。また、回動アームだけで演出役物部材を第1移動位置に維持することができ、駆動源に掛かる負荷を抑え易い。
請求項2に記載の発明によれば、演出役物部材は、役物係合受部を備えて回動アームと接続される移動ベース部と、該移動ベース部の前面側に配置された発光装置と、該発光装置を前方から覆うレンズ部材とを備え、発光装置を演出役物部材の移動に合わせて発光するので、演出可動部材の演出効果の向上を図ることができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
パチンコ遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、表面にガイドレール2やサイドケース3等の区画部材により区画された遊技領域4を形成し、該遊技領域4内の略中央にセンターケース5を配設し、該センターケース5の下方には、遊技球の入賞により後述する特図変動表示ゲーム(本発明における変動表示ゲームに相当)の始動条件を成立させる始動入賞口6を配置し、センターケース5の側方(左側方)には普図始動ゲート9を配置し、センターケース5の左下方および右下方には、発光により各種の装飾表示を行うサイドランプ10を配置し、該サイドランプ10の前面側に一般入賞口11を備えている。また、始動入賞口6の下方には大入賞口12を配置し、該大入賞口12の側方に普通図柄表示器13および特別図柄表示器14を配置している。さらに、始動入賞口6、普図始動ゲート9、大入賞口12やセンターケース5等の取付部分を除いた遊技領域4内に障害釘(図示せず)を植設してある。そして、遊技盤1は、この他に、遊技球の流下方向を変える風車(図示せず)、及び入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口15を設けている。
なお、大入賞口12の左側方に配置された普通図柄表示器13は、普図始動ゲート9への入賞(通過)を契機として普図変動表示ゲーム(補助遊技)を行う表示器である。この普通図柄表示器13は、○印の当たり表示ランプ17と×印のハズレ表示ランプ18とを上下に並べて備え、普図変動表示ゲーム時に、当たり表示ランプ17、またはハズレ表示ランプ18のいずれかを選択点灯して普通図柄(普図)を表示するように構成されている。そして、当たり表示ランプ17が点灯して普図変動表示ゲームの結果態様が「当たり」になった場合に、始動入賞口6の開閉部材6aが開いて、遊技球が始動入賞口6へ入賞し易い状態に変換する。さらに、普通図柄表示器13の左右両側には、LED等の点状発光体により形成された普図始動記憶表示器19を配置し、遊技球が普図始動ゲート9を通過したが未処理となっている普図変動表示ゲームの回数を所定数(例えば4個)まで表示できるように構成されている。
また、大入賞口12の右側方に配置された特別図柄表示器14は、始動入賞口6への入賞を始動条件として特図変動表示ゲーム(特別遊技)を行う表示器である。この特別図柄表示器14は、7セグLEDにより数字、記号等の特別図柄(特図)を変動表示するように構成されている。そして、特図変動表示ゲームの表示態様が予め定めた特別の結果態様(大当たり)になったときには、大入賞口12を所定時間および所定回数だけ開放して、遊技球が大入賞口12に入賞し易い状態に変換する。さらに、特別図柄表示器14の左右両側には、LED等の点状発光体により形成された特図始動記憶表示器20を配置し、遊技球が始動入賞口6に入賞したが未処理となっている特図変動表示ゲームの回数を所定数(例えば4個)まで表示できるように構成されている。
次に、センターケース5について説明する。
センターケース5は、図2および図3に示すように、ケース本体23と、該ケース本体23の下部に配置されたステージ部24と、ケース本体23の上部に配置された演出装置25とを具備して構成されている。
ケース本体23は、枠体構造の部材であり、当該ケース本体23の前側に配置される前側枠体部26と、当該ケース本体23の後側に配置される後側枠体部27とを前後に重合して構成されている。そして、ケース本体23の内部には前面側へ開口した凹室28を設け、該凹室28の奥手側(後部)には矩形状の開口窓部29を開設し、該開口窓部29の後方には、特図変動表示ゲームや普図変動表示ゲーム等の遊技の進行に合わせて表示内容を変動表示可能な液晶表示装置等の変動表示装置30を配置して、開口窓部29に変動表示装置30の表示画面を前方へ臨ませている。さらに、センターケース5の一側部(図1中、左側部)には、遊技領域4を流下する遊技球を凹室28内、詳しくはステージ部24へ導入する球導入路(所謂ワープ流路)32を配置し、センターケース5の前面部のうち球導入路32の下方には、センターケース5の側方を流下してきた遊技球の流下方向を変化可能な風車34を備えている。
前側枠体部26は、開口窓部29よりも大きな前側開口部37を開口した枠体であり、当該前側枠体部26の周縁(外周縁)に沿って取付基板38を外方へ鍔状に突設している。また、前側枠体部26の上辺部の前側には、庇状の鎧部40を左右両側方へ向けて下り傾斜した状態で取付基板38よりも前方へ突設し、該鎧部40の左右両側の傾斜端部から縦長の側辺部41を取付基板38よりも前方へ突設し、一側(図3中、左側)の側辺部41には、縦長な第1装飾部材42を備え、該第1装飾部材42の下寄りに球導入路32を形成し、該球導入路32の上流部(すなわち球導入路32の入口)を前側枠体部26の外方へ向けて開放し、球導入路32の下流部(すなわち球導入路32の出口)を前側枠体部26の前側開口部37へ向けて開放している。さらに、他側(図3中、右側)の側辺部41には、透光性部材で形成された略逆C字状の第2装飾部材43を側辺部41の側部を覆う状態で備えている。また、一側の側辺部41と第1装飾部材42との間、および他側の側辺部41と第2装飾部材43との間には、LED等の発光体を実装した発光基板44を配置し、発光基板44から光を発生し、この光を第1装飾部材42または第2装飾部材43を介して凹室28内に照射してセンターケース5を装飾するように構成されている。そして、鎧部40の一側寄り(図3中、左寄り)の下部には第3装飾部材45を後述する演出装置25よりも前方に配置している。
後側枠体部27は、開口窓部29を開設した枠体であり、その前面部のうち開口窓部29の周縁部には、透光性を有する長尺な装飾レンズ部材48を開口窓部29の各辺に沿う状態で配置し、開口窓部29の上辺に沿って配置される装飾レンズ部材48の後方には、LED等の発光体を実装した発光基板44′を配置している。また、後側枠体部27の上部には、前方および下方(凹室28側)が開放された演出収容部27aを凹ませて形成し、該演出収容部27aに後述する演出装置25を前方から収容できるように構成されている。また、後側枠体部27の側部(図3中、右側部)の後側面には、LED等の発光体を複数実装した発光基板54を配置し、各発光基板54の後方に基板カバー55を配置している。さらに、後側枠体部27の他側部のうち発光基板54の発光体の前方に位置する部分に透光孔56を開設し、発光基板54の発光体から発生した光を透光孔56を介して装飾レンズ部材48および装飾レンズ部材48の前方へ照射できるように構成されている。
演出装置25は、図4に示すように、後側枠体部27の上側部に配置され、変動表示ゲームの進行や変動表示装置30の表示内容の変化に伴って演出動作を実行可能な装置であり、移動可能な演出役物部材59と、該演出役物部材59を駆動する演出駆動ユニット60とを備えている。演出役物部材59は、演出動作として一側(図4(a)中、左側)へ向けて下り傾斜する横方向へ移動できるように設定された部材である。そして、演出役物部材59の基部となる移動ベース部61を備え、該移動ベース部61の前面側に横長なブロック状の第1役物部材62と縦長な人形の第2役物部材63とを横に並べて構成され、第1役物部材62を前側枠体部26の第3装飾部材45寄り(図2中、左寄り)に配置している。そして、図6に示すように、第1役物部材62の内部にLED等の発光体を実装した役物発光基板62a(本発明における発光装置に相当)を備え、該役物発光基板62aを役物レンズ部材62b(本発明におけるレンズ部材に相当)で前方から覆い、役物発光基板62aから発生した光を役物レンズ部材62bを介してセンターケース5の前方へ照射できるように構成されている。なお、移動ベース部61については、後で詳細に説明する。
また、演出駆動ユニット60は、演出役物部材59を駆動するための演出駆動モータ65(本発明における駆動源に相当)と、演出役物部材59の位置を検出する演出役物位置検出センサ66(図5および図6参照)とを備えている。そして、演出駆動ユニット60の一側寄り(図4(a)中、右寄り)に第1移動位置P1を設定し、演出駆動ユニット60の他側寄り(図4(b)中、左寄り)であって第1移動位置P1よりも低い位置に第2移動位置P2を設定し、演出役物部材59を第1移動位置P1と第2移動位置P2との間で移動できるように構成されている。さらに、演出役物部材59を上方へ移動して第1移動位置P1に配置した常態(上昇状態)では、図1および図2に示すように、第1役物部材62を第3装飾部材45の側方(図2中、右側方)であって第3装飾部材45よりも後方に配置して、第1役物部材62と第3装飾部材45とが前方から見て1つの横長なロゴを構成するように設定する。また、第2役物部材63を開口窓部29の側縁部(図1中、右縁部)の前方に配置する。一方、常態(上昇状態)から演出駆動モータ65を駆動し、演出役物部材59を斜め下方へ移動して第2移動位置P2に配置すると、第1役物部材62をその上部が第3装飾部材45の下部と前後に重なる状態(下降状態)に配置し、第2役物部材63を開口窓部29の側縁部(図4(b)中、右縁部)よりも中央寄りに配置する。なお、演出駆動ユニット60の構成については、後で詳細に説明する。
そして、演出駆動モータ65および演出役物位置検出センサ66は、パチンコ遊技機の制御系に接続され、パチンコ遊技機に備えられた制御装置によって制御されて、演出役物部材59が遊技の進行(例えば、変動表示装置30の表示内容や、特図変動表示ゲームや普図変動表示ゲームの結果態様および結果の予告)等に伴って姿勢や位置を変化したり、小刻みに揺動したりすることができるように構成している。パチンコ遊技機の制御系について、図5に基づいて具体的に説明すると、メイン制御装置(遊技制御装置)68は、遊技を統括的に制御する主制御装置として機能し、遊技制御を司るCPU、遊技制御のためのプログラム等を記憶しているROM、および遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAM、入力インターフェース、出力インターフェース、クロック等から構成される。また、各種検出装置(特図始動センサ69、普図始動センサ70、入賞口センサ71、カウントセンサ72)からの検出信号を受けて、大当たり遊技等、種々の処理を行う。そして、サブ制御装置(排出発射制御装置73、演出制御装置74等)の他、特別図柄表示器14、特図始動記憶表示器20、普通図柄表示器13、普図始動記憶表示器19、始動入賞口6を開閉する始動入賞ソレノイド75、大入賞口12を開閉する大入賞口開閉ソレノイド76等に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。さらに、外部通信端子77を介して遊技に関する情報等をパチンコ遊技機の外部へ送信する。
また、メイン制御装置68に接続される演出制御装置74は、メイン制御装置68からの演出制御指令信号(制御データ)に基づいて、変動表示装置30の表示制御を行ったり、パチンコ遊技機の装飾演出等を行ったりする装置である。演出制御装置74は、演出制御を司るCPU、演出制御のためのプログラムを格納したROM、画像データ等を格納した画像ROM、演出制御時のワークエリアや変動表示装置30に表示される画像データを一時的に記憶するRAM、GDP(Graphic Display Processor)、通信インターフェース等から構成されている。そして、演出制御装置74の入力側には、演出役物位置検出センサ66等を電気的に接続し、出力側には、変動表示装置30、スピーカ78、サイドランプ10、発光基板44,54、演出駆動モータ65等を電気的に接続している。
ステージ部24は、球導入路32から流下してきた遊技球や、センターケース5の下方の遊技領域4から障害釘により弾き飛ばされてセンターケース5内へ進入してきた遊技球を転動させて始動入賞口6へ誘導可能な棚部である。そして、センターケース5内に受け入れた遊技球を転動可能な球転動部80と、該球転動部80から遊技球を始動入賞口6へ導出可能な球導出部81とを備え、球転動部80をステージ部24の上部に配置し、球導出部81をステージ部24の下部に配置して構成されている。
次に、演出装置25の基部となる演出駆動ユニット60の構成について説明する。
演出駆動ユニット60は、図6に示すように、横長なユニットベース部90と、該ユニットベース部90に配置され、演出役物部材59の駆動力を発生する演出駆動モータ65と、演出駆動モータ65からの駆動力を演出役物部材59の移動ベース部61に伝達する駆動伝達機構92と、移動ベース部61(演出役物部材59)を第1移動位置P1から第2移動位置P2に向かう方向へ案内する複数のガイド部93(第1ガイド部93aおよび第2ガイド部93b)とを備えて構成されている。また、第1ガイド部93aおよび第2ガイド部93bを移動ベース部61の移動方向へ延出した軸部材(丸棒)で形成し、第1ガイド部93aをユニットベース部90の前面側に前側枠体部26の第3装飾部材45側(図6中、左側)へ下り傾斜した姿勢、言い換えると第1移動位置P1側から第2移動位置P2側へ下り傾斜した姿勢で配置し、第2ガイド部93bをユニットベース部90の後面側に第1ガイド部93aと同じ傾斜姿勢、すなわち第3装飾部材45側(図6中、左側)へ下り傾斜した姿勢、言い換えると第1移動位置P1側から第2移動位置P2側へ下り傾斜した姿勢で配置している。
ユニットベース部90は、横長なベース基部96と、該ベース基部96の前面側に配置され、移動ベース部61の一部に係合される被係合部97とを備えている。ベース基部96は、その上部に庇状の当接部98を前方へ突設し、該当接部98を演出収容部27aの上縁部へ当接して演出装置25の上下方向の位置決めを行えるように構成されている(図4(a)参照)。また、ベース基部96の前面側には、第1ガイド部93aをベース基部96から前方へ離した状態で支持する第1ガイド支持部100を備え、ベース基部96の後面側、詳しくは被係合部97の後面側には、第2ガイド部93bをベース基部96から後方へ離した状態で支持する第2ガイド支持部101(図9(a)参照)を備え、該第2ガイド支持部101の後方には演出役物位置検出センサ66を配置し、該演出役物位置検出センサ66により演出役物部材59の位置、具体的には演出役物部材59が第1移動位置P1に配置されていることを検出できるように構成されている。
さらに、ベース基部96の後面側のうち左右方向の中央部分には、駆動伝達機構92を配置し、該駆動伝達機構92の後方には演出駆動モータ65を配置している。駆動伝達機構92は、複数の伝達ギア(第1伝達ギア103、第2伝達ギア104、第3伝達ギア105)と、第3伝達ギア105と共回り状態で回動する回動アーム(ドライブレバー)106とを備えて構成されている。具体的に説明すると、ベース基部96の後面側に、第2ガイド支持部101側(図6中、右側)から順に第1伝達ギア(アイドルギア)103、第2伝達ギア(中間ギア)104、第3伝達ギア(ドライブギア)105を横に並べた状態で軸着し、この軸着状態で第1伝達ギア103と第2伝達ギア104とを噛合するとともに、第2伝達ギア104と第3伝達ギア105とを噛合している。また、第3伝達ギア105の回動中心からアーム回動軸108(本発明における回動軸に相当)を前方へ延設してベース基部96を貫通し、この貫通状態でブッシュ109を介して回動可能とし(図6参照)、アーム回動軸108の前端部をベース基部96の前面側から前方へ突出している。そして、アーム回動軸108の前端部には長尺な回動アーム106を止着し、第3伝達ギア105、アーム回動軸108および回動アーム106が共回りすると回動アーム106の回動端部が左右方向へ移動するように構成されている(図8参照)。なお、回動アーム106は、その回動端部に後述する移動ベース部61へ係合可能な円筒状の係合突起(係合ローラ)111を回動自在な状態で前方へ突設し、当該回動アーム106を回動して回動端部を移動することにより係合突起111が移動ベース部61を押圧して、この押圧動作により移動ベース部61がガイド部93に沿って移動するように構成される。
そして、ベース基部96の後面側にギアカバー(モータブラケット)112を各伝達ギア103〜105を後方から覆う状態で配置し、該ギアカバー112の後面に演出駆動モータ65をその出力軸65aがベース基部96側へ突出した状態で止着するとともに、出力軸65aをギアカバー112の後面に開設した挿通開口113を介してギアカバー112の内部に配置している。そして、出力軸65aの先端に駆動伝達機構92の構成要素である駆動ギア(モータギア)114を接続し、この接続状態で駆動ギア114と第1伝達ギア103とを噛合している。したがって、演出駆動モータ65を駆動して駆動ギア114を回動すると、この回動力(駆動力)が第1伝達ギア103、第2伝達ギア104、第3伝達ギア105およびアーム回動軸108を介して回動アーム106に伝達して、回動アーム106をアーム回動軸108の周りに回動することができる。この結果、回動アーム106は、回動端部を左右方向へ回動すること、具体的には、係合突起111をアーム回動軸108よりも演出駆動モータ65寄りに配置した横向きの第1回動状態(図8(a)参照)と、係合突起111をアーム回動軸108の下方に配置した縦向きの第2回動状態(図8(b)中、二点鎖線で示す状態)とに変換することができ、移動ベース部61(すなわち演出役物部材59)をガイド部93に沿って移動することができる。
次に、演出役物部材59の一部である移動ベース部61について説明する。
移動ベース部61は、当該移動ベース部61の本体となる平板状の役物取付部117を備え、該役物取付部117の後面側には、被係合部97よりも一回り広い溝幅の移動係合部118を移動ベース部61の移動方向(第1移動位置P1側から第2移動位置P2側へ向かう方向)に沿って傾斜した状態、すなわち各ガイド部93および被係合部97と同じ傾斜姿勢となる状態で区画形成している。さらに、移動係合部118よりも後方、すなわち移動係合部118を挟んで役物取付部117とは反対側には、矩形状の係合ストッパー119を移動係合部118の傾斜方向と直交する上向きへ突設し、移動係合部118に係合した状態の被係合部97が移動係合部118の後方へ外れることを阻止できるように構成されている。そして、係合ストッパー119の後面側には、舌片状の位置検出突起120を後方へ向けて突設し、演出役物部材59が第1移動位置P1へ移動すると、位置検出突起120が演出役物位置検出センサ66の後方に配置されて演出役物位置検出センサ66により検出され、この検出信号に基づいて演出役物部材59が第1移動位置P1に配置されていることを認識できるように構成されている。
また、移動ベース部61の左右両端部には、ガイド部93を摺動可能な状態で係合する軸受部材124と、該軸受部材124を収容する軸受収容部125とを備えている。具体的に説明すると、役物取付部117の後面側のうち係合ストッパー119とは反対側の上隅部(図7中、右上隅部)に位置する部分の前面側を後方へ凹ませて第1軸受収容部125aを形成し、該第1軸受収容部125aの左右両側部を第1ガイド部93aの傾斜方向ヘ向けて開放している。さらに、第1軸受収容部125aに円筒状の第1軸受部材124aを軸受孔が第1軸受収容部125aの左右両側の開放部に連通する姿勢で収容し、第1軸受部材124aの中心軸を第1ガイド部93aの中心軸と同一線上に配置するように構成されている。
そして、係合ストッパー119の上部の前面側を後方へ凹ませて第2軸受収容部125bを形成し、該第2軸受収容部125bの左右両側部を第2ガイド部93bの傾斜方向ヘ向けて開放している。さらに、第2軸受収容部125bに円筒状の第2軸受部材124bを軸受孔が第2軸受収容部125bの左右両側の開放部に連通する姿勢で収容し、第2軸受部材124bの中心軸を第2ガイド部93bの中心軸と同一線上に配置するように構成されている。
また、移動係合部118の傾斜下端側(図7中、右側)の上方には、回動アーム106の係合突起111を摺動可能な状態で遊嵌する縦長な役物接続溝部127を備え、該役物接続溝部127を介して回動アーム106の係合突起111を演出役物部材59に接続できるように構成されている。役物接続溝部127は、図7に示すように、移動係合部118の傾斜方向、言い換えると演出役物部材59の移動方向と略直交する方向へ延設された溝部で形成されており、役物取付部117の後面側のうち移動係合部118を挟んで係合ストッパー119とは反対側(図7中、右側)に配置されている。また、役物接続溝部127の後側を開放して、後方から係合突起111を挿入可能とし、この挿入状態で回動アーム106が第1回動状態へ変換すると、役物接続溝部127の上部(すなわち移動係合部118から離れた箇所)に係合突起111を配置し(図9(a)参照)、第2回動状態へ変換すると、係合突起111を役物接続溝部127の下部(すなわち移動係合部118の近傍)まで移動してから、役物接続溝部127の中央部分に戻して配置する(図9(b)参照)。
さらに、役物接続溝部127の上部には、第1回動状態の回動アーム106の係合突起111を係合可能な役物係合受部128を備えている。役物係合受部128は、図7および図9に示すように、アーム回動軸108側とは反対側(図7中、左側)へ凹んだ凹部で形成されており、役物接続溝部127の上部のうちアーム回動軸108とは反対側(図9(a)中、左側)に配置された縦向きの第1受部(第1区画壁)131と、役物接続溝部127の上端部を上方から閉塞する横向きの第2受部(第2区画壁)132とにより区画形成されている。また、第1受部131を役物接続溝部127とは反対の傾斜方向へ下り傾斜した姿勢、具体的には、アーム回動軸108側(図9(c)中、右側)へ向けて下り傾斜した姿勢に設定し、第2受部132を第1受部131と略直交する姿勢、具体的には、アーム回動軸108側へ向けて僅かに上り傾斜した姿勢に設定している。そして、役物係合受部128に、第1回動状態へ変換した回動アーム106の係合突起111を係合した状態では、第1受部131と係合突起111との接触点C1を回動アーム106の中心軸(アーム回動軸108と係合突起111の回動中心とを結ぶ直線)Lよりも下方に外れる位置に設定し、第2受部132と係合突起111との接触点C2を回動アーム106の中心軸Lよりも上方に外れる位置に設定する(図9(c)参照)。
このような構成を備えた演出装置25において、演出役物部材59をガイド部93に沿って移動するには、演出駆動モータ65を駆動し、駆動伝達機構92の各ギア103〜105,114およびアーム回動軸108を介して回動アーム106を回転する。そして、回動アーム106を正面から見て反時計回りに回転すると(図8(a)参照)、回動アーム106の係合突起111が役物接続溝部127に接続(遊嵌)した状態で移動ベース部61を各ガイド部93の傾斜上端側へ押圧し、この結果、移動ベース部61がガイド部93に沿って傾斜上端へ向けて上昇する。そして、引き続き回動アーム106を回転して第1回動状態へ変換すると、移動ベース部61がその移動範囲の上限位置に到達して、演出役物部材59が第1移動位置P1に配置され、さらに回動アーム106の係合突起111が役物係合受部128に係合する。すると、役物係合受部128は、図9(c)に示すように、演出役物部材59の自重により係合突起111を押圧して係合突起111に下り傾斜方向の押圧力Fを与える。このとき、係合突起111は、第1受部131に引っ掛かって下方への移動を規制されるとともに、第2受部132に引っ掛かって(当接して)上方への移動を規制される。したがって、押圧力Fのうち回動アーム106の回動方向の分力Faは、係合突起111と第1受部131との接触点C1から受ける反力Fa′により相殺される。これにより、回動アーム106は、押圧力Fのうち当該回動アーム106の長手方向の分力Fbによりアーム回動軸108側へ向かう方向へ押圧され、演出役物部材59に対するつっかえ棒として機能する。そして、アーム回動軸108の周りに回動することを阻止され、演出役物部材59が第1移動位置P1から移動することを規制される。したがって、演出役物部材59を第1移動位置P1に停留することができる。これにより、演出役物部材59を大型化したとしても、その自重で第1移動位置P1から下降して第2移動位置P2へ自然に移動してしまうことがない。このことから、演出役物部材59の動作や移動範囲を設定どおりに確保することができ、遊技演出を効果的に行うことができる。さらに、回動アーム106だけで演出役物部材59を第1移動位置P1に維持することができ、演出駆動モータ65に掛かる負荷を抑え易い。
また、第1回動状態から回動アーム106を正面から見て時計回りに回転すると(図8(b)参照)、係合突起111が第1受部131を外方へ押し込みながら第1受部131に沿って下方へ移動する。このとき、演出役物部材59(移動ベース部61)は、ガイド部93に沿って僅かに上昇する。そして、係合突起111が第1受部131の傾斜下端を越えると、係合突起111と役物係合受部128との係合状態が解除され、演出役物部材59をガイド部93に沿って第2移動位置P2へ移動可能となる。この状態で引き続き回動アーム106を時計回りに回転すると、係合突起111が役物接続溝部127に接続(遊嵌)した状態で移動ベース部61を各ガイド部93の傾斜下端側へ押圧し、この結果、移動ベース部61がガイド部93に沿って第2移動位置P2へ向けて下降する。なお、移動ベース部61が第2移動位置P2に到達した状態、すなわち演出役物部材59を演出駆動ユニット60の他側寄り(左寄り)の下部に配置することができる状態(図4(b)および図9(b)参照)では、移動ベース部61の端部が第1ガイド支持部100または第2ガイド支持部101に当接する等して、移動ベース部61を下方へ落下させずに第2移動位置P2に維持する。
そして、このような演出役物部材59の上下移動に合わせて、第1役物部材62の役物発光基板62aを発光すれば、演出可動部材の演出効果、具体的には視覚的な演出効果の向上を図ることができて好適である。
ところで、上記実施形態の演出装置25では、演出役物部材59を傾斜した方向へ移動可能としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10に示す第2実施形態では、基本的な構成は第1実施形態と同じであるが、演出役物部材59を略垂直となる上下方向へ移動可能とした点で異なる。具体的には、第2実施形態の演出装置25は、演出駆動ユニット60のユニットベース部90にガイド部93を略垂直となる縦向き姿勢で配置している。また、ユニットベース部90の後面側に配置される駆動伝達機構92は、図11に示すように、演出駆動モータ65を駆動すると、この回動力(駆動力)が第1伝達ギア103、第2伝達ギア104、第3伝達ギア105およびアーム回動軸108を介して回動アーム106に伝達して、回動アーム106をアーム回動軸108の周りに回動することができるように構成されている。具体的には、係合突起111をアーム回動軸108よりも上方に配置した縦向きの第1回動状態(図11(a)参照)と、係合突起111をアーム回動軸108よりも下方に配置した縦向きの第2回動状態(図11(b)中、二点鎖線で示す状態)とに変換する。
また、演出役物部材59の移動ベース部136の後面側の左右両側部には、ガイド部93を摺動可能な状態で係合する軸受部材138と、該軸受部材138を収容する軸受収容部139とを備えている。そして、軸受収容部139の上下両側部をガイド部93の延出方向(すなわち上下方向)ヘ向けて開放し、軸受収容部139に円筒状の軸受部材138を軸受孔が軸受収容部139の上下両側の開放部に連通する姿勢で収容し、軸受部材138の中心軸をガイド部93の中心軸と同一線上に配置するように構成されている。
さらに、移動ベース部136の後面側の略中央部には、回動アーム106の係合突起111を摺動可能な状態で遊嵌する横長な役物接続溝部141を備え、該役物接続溝部141を介して回動アーム106の係合突起111を演出役物部材59に接続できるように構成されている。役物接続溝部141は、左右方向、言い換えると演出役物部材59の移動方向と略直交する方向へ延設された溝部で形成されており、移動ベース部136の後面側のうち上下方向の略中央部分に配置されている。また、役物接続溝部141の後側を開放して、後方から係合突起111を挿入可能とし、この挿入状態で回動アーム106が第1回動状態へ変換すると、役物接続溝部141の一側(右側)に係合突起111を配置し(図10(a)参照)、第2回動状態へ変換すると、第2回動状態へ変換すると、係合突起111を役物接続溝部141の他側(左側)まで移動してから、役物接続溝部141の一側に戻して配置する(図10(b)参照)。
そして、役物接続溝部141の一側には、第1回動状態の回動アーム106の係合突起111を係合可能な役物係合受部142を上方へ凹ませた状態で備えている。具体的には、図10(c)に示すように、役物接続溝部141の他側寄り(左寄り)に第1受部(第1区画壁)143を配置するとともに、一側寄り(右寄り)に第2受部(第2区画壁)144を配置し、第1受部143と第2受部144とを略へ字状に設定し、この第1受部143および第2受部144の下方に役物係合受部142を区画形成している。また、役物係合受部142に第1回動状態の回動アーム106の係合突起111を係合した状態では、第1受部143と係合突起111との接触点C1を回動アーム106の中心軸Lよりも役物接続溝部141の他側寄り(左寄り)に外れる位置に設定し、第2受部144と係合突起111との接触点C2を回動アーム106の中心軸Lよりも役物接続溝部141の一側寄り(右寄り)に外れる位置に設定する。
このような構成を備えた演出装置25において、演出駆動モータ65を駆動し、駆動伝達機構92の各ギア103〜105,114およびアーム回動軸108を介して回動アーム106を正面から見て時計回りに回転すると(図11(a)参照)、回動アーム106の係合突起111が役物接続溝部141に接続(遊嵌)した状態で移動ベース部136を上方へ押圧し、この結果、移動ベース部136がガイド部93に沿って略垂直に上昇する。そして、引き続き回動アーム106を回転して第1回動状態へ変換すると、移動ベース部136がその移動範囲の上限位置に到達して、演出役物部材59が第1移動位置P1′に配置され、さらに回動アーム106の係合突起111が役物係合受部142に係合する。すると、役物係合受部142は、図10(c)に示すように、演出役物部材59の自重により係合突起111を押圧して係合突起111に下向きの押圧力Fを与える。このとき、係合突起111は、第1受部143に引っ掛かって横方向への移動を規制される。したがって、押圧力Fのうち回動アーム106の回動方向の分力Faは、係合突起111と第1受部143との接触点Cから受ける反力Fa′により相殺される。これにより、回動アーム106は、押圧力Fのうち当該回動アーム106の長手方向の分力Fbによりアーム回動軸108側へ向かう方向へ押圧され、演出役物部材59に対するつっかえ棒として機能する。そして、アーム回動軸108の周りに回動することを阻止され、演出役物部材59が第1移動位置P1′から移動することを規制される。したがって、演出役物部材59を第1移動位置P1′に停留することができる。これにより、略垂直方向に上下移動する演出役物部材59を大型化したとしても、その自重で第1移動位置P1′から下降して下方の第2移動位置P2′(図10(b)参照)へ自然に落下してしまうことがない。このことから、演出役物部材59の動作や移動範囲を設定どおりに確保することができ、遊技演出を効果的に行うことができる。さらに、回動アーム106だけで演出役物部材59を第1移動位置P1′に維持することができ、演出駆動モータ65に掛かる負荷を抑え易い。
また、第1回動状態から回動アーム106を正面から見て反時計回りに回転すると(図11(b)参照)、係合突起111が第1受部143を上方へ押し込みながら第1受部143に沿って横方向(図10(a)中、左方向)へ移動する。このとき、演出役物部材59(移動ベース部136)は、ガイド部93に沿って僅かに上昇する。そして、係合突起111が第1受部143の傾斜下端を越えると、係合突起111と役物係合受部142との係合状態が解除され、演出役物部材59をガイド部93に沿って第2移動位置P2′へ移動可能となる。この状態で引き続き回動アーム106を反時計回りに回転すると、係合突起111が役物接続溝部141に接続(遊嵌)した状態で移動ベース部136を各ガイド部93の傾斜下端側へ押圧し、この結果、図10(b)に示すように、移動ベース部136がガイド部93に沿って第2移動位置P2′へ向けて下降する。なお、移動ベース部136が第2移動位置P2′に到達した状態では、アーム回動軸108よりも下方に移動してきた係合突起111が再び役物係合受部142に係合する等して、移動ベース部136を下方へ落下させずに第2移動位置P2′に維持する。
なお、上記実施形態では、ガイド部93を2つ設けたが、本発明はこれに限定されない。移動ベース部61,136を移動方向へ案内する機能を十分に備えることができれば、1つのガイド部93を備えるだけでもよいし、あるいは3つ以上のガイド部93を備えてもよい。また、移動ベース部の移動する方向は、傾斜した横方向や略垂直な縦方向に限らず、前後方向(例えば、傾斜した前後方向)へ移動するようにしてもよい。そして、演出役物部材59は、センターケース5の凹室28内を移動するように構成したが、本発明はこれに限らず、凹室28の外側を移動するように構成してもよい。
上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技盤のセンターケースに演出装置を備え、該演出装置に、移動可能な演出役物部材と、該演出役物部材を駆動する演出駆動ユニットとを備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
遊技盤の正面図である。 センターケースの斜視図である。 センターケースの分解斜視図である。 (a)は演出役物部材を第1移動位置に配置した状態図、(b)は第2移動位置に配置した状態図である。 制御系の説明に供するブロック構成図である。 演出装置の分解斜視図である。 移動ベース部およびガイド部の後方から見た斜視図である。 演出駆動モータおよび駆動伝達機構の斜視図であり、(a)は第1回動状態の説明図、(b)は第1回動状態から第2回動状態へ変換する途中の説明図である。 (a)は第1移動位置に配置した移動ベース部およびガイド部の背面図、(b)は第1移動位置から第2移動位置へ変換する途中の移動ベース部およびガイド部の背面図、(c)は第1移動位置における役物係合受部と係合突起との係合状態の説明図である。 第2実施形態における移動ベース部の説明図であり、(a)は第1移動位置に配置した移動ベース部およびガイド部の背面図、(b)は第1移動位置から第2移動位置へ変換する途中の移動ベース部およびガイド部の背面図、(c)は第1移動位置における役物係合受部と係合突起との係合状態の説明図である。 第2実施形態における演出駆動モータおよび駆動伝達機構の斜視図であり、(a)は第1回動状態の説明図、(b)は第1回動状態から第2回動状態へ変換する途中の説明図である。
符号の説明
1 遊技盤
5 センターケース
23 ケース本体
24 ステージ部
25 演出装置
28 凹室
29 開口窓部
30 変動表示装置
42 第1装飾部材
43 第2装飾部材
45 第3装飾部材
59 演出役物部材
60 演出駆動ユニット
61 移動ベース部
62 第1役物部材
62a 役物発光基板
62b 役物レンズ部材
63 第2役物部材
65 演出駆動モータ
90 ユニットベース部
92 駆動伝達機構
93 ガイド部
93a 第1ガイド部
93b 第2ガイド部
106 回動アーム
108 アーム回動軸
111 係合突起
117 役物取付部
118 移動係合部
119 係合ストッパー
124 軸受部材
124a 第1軸受部材
124b 第2軸受部材
125 軸受収容部
125a 第1軸受収容部
125b 第2軸受収容部
127 役物接続溝部
128 役物係合受部
131 第1受部
132 第2受部
136 移動ベース部
138 軸受部材
139 軸受収容部
141 役物接続溝部
142 役物係合受部
143 第1受部
144 第2受部

Claims (2)

  1. 遊技盤に区画形成された遊技領域にセンターケースを配置し、該センターケース内に前面側が開口した凹室を設け、該凹室の奥手側に開口窓部を開設し、該開口窓部に変動表示装置を臨ませ、該変動表示装置の表示内容を変動表示ゲームの進行に合わせて変動表示可能な遊技機において、
    前記センターケースは、変動表示ゲームの進行に伴って演出動作を実行可能な演出装置を備え、
    前記演出装置は、移動可能な演出役物部材と、該演出役物部材を第1移動位置と該第1移動位置よりも低い第2移動位置との間で移動させる演出駆動ユニットと、を備え、
    該演出駆動ユニットは、
    ユニットベース部と、該ユニットベース部に配置され、演出役物部材を移動させるための駆動力を発生する駆動源と、駆動源の駆動力により回動軸周りに回動する回動アームと、演出役物部材を第1移動位置から第2移動位置に向かう方向へ案内するガイド部と、を備え、回動アームの回動端部を演出役物部材に接続し、回動アームを回動することにより演出役物部材をガイド部に沿って移動可能とし、
    前記演出役物部材には、回動アームの回動端部を係合可能な役物係合受部を備え、
    前記第1移動位置に演出役物部材を配置すると、役物係合受部が回動アームの回動端部に係合して回動アームを回動軸側へ向けて押圧し、回動アームが回動軸周りに回動することを阻止して演出役物部材の移動を規制することを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出役物部材は、役物係合受部を備えて回動アームと接続される移動ベース部と、該移動ベース部の前面側に配置された発光装置と、該発光装置を前方から覆うレンズ部材と、を備え、発光装置を演出役物部材の移動に合わせて発光することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
JP2006173779A 2006-06-23 2006-06-23 遊技機 Pending JP2008000427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006173779A JP2008000427A (ja) 2006-06-23 2006-06-23 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006173779A JP2008000427A (ja) 2006-06-23 2006-06-23 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008000427A true JP2008000427A (ja) 2008-01-10

Family

ID=39005273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006173779A Pending JP2008000427A (ja) 2006-06-23 2006-06-23 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008000427A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195263A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Sansei R&D:Kk 遊技機
JP2012130539A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2012175993A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014111016A (ja) * 2013-10-31 2014-06-19 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2015008971A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社ニューギン 遊技機
JP2015016199A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2015062842A (ja) * 2015-01-16 2015-04-09 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2015062840A (ja) * 2015-01-16 2015-04-09 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2015062841A (ja) * 2015-01-16 2015-04-09 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2015226826A (ja) * 2015-07-29 2015-12-17 株式会社三共 遊技機
JP2016026074A (ja) * 2015-11-09 2016-02-12 株式会社大一商会 遊技機
JP2016049205A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社オリンピア 遊技機

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195263A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Sansei R&D:Kk 遊技機
JP2012130539A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2012175993A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2015008971A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社ニューギン 遊技機
JP2015016199A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2014111016A (ja) * 2013-10-31 2014-06-19 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2016049205A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社オリンピア 遊技機
JP2015062842A (ja) * 2015-01-16 2015-04-09 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2015062840A (ja) * 2015-01-16 2015-04-09 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2015062841A (ja) * 2015-01-16 2015-04-09 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2015226826A (ja) * 2015-07-29 2015-12-17 株式会社三共 遊技機
JP2016026074A (ja) * 2015-11-09 2016-02-12 株式会社大一商会 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008000427A (ja) 遊技機
JP5085374B2 (ja) 遊技機
JP4422141B2 (ja) 遊技機
JP4699288B2 (ja) 遊技機の可動式演出装置
JP5213480B2 (ja) 遊技機
JP2009136465A (ja) 遊技機
JP5286435B1 (ja) 遊技機
JP4849867B2 (ja) 遊技機
JP2007319376A (ja) 遊技機における可動式演出装置
JP2009018087A (ja) 弾球遊技機
JP2010200790A (ja) 遊技機の演出装置
JP4811054B2 (ja) パチンコ機
JP2007295967A (ja) パチンコ機
JP6413350B2 (ja) 押しボタンスイッチ、押しボタンユニットおよび遊技機
JP4895661B2 (ja) 遊技機
JP4451434B2 (ja) 遊技機
JP5848155B2 (ja) 可動役物装置
JP2006000251A (ja) 遊技機
JP2006026203A (ja) 遊技機
JP3854092B2 (ja) 弾球遊技機
JP2006314658A (ja) 遊技機
JP4699289B2 (ja) 遊技機の可動式演出装置
JP5193165B2 (ja) 遊技機
JP2002336460A (ja) 弾球遊技機
JP5486469B2 (ja) 遊技機