JP4461131B2 - 遊技機用押ボタンスイッチ - Google Patents

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この発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール機、雀球遊技機、スロットマシン、パロット(商標)遊技機等の遊技機に遊技者が操作し得るように設けられる遊技機用押ボタンスイッチの構造に関するものである。
一般に遊技機には種々の機能を持った押ボタンがその前面に設けられ、遊技者はその押ボタンを適時押操作することにより、高得点を得たり、遊技者にとって優位な状況が招来するように構成されている。また、この押ボタンにランプを内蔵させ、該ランプを適時点灯させることにより、遊技者に注意を促すよう構成することは一般になされている。
ところが、例えば図柄変動表示装置等のディスプレイを備えたパチンコ遊技機にあっては、一般に遊技中の遊技者は、ディスプレイの状況の変化を注視しているあまり、他の事項に注意が回らない状況であり、押ボタンが操作可能な状況になったとしてもその変化に気づかない場合があり、ランプを点灯させてその状況を知らしめることはあったとしても、遊技者に強いインパクトを与えることができなかったので、遊技性が乏しく面白味に欠けるものであった。
そこで、本出願人は前記課題を解決するため、遊技中の遊技者にも強いインパクトを適時与えることができる遊技機用押ボタンスイッチを開発した。すなわち、この遊技機用押ボタンスイッチは、押ボタンを上下動自在に支持すると共に該押ボタンを付勢部材により上向きに付勢し、該押ボタンを押操作して該押ボタンを該付勢部材の弾性に抗して下動させることによりスイッチが作動する遊技機用押ボタンスイッチであって、押操作した押ボタンが下動する途中で押ボタンに係合して該押ボタンの上動のみを阻止する係合手段と、前記係合手段と前記押ボタンとの係合を解除させる電動アクチュエータとを設けてなり、該電動アクチュエータを作動させて前記付勢部材の弾性により該押ボタンを突出させるようにした構成からなる(特許文献1参照。)。
特願2006−126372号明細書(第4−5頁、図8−図11)
しかしながら、前記特許文献1に記載の遊技機用押ボタンスイッチは、押ボタンを突出させることにより、遊技中の適時に強いインパクトを与え押ボタンを遊技者に知らしめるようにしているが、押ボタンが一旦突出すると自動的に下動して元の位置に戻るための手段が採られていない。このため、例えば突出した押ボタンが遊技者に無視されそのままに放置されると、次の適時に突出させることができなくなり、これは遊技の進行上好ましいことではない。更に、押ボタンが突出したままで遊技者がいままで遊技していたパチンコ遊技機から去ってしまった場合、次に座って遊技をしようとする遊技者が、改めて押ボタンを押操作して係合するまで下動させないと、遊技の適時に押ボタンが突出するようなことがなく、遊技の適時に強いインパクトを与えることができなくなり、本来の機能を果せないという課題が残されていた。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、突出した押ボタンを復帰手段により係合手段が該押ボタンに係合する位置に復動させることができるようにして、遊技中の適時には必ず突出して常に遊技者に強いインパクトが与えられるようにした遊技機用押ボタンスイッチを提供することを目的とするものである。
係る目的を達成するため、本発明の遊技機用押ボタンスイッチは、押ボタンを上下動自在に支持すると共に該押ボタンを第1付勢部材により上向に付勢し、前記押ボタンを押操作して該押ボタンを前記第1付勢部材の弾性に抗して下動させることによりスイッチがオン動作する遊技機用押ボタンスイッチであって、押操作した前記押ボタンが下動する途中に前記スイッチがオン動作していない状態で該押ボタンに係合して該押ボタンの上動のみを阻止する係合手段と、前記係合手段と前記押ボタンとの係合を解除させる電動アクチュエータと、突出した前記押ボタンを前記第1付勢部材の弾性に抗して自動的に下動させ前記係合手段が該押ボタンに係合する位置に戻し得る復帰手段とを設けてなり、前記電動アクチュエータを作動させて前記第1付勢部材の弾性により該押ボタンを突出させるようにし、また、突出した前記押ボタンを前記復帰手段により前記係合手段が該押ボタンに係合する位置に自動的に復動させることができるようにしたことを特徴とする。
具体的には、本発明の遊技機用押ボタンスイッチは、押ボタンを上下動自在に支持すると共に該押ボタンを第1付勢部材である第1スプリングにより上向きに付勢し、前記押ボタンを押操作して該押ボタンを前記第1スプリングの弾性に抗して下動させることによりスイッチが作動する遊技機用押ボタンスイッチであって、前記押ボタンに係合部を形成し、電動アクチュエータであるソレノイドによって前記押ボタンの動作方向に対し直交する面内で開閉動する一対の係合片を設け、前記係合部と前記係合片との対向面は少なくとも一方を斜面状に形成し、前記係合片が前記係合部と係合し得るように該係合片を弾性的に閉動させる第2付勢部材である第2スプリングを設け、前記押ボタンに復帰手段であるラック部を設けると共に該ラック部と対向位置して噛合し突出した前記押ボタンを前記第1付勢部材の弾性に抗して自動的に下動させ前記係合手段が該押ボタンに係合する位置に戻し得る復帰手段であるピニオン歯車を配置してなり、押操作した前記押ボタンが下動する途中に前記スイッチがオン動作していない状態で前記一対の係合片が前記係合部に係合して前記押ボタンの上動のみを阻止し、前記ソレノイドを励磁することで前記第2スプリングの弾性に抗して前記係合片を開動し該係合片と前記押ボタンとの係合を解除して前記第1スプリングの弾性により該押ボタンが突出するようにし、また、前記ピニオン歯車を回動して前記ラック部と噛合させることにより突出した前記押ボタンを前記復帰手段により前記係合手段が該押ボタンに係合する位置に自動的に復動させることができるようにしたことを特徴とする。
本発明に係る遊技機用押ボタンスイッチは、押操作した押ボタンが下動する途中に前記スイッチがオン動作していない状態で該押ボタンに係合して該押ボタンの上動のみを阻止する係合手段と、係合手段と押ボタンとの係合を解除させる電動アクチュエータと、突出した押ボタンを第1付勢部材の弾性に抗して自動的に下動させ係合手段が該押ボタンに係合する位置に戻し得る復帰手段とを設け、電動アクチュエータを作動させて第1付勢部材の弾性により該押ボタンを突出させるようにし、また、突出した押ボタンを復帰手段により係合手段が該押ボタンに係合する位置に自動的に復動させることができるようにした構成からなる。よって、仮に、突出した押ボタンを遊技者が押さなかったり押し忘れても、該突出した押ボタンは復帰手段により前記係合手段が該押ボタンに係合する位置に自動的に復動することとなり、遊技中の適時には常に遊技者に強いインパクトが与えられるという効果がある。
以下、本発明に係る遊技機用押ボタンスイッチの実施の形態を図面に基づき詳しく説明する。本発明に係る遊技機用押ボタンスイッチは、パチンコ遊技機、雀球遊技機、スロットマシン、テレビゲーム機等の種々の遊技機に設けることができるが、本発明にあってはその内一実施の形態としてパチンコ遊技機に設けられる場合を説明する。
図1は、本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図である。該パチンコ遊技機Pは、外枠1に遊技盤2を配設した遊技盤取付枠(図示せず。)が配置され、その前面に遊技盤2の前面を覆う前面枠3とその下方に配置される前板4及び下部前板5がそれぞれ一側を支点として開閉自在に設けられている。
遊技盤2の前面に渦巻き状のガイドレール6により囲われる遊技部2aが形成される。該遊技部2aには、数字、文字、図柄等の情報が変動表示される表示部7aを備えた可変表示装置7、遊技球が入賞することにより前記表示部7aの情報を変動させる始動入賞口8、変動してその後停止した時の情報が特定の情報(例えば、「777」)に揃ったとき、遊技者の有利な特定遊技状態(所謂、大当り状態)になって、開閉扉9aを開き一度に多くの遊技球であるパチンコ球を受け入れる大入賞口9が配置されている。10は始動入賞口8の両横に配置される一般入賞口である。
前記前面枠3に、遊技盤2の遊技部2aが前側から視認できる窓開口11が開設され、該窓開口11はガラス板又は合成樹脂板からなる透明板12により覆われている。また、前板4の前面に、打球発射レールの発射位置(図示せず。)へ供給する遊技球であるパチンコ球を貯留するための上部の球受皿13が装着される。更に、下部前板5の前面には、上部の球受皿13から溢れる遊技球を貯留する下部の球受皿14が装着されている。下部前板5の一側に打球力を調整するための操作ハンドル15が取着される。そして、下部の球受皿14の上面一側に本発明に係る遊技機用押ボタンスイッチ16が装着される。
図2は遊技機用押ボタンスイッチの外観斜視図、図3は同分解斜視図、図4は摺動案内体の斜視図である。遊技機用押ボタンスイッチ16は、大略押ボタン17、該押ボタン17の下部に一体に固着される摺動案内体18、該押ボタン17と摺動案内体18が収納されるケース体19及び該ケース体19の下面に固着される底枠20から構成される。
押ボタン17は透光性の合成樹脂材により略円筒形に成形され、その上壁面17aが略球面状に成形されると共に下面が開放されている。また、上壁面17aの内面には、凹凸により文字17bが設けられている。押ボタン17の下端部に固着される摺動案内体18は、押ボタン17の下端面が被さる段付き環状部21の下側にその中心軸線に沿って半裁される有底の半裁円筒部22が一体に設けられる。半裁円筒部22の開口側の両側縁に、前記中心軸線と平行な案内リブ23,23が設けられる。そして、一方の案内リブ23の外面に、該案内リブ23に沿って復帰手段であるラック部24が設けられている。両案内リブ23,23の上端には、外側へ突出する突片25,25が突設される。
また、段付き環状部21の内周面であって半裁円筒部22と対向する側の中央部部位に、内側へ突出する遮断片26が一体に設けられる。半裁円筒部22の底面には、開放側の中央部に寄せて下方へ突出する垂下軸27が設けられ、該垂下軸27の下端部の周側面であって対向位置に下面が下方へ進むに従い漸次垂下軸27側へ近づくような傾斜面に成形される係合部28,28が突設されている。
ケース体19は、合成樹脂製であって略円筒形からなり、前記摺動案内体18が嵌って収納されその上面から前記押ボタン17が突出し得るようにし、下面が底壁19aにより塞がれると共にその中央に円形開口19bが開設される。この円形開口19bを介して後記する垂下軸27が上下動することになる。ケース体19の外周面における対向する両側位置に、その中心軸線と平行に設けられ摺動案内体18の各案内リブ23が嵌合すると共にその上端の突片25が外側へ水平に突出する摺動溝29,29が開設される。また、両摺動溝29,29の下方に、第1付勢部材である第1スプリング30が収納されると共に該第1スプリング30に下面で接っするようにして上下に摺動する案内リブ23が挿通されるスプリング室31,31が設けられる。各スプリング室31の下面には、図7に示すようにネジ孔32が設けられる。
ケース体19の外周面であって両摺動溝29,29間に、広い口の挿通口33が設けられる。この挿通口33には、後記するプリント基板41が挿通される。また、ケース体19の上端に、環状の止輪34が配置固定される。そして、前記各スプリング室31にそれぞれ第1スプリング30を入れ、ケース体19内に押ボタン17を固着した摺動案内体18を収納すると共に各案内リブ23を各スプリング室31に収納する。更に、ケース体19の上端に上から止輪34を配置し、止輪34の外周の適宜位置に設けられたネジ挿通孔35を介してケース体19の外周であり、かつ、それらに対応位置して設けられたネジ孔36にネジ37を螺締することにより、ケース体19に止輪34が固着される。この状態では、両第1スプリング30,30により摺動案内体18、すなわち押ボタン17、が上方へ付勢され、各案内リブ23の上端の突片25が止輪34の下縁に設けられた各凹部38内に嵌って停止している。この際、押ボタン17は止輪34から上方へ大きく突出することになる。
ケース体19内に、挿通口33を介しプリント基板41が配置される。該プリント基板41の上面には、LEDランプ39及びその一側縁に固着され投光器と受光器とを向かい合わせに組み合わせて設け、両者間の光遮断物の有無を検出するスイッチ40が配設されている。また、プリント基板41は、その基板ケース42の後端部に設けられたビス挿通孔43を介してケース体19の外周面であって挿通口33の両側に設けられたボス44下面のネジ孔45に、ネジ46を螺合することにより取り付けられる。この場合、スイッチ40の投光器と受光器との間の上方に、摺動案内体18の遮断片26が位置する。図6に示すように、ケース体19の外周面には、所定の位置に一対の投光器と受光器からなるセンサ19cが設けられる。これは、押ボタン17が下動してケース体19内に収納されているか、上動してケース体19の円形開口19aから大きく突出しているか否かを検出するためのものである。
前記ケース体19の下面に固着される底枠20は、その周縁に側板47が立設されると共に上面を開放して成形され、その上面に蓋板48が被せられる。該蓋板48は、その適所に設けられたネジ挿通孔49を介してこれらと対応し底枠20の底面に設けられたネジ孔50にネジ51を螺合することにより固着される。また、蓋板48の一側にネジ54により駆動モータ53を固着するための支持片52が立設される。この駆動モータ53の駆動軸53aの先端に、前記ラック部24と噛合し得る扇形状の復帰手段であるピニオン歯車55が取着される。この駆動モータ53は、通電されると駆動軸53aが一回転して元の位置で停止し、以後、同様な動作を繰り返す。この間、ピニオン歯車55は一定の方向すなわちラック部24を常に下方へ引き下げる方向へ回転するようになっている。ピニオン歯車55はラック部24に噛合しないかぎり、押ボタン17の上下動作に支障が生じないようにその間隔が保持されている。
底枠20内の上面に上端が開口した一対の軸受部56,56が設けられ、両軸受部56,56により一対の支軸57,57を垂直に支持し、該各支軸57,57に係合手段としての一対の係合片58,58が前記垂下軸27と直交する水平面内で揺動可能に軸支される。また、底枠20内の上面に、電動アクチュエータであるソレノイド59が水平に固着される。該ソレノイド59の作動杆59aの先端に二股状の作動片60が固着され、該作動片60に前記一対の係合片58,58がそれぞれ一対の連結軸61,61をもって連結される。作動杆59aの外周に第2付勢部材であるコイル状の第2スプリング59bが設けられ、第2スプリング59bがソレノイド本体と作動片60との間で弱い圧縮状態となるようにしている。
そして、ソレノイド59が励磁又は消磁して作動し作動杆59aが進退動することにより、一対の係合片58,58が水平面内で開閉動作するようになっている。なお、係合片58,58の相対する内周縁は、前記垂下軸27が挟入し得る円弧状に形成されている。前記電気的に作動する駆動モータ53、ソレノイド59、LEDランプ39は、いずれも制御装置(図示せず。)により所定のタイミングで電気的に作動するようになっている。
本発明の遊技機用押ボタンスイッチ16は上記のように構成され、常態では、図5に示すように押ボタン17が下降し、垂下軸27における係合部28,28の傾斜する下面によって一対の係合片58,58がソレノイド59の第2スプリング59bの弾性に抗して開動した後、該第2スプリング59bの弾性で両係合片58,58が閉動して係合部28,28を挟着している。
そして、この状態で遊技者が押ボタン17を押操作することにより、摺動案内体18に設けられた遮断片26が下降しスイッチ40をオン作動させる。また、押ボタン17から手を離すと、第1スプリング30,30の弾性により押ボタン17が上動し、第2スプリング59bの付勢により進出状態となっている係合片58,58の下面に係合部28,28が係合することで該押ボタン17の上動がその上動の途中で阻止され、そのとき、スイッチ40の投光器と受光器は遮断片26から離脱した状態となる。このため、この状態で遊技者がまた押ボタン17を押操作すればスイッチ40を何度も作動させることができる。
係合片58,58の下面に係合部28,28が係合することで押ボタン17が完全に上まで突出していないとき(途中まで下動した状態にあるとき)に、ソレノイド59を励磁させ係合片58,58を第2スプリング59bの弾性に抗して退動させると、図6に示すように該係合片58,58と係合部28,28との係合が解除され、第1スプリング30,30の弾性により押ボタン17が完全に上まで突出する。このため、遊技中の適時にソレノイド59に電流を流して励磁させることで、遊技者に押ボタン17の存在を知らしめることができる。例えば、遊技中に押ボタン17を押せば特典が得られるチャンスが巡ってきたときに、押ボタン17がこのように大きく突出するようにすれば、遊技者に強いインパクトを与え、押ボタン17をすぐに押操作するよう促すことができる。なお、LEDランプ39は適時点灯させることで押ボタン17の上部が光り、さらに目立たせることができる。
なお、この実施の形態では、係合部28,28の下面を斜面状に形成したが、係合部28,28と相対する係合片58,58の内周縁を斜面状に形成しても良い。更に、双方を斜面状に形成しても良い。
また、上記のように係合片58,58と係合部28,28との係合を解除するには、ソレノイド59に僅かな時間だけ電流を流し励磁させて係合部28,28との係合が解除されたところでその電流を切ればよい。このように該ソレノイド59に電流を流し続ける必要はないので、該ソレノイド59が電流によって過熱するようなおそれはない。そして、該ソレノイド59が消磁することにより、第2スプリング59bの弾性により該係合片58,58は閉じた状態となる。
この実施の形態では、一対の係合片58,58を開閉させて押ボタン17の下部中心に設けられた係合部28,28との係合および解除がなされるようにしたことにより、その係脱に伴う横向きの力が押ボタン17に及ぼされることがないので、押ボタン17がスムーズに上下動し安定した作動が期待できる。
そこで、本発明にあっては、仮に、押ボタン17がケース体19から上方へ突出したまま放置されると、遊技に差し障りが生ずる。このため、ケース体19に設けられたセンサ19c,19cが摺動案内体18、すなわち押ボタン17の存在を検知してないこと、換言すれば押ボタン17が突出していることを条件に、ソレノイド59が電気的に作動して押ボタン17が突出してから一定の時間が経過した時点で、駆動モータ53が作動するようになっている。該駆動モータ53が作動することにより、その駆動軸53aに固着されたピニオン歯車55が図7矢視方向へ回転しラック部24の歯車と噛合して該ラック部24を引き下げる。これに伴い押ボタン17が下降し、垂下軸27の下端部の両係合部28,28が係合片58,58に係合して押ボタン17をケース体19内に納まった状態で停止させる。また、両係合部28,28が係合片58,58に係合すると、ピニオン歯車55とラック部24との噛合状態が解除されると共にピニオン歯車55は初めの位置に戻って停止する。よって、仮に、突出した押ボタン17を遊技者が押さなかったり押し忘れても、該突出した押ボタン17はラック部24にピニオン歯車55が噛合して回動することにより係合片58,58が押ボタン17の係合部28,28に係合する位置に自動的に復動することとなり、遊技中の適時には常に遊技者に強いインパクトが与えられる。突出した押ボタン17を遊技者が下動させ係合片58,58に係合した状態では、センサ19c,19cが押ボタン17を検知して駆動モータ53を電気的に作動させないようにしている。
以上の説明および特許請求の範囲の記載は、便宜上および発明の理解を容易ならしめるために、押ボタンが上下動するとしたが、この発明において上下動とは必ずしも鉛直方向に往復動することを意味するものではない。即ち、この発明に係る押ボタンスイッチは、遊技機の前面に鉛直に設けられれば押ボタンは押操作により前後動し、斜面に設ければその押ボタンが斜め方向に動くようになることは言うまでもない。従って、特許請求の範囲に記載した上動、下動等の表現もまた鉛直方向への移動と解するものではないことは言うまでもない。
本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図。 本発明に係る遊技機用押ボタンスイッチの外観斜視図。 同分解斜視図。 摺動案内体の外観斜視図。 本発明に係る遊技機用押ボタンスイッチの側面断面図。 図5の作動状態図。 図5のX−X線断面図。
符号の説明
16 遊技機用押ボタンスイッチ
17 押ボタン
24 復帰手段(ラック部)
28 係合部
30 第1付勢部材(第1スプリング)
55 復帰手段(ピニオン歯車)
58 係合手段(係合片)
59 電動アクチュエータ(ソレノイド)
59b 第2付勢部材(第2スプリング)

Claims (2)

  1. 押ボタンを上下動自在に支持すると共に該押ボタンを第1付勢部材により上向に付勢し、前記押ボタンを押操作して該押ボタンを前記第1付勢部材の弾性に抗して下動させることによりスイッチがオン動作する遊技機用押ボタンスイッチであって、
    押操作した前記押ボタンが下動する途中に前記スイッチがオン動作していない状態で該押ボタンに係合して該押ボタンの上動のみを阻止する係合手段と、前記係合手段と前記押ボタンとの係合を解除させる電動アクチュエータと、突出した前記押ボタンを前記第1付勢部材の弾性に抗して自動的に下動させ前記係合手段が該押ボタンに係合する位置に戻し得る復帰手段とを設けてなり、
    前記電動アクチュエータを作動させて前記第1付勢部材の弾性により該押ボタンを突出させるようにし、また、突出した前記押ボタンを前記復帰手段により前記係合手段が該押ボタンに係合する位置に自動的に復動させることができるようにしたことを特徴とする遊技機用押ボタンスイッチ。
  2. 押ボタンを上下動自在に支持すると共に該押ボタンを第1付勢部材である第1スプリングにより上向きに付勢し、前記押ボタンを押操作して該押ボタンを前記第1スプリングの弾性に抗して下動させることによりスイッチが作動する遊技機用押ボタンスイッチであって、
    前記押ボタンに係合部を形成し、電動アクチュエータであるソレノイドによって前記押ボタンの動作方向に対し直交する面内で開閉動する一対の係合片を設け、前記係合部と前記係合片との対向面は少なくとも一方を斜面状に形成し、前記係合片が前記係合部と係合し得るように該係合片を弾性的に閉動させる第2付勢部材である第2スプリングを設け、前記押ボタンに復帰手段であるラック部を設けると共に該ラック部と対向位置して噛合し突出した前記押ボタンを前記第1付勢部材の弾性に抗して自動的に下動させ前記係合手段が該押ボタンに係合する位置に戻し得る復帰手段であるピニオン歯車を配置してなり、
    押操作した前記押ボタンが下動する途中に前記スイッチがオン動作していない状態で前記一対の係合片が前記係合部に係合して前記押ボタンの上動のみを阻止し、前記ソレノイドを励磁することで前記第2スプリングの弾性に抗して前記係合片を開動し該係合片と前記押ボタンとの係合を解除して前記第1スプリングの弾性により該押ボタンが突出するようにし、また、前記ピニオン歯車を回動して前記ラック部と噛合させることにより突出した前記押ボタンを前記復帰手段により前記係合手段が該押ボタンに係合する位置に自動的に復動させることができるようにしたことを特徴とする遊技機用押ボタンスイッチ。
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