JP6234578B2 - フォークリフト、油圧シリンダアセンブリ及びその油圧装置 - Google Patents

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    • F15B2211/77Control of direction of movement of the output member
    • F15B2211/7725Control of direction of movement of the output member with automatic reciprocation

Description

(関連出願への相互参照)
この出願は、2013年11月29日に、国際知識産権局、P.R.Cに出願された、中華人民共和国特許出願第201310629274.2号の優先権及び利益を主張し、上記で特定された出願の全ての内容が、ここで参照によって取り込まれる。
(技術分野)
本開示における実施形態は一般にフォークリフト、油圧シリンダアセンブリ及びその油圧装置に関する。
往復直線運動機構が、現代の機械分野、例えば自動裁断機の供給機構や自動供給機構などにおいて、広く使われている。しかし、運動方向が変化するとき、機械式変速装置を有する往復直線運動機構は大きな慣性衝撃を受けることを避けられない。そして、それは往復直線運動機構の耐用年数を減少させ、周囲に騒音を生み出す。
本開示における実施形態では、従来の技術の中に存在している問題の少なくとも1つを少なくともある程度解決しようとしている。
本開示における第一の目的は、往復直線運動に用いる、より低騒音でより耐用年数の長い油圧シリンダアセンブリを提供することである。
本開示における第二の目的は、油圧シリンダアセンブリを備える油圧装置を提供することである。
本開示における第三の目的は、油圧シリンダアセンブリを備えるフォークリフトを提供することである。
本開示における第一実施形態では、油圧シリンダアセンブリを提供する。前記油圧シリンダアセンブリは第一オイルインレット、第二オイルインレット、第一オイルアウトレットと第二オイルアウトレットとを設置しているシリンダを備えている。シリンダライナは、前記シリンダ内部に配置され、第一の位置と第二の位置の間で移動可能であり、第一オイルポートと第二オイルポートとを設置している。ピストンは、前記シリンダライナ内部に配置され、第三の位置と第四の位置の間で移動可能である。そして、ピストンロッドは前記ピストンの2つの端面のうちの少なくとも1つに接続され、自由端が前記シリンダの外部に延びている。第一オイルチャンバと第二オイルチャンバは前記シリンダ、前記シリンダライナと前記ピストンによって規定され、それぞれ前記ピストンの2つの面に配置されている。前記第一オイルチャンバは、通常、前記第一オイルポートに連通している。前記第二オイルチャンバは、通常、前記第二オイルポートに連通している。前記シリンダライナが第一の位置にあるとき、前記第一オイルインレットと前記第一オイルポートとの間に連通状態が形成され、前記第二オイルインレットと前記第二オイルポートとの間の連通状態が遮断され、前記第一オイルチャンバと前記第一オイルアウトレットとの間の連通状態は遮断され、前記第二オイルチャンバと前記第二オイルアウトレットとの間の連通状態が形成される。前記シリンダライナが第二の位置にあるとき、前記第一オイルインレットと前記第一オイルポートとの間の連通状態は遮断され、前記第二オイルインレットと前記第二オイルポートとの間の連通状態が形成され、前記第一オイルチャンバと前記第一オイルアウトレットとの間に連通状態が形成され、前記第二オイルチャンバと前記第二オイルアウトレットとの間の連通状態は遮断されている。
本開示における実施形態によると、ピストンロッドは、可動部分を往復直線運動させるために可動部分と接続されているので、油圧シリンダアセンブリが可動部分の運動方向を変化させる時、シリンダに対するシリンダライナの慣性衝撃を大いに低減することができる。従って、油圧シリンダアセンブリの耐用年数を延長して、油圧シリンダアセンブリの動作音を低減することができる。
いくつかの実施形態では、前記ピストンと前記シリンダライナとの間の摺動抵抗は、前記シリンダライナと前記シリンダとの間の摺動抵抗より少ない。
いくつかの実施形態では、第一オイル溝及び第二オイル溝は前記シリンダライナに形成され、前記第一オイル溝は、通常、前記第一オイルポートと前記第一オイルチャンバにそれぞれ連通され、前記第二オイル溝は、通常、前記第二オイルポートと前記第二オイルチャンバにそれぞれ連通されている。
いくつかの実施形態では、油圧シリンダアセンブリは、第一シールリングを更に備えている。前記シリンダライナの外周面にはライナ溝が形成され、前記ライナ溝内には前記第一シールリングが収められるように構成されている。
いくつかの実施形態では、複数の前記ライナ溝が、前記シリンダライナの長さ方向に互いに間隔をあけて設けられている。複数の前記第一シールリングが、1対1対応で提供され前記ライナ溝にはめ込まれている。
いくつかの実施形態では、油圧シリンダアセンブリは、第二シールリングを更に備えている。ピストン溝は前記ピストンの外周面に形成され、前記第二シールリングが収められるように構成されている。
いくつかの実施形態では、2本のピストンロッドは、前記ピストンの2つの端面とそれぞれ接続されており、前記シリンダは、シリンダ本体と、前記シリンダ本体の2つの端部にそれぞれ配置された、第一ガイド部及び第二ガイド部を備えている。各々の前記ピストンロッドの自由端は、前記第一ガイド部及び前記第二ガイド部のうちの対応する一つを通って、前記シリンダの外部に延びている。
いくつかの実施形態では、前記シリンダは、前記シリンダ本体の両端に配置され、前記第一ガイド部及び前記第二ガイド部をそれぞれ覆っている、第一端部カバー及び第二端部カバーを更に備えている。
いくつかの実施形態では、油圧シリンダアセンブリは、第三シールリングを更に備えている。カバー溝はそれぞれ前記第一端部カバー及び前記第二端部カバーに形成され、前記第三シールリングは、前記カバー溝内に配置されており、前記ピストンロッドの外周面をぴったり覆っている。
本開示における第二実施形態では油圧装置を提供する。前記油圧装置は以下のものを備える。本開示における第一実施形態に係る油圧シリンダアセンブリと、前記第一オイルインレット及び前記第二オイルインレットのそれぞれに油圧オイルを供給するために、前記第一オイルインレットと前記第二オイルインレットに連通されたオイルポンプ。
いくつかの実施形態では、1つのオイルポンプが設けられている。
いくつかの実施形態では、前記オイルポンプは、前記第一オイルインレットに油圧オイルを供給するために前記第一オイルインレットに連通している第一補助オイルポンプと、前記第二オイルインレットに油圧オイルを供給するために前記第二オイルインレットに連通している第二補助オイルポンプとを備えている。
本開示における第三実施形態では、フォークリフトを提供する。フォークリフトは、本開示における第二実施形態に係る油圧装置を備えている。
本開示に係る上記の概要は、本開示の各々で開示された実施形態または本開示に係るすべての実施を説明することを意図したものではない。以下に続く、より詳しい図と詳細な説明で、具体例を示す。
本開示に係る更なる実施形態の利点は、以下の説明において、或いは以下の説明からある程度明らかになる。或いは本開示に係る実施形態の実行から学ばれる。
本開示における実施形態のあらゆる側面や利点は、添付の図面を参照して以下の説明から、明らかにされ、より容易に理解されるであろう。
本開示における一実施形態に係る油圧シリンダアセンブリの断面図である。 本開示における一実施形態に係る油圧装置の断面図であって、油圧シリンダアセンブリのシリンダライナが第一の位置に配置され、油圧シリンダアセンブリのピストンが第三の位置に配置された図面である。 本開示における一実施形態に係る油圧装置の断面図であって、油圧シリンダアセンブリのシリンダライナが第一の位置に配置され、油圧シリンダアセンブリのピストンが第四の位置に配置された図面である。 本開示における一実施形態に係る油圧装置の断面図であって、油圧シリンダアセンブリのシリンダライナが第二の位置に配置され、油圧シリンダアセンブリのピストンが第四の位置に配置された図面である。 本開示における一実施形態に係る油圧装置の断面図であって、油圧シリンダアセンブリのシリンダライナが第二の位置に配置され、油圧シリンダアセンブリのピストンが第三の位置に配置された図面である。
問題を解決するために、本開示における技術的な提案と有益な影響を、明らかに、詳細に説明するために、添付した図面及び実施形態を用いて本開示の詳細な説明を行う。ここに記述された特定の実施形態は本開示に係る説明のために使用したに過ぎず、また、本開示の内容に限定されるものでは無いことを理解すべきである。
本開示に係る実施形態を詳細に説明する。同じであるか類似した要素及び同じであるか類似した機能を有する要素は、説明を通して類似した参照番号によって表される。 図面を参照してここに記述されている実施形態は、解説及び実例のためのものであり、今回の公開を大まかに理解するためのものである。実施形態は、本開示に係るものに限定されるべきではない。
明細書において、特定や限定が無い限り、「中央」、「縦」、「側面」、「前面」、「後方」、「右側」、「左側」、「内側」、「外側」、「下部」、「上部」、「平行」、「垂直」、「上方」、「下方」、「上」、「上端」、「下端」、「内部」、「外部」、「時計回り」、「反時計回り」、等の相対的な用語は、そこから派生する用語同様に(例えば、「平行に」、「下方へ」、「上方へ」等)説明に係る図面に記され、又は示される方向に解釈するべきである。これらの相対的な用語は説明の便宜のためであって、本開示が特定の方向に構成されたり、動作されるわけではない。加えて、「第一」や「第二」のような用語は、説明のためにここで使用されているものであり、相対的な重要度や重要性を示したり、意味することを目的とするわけではない。
本開示の説明において、特定されるか、制限されない限り、「取り付けられた」、「接続された」、「結合された」や、「固定された」といった用語は、2つの要素の間の永久接続、着脱可能な接続、電気的接続、機械的接続、直接接続、中間物を介した間接接続、内部の通信または相互作用のように広く解してもよい点に留意する必要がある。当業者であれば、具体的状況に応じて上記用語の本開示での具体的な意味を把握するであろう。
本開示では、図面と実施形態とを参照して更に詳細に説明する。
本開示における実施形態に係る油圧シリンダアセンブリ100は、機械式の油圧変速装置に往復直線運動を提供するのに適合している。
図1から図5に示すように、油圧シリンダアセンブリ100は、シリンダ1、シリンダライナ2とピストン31を備えている。
具体的には、シリンダ1には、第一オイルインレット151、第二オイルインレット152、第一オイルアウトレット153、及び第二オイルアウトレット154が設置されている。シリンダ1の長さ方向、すなわち軸方向のシリンダ1の断面は、矩形に構成されていても良い。そして、第一オイルインレット151及び第二オイルインレット152は、一方の側、例えばシリンダ1の図面上での上側に形成されていても良い。そして、第一オイルアウトレット153及び第二オイルアウトレット154は、他方の側、例えばシリンダ1の図面上での下側に形成されていても良い。シリンダ1の内部は、空洞であり、それぞれ第一オイルインレット151、第二オイルインレット152、第一オイルアウトレット153及び第二オイルアウトレット154に連通している。
シリンダライナ2は、シリンダ1の内部に配置され、第一の位置と第二の位置の間で移動可能である。言い換えると、シリンダ1の内部で、シリンダライナ2はシリンダ1に対して第一の位置及び第二の位置の間で移動可能である。図1から図3に示すように、シリンダライナ2は、シリンダ1に対して第一の位置にある。それに対して、図4から図5に示すように、シリンダライナ2は、シリンダ1に対して第二の位置にある。
シリンダライナ2には、第一オイルポート21と第二オイルポート22とが設置されている。シリンダ1の長さ方向におけるシリンダライナ2の断面は、同様に矩形に構成されていてもよい。シリンダライナ2の内部は、空洞であり、第一オイルポート21及び第二オイルポート22それぞれに連通している。シール構造は、シリンダライナ2とシリンダ1とが組み立てられた後に、シリンダライナ2の外壁とシリンダ1の内壁との間に形成されていても良い。或いは、後述する第一シールリング51が、シリンダライナ2とシリンダ1との間のシール構造に構成されていてもよい。
ピストン31は、シリンダライナ2の内部に配置されていて、第三の位置と第四の位置との間で移動可能である。言い換えると、シリンダライナ2の内部において、ピストン31は、シリンダライナ2に対して第三の位置と第四の位置との間で移動可能である。図1、図2及び図5に示すように、ピストン31は、シリンダライナ2に対して第三の位置にある。これに対応して、図3及び図4に示すように、ピストン31はシリンダライナ2に対して第四の位置にある。
図1から図5に示すように、第一オイルチャンバ41と第2オイルチャンバ42とは、シリンダ1と、シリンダライナ2とピストン31とによって規定され、ピストン31の2つの側にそれぞれ位置している。すなわち、第一オイルチャンバ41は、図面に示すようにピストン31の左側に配置され、第二オイルチャンバ42は、図面に示すようにピストン31の右側に配置されている。シリンダライナ2に対するピストン31の運動に起因して、第一オイルチャンバ41及び第二オイルチャンバ42の容積が変化することは理解できる。たとえば、ピストン31が第三の位置から第四の位置へ運動している間、第一オイルチャンバ41の容積が徐々に増加し、第二オイルチャンバ42の容積が徐々に減少する。同様に、ピストン31が第四の位置から第三の位置へと運動している間、第一オイルチャンバ41の容積が徐々に減少し、第二オイルチャンバ42の容積が徐々に増加する。
第一オイルチャンバ41は、通常、第一オイルポート21に連通している。そして、第二オイルチャンバ42は、通常、第二オイルポート22に連通している。言い換えると、シリンダライナ2に対するピストン31の運動やシリンダ1に対するシリンダライナ2の運動には関係なく、第一オイルチャンバ41は常に第一オイルポート21に連通可能であり、第二オイルチャンバ42は常に第二オイルポート22に連通可能である。
ピストンロッド32は、ピストン31の2つの端面のうちの少なくとも1つに接続されており、自由端がシリンダ1の外部に延びている。たとえば、図1から図5に示すように、2本のピストンロッド32は、それぞれピストン31の両端面と接続されている。ピストン31とピストンロッド32とは、一体的に形成されてもよく、別々の部品であってもよい。ピストン31とピストンロッド32とが別々の部品であるならば、ピストン31とピストンロッド32とは他の接続方法、例えば、ボルトで接続されていてもよい。
図2に示すように、シリンダライナ2が第一の位置にあるとき、第一オイルインレット151と第一オイルポート21との間の連通が形成される。すなわち、第一オイルインレット151は第一オイルポート21と連通し、第二オイルインレット152と第二オイルポート22との間の連通は遮断される。すなわち、第二オイルインレット152は第二オイルポート22に連通しておらず、第一オイルチャンバ41と第一オイルアウトレット153との間の連通は遮断され、そして、第二オイルチャンバ42と第二オイルアウトレット154との間の連通が形成される。
一方、第二オイルインレット152が第二オイルポート22に連通していないので、オイルポンプ200は、第一オイルインレット151及び第二オイルインレット152に連続的に油圧オイルを供給し、第一オイルインレット151及び第一オイルポート21を順番に経由し油圧オイルは第一オイルチャンバ41へ流入する。第一オイルチャンバ41の内部の油圧が増大し、そして、第一オイルチャンバ41が第一オイルアウトレット153に連通されていないので、ピストン31は第三の位置から第四の位置へ動かされる。ピストン31のこの運動の間、第二オイルチャンバ42は圧縮され、そのため、第二オイルチャンバ42の中の油圧オイルは第二オイルアウトレット154を経由して油圧オイルタンクへ戻る。
図3に示すように、ピストン31が第四の位置の方へ動かされるとき、ピストン31の右端はシリンダライナ2の右端に対向している。そのため、シリンダライナ2はピストン31の運動によって第一の位置から第二の位置へ動かされる。
図4に示すように、シリンダライナ2が第二の位置にあるとき、第一オイルインレット151と第一オイルポート21との間の連通は遮断され、第二オイルインレット152と第二オイルポート22との間の連通が形成され、第一オイルチャンバ41と第一オイルアウトレット153との間の連通が形成され、そして、第二オイルチャンバ42と第二オイルアウトレット154との間の連通は遮断される。
一方、第一オイルインレット151が第一オイルポート21に連通されていないので、オイルポンプ200は、第一オイルインレット151及び第二オイルインレット152に絶えず油圧オイルを供給し、第二オイルインレット152と第二オイルポート22とを順番に経由して油圧オイルが第二オイルチャンバ42に供給される。第二オイルチャンバ42の内部の油圧が増大し、そして、第二オイルチャンバ42が第二オイルアウトレット154に連通されていないので、ピストン31は第四の位置から第三の位置へ動かされる。ピストン31のこの運動の間、第一オイルチャンバ41は圧縮され、そのため、第一オイルチャンバ41の中の油圧オイルは第一オイルアウトレット153を経由して油圧オイルタンクへ戻る。
図5に示すように、ピストン31が第三の位置の方へ動かされるとき、ピストン31の左端はシリンダライナ2の左端に対向している。そのため、シリンダライナ2はピストン31の運動によって第二の位置から第一の位置へ動かされる。
オイルポンプ200による第一オイルインレット151及び第二オイルインレット152への油圧オイルの連続的な供給で、ピストン31を往復直線運動させることができる。そして、このように、ピストンロッド32の自由端が可動部分と接続しているとき、可動部分をピストン31の運動に連動して往復直線運動させることができる。
図2及び図3に示すように、第一の位置から第二の位置へのシリンダライナ2の運動の間、第一オイルインレット151と第一オイルポート21の一致度、すなわち、図1から図5に示すように、上下方向(すなわちシリンダ1の半径方向)における、第一オイルインレット151と第一オイルポート21との間の重なり合いの割合が徐々に減少することが理解できる。シリンダライナ2が第二の位置に至ると、第一オイルインレット151と第一オイルポート21との間の連通は完全に遮断される。言い換えると、上述の運動の間、第一オイルインレット151と第一オイルポート21との状態は、徐々に、連通状態から遮断状態まで遷移する。
逆に、上述の運動の間、第二オイルインレット152と第二オイルポート22との状態は、徐々に、遮断状態から連通状態へと遷移する。このように、第一の位置から第二の位置へシリンダライナ2が運動する間、第一オイルインレット151は第一オイルポート21に連通しており、そして、第二オイルインレット152は第二オイルポート22と連通している。すなわち第一オイルインレット151及び第二オイルインレット152の両方を経由してシリンダライナ2に油圧オイルが供給される。しかし、ピストン31とシリンダライナ2との慣性運動により、ピストン31はまだシリンダライナ2を第一の位置から第二の位置へ動かすことができる。
したがって、上述の運動の間、第一オイルインレット151と第一オイルポート21との間の連通と、第二オイルインレット152と第二オイルポート22との間の連通の両方が形成されることによって、抵抗力が生じてシリンダライナ2の移動速度を減少させ、シリンダライナ2とシリンダ1との間で生じる衝撃を和らげる。このように、シリンダライナ2とシリンダ1との間の剛体衝突は避けることが可能であり、油圧シリンダアセンブリ100の耐用年数は延長でき、そして、油圧シリンダアセンブリ100の動作音を低減させることができる。
同様に、図4及び図5に示すように、ピストン31が第三の位置に至り、シリンダライナ2を第二の位置から第一の位置へ動かすときもまた、第一オイルインレット151と第一オイルポート21との間の連通と、第二オイルインレット152と第二オイルポート22との間の連通の両方が形成されることによって、抵抗力が生じてシリンダライナ2の移動速度を減少させ、シリンダライナ2とシリンダ1との間に生じる衝撃を和らげる。このように、シリンダライナ2とシリンダ1との間の剛体衝突を避けることができる。
インレットとポートとの間の遮断とは、シリンダ1とシリンダライナ2との間の相対運動において、そのインレットとそのポートとがずれて配置し、そのため、そのインレットはそのポートに一時的に連通されない事を意味すると理解できる。たとえば、第二オイルインレット152と第二オイルポート22との間の遮断とは、第二オイルインレット152と第二オイルポート22との連通が一時的に遮断され、そのため、油圧オイルは第二オイルインレット152を経由して第二オイルポート22に供給され得ないということを意味している。
本開示の実施形態に係る油圧シリンダアセンブリ100では、ピストンロッド32が可動部分を往復直線運動させるために可動部分と接続しているので、油圧シリンダアセンブリ100が可動部分の運動方向を変更させるとき、シリンダ1に対するシリンダライナ2の慣性衝撃を大いに減少させることができる。このように、油圧シリンダアセンブリ100の耐用年数を延長して、油圧シリンダアセンブリ100の動作音を低減させる。
いくつかの実施形態では、ピストン31とシリンダライナ2との間の摺動抵抗はシリンダライナ2とシリンダ1との間の摺動抵抗よりも小さい。このように、オイルポンプ200により油圧シリンダアセンブリ100に油圧オイルを供給した後に、ピストン31はシリンダライナ2が動く前に動く。すなわち、ピストン31がまず初めに動き、ある位置、例えば第三または第四の位置に至り、そして、ピストン31はシリンダライナ2を動かす。
いくつかの実施形態では、第一オイル溝23と第二オイル溝24とは、シリンダライナ2に形成され、通常、第一オイル溝23は第一オイルポート21と第一オイルチャンバ41とにそれぞれ連通されており、そして、第二オイル溝24は、通常、第二オイルポート22と第二オイルチャンバ42にそれぞれ連通されている。第一オイル溝23及び第二オイル溝24では、油圧オイルは、容易に、第一オイルポート21を経由して第一オイルチャンバ41に、そして、第二オイルポート22を経由して第二オイルチャンバ42に流れ込むことができる。
いくつかの実施形態では、ライナ溝は、シリンダライナ2の外周面に形成される。油圧シリンダアセンブリ100は、ライナ溝にはめ込まれるように構成される第一シールリング51を更に備えている。第一シールリング51によって、シリンダライナ2の外周面とシリンダ1の内周面との間にシールが形成され、油圧オイルが流出するのを防ぐ。
さらにシール効果を改善するために、複数のライナ溝は、シリンダライナ2の長さ方向で互いに間隔をあけて、すなわち図1から図5の左右方向に示すように、設けられ、複数の第一シールリング51がライナ溝に1対1対応で提供され、はめ込まれる。このように、複数のシールはシリンダライナ2の外周面とシリンダ1の内周面との間に形成され、そのため、シール効果は大いに向上できる。
好ましくは、ライナ溝はリング溝として構成され、シリンダライナ2の外周面と、一体的に形成されてもよい。第一シールリング51はゴムでできているとよいが、これに限られているわけではない。
いくつかの実施形態では、ピストン溝は、ピストン31の外周面に形成される。油圧シリンダアセンブリ100は、ピストン溝にはめ込まれるように構成される第二シールリング52を更に備えていてもよい。第二シールリング52によって、ピストン31の外周面とシリンダライナ2の内周面との間にシールが形成され、油圧オイルが第一オイルチャンバ41と第二オイルチャンバ42との間で流出するのを防ぐ。
さらにシール効果を改善するために、複数のピストン溝は、シリンダライナ2の長さ方向に互いに間隔をあけて、設けられ、複数の第二シールリング52が、1対1対応で提供され、ピストン溝にはめ込まれる。このように、シール効果を大いに向上させるために、複数のシールは、ピストン31の外周面とシリンダライナ2との内周面の間に形成される。
好ましくは、ピストン溝はリング溝として構成されるとよく、ピストン31の外周面と、一体的に形成されてもよい。第二シールリング52は、ゴム製であってもよいが、これに限られているわけではない。
いくつかの実施形態では、図1に示すように、シリンダ1は、シリンダ本体15、第一ガイド部11、第二ガイド部12、第一端部カバー13及び第二端部カバー14を備えている。
具体的には、第一端部カバー13及び第二端部カバー14は、シリンダ本体15の両端部にそれぞれ配置されている。ピストンロッド32のそれぞれの自由端は、第一ガイド部13及び第二ガイド部14の対応する一つを通ってシリンダ1の外部に延びている。言い換えると、図1に示すように、ピストンロッド32の左側の自由端は左に延びて、第一ガイド部11を貫通している。第一ガイド部11は、単に、ピストンロッド32の左側の軸方向の往復直線運動を確実にするためにピストンロッド32の左側の運動方向を案内する。他方、ピストンロッド32の右側の自由端は右に延びて、第二ガイド部12を貫通している。第二ガイド部12は、単に、ピストンロッド32の右側を軸方向に沿って往復直線運動を確実にするためにピストンロッド32の右側の運動方向を案内する。
第一端部カバー13と第二端部カバー14とは、シリンダ本体15の両端に配置され、第一ガイド部11及び第二ガイド部12をそれぞれ覆っている。具体的には、第一端部カバー13は、シリンダ本体15の左端に配置され、第一ガイド部11を覆っており、そして、第二端部カバー14は、シリンダ本体15の右側に配置され、第二ガイド部12を覆っている。このように、ちりと不純物が、第一ガイド部11及び第二ガイド部12を経由してシリンダ1に侵入するのを防ぐ。
カバー溝は、第一端部カバー13及び第二端部カバー14の各々に形成され、そして、カバー溝に配置され、各々のピストンロッド32の外周面をぴったり覆う第三シールリング53を、油圧シリンダアセンブリ100は更に含んでいる。このように、ちりと不純物が、ピストンロッド32と端部カバー31と端部カバー32との間隙からシリンダ1の内部に侵入するのを防ぐことができ、油圧シリンダアセンブリ100の防塵性能をさらに向上させることができる。
好ましくは、端部カバー13及び14は、それぞれ複数のカバー溝を有するとよく、そして、また、複数の第三シールリング53が複数のシールを形成するためにカバー溝に設けられる。このように、油圧シリンダアセンブリ100の防塵性能を、さらに向上させることができる。第三シールリング53は、ゴム製であってもよいが、これに限られているわけではない。
本開示の実施形態に係る油圧装置について、図面と実施形態を参照して説明する。
図2から図5に示すように、本開示の実施形態に係る油圧装置は、油圧シリンダアセンブリ100とオイルポンプ200とを備えている。油圧シリンダアセンブリ100は、上述の実施形態で説明されている。オイルポンプ200は、第一オイルインレット151及び第二オイルインレット152のそれぞれに油圧オイルを供給するために、第一オイルインレット151と第二オイルインレット152とに連通している。
本開示の実施形態に係る油圧装置は、簡素な構造を有するように、オイルポンプ200は1つだけ提供されるのが好ましい。しかし、これに限られているわけではない。
いくつかの実施形態では、オイルポンプ200は、第一補助オイルポンプと第二の補助オイルポンプ(図示しない)を備えていてもよい。第一補助オイルポンプは、第一オイルインレット151に油圧オイルを供給するために第一オイルインレット151と連通されている。そして、第二補助オイルポンプは、第二オイルインレット152に油圧オイルを供給するために第二オイルインレット152と連通されている。
本開示の実施形態に係るフォークリフトについて、図面と実施形態を参照して説明する。
本開示の実施形態に係るフォークリフトは、上述の実施形態で説明された油圧装置を備えている。本開示の実施形態に係るフォークリフトについて、その他の機構や動作原理は、当業者に理解できる。そのため、それらに関連する説明はここでは省略する。
この明細書を通して「実施形態」、「いくつかの実施形態」、「1つの実施形態」、「他の実施例」、「実施例」、「特定の実施例」又は「いくつかの実施例」で参照していることは、実施形態または実施例に関連して記述されている特定の特徴、構造、材料又は特性が、本開示に係る少なくとも1つの実施形態または実施例に含まれることを意味する。このように、例えば「いくつかの実施形態では」、「1つの実施形態では」、「実施形態では」、「他の実施例では」、「実施例では」、「特定の実施例では」、又は、「いくつかの実施例では」といった表現が、この明細書を通していろいろな場所に表れることは、本開示に係る同じ実施形態または実施例に必ずしも言及している必要があるというわけではない。さらにまた、特定の特徴、構造、材料又は特性は、一つ以上の実施形態又は実施例において、あらゆる適切な方法で組み込まれ得る。
実施形態の説明を示し、記載したが、当業者によれば上記の実施形態が本開示に限定されるものでないと認められる。そして、変更、代替及び改良は、本開示の主旨、原則及び範囲を逸脱しない範囲の実施形態において行われうる。
(付記1)
第一オイルインレット、第二オイルインレット、第一オイルアウトレット及び第二オイルアウトレットを設置しているシリンダと、
前記シリンダ内部に配置され、第一の位置と第二の位置との間で移動可能であり、第一オイルポートと第二オイルポートとを設置しているシリンダライナと、
前記シリンダライナ内部に配置され、第三の位置と第四の位置との間で移動可能であるピストンと、
前記ピストンの2つの端面のうちの少なくとも1つの端面と接続され、前記シリンダの外部に延びている自由端を規定しているピストンロッドと、を備え、
第一オイルチャンバ及び第二オイルチャンバは、前記シリンダ、前記シリンダライナ及び前記ピストンによって規定され、前記ピストンの2つの側にそれぞれ位置しており、前記第一オイルチャンバは、通常、前記第一オイルポートに連通し、前記第二オイルチャンバは、通常、前記第二オイルポートに連通しており、
前記シリンダライナが前記第一の位置にあるとき、前記第一オイルインレットと前記第一オイルポートとの間に連通状態が形成され、前記第二オイルインレットと前記第二オイルポートとの間の連通状態は遮断され、前記第一オイルチャンバと前記第一オイルアウトレットとの間の連通状態は遮断され、前記第二オイルチャンバと前記第二オイルアウトレットとの間に連通状態が形成されており、
前記シリンダライナが前記第二の位置にあるとき、前記第一オイルインレットと前記第一オイルポートとの間の連通状態は遮断され、前記第二オイルインレットと前記第二オイルポートとの間の連通状態が形成され、前記第一オイルチャンバと前記第一オイルアウトレットとの間の連通状態が形成され、前記第二オイルチャンバと前記第二オイルアウトレットとの間の連通状態は遮断されている、
ことを特徴とする油圧シリンダアセンブリ。
(付記2)
前記ピストンと前記シリンダライナとの間の摺動抵抗は前記シリンダライナと前記シリンダとの間の摺動抵抗より少ない、
ことを特徴とする付記1に記載の油圧シリンダアセンブリ。
(付記3)
第一オイル溝及び第二オイル溝が前記シリンダライナに形成され、前記第一オイル溝は、通常、前記第一オイルポート及び前記第一オイルチャンバにそれぞれ連通しており、前記第二オイル溝は、通常、前記第二オイルポートと前記第二オイルチャンバにそれぞれ連通している、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の油圧シリンダアセンブリ。
(付記4)
第一シールリングを更に備え、前記シリンダライナの外周面にはライナ溝が形成され、前記ライナ溝内には前記第一シールリングが収められるように構成されている、
ことを特徴とする付記1から3のいずれか1つに記載の油圧シリンダアセンブリ。
(付記5)
複数の前記ライナ溝が、前記シリンダライナの長さ方向に互いに間隔をあけて設けられ、複数の前記第一シールリングが、1対1対応で提供され前記ライナ溝にはめ込まれている、
ことを特徴とする付記4に記載の油圧シリンダアセンブリ。
(付記6)
第二シールリングを更に備え、内部で前記ピストンの外周面にはピストン溝が形成され、前記ピストン溝内には前記第二シールリングが収められるように構成されている、
ことを特徴とする付記1から5のいずれか1つに記載の油圧シリンダアセンブリ。
(付記7)
2本のピストンロッドは、前記ピストンの2つの端面とそれぞれ接続されており、
前記シリンダは、
シリンダ本体と、
前記シリンダ本体の2つの端部にそれぞれ配置された、第一ガイド部及び第二ガイド部と、を備え、
各々の前記ピストンロッドの自由端は、前記第一ガイド部及び前記第二ガイド部のうちの対応する一つを通って、前記シリンダの外部に延びている、
ことを特徴とする付記1から6のいずれか1つに記載の油圧シリンダアセンブリ。
(付記8)
前記シリンダは、前記シリンダ本体の両端に配置され、前記第一ガイド部及び前記第二ガイド部をそれぞれ覆っている、第一端部カバー及び第二端部カバーを更に備える、
ことを特徴とする付記7に記載の油圧シリンダアセンブリ。
(付記9)
第三シールリングを更に備え、
前記第一端部カバー及び前記第二端部カバーの各々にはカバー溝が形成されており、
前記第三シールリングは、前記カバー溝内に配置されており、前記ピストンロッドの外周面上にぴったり覆っている、
ことを特徴とする付記8に記載の油圧シリンダアセンブリ。
(付記10)
付記1から9のいずれか1つに記載の油圧シリンダアセンブリと、
前記第一オイルインレット及び前記第二オイルインレットのそれぞれに油圧オイルを供給するために、前記第一オイルインレット及び前記第二オイルインレットと連通しているオイルポンプと、
を備える、ことを特徴とする油圧装置。
(付記11)
1つのオイルポンプが設けられている、ことを特徴とする付記10に記載の油圧装置。
(付記12)
前記オイルポンプは、前記第一オイルインレットに油圧オイルを供給するために前記第一オイルインレットと連通している第一補助オイルポンプと、前記第二オイルインレットに油圧オイルを供給するために前記第二オイルインレットと連通している第二補助オイルポンプと、を備える、
ことを特徴とする付記10に記載の油圧装置。
(付記13)
付記10から12のいずれか1つに記載の油圧装置を備える、
ことを特徴とするフォークリフト。

Claims (13)

  1. 第一オイルインレット、第二オイルインレット、第一オイルアウトレット及び第二オイルアウトレットを設置しているシリンダと、
    前記シリンダ内部に配置され、第一の位置と第二の位置との間で移動可能であり、第一オイルポートと第二オイルポートとを設置しているシリンダライナと、
    前記シリンダライナ内部に配置され、第三の位置と第四の位置との間で移動可能であるピストンと、
    前記ピストンの2つの端面のうちの少なくとも1つの端面と接続され、前記シリンダの外部に延びている自由端を規定しているピストンロッドと、を備え、
    第一オイルチャンバ及び第二オイルチャンバは、前記シリンダ、前記シリンダライナ及び前記ピストンによって規定され、前記ピストンの2つの側にそれぞれ位置しており、前記第一オイルチャンバは、通常、前記第一オイルポートに連通し、前記第二オイルチャンバは、通常、前記第二オイルポートに連通しており、
    前記シリンダライナが前記第一の位置にあるとき、前記第一オイルインレットと前記第一オイルポートとの間に連通状態が形成され、前記第二オイルインレットと前記第二オイルポートとの間の連通状態は遮断され、前記第一オイルチャンバと前記第一オイルアウトレットとの間の連通状態は遮断され、前記第二オイルチャンバと前記第二オイルアウトレットとの間に連通状態が形成されており、
    前記シリンダライナが前記第二の位置にあるとき、前記第一オイルインレットと前記第一オイルポートとの間の連通状態は遮断され、前記第二オイルインレットと前記第二オイルポートとの間の連通状態が形成され、前記第一オイルチャンバと前記第一オイルアウトレットとの間の連通状態が形成され、前記第二オイルチャンバと前記第二オイルアウトレットとの間の連通状態は遮断されており、
    前記ピストンと前記シリンダライナとの間の摺動抵抗は前記シリンダライナと前記シリンダとの間の摺動抵抗より少なく、
    前記ピストンは、前記シリンダライナを動かす、
    ことを特徴とする油圧シリンダアセンブリ。
  2. 第一オイル溝及び第二オイル溝が前記シリンダライナに形成され、前記第一オイル溝は、通常、前記第一オイルポート及び前記第一オイルチャンバにそれぞれ連通しており、前記第二オイル溝は、通常、前記第二オイルポートと前記第二オイルチャンバにそれぞれ連通している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の油圧シリンダアセンブリ。
  3. 第一オイルインレット、第二オイルインレット、第一オイルアウトレット及び第二オイルアウトレットを設置しているシリンダと、
    前記シリンダ内部に配置され、第一の位置と第二の位置との間で移動可能であり、第一オイルポートと第二オイルポートとを設置しているシリンダライナと、
    前記シリンダライナ内部に配置され、第三の位置と第四の位置との間で移動可能であるピストンと、
    前記ピストンの2つの端面のうちの少なくとも1つの端面と接続され、前記シリンダの外部に延びている自由端を規定しているピストンロッドと、を備え、
    第一オイルチャンバ及び第二オイルチャンバは、前記シリンダ、前記シリンダライナ及び前記ピストンによって規定され、前記ピストンの2つの側にそれぞれ位置しており、前記第一オイルチャンバは、通常、前記第一オイルポートに連通し、前記第二オイルチャンバは、通常、前記第二オイルポートに連通しており、
    前記シリンダライナが前記第一の位置にあるとき、前記第一オイルインレットと前記第一オイルポートとの間に連通状態が形成され、前記第二オイルインレットと前記第二オイルポートとの間の連通状態は遮断され、前記第一オイルチャンバと前記第一オイルアウトレットとの間の連通状態は遮断され、前記第二オイルチャンバと前記第二オイルアウトレットとの間に連通状態が形成されており、
    前記シリンダライナが前記第二の位置にあるとき、前記第一オイルインレットと前記第一オイルポートとの間の連通状態は遮断され、前記第二オイルインレットと前記第二オイルポートとの間の連通状態が形成され、前記第一オイルチャンバと前記第一オイルアウトレットとの間の連通状態が形成され、前記第二オイルチャンバと前記第二オイルアウトレットとの間の連通状態は遮断されており、
    第一オイル溝及び第二オイル溝が前記シリンダライナに形成され、前記第一オイル溝は、通常、前記第一オイルポート及び前記第一オイルチャンバにそれぞれ連通しており、前記第二オイル溝は、通常、前記第二オイルポートと前記第二オイルチャンバにそれぞれ連通している、
    ことを特徴とする油圧シリンダアセンブリ。
  4. 第一シールリングを更に備え、前記シリンダライナの外周面にはライナ溝が形成され、前記ライナ溝内には前記第一シールリングが収められるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の油圧シリンダアセンブリ。
  5. 複数の前記ライナ溝が、前記シリンダライナの長さ方向に互いに間隔をあけて設けられ、複数の前記第一シールリングが、1対1対応で提供され前記ライナ溝にはめ込まれている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の油圧シリンダアセンブリ。
  6. 第二シールリングを更に備え、内部で前記ピストンの外周面にはピストン溝が形成され、前記ピストン溝内には前記第二シールリングが収められるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の油圧シリンダアセンブリ。
  7. 2本のピストンロッドは、前記ピストンの2つの端面とそれぞれ接続されており、
    前記シリンダは、
    シリンダ本体と、
    前記シリンダ本体の2つの端部にそれぞれ配置された、第一ガイド部及び第二ガイド部と、を備え、
    各々の前記ピストンロッドの自由端は、前記第一ガイド部及び前記第二ガイド部のうちの対応する一つを通って、前記シリンダの外部に延びている、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の油圧シリンダアセンブリ。
  8. 前記シリンダは、前記シリンダ本体の両端に配置され、前記第一ガイド部及び前記第二ガイド部をそれぞれ覆っている、第一端部カバー及び第二端部カバーを更に備える、
    ことを特徴とする請求項7に記載の油圧シリンダアセンブリ。
  9. 第三シールリングを更に備え、
    前記第一端部カバー及び前記第二端部カバーの各々にはカバー溝が形成されており、
    前記第三シールリングは、前記カバー溝内に配置されており、前記ピストンロッドの外周面上にぴったり覆っている、
    ことを特徴とする請求項8に記載の油圧シリンダアセンブリ。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の油圧シリンダアセンブリと、
    前記第一オイルインレット及び前記第二オイルインレットのそれぞれに油圧オイルを供給するために、前記第一オイルインレット及び前記第二オイルインレットと連通しているオイルポンプと、
    を備える、ことを特徴とする油圧装置。
  11. 1つのオイルポンプが設けられている、ことを特徴とする請求項10に記載の油圧装置。
  12. 前記オイルポンプは、前記第一オイルインレットに油圧オイルを供給するために前記第一オイルインレットと連通している第一補助オイルポンプと、前記第二オイルインレットに油圧オイルを供給するために前記第二オイルインレットと連通している第二補助オイルポンプと、を備える、
    ことを特徴とする請求項10に記載の油圧装置。
  13. 請求項10から12のいずれか1項に記載の油圧装置を備える、
    ことを特徴とするフォークリフト。
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