JP6230649B2 - 車両用回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用回転電機に関するものであり、例えば、車両等に搭載されて、ロータと一体に回転される冷却ファンを有する車両用回転電機に関するものである。
従来、ロータの径方向外側に配置された複数のステータコイルのコイルエンドを冷却するために、ロータと一体に回転される冷却ファンによって冷却風を発生させるようにした車両用交流発電機が知られている。このような従来の車両用交流発電機では、冷却ファンからの冷却風によるコイルエンドの冷却性能を向上させるために、軸線方向についてステータコイルのコイルエンドと対向するハウジングに凹部を設ける構造が提案されている。このように、従来の車両用交流発電機では、ハウジングに凹部を設けたことにより、コイルエンドとハウジングとの間に形成された冷却風の流路の幅を拡大することができ、コイルエンドの冷却性能の向上を図ることができる(例えば、特許文献1参照)。
一方、従来、発電機フレームとマウントステー(ステー部)の連結強度を向上し、回転子や固定子などの振動が大きくなることを防止し、かつ回転子の回転変動を防止する発電機が知られている。このような従来の発電機では、フレームの円筒部の外周に設けられる被支持部を有するステー部において、被支持部の内側部分から円筒部の外周側へ向かって延びてステー部とフレームとを連結する連結部材が備えられている。また、その連結部材は、回転軸に垂直な面に対して傾斜した傾斜面を有するものである(例えば、特許文献2参照)。
特開2015−159723号公報 特許第2924689号公報
しかしながら、近年益々、車両用回転電機(車両用交流発電機)に対する要求が増える傾向にあり、冷却性向上はもちろん、同時に振動や回転変動についても抑制することが求められている。エンジンに組み付けるマウントステー(ステー部)について、特許文献2のような傾斜面による強度向上がされた場合、連結部材のフレーム側端部が、フレーム円筒部外周の排気口の径方向外側の大半を塞いでしまうこととなる。
上述のように、部分的に径方向外側が塞がれた排気口に対し、特許文献1に開示されたファンの羽根との隙間が狭い中間枠部とその外径側傾斜から続く軸方向に拡大された流路が適応された場合、以下の不具合が生じる。まず、吸気口からハウジング内に送られた冷却風は、コイルエンドとフロント側ハウジングとの間に形成された流路を通過するよう径方向に向きを変える際、軸方向から軸中心へ大きく付勢される。そして、ハウジング内に突出する中間枠部よりも車両用回転電機内に回り込んで引き込まれる吸引空気が、偏向されて排出され、結果的に吸気口に接近して再び吸気されてしまう不具合が生じる。この不具合は、径方向外側が塞がれた排気口に隣接して吸気口が大きく開口している場合、つまり、特許文献1の図2に示すような細いスポークが構成されない場合、特に顕著に生じてしまう。一旦、車両用回転電機内に引き込まれた空気の再吸入は、確実に冷却性能を低下させる。
この発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、耐振性や強度向上を図るとともに、ファンによる冷却性の低下を抑制した車両用回転電機を得ることを目的としている。
この発明に係る車両用回転電機は、回転軸を中心に回転される回転子、前記回転子の外周を囲むように対向して配置された固定子、前記回転子の軸線方向端部に設けられるとともに前記回転子と一体に回転される遠心ファン、軸線方向の端部に前記遠心ファンに対向して設けられた吸気口と、前記吸気口に隣接して設けられた環状リブと、この環状リブを介して設けられた排気口を有し、前記回転子および前記固定子を収容するとともに前記回転軸を回転自在に支持するハウジング、前記ハウジングの径方向外周に設けられたステー、を備え、前記環状リブは、前記吸気口および前記排気口の軸線方向内端よりも前記遠心ファン側に突出して形成され、前記吸気口の軸線方向外側端面から前記ハウジングの内側に向かって徐々に小径となるように傾斜する内径側傾斜円筒面を有しており、前記ステーと前記環状リブとの間に封止部が設けられるものである。
この発明による車両用回転電機によれば、ステーの補強と冷却風の流路の幅の拡大によって生じる不要な再吸気流れを抑制できる。これにより、エンジンからの振動をハウジング全体へ分散させ、ステーの脚部への集中をなくし、応力歪を減少させてハウジングの変形を防止することができる。また、それとともに、遠心ファンの羽根との隙間を狭くして遠心ファンの回転により発生する冷却風の流量を確保し、かつ冷却性を低下させずに流路の幅も拡大することができる。
この発明の実施の形態1による車両用回転電機(車両用交流発電機)を示す断面図である。 図1に示す車両用回転電機のステータの斜視図である。 図1に示す車両用回転電機のステータの部分拡大断面図である。 図1に示す車両用回転電機のフロント側ハウジングを内側から見たときの斜視図である。 図1に示す車両用回転電機の冷却ファン及びフロント側ハウジングの非ステー部を示す断面模式図である。 図4Aを用いて空気の流れを解説する断面図である。 図1に示す車両用回転電機の冷却ファン及びフロント側ハウジングのステー部を示す断面模式図である。 図5において封止部を設けなかった場合に考えられる不具合を説明するための断面模式図である。 図1に示す車両用回転電機のフロント側ハウジングを外側から見たときの平面図である。
実施の形態1.
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態1について説明する。なお、各図面において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
図1は、この発明の実施の形態1による車両用回転電機(車両用交流発電機)を示す断面図である。図1において、車両用回転電機(車両用交流発電機)1は、軸線を中心に回転されるロータ2と、ロータ2の径方向外側の位置に配置され、ロータ2の外周を囲む筒状のステータ3と、ロータ2及びステータ3を支持するハウジング4と、ロータ2に設けられ、ロータ2と一体に回転されることにより冷却風を発生する冷却ファン5とを有している。
ロータ2は、ロータ2の軸線上に配置された回転軸6と、回転軸6に設けられ、ハウジング4内に収容されたロータ本体7とを有している。ロータ本体7は、ロータ2への給電を行うため、回転軸6に装着されるブラシ装置8からの給電により磁束を発生する界磁コイル(図示せず)と、界磁コイルが設けられ、界磁コイルが発生する磁束により磁極が形成されるポールコア71とを有している。
ステータ3は、ハウジング4内に固定されている。また、ステータ3は、ロータ本体7を囲む円筒状(環状)のステータコア9と、ステータコア9に設けられ、ロータ2の回転に伴って界磁コイル(図示せず)からの磁束が変化することにより交流起電力が生じる複数のステータコイル10とを有している。なお、ハウジング4のリア側外部には、ステータ3で生じた交流電流を直流電流に整流する整流器11、及びステータ3で生じた交流電圧の大きさを調整する電圧調整器12等が設けられている。
ステータコア9は、例えば鉄等の磁性体により構成されている。この発明の実施の形態1では、ステータコア9が、ロータ2の軸線方向に積層された複数枚の磁性体により構成されている。
図2Aは、図1に示す車両用回転電機(車両用交流発電機)のステータの斜視図である。また、図2Bは、図1に示す車両用交流発電機のステータの部分拡大断面図である。図2A、図2Bに示すように、ステータコア9は、円環状のバックヨーク部9aと、バックヨーク部9aから径方向内側へそれぞれ突出し、ステータコア9の周方向について互いに間隔を置いて配置された複数の磁極ティース部9bとを有している。各々の磁極ティース部9bは、ステータコア9の周方向において等間隔に配置されている。
ステータコイル10は、各々の磁極ティース部9bに設けられている。また、複数のステータコイル10は、ステータコア9の周方向へ並べられている。この発明の実施の形態1では、各ステータコイル10が複数の磁極ティース部9bに跨って設けられており、周方向について互いに隣り合うステータコイル10の一部同士が径方向について重なって配置されている。各ステータコイル10は、ロータ2の軸線方向においてステータコア9の端面(ステータコア9の軸線方向の端面)から突出するコイルエンド10aをそれぞれ有している。
各々のコイルエンド10aの頂部(軸端)は、全体として冷却ファン5の径方向外側の位置に達している。各コイルエンド10aの軸線方向についての寸法は、各コイルエンド10aを構成するコイルすべてが同一とされるわけではないが、図2Bに示すように、全体として略塊状となっている。これにより、ステータコア9の軸線方向端面に対する各コイルエンド10aの頂部の位置は、ロータ2の軸線方向について周方向にほぼ同じ位置となっている。
ハウジング4は、それぞれ略椀形状とされたアルミニウム製のフロント側ハウジング13及びリア側ハウジング14により構成されている。フロント側ハウジング13及びリア側ハウジング14は、それぞれの開口部同士を対向させた状態で、複数本のボルト(図示なし)によって互いに固定されている。フロント側ハウジング13及びリア側ハウジング14のそれぞれは、ロータ2の軸線方向においてロータ2及びステータ3に対向している。この発明の実施の形態1では、フロント側ハウジング13及びリア側ハウジング14のそれぞれが、砂型鋳造やアルミダイキャスト等の鋳造により成型されている。
回転軸6は、フロント側ハウジング13及びリア側ハウジング14のそれぞれの中心を貫通している。また、回転軸6は、フロント側ハウジング13及びリア側ハウジング14のそれぞれに軸受15を介して回転自在に支持されている。
冷却ファン5は、ロータ本体7の軸線方向の両側端面にそれぞれ固定されている。従って、ロータ本体7の一方の端面に固定された冷却ファン5は、フロント側ハウジング13で覆われ、ロータ本体7の他方の端面に固定された冷却ファン5は、リア側ハウジング14で覆われている。また、冷却ファン5は、冷却ファン5の回転方向において互いに間隔を置いて配置された複数枚の羽根5aを有している。各々の羽根5aは、冷却ファン5の外周部に配置されている。
ブラシ装置8は、回転軸6のリア側の部分に固定された一対のスリップリング16と、ハウジング4内に設けられ、各々のスリップリング16に個別に接触する一対のブラシ17とを有している。回転軸6が回転しているときは、各スリップリング16が各ブラシ17に摺動しながら回転軸6の軸線を中心として回転する。
なお、フロント側ハウジング13からハウジング4外へ突出する回転軸6の端部には、動力を伝達するための伝達ベルト(図示せず)が巻き掛けられるプーリ18が固定されている。
図3は、図1に示す車両用回転電機(車両用交流発電機)のフロント側ハウジングを内側から見たときの斜視図である。また、図4Aは、図1に示す車両用回転電機(車両用交流発電機)の冷却ファン及びフロント側ハウジングの非ステー部を示す断面模式図である。さらにまた、図4Bは、図4Aを用いて空気の流れを解説する断面図である。
図3、図4Aおよび図4Bにおいて、フロント側ハウジング13は、ロータ2と同軸に配置された環状の外枠部19と、外枠部19と同軸に配置され、かつロータ2の軸線方向について外枠部19よりもロータ本体7から離れた位置に配置された環状の中間枠部20(環状リブ)と、回転軸6が通される貫通孔21が設けられ、中間枠部20の内側の位置に配置されたボス部22と、中間枠部20及びボス部22間に繋がれた複数のスポーク23と、外枠部19及び中間枠部20間に繋がれた複数のリブ24とを有している。外枠部19の内周部には、ステータコア9が嵌る段差部が設けられている。
各スポーク23は、ロータ2の軸線方向についてロータ本体7に対向する位置に配置されている。また、各スポーク23は、フロント側ハウジング13の径方向に沿って配置され、かつフロント側ハウジング13の周方向へ互いに間隔を置いて配置されている。
スポーク23は、軸受ボスであるボス部22を支持する構成である。これにより、フロント側ハウジング13における中間枠部20とボス部22との間の位置には、各スポーク23で仕切られた周方向に広い楕円形状の吸気口25が、スポーク23と同数形成されている。
各リブ24は、冷却ファン5よりも径方向外側の位置に配置されている。また、各リブ24は、フロント側ハウジング13の周方向へ互いに間隔を置いて配置されている。これにより、フロント側ハウジング13における外枠部19と中間枠部20との間の位置には、各リブ24で仕切られた複数の排気口26が形成されている。
この発明の実施の形態1においては、各リブ24が、コイルエンド10aの径方向外側の位置で外枠部19からコイルエンド10aに沿って配置されたリブ軸線方向部24aと、リブ軸線方向部24aの端部から湾曲しながら、コイルエンド10aの軸線方向外側を通って中間枠部20に達するリブ径方向部24bとを有している。これにより、各排気口26は、コイルエンド10aの径方向外側の位置から、コイルエンド10aよりも回転軸6に近い位置に達するスリット状の穴とされている。
フロント側ハウジング13における冷却ファン5の羽根5aと対向する面(ファン対向面)と冷却ファン5の羽根5aとの間の隙間は、冷却ファン5の回転により発生する冷却風の流量を確保するために、冷却ファン5の他の部分とフロント側ハウジング13との間の隙間よりも狭くなっている。この発明の実施の形態1においては、図4Aおよび図4Bに示すように、中間枠部20が、ロータ2の軸線方向について冷却ファン5の羽根5aと対向して配置されている。
図4Bにおいて、矢印で冷却風の流れを示すように、冷却ファン5の回転により生じた冷却風は、ハウジング4外から各吸気口25を通ってハウジング4内へ送られる。各吸気口25を通ってハウジング4内へ送られた冷却風は、ハウジング4内でフロント側ハウジング13の径方向外側へ流れ、コイルエンド10aとフロント側ハウジング13との間に形成された流路を通過した後、各排気口26を通ってハウジング4外へ排出される。冷却風は、コイルエンド10aとフロント側ハウジング13との間の流路を通過するとき、コイルエンド10aとの間で熱交換を行う。コイルエンド10aは、冷却風との間での熱交換により冷却される。
図4Aに示すように、中間枠部(環状リブ)20は、吸気口25の軸線方向外側端面25iから車両用回転電機1の内側(図4Aの右側から左側へ)にいくにつれ徐々に小径となるように傾斜する内径側傾斜円筒面20aを有している。また、中間枠部(環状リブ)20は、内径側傾斜円筒面20aの終端部から順に、回転軸6の軸線方向と平行な内径側円筒面20bと、軸線方向と垂直な面を有する冷却ファン5の羽根5aの先端部と対向する円環面20cと、円環面20cの終端部から車両用回転電機1の外側(図4Aの左側から右側へ)、つまりハウジング4の外側に向かって徐々に大径となるように傾斜する外径側傾斜円筒面20dとを備えている。
また、円環面20cの軸方向位置は、吸気口25を規定するスポーク23の軸線方向内端23i、排気口26の径方向を規定するリブ径方向部24bの軸線方向内端24biのいずれよりも車両用回転電機1の内側に突出して構成されている。このように、円環面20cが冷却ファン5側に突出して形成され、さらに軸線方向と垂直な面を有する冷却ファン5の羽根5aの先端部と対向することで、冷却流路を規定している。
吸気口25の軸線方向外側端面25iにおいて中間枠部20が傾斜し、内径側傾斜円筒面20aをなすことで、冷却風は軸中心に寄る方向で車両用回転電機1の内側に吸引され、そののち、中間枠部20が傾斜し、外径側傾斜円筒面20dをなすことで、冷却風は軸中心から離間する方向で車両用回転電機1の外に排出される。
また、図5は、図1に示す車両用回転電機(車両用交流発電機)の冷却ファン及びフロント側ハウジングのステー部を示す断面模式図である。図6は、図5において封止部を設けなかった場合に考えられる不具合を説明するための断面模式図である。
図3、図5に示すように、フロント側ハウジング13には、エンジンへの支持を担うステー27a、27bが周方向の一部に設けられている。図5に示すように、側端部傾斜面29は、リブ軸線方向部24aとほぼ同じ範囲で設けられている。その交点30(ステー27aの側端部傾斜面29とハウジング4の外枠部19とが交わる点)の軸線方向位置は、中間枠部20の円環面20cと同じ位置かあるいはそれより外側(図5における右側)となっている。
特に、中間枠部20の外径側(ステー対向側)が外径側傾斜円筒面20dにより付勢される場合、図6に示すような回りこみ流を生じやすくなる可能性がある。そして、中間枠部20の内径側の内径側傾斜円筒面20aに導かれて容易に車両用回転電機1内に再吸気する可能性がある。
この発明の実施の形態1では、図5に示すように、ステー27aと中間枠部20の間に設けた封止部28により、冷却風の再吸気を阻止でき、冷却性を悪化させないさらなる効果がある。また、封止部28を設けた状態であっても、車両用回転電機1内の冷却流れとして、内径側に隣接する吸気口25の大開口からの吸気状態はそのままであり、流量への影響はない。
また、図7は、図1に示す車両用回転電機のフロント側ハウジングを外側から見たときの平面図である。図7において、封止部28は、ステー27aと中間枠部20との間に設けられている。また、フロント側ハウジング13の外枠部19とステー27aとの連結部には、側端部傾斜面29が設けられている。さらにまた、封止部28は、その連結部と中
間枠部20の最外周との間に設けられている。
なお、この発明の実施の形態1で図示したものはその一例であり、固定子のスロット数や回転子の磁極数、ステーの形状や数など、適宜選択が可能である。
また、上述の実施の形態1では、車両用交流発電機に適用されているが、回転電機である発電電動機にこの発明の実施の形態1を適用してもよい。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 車両用回転電機(車両用交流発電機)、2 ロータ、3 ステータ、4 ハウジング、5 冷却ファン、5a 羽根、6 回転軸、7 ロータ本体、8 ブラシ装置、9 ステータコア、9a バックヨーク部、9b 磁極ティース部、10 ステータコイル、10a コイルエンド、11 整流器、12 電圧調整器、13 フロント側ハウジング、14 リア側ハウジング、15 軸受、16 スリップリング、17 ブラシ、18 プーリ、19 外枠部、20 中間枠部(環状リブ)、21 貫通孔、22 ボス部、23 スポーク、24 リブ、25 吸気口、26 排気口、27a、27b ステー、28 封止部、29 側端部傾斜面、30 交点、71 ポールコア

Claims (3)

  1. 回転軸を中心に回転される回転子、
    前記回転子の外周を囲むように対向して配置された固定子、
    前記回転子の軸線方向端部に設けられるとともに前記回転子と一体に回転される遠心ファン、
    軸線方向の端部に前記遠心ファンに対向して設けられた吸気口と、前記吸気口に隣接して設けられた環状リブと、この環状リブを介して設けられた排気口を有し、前記回転子および前記固定子を収容するとともに前記回転軸を回転自在に支持するハウジング、
    前記ハウジングの径方向外周に設けられたステー、を備え、
    前記環状リブは、前記吸気口および前記排気口の軸線方向内端よりも前記遠心ファン側に突出して形成され、前記吸気口の軸線方向外側端面から前記ハウジングの内側に向かって徐々に小径となるように傾斜する内径側傾斜円筒面を有しており、
    前記ステーと前記環状リブとの間に封止部が設けられることを特徴とする車両用回転電機。
  2. 前記環状リブは、前記内径側傾斜円筒面の終端部から順に、前記軸線方向と平行な内径側円筒面と、前記軸線方向と垂直な面を有する前記遠心ファンの羽根の先端部と対向する円環面と、前記円環面の終端部から前記ハウジングの外側に向かって徐々に大径となるように傾斜する外径側傾斜円筒面とを有することを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。
  3. 前記ハウジングは、前記排気口よりも外周側に設けられた外枠部と、この外枠部と前記ステーとの連結部に側端部傾斜面を有しており、
    前記側端部傾斜面と前記ハウジングの前記外枠部との交点が、前記環状リブの前記円環面と同一の軸線方向位置かあるいは前記円環面の前記軸線方向位置より外側に構成されており、
    前記封止部は、前記連結部と前記環状リブの最外径との間に設けられることを特徴とする請求項2に記載の車両用回転電機。
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