JP6007951B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に関する。
例えば電動モータ等の回転電機を走行動力源とするフォークリフト等の産業車両には、右側の駆動輪と左側の駆動輪とを別々の回転電機で駆動しているものがある。この構造では、右側の駆動輪は右側の回転電機の出力軸に接続され、左側の駆動輪は左側の回転電機の出力軸に接続され、所望する駆動力を小型でシンプルな構造にて実現できるとともに、旋回半径をより小さくすることができる。なお、それぞれの回転電機における駆動輪と反対側の出力軸には、ブレーキ装置等の種々の部材が取り付けられる場合がある。従って、左側の駆動輪から右側の駆動輪に向かって、左側の駆動輪−左側の回転電機−左側のブレーキ装置等−右側のブレーキ装置等−右側の回転電機−右側の駆動輪、が左右に一直線上に配置される。このため、回転電機の軸方向の長さは、より短いことが好ましい。また、例えば産業車両の動力源に用いる回転電機は、発熱量が比較的大きいので、小型でよりシンプルな冷却構造である空冷式の冷却構造を有することが好ましく、さらに、回転数を検出するためのギア歯を有する回転数検出ギアを備えていることが好ましい。
例えば特許文献1には、両端部の近傍のそれぞれが軸受にて支持されたシャフト(モータ軸)の一端側に、シャフトの軸方向に沿って一端側から他端側に送風する冷却用ファンがモータ収容部分の外側に設けられたブラシレスモータの冷却構造が記載されている。また、周方向に隣り合う固定子の歯部の間であって円筒状の固定子における冷却用ファンとは反対側の端面を被覆する絶縁性部材に、通風用凹部が設けられている。
また特許文献2には、両端部の近傍のそれぞれが軸受にて支持されたシャフト(回転軸)の一端側のハウジング(外枠)の円筒面に吸入口が設けられ、シャフトの他端側におけるハウジングの円筒面に排気口が設けられた電動機が記載されている。またシャフトにおける回転子と他端との間には、軸方向に沿って、ファンブレードを備えて排気口までの円錐面を有する主板が設けられている。また、シャフトにおける他端の位置には、シャフトの回転速度を検出するためのセンサ用回転円板(回転数検出ギアに相当)が設けられ、センサ用回転円板の外周面に対向する位置のハウジングには、速度センサが取り付けられている。
特開2013−110841号公報 特開2001−238403号公報
特許文献1に記載の発明は、シャフトにステータより大きな冷却用ファンがモータ収容部分の外側に取り付けられているので、この冷却用ファンの分、モータの軸方向の長さが長くなっている。また、回転数検出ギアを備えていないので、回転数検出ギアを追加すると、モータの軸方向の長さが、さらに長くなってしまう。
また特許文献2に記載の発明も、特許文献1に記載の発明と同様に、ファンブレードを備えた円錐状の主板がシャフトに取り付けられているので、この主板の分、電動機の軸方向の長さが長くなっている。また、センサ用回転円板(回転数検出ギアに相当)がシャフトの他端に取り付けられており、このセンサ用回転円板の分、電動機の軸方向の長さが、さらに長くなっている。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、空冷用の回転部材と、回転数検出ギアを備え、軸方向の長さをより短くすることが可能であるとともに、冷却風の経路を適切に確保することができる回転電機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る回転電機は次の手段をとる。まず、本発明の第1の発明は、両端部のそれぞれの近傍がそれぞれの軸受にて支持されたシャフトと、前記シャフトに同軸状に取り付けられ、かつ前記シャフトと一体となって回転する回転子と、前記シャフトと同軸状に配置され、かつ前記回転子の周囲を覆うように配置された固定子と、前記固定子と前記軸受を固定するハウジングと、を有する回転電機である。前記シャフトにおける一方の前記軸受と前記回転子との間の位置であって一方の前記軸受の近傍の位置には、前記シャフトと一体となって回転して外周部に複数のギア歯を有する回転数検出ギアが取り付けられており、前記ハウジングには、前記回転数検出ギアの前記ギア歯に対向する位置に回転数検出手段が設けられており、前記ハウジング内には、冷却風を発生させる回転部材が取り付けられている。また、前記ハウジングの形状は、円筒面と端面とを有し、前記ハウジングにおける前記回転数検出ギアに近い側の端面であるギア側端面には、前記シャフトの近傍の位置に、前記ハウジングの外部と内部を連通する吸気口が設けられており、前記ギア側端面の表面には、前記吸気口から前記ギア側端面の外周部に向かう凹状の吸気通路が形成されており、前記ギア側端面から前記固定子に至る前記ハウジングの円筒面には、前記ハウジングの内部と外部を連通する排気口が設けられている。そして、前記吸気口から前記シャフトの回転軸方向に沿って前記回転部材に至る冷却風の経路上には、前記回転数検出ギアが配置されており、前記回転数検出ギアには、前記回転軸方向に沿う貫通孔が形成されている。
この第1の発明では、空気を循環させる回転部材を、ハウジング内に取り付けることで、回転部材によって回転電機の軸方向の長さが長くなることを抑制する。また、吸気口を、ハウジングの円筒面に設けることなく、ハウジングの端面に設けることで、回転電機の軸方向の長さが長くなることを抑制する。なお、吸気口が設けられた端面にブレーキ装置等の部材が取り付けられても、凹状の吸気通路を設けてあるので、吸気口が塞がれることは無い。さらに、吸気口から回転部材に至る経路上には回転数検出ギアが配置されているが、回転数検出ギアに貫通孔を設けることで、吸気口から回転部材に至る冷却風の経路を確保し、吸気口−回転部材−排気口へと流れる冷却風の経路を適切に形成することができる。これにより、空冷用の回転部材と回転数検出ギアを備え、軸方向の長さをより短くすることが可能であるとともに、冷却風の経路を適切に確保することができる回転電機を実現することができる。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る回転電機であって、前記回転数検出ギアは、近傍に配置されている一方の前記軸受に向かって凹状となるカップ形状を有している。
この第2の発明では、回転数検出ギアの形状を、軸受に向かって凹状となるカップ形状とすることで、回転電機内の限られたスペース内に、回転数検出ギアを適切に配置することが可能となり、回転電機の軸方向の長さが長くなることを抑制することができる。
次に、本発明の第3の発明は、上記第2の発明に係る回転電機であって、前記固定子は、複数のコイルを有しており、前記回転数検出ギアの少なくとも一部と、前記回転数検出ギアの近傍の一方の前記軸受の少なくとも一部と、が前記回転軸方向において重なっており、前記回転数検出ギアの少なくとも一部と、前記回転数検出手段の少なくとも一部と、が前記回転軸方向において重なっており、前記回転数検出ギアの少なくとも一部と、前記固定子の前記コイルの少なくとも一部と、が前記回転軸方向において重なっている。
この第3の発明では、回転数検出ギアの周囲では、径方向において、最も内径側に軸受が配置され、この軸受の外周の一部を覆うように回転数検出ギアが配置され、この回転数検出ギアの外周側の一部に回転数検出手段が配置され、回転数検出ギアの外周の一部を覆うように固定子のコイルが配置されている。このように複数の部材の一部が、軸方向において重なるように配置することで、回転電機の軸方向の長さが長くなることを、より適切に抑制することができる。
次に、本発明の第4の発明は、上記第1の発明〜第3の発明のいずれか1つに係る回転電機であって、前記回転数検出ギアに設けられた前記貫通孔の周囲には、前記回転数検出ギアが所定方向に回転した際に一方の前記軸受の側から空気を吸い込み、一方の前記軸受の側とは反対の側に空気を吐き出す、気流発生手段が設けられている。
この第4の発明では、回転数検出ギアの貫通孔の周囲に、気流発生手段を設けることで、吸気口から回転部材へと、冷却風をより効率よく流すことができる。
本発明の回転電機における回転数検出ギアを収容するハウジングの周囲の構造及び冷却風の流れを説明する断面図である。 図1に断面図で示した部分の周囲の外観の斜視図である。 回転数検出ギアの正面図である。 回転数検出ギアの側面図であり、図3のIV−IV断面図である。 回転数検出ギアの斜視図である。 回転数検出ギアの貫通孔の周囲に、気流発生手段を設けた例を説明する、回転数検出ギアの斜視図である。 図1に示した断面図におけるシャフトの一方の側の端部に、ブレーキ装置を取り付けた状態の例、及び冷却風の流れを説明する断面図である。 吸気口をハウジングの円筒面に設けた例を説明する図である。 図8に断面図で示した部分の周囲の外観の斜視図である。 従来の回転電機の内部構造及び冷却風の流れを説明する断面図である。 図10に断面図で示した従来の回転電機の外観の斜視図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。なお各図において、X軸とY軸とZ軸は互いに直交しており、X軸方向はシャフトの軸方向を示している。
●[従来の回転電機101の内部構造と外観(図10及び図11)]
まず、図10及び図11を用いて、従来の回転電機101の例について説明する。図10は従来の回転電機101の(軸方向)断面図を示しており、図11は従来の回転電機101の外観を示す斜視図である。従来の回転電機101は、回転数検出ギア150を、シャフト110を支持する一方の軸受115よりも外側となるシャフト110の一方の端部に備えている。また従来の回転電機101は、ハウジング140における回転数検出ギア150の側の端面に設けられた吸気口142から冷却風を導入し、ハウジング140における円筒面に設けられた排気口143から冷却風を排出する構造を有している。
図10に示すように、従来の回転電機101は、シャフト110、軸受115、軸受116、回転子120、固定子130、ハウジング140、ハウジング148等にて構成されている。シャフト110は、両端部のそれぞれの近傍が、それぞれの軸受115、116にて支持されている。またシャフト110には回転子120が固定され、シャフト110と回転子120は一体となって回転する。
回転子120は、ロータ鉄心121とフィン122を有しており、ロータ鉄心121には磁石が埋め込まれており、フィン122は冷却風を発生させる。また固定子130は、複数の固定子歯部131と複数のコイル132が周方向に配置され、各コイル132は図示省略した駆動回路から供給される電流によって、回転子120を回転させるための回転磁界を発生させる。そして図10及び図11に示すように、ハウジング140は、軸受115と固定子130を固定しており、ハウジング148は、軸受116と固定子130を固定しており、ハウジング140とハウジング148とが、ボルトB等にて固定されている。
ハウジング148は、円筒面と端面を有する略円筒状であり、端面には複数の吸気口142Rが設けられ、円筒面には複数の排気口143Rが設けられている。またハウジング148の内部には、冷却風の経路を適切な経路とするためのエアガイド170が取り付けられている。そしてハウジング148内における冷却風は、図10中に点線にて示すように、吸気口142Rから導入されてエアガイド170に沿ってフィン122に至り、フィン122から排気口143Rへと導かれ、主にコイル132を冷却する。
ハウジング140は、円筒面と端面を有する略円筒状であり、端面には複数の吸気口142が設けられ、円筒面には複数の排気口143が設けられている。そしてハウジング140内における冷却風は、図10中に点線にて示すように、吸気口142から導入されてフィン122に至り、フィン122から排気口143へと導かれ、主にコイル132を冷却する。
また、回転数検出ギア150は、略円板状であり、シャフト110の一方の側の端部に取り付けられている。なお、回転数検出ギア150のギア歯に対向する位置に設けられる回転数検出手段については記載を省略している。そして、シャフト110の一方の側の端部に取り付けられてハウジング140の端面から突出している回転数検出ギア150の周囲を覆うように、ハウジング140には、シャフト110の軸方向に突出した円筒状の突出部146が形成されている。
回転数検出ギア150の周囲を覆っている突出部146は、従来の回転電機101における回転数検出ギア150の側のハウジング140の端面から軸方向に突出している。従って、この突出部146が形成されている端面に、ブレーキ装置等の取り付けを所望しても、突出部146と干渉してしまうので、突出部146が軸方向に突出した形状は、好ましくない。また、回転数検出ギア150及び突出部146が軸方向に突出しているので、回転電機101の軸方向の長さが長くなってしまうので、好ましくない。以下に説明する本実施の形態の回転電機1は、ハウジングの端面から軸方向に突出する突出部(ハウジングの突出部)を排除して、ハウジングの端面へのブレーキ装置等の取り付けを可能にして、かつ、回転電機の軸方向の長さを、従来の回転電機101の軸方向の長さよりも短くして、かつ、従来の回転電機101と同等の冷却性能を有することを実現している。
●[本発明の回転電機1の内部構造と外観(図1〜図7)]
次に図1〜図6を用いて、本発明の回転電機1について説明する。なお、本実施の形態の説明では、フォークリフト等の産業車両の走行動力源として使用する空冷式のカゴ型誘導電動機を例として説明する。図1は本発明の回転電機1の(軸方向)断面図(回転数検出ギア50を収容するハウジング40の周囲の断面図)を示しており、図2は本発明の回転電機1の外観(図1に断面図で示した部分の周囲の外観)の斜視図を示している。また図3〜図6は回転数検出ギア50の外観を説明する図であり、図7は回転電機1の端面44にブレーキ装置80を取り付けた例を示している。
本発明の回転電機1は、従来の回転電機101(図10参照)に対して、回転数検出ギア50の配置位置と形状が異なり、かつハウジング40の端面の形状が異なる。この相違点により、本発明の回転電機1は、従来の回転電機101(図10参照)に対して、軸方向の長さがより短く、かつハウジング40の端面を平面状にしており、図7に示すように、ブレーキ装置80等をハウジング40の端面44に取り付けることが可能である。
図1に示すように、回転電機1は、シャフト10、軸受15、回転子20、固定子30、ハウジング40等を有している。なお、図1及び図2は、回転電機1における回転数検出ギア50を収容しているハウジング40の周囲以外の部分を省略している。
シャフト10は、両端部のそれぞれの近傍が、それぞれの軸受にて回転自在に支持されており、図1の例では、シャフト10の一方端の近傍が、軸受15にて支持されている。なお、シャフト10の他方端の近傍も軸受にて支持されているが、図示は省略する。
回転子20は、ロータ鉄心21と回転部材としてのフィン22を有している。例えばロータ鉄心20は円板状の薄板鋼板が回転軸方向(回転軸XJに平行な方向)に積層され、回転軸方向に形成された空洞部に永久磁石が挿通されている。またフィン22は、略円柱状のロータ鉄心20の両端面のそれぞれに、周方向に複数が取り付けられて、いわゆるシロッコファンを構成しており、回転子20の回転によって、内径側から外径側に向かう(すなわち、フィン22から排気口43に向かう)冷却風を発生させる。そして回転子20は、シャフト10に同軸状に取り付けられ、シャフト10と一体となって回転する。
固定子30は、周方向に配置された複数の固定子歯部31と、各固定子歯部に巻回された複数のコイル32とを有している。例えば固定子歯部31は径方向内側に突出した歯部が形成された円環状の薄板鋼板が回転軸方向に積層されている。そして、それぞれのコイルには、図示省略した駆動回路から所定のタイミングで電流が供給され、固定子30は、回転子20を回転させるための回転磁界を発生させる。フィン22のX軸方向の長さはコイル32のX軸方向の長さより短く設定されている。なお、コイル32のX軸方向の長さより短く設定されているならば、コイル32の内径側においてシャフト10に回転部材としてのファンを取付けることも可能である。
ハウジング40は、回転電機1の軸方向の一方端の側に配置されて固定子30と軸受15を固定しており、ボルトB等にて、回転電機1の軸方向の他方端の側に配置されたハウジング(図示省略)と固定されている。またハウジング40の形状は、円筒面45と端面44(ギア側端面に相当)とを有する略円筒状である。そしてハウジング40の端面44におけるシャフト10の近傍の位置には、ハウジング40の外部と内部を連通する複数の吸気口42が周方向に設けられ、端面44の表面には、吸気口42から端面44の外周部に向かう凹状の吸気通路41が形成されている。またハウジング40の円筒面45における端面44から固定子30に至る個所には、ハウジング40の外部と内部を連通する複数の排気口43が周方向に設けられている。
回転数検出ギア50は、図1に示すように、シャフト10における軸受15(一方の軸受に相当)と回転子20との間の位置であって軸受15の近傍の位置に、取り付けられて(圧入されて)シャフト10と一体となって回転する。そして回転数検出ギア50は、図3〜図5に示すように、外周部に複数のギア歯52を有し、中央部にはシャフト10を挿通するためのシャフト挿通孔53が形成されている。また回転数検出ギア50の形状は、軸受15に向かって凹状となるカップ形状を有している(図1、図4、図5参照)。そして図1に示すように、回転数検出手段50A(例えば回転検出センサ)は、ハウジング40におけるギア歯52と対向する位置に設けられている。また回転数検出ギア50には、図1、図3〜図5に示すように、シャフト10の回転軸方向に沿う貫通孔51が形成されている。
そして、図1に示すように、回転数検出ギア50の少なくとも一部と、軸受15の少なくとも一部と、が回転軸方向において符合L1の部分が重なるように、回転数検出ギア50と軸受15とが配置されている。また、回転数検出ギア50の少なくとも一部と、回転数検出手段50Aの少なくとも一部と、が回転軸方向において符合L2の部分が重なるように、回転数検出ギア50と回転数検出手段50Aとが配置されている。また、回転数検出ギア50の少なくとも一部と、固定子30のコイル32の少なくとも一部と、が回転軸方向において符合L3の部分が重なるように、回転数検出ギア50と固定子30とが配置されている。この配置により、回転数検出ギアの周囲では、径方向において、最も内径側に軸受15が配置され、この軸受15の外周の一部を覆うように回転数検出ギア50が配置され、この回転数検出ギア50の外周側の一部に回転数検出手段50Aが配置され、回転数検出ギア50の外周の一部を覆うように固定子30のコイル32が配置されている。これにより、回転電機1における回転軸方向の長さを、より短くすることができる。
また冷却風は、図1中に点線にて示すように、フィン22の回転によって、吸気口42から導入されてシャフト10の回転軸方向に沿ってフィン22に至り、フィン22から排気口43へと導かれて主にコイル32を冷却するが、吸気口42からフィン22に至る経路上には、回転数検出ギア50が配置されており、冷却風の経路と回転数検出ギア50とが干渉する。しかし、回転数検出ギア50に、貫通孔51を形成してあるので、吸気口42からフィン22に至る冷却風の経路と、回転数検出ギア50との干渉は抑制される。さらに、回転数検出ギア50のカップ状の凹形状がエアガイドの機能を果たし、吸気口42から導入された冷却風を貫通孔51へと、適切に導く。なお、図6に示すように、回転数検出ギア50の貫通孔51の周囲に、回転数検出ギア50が所定方向(図6に示す回転方向)に回転した際に、軸受15の側から空気を吸い込み、軸受15とは反対の側に空気を吐き出す気流発生手段54(例えばフィン)を設けるようにしてもよい。
また図2に示すように、ハウジング40の端面44は、凹状の吸気通路41を除く部分は平面状に形成されているので、この平面状の端面44に、図7に示すように、ブレーキ装置80等を容易に取り付けることができる。図7の例では、シャフト10の突出部11がブレーキ装置80に挿通されて固定された例を示しており、ブレーキ装置80を端面44に固定するための、ボルトとナットあるいはスナップリング等の記載は省略している。なお、本実施の形態の例では、端面44にブレーキ装置80を取り付けるために、シャフト10の突出部11を設けているが、突出部11が不要な場合は、突出部11を削除することも容易である。
図7に示すように、ハウジング40の端面44に形成された吸気通路41は、凹状であるので、端面44にブレーキ装置80等が取り付けられた状態であっても、吸気通路41から吸気口42までの吸気経路が確保される。従って、端面44にブレーキ装置80等が取り付けられた状態であっても、吸気通路41−吸気口42−回転数検出ギア50の貫通孔51−フィン22−排気口43、へと冷却風の経路が、適切に形成される。
なお、図8及び図9の例に示すような構造の回転電機201とすることで、ハウジング240の端面244にブレーキ装置等を取り付け可能とすることもできるが、この図8及び図9に示す構造では、吸気口242がハウジング240の円筒面245に設けられており、排気口243と吸気口242が回転軸方向に並び、回転電機201の回転軸方向の長さが長くなるので、あまり好ましくない。また、ハウジング240の円筒面245に排気口243と吸気口242とが回転軸方向に近接して並んでしまうので、冷却風の経路を適切に形成するために、エアガイド271が必要となり、部品点数と取り付け工数が増加する点も、あまり好ましくない。これに対して図1〜図7にて説明した回転電機1では、吸気口42がハウジング40の円筒面45でなく端面44に設けられて、回転電機1の軸方向の長さをより短くすることを実現しており、エアガイド等の新たな部材を追加する必要も無い。また、ハウジングの端面にブレーキ装置80等が取り付けられても、吸気通路41を有しているので吸気口42が塞がれることが無く、冷却能力を適切に確保している。
本発明の回転電機1は、本実施の形態で説明した構造、構成、形状等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施の形態にて説明した回転電機1は、産業車両の走行動力源に用いる回転電機を例として説明したが、種々の用途の動力源や、動力源だけでなく発電機としても用いることが可能な種々の用途の回転電機に適用することができる。
本実施の形態の説明では、回転数検出ギア50の形状として、軸受15に向かって凹状となるカップ形状の例を説明したが、回転数検出ギア50の形状を、平面状の円板状としてもよい。
1 回転電機
10 シャフト
15 軸受
20 回転子
21 ロータ鉄心
22 フィン
30 固定子
31 固定子歯部
32 コイル
40 ハウジング
41 吸気通路
42 吸気口
43 排気口
44 端面
45 円筒面
50 回転数検出ギア
50A 回転数検出手段
51 貫通孔
52 ギア歯
54 気流発生手段
80 ブレーキ装置
B ボルト
XJ 回転軸

Claims (4)

  1. 両端部のそれぞれの近傍がそれぞれの軸受にて支持されたシャフトと、
    前記シャフトに同軸状に取り付けられ、かつ前記シャフトと一体となって回転する回転子と、
    前記シャフトと同軸状に配置され、かつ前記回転子の周囲を覆うように配置された固定子と、
    前記固定子と前記軸受を固定するハウジングと、を有する回転電機であって、
    前記シャフトにおける一方の前記軸受と前記回転子との間の位置であって一方の前記軸受の近傍の位置には、前記シャフトと一体となって回転して外周部に複数のギア歯を有する回転数検出ギアが取り付けられており、
    前記ハウジングには、前記回転数検出ギアの前記ギア歯に対向する位置に回転数検出手段が設けられており、
    前記ハウジング内には、冷却風を発生させる回転部材が取り付けられており、
    前記ハウジングの形状は、円筒面と端面とを有し、
    前記ハウジングにおける前記回転数検出ギアに近い側の端面であるギア側端面には、前記シャフトの近傍の位置に、前記ハウジングの外部と内部を連通する吸気口が設けられており、
    前記ギア側端面の表面には、前記吸気口から前記ギア側端面の外周部に向かう凹状の吸気通路が形成されており、
    前記ギア側端面から前記固定子に至る前記ハウジングの円筒面には、前記ハウジングの内部と外部を連通する排気口が設けられており、
    前記吸気口から前記シャフトの回転軸方向に沿って前記回転部材に至る冷却風の経路上には、前記回転数検出ギアが配置されており、
    前記回転数検出ギアには、前記回転軸方向に沿う貫通孔が形成されている、
    回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機であって、
    前記回転数検出ギアは、近傍に配置されている一方の前記軸受に向かって凹状となるカップ形状を有している、
    回転電機。
  3. 請求項2に記載の回転電機であって、
    前記固定子は、複数のコイルを有しており、
    前記回転数検出ギアの少なくとも一部と、前記回転数検出ギアの近傍の一方の前記軸受の少なくとも一部と、が前記回転軸方向において重なっており、
    前記回転数検出ギアの少なくとも一部と、前記回転数検出手段の少なくとも一部と、が前記回転軸方向において重なっており、
    前記回転数検出ギアの少なくとも一部と、前記固定子の前記コイルの少なくとも一部と、が前記回転軸方向において重なっている、
    回転電機。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転電機であって、
    前記回転数検出ギアに設けられた前記貫通孔の周囲には、前記回転数検出ギアが所定方向に回転した際に一方の前記軸受の側から空気を吸い込み、一方の前記軸受の側とは反対の側に空気を吐き出す、気流発生手段が設けられている、
    回転電機。
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