JP2018038179A - モータ - Google Patents

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Musashi Nishimura
武蔵 西村
宣 坂内
Noburu Sakauchi
宣 坂内
尊 桑原
Takashi Kuwabara
尊 桑原
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Abstract

【課題】冷却効率を向上できるモータの提供。【解決手段】ステータ4を有する静止部2と、前記ステータ4の径方向外側にマグネットを配置した回転部3と、を有するアウターロータ型のモータ1において、前記回転部3は、前記ステータ4の少なくとも一部と軸方向に対向し、軸方向の一端を覆う蓋部10を有し、前記蓋部10は、放射状に配置された複数のリブ11間に吸気口12を形成し、前記リブ11の回転方向の前方の第1面11aが、前記吸気口12側から軸方向の他端の排気側に向かって回転方向の後方に傾斜する第1傾斜面を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ステータの外周側にロータを配置したアウターロータ型のモータに関する。
従来、ステータの外周側にロータを配置するアウターロータ型のモータにおいて、ロータに吸気口を設け、モータの回転によってモータ内部に空気を取り込む構造が知られている。これにより、モータの内部を冷却することができる。特許文献1に開示されているモータはアウターロータ型のモータであり、ステータの外周側にロータを配置している。ロータは、上蓋を含み、上蓋には通風孔が設けられる。
上記構成のモータにおいて、ロータを回転させると通風孔から取り込まれた空気がステータ側に導かれる。
中国特許出願公開第103762768号
しかしながら、上記従来のモータによると、通風孔を形成する上蓋の回転方向の前方の面が回転方向に対して垂直であるため、ロータの回転時に上蓋の回転方向の前方の面に衝突した空気の一部は通風孔からモータ内部へ流入せず、モータの外側に向かう。このため、通風孔から取り込まれる空気が少なくなり、モータの冷却効率が低い問題があった。
本発明は、冷却効率を向上できるモータを提供することを目的とする。
本発明の例示的なモータは、
ステータを有する静止部と、
前記ステータの径方向外側にマグネットを配置した回転部と、
を有するアウターロータ型のモータにおいて、
前記回転部は、前記ステータの少なくとも一部と軸方向に対向し、軸方向の一端を覆う蓋部を有し、
前記蓋部は、放射状に配置された複数のリブ間に吸気口を形成し、
前記リブの回転方向の前方の第1面が、前記吸気口側から軸方向の他端の排気側に向かって回転方向の後方に傾斜する第1傾斜面を有する。
例示的な本発明によれば、冷却効率を向上できるモータを提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るモータの斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るモータの縦断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るモータの上面図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係るモータのリブの径方向に垂直な断面図である。 図5は、本発明の第1実施形態の第1変形例に係るモータの上面図である。 図6は、本発明の第1実施形態の第2変形例に係るモータのリブの径方向に垂直な断面図である。 図7は、本発明の第1実施形態の第3変形例に係るモータのリブの径方向に垂直な断面図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係るモータの斜視図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係るモータの上面図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係るモータのリブの径方向に垂直な断面図である。 図11は、本発明の第2実施形態の第1変形例に係るモータの上面図である。 図12は、本発明の第2実施形態の第2変形例に係るモータの径方向に垂直な断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書では、モータ1の中心軸Cと平行な方向を「軸方向」、モータ1の中心軸Cに直交する方向を「径方向」、モータ1の中心軸Cを中心とする円弧に沿う方向を「周方向」とそれぞれ称する。また、本明細書では、軸方向を上下方向とし、ステータ4に対して蓋部10側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るモータ1の使用時の向きを限定する意図はない。
<第1実施形態>
(モータの全体構成)
本発明の例示的な実施形態のモータについて以下説明する。図1〜図3は第1実施形態に係るモータの斜視図、縦断面図及び上面図をそれぞれ示す。なお、図3では一部のコイル42のみを図示している。モータ1はアウターロータ型のモータであり、例えば小型の無人航空機(不図示)に搭載されて回転翼を回転させる。なお、モータ1は、無人航空機以外の用途に使用されてもよい。例えば、モータ1は、自動車や鉄道等の輸送機械、OA機器、医療機器、工具、産業用の大型設備等に搭載されて種々の駆動力を発生させるものであってもよい。
モータ1は静止部2と回転部3とを有する。静止部2はステータ4、ブラケット5及び上下の軸受部6を有し、ブラケット5を介して無人航空機のシャーシ等に固定される。回転部3はシャフト7、ロータ8及び蓋部10を有し、中心軸Cを中心として回転方向R1(本実施形態では、上方から見て時計周り方向)に回転可能になっている。
ステータ4はロータ8の径方向内側に配置される。ステータ4は、ステータコア41及び複数のコイル42を有する。ステータコア41は電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなり、コアバック41aと複数のティース41bとを有する。
コアバック41aは軸方向に延びた環状に形成される。複数のティース41bはコアバック41aの外周面からマグネット82に向かって径方向の外側に放射状に延びる。これにより、複数のティース41bが周方向に配置される。コイル42は各ティース41bの周囲にそれぞれ導線を巻き回して形成される。周方向に隣接するコイル42間には軸方向に貫通する開口部45が形成される。
すなわち、ステータ4は、環状のコアバック41aと、周方向に配置され、コアバック41aからマグネット82に向かって延びる複数のティース41bと、ティース41bのそれぞれに巻き回された複数のコイル42とを有し、コイル42間に、後述の吸気口12に連通する開口部45を有する。
コイル42からリード線20が導出され、リード線20の一端は電源またはモータ1へ電力を供給する駆動回路に接続される。これにより、コイル42に電力が供給される。
ブラケット5は環状に形成されてステータ4の下方に配置され、ステータ4の下部を覆う。ブラケット5の外周端部とロータ8の外周端部との間には軸方向に所定の隙間Gが形成される。
上方の軸受部6はコアバック41aの内側に配置され、下方の軸受部6はブラケット5の中央部に配置される。上下の軸受部6はボールベアリングから成り、シャフト7を回転可能に支持する。なお、上下の軸受部6はボールベアリングに替えて、例えばすべり軸受等の他の方式の軸受を有してもよい。
シャフト7は軸方向に延び、中心軸Cを中心として回転方向R1に回転する。シャフト7の上端部は蓋部10の内側に設けられた凹部10aに嵌められて固定される。回転翼は蓋部10の軸方向上方に延びる取付部9に固定される。
なお、取付部9を省き、シャフト7をブラケット5よりも下方に突出させ、シャフト7の下端部に回転翼を取り付けてもよい。また、シャフト7をブラケット5よりも下方に突出させ、取付部9及びシャフト7の下端部に回転翼を取り付けてもよい。
ロータ8はステータ4の径方向外側に配置され、シャフト7とともに回転する。ロータ8は円筒形状のハウジング81及び複数のマグネット82を有する。複数のマグネット82はハウジング81の内周面に配置される。各マグネット82の径方向内側の面は、各ティース41bの径方向外側の端面に対向する。複数のマグネット82はN極の磁極面とS極の磁極面とが交互に並ぶ。複数のマグネット82は、周方向に等間隔に配列される。
なお、複数のマグネット82に替えて、単一の環状のマグネットを用いてもよい。この場合、マグネットの内周面にN極とS極とが周方向に交互に着磁されていればよい。また、マグネット及びハウジングが磁性体粉を配合した樹脂により一体に成型されてもよい。また、ハウジングの内部にマグネットを埋設してもよい。
ロータ8の軸方向の一端(上端)は蓋部10により覆われ、蓋部10はシャフト7に連結される。蓋部10は放射状に配置された複数のリブ11を有する。本実施形態において、蓋部10は、4個のリブ11を有する。リブ11は上面視で略扇型に形成され、隣接する複数のリブ11間にはステータ4の開口部45に連通する吸気口12が設けられる。
すなわち、モータ1は、ステータ4を有する静止部2と、ステータ4の径方向外側にマグネット82を配置した回転部3と、を有するアウターロータ型のモータである。回転部3は、ステータ4の少なくとも一部と軸方向に対向し、軸方向の一端を覆う蓋部10を有する。蓋部10は、放射状に配置された複数のリブ11間に吸気口12を形成する。
リブ11の外周端の周方向の長さW2(図3参照)は内周端の周方向の長さW1(図3参照)よりも大きい。これにより、吸気口12の大きさを十分確保しながらリブ11の強度を確保することができる。
リブ11の回転方向R1の前方の第1面11aは軸方向に垂直な断面において回転方向R1の後方に凸に湾曲する。第1面11aの回転方向R1の後方に凸となる頂点部117aは軸方向でステータ4の開口部45に対向する。なお、頂点部117aは軸方向に垂直な断面において第1面11aの内周端と外周端とを結ぶ直線から最も離れている領域を示す。
図4はリブ11の径方向に垂直な断面図を示している。X方向、Y方向及びZ方向はそれぞれ周方向、径方向及び軸方向を示す。リブ11の回転方向R1の前方の第1面11aは下方に向かうほど回転方向R1の後方に傾斜する第1傾斜面111aを有する。なお、後述のように、リブ11の下方は回転部3の回転時に気流Sの排気側になる。すなわち、リブ11の回転方向R1の前方の第1面11aは、吸気口12側から軸方向の他端の排気側に向かって回転方向R1の後方に傾斜する第1傾斜面111aを有する。
第1傾斜面111aはリブ11の径方向(Y方向)に垂直な断面において曲線に形成される。また、第1面11aはリブ11の径方向に垂直な断面において第1傾斜面111aの排気側に軸方向(Z方向)に平行な第1直線部115aを有する。
リブ11の回転方向R1の後方の第2面11bは軸方向に平行な平面により形成され、回転方向R1に対して垂直になっている。
(モータの動作)
上記構成のモータ1において、リード線20を介してコイル42に電力を供給すると、ティース41bに磁束が生じる。そして、ティース41bとマグネット82との間の磁束の作用により周方向のトルクが発生する。これにより、回転部3が静止部2に対して中心軸Cを中心として回転方向R1に回転し、モータ1の回転動作が開始される。
回転方向R1に回転部3が回転するとリブ11の回転方向R1の前方の第1面11aに空気が衝突する。第1面11aは第1傾斜面111aを有するため、図4に示すように気流Sが第1傾斜面111aに沿ってステータ4側(図4において下方)に導かれる。
吸気口12の下方に導かれた空気はコイル42間の開口部45及びマグネット82とティース41bとの間を通り、隙間G(図1、図2参照)または、ブラケット5に設けられた排気口(不図示)からモータ1の外部へ排気される。第1傾斜面111aに沿って気流Sを円滑にステータ4に導くことができるため、モータ1の冷却効率を向上させることができる。
第1面11aは第1直線部115aを有する。気流Sは第1直線部115aに沿って導かれる。これにより、気流Sを円滑に軸方向下側に向かって導くことができ、効率よく気流Sをステータ4に導くことができる。
リブ11の第1面11aは軸方向に垂直な断面においてリブ11の回転方向R1の後方に凸に湾曲する。これにより、図3に示すように、回転部3の回転時にリブ11の外周端側及び内周端側の空気(気流S)を径方向中央部の頂点部117aの近傍に集めることができる。このため、吸気口12からモータ1の内部に空気を取り込みやすくなり、モータ1の冷却効率をより向上させることができる。
この時、頂点部117aが軸方向でステータ4の開口部45に対向するため、気流Sをコイル42間に集中して導くことができる。したがって、コイル42の発熱を抑制することができる。
リブ11の内周端の厚みT1(図2参照)は外周端の厚みT2(図2参照)よりも大きい。これにより、回転部3の回転の際に、中心軸C側の周速の小さい気流Sを無駄なくステータ4側に導くことができる。一方、リブ11の外周端側の気流Sの周速は中心軸C側よりも大きいため、厚みT2を厚みT1よりも小さくしても気流Sはステータ4側に容易に取り込まれる。そして、厚みT2を厚みT1よりも小さくできるため、モータ1の軽量化を図ることができる。
電力の供給を停止すると、回転部3の回転が停止する。これにより、モータ1の回転動作が終了する。
なお、本実施形態のモータ1のリブ11を異なる形状にしてもよい。
(第1変形例)
図5に示すように、リブ11の第1面11aは軸方向に垂直な断面において、屈曲してもよい。この場合、第1面11aのうち、屈曲部よりも外周側及び内周側の部分は、回転方向R1の前方側に向かって延びる。なお、屈曲部よりも外周側の部分のみが回転方向R1の前方側に向かって延びてもよい。この構成でも、回転部3の回転時にリブ11の外周端側及び内周端側の空気を径方向中央部の頂点部117aの近傍に集めることができる。
(第2変形例)
図6に示すように、第1面11aの第1傾斜面111aはリブ11の径方向に垂直な断面において直線に形成されてもよい。この構成でも、回転部3を回転方向R1に回転させると、第1面11aに沿って空気はロータ8の内側(ステータ4側)に円滑に導かれる。
この場合に、第1面11aが第1傾斜面111aの排気側に第1直線部115aを有してもよい。
(第3変形例)
図7に示すように、リブ11の回転方向R1の後方の第2面11bが、軸方向の他端の排気側(図中、下方)に向かうほど回転方向R1の後方に傾斜してもよい。これにより、回転部3の回転時にリブ11の上面に沿う気流Kが第2面11bに沿ってステータ4側に導かれやすくなる。したがって、ステータ4側に流入する空気が多くなり、モータ1の冷却効率をより向上させることができる。
本実施形態によると、リブ11の回転方向R1の前方の第1面11aが、吸気口12側から軸方向の他端の排気側に向かって回転方向R1の後方に傾斜する第1傾斜面111aを有する。これにより、回転方向R1に回転部3が回転すると第1面11aに空気が衝突し、気流Sが第1傾斜面111aに沿ってステータ4側(モータ1の内部)に円滑に導かれる。したがって、モータ1の冷却効率を向上させることができる。
第1傾斜面111aがリブ11の径方向に垂直な断面において曲線に形成される。これにより、気流Sがステータ4側により円滑に導かれる。したがって、モータ1の冷却効率をより向上させることができる。
第1面11aがリブ11の径方向に垂直な断面において第1傾斜面111aの排気側に軸方向に平行な第1直線部115aを有する。これにより、気流Sを第1直線部115aに沿って軸方向下側に向かって導くことができ、効率よく気流Sをステータ4側に導くことができる。したがって、モータ1の冷却効率をより一層向上させることができる。
より望ましくは、第1面11aがリブ11の径方向に垂直な断面において第1傾斜面111aの排気側に連続して軸方向に平行な第1直線部115aを有する。これにより、第1傾斜面111aに沿う気流Sがより円滑に第1直線部115aに沿って流入する。
第1面11aが軸方向に垂直な断面においてリブ11の回転方向R1の後方に凸に湾曲する。これにより、回転部3の回転時にリブ11の外周端側及び内周端側の空気(気流S)を径方向中央部の頂点部117aの近傍に集めることができる。このため、吸気口12からモータ1の内部に空気を取り込みやすくなり、モータ1の冷却効率をより向上させることができる。
ステータ4は吸気口12に連通する開口部45をコイル42間に有する。第1面11aの回転方向R1の後方に凸となる頂点部117aは、軸方向で開口部45に対向する。これにより、気流Sをコイル42間に集中して導くことができる。したがって、コイル42の発熱を抑制することができる。
リブ11の外周端の周方向の長さW2が内周端の周方向の長さW1よりも大きい。これにより、吸気口12の大きさを十分確保しながらリブ11の強度を確保することができる。
リブ11の内周端の厚みT1が外周端の厚みT2よりも大きい。これにより、回転部3の回転の際に、中心軸C側の周速の小さい気流Sを無駄なくステータ4側に導くことができる。一方、リブ11の外周端側の気流Sの周速は中心軸C側よりも大きいため、厚みT2を厚みT1よりも小さくしても気流Sはステータ4側に容易に取り込まれる。そして、厚みT2を厚みT1よりも小さくできるため、モータ1の軽量化を図ることができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について説明する。図8及び図9は第2実施形態のモータの斜視図及び上面図をそれぞれ示す。説明の便宜上、前述の図1〜図7に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。第2実施形態ではリブ11の第2面11bの構成が第1実施形態とは異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
リブ11の回転方向R1の後方の第2面11bは軸方向に垂直な断面において回転方向R1の前方に凸に湾曲する。第2面11bの回転方向R1の前方に凸となる頂点部117bは軸方向でステータ4の開口部45に対向する。なお、頂点部117bは軸方向に垂直な断面において第2面11bの内周端と外周端とを結ぶ直線から最も離れている領域を示す。
図10はリブ11の径方向に垂直な断面図を示している。リブ11の回転方向R1の後方の第2面11bは、吸気口12側から軸方向の他端の排気側(図中、下方)に向かうほど回転方向R1の前方に傾斜する第2傾斜面111bを有する。第2傾斜面111bはリブ11の径方向に垂直な断面において曲線に形成される。また、第2面11bは、リブ11の径方向に垂直な断面において第2傾斜面111bの排気側に軸方向に平行な第2直線部115bを有する。
モータ1はリード線20を介した信号により回転方向R1とは反対方向R2(本実施形態では、上方から見て反時計周り方向)にも回転可能に構成される。すなわち、モータ1は回転方向R1及び反対方向R2に回転可能になっている。
上記構成のモータ1において、回転部3を回転方向R1に回転させると、第1面11aに沿って気流Sはロータ8の内側(ステータ4側)に導かれる。これにより、第1実施形態と同様にモータ1の冷却効率を向上させることができる。
反対方向R2に回転部3が回転するとリブ11の回転方向R1の後方の第2面11bに空気が衝突する。第2面11bは第2傾斜面111bを有するため、図10に示すように気流Sが第2傾斜面111bに沿ってステータ4側(図10において下方)に導かれる。
吸気口12の下方に導かれた空気はコイル42間の開口部45及び、マグネット82とティース41bとの間を通り、隙間G(図8参照)またはブラケット5の排気口からモータ1の外部へ排気される。第2傾斜面111bに沿って気流Sを円滑にステータ4に導くことができるため、モータ1の冷却効率を向上させることができる。
第2面11bは第2直線部115bを有するので、気流Sを第2直線部115bに沿って軸方向下側に向かって導くことができる。これにより、気流Sをより円滑にステータ4に導くことができる。
リブ11の第2面11bは軸方向に垂直な断面においてリブ11の回転方向R1の前方に凸に湾曲する。これにより、図9に示すように、回転部3の反対方向R2への回転時にリブ11の外周端側及び内周端側の空気(気流S)を径方向中央部の頂点部117bの近傍に集めることができる。このため、吸気口12からモータ1の内部に空気を取り込みやすくなり、モータ1の冷却効率をより向上させることができる。
この時、頂点部117bが軸方向でステータ4の開口部45に対向するため、気流Sをコイル42間に集中して導くことができる。したがって、コイル42の発熱を抑制することができる。
なお、本実施形態のモータ1のリブ11を異なる形状にしてもよい。
(第1変形例)
図11に示すように、リブ11の第2面11bは軸方向に垂直な断面において、屈曲してもよい。この場合、第2面11bのうち、屈曲部よりも外周側及び内周側の部分は、回転方向R1の後方側(反対方向R2の前方側)に向かって延びる。なお、屈曲部よりも外周側の部分のみが回転方向R1の後方側に向かって延びてもよい。この構成でも、回転部3の反対方向R2への回転時にリブ11の外周端側及び内周端側の空気を径方向中央部の頂点部117bの近傍に集めることができる。
(第2変形例)
図12に示すように、リブ11の第1面11aの第1傾斜面111a及び第2面11bの第2傾斜面111bはリブ11の径方向に垂直な断面において直線に形成されてもよい。この構成でも、回転部3を反対方向R2に回転させると、第2面11bに沿って気流Sは吸気口12を介してロータ8の内側(ステータ4側)に円滑に導かれる。
なお、リブ11の径方向に垂直な断面において、第1面11a及び第2面11bの一方が曲線に形成され、他方が直線に形成されてもよい。
本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、リブ11の回転方向R1の後方の第2面11bが、吸気口12側から軸方向の他端の排気側に向かうほど回転方向R1の前方に傾斜する第2傾斜面111bを有する。これにより、反対方向R2に回転部3が回転するとリブ11の回転方向R1の後方の第2面11bに空気が衝突し、気流Sが第2傾斜面111bに沿ってステータ4側に円滑に導かれる。したがって、モータ1の冷却効率を向上させることができる。
本実施形態のモータ1の第1面11a及び第2面11bはそれぞれ第1傾斜面111a及び第2傾斜面111bを有する。これにより、主として回転方向R1に回転させるモータの蓋部と、主として反対方向R2に回転させるモータの蓋部とを同一金型で形成することができる。
第2傾斜面111bが、リブ11の径方向に垂直な断面において曲線に形成される。これにより、回転部3を反対方向R2に回転させた場合にも空気がステータ4側により円滑に導かれる。したがって、モータ1の冷却効率をより向上させることができる。
第2面11bがリブ11の径方向に垂直な断面において第2傾斜面111bの排気側に軸方向に平行な第2直線部115bを有する。これにより、回転部3を反対方向R2に回転させた場合にもステータ4側に一層円滑に空気を導くことができる。したがって、モータ1の冷却効率をより一層向上させることができる。
なお、第2面11bがリブ11の径方向に垂直な断面において第2傾斜面111bの排気側に連続して軸方向に平行な第2直線部115bを有すると、第2傾斜面111bに沿う気流Sがより円滑に第2直線部115bに沿うため、より望ましい。
第2面11bが軸方向に垂直な断面においてリブ11の回転方向R1の前方に凸に湾曲する。これにより、回転部3が反対方向R2に回転した場合にもリブ11の外周端側及び内周端側の空気を径方向中央部の頂点部117bの近傍に集めることができる。このため、吸気口12からモータ1の内部に空気を取り込みやすくなり、モータ1の冷却効率をより向上させることができる。
第2面11bの回転方向R1の前方に凸となる頂点部117bは軸方向で開口部45に対向する。これにより、回転部3を反対方向R2に回転させた場合にも気流Sをコイル42間に集中して導くことができる。したがって、コイル42の発熱を抑制することができる。
本発明によると、ステータの外周側にロータを配したアウターロータ型のモータに利用することができる。
1・・モータ、2・・・静止部、3・・・回転部、4・・・ステータ、5・・・ブラケット、6・・・軸受部、7・・・シャフト、8・・・ロータ、9・・・取付部、10・・・蓋部、凹部・・・10a、11・・・リブ、11a・・・第1面、11b・・・第2面、12・・・吸気口、20・・・リード線、41・・・ステータコア、41a・・・コアバック、41b・・・ティース、42・・・コイル、81・・・ハウジング、82・・・マグネット、111a・・・第1傾斜面、111b・・・第2傾斜面、115a・・・第1直線部、115b・・・第2直線部、117a・・・頂点部、117b・・・頂点部、C・・・中心軸、W1・・・長さ、W2・・・長さ、T1・・・厚み、T2・・・厚み、R1・・・回転方向、R2・・・反対方向、G・・・隙間

Claims (12)

  1. ステータを有する静止部と、
    前記ステータの径方向外側にマグネットを配置した回転部と、
    を有するアウターロータ型のモータにおいて、
    前記回転部は、前記ステータの少なくとも一部と軸方向に対向し、軸方向の一端を覆う蓋部を有し、
    前記蓋部は、放射状に配置された複数のリブ間に吸気口を形成し、
    前記リブの回転方向の前方の第1面が、前記吸気口側から軸方向の他端の排気側に向かって回転方向の後方に傾斜する第1傾斜面を有することを特徴とするモータ。
  2. 前記第1傾斜面が前記リブの径方向に垂直な断面において曲線に形成されることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記第1面が前記リブの径方向に垂直な断面において前記第1傾斜面の排気側に軸方向に平行な第1直線部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ。
  4. 前記第1面が軸方向に垂直な断面において前記リブの回転方向の後方に凸に湾曲することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のモータ。
  5. 前記ステータは、
    環状のコアバックと、
    周方向に配置され、前記コアバックから前記マグネットに向かって延びる複数のティースと、
    前記ティースのそれぞれに巻き回された複数のコイルと、
    を有し、
    前記コイル間に、前記吸気口に連通する開口部を有し、
    前記第1面の回転方向の後方に凸となる頂点部は軸方向で前記開口部に対向することを特徴とする請求項4に記載のモータ。
  6. 前記リブの回転方向の後方の第2面が前記吸気口側から軸方向の他端の排気側に向かうほど回転方向の前方に傾斜する第2傾斜面を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のモータ。
  7. 前記第2傾斜面が前記リブの径方向に垂直な断面において曲線に形成されることを特徴とする請求項6に記載のモータ。
  8. 前記第2面が前記リブの径方向に垂直な断面において前記第2傾斜面の排気側に軸方向に平行な第2直線部を有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載のモータ。
  9. 前記第2面が軸方向に垂直な断面において前記リブの回転方向の前方に凸に湾曲することを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載のモータ。
  10. 前記ステータは、
    環状のコアバックと、
    周方向に配置され、前記コアバックから前記マグネットに向かって延びる複数のティースと、
    前記ティースのそれぞれに巻き回された複数のコイルと、
    を有し、
    前記コイル間に、前記吸気口に連通する開口部を有し、
    前記第2面の回転方向の前方に凸となる頂点部は軸方向で前記開口部に対向することを特徴とする請求項9に記載のモータ。
  11. 前記リブの外周端の周方向の長さが内周端の周方向の長さよりも大きいことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載のモータ。
  12. 前記リブの内周端の厚みが外周端の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載のモータ。
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