JP6230466B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
図15は、処理対象の入力画像を模式的に示した図である。図15に示す入力画像は、主走査方向及び副走査方向に配列された画素の集合である。例えば、所望の画像サイズと、補正処理せずに出力した出力画像のサイズとの差分が10画素であったとする。この場合、図15中の点線で示すように、入力画像を副走査方向に10分割する。更に、分割された各エリア毎に、乱数発生器が生成した乱数値に基づいて、主走査方向の各座標位置(主走査位置)につき1ヶ所ずつランダムな位置を決定する。同一エリア内であっても、副走査位置が異なれば、ランダムな位置は異なる。そして、決定されたランダムな位置において、画像サイズを副走査方向に拡大する場合には画素を挿入し、又、縮小する場合には画素を削除する。画素が挿入されると、それ以降は同エリアにおいて副走査方向に1ライン分遅れた位置の画素が出力される。画素が削除されると、それ以降は同エリアにおいて副走査方向に1ライン分早めた位置の画素が出力される。なお、画素の挿入又は削除に伴って発生する、これらの「遅れ」、「早め」の状態は、エリアが切り替わるとその状態が初期化される。
例えば、入力画像の画像サイズを副走査方向に拡大する場合、決定されたランダムな位置で画素を挿入する。画素が挿入された結果、図17(a)に示すような画像(拡大前の画像)が、図17(b)に示すように、補正処理(拡大処理)により画像サイズが拡大されて出力されることになる。この補正処理は、1つのエリアにおいて、副走査方向に1ライン分画像サイズを拡大する変倍処理である。
また、画像サイズを副走査方向に縮小する場合、決定されたランダムな位置で画素を削除する。画素が削除された結果、図17(c)に示すような画像(縮小前の画像)が、図17(d)に示すように、補正処理(縮小処理)により画像サイズが縮小されて出力されることになる。この補正処理は、1つのエリアにおいて、副走査方向に1ライン分画像サイズを縮小する変倍処理である。
バンド処理とは、入力画像全体を表す画像データの中から、一回の走査において所定のライン数(バンド処理幅)だけ画像データを読み出し、読み出した画像データに対して画像処理を行う方法である。この方法では、入力画像全体の処理が終了するまで、画像データの読み出しと、読み出した分の画像処理とが繰り返し行われる。一例として、図18に示す入力画像において、一回の走査で読み出すライン数が4ラインであれば、図19に示すように、走査毎(図19中の走査1から走査5)に4ラインずつの画像データが出力されることになる。入力画像(図18)は、副走査方向に20ラインあるため、4ライン単位の読み出しを計5回行えば、入力画像全体の読み出しは完了する。
図21は、エリアの副走査方向の長さ(副走査エリア長)が9画素である入力画像の一部を示した図である。図21中の点線は、エリアの境界線を示しており、画素X(マス中の文字がX)と画素1(マス中の文字が1)の間、画素9(マス中の文字が9)と画素1の間、画素9と画素Y(マスの中の文字がY)の間それぞれがエリア境界である。図21を正面から見て、上方のエリアをエリアA、下方のエリアをエリアBとする。以下、エリアA、エリアBに対して、4ラインのバンド処理幅で、画像サイズを縮小する変倍処理を行った場合の例について説明する。
画素の挿入が4ラインに1回の頻度で行われる倍率は、4ライン分の画像データが5ライン分に変換されるため、5/4=1.25となる。つまり、変倍率は125[%]である。また、画素の削除が4ラインに1回の頻度で行われる倍率は、4ライン分の画像データが3ライン分に変換されるため、3/4=0.75となる。つまり、変倍率は75[%]である。変倍率が75[%]から125[%]の範囲にあるとして説明する。
なお、既知の画像形成装置において多く使用される変倍率は、99[%]から101[%]の範囲である。また、バンド処理幅が異なる画像形成装置では、上記した倍率範囲が異なる場合がある。しかし、その場合においてもバンド処理幅は最大でも32ライン程度であり、99[%]から101[%]に対して、上記した75[%]から125[%]は十分に大きな範囲となる。
そのため、エリアを跨いだ走査の画像処理のためのラインバッファと、2つの乱数生成器を予め画像形成装置に備えておく必要がある。そのため、画像形成装置の製造コストが増加してしまう、という課題が残る。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略縦断面図である。
この画像形成装置110は、原稿を所定の読取り部位まで給送する原稿給送部111、給送された原稿を読取る画像読取り部112、画像データに基づき作像する画像形成部113を含んで構成される。なお、画像形成装置110は、コピーモードとプリンタモードの2つのモードを有する。コピーモードは、画像読取り部112で読み取って得た画像信号(画像データ)を受け付け、受け付けた画像データを印刷するモードである。また、プリンタモードは、後述する外部PC48から出力された画像信号(画像データ)を受け付け、受け付けた画像データを印刷するモードである。
以下、画像形成装置110の基本的な動作について、図1を参照しながら説明する。
また、プリンタモードの場合、外部PC48から受け付けた画像データが露光制御部10へと出力される。
感光体11は、露光制御部10の出力ライン毎に同期するように回転駆動され、簾状のライン走査を繰り返すことにより、画像を形成する。また、潜像タイミングにあわせて、転写部材積載部14又は15から転写部材が搬送され、転写部16に於いて、上記現像されたトナー像が転写部材の表面に転写される。転写されたトナー像は、定着部17で転写部材に定着された後、排出ローラ対18より装置外部に排出される。
転写後の感光体11の表面は、クリーナ25により清掃される。清掃された感光体11の表面は、補助帯電器26で除電され、1次帯電器28により良好な帯電を得られるように調整される。その上で、感光体11上の残留電荷を露光ランプ27により消去させて、1次帯電器28により感光体11の表面を帯電させる。画像形成装置110は、この工程を繰り返して複数枚の画像形成を行う。
BDセンサ36は、ポリゴンミラー33からの反射光を検出する。BDセンサ36が出力する検出信号は、主走査方向の画像形成位置を一定にするために、ポリゴンミラー33の回転と画像データの書き込みを同期させるための同期信号(主走査同期信号)である。
CPU51は、画像処理部50及び画像形成装置110が有する各構成機器を制御する。画像セレクタ52は、コピーモード又はプリンタモードに応じて、受け付ける画像データを選択する。具体的には、コピーモードの場合では、図3に示すようにイメージセンサ9から出力される画像データCを選択するように動作する。また、プリンタモードの場合では、図3に示すように外部PC48から出力される画像データPを選択するように動作する。ラインバッファ53は、所定のライン分だけ画像データを格納する。乱数バッファ54は、CPU51が生成した1エリア分の乱数値を格納する。
コントロールパネル49は、ユーザからのコピー開始指示の受け付けを契機に、画像形成開始信号Cを出力する。コントロールパネル49は、また、ユーザが設定した倍率Cを出力する。この倍率Cは、例えば10[%]縮小して印刷したり、10[%]拡大して印刷したりする場合にユーザが設定する。スキャナユニット4は、CPU51からの画像データ要求信号Cの受け付けを契機に、1ライン分の画像データをイメージセンサ9から出力するために副走査方向へ移動する。
なお、画像データ要求信号C及び、画像データ要求信号Pは、1ページ分の作像動作中に複数回発生する。例えば、副走査が210[mm]のページ全体を作像する場合は、210[mm]/0.04233[mm]≒4960[回]の要求信号が発生する。発生タイミングについては後述する。
画像形成装置110、外部PC48から画像形成開始信号Pの受信及び画像データPの受け付けを契機に、作像を開始する。なお、画像データPとして受け付けた入力画像は、主走査方向及び副走査方向に配列された画素の集合である。主走査方向の長さを表す主走査方向入力画像サイズin_xが14画素、副走査方向の長さを表す副走査方向入力画像サイズin_yが20画素である場合を例に挙げて説明する。また、バンド処理幅dを4画素(4ライン)、倍率pを90.9090・・・[%]、ラインバッファ53のライン数Lを5(d+1=4+1=5)とする。ラインバッファ53の各ラインをそれぞれ、ラインバッファL0、L1、L2、L3、L4とする。
CPU51は、外部PC48から倍率情報(倍率pの値)を取得する(S502)。具体的には、90.9090・・・[%]である。
CPU51は、入力画像を副走査方向に分割し、分割された各エリア毎の副走査長ayの画素数を演算する(S503)。縮小処理の場合は、各エリア内で副走査方向の画素列から1画素削除されることから、下記の式1で求めることができる。
また、式1を整理すると下記の式2のようになる。
縮小処理における副走査長ayは、ay = 100/(100−90.9090…)=11[画素]となる。つまり、11ラインに1回の頻度で画素の削除が行われる。
ここでは、バンド処理により出力された画像データにおいて、カウンタvacntの1ライン目をカウンタvacnt(0)、2ライン目をカウンタvacnt(1)、3ライン目をカウンタvacnt(2)、4ライン目をカウンタvacnt(3)とする。カウンタvacntを初期化すると、カウンタvacnt(0)=0、カウンタvacnt(1)=1、カウンタvacnt(2)=2、カウンタvacnt(3)=3となる。
CPU51は、BDセンサ36から主走査同期信号を受け付けたか否かを判別する(S506)。主走査同期信号の受け付けを契機に(S506:yes)、CPU51はエリア更新、つまり、新しいエリアで処理が開始されるか否かを判別する(S507)。具体的には、カウントvacnt(0)からカウントvacnt(3)までのいずれかの値が0であれば、エリア更新したと判別する。エリア更新したと判別した場合(S507:yes)、ステップS508の処理へ進む。また、そうでない場合(S507:no)、ステップS515の処理へ進む。
CPU51は、倍率pの値に基づいて、縮小処理又は拡大処理のいずれの処理であるかを判別する(S509)。縮小処理であると判別した場合(S509:yes)、S511の処理へ進む。また、そうでない場合(S509:no)、S512の処理へ進む。
CPU51は、倍率pの値に基づいて、縮小処理又は拡大処理のいずれの処理であるかを判別する(S510)。縮小処理であると判別した場合(S510:yes)、S513の処理へ進む。また、そうでない場合(S510:no)、ステップS514の処理へ進む。
CPU51は、ラインバッファ53の更新を行う(S512)。具体的には、CPU51は、ラインバッファL3に格納されている画像データをコピーし、コピーした画像データをラインバッファL0に格納する。また、ラインバッファL4に格納されている画像データをコピーし、コピーした画像データをラインバッファL1に格納する。そして、外部PC48に対して画像データ要求P信号を3回出力する。CPU51は、画像データ要求信号Pに応答して外部PC48から出力された3ライン分の画像データを、ラインバッファL2、L3、L4の順番で格納させる。
CPU51は、ラインバッファの準備を行う(S514)。ステップS514の処理は、一回目の走査における拡大処理を行うため、ラインバッファ53に画像データを格納する処理である。具体的には、CPU51は、ラインバッファL0に格納されている画像データをデータ0で上書きを行い、全てのデータをクリアする。CPU51は、外部PC48に対して画像データ要求P信号を4回出力する。そして、画像データ要求信号Pに応答して外部PC48から出力された4ライン分のデータを、ラインバッファL1、L2、L3、L4の順番で格納する。
CPU51は、主走査位置xを0に初期化する(S517)。CPU51は、主走査位置xに対応する乱数値rndを、乱数バッファ54から取得する(S518)。
CPU51は、取得した乱数値rndと、カウンタvacnt(0)からvacnt(3)の各値、倍率pの値に基づいて、変倍処理を行う(S519)。具体的な変倍処理順については、後述するステップS700からステップS714(図10)の各処理において説明する。
CPU51は、主走査位置xを更新する(S520)。具体的には、主走査位置xの値に1を加算(+1)する。
CPU51は、主走査位置xの値と、入力画像の主走査方向入力画像サイズin_xの値とを比較して、全ての主走査位置で画像処理が行われたか否かを判別する(S521)。具体的には、「x≧in_x−1」が満たされたとき、全ての主走査位置で画像処理が行われたと判別する。全ての主走査位置で画像処理が行われたと判別した場合(S521:yes)、ステップS522の処理へ進む。また、そうでない場合(S521:no)、ステップS518の処理へ戻る。
(b)vacnt(1)=6+4=10、よって、vacnt(1)=0
(c)vacnt(2)=7+4=11、よって、vacnt(2)=1
(d)vacnt(3)=8+4=12、よって、vacnt(3)=2
各走査目毎のカウンタvacnt(0)からカウンタvacnt(3)それぞれの値を図7に示す。図7に示すように、例えばカウンタvacnt(0)の値は、5走査目においては6、6走査目においては0となっている。
CPU51は、画像出力が全て終了したか否かを判別する(S524)。出力画像の総ライン数は、副走査方向入力画像サイズin_yの値に倍率pの値を乗算したものである。具体的には、「vcnt≧[in_y×p]([ ]は、中の値を超える最小の整数を表わす記号である。)」が満たされた場合、画像出力が全て終了したと判別する。画像出力が全て終了したと判別した場合(S524:yes)、一連の作像を終了する。また、そうでない場合(S524:no)、ステップS506の処理へ戻り、次走査の画像処理を行う。なお、副走査方向入力画像サイズin_yは1からカウントが開始され、副走査カウンタvcntは0からカウントが開始される。
CPU51は、主走査カウンタxxを初期化(xx=0)する(S601)。CPU51は、乱数を1つ生成する(S602)。
ここで、乱数値について詳しく説明する。本実施形態では、乱数出力回路の一例として、原始多項式を利用した疑似乱数生成法を使用して乱数値を生成し、生成した乱数値を出力するものについて説明する。図9(a)、(b)は、16次の原始多項式を回路化した乱数出力回路を模式的に示した図である。
乱数出力回路は、16個の2値データの記録素子を縦列接続するとともに、いずれかの記録素子間に3つの論理演算回路を介在させて構成される。複数個の記録素子を、それぞれbit(ビット)15からbit0(図9(a)中では、15、14・・・と示している)と定義する。また、bit14とbit13、bit13とbit12、bit11とbit10の間には、それぞれ論理演算回路の一例であるEXORゲートが介在する。シード値は、乱数値の種となるもので、乱数出力回路の各bitの2値データの集合として定義される。
(b)bit0の値にbit1の値を代入する。
(c)bit1の値にbit2の値を代入する。
(d)bit2の値にbit3の値を代入する。
(e)bit3の値にbit4の値を代入する。
(f)bit4の値にbit5の値を代入する。
(g)bit5の値にbit6の値を代入する。
(h)bit6の値にbit7の値を代入する。
(i)bit7の値にbit8の値を代入する。
(j)bit8の値にbit9の値を代入する。
(k)bit9の値にbit10の値を代入する。
(l)bit10の値に一時変数tempとbit11のEXOR値を代入する。
(m)bit11の値にbit12の値を代入する。
(n)bit12の値に一時変数tempとbit13のEXOR値を代入する。
(o)bit13の値に一時変数tempとbit14のEXOR値を代入する。
(p)bit14の値にbit15の値を代入する。
(q)bit15の値に一時変数tempの値を代入する。
このように、(a)から(q)まで処理されて、次の乱数値が生成される。
CPU51は、主走査カウンタxxを1進める(S606)。具体的には、主走査カウンタxxの値を、xx=xx+1にする。
CPU51は、全ての主走査位置に対応する乱数値の生成が終了したか否かを判別する(S607)。なお、主走査方向入力画像サイズin_xは1からカウントが開始され、主走査カウンタxxは0からカウントが開始される。「主走査位置xx≧ 主走査方向入力画像サイズin_x−1」となったときに、全ての主走査位置に対応する乱数値の生成が終了したと判別する。生成が終了したと判別した場合(S607:yes)、ステップS608の処理へ進む。また、そうでない場合(S607:no)、S602の処理へ戻る。
このように、ステップS601からステップS607の各処理により、各主走査位置に対応した乱数値rndの全てが、乱数バッファ54に格納される。
なお、ステップS708からステップS713の各処理は、後述する拡大処理の処理手順である。
ここで、ステップS702の処理における比較式「vacnt(0)≦vacnt(max)−d+1」の「vacnt(max)−d+1」について説明する。エリアの境界線近くをバンド処理する場合には、2つのエリアに跨って処理が行われる場合がある。例えば、一回の走査において、1ライン目と2ライン目のエリア(一例として、エリアA。)と、3ライン目と4ライン目のエリア(一例として、エリアB。)が異なる場合である。
(b):vacnt(0)=9、vacnt(1)=0、vacnt(2)=1、vacnt(3)=2
(c):vacnt(0)=8、vacnt(1)=9、vacnt(2)=0、vacnt(3)=1
(d):vacnt(0)=7、vacnt(1)=8、vacnt(2)=9、vacnt(3)=0
(e):vacnt(0)=6、vacnt(1)=7、vacnt(2)=8、vacnt(3)=9
既知の画像形成装置に採用されている構成では、エリア内の全ての副走査位置が画素の挿入又は削除の対象となり得る。この場合、乱数値rndを「0≦rnd≦ay−1」の範囲で生成し、一回の走査で2つのエリアに跨って処理する際には、エリアA、Bの双方について、カウンタvacntと乱数値rndとの比較が必要となる。つまり、乱数値を2つエリア分保持する必要が生じる。さらに、2つのエリアに跨って処理を行う場合、画素の削除が同じ主走査位置で2回の行われる場合がある。この場合の例について、図12を用いて説明する。
乱数値rndの範囲は、図11から「0≦rnd≦vacnt(max)−d+1」であることが見て取れる。この条件を満たすことにより、ステップS702の処理では、「vacnt(0)≦= vacnt(max)−d+1」を満たさない場合、エリアAの乱数値を参照する必要がないことから、ステップS707の処理へ進むことができる。
CPU51は、ステップS518(図5)の処理で取得した、主走査位置xに対応する乱数値rndの値と、カウンタvacnt(0)の値とを比較する(S704)。比較の結果、「rnd=vacnt(0)」である場合(S704:yes)、ステップS705の処理へ進む。また、そうでない場合(S704:no)、ステップS706の処理へ進む。
なお、主走査方向入力画像サイズin_xを14画素、副走査方向入力画像サイズin_yを20画素、バンド処理幅dを4画素(4ライン)、倍率pを111.111111・・・[%]である場合を例に挙げて説明する。また、ラインバッファ53のライン数Lを5(d+1=4+1=5)とし、それぞれをラインバッファL0、L1、L2、L3、L4とする。
ステップS503(図4)の処理において、CPU51は、入力画像を副走査方向に分割し、分割された各エリアの副走査長ayの画素数を演算する。拡大処理の場合は、各エリア内で副走査方向の画素列に1画素挿入されることから、下記の式3で求めることができる。
また、式3を整理すると式4のようになる。
拡大処理における副走査長ayは、ay=100/(111.111111・・・−100)=9[画素]となる。つまり、9ラインに1回の頻度で画素の挿入が行われる。
一例として、ay=9、vacnt(max)=9、vacnt(0)=5、vacnt(1)=6、vacnt(2)=7、vacnt(3)=8である場合の更新について説明する。この場合に、カウンタvacnt(0)からカウンタvacnt(3)を更新すると、以下に示す(a)から(d)のようになる。
(b)vacnt(1)=6+4=10、よって、vacnt(1)=0
(c)vacnt(2)=7+4=11、よって、vacnt(2)=1
(d)vacnt(3)=8+4=12、よって、vacnt(3)=2
ステップS701(図10)の処理において、CPU51は、倍率pの値に基づいて、縮小処理又は拡大処理のいずれの処理であるかを判別する。ここでは、拡大処理であることから(S701:no)、ステップS708(図10)の処理へ進む。以下、ステップS708からステップS713の各処理について説明する。
CPU51は、ステップS518(図5)の処理で取得した、主走査位置xに対応する乱数値rndの値と、カウントvacnt(0)の値とを比較する(S709)。比較した結果、「rnd≦vacnt(0)」である場合(S709:yes)、ステップS710の処理へ進む。また、そうでない場合(S709:no)、ステップS713の処理へ進む。
CPU51は、ステップS518(図5)の処理で取得した、主走査位置xに対応する乱数値rndの値とカウンタvacnt(0)の値とを比較する(S710)。比較した結果、「rnd=vacnt(0)」である場合(S710:yes)、ステップS711の処理へ進む。また、そうでない場合(S710:no)、ステップS712の処理へ進む。
これにより、変倍処理を行う場合に必要なラインバッファ53のライン数Lと、乱数生成回路の数を削減することができる。また、画像形成装置110の製造コストの低減を図ることができる。
なお、縮小処理では、vacnt(max)=ay−1−1であることから、「カウンタvacntの最大値vacnt(max)−バンド処理幅d+1」は、「副走査長ay−バンド処理幅d−1」と表すことができる。つまり、副走査長ayの値からバンド幅dの値を減算し、さらに、「1」を減算(−1)した値以下となる。
また、拡大処理では、vacnt(max)=ay−1+1であることから、「カウンタvacntの最大値vacnt(max)−バンド処理幅d+1」は、「副走査長ay−バンド処理幅d+1」と表すことができる。つまり、副走査長ayの値からバンド幅dの値を減算し、さらに、「1」を加算(+1)した値以下となる。
そのため、生成される乱数値rndを、「0」から「カウンタvacntの最大値vacnt(max)−バンド処理幅d+1」の範囲内に制限することにより、ラインバッファのライン数を削減することができる。
Claims (5)
- 受け付けた画像データを複数のエリアに分割する分割手段と、
前記分割された各エリア毎に画素を挿入又は削除する位置を特定するための乱数値を生成する乱数生成手段と、
前記画像データを主走査方向に走査する走査幅及び前記エリアの副走査方向の長さに応じて前記乱数生成手段が生成する乱数値の範囲を決定する決定手段と、
前記決定された範囲内の乱数値で定めた位置へ画素を挿入し、又は、当該位置の画素を削除する画像処理を行う画像処理手段と、を有することを特徴とする、
画像形成装置。 - 前記画像データは、画像の主走査方向及び副走査方向に配列された画素の集合であり、
前記決定手段により決定された前記範囲は、前記エリアの副走査方向と平行となる各画素列のそれぞれにおいて、画素の挿入又は削除が2回以上行われない範囲であることを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。 - 前記決定手段は、一回の前記走査において前記走査幅が複数の前記エリアに跨がる場合に前記乱数生成手段が生成する乱数値の範囲を決定することを特徴とする、
請求項1又は2記載の画像形成装置。 - 前記走査幅は画素数で表される幅であり、
前記決定手段は、前記乱数生成手段が生成する乱数値の最大値と最小値から定まる前記範囲の幅を、「0」以上で、且つ、前記エリア内の画素を削除することにより副走査方向に前記画像を縮小する画像処理の場合には前記エリアの副走査方向の画素数から前記走査幅を減算した結果から、さらに「1」を減算した値以下とすることを特徴とする、
請求項1、2、又は3記載の画像形成装置。 - 前記走査幅は画素数で表される幅であり、
前記決定手段は、前記乱数生成手段が生成する乱数値の最大値と最小値から定まる前記範囲の幅を、「0」以上で、且つ、前記画素を挿入することにより副走査方向に前記画像を拡大する画像処理の場合には前記エリアの副走査方向の画素数から前記走査幅を減算した結果に「1」を加算した値以下とすることを特徴とする、
請求項1、2、又は3記載の画像形成装置。
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