JP6229334B2 - 電子機器、ネットワークシステム、表示制御方法およびプログラム - Google Patents

電子機器、ネットワークシステム、表示制御方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、アプリケーションを操作する画面(操作画面)を共通化し、同じ操作画面を表示して同じ操作性で使用できるようにされた電子機器、複数の電子機器を含むネットワークシステム、その表示制御方法およびその方法を実行するためのコンピュータ可読なプログラムに関する。
ネットワークに接続された複数の電子機器、例えばMFP(Multi Function Peripheral)を使用する際、各MFPに各ユーザが専用の操作画面を設定することなく、1つのMFPにおいて操作画面の設定を行うことで、他のMFPでも同じ操作画面を使用することができる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
MFPには、搭載されている機能や構造等に応じて様々なモデル(機種)があるが、ネットワークに接続されたすべてのMFPが同じモデルであれば、上記の操作画面を共通化し、いずれのMFPでも同じ操作画面を使用することができる。
一方、モデルが異なると、例えばトナーのセット位置や方法等が異なることから、トナーのセット不良というエラーが発生した場合、そのモデルにおけるセット位置や方法等を明示したエラーガイダンス(モデルに固有のエラーガイダンス)を表示しなければならない。適切にそのエラーを解除することができるようにするためである。
異なるモデル間で操作画面を共通化すると、エラーガイダンスのようにモデルに固有の画面を表示することができなくなってしまうことから、従来においては、異なるモデル間で操作画面を共通化することができなかった。
本発明は、上記課題に鑑み、ネットワークを介して情報処理装置と接続可能な電子機器であって、情報処理装置に記憶された操作画面情報であって、当該電子機器の機種と異なる機種の他の電子機器と当該電子機器とで共通の共通操作画面を表示させるための操作画面情報を、情報処理装置から取得する情報取得部と、情報取得部により取得された操作画面情報に基づいて表示手段に共通操作画面を表示させる共通画面表示部と、共通画面表示部により表示手段に表示された共通操作画面への入力に基づいてジョブを実行するジョブ実行部と、ジョブ実行部により実行されるジョブの実行中に、所定のイベントの発生を検出するイベント検出部と、イベント検出部により所定のイベントの発生が検出されたとき、検出された所定のイベントに基づいて当該電子機器の機種に固有の情報を含む固有画面を表示する必要があるかどうかを判断する表示判断部と、表示判断部により固有画面を表示する必要があると判断されたとき、固有画面を、表示手段に表示されている共通操作画面から切り換えて当該表示手段に表示させる固有画面表示部とを含む、電子機器が提供される。
本発明によれば、異なるモデルの電子機器でも、共通化した操作画面(共通操作画面)を表示することが可能となる。
本実施形態のネットワークシステムの1つの構成例を示した図。 図1に示すネットワークシステムに用いられる電子機器のハードウェア構成を示した図。 電子機器が保持するテーブルを例示した図。 電子機器が表示することができる共通操作画面の1つの例を示した図。 電子機器が表示することができる共通操作画面の別の例を示した図。 電子機器が表示することができる共通操作画面のさらに別の例を示した図。 電子機器が保持するテーブルを例示した図。 電子機器のモデルに固有の情報を含むモデル固有画面の1つの例を示した図。 電子機器のモデルに固有の情報を含むモデル固有画面の別の例を示した図。 電子機器のモデルに固有の情報を含むモデル固有画面のさらに別の例を示した図。 電子機器のモデルに固有の情報を含むモデル固有画面のさらに別の例を示した図。 本実施形態の電子機器の機能ブロック図。 操作画面情報を登録する処理の一例を示したシーケンス図。 ジョブ途中でエラーが発生したときの処理の一例を示したシーケンス図。 ジョブ途中でジョブ停止の指示を受けたときの処理の一例を示したシーケンス図。 操作画面を取得する処理の一例を示したシーケンス図。 本実施形態のネットワークシステムの別の構成例を示した図。 操作画面情報を登録する処理の一例を示したシーケンス図。
図1は、ネットワークに複数の電子機器が接続されたネットワークシステムの1つの構成例を示した図である。ネットワーク10は、インターネットであってもよいし、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)であってもよい。ネットワーク10を介した通信は、例えば、インターネットであれば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)やUDP(User Datagram Protocol)/IP等の通信プロトコルを使用して行うことができる。
複数の電子機器は、これに限られるものではないが、一例として、3台の印刷を実行する画像形成装置と、1台のPC(Personal Computer)と、1台の共有サーバとから構成することができる。画像形成装置としては、プリンタ、コピー装置、ファックス装置等を挙げることができるが、そのほか、印刷機能に加え、スキャナ機能、ファックス機能、コピー機能を備えるMFPを用いることもできる。共有サーバは、MFP11〜13およびPC14が共通に参照し、使用することができるテーブル、その他のデータ等を保持し、それらの取得要求に応じて、それらを提供する。ここでは、複数の電子機器として、3台のMFP11〜13と、PC14と、共有サーバ15とを用いる例について説明する。
MFP11〜13は、少なくとも1つが、異なるモデルのMFPとされる。MFPは、上記の各機能を備えるが、例えば、印刷機能1つをとっても、モデルによって、トナーやインクのセット位置や方法、給紙トレイの位置、排紙位置、用紙の搬送経路、印刷方式、印刷に関連する機能の有無等が異なるものである。ここで、印刷方式としては、電子写真方式やインクジェット方式等が挙げられる。印刷に関連する機能としては、カラー印刷機能、両面印刷機能、集約印刷機能、ステープル機能、パンチ機能等が挙げられる。印刷に関連する機能以外でモデルによって異なるものとしては、無線通信機能の有無等が挙げられる。
MFP11〜13は、上記の各機能を実現するために、印刷手段、画像読み取り手段を備える。印刷手段は、上記の印刷方式によっても異なるが、例えば電子写真方式では、感光体ドラムと、感光体ドラムを帯電させる帯電ユニットと、帯電させた感光体ドラムにレーザ光を照射し、書き込みを行う露光装置と、書き込みによって感光体ドラム表面に形成された潜像にトナーを付着させて現像を行う現像ユニットと、現像により形成されたトナー像を用紙に転写させる転写ユニットと、転写されたトナー像を用紙に定着させる定着ユニットとを備える。
画像読み取り手段は、読み取る原稿等を載置する透明なガラス板と、ガラス板上に原稿に向けて光を照射する光源と、原稿からの反射光を任意の方向へ反射させる複数の反射ミラーと、反射ミラーからの光を集めるレンズと、レンズで集められた光を電気信号へ変換する光電変換素子と、その電気信号であるアナログ信号をデジタルデータへ変換する等の処理を行うセンサ基板とを含んで構成される。ここで、光電変換素子としては、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)等が挙げられる。
MFP11〜13は、そのほか、図2に示すように、MFP11〜13の全体を制御するためのCPU20と、CPU20により読み出されるプログラムが記憶される読み出し専用のROM(Read Only Memory)21と、CPU20が各種処理を行う際の作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)22と、アプリケーションや各種データ等を記憶するためのHDD(Hard Disk Drive)23と、入力ボタンや操作パネルといった入力装置24および表示装置25と、他のMFPやPC等と通信を行う通信I/F26とを含んで構成される。
CPU20等はそれぞれ、バス27に接続され、バス27を介して相互に通信可能とされている。MFP11〜13は、これらに加えて、シェーディング補正やガンマ変換等の画像処理を専用に行うASIC(Application Specific Integrated Circuit)をさらに含むことができる。なお、図2は、ハードウェア構成の一例を示したものであり、この構成に限定されるものでない。
PC14および共有サーバ15も、図2に示すように、CPU20、ROM21、RAM22、HDD23、入力装置24、表示装置25、通信I/F26を備え、これらはバス27により互いに接続される。PC14および共有サーバ15の場合、入力装置24は、キーボード、マウス、マイク等とされ、表示装置25は、液晶ディスプレイ等とされる。なお、共有サーバ15については、入力装置24や表示装置25は備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
また、無線通信を行う場合は、ネットワーク10に無線通信用のアクセスポイントを接続することができ、アクセスポイントを介してネットワーク10に接続された他の電子機器と通信を行うことができる。
ユーザは、PC14を使用し、印刷すべき文書等を作成し、特定のMFP、例えばMFP11を指定して、印刷を実行させることができる。そのとき、ユーザは、PC14が備える表示装置にMFP11のアプリケーションを操作する操作画面を表示させることができる。この操作画面は、予めユーザによって作成し、操作画面情報として登録しておき、ユーザが、PC14を使用してその操作画面情報を取得し、取得した操作画面情報に基づき表示させることができる。
この操作画面は、PC14が備える表示装置のみならず、MFP11〜13の操作パネルや、表示装置を備える場合は共有サーバ15の表示装置にも表示させることができる。このため、操作画面情報は、機器に共通に使用可能な操作画面情報、すなわち共通化された操作画面情報である。
操作画面情報としては、画面上に配置するアプリケーション情報(アプリケーション名等)、そのアプリケーションのアイコン情報(アイコンのファイル名等)、画面における座標位置(x軸座標、y軸座標等)、アプリケーション選択後の設定画面に配置するボタンの種類、その座標位置、ジョブ実行中の各状況に関する情報等を挙げることができる。これは一例であるため、一部を省略し、また、これら以外の情報を含めることも可能である。
この操作画面情報は、各MFP11〜13、PC14、共有サーバ15がそれぞれ記憶して保持することもできるが、例えばMFP11のみが保持することも可能である。操作画面情報は、その登録時に、特定の電子機器を指定し、その電子機器が備えるHDD等に記憶させることができる。
ユーザは、操作画面情報の登録や、登録した操作画面情報を読み出し、その情報に基づき操作画面を表示させることができるが、その際、ユーザを識別するためのユーザIDやパスワードを入力することができ、ユーザ認証が成功した場合にこの処理を実行させることができる。このため、操作画面情報の登録の際、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を関連付けて記憶することができる。
ユーザ識別情報としては、上記ユーザIDおよびパスワードを挙げることができるが、そのほか、住所、電話番号、クレジットカード番号等、ユーザを識別することができるものであれば、いかなる情報であってもよい。また、ユーザ識別情報は、ICカード、携帯電話、スマートフォン等に登録されていてもよい。ユーザ識別情報としては、ユーザの指紋や静脈等の生体情報であってもよい。これらの場合、専用の読み取り装置により読み取られ、予め登録しておいた情報と一致するかどうかにより認証が行われることになる。
図3は、登録した操作画面情報の一例を示した図である。操作画面情報は、共通操作画面の1つであるホーム画面について、ユーザID等のユーザ識別情報と関連付けられたユーザ名と、そのユーザが作成した画面上に配置するアプリケーションのアプリケーション名と、各アプリケーションのアイコンのファイル名と、その座標位置と、最終更新日時とが対応付けられたテーブルとして登録されている。ここでは、3人のユーザのホーム画面の情報が登録されている。
図3は一例であるので、このように画面毎にテーブルを設けるのではなく、ユーザ毎にテーブルを設けることも可能である。また、登録する情報は、これらに限定されるものではなく、その他の情報も含めることができる。
例えば、ユーザの一人であるAは、共通操作画面の1つであるホーム画面において、コピー、ドキュメントボックス、ファックス、プリンタ、スキャナ、SDK(Software Development Kit)、URL(Uniform Resource Locator)という7個のアプリケーションのアイコンを、3行4列に分けられた12領域の1行1列目から2行3列目まで順に配置するように登録または更新している。ここでは、簡単に座標(1,1)〜(2,3)としているが、画面の画素数に応じた詳細な座標を用いることも可能である。
SDKは、ソフトウェアを開発するためのツールで、ライブラリ等が集められたものである。ライブラリは、そのツールに必要とされる特定の機能を提供するコードの集まりである。ドキュメントボックスは、HDD23にデータを蓄積しておき、後から印刷や送信等を行うためのアプリケーションである。URLは、スキャナにてスキャンした文書の保存先のURLを認証されたユーザに通知するアプリケーションである。
ここで、図4〜図6に、電子機器としてMFP11を用い、その操作パネルに、操作画面情報に基づき表示される共通操作画面の例を示す。図4は、ユーザ認証後のホーム画面を例示した図である。このホーム画面は、99人のユーザの登録があり、99番目に登録したユーザのホーム画面とされている。なお、ホーム画面は、ユーザがログインを行い、最初に表示される画面である。このユーザは、先に行った操作画面情報の登録において、11個のアプリケーションを登録している。
そのアプリケーションとして、上述した、コピー、ドキュメントボックス、ファックス、プリンタ、スキャナ、2つのSDK、URLのほか、3つプログラム名称を登録している。2つのSDKは、互いに異なるライブラリ等が集められたもので、異なるアプリケーションを作成するために使用するツールである。3つのプログラム名称はそれぞれ、コピー、スキャナ、ファックスに関連したアプリケーションである。
コピーに関連したアプリケーションとしては、環境に配慮し、モノクロ、両面印刷、集約印刷を自動的に行うアプリケーションや、セキュリティを考慮し、自動的に機密部分を塗り潰す等して印刷を行うアプリケーション等が挙げられる。
ユーザは、いずれか1つのアプリケーションを指でタッチすることにより選択し、次の画面に進む。なお、選択は、電子機器がPC14や共有サーバ15であれば、キーボードやマウスを使用して実施することができる。
例えば、図4に示すホーム画面において、ユーザが「コピー」を選択することにより、図5に示すような設定画面に進むことができる。図5に示す設定画面も一例であるので、これに限られるものではないが、印刷設定画面として、白黒とフルカラーのいずれかを選択するカラー選択、タテとヨコの用紙の向き、ソートの有無、スタックの有無、両面印刷する場合の左右開きか、上下開きか、集約印刷の有無、集約仕切り線の位置設定、ステープルの有無とその箇所の設定、パンチの有無とその箇所の設定、プレビュー、印刷、終了といった設定ボタンを備えている。また、コピーする部数の設定も可能となっている。
図5に示す設定画面において、ユーザが印刷ボタンを押下すると、印刷ジョブが開始され、そのジョブの実行状況を示す画面が表示される。そのときの画面の一例を、図6に示す。先の設定画面で、カラー選択を白黒、用紙の向きをタテ、ソート有りが設定されているため、このジョブ実行画面においても、白黒、ソートが反転され、選択されているのが示されている。先の設定画面には表示していないが、原稿の種類として文字・写真が設定され、両面印刷するように設定されている。また、用紙は、自動選択するように設定されている。
図5に示す設定画面は、登録した操作画面情報に基づき表示させることができる。このため、操作画面情報は、図7に示すようなユーザ毎に設定された設定情報を含むことができる。図7に示す設定情報は、ユーザ名が対応付けられたテーブルとされている。
設定情報には、原稿の片面のみ、または両面を、用紙の片面のみ、もしくは両面に印刷するか、または集約して用紙の片面もしくは両面に印刷するかという情報が含まれる。また、設定情報には、拡大や縮小(変倍)する際の倍率、集約印刷する際の集約数、ソートの有無、ステープルやパンチの有無や位置等の情報が含まれる。さらに、設定情報には、これらの情報を最後に更新した最終更新日時も含まれている。
図5中、「両面:左右」は、用紙の片面に印刷した後、その用紙を左右に180°回転させてもう一方の面に印刷することを意味し、「両面:上下」は、用紙の片面に印刷した後、その用紙を上下に180°回転させてもう一方の面に印刷することを意味している。回転ソートは、ページ揃えを行い、一部ずつ交互に方向を変えて排紙する機能である。集約における、例えば「2in1」は1枚の用紙の片面に原稿2枚分を印刷することを意味している。
ユーザAがMFP11の操作パネルに設定画面を表示させた場合、原稿および出力設定については、原稿の片面を、用紙の両面に左右に回転させて印刷する設定と、原稿の両面を、用紙の両面に印刷する設定のみが選択可能に表示される。原稿の片面を用紙の片面に集約印刷する設定等のその他の設定については、選択することができないようにグレー表示されるか、非表示とされる。
変倍設定については、50%と71%のみが選択可能に表示される。ソート/スタック設定については、ソート、回転ソート、スタックが選択可能に表示され、ステープル設定については、左上縦と左2箇所が選択可能に表示される。パンチ設定については、なしと表示される。これらの各設定についても同様に、141%等のその他の設定については、選択することができないようにグレー表示されるか、非表示とされる。
ここでは、印刷設定の設定情報のみを例示したが、コピー設定、ファックス設定、スキャナ設定等も同様に、ユーザ名に対応付けてテーブルとして登録することができる。これにより、ユーザ毎に異なる設定項目を表示して、ユーザによる設定作業を容易にさせることができる。
ジョブが正常に終了すると、設定した通りの内容で印刷出力される。しかしながら、何らかの異常が発生し、また、ユーザがストップボタンを押下する等して印刷を停止させた場合、エラーの内容、エラーの解除方法、停止理由、その後の対応方法等を通知するために、そのエラーガイダンス等を画面に表示する必要がある。このエラーガイダンス等は、給紙トレイの位置等がモデルによって異なり、その機能も異なるため、モデルによって異なる。
図8〜図11にエラーガイダンス等の例を示す。図8では、エラーの内容が、トナーセット不良とされていて、トナーがセットされていないので、正しくセットするように促す表示に加えて、モデルに固有のトナーの位置を図で示している。図9では、エラーの内容が、トナーボトルセット不良とされている。この図9では、マゼンタのトナーボトルがセットされていないため、そのトナーボトルをセットする箇所を示し、正しくセットするように促している。
図10では、モデルに固有の、ストップキーが押されたため、印刷ジョブを停止した旨、また、印刷ジョブを中止する場合は「印刷中止」を押下し、継続する場合は「印刷継続」を押下し、その他のジョブを削除する場合は「ジョブ一覧」を押下する旨の表示を含んでいる。図11では、モデルに固有の、ストップキーが押された旨の表示、コピーを中止するか問いかける表示、エラー番号の表示を含んでいる。また、図11では、コピーを継続する場合は「継続」、中止する場合は「中止」を押下する旨の表示を含んでいる。
そこで、本実施形態の電子機器では、図4に示すホーム画面、図5に示す設定画面、図6に示す実行状況画面といった操作画面については、いずれの電子機器でも同じ画面を表示するように、操作画面情報に基づき共通操作画面を表示させる。図5に示す設定画面においては、操作画面情報に含まれる上記設定情報に基づき画面を表示させることができる。そして、図8〜図11に示すエラーガイダンス等については、その電子機器に固有のエラー内容や印刷の停止理由やその後の対応方法等を表示させるようにする。これを実現するために、電子機器は、図12に示すような各機能部を備える構成とされる。なお、電子機器が備えるCPU20がHDD23からRAM22に読み出したプログラムを実行することにより、このプログラムを実行するCPU20を各機能部として実現することができる。
すなわち、電子機器は、複数の電子機器の1つに記憶された該複数の電子機器が共通に使用可能な操作画面情報に基づいてそれらに共通の共通操作画面を当該電子機器が備える表示装置に表示させる共通画面表示部30と、表示された共通操作画面への入力を受け付ける入力受付部31と、入力受付部31が受け付けた入力に基づいてジョブを実行するジョブ実行部32とを備える。ここでは、入力受付部31と、ジョブ実行部32の2つに分けているが、ジョブ実行部32が入力を受け付け、その入力に基づいてジョブを実行することも可能である。ジョブ実行部32は、一例では、上記の印刷ジョブを実行する。具体的には、ジョブ実行部32は、ユーザが設定画面において設定した内容に従って印刷を実行する。
また、電子機器は、そのジョブの実行中に発生した所定のイベントの発生を検出するイベント検出部33を備える。イベント検出部33は、所定のイベントとして、上記のエラーやジョブの停止等を検出する。また、イベント検出部33は、エラー解除も検出することができる。電子機器は、さらに表示判断部34を備え、所定のイベントの発生が検出されたとき、検出された所定のイベントの発生に対して、電子機器のモデルに固有の情報を含む画面(モデル固有画面)を表示する必要があるかどうかを判断する。この表示判断部34は、検出された所定のイベントが、エラーやジョブの停止であれば、電子機器のモデル固有画面を表示する必要があることから、必要ありと判断する。
電子機器は、表示判断部34で必要ありと判断された場合、表示しているその共通操作画面からモデル固有画面へ切り換えて表示させる固有画面表示部35をさらに備える。この固有画面表示部35は、上記の例でいえば、それまで表示していた図6の実行状況を示す共通操作画面から、図8〜図11に示すモデル固有画面へ切り換える。
電子機器は、これらの各機能部のみを備える構成であってもよいが、さらに、ユーザ識別情報の入力を受け付け、ユーザ認証を行う認証部36と、認証されたユーザに対応する操作画面情報を複数の電子機器の少なくとも1つから取得する情報取得部37とを備えることもできる。
認証部36は、予め登録されたユーザ識別情報としてのユーザIDおよびパスワードを対応付けて保持する。ユーザ識別情報が生体情報である場合は予め登録された生体情報を保持する。そして、認証部36は、ユーザから入力されたユーザ識別情報を受け付け、自己が保持するユーザ識別情報の中から一致するものが存在するかどうかを検索する。一致するものが存在する場合は、認証成功となり、それを受けて情報取得部37がその認証されたユーザに対応する操作画面情報を取得する。
情報取得部37は、操作画面情報を取得する際、予め設定された機器情報に基づき、1つまたは複数の電子機器を選択することができる。情報取得部37は、その選択した電子機器から操作画面情報を取得する。例えば、予めMFP11から取得するように設定されていれば、そのMFP11から操作画面情報を取得する。複数の電子機器から取得した場合のどの情報を採用するかについては、後述する。機器情報としては、電子機器に付された機器名、割り当てられたIPアドレス、MAC(Media Access Control)アドレスといった機器識別情報を用いることができる。情報取得部37が選択するのではなく、操作画面情報判断部を別途設け、操作画面情報判断部が、どの電子機器が保持する操作画面情報を用いるかを判断し、その判断された操作画面情報を情報取得部37が取得することができる。このとき、操作画面情報判断部が、上記の予め設定された機器情報に基づき判断を行うことができる。
操作画面情報を保持する電子機器は、ネットワークに接続されるいずれの電子機器であってもよく、例えば、自己が所有するPC14や、情報を共有することができる共有サーバ15であってもよい。操作画面情報は、図4〜図6に示したような共通操作画面を表示させるための図3や図7に例示したような情報である。
表示判断部34は、イベント検出部33が検出した所定のイベントの発生に対して、共通操作画面を表示させるか、モデル固有画面を表示させるかを判断するが、このとき、図示しない条件記憶部に記憶される画面切り換えの判断条件を参照することができる。したがって、表示判断部34は、そのイベントに加えて、この判断条件を参照して、いずれの画面を表示するかを判断することができる。
例えば、そのイベントがエラーであって、トナー切れまたは用紙切れである場合、モデルに固有の情報としての特別のガイダンスが必要なければ、画面切り換えを行わないように判断条件として設定することができる。この判断条件は一例であるので、これ以外の判断条件であってもよいものである。
また、電子機器は、さらに情報登録部38を備えることができ、入力受付部31により操作画面情報と少なくとも1つの記憶先の電子機器を識別するための記憶先識別情報との入力を受け付けた場合、情報登録部38が、その少なくとも1つの記憶先識別情報に基づき、その操作画面情報を複数の電子機器の少なくとも1つの情報記憶部40に記憶させることができる。この記憶先識別情報は、上記機器情報と同様、機器名、IPアドレス、MACアドレス等とすることができる。
各電子機器は、操作画面情報を記憶するためのHDD23等により構成される情報記憶部40を備えていて、情報登録部38は、記憶先識別情報により指定された電子機器の情報記憶部40にその操作画面情報を記憶させる。このため、情報登録部38を備える電子機器も、この情報記憶部40を備えていて、記憶先が同じ電子機器に指定されていれば、同じ電子機器内の情報記憶部40に記憶させることができる。
情報登録部38は、特に記憶先識別情報の入力がない場合、ネットワーク10に接続されているすべての電子機器に操作画面情報を記憶させることができる。なお、操作画面情報は、電子機器の1つのみに記憶させておけば充分であるが、例えば、その電子機器の電源が入っていない場合やネットワーク10に接続されていない場合には、操作画面情報を取得することができなくなるので、このように2以上の電子機器に登録可能にしている。
電子機器は、他の電子機器が備える情報取得部からの操作画面情報の取得要求に応じて、当該他の電子機器へ自己が保持している操作画面情報を送信する情報送信部をさらに備えることができる。
図13〜図16を参照して、電子機器により実施される表示制御方法について詳細に説明する。図13は、ユーザ毎の操作画面情報を登録する処理の一例を示したシーケンス図である。操作画面情報は、ユーザ毎に登録することができ、各ユーザは、登録した操作画面情報に基づき、1つの共通操作画面を表示させることができる。
例えば、ユーザAが、電子機器の1つを使用して、ユーザIDおよびパスワードを入力し、ログインを行う。それらの入力は、入力受付部31が受け付け、ログイン情報として認証部36へ渡す。認証部36は、それらが一致するユーザIDおよびパスワードが存在するかどうかを検索する。入力受付部31は、認証に成功した旨の通知を認証部36から受けて、認証成功した旨を表示させ、そのログインに対して応答する。このとき、共通操作画面のテンプレートを表示させることもできるし、表示要求を送り、それに応答して、このテンプレートを表示させることも可能である。認証に失敗した場合は、入力受付部31は、認証に失敗した旨を画面に表示させ、応答する。
ユーザAは、表示された共通操作画面のテンプレートに対して入力を行い、操作画面情報として共通操作画面を設定する。入力受付部31は、その操作画面情報を受け付けると、情報登録部38へ渡し、情報登録部38が、操作画面情報とともに受け付けた記憶先識別情報に基づき、指定された記憶先にその操作画面情報を記憶させる。ここでは、記憶先識別情報が、機器A、B、Cの3つに記憶するように設定されている。なお、機器A、B、Cは、同じネットワーク10に接続された電子機器である。
情報登録部38は、まず、機器Aとの通信を確立し、機器Aへ操作画面情報と、記憶要求とを送信する。機器Aは、記憶要求を受けて、受信した操作画面情報を、ユーザAを識別するためのユーザ識別情報、例えばユーザ名と対応付けて記憶する。機器Aは、自己が備える情報記憶部40a、例えばHDD23にこの操作画面情報を記憶する。機器Aは、記憶が終了したとき、情報登録部38へ終了した旨を通知する。
情報登録部38は、次に、機器Bとの通信を確立し、機器Bへ操作画面情報と、記憶要求とを送信する。機器Bは、記憶要求を受けて、受信した操作画面情報をユーザ名と対応付けて、自己が備える情報記憶部40bに記憶する。機器Bは、記憶が終了したとき、情報登録部38へ終了した旨を通知する。
情報登録部38は、最後に、機器Cとの通信を確立し、機器Cへ操作画面情報と、記憶要求とを送信する。機器Cは、記憶要求を受けて、受信した操作画面情報をユーザ名と対応付けて、自己が備える情報記憶部40cに記憶する。機器Cは、記憶が終了したとき、情報登録部38へ終了した旨を通知する。そして、情報登録部38は、すべての記憶が終了した旨を入力受付部31へ通知し、入力受付部31が、登録が完了した旨を表示させる。
図14は、ジョブを実行し、そのジョブの途中でエラーが発生したときに行われる処理の一例を示したシーケンス図である。ユーザAが、電子機器の1つを使用して、ユーザIDおよびパスワードを入力し、ログインを行う。それらの入力は、入力受付部31が受け付け、認証部36へ渡す。認証部36は、それらが一致するユーザIDおよびパスワードが存在するかどうかを検索する。入力受付部31は、認証に成功した旨の通知を認証部36から受けて、認証成功である旨を表示させ、そのログインに対して応答する。認証に失敗した場合は、入力受付部31は、認証に失敗した旨を画面に表示させ、応答する。
共通画面表示部30は、入力受付部31からの依頼を受け、入力受付部31から受け取ったユーザIDおよびパスワードといったログイン情報を情報取得部37へ渡し、操作画面情報の取得を依頼する。情報取得部37は、ログイン情報を基に、複数の電子機器の少なくとも1つから、ユーザAについて登録された操作画面情報を取得する。情報取得部37は、予め設定された機器情報を用いて電子機器を選択し、その選択した電子機器から操作画面情報を取得することができる。機器情報が1つである場合は、その1つの電子機器から操作画面情報を取得し、2以上の場合は、その2以上の電子機器から操作画面情報を取得する。
予め設定された機器情報に基づき電子機器を選択する方法以外に、ネットワーク10に接続された複数の電子機器の各々に対して問い合わせを行い、ユーザAについて登録された操作画面情報を保持する電子機器から取得することも可能である。このとき、2以上の電子機器がユーザAについて登録された操作画面情報を保持する場合もある。この場合、同じ操作画面情報であれば、いずれか一方を選択して取得することができる。また、上記操作画面情報判断部によりいずれの操作画面情報を用いるか判断し、情報取得部37がその判断された操作画面情報に基づき取得することもできる。
なお、同じ操作画面情報でない場合、登録時あるいは登録後の更新時に、ユーザ名とともに、属性情報として登録日時あるいは更新日時も対応付けて記憶しているので、最新の日時を有する操作画面情報を保持する電子機器を選択し、その選択した電子機器から取得することができる。操作画面情報判断部が、登録日時あるいは更新日時に基づき、いずれの操作画面情報を用いるか判断し、情報取得部37がその判断された操作画面情報に基づき取得してもよい。
情報取得部37は、操作画面情報を取得した後、取得した操作画面情報に基づき、操作画面を表示させるために、共通画面表示部30へ操作画面情報を返す。共通画面表示部30は、操作画面情報に基づき、ユーザAに対して共通操作画面を表示させる。共通画面表示部30は、共通操作画面を表示させたとき、入力受付部31に表示した旨を通知する。ユーザAは、表示された共通操作画面に対して入力を行い、入力受付部31がその入力をジョブ実行部32へ送り、ジョブ実行部32がその入力に基づいてジョブを実行する。
イベント検出部33は、機器において発生した所定のイベントとしてエラーを検出する。すると、ジョブ実行部32はジョブを一旦停止し、イベント検出部33は、エラーを検出した旨およびエラー内容を表示判断部34へ送る。エラー内容は、例えば、ジャム(紙詰まり)等である。表示判断部34は、エラーを検出した旨の通知を受けて、エラー内容を基に、共通操作画面を表示させるか、モデル固有画面を表示させるかを判断する。
表示判断部34が、モデル固有画面を表示させると判断した場合、固有画面表示部35へ指示し、固有画面表示部35が、共通操作画面からそのモデル固有画面へ切り換えて表示させる。また、表示判断部34は、共通画面表示部30へも指示し、共通操作画面を表示させないようにする。
ユーザAは、固有画面表示部35により表示された画面を見て、エラーが発生したことを知り、表示されたエラーガイダンスに従ってエラーを取り除くことができる。ここではエラーがジャムであるため、ユーザAは、詰まった用紙を、カバーを開けて取り除く。
詰まった用紙が取り除かれた後、ユーザAがOKボタン等を押下し、入力受付部31は、エラー解除を受け付ける。入力受付部31は直接、表示判断部34へ通知してもよいが、ジョブ実行部32、イベント検出部33を介してエラー解除を通知することができる。
表示判断部34は、エラー解除の通知を受けて、モデルに固有の情報を表示させる必要がなくなったことから、共通操作画面を表示させると判断する。固有画面表示部35は、その判断結果を受けて、これまで表示させていたモデル固有画面を表示させないようにし、共通画面表示部30は、共通操作画面へ切り換えて表示させる。
ジョブ実行部32は、それまで停止していたジョブを再開する。一例では、入力受付部31からのエラー解除の通知を受けて、ジョブを再開することができる。これに限らず、共通画面表示部30が共通操作画面へ切り換えて表示させたことを受けて、ジョブを再開することも可能である。ジョブの実行状況を適切に表示するためには、後者の共通操作画面へ切り換えて表示させたことを受けてジョブを再開することが望ましい。
ジョブ実行部32は、再開したジョブが終了したとき、ジョブ終了を入力受付部31へ送り、ジョブが終了した旨を表示させる。ユーザAは、この表示を見ることにより、ジョブが終了したことを知ることができる。
図15は、エラー発生ではなく、ユーザAがジョブの途中でジョブを停止した場合の処理の一例を示したシーケンス図である。概ね、図14に示した処理の流れと同様であるため、異なる部分のみ説明を行う。ジョブ実行部32によりジョブを実行した後、任意の時間において、ユーザAがジョブ停止を入力する。入力されたジョブ停止の情報は、入力受付部31が受け付け、ジョブ実行部32へ送られる。ジョブ実行部32は、この情報を受け取ると、実行しているジョブを停止する。
ジョブ実行部32がジョブを停止すると、その停止を所定のイベントとしてイベント検出部33が検出する。イベント検出部33は、ジョブの停止を検出したことを表示判断部34へ通知する。表示判断部34は、その通知を受けて、モデル固有画面を表示させると判断する。
表示判断部34は、モデル固有画面を表示させると判断した場合、固有画面表示部35へ指示し、固有画面表示部35が、共通操作画面からそのモデル固有画面へ切り換えて表示させる。また、表示判断部34は、共通画面表示部30へも指示し、共通操作画面を表示させないようにする。
図16は、複数の電子機器がユーザAに対する操作画面情報を保持する場合に、どの機器が保持する情報を選択するかという処理の一例を示したシーケンス図である。情報取得部37は、予め設定された機器情報として、機器A、B、Cが設定されている場合、機器A、B、Cのそれぞれに対して操作画面情報の取得要求を送り、操作画面情報を取得する。
情報取得部37は、操作画面情報に付された登録日時もしくは更新日時が最新のものがどれかを判断し、最新の操作画面情報を、取得すべき操作画面情報と決定する。
このように機器情報を予め設定しておくことで、操作画面情報を取得する対象を指定することができる。機器情報として、自己が所有するPCや図1に示す共有サーバ15を設定しておくことで、PCや共有サーバ15を指定して操作画面情報を取得することができる。自己のPCを機器情報に設定した場合、自己のPCをログインさせておけば、最新の共通操作画面を常時取得することが可能となる。
また、画面切り換えの判断条件を設定しておくことで、ユーザの好きなタイミングで共通操作画面を表示させることができ、特別のガイダンスが不要である場合、共通操作画面を表示させ続けることができる。情報登録部38は、指定された記憶先に記憶させ、登録することができるので、自己の所有するPCのみに登録することもできるし、バックアップ等のために他のMFPや共有サーバ等にも登録することができる。
これにより、エラー等のときのみ固有の情報を含むモデル固有画面を表示させるが、それ以外は共通の操作画面を使用することができるので、ユーザがいずれの機器でも同じ操作性で使用することが可能となる。
ネットワークシステムは、ネットワークに複数の電子機器が接続された構成であり、図1に示した構成のほか、図17に示すような構成を採用することもできる。図17は、ネットワークに複数の電子機器が接続されたネットワークシステムの別の構成例を示した図である。この構成では、複数の電子機器として、3台のMFP11〜13と情報処理装置としてのサーバ16とがネットワーク10に接続されたものとされている。MFP11〜13は、少なくとも1つが、異なるモデルのMFPとされる。なお、これらMFP11〜13については上述したので、その構成や機能等の説明は省略する。
サーバ16は、図2に示すようなハードウェア構成とされ、上記の操作画面情報を記憶し、保持する。MFP11〜13は、この操作画面情報を保持せず、操作画面情報の登録先として指定されたサーバ16の機器情報を記憶している。機器情報は、サーバ16の機器名、IPアドレス、MACアドレスといった機器識別情報である。このため、ユーザがMFP11〜13のいずれかを使用して共通操作画面を表示する際、MFP11〜13のいずれかは、特定の電子機器として指定されたサーバ16からその操作画面情報を取得し、その共通操作画面を表示する。また、ユーザが操作画面情報を登録する場合は、サーバ16に対してその登録が行われる。
このシステム構成において電子機器により実施される表示制御方法を、図18を参照して説明する。図18は、ユーザ毎の操作画面情報を登録する処理の一例を示したシーケンス図である。図13に示す実施形態では、機器A〜機器Cの各々に操作画面情報を記憶させ、機器A〜機器Cの各々から記憶が終了した旨の通知を受けているが、この実施形態では、サーバ16が備える情報記憶部40dにのみ操作画面情報を記憶させ、サーバ16からのみ記憶が終了した旨の通知を受けている。サーバ16にのみ操作画面情報を記憶させるので、サーバ16上の操作画面情報は常に最新のものであり、どれが最新のものかを判断する必要がないので、図3や図7に示したような最終更新日時という情報は不要である。このため、この実施形態では、操作画面情報には最終更新日時という情報は含まれていなくてもよい。
ジョブを実行し、そのジョブの途中でエラーが発生したときに行われる処理については、図14に示す処理の流れと同様である。ただし、この実施形態では、情報記憶部はサーバ16に実装される。また、エラー発生ではなく、ユーザAがジョブの途中でジョブを停止した場合の処理については、図15に示す処理の流れと同様であり、情報記憶部はサーバ16に実装される。
このようにサーバ16が情報記憶部40dを含む構成とし、そのサーバ16を操作画面情報の登録先として指定しておくことで、MFP11〜13の記憶装置を使用することなく、最新の操作画面情報を記憶することができる。また、サーバ16を取得先として指定しておくことで、そのサーバ16との間で通信が確立されていれば、常にそのサーバ16から最新の操作画面情報を取得することができる。
図17では、1つのサーバ16のみが示されているが、ネットワーク10には複数のサーバを接続することができ、いずれか1つのサーバを指定しておき、そのサーバから操作画面情報を取得することができる。ユーザに対して指定されたサーバが、そのユーザに対する操作画面情報を保持するようにされていてもよいし、他のサーバに問い合わせ、当該他のサーバから取得するようにされていてもよい。また、図17では、3台のMFP11〜13が示されているが、1台もしくは2台または4台以上であってもよい。
また、サーバ16は、複数の電子機器の1つであるため、サーバ16が表示装置を備える場合、その表示装置に操作画面情報を表示させることも可能である。
これまで本発明の電子機器、ネットワークシステムおよび表示制御方法について図面に示した実施形態を参照しながら詳細に説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態や、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。したがって、各機能部として実現させ、表示制御方法を実行するためのコンピュータ可読なプログラムや、このプログラムが記録された記録媒体も提供することができるものである。
10…ネットワーク、11〜13…MFP、14…PC、15…共有サーバ、16…サーバ、20…CPU、21…ROM、22…RAM、23…HDD、24…入力装置、25…表示装置、26…通信I/F、27…バス、30…共通画面表示部、31…入力受付部、32…ジョブ実行部、33…イベント検出部、34…表示判断部、35…固有画面表示部、36…認証部、37…情報取得部、38…情報登録部、40、40a、40b、40c、40d…情報記憶部
特開2008−283436号公報

Claims (11)

  1. ネットワークを介して情報処理装置と接続可能な電子機器であって、
    前記情報処理装置に記憶された操作画面情報であって、当該電子機器の機種と異なる機種の他の電子機器と当該電子機器とで共通の共通操作画面を表示させるための操作画面情報を、前記情報処理装置から取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得された前記操作画面情報に基づいて前記共通操作画面を表示手段に表示させる共通画面表示部と、
    前記共通画面表示部により前記表示手段に表示された前記共通操作画面への入力に基づいてジョブを実行するジョブ実行部と、
    前記ジョブ実行部により実行されるジョブの実行中に、エラーの発生を検出するイベント検出部と、
    前記イベント検出部により前記エラーの発生が検出されたとき、検出された前記エラーの発生に対して当該電子機器の機種に固有の情報を含む固有画面を表示させるか、前記共通操作画面を表示させるかを判断する表示判断部と、
    前記表示判断部により前記固有画面を表示させると判断されたとき、前記固有画面を、前記表示手段に表示されている前記共通操作画面から切り換えて当該表示手段に表示させる固有画面表示部とを含む、電子機器。
  2. 前記情報処理装置には前記操作画面情報がユーザ毎に記憶されており、
    ユーザのユーザ認証を行う認証部と、
    前記情報処理装置に記憶された操作画面情報のうち、前記認証部で認証されたユーザに対応する前記操作画面情報を前記情報処理装置から取得する情報取得部とを含む、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記表示判断部が判断するために参照する画面切り換えの判断条件を記憶する条件記憶部をさらに含む、請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記電子機器が、印刷を実行する画像形成装置であって、前記判断条件が、前記エラーがトナー切れまたは用紙切れである場合、前記共通操作画面を表示するものとされる、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記操作画面情報の入力を受け付け、前記情報処理装置に記憶させる情報登録部をさらに含む、請求項1に記載の電子機器。
  6. 請求項1に記載の電子機器と、当該電子機器の機種と異なる機種の他の電子機器と当該電子機器とで共通の共通操作画面を表示させるための操作画面情報を記憶する情報処理装置とがネットワークを介して接続されたネットワークシステム。
  7. ネットワークを介して情報処理装置と接続可能な電子機器により実行される表示制御方法であって、
    前記情報処理装置に記憶された操作画面情報であって、当該電子機器の機種と異なる機種の他の電子機器と当該電子機器とで共通の共通操作画面を表示させるための操作画面情報を、前記情報処理装置から取得するステップと、
    前記取得するステップで取得された前記操作画面情報に基づいて前記共通操作画面を表示手段に表示させるステップと、
    前記共通操作画面を表示させるステップで前記表示手段に表示された前記共通操作画面への入力に基づいてジョブを実行するステップと、
    前記ジョブの実行中に、エラーの発生を検出するステップと、
    前記検出するステップで前記エラーの発生が検出されたとき、検出された前記エラーの発生に対して当該電子機器の機種に固有の情報を含む固有画面を表示させるか、前記共通操作画面を表示させるかを判断するステップと、
    前記判断するステップで前記固有画面を表示させると判断されたとき、前記固有画面を、前記表示手段に表示されている前記共通操作画面から切り換えて当該表示手段に表示させるステップとを含む、表示制御方法。
  8. 前記情報処理装置には前記操作画面情報がユーザ毎に記憶されており、
    ユーザのユーザ認証を行うステップと、前記情報処理装置に記憶された操作画面情報のうち、前記認証を行うステップで認証されたユーザに対応する前記操作画面情報を前記情報処理装置から取得するステップとを含む、請求項に記載の表示制御方法。
  9. 画面切り換えの判断条件の入力を受け付け、前記判断条件を条件記憶部に記憶するステップをさらに含む、請求項に記載の表示制御方法。
  10. 前記操作画面情報の入力を受け付け、前記情報処理装置に記憶させるステップをさらに含む、請求項に記載の表示制御方法。
  11. 請求項に記載の表示制御方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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