JP6225665B2 - 光走査装置、画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、光走査装置、画像形成装置に関する。
特許文献1には、光走査装置に設置した後のシリンドリカルミラーを、調整部材で湾曲変形させて、シリンドリカルミラーの反射面の形状を変化させ、ボウを補正する構成が開示されている。
特開2002−311366号公報
本発明は、光走査装置に設置した後の光学部品に対して行うボウ調整の調整量を低減することを目的とする。
請求項1の発明は、光源から反射面に入射された複数の光を、該反射面の移動によって該光を主走査方向に偏向する偏向手段と、該反射面で反射した該複数の光の各々が通過する1つの共通レンズと、該共通レンズを通過した該複数の光の各々が反射又は通過し、該複数の光の各々が主走査方向に走査されるように無負荷状態において副走査方向に反っている複数の光学部品と、を有する。
そして、該共通レンズの副走査方向の中央部を通る対称軸を挟んで両側に対称に配置され、副走査方向の反り量が同じで反りの向きが該対称軸を基準として互いに逆である一対の第1光学部品と、前記対称軸を挟んだ両側であって且つ前記一対の第1光学部品よりも前記対称軸から離れた位置に対称に配置され、副走査方向の反り量が同じで反りの向きが該対称軸を基準として互いに逆である一対の第2光学部品と、を有する。
請求項の発明は、複数の光の各々を走査して被形成体に潜像を形成する請求項に記載の光走査装置と、前記潜像の各々を現像する現像装置と、を有する。
本発明の請求項1の構成によれば、無負荷状態において副走査方向に反っている光学部品を有さない場合に比べ、ボウ調整の調整量を低減できる。
なお、「ボウ調整の調整量の低減」には、調整量が0に低減される場合も含まれる。すなわち、「ボウ調整の調整量の低減」には、ボウ調整が不要となる場合も含まれる。
本発明の請求項の構成によれば、一対の第1光学部品同士及び一対の第2光学部品同士で部品の共通化を図ことができる。
本発明の請求項の構成によれば、本構成における光走査装置を有さない場合に比べ、現像された各潜像の位置ずれを補正するための調整が容易になる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る露光装置の構成を示す概略図である。 図2に示す露光装置において、湾曲した個別レンズの設置前に、湾曲していない個別レンズを設置した構成を示す概略図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(画像形成装置10の構成)
まず、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を示す概略図である。
画像形成装置10は、図1に示されるように、各構成部品が設けられる画像形成装置本体11(筐体)を備えている。画像形成装置本体11の内部には、用紙等の記録媒体Pが収容される収容部12と、記録媒体Pに画像を形成する画像形成部14と、収容部12から画像形成部14へ記録媒体Pを搬送する搬送部16と、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20と、が設けられている。また、画像形成装置本体11の上部には、画像形成部14によって画像が形成された記録媒体Pが排出される排出部18が設けられている。
画像形成部14は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を形成する画像形成ユニット22Y、22M、22C、22K(以下、22Y〜22Kと示す)と、画像形成ユニット22Y〜22Kで形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルト24と、を備えている。さらに、画像形成部14は、画像形成ユニット22Y〜22Kで形成されたトナー画像を中間転写ベルト24に転写する第1転写部材としての第1転写ロール26と、第1転写ロール26によって中間転写ベルト24に転写されたトナー画像を中間転写ベルト24から記録媒体Pへ転写する第2転写部材としての第2転写ロール28と、第2転写ロール28によって中間転写ベルト24から記録媒体Pへ転写されたトナー画像を記録媒体Pに定着させる定着装置30と、を備えている。
なお、画像形成部14は、上記の構成に限られず、他の構成であっても良く、記録媒体Pに画像を形成するものであればよい。
画像形成ユニット22Y〜22Kは、水平方向に対して傾斜した状態で、画像形成装置本体11に並んで配置されている。また、画像形成ユニット22Y〜22Kは、一方向(例えば、図1における時計回り方向)へ回転する感光体32(被形成体の一例)をそれぞれ有している。なお、画像形成ユニット22Y〜22Kは、同様に構成されているので、図1において、画像形成ユニット22M、22C、22Kの各部の符号を省略している。
各感光体32の周囲には、感光体32の回転方向上流側から順に、感光体32を帯電させる帯電装置としての帯電ロール23と、帯電ロール23によって帯電した感光体32を後述の露光装置60が露光することで感光体32に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置38と、感光体32に残留した残留トナーを除去する除去装置40と、が設けられている。
画像形成ユニット22Y〜22Kの斜め下方には、帯電ロール23によって帯電した感光体32を露光して感光体32に静電潜像を形成する露光装置60(光走査装置の一例)が設けられている。露光装置60は、制御部20から送られた画像信号に基づき静電潜像を形成するようになっている。制御部20から送られる画像情報としては、例えば、外部装置で生成されその外部装置から制御部20が取得する画像情報や、画像形成装置10において原稿等の画像を読み取ることで生成される画像情報などがある。なお、露光装置60の具体的な構成は、後述する。
中間転写ベルト24は、図1に示されるように、環状に形成されると共に、画像形成ユニット22Y〜22Kの斜め上側に配置されている。中間転写ベルト24の内周側には、中間転写ベルト24が巻き掛けられる巻掛ロール42、43、44、45が設けられている。中間転写ベルト24は、例えば、巻掛ロール43が回転駆動することによって、感光体32と接触しながら一方向(例えば、図1における反時計方向)へ循環移動(回転)するようになっている。なお、巻掛ロール42は、中間転写ベルト24を挟んで第2転写ロール28に対向する対向ロールとされている。
第1転写ロール26は、それぞれ、中間転写ベルト24を挟んで感光体32に対向している。第1転写ロール26は、転写電圧(転写バイアス)の印加により、感光体32に形成されたトナー画像を中間転写ベルト24に転写するようになっている。第1転写ロール26と感光体32との間が、感光体32に形成されたトナー画像が中間転写ベルト24に転写される第1転写位置T1とされている。
第2転写ロール28は、中間転写ベルト24を挟んで巻掛ロール42に対向している。第2転写ロール28は、転写電圧(転写バイアス)の印加により、中間転写ベルト24に転写されたトナー画像を記録媒体Pに転写するようになっている。第2転写ロール28と巻掛ロール42との間が、中間転写ベルト24に転写されたトナー画像が記録媒体Pに転写される第2転写位置T2とされている。
搬送部16は、収容部12に収容された記録媒体Pを送り出す送出ロール46と、送出ロール46に送り出された記録媒体Pが搬送される搬送路48と、搬送路48に沿って配置され送出ロール46によって送り出された記録媒体Pを第2転写位置T2に向けて搬送する複数の搬送ロール50と、を有している。
定着装置30は、第2転写位置T2から搬送された記録媒体Pに対し、第2転写位置T2で転写されたトナー画像を定着させる。この定着装置30よりも搬送方向下流側には、トナー画像が定着された記録媒体Pを排出部18へ排出する排出ロール52が設けられている。
また、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pを反転させて、再び第2転写位置T2へ送り戻すための反転搬送路37が、第2転写位置T2(第2転写ロール28)に対する中間転写ベルト24とは反対側(図1における右側)に設けられている。記録媒体Pの両面に画像を形成する際には、片面にトナー画像が定着された記録媒体Pが、排出ロール52によりスイッチバックされて反転搬送路37に導かれて第2転写位置T2へ送り戻されるようになっている。
(画像形成動作)
次に、本実施形態に係る画像形成装置10における、記録媒体Pへ画像を形成する画像形成動作について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置10では、収容部12から送出ロール46によって送り出された記録媒体Pが、複数の搬送ロール50によって第2転写位置T2へ搬送される。
一方、画像形成ユニット22Y〜22Kでは、帯電ロール23によって帯電した感光体32が、露光装置60によって露光されて感光体32に静電潜像が形成される。その静電潜像が現像装置38によって現像されて感光体32にトナー画像が形成される。画像形成ユニット22Y〜22Kで形成された各色のトナー画像は、各第1転写位置T1にて中間転写ベルト24に転写されることで重ねられ、カラー画像が形成される。そして、中間転写ベルト24に形成されたカラー画像が、第2転写位置T2にて記録媒体Pへ転写される。
トナー画像が転写された記録媒体Pは、定着装置30へ搬送され、転写されたトナー画像が定着装置30により定着される。記録媒体Pの片面へのみ画像を形成する場合は、トナー画像が定着された後、記録媒体Pは排出ロール52により排出部18へ排出される。記録媒体Pの両面へ画像を形成する場合には、片面に画像が形成された後、記録媒体Pは、排出ロール52でスイッチバックされ、反転して反転搬送路37へ送り込まれる。さらに、反転搬送路37から再び第2転写位置T2へ送り込まれ、画像が記録されていない反対面に、上記と同様に画像が形成され、記録媒体Pの両面へ画像が形成され、排出ロール52により排出部18へ排出される。以上のように、一連の画像形成動作が行われる。
(露光装置60の構成)
次に、露光装置60の構成を説明する。図2(A)は、露光装置60の構成を模式的に示す概略図である。具体的には、図2(A)は、露光装置60における光学系の光路を展開して示した図である。図2(B)は、感光体32側(図2(A)における右側)から後述の個別レンズ72を見た図である。なお、図2(A)(B)において、X方向が主走査方向を示し、Y方向が副走査方向を示す。
露光装置60は、光を走査する光走査装置の一例であり、各構成部品を収容する筐体61(装置本体)を有している(図1参照)。筐体61の内部には、図2(A)に示されるように、複数の光源62と、複数の光源62から発せられた光(具体的には、レーザー光)を主走査方向Xに偏向する偏向手段の一例としての回転多面鏡64(ポリゴンミラー)と、を備えている。なお、回転多面鏡64は、図2(A)において模式的に図示している。
光源62は、具体的には、各色の画像形成ユニット22Y〜22Kに対応して、4つが筐体61(図1参照)に設けられている。光源62としては、例えば、半導体レーザー(LD)が用いられている。なお、光源62は、複数(例えば4つ)の発光部を有する単一の光源で構成されていてもよい。
このように光源62が4つ設けられるのに対して、回転多面鏡64は、1つが筐体61(図1参照)に設けられている。この回転多面鏡64は、各光源62から射出された複数のレーザー光を反射する複数の反射面64A(図1参照)を外周部に有し、駆動部(図示省略)よって回転するように構成されている。回転多面鏡64では、各光源62からのレーザー光が反射面64Aに入射し、回転による該反射面64Aの移動によって該レーザー光を主走査方向Xに偏向するようになっている。
光源62と回転多面鏡64との間には、すなわち、光源62から回転多面鏡64までの光路中には、レーザー光の照射方向(進行方向)に沿って、コリメータレンズ66、スリット部材68及びシリンドリカルレンズ69が、この順で設けられている。
露光装置60では、光源62から射出されたレーザー光は、コリメータレンズ66で平行光に変換され、スリット部材68のスリットを通過することで予め定められた断面形状に整形されるようになっている。この整形されたレーザー光は、シリンドリカルレンズ69によって副走査方向Yへ集光され、回転多面鏡64の反射面64Aへ入射するようになっている。
回転多面鏡64が反射面64Aによってレーザー光を反射する反射側には、レーザー光の照射方向(進行方向)に沿って、共通レンズ70及び個別レンズ72(光学部品の一例)がこの順で設けられている。すなわち、共通レンズ70は、個別レンズ72よりも回転多面鏡64に近い側に配置されている。また、個別レンズ72は、共通レンズ70よりも感光体32に近い側に配置されている。
共通レンズ70は、各色に対応した4つのレーザー光が共通して通過するレンズであり、筐体61(図1参照)に1つ設けられている。個別レンズ72は、各色に対応した各レーザー光が個別に通過する4つの個別レンズ72Y、72M、72C、72Kで構成されている。この共通レンズ70及び個別レンズ72は、レーザー光を感光体32上に結像させると共に等速度で走査するためのfθレンズとして機能する。
なお、共通レンズ70と個別レンズ72との間の光路中、及び、個別レンズ72と感光体32との間の光路中の少なくとも一方には、レーザー光を反射するミラーが設けられていてもよい。
また、本実施形態では、光源62を含む各光学部品を有して構成される光学系の光軸Sを挟んで両側に、コリメータレンズ66、スリット部材68、シリンドリカルレンズ69及び個別レンズ72が、2つずつ配置されている。すなわち、コリメータレンズ66、スリット部材68、シリンドリカルレンズ69及び個別レンズ72は、光軸Sに対して対称に、2つずつが配置されている。従って、光軸Sは、当該光学部品の対称配置における軸(対称軸)をなす。なお、光軸Sは、図2(A)(B)において一点鎖線で示されている。
ここで、本実施形態では、4つの個別レンズ72は、図2(B)に示されるように、レーザー光が主走査方向Xに走査されるように無負荷状態において副走査方向Yに反っている。すなわち、4つの個別レンズ72は、ボウ(感光体32上で走査線Lが湾曲すること)を補正すべく、無負荷状態において副走査方向Yに反っている。なお、無負荷状態とは、外部から負荷(荷重)を受けていない状態である。従って、4つの個別レンズ72は、露光装置60への設置前(取付け前)の単品の状態で、副走査方向Yに反っている。
具体的には、4つの個別レンズ72は、それぞれ、光軸S側に凸状になるように湾曲している。すなわち、4つの個別レンズ72のうち、光軸Sに対して一方側(図2(B)における上側)に配置された個別レンズ72Y、72Mは、図2(B)における下側に凸状になるように湾曲している。これは、個別レンズ72Yを通過するレーザー光LY及び、個別レンズ72Mを通過するレーザー光LMにおいて、光軸S側(図2(B)における下側)に凹状になるように発生するボウ(図3(B)参照)を補正するためである。
また、4つの個別レンズ72のうち、光軸Sに対して他方側(図2(B)における下側)に配置された個別レンズ72C、72Kは、図2(B)における上側に凸状になるように湾曲している。これは、個別レンズ72Cを通過するレーザー光LC及び、個別レンズ72Kを通過するレーザー光LKにおいて、光軸S側(図2(B)における上側)に凹状になるように発生するボウ(図3(B)参照)を補正するためである。
さらに、4つの個別レンズ72のうち、光軸Sに対して近い側に配置された個別レンズ72M、72Cは、反り量が設計値(狙い値)として同じ量とされている。従って、個別レンズ72M、72Cは、副走査方向Yの反り量が同じで反りの向きが互いに逆である一対の第1光学部品の一例として機能する。
また、4つの個別レンズ72のうち、光軸Sから離れた側に配置された個別レンズ72Y、72Kは、反り量が設計値(狙い値)として同じ量とされている。従って、個別レンズ72Y、72Kは、光軸Sに対して個別レンズ72M、72Cよりも離れた側に位置し、且つ、副走査方向Yの反り量が同じで反りの向きが互いに逆である一対の第2光学部品の一例として機能する。
そして、4つの個別レンズ72は、例えば、樹脂材料で構成され、射出成形により形成される。射出成形では、具体的には、溶融した樹脂を金型のキャビティに射出し、冷却固化して成形される。この射出成形における成形条件、具体的には、キャビティの温度条件によって、設定された反り量で個別レンズ72が湾曲される。より具体的には、個別レンズ72において、凸となる表面721における温度よりも、凹となる表面722における温度を高くし、温度が高いほど冷却時の収縮量が大きいことを利用して湾曲されるものである。
個別レンズ72の反り量は、以下のように設定される。
露光装置60において、個別レンズ72を設置する前に、図3(A)(B)に示されるように、副走査方向Yにおいて湾曲していない個別レンズ73を設置し、光源62からレーザー光を照射して、各色に対応したレーザー光ごとの実際のボウ量Bを測定する。ボウは、各光学部品の部品自体の設計値に対する部品誤差や取付誤差によって生じるものであり、露光装置60ごとにボウ量が異なるため、露光装置60ごとにボウ量が測定される。
レーザー光LMにおけるボウ量と、レーザー光LCにおけるボウ量とを加算した値を1/2した値を補正量として、個別レンズ72M、72Cの反り量が設定される。すなわち、レーザー光LMにおけるボウ量と、レーザー光LCにおけるボウ量との中間値にボウが補正されるように、個別レンズ72M、72Cの反り量が設定される。
個別レンズ72Y、72Kにおいても同様に、レーザー光LYにおけるボウ量と、レーザー光LKにおけるボウ量とを加算した値を1/2した値を補正量として、個別レンズ72Y、72Kの反り量が設定される。すなわち、レーザー光LYにおけるボウ量と、レーザー光LKにおけるボウ量との中間値にボウが補正されるように、個別レンズ72Y、72Kの反り量が設定される。
なお、本実施形態では、個別レンズ72を露光装置60に設置した後に、ボウを調整するための調整機構を有していない。すなわち、個別レンズ72は、露光装置60に設置した後も、無負荷状態、すなわち、湾曲させるような外力が作用していない状態となっている。なお、調整機構は、例えば、調整部材に突き当てにより、個別レンズ72の外部から負荷(荷重)を付与して個別レンズ72を副走査方向Yに湾曲させる構成とされた機構である。
(本実施形態の作用)
本実施形態では、前述のとおり、個別レンズ72を無負荷状態において副走査方向Yに湾曲させて、ボウを補正する。このため、露光装置60に設置した後に個別レンズ72に対して行うボウ調整が不要になる。すなわち、当該ボウ調整の調整量が0に低減される。従って、前述したように、ボウ調整を行うための調整機構が不要となり、露光装置60の構成が簡易となる。これにより、露光装置60の部品費が低減されると共に、露光装置60に個別レンズ72を設置した後に行うボウ調整工程が削減される。
また、本実施形態では、個別レンズ72M、72Cは、副走査方向Yの反り量が同じで反りの向きが互いに逆とされている。したがって、光軸Sを基準として同一形状のレンズを反転させて用いることで、部品共通化が図れる。個別レンズ72Y、72Kにおいても同様に、副走査方向Yの反り量が同じで反りの向きが互いに逆とされているため、同一形状のレンズを用いることで、部品共通化が図れる。このように、部品の共通化が図れるので、部品管理が容易となる。
(変形例)
上記実施形態では、光学部品としての個別レンズ72が、無負荷状態において副走査方向Yに反っていたが、これに限られない。無負荷状態において副走査方向Yに反っている光学部品としては、例えば、レーザー光を感光体32へ向けて反射するミラーであってもよい。ミラーにおいても、例えば、樹脂材料で構成され、射出成形により形成される。この場合においても、例えば、射出成形における成形条件(キャビティの温度条件)によって、設定された反り量でミラーが湾曲される。
また、上記実施形態では、成形条件(温度条件)によって個別レンズ72が湾曲されていたが、これに限られるものではない。例えば、湾曲された金型のキャビティを用いることで、個別レンズ72を湾曲させてもよい。
また、上記実施形態では、個別レンズ72M、72Cと、個別レンズ72Y、72Kとで、それぞれ、反り量が同じとされていたが、これに限られない。個別レンズ72Y、72M、72C、72Kの個々のボウ量が予め定められた基準値に補正されるように、個別レンズ72Y,72M、72C、72Kごとに反り量を設定してもよい。この場合では、個別レンズ72Y,72M、72C、72Kが基準値に補正されるので、各色間におけるボウ差が効果的に低減される。なお、この構成では、個別レンズ72Y,72M、72C、72Kごとに反り量が異なり、それぞれで部品管理が必要となる。
さらに、上記実施形態では、個別レンズ72を露光装置60に設置した後に、ボウを調整するための調整機構を有していなかったが、当該調整機構を有していてもよい。この構成では、例えば、個別レンズ72の無負荷状態における副走査方向の反りによって、ボウが粗補正され、調整機構による調整によってボウが微補正される。
この変形例では、個別レンズ72が無負荷状態において副走査方向に反っていることで、露光装置60に設置した後に個別レンズ72に対して行うボウ調整の調整量が低減される。また、個別レンズ72の無負荷状態における副走査方向の反りと、調整機構による調整と、によってボウが調整されるので、高精度にボウの調整がなされる。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成しても良い。
10 画像形成装置
32 感光体(被形成体の一例)
38 現像装置
60 露光装置(光走査装置の一例)
62 光源
64 回転多面鏡(偏向手段の一例)
64A 反射面
72 個別レンズ(光学部品の一例)
72M、72C 個別レンズ(第1光学部品の一例)
72Y、72D 個別レンズ(第2光学部品の一例)
X 主走査方向
Y 副走査方向

Claims (2)

  1. 光源から反射面に入射された複数の光を、該反射面の移動によって該光を主走査方向に偏向する偏向手段と、
    該反射面で反射した該複数の光の各々が通過する1つの共通レンズと、
    該共通レンズを通過した該複数の光の各々が反射又は通過し、該複数の光の各々が主走査方向に走査されるように無負荷状態において副走査方向に反っている複数の光学部品と、
    を有し、
    該複数の光学部品は、
    該共通レンズの副走査方向の中央部を通る対称軸を挟んで両側に対称に配置され、副走査方向の反り量が同じで反りの向きが該対称軸を基準として互いに逆である一対の第1光学部品と、
    該対称軸を挟んだ両側であって且つ該一対の第1光学部品よりも該対称軸から離れた位置に対称に配置され、副走査方向の反り量が同じで反りの向きが該対称軸を基準として互いに逆である一対の第2光学部品と、
    を有する光走査装置。
  2. 複数の光の各々を走査して被形成体に潜像を形成する請求項に記載の光走査装置と、
    前記潜像の各々を現像する現像装置と、
    を有する画像形成装置。
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