JP6224548B2 - ワイヤハーネスの固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、冷媒リリーフバルブを具備した冷媒タンクに設置されるセンサと、センサの設置位置からみて前記冷媒リリーフバルブより奥側に位置する接続端子と、を電気的に接続するワイヤハーネスの固定構造に関する。
従来から、回転電機等の被冷却対象を冷却するために、冷媒をタンクに貯蔵するとともに、当該冷媒タンクに設けた冷媒リリーフバルブを開放して、被冷却対象に冷媒を噴射する冷却構造が知られている。こうした冷却構造では、冷媒タンク内の冷媒の温度や残量、粘度等を監視するために、当該冷媒タンクに種々のセンサを設置することがある。センサには、当然、電気信号を送受するためのワイヤハーネスが取り付けられており、このワイヤハーネスの他端は、電気回路等の接続端子に接続さている。
特開2007−244025号公報
ここで、種々の設計上の制約により、センサと接続端子が、冷媒リリーフバルブを挟んで両側に位置することがある。かかる配置とした場合、ワイヤハーネスの撓み具合やうねり具合によっては、当該ワイヤハーネスが、冷媒リリーフバルブの極近傍や真上を通過することがあった。ワイヤハーネスが、冷媒リリーフバルブの極近傍や真上を通過すると、冷媒リリーフバルブから噴射された冷媒がワイヤハーネスに直接当たり、噴射される冷媒の流れが妨げられたり、ワイヤハーネスが損傷したりする恐れがあった。
従来、こうしたワイヤハーネスの配策経路を規制するためのブラケットがいくつか提案されている。例えば、特許文献1には、サーミスタのリード線が回転電機のステータ端子と干渉することを抑制するために、ステータの端子台に、サーミスタから延びるリード線を押さえつけて、当該リード線をステータ端子から離間した位置に保持する接続線ガイドを設ける技術が開示されている。しかし、この特許文献1では、あくまで、端子台近傍におけるリード線の配策経路の規制しか考慮されておらず、冷媒リリーフバルブ近傍における配策経路については、何ら考慮されていない。
また、一部では、図5に示すようなブラケット50を用いて、センサ12を冷媒タンクに取り付けるとともに、冷媒リリーフバルブ近傍におけるワイヤハーネス10の経路を規制することが提案されていた。しかし、従来のブラケット50は、図5に示すように、単に、ワイヤハーネス10を上側から押さえつけるだけのものであり、ワイヤハーネス10の冷媒リリーフバルブ側への移動を十分に防止できなかった。
そこで、本発明では、冷媒リリーフバルブから噴出する冷媒とワイヤハーネスとの干渉をより確実に防止できるワイヤハーネスの固定構造を提供することを目的とする。
本発明のワイヤハーネスの固定構造は、冷媒リリーフバルブを具備した冷媒タンクに設置されるセンサと、前記センサの設置位置からみて前記冷媒リリーフバルブより奥側に位置する接続端子と、を電気的に接続するワイヤハーネスの固定構造であって、前記ワイヤハーネスは、前記冷媒タンクに締結されるブラケットにより固定され、前記ブラケットは、前記冷媒タンクに締結される締結部と、前記冷媒リリーフバルブに対向する側が閉じた略U字形状であり、前記U字形内に前記ワイヤハーネスを保持する保持部と、を備えることを特徴とする。
好適な態様では、前記保持部は、前記冷媒リリーフバルブに対向する側の逆側が開口した略U字形状である。他の好適な態様では、前記保持部は、前記ワイヤハーネスの配索経路のうち前記冷媒リリーフバルブに接近する位置において、前記ワイヤハーネスを保持する。
他の好適な態様では、前記ブラケットの締結部は、前記センサの一部に係合する係合部を有する。この場合、前記係合部は、前記締結部に形成され、前記センサの一部が進入する切り込みであり、前記切り込みは、前記保持部の略U字形の開口と反対側が開口している、ことが望ましい。
他の好適な態様では、前記ブラケットは、さらに、前記締結部と保持部とを連結するべく、前記締結部の縁から立ち上がって斜め上方向に延びる連結部を備え、前記締結部、連結部、および、保持部は、一枚の板材を屈曲成形することで形成される。
本発明によれば、冷媒リリーフバルブに対向する側が閉じた略U字形状の保持部によりワイヤハーネスが保持されるため、当該ワイヤハーネスの冷媒リリーフ側への移動が効果的に防止される。そして、結果として、冷媒リリーフバルブから噴出する冷媒とワイヤハーネスとの干渉をより確実に防止できる。
本発明の実施形態であるワイヤハーネスの固定構造が適用された冷媒タンク周辺の概略平面図である。 冷媒タンク周辺の斜視図である。 (a)は、ブラケットの斜視図であり、(b)は、保持部の拡大図である。 (a)、(b)ともに、他の保持部の一例を示す図である。 従来のブラケットの斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態であるワイヤハーネス10の固定構造が適用された冷媒タンク16周辺の概略平面図である。また、図2は、冷媒タンク16周辺の斜視図である。なお、図1では、分かりやすさのために、一部部材の図示を省略している。
この冷媒タンク16は、ハイブリッド自動車や電気自動車の動力源である回転電機を冷却するための冷媒を貯蔵している。冷媒は、回転電機を冷却できるのであれば、液体でも気体でもよいが、本実施形態では、冷却油を冷媒として採用している。この冷媒タンク16は、回転電機とともにモータジェネレータケースに収容されている。冷媒タンク16の表面には、適宜、開放することで冷媒を噴射する冷媒リリーフバルブ18が設けられている。この冷媒リリーフバルブ18の形態や個数は、特に限定されないが、本実施形態では、略円筒形の突出部を二つ隣接して形成し、この突出部それぞれの先端面に冷媒リリーフバルブ18を設けている。したがって、冷媒リリーフバルブ18は、後述する温度センサ12の設置面より高い位置に設置されることになる。各冷媒リリーフバルブ18の開閉は、図示しないハイブリッドECUにより制御される。
冷媒リリーフバルブ18と少し離れた位置には、冷媒タンク16内の冷媒の温度を検出する温度センサ12が設置されている。この温度センサ12は、略箱状の本体部12aと、棒状の検出子(図示せず)、および、本体部12aと検出子の間に介在する中間部12bと、とを備えている。冷媒タンク16の表面には、この検出子を挿し込むための挿し込み孔が形成されており、検出子が冷媒タンク16内の冷媒に接触出来るようになっている。
中間部12bは、挿し込み孔よりも大径で、本体部12aより小径の部分である。この中間部12bは、後述するブラケット20の係合切込22aにスライド進入できるようになっている。本体部12aは、略箱状の部材で、内部には、ハイブリッドECUとの間で電気信号を送受するための回路が組み込まれている。
本体部12aの端面からは、電気信号を伝搬するためのワイヤハーネス10が延びている。このワイヤハーネス10は、金属からなる信号線を、樹脂等からなる被覆体で覆ったもので、適度な柔軟性を有しており、自由に屈曲できる。このワイヤハーネス10の他端は、冷媒タンク16の外側に設置された接続端子14に接続されている。温度センサ12は、このワイヤハーネス10および接続端子14を介して、ハイブリッドECUに電気的に接続される。
ここで、図1から明らかな通り、接続端子14は、温度センサ12から見て、冷媒リリーフバルブよりも奥側に位置している。換言すれば、温度センサ12および接続端子14は、冷媒リリーフバルブ18の両側に位置している。かかる場合において、温度センサ12から延びるワイヤハーネス10を、接続端子14に向かって延ばすと、当該ワイヤハーネス10が、冷媒リリーフバルブ18の極近傍や、直上を通ってしまうことがある。ワイヤハーネス10が、冷媒リリーフバルブ18の極近傍や直上を通ると、冷媒リリーフバルブ18から噴射される冷媒が直接、ワイヤハーネス10に当たる恐れがあった。冷媒が直接、ワイヤハーネス10に当たると、冷媒の流れが阻害されて回転電機を効率的に冷却できないばかりでなく、冷媒が当たった時の衝撃でワイヤハーネス10が損傷する恐れもあった。
そこで、ワイヤハーネス10は、冷媒リリーフバルブ18の横をすり抜けて、冷媒リリーフバルブとの間に一定以上の間隙が保たれる配索経路を通ることが望まれる。しかし、単にワイヤハーネス10を引きまわしただけでは、ワイヤハーネス10が、希望の配索経路を通るとは限らない。そこで、本実施形態では、ワイヤハーネス10が希望の配索経路を通るように、ワイヤハーネス10を固定する固定構造を設けている。
本実施形態では、特殊形状のブラケット20を用いてワイヤハーネス10の固定を行っている。図3(a)は、このブラケット20の斜視図であり、図3(b)は、保持部26の拡大図である。ブラケット20は、鉄等の高剛性材料からなる金具で、一枚の金属板を屈曲させて形成される。ブラケット20は、冷媒タンク16に締結される締結部22、ワイヤハーネス10を保持する保持部26、および、締結部22と保持部26を連結する連結部24に大別される。締結部22は、冷媒タンク16の表面に設置される平板状で、締結用のボルト28が挿通されるボルト孔22bと、温度センサ12の中間部12bが進入する係合切込22aと、が形成されている。係合切込22aは、締結部22の一端縁から延びる切り込みで、中間部12bの径より大きく、本体部12aの径より小さい幅を有している。この係合切込22aに、中間部12bをスライド進入させることで、締結部22と温度センサ12との間に係合関係が形成される。したがって、この係合切込22aは、温度センサ12の一部に係合する係合部として機能する。
締結部22の他端縁(係合切込22aが形成されている縁とは反対側の縁)からは、連結部24が立ち上がっている。連結部24の先端には、保持部26が繋がっている。この保持部26は、ワイヤハーネス10が、希望の配索経路を通るように、当該ワイヤハーネス10を保持して、その経路を規制する部位である。保持部26は、希望の配索経路のうち冷媒リリーフバルブ18に接近する箇所でワイヤハーネス10を保持する。特に、高さ位置に関していえば、保持部26の高さ位置は、冷媒リリーフバルブ18の高さ位置とほぼ同じになっている。
保持部26は、冷媒リリーフバルブ18側が閉じ、冷媒リリーフバルブ18側の逆側が開口した略U字形の部位である。より具体的に説明すると、この保持部26は、連結部24の先端から水平方向かつ冷媒リリーフバルブ18側に延びる水平部26aと、水平部26aの上側に位置するバネ部26bと、水平部26aとバネ部26bを連結する略円弧状の円弧部26cと、に分けられる。水平部26aとバネ部26bとの間隔(開口幅)D1は、ワイヤハーネス10の径d1よりも大きくなっており、この保持部26のU字形の内部にワイヤハーネス10を保持出来るようになっている。ただし、図3(b)に示すとおり、バネ部26bは、略S字状に波うっており、U字の開口端近くの開口幅D2は、ワイヤハーネス10の径d1よりも小さくなるように、絞られている。このように開口端近くで開口幅を絞ることにより、ワイヤハーネス10の意図しない保持部26からの離脱が効果的に防止される。また、バネ部26bは、適度な弾性を有しており、バネ部26bを押し上げることにより、開口幅を適宜、変更できる。そして、これにより、ワイヤハーネス10を、保持部26の側方(図3(b)における左側)から保持部26のU字形の内部に進入させることができる。
また、図3(a)等から明らかな通り、保持部26のU字形は、締結部22の係合切込22aと反対側が開口している。このように保持部26および締結部22で、互いに逆側を開口し、逆側を閉じた形状とすることで、ブラケット20が水平方向の力を受けたとしても、当該水平方向への移動が阻害され、ワイヤハーネス10や温度センサ12の意図しない離脱を効果的に防止できる。すなわち、ブラケット20が、A方向の力を受けてA方向に移動しようとしても、締結部22が温度センサ12の中間部12bに干渉するため、ブラケット20のA方向への移動は防止される。また、ブラケット20が、B方向の力を受けてB方向に移動しようとしても、保持部26がワイヤハーネス10に干渉するため、ブラケット20のB方向への移動は防止される。そして、結果として、ブラケット20の水平方向への移動が阻害され、ブラケット20からワイヤハーネス10や温度センサ12が離脱することが効果的に防止される。もちろん、締結ボルト28によりブラケット20が、正常に締結されていれば、ブラケット20が水平方向に移動することはない。しかし、一般に、冷媒タンク16は、トランスアクスル等の振動の多いユニットに隣接して設置されることが多く、この振動を受けて締結ボルト28が緩む場合もある。この場合、ブラケット20は、締結ボルト28を中心として水平面内で回転し得る。しかし、上述したように、保持部26および締結部22で、互いに逆側を開口し、逆側を閉じた形状とすることで、締結ボルト28が緩んだときにもブラケット20の水平面内での回転を防止でき、ひいては、意図しないワイヤハーネス10や温度センサ12の離脱が防止できる。
次に、以上のようなブラケット20で、ワイヤハーネス10を固定する手順について説明する。ワイヤハーネス10を固定する場合には、まず、当該ブラケット20に、温度センサ12およびワイヤハーネス10を組み付ける。すなわち、温度センサ12やブラケット20を、冷媒タンク16に取り付ける前の段階で、ブラケット20の係合切込22aに、温度センサ12の中間部12bをスライド進入させる。また、その状態で、温度センサ12から延びるワイヤハーネス10を、保持部26のU字形の内部に進入させる。ここで、本実施形態において、保持部26は、ワイヤハーネス10の三方を取り囲むU字形であり、締結部22は、温度センサ12の一部に係合できる形状であるため、ブラケット20は、冷媒タンク16に締結されていない状態でも、ワイヤハーネス10を保持し、かつ、センサ12の一部に係合した状態を維持できる。
ブラケット20に、温度センサ12およびワイヤハーネス10を組み付ければ、続いて、その組み付け状態のまま、温度センサ12の検出子を冷媒タンク16の挿し込み穴に挿し込み、温度センサ12を冷媒タンク16に設置する。このとき、温度センサ12ごとブラケット20の角度を調整し、ブラケット20のボルト孔22bを、冷媒タンク16上に形成されたネジ穴と一致させる。そして、このネジ穴に、締結ボルト28を螺合し、ブラケット20を冷媒タンク16の表面に締結する。
この状態になれば、ワイヤハーネス10は、ブラケット20の保持部26により、希望の配探経路、すなわち、冷媒リリーフバルブ18の横をすり抜けて、当該冷媒リリーフバルブ18との間に一定以上の間隙を維持する経路を通るように規制される。特に、本実施形態の保持部26は、冷媒リリーフバルブ18側が閉じた略U字状となっているため、当該保持部26に保持されたワイヤハーネス10が、冷媒リリーフバルブ18側へ移動することが効果的に防止される。
また、既述した通り、保持部26は、希望の配探経路のうち冷媒リリーフバルブ18に接近した箇所でワイヤハーネス10を保持・規制している。このように冷媒リリーフバルブ18に接近した箇所で、ワイヤハーネス10を保持・規制することにより、冷媒リリーフバルブ18近傍でのワイヤハーネス10の遊び量が少なくなり、ワイヤハーネス10と冷媒リリーフバルブ18の干渉を、効果的に防止でき、ひいては、ワイヤハーネス10の損傷や冷却能の低下といった問題を効果的に防止できる。
また、本実施形態のブラケット20は、冷媒タンク16に締結されていない状態でも、温度センサ12の一部に係合し、かつ、ワイヤハーネス10を保持した状態を維持できる。そのため、ブラケット20を冷媒タンク16に締結する前の段階で、温度センサ12およびワイヤハーネス10をブラケット20に組み付けておくことができる。ここで、ブラケット20を冷媒に締結する前の段階では、締結後に比べて、ブラケット20周辺に広い作業スペースを確保できる。したがって、本実施形態によれば、締結後に温度センサ12等を組み付ける場合に比べて、温度センサ12等の組み付けの作業性を向上できる。
ところで、このように、ワイヤハーネス10の経路を規制し得るブラケット20は従来でも提案されている。図5は、従来、提案されているブラケット50の斜視図である。しかし、従来のブラケット50は、図5に示すように、ワイヤハーネス10を上から押さえつけるだけの形状となっている。そのため、従来のブラケット50では、ワイヤハーネス10は、水平方向には自由に動けるため、ワイヤハーネス10が冷媒リリーフバルブ18側へ比較的容易に移動していた。結果として、冷媒リリーフバルブ18から噴出した冷媒が、ワイヤハーネス10に直接あたる恐れがあった。
また、従来のブラケット50は、ワイヤハーネス10を上から押さえつけるだけで、ワイヤハーネス10を「保持」していない。そのため、従来のブラケット50の場合、冷媒タンク16に締結していない状態で、ワイヤハーネス10を押さえつけた状態(組み付け状態)を維持することは難しい。結果として、ワイヤハーネス10を、ブラケット50で押さえつけられる位置(希望の配索経路)に配置させる等の作業は、ブラケット50を冷媒タンク16に締結した後に行わなければならず、作業性が悪かった。
一方、本実施形態のブラケット20は、上述したように、ワイヤハーネス10が冷媒リリーフバルブ18側に移動することが効果的に防止されている。また、ブラケット20を冷媒タンク16に締結する前に、ブラケット20に温度センサ12やワイヤハーネス10を組み付けているため、従来技術に比べて、取り付けの作業性が向上している。
なお、これまで説明したブラケット20の形態は、一例であり、前記冷媒タンク16に締結される締結部22と、冷媒リリーフバルブ18に対向する側が閉じた略U字形状の保持部26と、を備えるのであれば、他の形態でもよい。例えば、保持部26は、冷媒リリーフバルブ18に対向する側が閉じているのであれば、図4(a)に示すように上側が開口、あるいは、図4(b)に示すように下側が開口するU字形状としてもよい。
また、本実施形態では、回転電機を冷却する冷却構造に組み付けられるワイヤハーネスの固定構造を例示したが、本実施形態の技術は、他の冷却構造、例えば、エンジンの冷却構造等に組付けられてもよい。また、センサは、冷却タンクに取り付けられるのであれば、温度センサに限らず、他のセンサ、例えば、液面センサや、粘土センサ等であってもよい。
10 ワイヤハーネス、12 温度センサ、14 接続端子、16 冷媒タンク、18 冷媒リリーフバルブ、20,50 ブラケット、22 締結部、24 連結部、26 保持部。

Claims (6)

  1. 冷媒リリーフバルブを具備した冷媒タンクに設置されるセンサと、前記センサの設置位置からみて前記冷媒リリーフバルブより奥側に位置する接続端子と、を電気的に接続するワイヤハーネスの固定構造であって、
    前記ワイヤハーネスは、前記冷媒タンクに締結されるブラケットにより固定され、
    前記ブラケットは、
    前記冷媒タンクに締結される締結部と、
    前記冷媒リリーフバルブに対向する側が閉じた略U字形状であり、前記U字形内に前記ワイヤハーネスを保持する保持部と、
    を備えることを特徴とするワイヤハーネスの固定構造。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスの固定構造であって、
    前記保持部は、前記冷媒リリーフバルブに対向する側の逆側が開口した略U字形状である、ことを特徴とするワイヤハーネスの固定構造。
  3. 請求項1または2に記載のワイヤハーネスの固定構造であって、
    前記保持部は、前記ワイヤハーネスの配索経路のうち前記冷媒リリーフバルブに接近する位置において、前記ワイヤハーネスを保持する、ことを特徴とするワイヤハーネスの固定構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの固定構造であって、
    前記ブラケットの締結部は、前記センサの一部に係合する係合部を有する、ことを特徴とするワイヤハーネスの固定構造。
  5. 請求項4に記載のワイヤハーネスの固定構造であって、
    前記係合部は、前記締結部に形成され、前記センサの一部が進入する切り込みであり、
    前記切り込みは、前記保持部の略U字形の開口と反対側が開口している、
    ことを特徴とするワイヤハーネスの固定構造。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの固定構造であって、
    前記ブラケットは、さらに、前記締結部と保持部とを連結するべく、前記締結部の縁から立ち上がって斜め上方向に延びる連結部を備え、
    前記締結部、連結部、および、保持部は、一枚の板材を屈曲成形することで形成される、
    ことを特徴とするワイヤハーネスの固定構造。
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