JP2007252104A - スタータ端子保護カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、取り付け作業性及びメンテナンス性のよいスタータ端子保護カバーを実現することを目的としている。
【解決手段】本発明のスタータ端子保護カバー1は、スタータに電力を供給する電力線4の端部に取り付けられ、スタータの電力入力端子と電力線4との接続部4aを保護するものであり、接続部4aを覆うケース部2aと、ケース部2aから電力線4を導出させる筒部2bとを備え、ケース部2aが、その内部を開放するドア3を有していることを特徴としている。本発明によれば、保護カバー1を所定位置に固定した後、ドア3を開けてスタータの端子と電力線4との接続作業を行う。通常時はドア3を閉めて端子部分4aを確実に保護することができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のスタータ端子保護カバー1は、スタータに電力を供給する電力線4の端部に取り付けられ、スタータの電力入力端子と電力線4との接続部4aを保護するものであり、接続部4aを覆うケース部2aと、ケース部2aから電力線4を導出させる筒部2bとを備え、ケース部2aが、その内部を開放するドア3を有していることを特徴としている。本発明によれば、保護カバー1を所定位置に固定した後、ドア3を開けてスタータの端子と電力線4との接続作業を行う。通常時はドア3を閉めて端子部分4aを確実に保護することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両原動機の始動に用いられるスタータに電力を供給する電力線の端部に取り付けられ、スタータの電力入力端子と電力線との接続部を保護するスタータ端子保護カバーに関する。
内燃機関(エンジン)の始動には、スタータが用いられる。スタータは、エンジン始動時にエンジン駆動部分を動かし、エンジンの自立運転の開始を助けるものであり、その駆動には大きな電力を必要とする。このため、スタータモータには大電流が供給されるため、その端子部分は保護されるのが一般的である。バッテリの+端子なども保護カバーが取り付けられている。このような端子の保護カバーとしては、下記[特許文献1]に記載のものなどがある。
実開平1−27265号公報
しかし、上述した[特許文献1]に記載のものなどは、端子接続時にはゴム製のカバーをずらしておき、端子接続後にカバーをねじ込むため、スタータ端子の周囲に補機類やダクト、ハーネスなどがあると、取り付け作業やメンテナンス作業は困難であった。従って、本発明の目的は、取り付け作業性及びメンテナンス性のよいスタータ端子保護カバーを実現することにある。
本発明のスタータ端子保護カバーは、車両原動機の始動に用いられるスタータに電力を供給する電力線の端部に取り付けられ、スタータの電力入力端子と電力線との接続部を保護するものであり、接続部を覆うケース部と、ケース部から電力線を導出させる筒部とを備え、ケース部が、その内部を開放するドアを有していることを特徴としている。
本発明のスタータ端子保護カバーによれば、保護カバーを所定位置に固定した後、ドアを開けてスタータの端子と電力線との接続作業を行う。通常時は、ドアを閉め、端子部分を確実に保護することができる。
以下、本発明のスタータ端子保護カバーの具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1及び図2に本実施形態のスタータ端子保護カバー(以下単に保護カバーと言う)1を示す。また、図3に、保護カバー1の取り付け状態を示す。図1〜図3では、電力線4が収納され、かつ、スライドドア3が開かれた状態が示されている。保護カバー1は、主として、カバー本体2及びスライドドア3とからなる。カバー本体2は、カバー上部2uとカバー下部2lとに二分割可能であり、電力線4を収納後にカバー上部2uとカバー下部2lとを嵌め合わせることで電力線4を内部に収納できる。
カバー上部2uとカバー下部2lは、爪部とこの爪部を係止する係止部とからなる係止機構2cによって嵌め合わされた状態が維持される。本実施形態の電力線4は、その先端にスタータ5のボルト状の入力端子5aに取り付けられる端子4aを備えている。端子4aには、スタータ5の入力端子5aを挿通させる挿通孔4bが穿孔されている。挿通孔4bに入力端子5aを挿通させた後に、入力端子5aにナット5bを取り付けることで、電力線4と入力端子5aとを接続する。
また、本実施形態の電力線4は、二股に構成されている。本実施形態の保護カバー1が取り付けられる車両は、二つのバッテリを搭載しており、分岐された電力線はそれぞれ別のバッテリの+端子に接続される。また、分岐された一方の電力線4は、更に分岐され、点火プラグへの電力供給線としても利用される。なお、保護カバー1から導出された電力線4の周囲には、保護チューブが取り付けられているため、保護カバー内の電力線4よりも線径が太くなっている。本実施形態の場合、電力線4の二股部分を保護カバー1で挟み込んでいるため、保護カバー1は電力線4の端部から外れてしまうことがない。
カバー本体2は、上述した端子4a部分を収納するケース部2aと、電力線4を導出させる一対の筒部2bとを備えている。ケース部2aは、方形の箱状に形成されており、一端(図1中の手前の面)は開口されている。また、図中上面にはスライドドア3が取り付けられている。端子4aは、開口部分に対して平行となるように曲げられており、この端子の後方には空間が確保されている。この空間は、端子4aをスタータ5の入力端子5aに取り付けるときに、ナットを回すトルクレンチを挿入するスペースとして確保されている。
筒部2bは、上述した開口部とは反対側の面に形成されている。それぞれの筒部2bの図中下方には、保護カバー1をエンジンマウント6のエンジン側に固定するためのステー取付部2dが形成されている。保護カバー1はエンジンマウント6のエンジン側に取り付けられ、スタータ5はエンジンに固定される。このため、スタータ5に対して保護カバー1の位置が固定される。保護カバー1を固定すると、スタータ5の入力端子5aは、開口端から保護カバー1のケース部2aの内部に位置する。
スライドドア3は、カバー本体2にスライド可能に取り付けられている。このため、スライドドア3は、三つのスライド用爪部3aを有し、カバー本体2は、各スライド用爪部3aに対応する三つのレール部2eを有している。また、スライドドア3の上述したカバー本体2開口端側の端縁には、スライドする際に利用するつまみ3bが形成されている。また、図4及び図5(図2におけるIV−IV線端面図)に示されるように、カバー本体2とスライドドア3との間には、突起2f及び溝3cとからなる保持機構が形成されている。保持機構は、スライドドア3を閉状態に保持し、端子4aと入力端子5aとの接続状態時にスライドドア3を閉状態に保持し、端子接続部分を確実に保護するための機構である。
上述したように、保持機構は、突起2f及び溝3cとからなる。突起2fは、カバー上部2uの上面に形成されており、スライドドア3を閉じたときに外部に露出し、スライドドア3の端縁を係止するような位置に配設されている。この突起2fの位置に対応させて、スライドドア3のスライド中に突起2fを収納する溝3cが、スライドドア3の裏面に、そのスライド方向に沿って形成されている。ただし、溝3cの後端は、スライドドア3の後端縁まで達していない。このため、スライドドア3を全閉にする際には、溝3cの後端側部分が突起2fを乗り越え、突起2fが露出したところでスライドドア3のスライド動が係止される。このようにして、保持機構が構築されている。
このように、カバー本体2及びスライドドア3との間に、スライドドア3を閉状態で保持する保持機構が形成されているため、端子4aと入力端子5aとの接続状態時にスライドドア3を閉状態に保持し、端子接続部分を確実に保護することができる。
本実施形態によれば、保護カバー1によって、大電流の流れるスタータ入力端子部分を確実に保護することができる。そして、その接続作業時やメンテナンス時には、開閉スペースを必要としないスライドドア3を開閉するだけで済むため、作業性がよい。特に、図3に示されるように、スタータの入力端子近傍に補機やダクト、ハーネス類が存在し、十分なスペースがとれないような場合に特に有効である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態の保護カバー1は、二股の電力線4の二股部分に取り付けられるものであったが、二股になっていない電力線の端子接続部分を保護するような形態であってもよい(筒部2bが一つの形態)。
1 スタータ端子保護カバー
2 カバー本体
2u カバー上部
2l カバー下部
2a ケース部
2b 筒部
2c 係止機構
2d ステー取付部
2e レール部
2f 突起(保持機構)
3 スライドドア
3a スライド用爪部
3b つまみ
3c 溝(保持機構)
4 電力線
4a 端子
4b 挿通孔
5 スタータ
5a 入力端子
5b ナット
6 エンジンマウント
2 カバー本体
2u カバー上部
2l カバー下部
2a ケース部
2b 筒部
2c 係止機構
2d ステー取付部
2e レール部
2f 突起(保持機構)
3 スライドドア
3a スライド用爪部
3b つまみ
3c 溝(保持機構)
4 電力線
4a 端子
4b 挿通孔
5 スタータ
5a 入力端子
5b ナット
6 エンジンマウント
Claims (3)
- 車両原動機の始動に用いられるスタータに電力を供給する電力線の端部に取り付けられ、前記スタータの電力入力端子と前記電力線との接続部を保護するスタータ端子保護カバーであって、
前記接続部を覆うケース部と、前記ケース部から前記電力線を導出させる筒部とを備えており、
前記ケース部が、その内部を開放するドアを有していることを特徴とするスタータ端子保護カバー。 - 前記ドアがスライドドアであることを特徴とする請求項1に記載のスタータ端子保護カバー。
- 前記カバー本体及び前記ドアとの間に、前記ドアを閉状態で保持する保持機構が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスタータ端子保護カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006072753A JP2007252104A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | スタータ端子保護カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006072753A JP2007252104A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | スタータ端子保護カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007252104A true JP2007252104A (ja) | 2007-09-27 |
Family
ID=38595827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006072753A Pending JP2007252104A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | スタータ端子保護カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007252104A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016216908A1 (de) | 2016-09-06 | 2018-03-08 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Abdichtgehäuse für einen Starter einer Verbrennungskraftmaschine sowie Befestigungsanordnung einer Leitung an einem solchen Starter |
-
2006
- 2006-03-16 JP JP2006072753A patent/JP2007252104A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016216908A1 (de) | 2016-09-06 | 2018-03-08 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Abdichtgehäuse für einen Starter einer Verbrennungskraftmaschine sowie Befestigungsanordnung einer Leitung an einem solchen Starter |
US11060495B2 (en) | 2016-09-06 | 2021-07-13 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Sealing enclosure for a starter of an internal combustion engine, and fastening arrangement of a lead on such a starter |
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