JP6221180B2 - ドア額縁の改修工法および改修構造 - Google Patents

ドア額縁の改修工法および改修構造 Download PDF

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Description

本発明は、ドア額縁の改修工法および改修構造に関する。
浴室ドアは、一般に、浴室側にドア本体が設けられ、ドア本体の浴室とは反対側にドア額縁が設けられた構造となっている。このような浴室ドアにおいて、ドア額縁を改修する場合に、額縁本体と浴室壁との隙間をつば部品で覆うものがある。額縁本体にはL字型の嵌合溝が形成されており、つば部材は屈曲形状をなす端部がこの嵌合溝に嵌合されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、アルミサッシュのフレームに固定される額縁材の露出面の寸法に基づいて断面コ字状をした被覆材を形成し、この被覆材を額縁材の露出面に取り付ける改装工法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−77673号公報 特開2011−144609号公報
特許文献1に記載の工法では、額縁本体のL字型の嵌合溝に、つば部材の屈曲形状をなす端部が嵌合されるようになっているため、つば部材が額縁本体の取り付け状況に影響を受けやすい。よって、寸法調整が面倒であり、施工コストが増大してしまう。また、額縁本体は、L字型の嵌合溝を形成する必要があることから、製造コストが増大してしまう。また、額縁本体と浴室壁との間に隙間があるため、額縁本体の固定の強度が十分ではない。これにより、額縁本体が斜めになり易く、額縁本体が斜めになると、額縁本体の嵌合溝に嵌合されたつば部材が変位して浴室壁との間に隙間を生じてしまう可能性がある。
特許文献2に記載の工法では、額縁材の露出面の寸法に基づいて断面コ字状をした被覆材を形成する必要があるため、やはり、コストが増大してしまう。
本発明は、コストを低減することができるドア額縁の改修工法および改修構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のドア額縁の改修工法は、浴室の出入口を仕切るドア本体の浴室とは反対側に設けられた枠状のドア額縁の改修工法であって、幅広枠板部と該幅広枠板部よりも幅が狭い幅狭枠板部とを有する断面L字状の交換用ドア額縁部材と、幅広カバー板部と該幅広カバー板部よりも幅が狭い幅狭カバー板部とを有する断面L字状のカバー部材と、を準備し、前記ドア本体の取付部と既存のドア額縁部材との連結を解除するとともに該既存のドア額縁部材をその枠外側に設けられた浴室とは反対側のボードおよび浴室側の下地材から切り離して除去する除去工程と、前記下地材の切り離し側に追加の下地材を施工する下地材補修工程と、前記交換用ドア額縁部材を、前記幅狭枠板部が前記幅広枠板部の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢とし、前記幅狭枠板部を前記ボードから浴室とは反対側に所定距離離間するように配置しつつ前記幅広枠板部を前記追加の下地材および前記取付部に取り付けるドア額縁部材取付工程と、前記カバー部材を、前記幅狭カバー板部が前記幅広カバー板部の枠内側の端部から浴室側に延出する姿勢とし、前記幅狭カバー板部を前記幅狭枠板部と前記追加の下地材との間に挿入し、前記幅広カバー板部を前記ボードの浴室とは反対側に取り付けるカバー部材取付工程と、を含むことを特徴とする。
これにより、ドア額縁部材取付工程にて、幅広枠板部が追加の下地材およびドア本体の取付部に取り付けられた状態の断面L字状の交換用ドア額縁部材は、幅狭枠板部を幅広枠板部の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出させて、ボードから浴室とは反対側に所定距離離間させている。この状態の幅狭枠板部と追加の下地材との間に、カバー部材取付工程にて、断面L字状のカバー部材の幅狭カバー板部を挿入し、幅広カバー板部をボードの浴室とは反対側に取り付ける。このようにカバー部材は、交換用ドア額縁部材の幅狭枠板部と追加の下地材との間に挿入されて幅広カバー板部においてボードに取り付けられることから、交換用ドア額縁部材の取り付け状況の影響を受けにくい。よって、施工が容易となり施工コストを低減することができる。また、交換用ドア額縁部材に嵌合溝を形成する必要がないため、交換用ドア額縁部材の製造コストを低減することができる。また、下地材補修工程にて下地材の切り離し側に追加の下地材を施工し、ドア額縁部材取付工程にて交換用ドア額縁部材の幅広枠板部を追加の下地材およびドア本体の取付部に取り付けるため、交換用ドア額縁部材の固定の強度が十分になって斜めになることを抑制できる。
また、本発明のドア額縁の改修構造は、浴室の出入口を仕切るドア本体の浴室とは反対側に設けられる枠状のドア額縁の改修構造であって、除去された既存のドア額縁部材から切り離されて残存する下地材およびボードと、前記残存する下地材の切り離し側に施工される追加の下地材と、幅広枠板部と該幅広枠板部よりも幅が狭い幅狭枠板部とを有する断面L字状の交換用ドア額縁部材と、幅広カバー板部と該幅広カバー板部よりも幅が狭い幅狭カバー板部とを有する断面L字状のカバー部材と、を有し、前記交換用ドア額縁部材は、前記幅狭枠板部が前記幅広枠板部の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢で、前記幅狭枠板部が前記ボードから浴室とは反対側に所定距離離間するように配置されて、前記幅広枠板部が前記追加の下地材および前記ドア本体の取付部に取り付けられており、前記カバー部材は、前記幅狭カバー板部が前記幅広カバー板部の枠内側の端部から浴室側に延出する姿勢で、前記幅狭カバー板部が前記幅狭枠板部と前記追加の下地材との間に挿入され、前記幅広カバー板部が前記ボードの浴室とは反対側に取り付けられていることを特徴とする。
これにより、幅広枠板部が追加の下地材およびドア本体の取付部に取り付けられた状態の断面L字状の交換用ドア額縁部材は、幅狭枠板部を幅広枠板部の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出させて、ボードから浴室とは反対側に所定距離離間させている。この状態の幅狭枠板部と追加の下地材との間に、断面L字状のカバー部材の幅狭カバー板部を挿入し、幅広カバー板部をボードの浴室とは反対側に取り付ける。このようにカバー部材は、交換用ドア額縁部材の幅狭枠板部と追加の下地材との間に挿入されて幅広カバー板部においてボードに取り付けられることから、交換用ドア額縁部材の取り付け状況の影響を受けにくい。よって、施工が容易となり施工コストを低減することができる。また、交換用ドア額縁部材に嵌合溝を形成する必要がないため、交換用ドア額縁部材の製造コストを低減することができる。また、交換用ドア額縁部材の幅広枠板部を追加の下地材および取付部に取り付けるため、交換用ドア額縁部材の固定の強度が十分になって斜めになることを抑制できる。
また、本発明のドア額縁の改修工法は、浴室の出入口を仕切るドア本体の浴室とは反対側に設けられた枠状のドア額縁の改修工法であって、第1幅広板部と該第1幅広板部よりも幅が狭い第1幅狭板部とを有する断面L字状の第1カバー部材と、第2幅広板部と該第2幅広板部よりも幅が狭い第2幅狭板部とを有する断面L字状の第2カバー部材と、を準備し、前記第1カバー部材を、前記第1幅狭板部が前記第1幅広板部の枠外側の端部から浴室側に延出する姿勢とし、前記第1幅広板部をドア額縁部材の浴室とは反対側の端面に取り付けて前記第1幅狭板部を前記端面よりも浴室側に設けられたボードに当接させる第1の取付工程と、前記第2カバー部材を、前記第2幅狭板部が前記第2幅広板部の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢とし、前記第2幅広板部を前記ドア額縁部材の枠内側に取り付け、前記第2幅狭板部を前記第1幅広板部の浴室とは反対側に取り付ける第2の取付工程と、を含むことを特徴とする。
これにより、第1の取付工程にて、第1カバー部材を、第1幅狭板部が第1幅広板部の枠外側の端部から浴室側に延出する姿勢として、第1幅広板部をドア額縁部材の浴室とは反対側の端面に取り付けて第1幅狭板部をボードに当接させる。次に、第2の取付工程にて、第2カバー部材を、第2幅狭板部が第2幅広板部の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢とし、第2幅広板部をドア額縁部材の枠内側に取り付け、第2幅狭板部を第1幅広カバー部の浴室とは反対側に取り付ける。このように、いずれも断面L字状の第1カバー部材および第2カバー部材を用いてドア額縁部材の露出部分を覆うため、コストを低減することができる。
また、本発明のドア額縁の改修構造は、浴室の出入口を仕切るドア本体の浴室とは反対側に設けられる枠状のドア額縁の改修構造であって、第1幅広板部と該第1幅広板部よりも幅が狭い第1幅狭板部とを有する断面L字状の第1カバー部材と、第2幅広板部と該第2幅広板部よりも幅が狭い第2幅狭板部とを有する断面L字状の第2カバー部材と、を備え、前記第1カバー部材は、前記第1幅狭板部が前記第1幅広板部の枠外側の端部から浴室側に延出する姿勢で、前記第1幅広板部がドア額縁部材の浴室とは反対側の端面に取り付けられ、前記第1幅狭板部が前記端面よりも浴室側に設けられたボードに当接しており、前記第2カバー部材は、前記第2幅狭板部が前記第2幅広板部の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢で、前記第2幅広板部が前記ドア額縁部材の枠内側に取り付けられ、前記第2幅狭板部が前記第1幅広板部の浴室とは反対側に取り付けられていることを特徴とする。
これにより、第1カバー部材は、その第1幅広板部がドア額縁部材の浴室とは反対側の端面に取り付けられて第1幅狭板部をボードに当接させている。第2カバー部材は、その第2幅広板部がドア額縁部材の枠内側に取り付けられて、第2幅狭板部が第1幅広カバー部の浴室とは反対側に取り付けられている。このように、いずれも断面L字状の第1カバー部材および第2カバー部材を用いてドア額縁部材の露出部分を覆うため、コストを低減することができる。
本発明によれば、コストを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係るドア額縁の改修工法および改修構造が適用されたドア額縁およびドア本体を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係るドア額縁の改修工法および改修構造に適用される交換用ドア額縁部材を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るドア額縁の改修工法および改修構造に適用されるカバー部材を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るドア額縁の改修工法の除去工程前の状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るドア額縁の改修工法の下地材補修工程後の状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るドア額縁の改修工法のドア額縁部材取付工程後の状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るドア額縁の改修工法のカバー部材取付工程の途中の状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るドア額縁の改修工法のカバー部材取付工程後の状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るドア額縁の改修工法の第1の取付工程後の状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るドア額縁の改修工法の第2の取付工程後の状態を示す断面図である。
本発明の第1実施形態に係るドア額縁の改修工法および改修構造について、図1〜図8を参照して説明する。
図1に示すように、ドア額縁11は枠状をなしており、内側に浴室の出入口10を形成する。ドア額縁11内の出入口10の浴室側には出入口10を仕切るドア本体12が設けられている。ドア額縁11は、鉛直方向に沿う一方の側部構造部15と、鉛直方向に沿う他方の側部構造部16と、水平方向に沿ってこれら側部構造部15および側部構造部16の上端部同士を繋ぐ上部構造部17とを有している。これら側部構造部15、側部構造部16および上部構造部17は、いずれも交換用ドア額縁部材21とカバー部材22とを備えている。
図2に示すように、交換用ドア額縁部材21は、幅広枠板部31と、この幅広枠板部31よりも幅が狭い幅狭枠板部32とを有し、これらが垂直に連結された形状をなしている。つまり、交換用ドア額縁部材21は、長さ方向に直交する断面がL字状となっている。幅広枠板部31は、互いに平行な面31Aおよび面31Bと、これらに直交する面31Cとを有しており、幅狭枠板部32は、互いに平行な面32Aおよび面32Bと、これらに直交する面32Cとを有している。面31Aと面32Aとは垂直に繋がっていて交換用ドア額縁部材21の内角を形成しており、面31Bと面32Bとは垂直に繋がっていて交換用ドア額縁部材21の外角を形成している。面31Cは、面32Aおよび面32Bと平行をなしており、面32Cは、面31Aおよび面31Bと平行をなしている。
幅狭枠板部32と、幅広枠板部31の厚さ方向における幅狭枠板部32とは反対側の部分とが合成樹脂製の一体成形された樹脂部33となっており、幅広枠板部31の厚さ方向における幅狭枠板部32側の部分は木製の木部34となっている。これら樹脂部33と木部34とが接着されて一体化されることにより交換用ドア額縁部材21を構成している。なお、樹脂部33を設けずに、交換用ドア額縁部材21の全体を合成樹脂製の一体成形品としても良い。
図3に示すように、カバー部材22は、幅広カバー板部41と、この幅広カバー板部41よりも幅が狭い幅狭カバー板部42とを有し、これらが垂直に連結されている。つまり、カバー部材22は、長さ方向に直交する断面がL字状となっている。幅広カバー板部41は、互いに平行な面41Aおよび面41Bと、これらに直交する面41Cとを有しており、幅狭カバー板部42は、互いに平行な面42Aおよび面42Bと、これらに直交する面42Cとを有している。面41Aと面42Aとは垂直に繋がっていてカバー部材22の内角を形成しており、面41Bと面42Bとは垂直に繋がっていてカバー部材22の外角を形成している。面41Cは、面42Aおよび面42Bと平行をなしており、面42Cは、面41Aおよび面41Bと平行をなしている。幅広カバー板部41の厚さ方向における幅狭カバー板部42側の面41Aには、カバー部材22の長さ方向に延びるVノッチ43が、幅広カバー板部41の幅方向に所定の間隔をあけて複数形成されている。幅狭カバー板部42の厚さ方向における幅広カバー板部41側の面42Aには、カバー部材22の長さ方向に延びるVノッチ44が、一カ所形成されている。
図1に示すドア本体12は、浴室の出入口10を開閉可能に仕切っており、ドア額縁11はドア本体12の浴室とは反対側に設けられて出入口10を形成している。出入口10の浴室とは反対側は、脱衣室R1側となっている。ここで、出入口10の通過方向における浴室側を単に浴室側(図4〜図10に示す矢印参照)と称し、出入口10の通過方向における浴室とは反対側を単に浴室とは反対側と称す。また、出入口10の通過方向に直交する方向において、枠状をなすドア額縁11の中心側を枠内側と称し、ドア額縁11の中心とは反対側を枠外側と称する(図4〜図10に示す矢印参照)。
第1実施形態のドア額縁の改修工法について説明する。この改修工法は、図1に示すドア額縁11の一方の側部構造部15と他方の側部構造部16と上部構造部17とのすべてに対して行われることになる。ここでは、図4〜図8を参照しつつ一方の側部構造部15への施工を例にとり説明する。施工にあたって、上記した交換用ドア額縁部材21およびカバー部材22を準備する。
改修前の既存のドア額縁の取付構造は、図4に示すように、ドア額縁を構成する木製の既存のドア額縁部材51が、その枠外側に設けられた浴室とは反対側のボード52と浴室側の下地材53とに取り付けられている。ボード52と下地材53とは接着されている。ドア額縁部材51は、枠外側の面51Aに下地材53が接着されており、ボード52は、ドア額縁部材51の面51Aから枠内方向に凹む凹部51Bに嵌合されて接着されている。また、既存のドア額縁部材51は、その浴室側の端部が、ドア本体12の座面12Aと、座面12Aよりも浴室とは反対側に延びる取付部55の枠外側の面55Aとに当接した状態で、取付部55にビス56によって連結されている。ここで、下地材53は例えば柱や桟であり、ボード52は、その本体となる石膏ボード58と石膏ボード58の浴室とは反対側に貼り付けられた化粧クロス59とからなっている。第1実施形態のドア額縁の改修工法は、例えば、塗装や表面が剥がれたり、傷がついたり、破損したり、腐朽した既存のドア額縁部材51を交換する場合に行われる。また、浴室内のユニットバスを交換する場合に一緒にドア額縁11を交換することがあり、このような場合にも、第1実施形態のドア額縁の改修工法を適用可能となっている。
改修時には、除去工程を行う。この除去工程では、ドア本体12の取付部55と既存のドア額縁部材51とを連結しているビス56を取り外し、取付部55と既存のドア額縁部材51との連結を解除する。また、これと前後して、既存のドア額縁部材51をその枠外側に設けられたボード52および下地材53から切り離す。具体的には、図4に二点鎖線Zで示すように、ボード52と下地材53とを、ボード52にドア額縁部材51と平行な切断面52Zを形成し、下地材53に切断面52Zと同一平面をなす切断面53Zを形成するように切断する。その際に、ドア額縁部材51の枠外側の面51Aから30mm程度離れた位置で切断する。そして、除去工程では、ドア額縁部材51をこれに接合された状態のボード52および下地材53の切断面52Zおよび切断面53Zよりもドア額縁部材51側の部分とともに除去する。
次に、図5に示すように、下地材補修工程を行う。この下地材補修工程では、残存する下地材53の切り離し側の切断面53Zに、追加の下地材61を接着剤やビスなどにより取り付ける。このとき、追加の下地材61の枠内側の面61Aとドア本体12の取付部55の枠外側の面55Aとの距離が、図2に示す交換用ドア額縁部材21の幅広枠板部31の厚さと同等になるようにする。また、図5に示すように、残存する下地材53の浴室とは反対側の面53Aと追加の下地材61の浴室とは反対側の面61Bとが同一平面をなすようにする。
次に、幅詰め工程を行う。この幅詰め工程では、図2に示す交換用ドア額縁部材21の幅広枠板部31の幅を詰める。つまり、後に実施されるドア額縁部材取付工程において、図6に示すように、交換用ドア額縁部材21を、幅狭枠板部32が幅広枠板部31の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢として、幅広枠板部31の面31Cをドア本体12の座面12Aに当接させたときに、幅狭枠板部32が残存するボード52から浴室とは反対側に所定距離離間するように、幅広枠板部31の幅を詰め、面31Cの位置を調整する。具体的には、幅広枠板部31の面31Cをドア本体12の座面12Aに当接させたときに、幅狭枠板部32の浴室側の面32Aと、ボード52の浴室とは反対側の面52Aとの距離が、図3に示すカバー部材22の幅広カバー板部41の厚さと同等になるように面31Cの位置を調整する。
次に、ドア額縁部材取付工程を行う。このドア額縁部材取付工程では、図6に示すように、交換用ドア額縁部材21を、幅狭枠板部32が幅広枠板部31の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢として幅広枠板部31を追加の下地材61およびドア本体12の取付部55に取り付ける。具体的には、追加の下地材61の枠内側の面61Aおよび交換用ドア額縁部材21の幅広枠板部31の枠外側の面31Aの少なくともいずれか一方に接着剤Sを塗布した状態で、これらを合わせつつ、幅広枠板部31の浴室側の面31Cをドア本体12の座面12Aに当接させる。すると、交換用ドア額縁部材21は、幅広枠板部31の枠内側の面31Bが取付部55の枠外側の面55Aに当接する。この状態で取付部55と幅広枠板部31とをビス65により連結する。また、これに加えて、追加の下地材61と交換用ドア額縁部材21の木部34とを、ボード52と交換用ドア額縁部材21との隙間を介して面61Bからねじ込まれるビス66により連結しても良い。
これにより、交換用ドア額縁部材21の面31Cとドア本体12の座面12Aとが当接し、交換用ドア額縁部材21の面31Bとドア本体12の取付部55の面55Aとが当接し、交換用ドア額縁部材21の面31Aと追加の下地材61の面61Aとが接合される。このように、交換用ドア額縁部材21をドア本体12および追加の下地材61に取り付けることで、交換用ドア額縁部材21の幅狭枠板部32の面32Aがボード52の面52Aから所定距離離間するように配置される。この所定距離は、上記した幅詰め工程での面31Cの位置調整により、図3に示すカバー部材22の幅広カバー板部41の厚さと同等の値になる。
次に、カバー部材取付工程を行う。このカバー部材取付工程では、図7に示すように、カバー部材22を、幅狭カバー板部42が幅広カバー板部41の枠内側の端部から浴室側に延出する姿勢とし、図8に示すように、幅狭カバー板部42を交換用ドア額縁部材21の幅狭枠板部32と追加の下地材61との間に挿入し、幅広カバー板部41をボード52の浴室とは反対側に取り付ける。ここで、ボード52の厚さは二種類あり、図7,図8に示すようにボード52の厚さが厚い場合には、幅狭カバー板部42をそのままとし、ボード52の厚さがこれよりも薄い場合には、幅狭カバー板部42をVノッチ44の位置でカッタ等により切断する。つまり、幅狭カバー板部42の幅は、幅広カバー板部41からの突出長さが、Vノッチ44で切断しない状態では、厚いボード52の厚さ(例えば12.5mm)と同等になり、Vノッチ44で切断すると、薄いボード52の厚さ(例えば9.5mm)と同等になる。また、幅狭カバー板部42を交換用ドア額縁部材21の幅広枠板部31に当接させた状態で、幅広カバー板部41がボード52に必要十分な幅で重なり合うように、幅広カバー板部41を必要により適宜のVノッチ43の位置でカッタ等により切断する。
上記のようにして、幅狭カバー板部42の幅および幅広カバー板部41の幅を必要により調整した状態のカバー部材22に対して、図7に示すように、幅狭カバー板部42の枠内側の面42Bに両面テープT1を貼り付け、幅広カバー板部41の浴室側の面41Aの枠外側に両面テープT2を貼り付ける。そして、幅狭カバー板部42に貼り付けられた両面テープT1については幅狭カバー板部42とは反対側の離けい紙を剥がしておき、幅広カバー板部41に貼り付けられた両面テープT2については幅広カバー板部41とは反対側の離けい紙を剥がさず、離けい紙の端部のみを両面テープT2の接着層よりも延出させた状態とする。
次に、図7に示すように、カバー部材22の幅広カバー板部41の面41Aをボード52の浴室とは反対側の面52Aに押し当てこの面52Aの案内でスライドさせながら幅狭カバー板部42を交換用ドア額縁部材21の幅狭枠板部32と追加の下地材61との間に挿入して、図8に示すように、幅狭カバー板部42に貼り付けられた両面テープT1を交換用ドア額縁部材21の幅広枠板部31の面31Aに押し付けて接着する。この挿入時に、幅広カバー板部41に貼り付けられた両面テープT2の図示略の離けい紙の端部を幅広カバー板部41とボード52との間から外に引き出しておく。そして、幅狭カバー板部42を両面テープT1で交換用ドア額縁部材21の幅広枠板部31に接着した状態で、幅広カバー板部41をボード52に対し若干浮かせながら、幅広カバー板部41に貼り付けられた両面テープT2の離けい紙の端部を引き、この離けい紙を剥がして、両面テープT2をボード52の面52Aに押し付けて接着する。これにより、幅広カバー板部41がボード52に接合される。
上記のカバー部材取付工程において、幅狭カバー板部42の両面テープT1をなくし、幅広カバー板部41のみを両面テープT2でボード52に接着しても良い。また、幅狭カバー板部42の両面テープT1にかえて、交換用ドア額縁部材21の幅広枠板部31の面31Aおよびカバー部材22の幅狭カバー板部42の面42Bうちの少なくとも一方に接着剤を塗布し、この接着剤で幅広枠板部31および幅狭カバー板部42を接着しても良い。また、幅広カバー板部41の両面テープT2にかえて、ボード52の面52Aおよびカバー部材22の幅広カバー板部41の面41Aうちの少なくとも一方に接着剤を塗布し、この接着剤でボード52および幅広カバー板部41を接着しても良い。さらには、幅広カバー板部41の両面テープT2に加えて、ボード52およびカバー部材22の幅広カバー板部41のうちの少なくとも一方に接着剤を塗布し、この接着剤と両面テープとでボード52および幅広カバー板部41を接着しても良い。この場合、接着剤を両面テープT2の接着位置よりも交換用ドア額縁部材21側に塗布すれば、両面テープT2により接着剤のはみ出しを規制できることになる。
ここで、図1に示すように、一方の側部構造部15を構成するカバー部材22と、上部構造部17を構成するカバー部材22との近接部分は、それぞれの端部に45°の傾斜縁部22Aを形成し、これらの傾斜縁部22Aおよび傾斜縁部22Aを当接させるようになっている。他方の側部構造部16を構成するカバー部材22と、上部構造部17を構成するカバー部材22との近接部分も、それぞれの端部に45°の傾斜縁部22Aを形成し、これらの傾斜縁部22Aおよび傾斜縁部22Aを当接させるようになっている。
以上のようにして形成された第1実施形態のドア額縁の改修構造は、除去された既存のドア額縁部材51から切り離されて残存する下地材53およびボード52と、残存する下地材53の切り離し側に施工される追加の下地材61と、交換用ドア額縁部材21と、カバー部材22と、を有している。そして、交換用ドア額縁部材21は、幅狭枠板部32が幅広枠板部31の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢で、幅狭枠板部32がボード52から浴室とは反対側に所定距離離間するように配置されて、幅広枠板部31が追加の下地材61およびドア本体12の取付部55に取り付けられている。また、カバー部材22は、幅狭カバー板部42が幅広カバー板部41の枠内側の端部から浴室側に延出する姿勢で、幅狭カバー板部42が幅狭枠板部32と追加の下地材61との間に挿入され、幅広カバー板部41がボード52の浴室とは反対側に取り付けられている。
以上に述べた第1実施形態によれば、ドア額縁部材取付工程にて、幅広枠板部31が追加の下地材61および取付部55に取り付けられた状態の断面L字状の交換用ドア額縁部材21は、幅狭枠板部32を幅広枠板部31の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出させて、ボード52から浴室とは反対側に所定距離離間させている。この状態の幅狭枠板部32と追加の下地材61との間に、カバー部材取付工程にて、断面L字状のカバー部材22の幅狭カバー板部42を挿入し、幅広カバー板部41をボード52の浴室とは反対側に取り付ける。
このようにカバー部材22は、交換用ドア額縁部材21の幅狭枠板部32と追加の下地材61との間に挿入されて幅広カバー板部41においてボード52に取り付けられることから、交換用ドア額縁部材21の取り付け状況の影響を受けにくい。よって、施工が容易となり施工コストを低減することができる。また、交換用ドア額縁部材21に嵌合溝を形成する必要がないため、交換用ドア額縁部材21の製造コストを低減することができる。また、下地材補修工程にて下地材53の切り離し側に追加の下地材61を施工し、ドア額縁部材取付工程にて交換用ドア額縁部材21の幅広枠板部31を追加の下地材61およびドア本体12の取付部55に取り付けるため、交換用ドア額縁部材21の固定の強度が十分になって斜めになることを抑制できる。
本発明の第2実施形態について、第1実施形態との相違部分を中心に主に図3,図4,図9,図10を参照して説明する。
第2実施形態では、第1実施形態と同様のカバー部材22が二つ用いられる。各構成を区別するため、一方のカバー部材22の各構成には符号に「a」を、他方のカバー部材22の各構成には符号に「b」を付す。
第2実施形態のドア額縁の改修工法について説明する。
第1実施形態と同様、改修前の既存のドア額縁の取付構造は、図4に示すように、木製の既存のドア額縁部材51がその枠外側に設けられた浴室とは反対側のボード52および浴室側の下地材53に取り付けられている。第2実施形態のドア額縁の改修工法は、例えば、塗装が剥がれたり、軽度の傷がついたり、軽度に破損したりした既存のドア額縁部材51を改修する場合に行われる。改修工法の施工にあたって、カバー部材22a(第1カバー部材)およびカバー部材22b(第2カバー部材)を準備する。
まず、第1の幅詰め工程を行う。つまり、図9に示すカバー部材22aについて、幅狭カバー板部42a(第1幅狭板部)の幅広カバー板部41a(第1幅広板部)から突出する部分の幅方向の長さが、ドア額縁部材51の浴室とは反対側の端面51Cとこの端面51Cよりも浴室側に設けられたボード52の面52Aとの距離と同等になるように幅狭カバー板部42aを適宜の位置で切断して幅寸法を詰める。
また、第2の幅詰め工程を行う。つまり、図10に示すカバー部材22bについて、幅広カバー板部41b(第2幅広板部)の幅狭カバー板部42b(第2幅狭板部)から突出する部分の幅方向の長さが、取付部55の浴室とは反対側の面55Bとドア額縁部材51の浴室とは反対側の端面51Cとの距離とカバー部材22aの幅広カバー板部41aの厚さとを加算した値と同等になるように幅広カバー板部41bを適宜の位置で切断して幅寸法を詰める。第1の幅詰め工程と第2の幅詰め工程とは順序を入れ替えても良い。
次に、第1の取付工程を行う。この第1の取付工程では、図9に示すように、カバー部材22aを、幅狭カバー板部42aが、幅広カバー板部41aの枠外側の端部から浴室側に延出する姿勢として、幅広カバー板部41aをドア額縁部材51の浴室とは反対側の端面51Cに取り付ける。これにより、幅狭カバー板部42aをボード52に当接させる。具体的には、幅広カバー板部41aの面41Aaとドア額縁部材51の端面51Cとのうちの少なくとも一方に接着剤を塗布し、幅広カバー板部41aの枠内側の面41Caがドア額縁部材51の枠内側の面51Dと同一平面になるように位置を合わせて幅広カバー板部41aの面41Aaとドア額縁部材51の端面51Cとを接着する。この状態では、上記した幅詰めが行われていることから、カバー部材22aの幅狭カバー板部42aの浴室側の面42Caがボード52の浴室とは反対側の面52Aに当接する。このとき、幅狭カバー板部42aとボード52とを接着剤により接着しても良い。
なお、第1の幅詰め工程において、カバー部材22aの幅広カバー板部41aについても、幅広カバー板部41aの枠内側の面41Caがドア額縁部材51の枠内側の面51Dと同一平面になるように位置を合わせたときに、幅狭カバー板部42aの面42Aaがドア額縁部材51の面51Aに当接しあるいは近接するように幅を詰めておいても良い。また、第1の幅詰め工程の後、第1の取付工程を行い、その後、第2の幅詰め工程を行っても良い。
次に、第2の取付工程を行う。この第2の取付工程では、図10に示すように、カバー部材22bを、幅狭カバー板部42bが幅広カバー板部41bの浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢とし、幅広カバー板部41bをドア額縁部材51の枠内側の面51Dに取り付け、幅狭カバー板部42bをカバー部材22aの幅広カバー板部41aの浴室とは反対側の面41Baに取り付ける。具体的には、幅広カバー板部41bの枠外側の面41Abとドア額縁部材51の面51Dとのうちの少なくとも一方に接着剤を塗布し、幅狭カバー板部42bの浴室側の面42Abと幅広カバー板部41aの面41Baとのうちの少なくとも一方に接着剤を塗布して、幅広カバー板部41bの面41Abとドア額縁部材51の面51Dとを接着し、幅狭カバー板部42bの面42Abと幅広カバー板部41aの面41Baとを接着する。
この状態では、上記した幅詰めが行われていることから、カバー部材22bの幅広カバー板部41bの浴室側の面41Cbが、取付部55の浴室とは反対側の面55Bに当接する。なお、第1,第2の取付工程において、適宜の接着を、接着剤を用いるのではなく両面テープを用いて行っても良い。
第2の取付工程後は、カバー部材22bの幅広カバー板部41bの枠内側の面41Bbと、幅狭カバー板部42bの浴室とは反対側の面42Bbと、幅狭カバー板部42bの枠外側の面42Cbと、カバー部材22aの幅広カバー板部41aの浴室とは反対側の面41Baと幅狭カバー板部42aの枠外側の面42Baとが露出する。
以上のようにして形成された第2実施形態のドア額縁の改修構造は、カバー部材22aが、幅狭カバー板部42aが幅広カバー板部41aの枠外側の端部から浴室側に延出する姿勢で、幅広カバー板部41aがドア額縁部材51の浴室とは反対側の端面51Cに取り付けられ、幅狭カバー板部42aが端面51Cよりも浴室側に設けられたボード52の面52Aに当接しており、カバー部材22bは、幅狭カバー板部42bが幅広カバー板部41bの浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢で、幅広カバー板部41bがドア額縁部材51の枠内側の面51Dに取り付けられ、幅狭カバー板部42bがカバー部材22aの幅広カバー板部41aの浴室とは反対側の面41Baに取り付けられている。
以上に述べた第2実施形態によれば、第1の取付工程にて、カバー部材22aを、幅狭カバー板部42aが幅広カバー板部41aの枠外側の端部から浴室側に延出する姿勢として、幅広カバー板部41aをドア額縁部材51の浴室とは反対側の端面51Cに取り付けて幅狭カバー板部42aをボード52に当接させる。次に、第2の取付工程にて、カバー部材22bを、幅狭カバー板部42bが幅広カバー板部41bの浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢とし、幅広カバー板部41bをドア額縁部材51の枠内側の面51Dに取り付け、幅狭カバー板部42bを幅広カバー板部41aの浴室とは反対側に取り付ける。このように、いずれも断面L字状のカバー部材22aおよびカバー部材22bを用いてドア額縁部材51の露出部分を覆うため、コストを低減することができる。また、塗装し直す場合のように手間のかかる養生やマスキングが不要であるため、施工が容易で施工コストを低減することができる。また、カバー部材22aおよびカバー部材22bは共通部品であるため、さらにコストを低減することができる。また、第1実施形態のカバー部材22と、第2実施形態のカバー部材22aおよびカバー部材22bも共通部品であるため、第1実施形態の工法および構造を採用する場合と、第2実施形態の工法および構造を採用する場合とで、部品を共通化できることになり、さらにコストを低減することができる。
10 出入口
11 ドア額縁
12 ドア本体
21 交換用ドア額縁部材
22 カバー部材
22a カバー部材(第1カバー部材)
22b カバー部材(第2カバー部材)
31 幅広枠板部
32 幅狭枠板部
41 幅広カバー板部
41a 幅広カバー板部(第1幅広板部)
41b 幅広カバー板部(第2幅広板部)
42 幅狭カバー板部
42a 幅狭カバー板部(第1幅狭板部)
42b 幅狭カバー板部(第2幅狭板部)
51 既存のドア額縁部材
51C 端面
52 ボード
53 下地材
55 取付部
61 追加の下地材

Claims (2)

  1. 浴室の出入口を仕切るドア本体の浴室とは反対側に設けられた枠状のドア額縁の改修工法であって、
    幅広枠板部と該幅広枠板部よりも幅が狭い幅狭枠板部とを有する断面L字状の交換用ドア額縁部材と、
    幅広カバー板部と該幅広カバー板部よりも幅が狭い幅狭カバー板部とを有する断面L字状のカバー部材と、を準備し、
    前記ドア本体の取付部と既存のドア額縁部材との連結を解除するとともに該既存のドア額縁部材をその枠外側に設けられた浴室とは反対側のボードおよび浴室側の下地材から切り離して除去する除去工程と、
    前記下地材の切り離し側に追加の下地材を施工する下地材補修工程と、
    前記交換用ドア額縁部材を、前記幅狭枠板部が前記幅広枠板部の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢とし、前記幅狭枠板部を前記ボードから浴室とは反対側に所定距離離間するように配置しつつ前記幅広枠板部を前記追加の下地材および前記取付部に取り付けるドア額縁部材取付工程と、
    前記カバー部材を、前記幅狭カバー板部が前記幅広カバー板部の枠内側の端部から浴室側に延出する姿勢とし、前記幅狭カバー板部を前記幅狭枠板部と前記追加の下地材との間に挿入し、前記幅広カバー板部を前記ボードの浴室とは反対側に取り付けるカバー部材取付工程と、
    を含むことを特徴とするドア額縁の改修工法。
  2. 浴室の出入口を仕切るドア本体の浴室とは反対側に設けられる枠状のドア額縁の改修構造であって、
    除去された既存のドア額縁部材から切り離されて残存する下地材およびボードと、
    前記残存する下地材の切り離し側に施工される追加の下地材と、
    幅広枠板部と該幅広枠板部よりも幅が狭い幅狭枠板部とを有する断面L字状の交換用ドア額縁部材と、
    幅広カバー板部と該幅広カバー板部よりも幅が狭い幅狭カバー板部とを有する断面L字状のカバー部材と、を有し、
    前記交換用ドア額縁部材は、前記幅狭枠板部が前記幅広枠板部の浴室とは反対側の端部から枠外側に延出する姿勢で、前記幅狭枠板部が前記ボードから浴室とは反対側に所定距離離間するように配置されて、前記幅広枠板部が前記追加の下地材および前記ドア本体の取付部に取り付けられており、
    前記カバー部材は、前記幅狭カバー板部が前記幅広カバー板部の枠内側の端部から浴室側に延出する姿勢で、前記幅狭カバー板部が前記幅狭枠板部と前記追加の下地材との間に挿入され、前記幅広カバー板部が前記ボードの浴室とは反対側に取り付けられていることを特徴とするドア額縁の改修構造。
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