JP6385072B2 - ドア開口枠構造 - Google Patents

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本発明は、ドアを開閉自在に取り付けるドア開口枠構造に関し、特に、床面から天井面までの高さを有するドア用の開口枠構造に関する。
建物の室内用ドアなどにおいて、床面から天井面までの高さを有するドアを設置することが要求される場合がある。この場合のドア開口枠構造には、一般に、左右壁面に取り付けられる左右縦枠と、左右縦枠間において天井面に取り付けられる上枠とからなる三方枠の開口枠が用いられている(なお、さらに床面に設けた下枠を有する四方枠が用いられることもあるが、バリアフリーへの要求から現在では三方枠が用いられることが多いので、ここでは三方枠として説明する)。そして、左右縦枠と上枠の各閉じ側(背面側)の内面には戸当たり溝が形成され、これらの戸当たり溝に戸当たりが取り付けられる。
特開2009−019468号公報
このようなドア開口枠を開口部に設置するに当たり、左右縦枠と上枠とをあらかじめ枠組みした後に開口部に取り付ける施工方法を採用する場合、開口部の内面および天井面との間に隙間がないので、施工が容易ではなかった。
また、左右縦枠を開口部の左右内面に各々取り付けた後に上枠を天井面に取り付ける施工方法を採用する場合、左右の縦枠が前後方向にずれないように取り付けなければならないだけでなく、左右縦枠の戸当たり溝と上枠の戸当たり溝の位置を一致させなければならず、これも施工手間がかかるものであった。
さらには、上枠が見えてしまうのですっきりした外観を得ることができないという意匠的な問題もあった。
下記特許文献1に開示されたドア開口枠構造では、上枠が左右縦枠の背面側に隠れるように取り付けられているので、ドアを閉めたときには正面側から上枠が見えずにすっきりした外観が得られるという効果を発揮する。しかしながら、左右縦枠と上枠とからなる三方枠としてドア開口枠が形成される点においては、既述のドア開口枠と同様であるから、上述した施工上の問題は何ら解決されていない。
上枠を省いて左右縦枠のみで開口枠を形成することも考えられるが、このようにするとドアを閉めた状態であってもドアと天井面との間のわずかな隙間から明かりが漏れてしまい、実用的ではない。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、床面から天井面までの高さを有するドアの開口枠について、意匠的に良好な外観を与えると共に容易に施工可能である新規な構造を提供することである。
この課題を解決するため、請求項1に係る本発明は、床面から天井面までの高さを有するドアの開口枠構造であって、床面から天井面までの高さ寸法を有する左右縦枠と、ドアを閉めたときにドアの閉じ側の上端部に略当接する位置において天井面に直接取り付けられて左右縦枠間に連続して延長する天井用戸当たりと、ドアを閉めたときにドアの閉じ側の左右端部に略当接する位置において左右縦枠内面に取り付けられる縦枠用戸当たりとを有してなり、前記天井用戸当たりは、天井面に取り付けられるベース部材と、このベース部材に着脱可能に嵌合される天井戸当たり部材とからなり、前記縦枠用戸当たりは、左右縦枠の各内面に形成した戸当たり溝に嵌入して取り付けられる縦枠戸当たり部材からなり、天井戸当たり部材と縦枠戸当たり部材は同一構成で兼用可能であることを特徴とする。
請求項1に係る本発明によれば、開口枠に上枠を用いないので左右縦枠のみを開口部の左右内面に取り付け、また、天井用戸当たりは左右縦枠の位置に対して厳密な精度を要求されることなく天井面に取り付けることができるので、施工が容易であり、熟練した大工でなくても手間を要せずに施工することができる効果がある。
また、意匠性の面においても、上枠がなく、ドアを閉めた状態では天井用戸当たりもドアの背面側に隠れて見えず、さらに、ドアの内外(部屋同士または部屋と廊下)において天井面が連続しているかのような外観を得ることができる。また、天井戸当たりが設けられることにより、ドアを閉めたときの明かり漏れを防止することができる。
さらに、天井用戸当たりと縦枠用戸当たりとでドアを閉めたときの戸当たり作用を十分に発揮することができる効果がある。また、天井用戸当たりと縦枠用戸当たりとで厳密な位置合わせを要求されないので、施工が容易である。
さらに、天井用戸当たりを構成する天井戸当たり部材と縦枠用戸当たりを構成する縦枠戸当たり部材とが同一構成で兼用可能であるため、ドア開口枠構造の全体コストを抑え、施工もより容易化させることができる効果がある。
本発明の一実施形態によるドア開口枠構造(ドアを閉めた状態)を開き側から見た正面図(a)および閉じ側から見た正面図(b)である。 図1(a)中II−II線による断面図である。 図1(a)中III−III線による断面図である。 図3中IV部拡大断面図である。
図1は本発明の一実施形態によるドア開口枠構造10をドア11が完全に閉じられた状態で示し、同図(a)は開き側から見た正面図、(b)は閉じ側から見た正面図である。図2は図1(a)中II−II線による断面図、図3は図1(a)中III−III線による断面図、図4は図3中IV部拡大断面図である。
このドア開口枠構造10は、たとえば部屋と廊下とを隔てる壁12に形成される開口部13にドア11を開閉自在に設置するために用いられ、この場合、内開きであれば部屋側が開き側(図1(a))、廊下側が閉じ側(図1(b))となり、外開きであれば廊下側が開き側(図1(a))、部屋側が閉じ側(図1(b))となる。また、このようなドア開口枠構造10を部屋同士の間の壁12に形成される開口部13にドア11を開閉自在に設置するために用いても良い。ドア11の表裏面の適所にはドア開閉操作用の把手14,15が取り付けられている。
このドア開口枠構造10は、床面16から天井面17までの高さを有するドア11を設置するためのものであり、したがって開口部13は左右の壁面12,12間の幅寸法および床面16から天井面17までの高さ寸法を有する。そして、この開口部13に設置される開口枠は、床面16から天井面17までの高さ寸法を有する左右縦枠18,19が開口部13の左右内面に各々取り付けられることによって形成され、上枠を有しない構成である。縦枠18,19の各内面には一対の戸当たり溝20,21がその高さ方向略全長に亘って形成され、この各一対の戸当たり溝20,21に縦枠用戸当たり22,23が取り付けられている。縦枠用戸当たり22,23の詳細構成は後述する。
天井面17には、左右縦枠18,19間において天井用戸当たり24が取り付けられている。この実施形態において、天井用戸当たり24は、ドア11を閉めたときにドア11の廊下側の上端部に略当接する位置(図2参照)に取り付けられている。したがって、ドア11を閉めると、部屋側からはドア11の上端部の背後に隠れて見えなくなる(図1(a)参照)。廊下側からは天井用戸当たり24が常に見えている(図1(b)参照)。
特に図3および図4を参照して、天井用戸当たり24は、略コ字形の断面形状を有するベース部材25と、このベース部材25に着脱可能に嵌合される天井戸当たり部材26の2部材で構成されている。天井用戸当たり24を天井面17に取り付けるには、ベース部材25の底面に長さ方向(左右縦枠18,19間の幅方向)に適当間隔で複数形成されているネジ穴(符号なし)にネジ28を通してベース部材25を天井板29および天井下地材30に固定し、次いで、この固定されたベース部材25に対して下方から天井戸当たり部材26を嵌合させることによりベース部材25と一体化させれば良い。
天井戸当たり部材26は、一対の脚部26aと、これら脚部26a,26aを接続する略コ字形断面形状の基端部26bとから一体に形成され、基端部26bの戸当たり側の側面にはクッション片27が設けられている。各脚部26aはベース部材25に着脱可能に嵌合される内寸を有し、基端部26bはベース部材26と略同一の外寸を有する。各脚部26aは、ベース部材25に嵌合された状態から引き抜こうとする力が加えられても容易には離脱しないように、矢じり状の凹凸26cが側面に形成されている。
天井戸当たり部材26は、縦枠18,19の内面に取り付けられる縦枠用戸当たり22,23と同一構成である。すなわち、一対の脚部26a,26aは、縦枠18,19の内面に形成された一対の戸当たり溝20,21に嵌入可能な間隔および形状を有するように形成される。このようにすることで天井戸当たり部材26と縦枠用戸当たり22,23とを同一構成の戸当たり部材で兼用させることができ、コストを低減させる。また、天井用戸当たり24と縦枠用戸当たり22,23との間に外観上の統一性を持たせることができるので、違和感のない意匠性を与える。
このドア開口枠構造10の施工は次のようにして行うことができる。まず、開口部13の左右内面に左右縦枠18,19をネジや接着剤など(いずれも図示せず)で固定する。縦枠18,19の片側面にはあらかじめ戸当たり溝20,21が形成されており、この戸当たり溝20,21が内面側となるようにして左右縦枠18,19が取り付けられる。左右縦枠18,19を開口部13内面に固定するに際しては、左右縦枠18,19が開口部13の前後方向にずれないように位置決めして固定する必要があるが、従来技術において既述したような上枠との取り合いは不要であるから、それほど厳密な位置精度は要求されず、施工は容易である。
次いで、上記のようにして固定された左右縦枠18,19間に天井用戸当たり24のベース部材25を天井面17に直接ネジ28で固定する。この固定方法は図3および図4を参照して既述した通りである。ベース部材25は、既に開口部13内面に固定されている左右縦枠18,19の各内面に取り付けられる縦枠用戸当たり22,23に略合致する前後方向位置に取り付けられるので、先に縦枠用戸当たり22,23を取り付けておくと、それに合わせてベース部材25を位置決めすることができ、位置決めおよび施工が容易になる。このようにしてベース部材25を天井面17に直付けした後、その開口部に天井戸当たり部材26を嵌着させて、天井用戸当たり24の施工が完了する。
縦枠用戸当たり22,23が取り付けられていない場合はその後に縦枠用戸当たり22,23を取り付けて、ドア用開口枠構造10の施工が完了する。
上記説明から理解できるように、このドア用開口枠構造10の施工に際しては左右縦枠18,19同士およびこれらと天井用戸当たり24(天井戸当たり部材26)の位置決め精度がそれほど高く要求されないので、熟練した大工でなくても容易に施工することができる。
また、施工状態においてドア11を閉めたとき(図1)に、天井用戸当たり24がドア11の閉じ側(この実施形態では廊下側)に隠れて見えなくなるので、すっきりした外観を与えることができる。さらに、ドア11が閉まっている状態で部屋側から見ると、床面16はもちろん天井面17もドア11の内外に連続しているかのような印象を与えることができるので、統一感・一体感のある外観を与えることができる。
また、ドア11の上端と天井面17との間に若干の隙間が開いていても、この隙間は天井用戸当たり24で隠されるので、ドア11を閉めた状態での明かり漏れを防止することができる。
また、既述したように天井用戸当たり24の天井戸当たり部材26は縦枠用戸当たり22,23と同一構成で兼用可能であるので、天井戸当たり部材26の専用部材としてはベース部材25だけを用意すれば良く、全体のコストを低減させることができると共に、これら戸当たりの施工も容易になり、戸当たり同士に統一性・一体性を与えて意匠性を高めることができる。
10 ドア開口枠構造 11 ドア 12 壁 13 開口部 14,15 把手 16 床面 17 天井面 18,19 縦枠 20,21 戸当たり溝 22,23 縦枠用戸当たり(縦枠戸当たり部材) 24 天井用戸当たり 25 ベース部材 26 天井戸当たり部材 26a 脚部 26b 基端部 26c 凹凸 27 クッション材 28 ネジ 29 天井板 30 天井下地材

Claims (1)

  1. 床面から天井面までの高さを有するドアの開口枠構造であって、床面から天井面までの高さ寸法を有する左右縦枠と、ドアを閉めたときにドアの閉じ側の上端部に略当接する位置において天井面に直接取り付けられて左右縦枠間に連続して延長する天井用戸当たりと、ドアを閉めたときにドアの閉じ側の左右端部に略当接する位置において左右縦枠内面に取り付けられる縦枠用戸当たりとを有してなり、前記天井用戸当たりは、天井面に取り付けられるベース部材と、このベース部材に着脱可能に嵌合される天井戸当たり部材とからなり、前記縦枠用戸当たりは、左右縦枠の各内面に形成した戸当たり溝に嵌入して取り付けられる縦枠戸当たり部材からなり、天井戸当たり部材と縦枠戸当たり部材は同一構成で兼用可能であることを特徴とするドア開口枠構造。
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