JP6220358B2 - 車両用操作システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用操作システムに関する。
車両用操作システムとは、車両に搭載されている車載装置を操作者が操作するためのものである。例えば、この車両用操作システムとしては、ステアリングコラムに設けたレバー操作部と、このレバー操作部の先端に設けた手又は指の動きの検出部と、を備えることで、操作者がステアリングホイールから手を離すことなく操作できるように構成されたものが知られている(例えば下記の特許文献1)。特許文献1の技術において、検出部は、レバー操作部の先端に設けられている。この検出部が接触操作を検出可能なものである場合、検出部は、操作者による接触操作を検出すると車載装置を作動させる。また、レバー操作部は、レバー本体に回転操作部(ノブ)が配設されており、この回転操作部をレバー本体の軸線回りに回転させる操作が行えるようになっている。
特開2014−144693号公報
しかしながら、回転操作部をレバー本体の軸線回りに回転させる際に、操作者が意図していないにも関わらず、操作者の手指がレバー操作部の先端に設けられた検出部に触れてしまうおそれがある。この場合、検出部が接触操作として検出してしまうと、検出部は、操作者の意図に反して車載装置を作動させてしまう。このように、車両用操作システムにおいては、操作者の意図せぬ車載装置の動作の回避という点で改善の余地がある。
そこで、本発明は、車載装置の誤作動の回避が可能な車両用操作システムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、ステアリングコラムから突出させ且つ延在させた長手部材と、前記長手部材の延在方向の先端部に配設され、車載装置が有する作動形態に割り当てられた接触操作を操作形態として検出する動作検出部と、前記長手部材において前記動作検出部と異なる位置でかつ前記動作検出部よりも前記ステアリングコラム側に配設され、前記長手部材の周方向を覆って前記長手部材の軸線回りに回転自在に配設された回転部材を有し、前記車載装置が有する作動形態に割り当てられた前記回転部材における回転操作を回転操作形態として検出する回転動作検出部と、前記動作検出部によって検出された前記操作形態及び前記回転動作検出部によって検出された前記回転操作形態に基づいて前記車載装置を制御する制御部と、を備え、前記動作検出部は、前記操作形態を検出する接触操作検出領域と、前記接触操作検出領域よりも前記延在方向に突設し、前記操作形態を検出しない不検出領域と、を有する、ことを特徴としている。
また、前記動作検出部は、一端が閉塞された円筒状に成形され、前記長手部材の円筒状の主体部分における先端の開口を塞ぐように配置される接触操作部材を有し、前記接触操作部材は、操作者が触れることのできる露出部分に形成された円形の閉塞面であって、ステアリングホイールの車幅方向における左端部若しくは左端部の近傍又は右端部若しくは右端部の近傍に配置される操作接触領域を有する、ことが好ましい。
また、前記動作検出部は、前記接触操作検出領域に接触している物体及び当該物体の移動方向の検出が可能な接触式センサを有し、前記接触式センサによって前記接触操作を前記操作形態として検出する、ことが望ましい。
また、前記接触操作検出領域としては、それぞれ面状に形成された第1接触操作検出領域と第2接触操作検出領域と第3接触操作検出領域とを備え、前記第1接触操作検出領域は、一対の前記不検出領域の間に挟まれて配設され、前記第2接触操作検出領域は、一方の前記不検出領域に対して前記第1接触操作検出領域と反対側に配設され、前記第3接触操作検出領域は、他方の前記不検出領域に対して前記第1接触操作検出領域と反対側に配設され、前記第2接触操作検出領域及び前記第3接触操作検出領域は、前記第1接触操作検出領域から離れる方向に向かって、前記ステアリングコラムに近づくように傾斜されている、ことが望ましい。
また、前記動作検出部は、前記延在方向の先端部において外部に露出した前記接触操作検出領域を有し、前記接触操作検出領域に対する前記接触操作によって前記操作方向へ可動する可動体を備え、前記可動体の動作を前記操作形態として検出する、ことが望ましい。
また、前記ステアリングコラムにおける車幅方向の左端と右端の内の少なくとも一方に、前記長手部材と前記動作検出部との組み合わせを少なくとも1組設ける、ことが望ましい。
また、前記長手部材を有するレバー操作部、及び、前記長手部材の前記ステアリングコラム側の端部を支点にした傾倒動作の傾倒方向を検出するレバー操作検出部を設け、前記長手部材の操作方向としての前記傾倒動作の傾倒方向に割り当てられた前記車載装置又は前記車載装置とは別の車載装置を操作する主操作装置と、前記動作検出部を有する副操作装置と、を備える、ことが望ましい。
また、前記ステアリングコラムにおける車幅方向の左端と右端の内の少なくとも一方に、前記主操作装置と前記副操作装置の組み合わせを少なくとも1組設ける、ことが望ましい。
本発明に係る車両用操作システムは、車載装置の誤作動の回避が可能である、という効果を奏する。
図1は、実施形態の車両用操作システムを示す概略図である。 図2は、車両用操作システムの概略構成を示すブロック図である。 図3は、車両用操作システムの主操作装置及び副操作装置を示す概略図である。 図4は、車両用操作システムの主操作装置及び副操作装置を示す斜視図である。 図5は、車両用操作システムの主操作装置及び副操作装置を示す斜視図である。 図6は、車両用操作システムの主操作装置及び副操作装置を示す正面図である。 図7は、変形例の車両用操作システムの主操作装置及び副操作装置を示す斜視図である。
以下に、本発明に係る車両用操作システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る車両用操作システムの実施形態の1つを図1から図6に基づいて説明する。
本実施形態の車両用操作システムとは、操作者(運転者)がステアリングホイールから手を離さずとも、車両に搭載されている車載装置の操作が行えるように構成されたものである。図1及び図2の符号1は、かかる構成の車両用操作システムを示す。
本実施形態の車両用操作システム1は、車室内のステアリングコラム101{つまりステアリングホイール102の裏側(ステアリングホイール102に対して車両前側)}に配置される。車両用操作システム1は、車載装置200を操作するための主操作装置10及び副操作装置20と、制御装置(制御部)30と、副操作装置40と、を備える。この車両用操作システム1においては、ステアリングコラム101における車幅方向の左端と右端の内の少なくとも一方に、その主操作装置10と副操作装置20と副操作装置40の組み合わせを少なくとも1組設ける。図1及び図2の例示では、ステアリングコラム101の左端に主操作装置10Lと副操作装置20Lと副操作装置40Lの組み合わせを1組設け、ステアリングコラム101の右端に主操作装置10Rと副操作装置20Rと副操作装置40Rの組み合わせを1組設けている。
ここで、車載装置200とは、操作者による車両用操作システム1の操作に伴い作動する機能(作動形態)を少なくとも1つ有するもののことである。例えば、この車載装置200としては、車両の灯火機器(前照灯や尾灯)、方向指示器及びワイパーなどが該当する。また、車室内に搭載されているものの場合には、オーディオ類やラジオ等の音響機器、空気調和機(いわゆるエアーコンディショナー)などが車載装置200に該当する。また、この車載装置200としては、車両そのものに搭載されているものではないが、車室内への持ち込みによって車両に搭載されることになった機器(例えば携帯電話や携帯音楽プレーヤーなど)についても該当する。
以下においては、特に言及しない限り、ステアリングホイール102の回転軸に沿う方向を軸線方向といい、その回転軸回りの方向を周方向という。また、その回転軸に直交する方向を径方向という。
主操作装置10は、図3等に示すように、レバー操作部11を備える。このレバー操作部11は、ステアリングコラム101から突出させ且つ延在させた長手部材12を有している。主操作装置10は、その長手部材12の操作方向に割り当てられた車載装置200(図1等参照)を操作するための所謂レバースイッチである。
長手部材12は、図4に示すように、例えば円筒状の主体部分を有しており、この主体部分をステアリングコラム101から所定方向に突出させている。所定方向とは、例えば、径方向、車両右方で且つ車両上方に向けた右斜め上方向、車両右方で且つ車両下方に向けた右斜め下方向、車両左方で且つ車両上方に向けた左斜め上方向、車両左方で且つ車両下方に向けた左斜め下方向、これらの各方向において更にステアリングコラム101側の端部を支点にして車両後側に傾けた方向等のことである。また、長手部材12の主体部分は、ストレート形状に成形されたものでもよく、経路の途中に曲げ部を設けたものでもよい。この長手部材12は、ステアリングホイール102の車幅方向における左端部若しくは左端部の近傍又は右端部若しくは右端部の近傍を握っている操作者が自らの手指(例えば、中指や人差し指)で触れる位置まで、突出方向(延在方向)における端部を延在させる。これにより、操作者は、ステアリングホイール102を握ったままで、長手部材12の突出方向における先端を自らの手指で触ることができる。
この長手部材12は、図3等に示すように、ステアリングコラム101の内部に固定された支持部13によって傾倒自在に支持される。支持部13は、長手部材12のステアリングコラム101側の端部を支点にした傾倒動作が自在に行えるように構成する。レバー操作部11においては、その長手部材12の傾倒動作における傾倒方向が、この長手部材12に対する操作者の操作方向となる。この例示の長手部材12は、中立位置を基点にして、車両前側に向けた傾倒動作と、車両後側に向けた傾倒動作と、一方の周方向に向けた時計回りの傾倒動作と、他方の周方向に向けた反時計回りの傾倒動作と、を行うことができる。この長手部材12のそれぞれの操作方向には、少なくとも1つの車載装置200と共に、この車載装置200における少なくとも1つの機能が割り当てられている。
ここで、支持部13は、長手部材12を中立位置から或る操作方向に傾倒させた後でバネ力等によって中立位置へと復帰するように構成したものであってもよく、長手部材12を中立位置から或る操作方向に傾倒させた後、操作者自らの手で長手部材12を中立位置まで復帰させるように構成したものであってもよい。後者の場合、支持部13は、少なくとも1段階の長手部材12の傾倒動作が行えるように構成する。
主操作装置10には、図3等に示すように、長手部材12の傾倒動作における傾倒方向を検出するレバー操作検出部14が設けられている。このレバー操作検出部14は、長手部材12の傾倒方向に応じた出力信号を制御装置30に送信する。制御装置30は、その出力信号に基づいて、操作者の行った長手部材12の操作方向を検出することができる。
また、主操作装置10には、後述する副操作装置40とは別の副操作装置20が設けられている。副操作装置20は、副操作装置40よりも長手部材12のステアリングコラム101側に配設されている。副操作装置20は、例えば、長手部材12の外周面を覆うが如く配置された同心の環状部材(回転部材)21を有し、この環状部材21を軸線回りに回転させることによって車載装置200の機能の選択を行うものである。このため、例えば、図3等に示すように、環状部材21は、回転操作時の滑りを抑えるべく、外周面には、凹部と凸部が交互に形成されている。
環状部材21においては、その回転動作における回転方向が、この環状部材21に対する操作者の操作方向となる。環状部材21は、長手部材12の軸線回りに、一方の方向の回転動作と、他方の方向の回転動作と、を行うことができる。この環状部材21のそれぞれの操作方向には、少なくとも1つの車載装置200と共に、この車載装置200における少なくとも1つの機能が割り当てられている。
副操作装置20には、環状部材21の回転動作における回転方向を検出する回転操作検出部(図示省略)が設けられている。この回転操作検出部は、環状部材21の回転方向に応じた出力信号を制御装置30に送信する。制御装置30は、その出力信号に基づいて、操作者の行った環状部材21の操作方向を検出することができる。
制御装置30は、そのレバー操作検出部14の出力信号に基づいて、車載装置200に対する指令(駆動指令又は停止指令)を送り、操作者の長手部材12に対する操作に応じた車載装置200の機能を駆動又は停止させる。また、制御装置30は、その回転操作検出部の出力信号に基づいて、車載装置200に対する指令を送り、操作者の環状部材21に対する操作に応じた車載装置200の機能を駆動又は停止させる。ここで、車載装置200に対する指令は、車載装置200を直接駆動又は停止させる指令であってもよく、車載装置200の制御装置に対する指令であってもよい。車載装置200の制御装置は、指令を制御装置30から受信した場合、その指令内容に基づいて、車載装置200の機能を駆動又は停止させる。
副操作装置40は、主操作装置10の操作対象と同じ車載装置200における別の機能や、主操作装置10の操作対象とは異なる別の車載装置200を操作するためのスイッチである。この副操作装置40には、その車載装置200を操作するための操作形態が複数設定されている。その操作形態は、操作者が車載装置200に対する操作意思を表すためのものである。この操作形態には、少なくとも1つの車載装置200と共に、この車載装置200における少なくとも1つの機能が割り当てられている。
この副操作装置40は、長手部材12の突出方向における先端に動作検出部41を備える。動作検出部41は、副操作装置40に設定されている操作形態を検出するものである。この動作検出部41は、長手部材12の先端にて、操作者の車載装置200に対する操作意思に応じた操作形態を検出する。
具体的に、本実施形態の動作検出部41には、操作者に接触操作される接触操作領域42が少なくとも1つ設けられている。接触操作領域42は、長手部材12の先端に配置された接触操作部材43に形成される。接触操作部材43は、操作者が触れることのできる露出部分を有しており、この露出部分に接触操作領域42を形成する。例えば、動作検出部41は、接触操作領域42が1つの場合、1つの接触操作部材43を有している。一方、接触操作領域42が複数の場合、それぞれの接触操作領域42は、1つの接触操作部材43に形成してもよく、接触操作領域42毎に設けた接触操作部材43に形成してもよい。
また、この動作検出部41は、その接触操作領域42に接触している物体及び当該物体の移動方向の検出が可能な接触式センサ44を有する。この接触式センサ44は、例えば、静電容量センサ等の所謂タッチセンサである。この接触式センサ44は、接触操作部材43の露出部分における表面又は裏面に配置する。この例示の接触式センサ44は、その露出部分の裏面に配置され、この接触操作部材43の接触操作領域42に対する操作者の操作形態(以下「接触操作形態」という。)を検出する。接触式センサ44は、接触操作領域42毎に1つずつ設けられる形態のものであってもよく、複数の接触操作領域42に対して1つ設けられる形態のものであってもよい。
制御装置30は、その動作検出部41の接触式センサ44の出力信号に基づいて、車載装置200に対する指令(駆動指令又は停止指令)を送り、操作者の接触操作領域42に対する接触操作に応じた車載装置200の機能を駆動又は停止させる。その車載装置200に対する指令とは、先に例示したものと同じである。
この種の動作検出部41においては、1つの接触操作領域42に対して、操作者の接触操作形態を少なくとも1つ割り当てる。この動作検出部41は、車載装置200の機能毎又は複数の車載装置200毎に、接触操作領域42に対する操作者の接触操作形態が割り当てられている。
図4は、接触操作領域42が1つの場合の動作検出部41の具体例を示したものである。
例えば、本図の動作検出部41Aにおいて、接触操作部材43Aは、一端が閉塞された円筒状に成形し、長手部材12の円筒状の主体部分における先端の開口を塞ぐように配置する。この場合には、接触操作部材43Aの露出部分である円形の閉塞面が接触操作領域42Aとなる。接触操作領域42Aは、ステアリングホイール102の車幅方向における左端部若しくは左端部の近傍又は右端部若しくは右端部の近傍に位置している。これにより、操作者は、ステアリングホイール102を握ったままで、接触操作領域42Aに対して割り当てられた操作形態を検出させればよい。
この動作検出部41Aにおいては、その接触操作領域42Aの裏面に配置された接触式センサ44が設けられている。この例示の閉塞面は、その主体部分の先端部の軸線方向に対する直交平面である。この接触操作領域42Aに設定される接触操作形態としては、例えば、その閉塞面の径方向に沿うスライド操作、接触操作領域42Aに触れるタッチ操作等が考えられる。スライド操作は、例えば、車載装置200の複数の機能の中から所望のものを選択するための機能選択操作、或る機能が持つ複数の選択条件の中から所望のものを選択するための条件選択操作等に利用することができる。機能選択操作とは、例えば、車載装置200が音響機器の場合、メディア選択機能、音量選択機能、トラック選択機能等の中から所望の機能を選択する操作のことである。条件選択操作とは、例えば、音量選択機能が選択された場合に、所望の音量を選択する操作のことである。このスライド操作としては、少なくとも1方向の操作が設定される。また、タッチ操作とは、例えば、スライド操作によって選択された機能や選択条件を決定する際に行う操作等のことである。このタッチ操作としては、1回のタッチ操作や複数回の連打操作を設定することができる。
動作検出部41Aには、長手部材12の先端部において接触操作領域42Aよりも延在方向に突設する不検出部46が設けられている。不検出部46は、接触操作領域42Aが形成された部材とは別の部材である。不検出部46は、前述の閉塞面の一部を覆って配設されている。不検出部46として、2つの不検出部46,46が配設されている。不検出部46は、接触操作領域42Aに対して車両上側に配置される。この不検出部46は、操作者の手指の自然な動きに沿う接触操作領域42A側の直線状の1辺と、この1辺の両端を繋ぐ車両上側に膨出させた曲線辺と、で囲まれた領域である半円状の断面形状を有し、長手部材12の延在方向に厚さを有している。その曲線辺は、接触操作部材43Aの閉塞面に合わせた曲率を有する。また、接触式センサ44は、不検出部46に対する物体の接触を検出しないものである。不検出部46の延在方向の先端は、不検出領域46Aが設けられている。また、不検出部46は、接触操作領域42Aに対して車両下側に配置される。この不検出部46は、その手指の動きに沿う接触操作領域42A側の直線状の1辺と、この1辺の両端を繋ぐ車両下側に膨出させた曲線辺と、で囲まれた領域である半円状の断面形状を有し、長手部材12の延在方向に厚さを有している。その曲線辺は、接触操作部材43Aの閉塞面に合わせた曲率を有する。また、接触式センサ44は、不検出部46に対する物体の接触を検出しないものである。不検出部46の延在方向の先端は、不検出領域46Aが設けられている。
このように、長手部材12の先端部には、不検出領域46A,46Aが設けられている。このため、操作者が副操作装置20を操作するために長手部材12の先端部側を手指で覆って操作する場合は、手指が不検出領域46A,46Aに接触することにより接触操作領域42Aに触れることが抑制される。
この動作検出部41Aを備えた副操作装置40は、前述した副操作装置40L,40Rの内の少なくとも一方として用いることができる。
図5及び図6は、接触操作領域42が複数設けられている場合の動作検出部41Bの具体例を示したものである。
例えば、複数の接触操作領域42は、1つの接触操作領域42を細分化することによって形成することもできる。この場合、接触式センサ44は、接触操作領域42の全面で接触操作を感知できるように配置して、細分化された領域毎の接触操作を検出できるように構成すればよい。そして、接触操作領域42を複数設ける場合、スライド操作時の操作性を向上させるために、各接触操作領域42は、上述した操作者の手指の自然な動きに対する直交方向に分割されるように形成することが望ましい。ここでは、接触操作領域42Aの平面に沿う方向で、且つ、操作者の手指の自然な動きに対する直交方向に分割されるように形成する。
その動作検出部41Bは、第1から第3の接触操作領域(第1動作検出部から第3動作検出部)42B,42B,42Bを有する。この例示では、その第1から第3の接触操作領域42B,42B,42Bを1つの接触操作部材43Bに形成する。接触操作部材43Bは、長手部材12の先端に配置された円筒状の部材であり、露出部分となる第1から第3の接触操作領域42B,42B,42Bで一方の開口を塞いでいる。この例示の第1から第3の接触操作領域42B,42B,42Bは、操作者の手指の自然な動きに対する直交方向に分割されたものであり、その動きに沿う平面を各々有している。この動作検出部41Bにおいては、その第1から第3の接触操作領域42B,42B,42Bの裏面に配置された接触式センサ44が設けられている。
第1接触操作領域42Bは、第2接触操作領域42Bと第3接触操作領域42Bとの間に介在させる。この第1接触操作領域42Bは、長手部材12の先端部の軸線方向に対する直交平面であり、操作者の手指の自然な動き(ここでは屈伸方向)に沿って延在させている。この第1接触操作領域42Bは、その手指の動きに沿う直線状の平行な2辺と、その手指の動きの両端側(伸び側と縮み側)で当該2辺を繋ぐ2辺と、で囲まれた領域である。その両端側の2辺は、接触操作部材43Bの円筒形状に合わせた曲率を有する。この第1接触操作領域42Bには、接触操作形態として、その手指の動きに沿うスライド操作が少なくとも設定されている。この例示の第1接触操作領域42Bでは、接触操作形態としてタッチ操作も設定されている。
第2接触操作領域42Bは、第1接触操作領域42Bに対して車両上側に配置される。この第2接触操作領域42Bは、第1接触操作領域42Bに対して傾斜させ、且つ、操作者の手指の自然な動きに沿って延在させた平面である。この第2接触操作領域42Bは、第1接触操作領域42Bよりも車両上側に向かうに連れて、ステアリングコラム101側へと近づいていくように傾斜させる。つまり、この例示の第2接触操作領域42Bは、円板の周縁の一部を面取りしたが如き傾斜面を有している。この第2接触操作領域42Bは、その手指の動きに沿う第1接触操作領域42B側の直線状の1辺と、この1辺の両端を繋ぐ車両上側に膨出させた曲線辺と、で囲まれた領域である。その曲線辺は、接触操作部材43Bの円筒形状に合わせた曲率を有する。この第2接触操作領域42Bには、接触操作形態として、少なくともタッチ操作が設定されている。接触操作領域42Bには、その手指の動きに沿うスライド操作が接触操作形態として設定されていてもよい。
第3接触操作領域42Bは、第1接触操作領域42Bに対して車両下側に配置される。この第3接触操作領域42Bは、第1接触操作領域42Bに対して傾斜させ、且つ、操作者の手指の自然な動きに沿って延在させた平面である。この第3接触操作領域42Bは、第1接触操作領域42Bよりも車両下側に向かうに連れて、ステアリングコラム101側へと近づいていくように傾斜させる。つまり、この例示の第3接触操作領域42Bは、第2接触操作領域42Bと同じように、円板の周縁の一部を面取りしたが如き傾斜面を有している。この第3接触操作領域42Bは、その手指の動きに沿う第1接触操作領域42B側の直線状の1辺と、この1辺の両端を繋ぐ車両下側に膨出させた曲線辺と、で囲まれた領域である。その曲線辺は、接触操作部材43Bの円筒形状に合わせた曲率を有する。この第3接触操作領域42Bには、接触操作形態として、少なくともタッチ操作が設定されている。この第3接触操作領域42Bには、その手指の動きに沿うスライド操作が接触操作形態として設定されていてもよい。
ここで、第1接触操作領域42Bは、第2接触操作領域42Bと第3接触操作領域42Bとに対して、ステアリングコラム101側に凹ませている。つまり、この接触操作部材43Bにおいては、第1接触操作領域42Bと第2接触操作領域42Bとの間及び第1接触操作領域42Bと第3接触操作領域42Bとの間に段差を設けている。このため、第1接触操作領域42Bと第2接触操作領域42Bとの間には、連結面45Bが形成されている。また、第1接触操作領域42Bと第3接触操作領域42Bとの間には、連結面45Bが形成されている。
さらに、第2接触操作領域42Bと連結面45Bとの間には、第1不検出領域46Bを介在させる。第1不検出領域46Bは、長手部材12の先端部において第1から第3の接触操作領域42B,42B,42Bよりも延在方向に突設している。また、第3接触操作領域42Bと連結面45Bとの間には、第2不検出領域46Bを介在させる。第2不検出領域46Bは、長手部材12の先端部において第1から第3の接触操作領域42B,42B,42Bよりも延在方向に突設している。
接触式センサ44Bは、その連結面45B,45Bに対する物体の接触を検出できるものでもよく、そのような接触が検出できないものであってもよい。前者の場合、それぞれの連結面45B,45Bは、例えば、第1接触操作領域42Bの一部として利用してもよい。また、接触式センサ44Bは、第1不検出領域46B,第2不検出領域46Bに対する物体の接触を検出しないものである。
このように、長手部材12の先端部には、第1不検出領域46B,46Bが設けられている。このため、図6に示すように、操作者が副操作装置20を操作するために長手部材12の先端部側を手指で覆って操作する場合は、手指が第1不検出領域46B,46Bに接触することにより第1から第3の接触操作領域42B,42B,42Bに触れることが抑制される。
この動作検出部41Bでは、操作者の手指の太さ如何で、第1接触操作領域42Bを接触操作しようとした場合でも、第2接触操作領域42Bや第3接触操作領域42Bも一緒に触れてしまう可能性がある。このため、制御装置30には、例えば、第1接触操作領域42Bに関わる接触式センサ44Bの出力信号が受信され、この第1接触操作領域42Bにおける出力信号の検出領域が所定領域以上の場合、第2接触操作領域42Bや第3接触操作領域42Bに関わる接触式センサ44Bの出力信号が受信されたとしても、第1接触操作領域42Bに対する接触操作が行われたものとして判定させればよい。
この動作検出部41Bを備えた副操作装置40は、前述した副操作装置40L,40Rの内の少なくとも一方として用いることができる。例えば、副操作装置40Lとして図4の動作検出部41Aを備えた副操作装置40を用いる場合には、この動作検出部41Bを備えた副操作装置40を副操作装置40Lとして用いればよい。
これらのように動作検出部41は、長手部材12の先端部において接触操作領域42よりも延在方向に突設する不検出領域46が配設されている。このため、操作者が副操作装置20を操作するために長手部材12の先端部側を手のひらで包むように覆って操作する場合は、手指が接触操作領域42に接触してしまう前に、不検出領域46に先に接触する。これにより、車両用操作システム1は、長手部材12の先端部側を手のひらで包むように覆って操作する場合であっても、手指が接触操作領域42に触れることを抑制することができる。このように、操作者が意図していないにも関わらず、操作者の手指が接触操作領域42に触れて、操作者の意図に反して車載装置200を作動させてしまうことを抑制できる。すなわち、車両用操作システム1は、上述した操作者の意図せぬ車載装置200の動作を回避することが可能である。
また、第2接触操作領域42B及び第3接触操作領域42Bは、円板の周縁の一部を面取りしたが如き傾斜面を有している。このため、操作者が副操作装置20を操作するために長手部材12の先端部側を手のひらで包むように覆って操作する場合に、手指が第2接触操作領域42B及び第3接触操作領域42Bに接触することが更に抑制される。
以上示したように、本実施形態の車両用操作システム1は、車載装置200の誤作動の回避が可能である。
[変形例]
本変形例の車両用操作システム2は、前述した実施形態の車両用操作システム1において、副操作装置40を図7に示す副操作装置60に置き換えたものである。その副操作装置60は、実施形態の副操作装置40と同じように、車載装置200を操作するための操作形態が複数設定されている。
この副操作装置60は、長手部材12の突出方向における先端に、実施形態の副操作装置40と同様の第1動作検出部61と、その副操作装置40とは異なる第2動作検出部67と、を備える。
本変形例の第1動作検出部61は、実施形態の動作検出部41と同様の接触操作領域62を有する。ここでは、その接触操作領域62として、第1接触操作領域62aと第2接触操作領域62bとを設けている。その第1接触操作領域62aと第2接触操作領域62bは、接触操作部材63の露出部分に形成される。接触操作部材63は、実施形態の図4の接触操作部材43Aと同じ円筒状の部材であるが、露出部分となる円形の閉塞面の中央部分に矩形の貫通孔63aを設けている。その貫通孔63aは、実施形態で示した操作者の手指の自然な動きに沿う方向を長手方向とすることが望ましい。また、接触操作部材63の露出部分における表面又は裏面には、実施形態の接触式センサ44と同様の接触式センサ64を配置している。その接触式センサ64としては、第1接触操作領域62a用の接触式センサ64aと、第2接触操作領域62b用の接触式センサ64bと、が用意されている。
第1接触操作領域62aは、その貫通孔63aに対して車両上側に配置される。この第1接触操作領域62aは、貫通孔63a側における操作者の手指の自然な動きに沿う直線状の1辺と、この1辺の両端を繋ぐ車両上側に膨出させた曲線辺と、で囲まれた領域である。その曲線辺は、接触操作部材63の円筒形状に合わせた曲率を有する。この第1接触操作領域62aの裏面には、接触式センサ64aが配置される。この第1接触操作領域62aには、接触操作形態として、少なくともタッチ操作が設定されている。例えば、この第1接触操作領域62aのタッチ操作(1度触れる操作)は、実施形態の第2接触操作領域42Bと同じように、決定ボタンの如く利用することができる。この第1接触操作領域62aには、操作者の手指の動きに沿うスライド操作が接触操作形態として設定されていてもよい。
第2接触操作領域62bは、その貫通孔63aに対して車両下側に配置される。この第2接触操作領域62bは、貫通孔63a側における操作者の手指の自然な動きに沿う直線状の1辺と、この1辺の両端を繋ぐ車両下側に膨出させた曲線辺と、で囲まれた領域である。その曲線辺は、接触操作部材63の円筒形状に合わせた曲率を有する。この第2接触操作領域62bの裏面には、接触式センサ64bが配置される。この第2接触操作領域62bには、接触操作形態として、少なくともタッチ操作が設定されている。例えば、この第2接触操作領域62bのタッチ操作(1度触れる操作)は、実施形態の第3接触操作領域42Bと同じように、戻るボタンの如く利用することができる。この第2接触操作領域62bには、操作者の手指の動きに沿うスライド操作が接触操作形態として設定されていてもよい。
第2動作検出部67は、円板状のダイヤル操作部材(可動体,接触操作検出領域)68と、このダイヤル操作部材68の動きを検出するダイヤル操作検出部69と、を備える。この第2動作検出部67は、所謂チルトホイールの如く構成されたもののことである。
ここで、第2動作検出部67は、第1接触操作領域62aと第2接触操作領域62bとに対して、ステアリングコラム101側に凹ませた位置に配設されている。つまり、この第2動作検出部67は、実施形態の第1接触操作領域42Bに相当する位置に配設されている。具体的に、第1接触操作領域62aと第2動作検出部67との間及び第2接触操作領域62bと第2動作検出部67との間に段差を設けている。このため、第1接触操作領域62aと第2動作検出部67との間及び第2接触操作領域62bと第2動作検出部67との間には、曲面状の連結面65が形成されている。さらに、第1接触操作領域62aと連結面65との間には、第1不検出領域66aを介在させる。第1不検出領域66aは、長手部材12の先端部において第1接触操作領域62aと第2接触操作領域62bよりも延在方向に突設している。また、第2接触操作領域62bと連結面65との間には、第2不検出領域66bを介在させる。第2不検出領域66bは、長手部材12の先端部において第1接触操作領域62aと第2接触操作領域62bよりも延在方向に突設している。接触式センサ64a,64bは、その連結面65に対する物体の接触を検出できるものでもよく、そのような接触が検出できないものであってもよい。前者の場合、それぞれの連結面65は、例えば、第1接触操作領域62aの一部として利用してもよい。また、接触式センサ64a,64bは、第1不検出領域66a,第2不検出領域66bに対する物体の接触を検出しないものである。
ダイヤル操作部材68は、その外周面の一部を貫通孔63aから露出させた状態で、自らの軸線(回転軸)を長手部材12の先端部の軸線方向に対して直交させ、且つ、貫通孔63aの長手方向に沿って軸線回りに回転できるように配置する。第1動作検出部61は、ダイヤル操作部材68の先端部よりも延在方向に突設する第1不検出領域66a,第2不検出領域66bが配設されている。このダイヤル操作部材68は、例えば接触操作部材63に対して回転自在に保持される。このダイヤル操作部材68においては、貫通孔63aからの露出部分が操作者による接触操作部位となる。このため、接触操作時の滑りを抑えるべく、外周面には、周方向に沿って凹部と凸部が交互に形成されている。更に、このダイヤル操作部材68は、長手部材12の先端部の軸線方向に沿って押下できるようにも構成されている。押下されたダイヤル操作部材68は、例えば回転軸又は回転軸の保持部に取り付けられた弾性部材(図示略)によって元の位置に戻ることができる。
このダイヤル操作部材68の軸線回りの回転操作は、実施形態の第1接触操作領域42Bのスライド操作に相当するものとして用いることができる。また、このダイヤル操作部材68の押下操作は、例えば、選択した車載装置200の機能の決定操作として利用することができる。
ダイヤル操作検出部69は、ダイヤル操作部材68の回転操作量(例えば回転角度等)と、ダイヤル操作部材68の押下の有無と、を検出する。このダイヤル操作検出部69は、その回転操作量や押下の有無に関わる出力信号を制御装置30に送信する。
制御装置30は、接触式センサ64a,64bとダイヤル操作検出部69の出力信号に基づいて、車載装置200を制御する。
ここで、この副操作装置60は、実施形態で説明した副操作装置40L,40Rの内の少なくとも一方として用いることができる。この場合、この車両用操作システム2においては、実施形態で説明した駆動指令に対応する起動操作形態や停止指令に対応する停止操作形態として、例えば、ダイヤル操作部材68を所定時間押し続ける長押し操作を用いてもよく、第1接触操作領域62a又は第2接触操作領域62bに対する所定時間の継続接触操作を用いてもよい。また、この車両用操作システム2では、副操作装置40L,40Rの内の一方に副操作装置60を適用し、他方に実施形態における動作検出部41A又は動作検出部41Bを備えた副操作装置40を適用してもよい。
このように長手部材12の先端部において第1及び第2接触操作領域62a,62b及びダイヤル操作部材68よりも延在方向に突設する第1及び第2不検出領域66a,66bが配設されている。このため、操作者が副操作装置20を操作するために長手部材12の先端部側を手のひらで包むように覆って操作する場合は、手指が第1及び第2接触操作領域62a,62b及びダイヤル操作部材68に接触してしまう前に、第1及び第2不検出領域66a,66bに先に接触する。これにより、車両用操作システム2は、長手部材12の先端部側を手のひらで包むように覆って操作する場合であっても、手指が第1及び第2接触操作領域62a,62b及びダイヤル操作部材68に触れることを抑制することができる。このように、操作者が意図していないにも関わらず、操作者の手指が第1及び第2接触操作領域62a,62b及びダイヤル操作部材68に触れて、操作者の意図に反して車載装置を作動させてしまうことを抑制できる。すなわち、車両用操作システム2は、上述した操作者の意図せぬ車載装置の動作を回避することが可能である。
本変形例においても、この車両用操作システム2は、車載装置200の誤作動の回避が可能である。
ところで、前述した実施形態や変形例では、副操作装置40,60を主操作装置10における傾倒動作の可能な長手部材12の先端に設けるものとして説明した。但し、その副操作装置40の動作検出部41や副操作装置60における第1及び第2の動作検出部61,67は、傾倒動作等の動きが禁止された不動の長手部材12の先端に設けてもよい。その不動の長手部材12は、ステアリングコラム101から突出させ且つ延在させた長尺物であり、一端がステアリングコラム101の内部に固定されている。このような不動の長手部材12と動作検出部41又は第1及び第2の動作検出部61,67との組み合わせは、ステアリングコラム101における車幅方向の左端と右端の内の少なくとも一方に少なくとも1組設ければよい。この組み合わせは、前述した主操作装置10と副操作装置40,60との組み合わせに替えて配置してもよく、この主操作装置10と副操作装置40,60の組み合わせと共に配置してもよい。
また、実施形態において、不検出領域46A,46Aは、接触操作領域42Aが形成された部材とは別の部材として形成され、接触操作領域42Aの一部を覆って配設されているものとして説明したが、接触操作領域42Aが形成された部材と同一部材に形成されていてもよい。例えば、接触操作部材43Aの露出部分である円形の閉塞面を径方向に沿ってステアリングコラム101側に凹ませて凹状部を接触操作領域42Aとし、その他の部分を不検出領域46A,46Aとしてもよい。このように、不検出領域は、接触操作領域が形成された部材と同一部材に形成されていても、接触操作領域が形成された部材とは別の部材として形成されていてもよい。
1,2 車両用操作システム
10,10L,10R 主操作装置
11 レバー操作部
12 長手部材
13 支持部
14 レバー操作検出部
20,20L,20R 副操作装置
21 環状部材(回転部材)
30 制御装置(制御部)
40,40L,40R 副操作装置
41,41A,41B 動作検出部
42,42A 接触操作領域
42B 第1接触操作領域
42B 第2接触操作領域
42B 第3接触操作領域
43,43A,43B 接触操作部材
44,44B 接触式センサ
46,46,4646A,46A 不検出領域
46B 第1不検出領域
46B 第2不検出領域
60,60L,60R 副操作装置
61 動作検出部
62 接触操作領域
62a 第1接触操作領域
62b 第2接触操作領域
63 接触操作部材
64 接触式センサ
66a 第1不検出領域
66b 第2不検出領域
68 ダイヤル操作部材(可動体,接触操作領域)
101 ステアリングコラム
102 ステアリングホイール
200 車載装置

Claims (8)

  1. ステアリングコラムから突出させ且つ延在させた長手部材と、
    前記長手部材の延在方向の先端部に配設され、車載装置が有する作動形態に割り当てられた接触操作を操作形態として検出する動作検出部と、
    前記長手部材において前記動作検出部と異なる位置でかつ前記動作検出部よりも前記ステアリングコラム側に配設され、前記長手部材の周方向を覆って前記長手部材の軸線回りに回転自在に配設された回転部材を有し、前記車載装置が有する作動形態に割り当てられた前記回転部材における回転操作を回転操作形態として検出する回転動作検出部と、
    前記動作検出部によって検出された前記操作形態及び前記回転動作検出部によって検出された前記回転操作形態に基づいて前記車載装置を制御する制御部と、
    を備え、
    前記動作検出部は、前記操作形態を検出する接触操作検出領域と、前記接触操作検出領域よりも前記延在方向に突設し、前記操作形態を検出しない不検出領域と、を有する、
    ことを特徴とする車両用操作システム。
  2. 前記動作検出部は、一端が閉塞された円筒状に成形され、前記長手部材の円筒状の主体部分における先端の開口を塞ぐように配置される接触操作部材を有し、
    前記接触操作部材は、操作者が触れることのできる露出部分の円形の閉塞面に、ステアリングホイールの車幅方向における左端部若しくは左端部の近傍又は右端部若しくは右端部の近傍に配置される操作接触領域を有する、
    請求項1に記載の車両用操作システム。
  3. 前記動作検出部は、前記接触操作検出領域に接触している物体及び当該物体の移動方向の検出が可能な接触式センサを有し、前記接触式センサによって前記接触操作を前記操作形態として検出する、
    請求項1または2に記載の車両用操作システム。
  4. 前記接触操作検出領域としては、それぞれ面状に形成された第1接触操作検出領域と第2接触操作検出領域と第3接触操作検出領域とを備え、
    前記第1接触操作検出領域は、一対の前記不検出領域の間に挟まれて配設され、
    前記第2接触操作検出領域は、一方の前記不検出領域に対して前記第1接触操作検出領域と反対側に配設され、
    前記第3接触操作検出領域は、他方の前記不検出領域に対して前記第1接触操作検出領域と反対側に配設され、
    前記第2接触操作検出領域及び前記第3接触操作検出領域は、前記第1接触操作検出領域から離れる方向に向かって、前記ステアリングコラムに近づくように傾斜されている、
    請求項に記載の車両用操作システム。
  5. 前記動作検出部は、前記延在方向の先端部において外部に露出した前記接触操作検出領域を有し、前記接触操作検出領域に対する前記接触操作によって可動する可動体を備え、前記可動体の動作を前記操作形態として検出する、
    請求項1または2に記載の車両用操作システム。
  6. 前記ステアリングコラムにおける車幅方向の左端と右端の内の少なくとも一方に、前記長手部材と前記動作検出部との組み合わせを少なくとも1組設ける、
    請求項1からのいずれか1項に記載の車両用操作システム。
  7. 前記長手部材を有するレバー操作部、及び、前記長手部材の前記ステアリングコラム側の端部を支点にした傾倒動作の傾倒方向を検出するレバー操作検出部を設け、前記長手部材の操作方向としての前記傾倒動作の傾倒方向に割り当てられた前記車載装置又は前記車載装置とは別の車載装置を操作する主操作装置と、
    前記動作検出部を有する副操作装置と、
    を備える請求項1からのいずれか1項に記載の車両用操作システム。
  8. 前記ステアリングコラムにおける車幅方向の左端と右端の内の少なくとも一方に、前記主操作装置と前記副操作装置の組み合わせを少なくとも1組設ける、
    請求項に記載の車両用操作システム。
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