JP6217547B2 - ステッチ加飾付き内装部品及びその成形型 - Google Patents
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Description
この内装部品において、ステッチ模様を糸の縫製によって形成する場合には、例えば、糸の縫目に対応する凹条溝を表皮材に形成する工程と、その凹条溝に縫い糸のステッチ模様を施す工程と、ステッチ模様を施した表皮材を基材に接着する工程とが必要となる(例えば、特許文献1を参照)。
そのため、表皮材に糸の縫製によるステッチ模様が形成されたステッチ加飾付き内装部品は、表皮材を基材に接着する工程があれば足りるステッチ模様を施さない内装部品に比較して、成形工程が2工程増加し、それに要する設備費も増加する。
したがって、ステッチ加飾付き内装部品は、ステッチ模様を施すだけのために、生産コストが大幅に増大する問題があった。
そこで、図14、図15に示すように、特許文献2では、あらかじめステッチ模様の凹凸102を設けた基材101を真空成形型108にセット(図14(a))して、当該基材101にシボ模様を有する熱可塑性シート103(表皮材に相当)を被せて真空接着(図14(b))し、ステッチ模様104の大まかな輪郭104Bを形成した真空成形品100を成形する工程と、次に、ステッチ模様105とその細かな糸目模様106が刻み込まれたプレス型107(図15)で上記真空成形品100のステッチ模様104のみをプレス(図14(c))し、真空成形品100の表面に明確なステッチ模様105と糸目模様106とを転写する工程とを備える自動車用内装品の製造方法が提案されている。
すなわち、特許文献2の技術は、あらかじめステッチ模様の凹凸102を設けた基材101に熱可塑性シート103(表皮材に相当)を真空接着する工程(図14(a)(b))と、ステッチ模様105とその細かな糸目模様106が刻み込まれたプレス型107で真空成形品100のステッチ模様104のみをプレスし、真空成形品100の表面に明確なステッチ模様105と糸目模様106とを転写する工程(図14(c))とを備えるので、少なくとも2つの成形工程が必要であり、ステッチ加飾部に掛かる生産コストが増加する問題は解消されていない。
その結果、生産コストの問題以外にも、真空成形工程とプレス工程とを備えたことによる模様ズレや型傷などステッチ加飾部の面品質(見栄え)上の問題が生じる恐れがあった。
(1)基材と、当該基材表面に接着された表皮材とからなり、前記表皮材にステッチ加飾部が形成されたステッチ加飾付き内装部品であって、
前記ステッチ加飾部は、加熱した前記表皮材を前記基材表面に押圧して接着するとき、前記表皮材を前記基材側へ圧縮変形させて形成されたことを特徴とする。
また、ステッチ加飾部は、加熱した表皮材を基材表面に押圧して接着するとき、表皮材を基材側へ圧縮変形させて形成されたので、ステッチの模様ズレや型傷などステッチ加飾部の面品質(見栄え)上の問題が生じる恐れを抑止できる。
よって、本発明によれば、ステッチ加飾部に掛かる生産コストを低減できるとともに、ステッチ加飾部の面品質(見栄え)を向上できるステッチ加飾付き内装部品を提供することができる。
前記ステッチ加飾部は、前記表皮材が長手方向に縫製状に形成された疑似糸部と、当該疑似糸部の長手方向と直交する両側に位置し前記表皮材が前記基材側に向けて傾斜するダレ部とを備えたことを特徴とする。
よって、本発明によれば、ステッチ加飾部に掛かる生産コストを低減できるとともに、ステッチ加飾部の面品質(見栄え)をより一層向上できる。
前記ステッチ加飾付き内装部品は、車両の乗員が着座姿勢で目視できる位置に前記ステッチ加飾部を備えた車両用内装部品であり、前記ダレ部は、前記疑似糸部を通過する前記基材表面の面直線に対して非対称に傾斜して形成されたことを特徴とする。ここで、「疑似糸部を通過する基材表面の面直線」とは、疑似糸部の長手方向と直交する断面上で、疑似糸部の頂点を通過し、基材表面の接線と直交する法線を意味する。
よって、本発明によれば、ステッチ加飾部の面品質(見栄え)を、より一層向上できる。
前記疑似糸部に対して前記乗員と同一側に位置する乗員側ダレ部の前記疑似糸部を通過する前記基材表面の面直線に対する傾斜角は、前記疑似糸部に対して前記乗員と反対側に位置する反対側ダレ部の前記疑似糸部を通過する前記基材表面の面直線に対する傾斜角より大きく形成されたことを特徴とする。
よって、本発明によれば、乗員の目線からの錯覚を利用しつつ、ステッチ加飾部の面品質(見栄え)をより一層向上できる。
前記乗員側ダレ部の前記傾斜角は、前記疑似糸部が長手方向で前記乗員側から離間するにしたがって大きくなるように形成されたことを特徴とする。
よって、本発明によれば、疑似糸部と乗員との距離が疑似糸部の長手方向で変化しても、ステッチ加飾部の面品質(見栄え)をより一層向上できる。
前記ステッチ加飾部は、2列のアウターステッチ部がインナーステッチ部を間に挟んで形成されたダブルステッチであることを特徴とする。
よって、本発明によれば、ダブルステッチにおいても、ステッチ加飾部に掛かる生産コストを低減できるとともに、ステッチ加飾部の面品質(見栄え)をより一層向上できる。
前記2列のアウターステッチ部の内、乗員側と離間して位置する第2アウターステッチ部における乗員側ダレ部の前記傾斜角は、乗員側と近接して位置する第1アウターステッチ部における乗員側ダレ部の前記傾斜角より大きく形成されたことを特徴とする。
また、2列の第1アウターステッチ部及び第2アウターステッチ部の間で基材の形状が湾曲していても、表皮材押圧部の突起部が表皮材を基材表面に押圧するときの押圧方向に対する第2アウターステッチ部の乗員側ダレ部に対する負角量を低減でき、第2アウターステッチ部の乗員側ダレ部に発生する型擦り傷を抑制することができる。
よって、本発明によれば、2列のアウターステッチ部を有するステッチ加飾部の面品質(見栄え)を、より一層安定して向上できる。
前記成形型は、前記基材を保持する基材保持型と、前記表皮材を基材表面に押圧する表皮材押圧型とを備えた真空成形型であり、
前記表皮材押圧型には、前記表皮材を押圧する表皮材押圧部に前記ステッチ加飾部を形成する突起部を設けたことを特徴とする。
よって、本発明によれば、ステッチ加飾部に掛かる生産コストを低減できるとともに、ステッチ加飾部の面品質(見栄え)を向上できるステッチ加飾付き内装部品の成形型を提供することができる。
前記表皮材押圧部には、前記表皮材を押圧する表皮材押圧面に沿って電鋳殻が形成され、当該電鋳殻には、前記突起部を備えたことを特徴とする。
よって、本発明によれば、ステッチ加飾部に掛かる生産コストを低減できるとともに、ステッチ加飾部の面品質(見栄え)をより一層向上できる。
前記電鋳殻を積層させる入槽モデルを転写する原器となる原型モデルには、前記ステッチ加飾部の縫目を形成する針孔部の孔中心線が、前記原型モデルの基材基準面に対する面直線より前記表皮材押圧方向に近づく方向へ傾斜して穿設されたことを特徴とする。
よって、本発明によれば、ステッチ加飾部に掛かる生産コストを低減できるとともに、ステッチ加飾部の面品質(見栄え)をより一層向上できる。
なお、突起部がステッチ加飾部を形成するときの表皮材に対する負角量は、表皮材の厚さの10〜15%以下が好ましい。負角量が、表皮材の厚さの10〜15%以下であれば、表皮材の弾性変形によって擦り傷などを容易に抑制できるからである。
まず、本実施形態に係るステッチ加飾付き内装部品及びそのステッチ加飾部の構造を、図1〜図4を用いて説明する。図1に、本発明に係る実施形態であるステッチ加飾付き内装部品の正面図を示す。図2に、図1に示すA部詳細斜視図を示す。図3に、図2におけるステッチ加飾部の詳細断面図を示す。図4に、図1に示すB−B断面及びD−D断面における第1アウターステッチ部の断面比較図を示す。
なお、基材1は、例えば、射出成形されたポリプロピレン(PP)樹脂製である。表皮21は、例えば、0.5〜0.8mm程度の厚さを有するオレフィン系エラストマ(TPO)製である。発泡層22は、例えば、3〜4mm程度の厚さを有するポリプロピレンフォーム(PPF)製である。
第1アウターステッチ部3Aは、運転席又は助手席に着座した乗員mから見え易い位置に形成されているので、乗員側ダレ部31aの疑似糸部31を通過する基材表面11の面直線p1に対する傾斜角α1は、反対側ダレ部31bの疑似糸部31を通過する基材表面11の面直線p1に対する傾斜角α2と略同程度の大きさに形成されている。
一方、第2アウターステッチ部3Bは、運転席又は助手席に着座した乗員mから見え難い位置に形成されているので、乗員側ダレ部32aの疑似糸部32を通過する基材表面11の面直線p2に対する傾斜角β1は、反対側ダレ部32bの疑似糸部32を通過する基材表面11の面直線p2に対する傾斜角β2より大きく形成されている。
次に、他の実施形態に係るステッチ加飾付き内装部品の成形型の構造を、図5を用いて説明する。図5に、本発明に係る他の実施形態であるステッチ加飾付き内装部品の成形型の断面図を示す。
次に、本実施形態に係る成形型50における表皮材押圧型5の製造方法を、図6〜図9を用いて説明する。図6に、図5に示す成形型の表皮材押圧型を製造する手順を説明する模式的断面図を示す。図7に、図6に示す原型モデルに縫目に対応する針孔部を形成し、突起部のモデルを製造する手順を説明する模式的断面図を示す。図8に、図7における突起部詳細図を示す。図9に、図1に示すB−B断面、CーC断面、D−D断面におけるステッチ加飾部の縫目に対応する針孔部(図7)の穿設方向を示す部分断面図を示す。図9(a)は、B−B断面の縫目に対応する針孔部を示し、図9(b)は、CーC断面の縫目に対応する針孔部を示し、図9(c)は、D−D断面の縫目に対応する針孔部を示す。
まず、樹脂又は石膏等の原型モデル71において、基材表面11と同一形状となる基材基準面711を加工する(図6(a))。次に、原型モデル71の基材基準面711に、表皮材72を貼付する(図6(b))。ただし、図7に示すように、基材基準面711には、図2に示すステッチ加飾部3の縫目3A1、3B1を形成する位置に針孔部712を形成した後に、表皮材72を貼付する(図7(a)〜(c))。また、表皮材72の上から、孔明け針713を刺して、表皮材72にも孔加工を行う(図7(d))。針孔部712には、縫製用の糸714を2つ折りにして挿入する(図7(e))。次に、図8に示すように、縫製用の糸714を2つ折りにした溝715の底部に樹脂716を注入し(図8(a)(b))、底部718に専用工具717で微小R(0.3mm程度)を形成する。
また、図9(b)に示すように、乗員から長手方向で少し離間した位置に配置され、基材基準面の傾斜が徐々に増加したステッチ加飾部3(図1のC−C断面)に対応する針孔部は、第1アウターステッチ部の針孔部712c(712)の孔中心線q1と基材基準面の面直線p1との傾斜角θ1が、16.6度であり、第2アウターステッチ部の針孔部712d(712)の孔中心線q2と基材基準面の面直線p2との傾斜角θ2が、30度である。
また、図9(c)に示すように、乗員から長手方向で大きく離間した位置に配置され、基材基準面の傾斜が更に増加したステッチ加飾部3(図1のD−D断面)に対応する針孔部は、第1アウターステッチ部の針孔部712e(712)の孔中心線q1と基材基準面の面直線p1との傾斜角θ1が、20度であり、第2アウターステッチ部の針孔部712f(712)の孔中心線q2と基材基準面の面直線p2との傾斜角θ2が、30度である。
次に、成形型によるステッチ加飾付き内装部品の成形方法、特に、ステッチ加飾部の成形過程について、図10〜図13を用いて説明する。図10に、図5に示すステッチ加飾付き内装部品の成形型による成形手順を説明する模式的断面図を示す。図11に、図3に示す第2アウターステッチ部の成形過程(成形前)を表す部分断面図を示す。図12に、図3に示す第2アウターステッチ部の成形過程(成形中)を表す部分断面図を示す。図13に、図3に示す第2アウターステッチ部の成形過程(成形後)を表す部分断面図を示す。
次に、図10(b)に示すように、表皮材2wを基材保持型4に載置された基材表面に被せる。表皮材2wの伸び等を考慮して、把持装置8の位置を設定する。
なお、本図では、表皮材押圧型5を昇降させて型開き状態と型締め状態を形成するが、基材保持型4又は基材保持型4と表皮材押圧型5の両方を昇降させてもよい。
図11〜図13に示すように、表皮材押圧型5の表皮材押圧部51には、ステッチ加飾用の突起部6が形成されている。突起部6は、電鋳殻5Aと一体に形成されている。突起部6には、疑似糸部32を形成する略円弧状成形部61と、乗員側ダレ部32aを形成する乗員側ダレ成形部64と、反対側ダレ部32bを形成する反対側ダレ成形部65とを備えている。略円弧状成形部61と乗員側ダレ成形部64との交差部62、略円弧状成形部61と反対側ダレ部32bとの交差部63は、それぞれ鋭角状断面に形成され、先端に微小Rが形成されている。
基材保持部41に載置された基材1の基材表面11には、表皮材2が被せられている。
また、電鋳殻5Aの表皮材押圧面5A1が表皮材2を押圧することによって、表皮材2を基材表面11に接着させ、表皮材2の表皮21にシボ模様を転写する。
以上、詳細に説明したように、ステッチ加飾付き内装部品に係る本実施形態によれば、ステッチ加飾部3は、加熱した表皮材2を基材表面11に押圧して接着するとき、表皮材2を基材側へ圧縮変形させて形成されたので、表皮材2を基材表面11に押圧して接着する工程と表皮材2を基材側へ圧縮変形させてステッチ加飾部3を形成する工程とを一つに合体させることができ、ステッチ加飾部3に掛かる生産コストを低減できる。
また、ステッチ加飾部3は、加熱した表皮材2を基材表面11に押圧して接着するとき、表皮材2を基材側へ圧縮変形させて形成されたので、ステッチの模様ズレや型傷などステッチ加飾部3の面品質(見栄え)上の問題が生じる恐れを抑止できる。
また、2列の第1アウターステッチ部3A及び第2アウターステッチ部3Bの間で基材1の形状が湾曲していても、表皮材押圧部51の突起部6が表皮材2を基材表面11に押圧するときの押圧方向T1に対する第2アウターステッチ部3Bの乗員側ダレ部32aに対する負角量u2を低減でき、第2アウターステッチ部3Bの乗員側ダレ部32aに発生する型擦り傷を抑制することができる。
よって、本発明によれば、ステッチ加飾部に掛かる生産コストを低減できるとともに、ステッチ加飾部の面品質(見栄え)をより一層向上できる。
例えば、上記実施形態では、ステッチ加飾部3は、2列のアウターステッチ部3A、3Bがインナーステッチ部3Cを間に挟んで形成されたダブルステッチであるが、これに限ることはない。例えば、1列のアウターステッチ部とインナーステッチ部の組み合わせでも、アウターステッチ部のみでも良い。
2、2w 表皮材
3 ステッチ加飾部
3A 第1アウターステッチ部
3B 第2アウターステッチ部
3C インナーステッチ部
3A1 縫目
3B1 縫目
4 基材保持型
5 表皮材押圧型
5A 電鋳殻
5A1 表皮材押圧面
6 突起部
10 ステッチ加飾付き内装部品
11 基材表面
21 表皮
22 発泡層
31、32 疑似糸部
31a、32a 乗員側ダレ部(ダレ部)
31b、32b 反対側ダレ部(ダレ部)
41 基材保持部
50 成形型
71 原型モデル
75 入槽モデル
76 電鋳殻
78 表皮材押圧型
711 基材基準面
712 針孔部
T1 表皮材押圧方向
m 乗員
m1 目線
p1、p2 面直線
q1、q2 孔中心線
u2 負角量
α1、α2 傾斜角
β1、β2 傾斜角
θ1、θ2 傾斜角
Claims (8)
- 基材と、当該基材表面に接着された表皮材とからなり、前記表皮材にステッチ加飾部が形成されたステッチ加飾付き内装部品であって、
前記ステッチ加飾部は、前記表皮材が長手方向に縫製状に形成された疑似糸部と、当該疑似糸部の長手方向と直交する両側に位置し前記表皮材が前記基材側に向けて傾斜するダレ部とを備えたこと、
前記ステッチ加飾付き内装部品は、車両の乗員が着座姿勢で目視できる位置に前記ステッチ加飾部を備えた車両用内装部品であり、前記ダレ部は、前記疑似糸部を通過する前記基材表面の面直線に対して非対称に傾斜して形成されたことを特徴とするステッチ加飾付き内装部品。 - 請求項1に記載されたステッチ加飾付き内装部品において、
前記疑似糸部に対して前記乗員と同一側に位置する乗員側ダレ部の前記疑似糸部を通過する前記基材表面の面直線に対する傾斜角は、前記疑似糸部に対して前記乗員と反対側に位置する反対側ダレ部の前記疑似糸部を通過する前記基材表面の面直線に対する傾斜角より大きく形成されたことを特徴とするステッチ加飾付き内装部品。 - 請求項2に記載されたステッチ加飾付き内装部品において、
前記乗員側ダレ部の前記傾斜角は、前記疑似糸部が長手方向で前記乗員側から離間するにしたがって大きくなるように形成されたことを特徴とするステッチ加飾付き内装部品。 - 請求項2又は請求項3に記載されたステッチ加飾付き内装部品において、
前記ステッチ加飾部は、2列のアウターステッチ部がインナーステッチ部を間に挟んで形成されたダブルステッチであることを特徴とするステッチ加飾付き内装部品。 - 請求項4に記載されたステッチ加飾付き内装部品において、
前記2列のアウターステッチ部の内、乗員側と離間して位置する第2アウターステッチ部における乗員側ダレ部の前記傾斜角は、乗員側と近接して位置する第1アウターステッチ部における乗員側ダレ部の前記傾斜角より大きく形成されたことを特徴とするステッチ加飾付き内装部品。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載されたステッチ加飾付き内装部品の成形型において、
前記成形型は、前記基材を保持する基材保持型と、前記表皮材を基材表面に押圧する表皮材押圧型とを備えた真空成形型であり、
前記表皮材押圧型には、前記表皮材を押圧する表皮材押圧部に前記ステッチ加飾部を形成する突起部を設けたことを特徴とするステッチ加飾付き内装部品の成形型。 - 請求項6に記載されたステッチ加飾付き内装部品の成形型において、
前記表皮材押圧部には、前記表皮材を押圧する表皮材押圧面に沿って電鋳殻が形成され、当該電鋳殻には、前記突起部を備えたことを特徴とするステッチ加飾付き内装部品の成形型。 - 請求項7に記載されたステッチ加飾付き内装部品の成形型であって、
前記電鋳殻を積層させる入槽モデルを転写する原器となる原型モデルには、前記ステッチ加飾部の縫目を形成する針孔部の孔中心線が、前記原型モデルの基材基準面に対する面直線より前記表皮材押圧方向に近づく方向へ傾斜して穿設されたことを特徴とするステッチ加飾付き内装部品の成形型。
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