JP6216188B2 - 基板乾燥装置および基板乾燥方法 - Google Patents

基板乾燥装置および基板乾燥方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6216188B2
JP6216188B2 JP2013182917A JP2013182917A JP6216188B2 JP 6216188 B2 JP6216188 B2 JP 6216188B2 JP 2013182917 A JP2013182917 A JP 2013182917A JP 2013182917 A JP2013182917 A JP 2013182917A JP 6216188 B2 JP6216188 B2 JP 6216188B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
drying
solution
auxiliary
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013182917A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015050414A (ja
Inventor
洋祐 塙
洋祐 塙
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP2013182917A priority Critical patent/JP6216188B2/ja
Publication of JP2015050414A publication Critical patent/JP2015050414A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6216188B2 publication Critical patent/JP6216188B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、半導体基板、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、プラズマ表示用ガラス基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板などの各種基板(以下、単に「基板」と記載する)に付着した液体を基板から除去する基板乾燥装置に関する。
半導体装置や液晶表示装置などの電子部品の製造工程では、液体を使用する様々な湿式処理を基板に対して施した後、湿式処理によって基板に付着した液体を除去するための乾燥処理を基板に対して施す。
湿式処理としては、基板表面の汚染物質を除去する洗浄処理が挙げられる。例えば、ドライエッチング工程により、凹凸を有する微細なパターンを形成した基板表面には、反応副生成物(エッチング残渣)が存在している。また、エッチング残渣の他に、基板表面には金属不純物や有機汚染物質などが付着している恐れがあり、これらの物質を除去するために、基板へ洗浄液を供給するなどの洗浄処理を行う。
洗浄処理の後には、洗浄液をリンス液により除去するリンス処理と、リンス液を乾燥する乾燥処理が施される。リンス処理としては、洗浄液が付着した基板表面に対して脱イオン水(DIW:Deionized Water)などのリンス液を供給し、基板表面の洗浄液を除去するリンス処理が挙げられる。その後、リンス液を除去することにより基板を乾燥させる乾燥処理を行う。
近年、基板に形成されるパターンの微細化に伴い、凹凸を有するパターンの凸部におけるアスペクト比(パターン凸部における高さと幅の比)が大きくなってきている。このため、乾燥処理時において、パターンの凹部に入り込んだ洗浄液やリンス液などの液体と、液体に接する気体との境界面に働く表面張力が、パターン中で隣接する凸部を引き寄せて、パターンを倒壊させるという問題があった。
このような表面張力に起因するパターンの倒壊を防ぐために、特許文献1では、基板上に昇華性物質の溶液を供給し、溶液中の溶媒を乾燥させて基板上を固相の昇華性物質で満たし、昇華性物質の昇華温度よりも高い温度に基板を加熱することで、昇華性物質を昇華させる乾燥技術が示されている。固体と、固体に接する気体との境界面には表面張力が働かないため、表面張力に起因するパターンの倒壊を防止することができる。
特開2012−243869号公報
特許文献1の乾燥技術は、基板表面における昇華性物質を加熱により昇華させて除去することによって、基板表面を乾燥させる技術である。昇華性物質を昇華させるためには熱エネルギーを昇華性物質へ与えることが必要となる。基板上の昇華性物質を全て昇華させるために必要な熱エネルギーの総量は、昇華性物質が吸収する顕熱と潜熱の総量となり、これらは使用する昇華性物質の種類と量に依存する。したがって、基板上の昇華性物質の膜厚が薄いほど、昇華に必要なエネルギーを低減することができる。
昇華性物質の膜厚を薄くする方法としては、昇華性物質の溶液を基板上へ供給した後、昇華性物質を基板上に析出させる前に、基板を高速で回転させることで、基板上の昇華性物質の溶液の液膜を薄くし、その後、常温の窒素ガスを供給するなどして溶媒を乾燥させる方法がある。しかしながら、常温の窒素ガスの供給により、溶媒だけでなく昇華性物質も昇華するおそれがあるため、薄い液膜に対して常温の窒素ガスを吹き付けると、昇華性物質が析出する前に基板上から除去されてしまい、パターンに昇華性物質が充填されない部分が生じ、溶媒の乾燥に伴ってパターンが倒壊するおそれがある。
本発明は、前述の課題に鑑みなされたものであり、基板の表面に付着した液体を除去して、基板を良好に乾燥させる乾燥処理において、液体の表面張力によるパターンの倒壊を防止し、かつ短時間で乾燥処理を行うとともに、乾燥処理にかかる処理ガスやエネルギーの消費量を低減することができる基板乾燥装置を提供することを目的とする。
本発明の基板乾燥装置は、前述の目的を達成するため、常温、常圧環境下で昇華性を有する乾燥補助物質を溶媒に溶解させた乾燥補助液を、処理液が付着した基板に供給する乾燥補助液供給手段と、前記乾燥補助液に含まれる前記溶媒を蒸発により除去し、前記乾燥補助物質の前記溶媒への溶解度よりも、前記乾燥補助液に含まれる前記乾燥補助物質の濃度を高くすることで、前記基板表面に前記乾燥補助物質を析出させる析出手段と、前記乾燥補助物質が析出した前記基板表面に、前記乾燥補助物質を溶解する溶解液を供給して前記乾燥補助物質を溶解させる溶解液供給手段と、前記溶解液を除去する溶解液除去手段と、前記乾燥補助物質を昇華させて、前記基板表面から除去する昇華手段とを備える。
また、本発明の基板乾燥装置は、前述の目的を達成するため、酸化により気体の酸化物を生成する乾燥補助物質を溶媒に溶解させた乾燥補助液を、処理液が付着した基板に供給する乾燥補助液供給手段と、前記乾燥補助液に含まれる前記溶媒を蒸発により除去し、前記乾燥補助物質の前記溶媒への溶解度よりも、前記乾燥補助液に含まれる前記乾燥補助物質の濃度を高くすることで、前記基板表面に前記乾燥補助物質を析出させる析出手段と、前記乾燥補助物質が析出した前記基板表面に、前記乾燥補助物質を溶解する溶解液を供給して前記乾燥補助物質を溶解させる溶解液供給手段と、前記溶解液を除去する溶解液除去手段と、前記乾燥補助物質を酸化させて前記基板から除去する酸化手段とを備える。
本発明では、処理液が付着した基板表面に常温、常圧雰囲気下で昇華性を有する乾燥補助物質を溶解した乾燥補助液を供給し、基板表面で乾燥補助液に溶解した乾燥補助物質を析出させた後、乾燥補助物質に対して溶解性をもつ溶解液を基板表面に供給することで、所望の膜厚まで乾燥補助物質を除去する。所望の膜厚まで、基板表面の乾燥補助物質を溶解により除去してから、昇華を行うことで、乾燥補助物質の昇華にかかる処理時間およびエネルギー消費量を低減することができる。
本発明では、処理液が付着した基板表面に、酸化により気体の酸化物となる乾燥補助物質を溶解した乾燥補助液を供給し、基板表面で乾燥補助液に溶解した乾燥補助物質を析出させた後、乾燥補助物質に対して溶解性をもつ溶解液を基板表面に供給することで、所望の膜厚まで乾燥補助物質を除去する。所望の膜厚まで乾燥補助物質を溶解により除去してから、酸化を行うことで、乾燥補助物質の酸化にかかる処理時間、および酸化剤の消費量を低減することができる。
本発明に係る基板処理ユニットの概略構成を示す図である。 本発明に係る制御ユニットの概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る気体供給ユニットの概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る基板処理ユニットの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における基板表面の様子を示す図である。 第1実施形態における基板表面の様子を示す図である。 第1実施形態における基板表面の様子を示す図である。 第1実施形態における基板表面の様子を示す図である。 第1実施形態における基板表面の様子を示す図である。 第2実施形態に係る気体供給ユニットの概略構成を示す図である。 第2実施形態に係る基板処理ユニットの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における基板表面の様子を示す図である。 第2実施形態における基板表面の様子を示す図である。 第2実施形態における基板表面の様子を示す図である。 第2実施形態における基板表面の様子を示す図である。 第2実施形態における基板表面の様子を示す図である。
以下の説明において、基板とは、半導体基板、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、プラズマ表示用ガラス基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板などの各種基板をいう。
以下の説明においては、一方主面のみに回路パターン等(以下「パターン」と記載する)が形成されている基板を例として用いる。ここで、パターンが形成されている主面を「表面」と称し、その反対側のパターンが形成されていない主面を「裏面」と称する。また、下方に向けられた基板の面を「下面」と称し、上方に向けられた基板の面を「上面」と称する。なお、以下においては上面を表面として説明する。
以下、本発明の実施の形態を、半導体基板の処理に用いられる基板処理ユニットを例に採って図面を参照して説明する。なお、本発明は、半導体基板の処理に限らず、液晶表示器用のガラス基板などの各種の基板の処理にも適用することができる。
<第1実施形態>
図1はこの発明に係る基板処理ユニット1の構成を示した縦断面の概略図である。この基板処理ユニット1は、半導体基板等の基板91(以下、単に「基板91」と記載する)に付着しているパーティクル等の汚染物質(以下「パーティクル等」と記載する)を除去するための洗浄処理、および洗浄処理の後の乾燥処理に用いられる枚葉式の基板処理ユニットである。
なお、基板処理ユニット1では、洗浄処理に用いる洗浄用のノズル等を図示せず、乾燥処理に用いる部位のみを示す。
<1−1.基板処理ユニットの構成>
次に、基板処理ユニット1の構成について図1を用いて説明する。基板処理ユニット1は、チャンバ11、制御ユニット13、乾燥補助液供給ユニット21、IPA供給ユニット31、気体供給ユニット41、モータ51、回転駆動部53、基板保持部55、チャックピン57を備える。また、基板処理ユニット1は図示しない基板搬入出手段と、図示しないチャックピン開閉機構と、図示しない湿式洗浄手段を備える。基板処理ユニット1の各部について、以下に説明する。
図2は、制御ユニット13の構成を示す模式図である。制御ユニット13は、基板処理ユニット1の各部と電気的に接続しており(図1参照)、各部の動作を制御する。制御ユニット13は、演算処理部15やメモリ17を有するコンピュータにより構成されている。演算処理部15としては、各種演算処理を行うCPUを用いる。また、メモリ17は、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAMおよび制御用ソフトウェアやデータなどを記憶しておく磁気ディスクを備える。磁気ディスクには、基板Wに応じた基板処理条件が、基板処理プログラム19(レシピとも呼ばれる)として予め格納されおり、CPUがその内容をRAMに読み出し、RAMに読み出された基板処理プログラム19の内容に従ってCPUが基板処理ユニット1の各部を制御する。
図1に戻る。次に、乾燥補助液供給ユニット21について説明する。乾燥補助液供給ユニット21は、基板91へ乾燥補助液を供給するユニットであり、乾燥補助液供給管23、乾燥補助液バルブ25、乾燥補助液ノズル27、乾燥補助液タンク29を備える。
乾燥補助液タンク29は、乾燥補助液供給管23を介して、乾燥補助液ノズル27と管路接続しており、乾燥補助液供給管23の経路途中には乾燥補助液バルブ25が介挿されている。乾燥補助液タンク29には、ナフタレンを溶媒に溶解させた乾燥補助液が貯留されており、図示しないポンプにより乾燥補助液タンク29内の乾燥補助液が加圧され、乾燥補助液供給管23へ送られる。
乾燥補助液バルブ25は、制御ユニット13と電気的に接続しており、制御ユニット13の動作指令によって乾燥補助液バルブ25の開閉が制御される。乾燥補助液バルブ25が開成すると、乾燥補助液が乾燥補助液供給管23を通って、乾燥補助液ノズル27から基板91に乾燥補助液が供給される。
本実施形態において乾燥補助物質としては、望ましくは常温、常圧雰囲気下で固体状態であり、昇華性を示す物質が好ましい。例として、ナフタレン(C10)、1,4−ジクロロベンゼン(分子式:CCl)、テトラクロロジフルオロエタン、しょうのう(分子式:C1016O、体系名:1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン)、またはtert−ブチルアルコール(C10O)などが挙げられる。また、この他に、ドライアイスや氷など、常圧雰囲気下で冷却により固体状態となり、昇華性を示す物質も使用できる。
また、本実施形態において、乾燥補助物質の溶媒としては、乾燥補助物質が溶解性を示し、常温で容易に乾燥が可能であるような液体が好ましい。例として、イソプロピルアルコール(Iso Propyl Alcohol:以下「IPA」と記載する)、メタノール、エタノール、アセトン、ベンゼン、四塩化炭素、クロロホルム、ヘキサン、デカリン、テトラリン、酢酸、シクロヘキサノール、エーテル、またはハイドロフルオロエーテル(Hydro Fluoro Ether)などが挙げられる。また、乾燥補助物質が水溶性を示す場合は、前記の溶媒の他に、脱イオン水(De Ionized Water:以下「DIW」と記載する)を用いることもできる。
なお、本実施形態では、乾燥補助物質としてナフタレンを用い、乾燥補助物質の溶媒としてIPAを用いる。本実施形態における乾燥補助液とは、ナフタレンをIPAに溶解したナフタレン溶液である。
次に、IPA供給ユニット31について説明する。IPA供給ユニット31は、基板91へIPAを供給するユニットであり、IPA供給管33、IPAバルブ35、IPAノズル37、IPAタンク39を備える。
IPAタンク39は、IPA供給管33を介して、IPAノズル37と管路接続しており、IPA供給管33の経路途中にはIPAバルブ35が介挿されている。IPAタンク39には、IPAが貯留されており、図示しないポンプによりIPAタンク39内のIPAが加圧され、IPA供給管33へ送られる。
IPAバルブ35は、制御ユニット13と電気的に接続しており、制御ユニット13の動作指令によってIPAバルブ35の開閉が制御される。IPAバルブ35が開成すると、IPAがIPA供給管33を通って、IPAノズル37から基板91にIPAが供給される。
なお、本実施形態ではここでIPAを用いるが、本発明の実施としては、乾燥補助物質に対して溶解性を有し、常温、常圧雰囲気下で容易に乾燥が可能である液体であればよく、IPAに限られない。本実施形態におけるIPAの代替としては、メタノール、エタノール、アセトン、ベンゼン、四塩化炭素、クロロホルム、ヘキサン、デカリン、テトラリン、酢酸、シクロヘキサノール、エーテル、またはハイドロフルオロエーテル(Hydro Fluoro Ether)などが挙げられる。
次に、気体供給ユニット41について説明する。気体供給ユニット41は、気体供給管43を介して気体ノズル47と接続しており、気体供給管43へ気体を供給するユニットである。気体供給管43へ供給された気体は、気体ノズル47から基板91の表面へ供給される。
図3に、本実施形態における気体供給ユニット41の概略構成を示す。気体供給ユニットは、窒素ガスバルブ45、窒素ガスタンク49を備える。
窒素ガスタンク49は、気体供給管43と管路接続しており、気体供給管43の経路途中には窒素ガスバルブ45が介挿されている。窒素ガスタンク49には、窒素ガスが貯留されており、図示しない加圧手段により窒素ガスタンク49内の窒素ガスが加圧され、気体供給管43へ送られる。なお、加圧手段は、ポンプなどによる加圧の他、窒素ガスを窒素ガスタンク49内に圧縮貯留することによっても実現される。
窒素ガスバルブ45は、制御ユニット13と電気的に接続しており、制御ユニット13の動作指令によって窒素ガスバルブ45の開閉が制御される。窒素ガスバルブ45が開成すると、窒素ガスが気体供給管43を通って、気体ノズル47から基板91に窒素ガスが供給される。
なお、本実施形態で用いられる窒素ガスは、室温の窒素ガスである。また、この窒素ガス中に含まれる、IPA蒸気の分圧は、IPA蒸気の室温における飽和蒸気圧よりも低い。
本実施形態では、ここで窒素ガスを用いるが、本発明の実施としては、乾燥補助液の溶媒として用いる液体や、乾燥補助物質の溶解液として用いる液体を乾燥させることが可能であり、乾燥補助物質に対して不活性な気体であれば、これに限られない。本実施形態において、窒素ガスの代替となる気体としては、アルゴンガス、またはヘリウムガスが挙げられる。
図1に戻る。次に、モータ51、回転駆動部53、基板保持部55、およびチャックピン57について説明する。モータ51は、制御ユニット13と電気的に接続しており、制御ユニット13の動作指令によって、回転駆動部53を回転駆動させる。回転駆動部53と基板保持部55は接続しており、回転駆動部53がモータ51によって回転駆動すると、基板保持部55も回転する。
基板保持部55の周縁部付近の上面には、等角度間隔に複数のチャックピン57が配置されている。基板91は、パターンが形成される面を上面に向け、チャックピン57に保持される。各チャックピン57は、図示しないチャックピン開閉機構により、チャックピン57上に載置された基板91の周縁部を保持しない開状態と、基板91の周縁部の下面および外周端面に接触し、基板保持部55の上面から空隙を介して上方の位置に、基板91を支持する閉状態との間で移動可能となっている。
<1−2.基板処理の工程>
次に、上記のように構成された基板処理ユニット1における基板処理動作について説明する。ここで、基板91上には、凹凸のパターンが前工程により形成されている。パターンは、凸部および凹部を備えている。凸部は、100〜200nmの範囲の高さであり、10〜20nmの範囲の幅である。また、隣接する凸部間の距離(凹部の幅)は、10〜20nmの範囲である。
以下、図1と図4を参照して基板処理の工程を説明する。図4は第1実施形態における基板処理ユニット1の動作を示すフローチャートである。
まず、所定の基板91に応じた基板処理プログラム19がオペレータにより実行指示される。その後、基板91を基板処理ユニット1に搬入する準備として、制御ユニット13が動作指令を行い以下の動作をする。
すなわち、回転駆動部53の回転を停止し、基板保持部55がチャックピン57を基板91の受け渡しに適した位置へ位置決めする。また、乾燥補助液バルブ25、IPAバルブ35、窒素ガスバルブ45を閉成し、チャックピン57を図示しない開閉機構により開状態とする。
未処理の基板91が、図示しない基板搬入出機構により基板処理ユニット1内に搬入され、基板支持部55のチャックピン57上に載置されると、図示しない開閉機構によりチャックピン57を閉状態とする。
未処理の基板91が基板保持部55に保持された後、基板に対して、図示しない湿式洗浄手段により、湿式洗浄工程(S11)を行う。湿式洗浄工程としては、例えば、基板91の表面へSC−1(アンモニア、過酸化水素水、および水を含む液体)やSC−2(塩酸、過酸化水素水、および水を含む液体)などの洗浄液を供給した後、リンス液としてDIWを供給する工程が挙げられる。
なお、本実施形態においては、図示しない湿式洗浄手段により、基板91の表面にSC−1が供給され、基板91の洗浄を行った後、基板91の表面にDIWを供給し、SC−1を除去する。
次に、DIWが付着している基板91の表面へIPAを供給するIPAリンス工程(S12)を行う。まず、制御ユニット13がモータ51へ動作指令を行い、基板91を一定速度で回転させる。次に、制御ユニット13がIPAバルブ35へ動作指令を行い、IPAバルブ35を開成する。これにより、IPAを、IPAタンク39からIPA供給管33およびIPAノズル37を介して、基板91の表面に供給する。
基板91の表面に供給されたIPAは、基板91が回転することにより生ずる遠心力により、基板91の中心付近から基板91の周縁部に向かって流動し、基板91の表面全面に拡散する。これにより、基板91の表面のDIWをIPAの供給によって除去し、基板91の表面全面がIPAで覆われる。IPAリンス工程の終了後、制御ユニット13がIPAバルブ35へ動作指令を行い、IPAバルブ35を閉成する。
次に、基板91の表面へ乾燥補助液を供給する乾燥補助液供給工程(S13)を行う。まず、制御ユニット13がモータ51へ動作指令を行い、基板91を一定速度で回転させる。次に、制御ユニット13が乾燥補助液バルブ25へ動作指令を行い、乾燥補助液バルブ25を開成する。これにより、乾燥補助液を、乾燥補助液タンク29から乾燥補助液供給管23および乾燥補助液ノズル27を介して、基板91の表面に供給する。
基板91の表面に供給された乾燥補助液は、基板91が回転することにより生ずる遠心力により、基板91の中心付近から基板91の周縁部に向かって流動し、基板91の表面全面に拡散する。乾燥補助液供給工程終了後の基板91の表面の様子を図5に示す。
図5のパターン93は、基板91の表面に形成されており、凸部95と凹部97を備える。図5は、パターン93の凹部97に、乾燥補助液としてのナフタレン溶液61が充填している様子を模式図として示している。後述する析出工程において、基板91の表面に析出する固体のナフタレン63の膜厚は、基板91の表面に形成されるナフタレン溶液61の液膜の膜厚に依存する。固体のナフタレン63の膜厚を十分厚く保つために、乾燥補助液供給工程において、基板91の回転速度を制御ユニット13により制御し、基板91の表面に形成されるナフタレン溶液61の液膜の膜厚が凸部95の高さよりも十分厚くなるように調整する。
図4に戻る。乾燥補助液供給工程の終了後、制御ユニット13が乾燥補助液バルブ25へ動作指令を行い、乾燥補助液バルブ25を閉成する。
次に、析出工程(S14)を行う。まず、制御ユニット13がモータ51へ動作指令を行い、基板91を一定速度で回転させる。次に、制御ユニット13が窒素ガスバルブ45へ動作指令を行い、窒素ガスバルブ45を開成する。これにより、窒素ガスを、窒素ガスタンク49から気体供給管43および気体ノズル47を介して、基板91の表面に供給する。
本実施形態の窒素ガスには、窒素ガスにおけるIPA蒸気の分圧が、基板91の表面におけるナフタレン溶液の溶媒としてのIPAの蒸気圧よりも低い窒素ガスを使用する。このような窒素ガスの供給により、基板91の表面のIPAが蒸発により除去されると、固体のナフタレンが基板91の表面に析出する。析出工程終了後の基板91の表面の様子を図6に示す。
図6は、パターン93の凹部97に、固体のナフタレン63が充填している様子を模式図として示している。前工程である乾燥補助液供給工程において、基板91の回転速度を制御し、基板91の表面におけるナフタレン溶液の液膜の膜厚を凸部95の高さよりも十分厚くなるように調整したため、析出工程後の固体のナフタレン63の膜厚も、凸部95の高さよりも十分厚く形成されている。
図4に戻る。析出工程の終了後、制御ユニット13が窒素ガスバルブ45へ動作指令を行い、窒素ガスバルブ45を閉成する。
次に、固体のナフタレンが析出した基板91の表面にIPAを供給し、余分な膜厚のナフタレンを溶解により除去する溶解液供給工程(S15)を行う。まず、制御ユニット13がモータ51へ動作指令を行い、基板91を一定速度で回転させる。次に、制御ユニット13がIPAバルブ35へ動作指令を行い、IPAバルブ35を開成する。これにより、IPAタンク39からIPA供給管33およびIPAノズル37を介して、基板91の表面にIPAを供給する。
このように、基板91を回転させながらIPAノズル37よりIPAを基板91の表面へ供給することにより、析出工程において基板91の表面に析出した固体のナフタレンをIPAによって溶解する。また、溶解したナフタレンを含むIPAは、基板91の回転による遠心力で基板91の周縁方向に振り切られ、基板91の表面から除去される。図7に、溶解液供給工程の途中の様子を示す。
図7は、基板91の表面に析出した固体のナフタレン63の上面にIPA65を供給している様子を模式図として示している。前工程である析出工程において、基板91の表面には凸部95の高さよりも十分厚い固体のナフタレン63の膜が形成されている。後述する昇華除去工程では、この固体のナフタレン63の量が少ないほど、使用するガスの消費量が少なくなるため、本工程ではパターン93が倒壊しない程度の厚みまで、固体のナフタレン63の上面から、IPA65に溶解させることにより除去する。
ここで、パターン93が倒壊しない程度の厚みであれば、パターン93における凸部95の高さよりも、固体のナフタレン63の膜厚が薄くてもよい。
図4に戻る。溶解液供給工程の終了後、制御ユニット13がIPAバルブ35へ動作指令を行い、IPAバルブ35を閉成する。
次に、基板91の表面に窒素ガスを供給することで、溶解液供給工程において基板91へ供給したIPAを乾燥により除去する溶解液乾燥工程(S16)を行う。まず、制御ユニット13がモータ51へ動作指令を行い、基板91を一定速度で回転させる。次に、制御ユニット13が窒素ガスバルブ45へ動作指令を行い、窒素ガスバルブ45を開成する。これにより、窒素ガスタンク49から気体供給管43および気体ノズル47を介して、基板91の表面に窒素ガスを供給する。
ここで、供給する窒素ガスにおけるIPA蒸気の分圧は、常温におけるIPAの飽和蒸気圧よりも低い。したがって、このような窒素ガスを基板91の表面へ供給すると、溶解液供給工程において基板91の表面に供給したIPAが窒素ガス雰囲気下で蒸発し、基板91の表面から除去される。よって、IPAの除去により、固体のナフタレンがIPAへ溶解しなくなり、固体のナフタレンの膜厚が保たれる。図8に、溶解液乾燥工程の途中の様子を示す。
図8は、基板91の表面に析出した固体のナフタレン63の上面に窒素ガスを供給している様子を模式図として示している。前工程である溶解液供給工程において、基板91の表面にはIPA65が供給されていたが、本工程ではこのIPA65を窒素ガスの供給により蒸発させ、所望の膜厚よりも多くの固体のナフタレン63の膜厚が、IPA65への溶解によって減少しないように保つ。
図4に戻る。窒素ガスの供給によって基板91表面のIPAが除去され、溶解液供給工程が終了すると、引き続き、窒素ガスを基板91の表面に供給する昇華除去工程(S17)を行う。
まず、制御ユニット13が窒素ガスバルブ45へ動作指令を行い、窒素ガスバルブ45は開成を維持する。これにより、窒素ガスタンク49から気体供給管43および気体ノズル47を介して、基板91の表面への窒素ガス供給が維持される。次に、制御ユニット13がモータ51へ動作指令を行い、基板91を一定速度で回転させる。
ここで、供給する窒素ガスにおけるナフタレン蒸気の分圧は、常温におけるナフタレンの飽和昇華圧よりも低い。したがって、このような窒素ガスを基板91の表面へ供給すると、析出工程において基板91の表面に析出した固体のナフタレンが、窒素ガス雰囲気下で昇華し、基板91の表面から除去される。よって、固体のナフタレンの昇華により、基板91の表面の物質除去時に、基板91の表面のパターンに表面張力がはたらくのを防止し、基板91の表面を良好に乾燥することができる。
図9に、昇華除去工程の終了時の様子を示す。図9は、基板91の表面に窒素ガスを供給している様子を模式図として示している。
図4に戻る。昇華除去工程の終了後、制御ユニット13が窒素ガスバルブ45へ動作指令を行い、窒素ガスバルブ45を閉成する。以上により、一連の基板乾燥処理が終了する。前述のような基板乾燥処理の後、図示しない基板搬入出機構により、基板91がチャンバ11から搬出される。
以上のように、本実施形態では、基板91の表面で析出した余分な膜厚の乾燥補助物質を、IPAへの溶解により除去することで、昇華除去工程において昇華処理が必要な乾燥補助物質の体積を削減し、窒素ガスの消費量の削減を実現している。
なお、前述の第1実施形態では、昇華除去工程において、窒素ガスの供給により固体のナフタレンを昇華させたが、他にも、基板保持部55の内部等に内蔵された抵抗加熱ヒータ等の加熱手段によって、固体のナフタレンの融点である摂氏80度より低い温度で、かつ室温以上の温度に加熱することで、ナフタレンの昇華圧を基板91の表面の雰囲気よりも大きくすることによっても、ナフタレンの昇華を実行することができる。望ましくは、摂氏40度から摂氏60度程度の温度に加熱することが好ましい。
<第2実施形態>
次に、この発明に係る基板処理ユニットの第2実施形態を説明する。この第2実施形態が第1実施形態と大きく相違する点は、乾燥補助液供給工程において供給する乾燥補助液に含まれる乾燥補助物質が、酸化により気体の酸化物を生成する点にある。本実施形態では、第1実施形態における昇華除去工程の代わりに、酸化除去工程を行い、乾燥補助物質を酸化により基板の表面から除去することで、基板の乾燥を行う。
<2−1.基板処理装置の全体構成>
なお、第2実施形態の構成は、第1実施形態の構成である図1および図2に示す基板処理ユニット1および制御ユニット13と基本的に同一であるため、以下の説明では同一符号を付して構成説明を省略する。
本実施形態では、乾燥補助液には、乾燥補助物質を溶媒に溶解させた、乾燥補助物質の溶液を用いる。
乾燥補助物質には、酸化により気体の酸化物を生成する物質を用いる。例として、ヘキサメチレンテトラミン(化学式:C12。融点:摂氏280度。酸素またはオゾンと酸化した際の酸化物:水蒸気、二酸化炭素および窒素酸化物。DIWおよびIPAに対して可溶性をもつ)、1,3,5−トリオキサン(化学式:C。融点:摂氏64度。酸素またはオゾンと酸化した際の酸化物:水蒸気および二酸化炭素。DIWおよびIPAに対して可溶性をもつ)、1−ピロリジンカルボジチオ酸アンモニウム(化学式:CNCSSNH。融点:摂氏151度から摂氏153度。酸素またはオゾンと酸化した際の酸化物:水蒸気、二酸化炭素、窒素酸化物および硫黄酸化物。DIWおよびIPAに対して可溶性をもつ)、メタアルデヒド(化学式:C16。融点:摂氏246度。酸素またはオゾンと酸化した際の酸化物:水蒸気および二酸化炭素。DIWに対して可溶性をもつ)、またはパラフィン(化学式:C2n+2(n:20〜48)。融点:摂氏50度から摂氏52度。酸素またはオゾンと酸化した際の酸化物:水蒸気および二酸化炭素。DIWに対して可溶性をもつ)などが挙げられる。
また、乾燥補助物質の溶媒としては、IPA、メタノール、エタノール、アセトン、ベンゼン、四塩化炭素、クロロホルム、ヘキサン、デカリン、テトラリン、酢酸、シクロヘキサノール、エーテル、またはハイドロフルオロエーテル(Hydro Fluoro Ether)などの有機溶剤や、DIWが挙げられ、乾燥補助物質が可溶な溶媒が選択される。
なお、本実施形態では、乾燥補助物質として、ヘキサメチレンテトラミンを用い、乾燥補助物質の溶媒としてDIWを用いる。乾燥補助液は、ヘキサメチレンテトラミンをDIWに溶解させた、ヘキサメチレンテトラミン水溶液とする。
図10に、本実施形態における気体供給ユニット41の概略構成を示す。本実施形態では、窒素ガスと酸素ガスの2種類の気体を、1つのノズルに対して用いる。気体供給ユニット41は、窒素ガス供給管73、窒素ガスバルブ75、窒素ガスタンク79、酸素ガス供給管83、酸素ガスバルブ85、酸素ガスタンク89を備える。
窒素ガス供給管73は、一端が窒素ガスタンク79と、他方の一端が気体供給管43と管路接続されている。窒素ガス供給管73の経路途中には窒素ガスバルブ75が介挿されている。窒素ガスタンク79には、窒素ガスが貯留されており、図示しない加圧手段により窒素ガスタンク79内の窒素ガスが加圧され、窒素ガス供給管73へ送られる。なお、加圧手段は、ポンプなどによる加圧の他、窒素ガスを窒素ガスタンク79内に圧縮貯留することによっても実現される。
窒素ガスバルブ75は、制御ユニット13と電気的に接続しており、制御ユニット13の動作指令によって窒素ガスバルブ75の開閉が制御される。窒素ガスバルブ75が開成すると、窒素ガスが窒素ガス供給管73、および気体供給管43を通って、気体ノズル47から基板91に供給される。
なお、本実施形態で用いられる窒素ガスは、室温の窒素ガスである。また、この窒素ガス中に含まれる、乾燥補助液の溶媒として用いられる液体の分圧(ここでは、水蒸気の分圧)は、室温における乾燥補助液の溶媒として用いられる液体の蒸気圧よりも低い。
本実施形態では、ここで窒素ガスを用いるが、本発明の実施としては、乾燥補助液の溶媒として用いる液体や、乾燥補助物質の溶解液として用いる液体を乾燥させることが可能であり、乾燥補助物質に対して不活性な気体であれば、これに限られない。本実施形態において、窒素ガスの代替となる気体としては、アルゴンガス、またはヘリウムガスが挙げられる。
酸素ガス供給管83は、一端が酸素ガスタンク89と、他方の一端が気体供給管43と管路接続されている。酸素ガス供給管83の経路途中には酸素ガスバルブ85が介挿されている。酸素ガスタンク89には、酸素ガスが貯留されており、図示しない加圧手段により酸素ガスタンク89内の酸素ガスが加圧され、酸素ガス供給管83へ送られる。なお、加圧手段は、ポンプなどによる加圧の他、酸素ガスを酸素ガスタンク89内に圧縮貯留することによっても実現される。
酸素ガスバルブ85は、制御ユニット13と電気的に接続しており、制御ユニット13の動作指令によって酸素ガスバルブ85の開閉が制御される。酸素ガスバルブ85が開成すると、酸素ガスが酸素ガス供給管83、および気体供給管43を通って、気体ノズル47から基板91に供給される。
なお、本実施形態で用いられる酸素ガスは、室温の酸素ガスである。また、この酸素ガス中に含まれる、乾燥補助液の溶媒として用いられる液体の分圧(ここでは、水蒸気の分圧)は、室温における乾燥補助液の溶媒として用いられる液体の蒸気圧よりも低い。
本実施形態では、ここで酸素ガスを用いるが、本発明の実施としては、乾燥補助物質を酸化させ、気体の酸化物を生成させることが可能な気体であれば、これに限られない。本実施形態において、酸素ガスの代替となる気体としては、オゾンガスが挙げられる。
<2−2.基板処理の工程>
次に、上記のように構成された基板処理ユニット1における基板処理動作について説明する。以下、図1と図10、および図11を参照して基板処理の工程を説明する。図11は第2実施形態における基板処理ユニット1の動作を示すフローチャートである。
まず、所定の基板91に応じた基板処理プログラム19がオペレータにより実行指示される。その後、基板91を基板処理ユニット1に搬入する準備として、制御ユニット13が動作指令を行い以下の動作をする。
すなわち、回転駆動部53の回転を停止し、基板保持部55がチャックピン57を基板91の受け渡しに適した位置へ位置決めする。また、乾燥補助液バルブ25、IPAバルブ35、窒素ガスバルブ45を閉成し、チャックピン57を図示しない開閉機構により開状態とする。
未処理の基板91が、図示しない基板搬入出機構により基板処理ユニット1内に搬入され、基板支持部55のチャックピン57上に載置されると、図示しない開閉機構によりチャックピン57を閉状態とする。
未処理の基板91が基板保持部55に保持された後、基板に対して、図示しない湿式洗浄手段により、湿式洗浄工程(S21)を行う。湿式洗浄工程としては、例えば、基板91の表面へSC−1(アンモニア、過酸化水素水、および水を含む液体)やSC−2(塩酸、過酸化水素水、および水を含む液体)などの洗浄液を供給した後、リンス液としてDIWを供給する工程が挙げられる。
なお、本実施形態においては、図示しない湿式洗浄手段により、基板91の表面にSC−1が供給され、基板91の洗浄を行った後、基板91の表面にDIWを供給し、SC−1を除去する。
次に、DIWが付着している基板91の表面へ乾燥補助液を供給する乾燥補助液供給工程(S22)を行う。まず、制御ユニット13がモータ51へ動作指令を行い、基板91を一定速度で回転させる。次に、制御ユニット13が乾燥補助液バルブ25へ動作指令を行い、乾燥補助液バルブ25を開成する。これにより、乾燥補助液を、乾燥補助液タンク29から乾燥補助液供給管23および乾燥補助液ノズル27を介して、基板91の表面に供給する。
基板91の表面に供給された乾燥補助液は、基板91が回転することにより生ずる遠心力により、基板91の中心付近から基板91の周縁部に向かって流動し、基板91の表面全面に拡散する。乾燥補助液供給工程終了後の基板91の表面の様子を図12に示す。
図12のパターン93は、基板91の表面に形成されており、凸部95と凹部97を備える。図12は、パターン93の凹部97に、乾燥補助液としてのヘキサメチレンテトラミン水溶液67が充填している様子を模式図として示している。後述する析出工程において、基板91の表面に析出する固体のヘキサメチレンテトラミン69の膜厚は、基板91の表面に形成されるヘキサメチレンテトラミン水溶液67の液膜の膜厚に依存する。固体のヘキサメチレンテトラミン69の膜厚を十分厚く保つために、乾燥補助液供給工程において、基板91の回転速度を制御ユニット13により制御し、基板91の表面に形成されるヘキサメチレンテトラミン水溶液67の液膜の膜厚が凸部95の高さよりも十分厚くなるように調整する。
図11に戻る。乾燥補助液供給工程の終了後、制御ユニット13が乾燥補助液バルブ25へ動作指令を行い、乾燥補助液バルブ25を閉成する。
次に、析出工程(S23)を行う。まず、制御ユニット13がモータ51へ動作指令を行い、基板91を一定速度で回転させる。次に、制御ユニット13が窒素ガスバルブ75へ動作指令を行い、窒素ガスバルブ75を開成する。これにより、窒素ガスを、窒素ガスタンク79から気体供給管43および気体ノズル47を介して、基板91の表面に供給する。
本実施形態の窒素ガスには、窒素ガスにおける水蒸気の分圧が、基板91の表面におけるヘキサメチレンテトラミン水溶液の溶媒としての水の蒸気圧よりも低い窒素ガスを使用する。このような窒素ガスの供給により、基板91の表面の水分が蒸発により除去されると、固体のヘキサメチレンテトラミンが基板91の表面に析出する。析出工程終了後の基板91の表面の様子を図13に示す。
図13は、パターン93の凹部97に、固体のヘキサメチレンテトラミン69が充填している様子を模式図として示している。前工程である乾燥補助液供給工程において、基板91の回転速度を制御し、基板91の表面におけるヘキサメチレンテトラミン水溶液の液膜の膜厚を凸部95の高さよりも十分厚くなるように調整したため、析出工程後の固体のヘキサメチレンテトラミン69の膜厚も、凸部95の高さよりも十分厚く形成されている。
図11に戻る。析出工程の終了後、制御ユニット13が窒素ガスバルブ75へ動作指令を行い、窒素ガスバルブ75を閉成する。
次に、固体のヘキサメチレンテトラミンが析出した基板91の表面にIPAを供給し、余分な膜厚のヘキサメチレンテトラミンを溶解により除去する溶解液供給工程(S24)を行う。本実施形態における溶解液供給工程は、第1実施形態における溶解液供給工程(S15)と同様であるため、説明は省略する。図14に、本実施形態における溶解液供給工程の途中の様子を示す。
図14は、基板91の表面に析出した固体のヘキサメチレンテトラミン69の上面にIPA65を供給している様子を模式図として示している。前工程である析出工程において、基板91の表面には凸部95の高さよりも十分厚い固体のヘキサメチレンテトラミン69の膜が形成されている。後述する酸化除去工程では、この固体のヘキサメチレンテトラミン69の量が少ないほど、使用するガスの消費量が少なくなるため、本工程ではパターン93が倒壊しない程度の厚みまで、固体のヘキサメチレンテトラミン69の上面から、IPA65に溶解させることにより除去する。
ここで、パターン93が倒壊しない程度の厚みであれば、パターン93における凸部95の高さよりも、固体のヘキサメチレンテトラミン69の膜厚が薄くてもよい。
図11に戻る。溶解液供給工程の終了後、制御ユニット13がIPAバルブ35へ動作指令を行い、IPAバルブ35を閉成する。
次に、基板91の表面に窒素ガスを供給することで、溶解液供給工程において基板91へ供給したIPAを乾燥により除去する溶解液乾燥工程(S25)を行う。まず、制御ユニット13がモータ51へ動作指令を行い、基板91を一定速度で回転させる。次に、制御ユニット13が窒素ガスバルブ75へ動作指令を行い、窒素ガスバルブ75を開成する。これにより、窒素ガスタンク79から気体供給管43および気体ノズル47を介して、基板91の表面に窒素ガスを供給する。
ここで、供給する窒素ガスにおけるIPA蒸気の分圧は、常温におけるIPAの飽和蒸気圧よりも低い。したがって、このような窒素ガスを基板91の表面へ供給すると、溶解液供給工程において基板91の表面に供給したIPAが窒素ガス雰囲気下で蒸発し、基板91の表面から除去される。よって、IPAの除去により、固体のナフタレンがIPAへの溶解しなくなり、固体のナフタレンの膜厚が保たれる。図15に、本実施形態における溶解液乾燥工程の途中の様子を示す。
図15は、基板91の表面に析出した固体のヘキサメチレンテトラミン69の上面に窒素ガスを供給している様子を模式図として示している。前工程である溶解液供給工程において、基板91の表面にはIPA65が供給されていたが、本工程ではこのIPA65を窒素ガスの供給により蒸発させ、所望の膜厚よりも多くの固体のヘキサメチレンテトラミン69の膜厚が、IPA65への溶解によって減少しないように保つ。
図11に戻る。窒素ガスの供給によって基板91表面のIPAが除去され、溶解液供給工程が終了すると、制御ユニット13が窒素ガスバルブ75へ動作指令を行い、窒素ガスバルブ75を閉成する。
次に、基板91の表面に酸素ガスを供給することで、析出工程において基板91の表面に析出した固体のヘキサメチレンテトラミンを酸化により除去する酸化除去工程(S26)を行う。まず、制御ユニット13がモータ51へ動作指令を行い、基板91を一定速度で回転させる。次に、制御ユニット13が酸素ガスバルブ85へ動作指令を行い、酸素ガスバルブ85を開成する。これにより、酸素ガスタンク89から気体供給管43および気体ノズル47を介して、基板91の表面への酸素ガスが供給される。
基板91の表面において、固体のヘキサメチレンテトラミンに酸素ガスが与えられると、固体のヘキサメチレンテトラミンが酸化反応を起こし、気体の酸化物(水蒸気、二酸化炭素、および窒素酸化物)を生成する。これら気体の酸化物は、継続して供給される酸素ガスによって基板91の表面から除去される。
図16に、酸化除去工程の終了時の様子を示す。図16は、基板91の表面に酸素ガスを供給している様子を模式図として示している。
図11に戻る。酸化除去工程の終了後、制御ユニット13が酸素ガスバルブ85へ動作指令を行い、酸素ガスバルブ85を閉成する。以上により、一連の基板乾燥処理が終了する。前述のような基板乾燥処理の後、図示しない基板搬入出機構により、基板91がチャンバ11から搬出される。
以上のように、本実施形態では、基板91の表面で析出した余分な膜厚の乾燥補助物質を、IPAへの溶解により除去することで、酸化除去工程において酸化処理が必要な乾燥補助物質の体積を削減し、酸素ガスの消費量の削減を実現している。
なお、前述の第2実施形態では、酸化除去工程において、酸素ガスの供給により固体のヘキサメチレンテトラミンを酸化させたが、他にも、オゾンガスの供給によりヘキサメチレンテトラミンを酸化させることによっても、酸化除去工程を行うことができる。また、オゾンガスの供給方法は、気体ノズル47からの供給に限られず、例えば、チャンバ11内に紫外線を照射する紫外線照射部を設け、紫外線を基板91の表面に析出したヘキサメチレンテトラミンに照射し、ヘキサメチレンテトラミンの近傍の雰囲気に含まれる酸素ガスからオゾンガスを生成することによっても、オゾンガスの供給を行うことができる。
1 基板処理ユニット
13 制御ユニット
21 乾燥補助液供給ユニット
31 IPA供給ユニット
41 気体供給ユニット
51 モータ
53 回転駆動部
55 基板保持部
57 チャックピン
91 基板

Claims (6)

  1. 常温、常圧環境下で昇華性を有する乾燥補助物質を溶媒に溶解させた乾燥補助液を、処理液が付着した基板に供給する乾燥補助液供給手段と、
    前記乾燥補助液に含まれる前記溶媒を蒸発により除去し、前記乾燥補助物質の前記溶媒への溶解度よりも、前記乾燥補助液に含まれる前記乾燥補助物質の濃度を高くすることで、前記基板表面に前記乾燥補助物質を析出させる析出手段と、
    前記乾燥補助物質が析出した前記基板表面に、前記乾燥補助物質を溶解する溶解液を供給して前記乾燥補助物質を溶解させる溶解液供給手段と、
    前記溶解液を除去する溶解液除去手段と、
    前記乾燥補助物質を昇華させて、前記基板表面から除去する昇華手段と、
    を備える基板乾燥装置。
  2. 酸化により気体の酸化物を生成する乾燥補助物質を溶媒に溶解させた乾燥補助液を、処理液が付着した基板に供給する乾燥補助液供給手段と、
    前記乾燥補助液に含まれる前記溶媒を蒸発により除去し、前記乾燥補助物質の前記溶媒への溶解度よりも、前記乾燥補助液に含まれる前記乾燥補助物質の濃度を高くすることで、前記基板表面に前記乾燥補助物質を析出させる析出手段と、
    前記乾燥補助物質が析出した前記基板表面に、前記乾燥補助物質を溶解する溶解液を供給して前記乾燥補助物質を溶解させる溶解液供給手段と、
    前記溶解液を除去する溶解液除去手段と、
    前記乾燥補助物質を酸化させて前記基板から除去する酸化手段と、
    を備える基板乾燥装置。
  3. 請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の基板乾燥装置であって、
    前記溶解液除去手段は、前記乾燥補助物質に対して不活性な不活性ガスを、前記基板表面に供給する不活性ガス供給手段であり、前記不活性ガスにおける前記溶解液の分圧は、前記不活性ガスの温度における前記溶解液の蒸気圧よりも低い基板乾燥装置。
  4. 請求項3に記載の基板乾燥装置であって、
    前記不活性ガスの温度は、常温よりも高く、前記乾燥補助物質の融点よりも低い温度である基板乾燥装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の基板乾燥装置であって、
    前記溶解液供給手段は、前記基板表面に析出した前記乾燥補助物質の一部を前記溶解液により溶解させる基板乾燥装置。
  6. 常温、常圧環境下で昇華性を有する物質または酸化により気体の酸化物を生成する物質である乾燥補助物質を溶媒に溶解させた乾燥補助液を、処理液が付着した基板に供給する乾燥補助液供給工程と、
    前記乾燥補助液に含まれる前記溶媒を蒸発により除去し、前記乾燥補助物質の前記溶媒への溶解度よりも、前記乾燥補助液に含まれる前記乾燥補助物質の濃度を高くすることで、前記基板表面に前記乾燥補助物質を析出させる析出工程と、
    前記乾燥補助物質が析出した前記基板表面に、前記乾燥補助物質を溶解する溶解液を供給して前記乾燥補助物質を溶解させる溶解液供給工程と、
    前記溶解液を除去する溶解液除去工程と、
    前記昇華性を有する乾燥補助物質を昇華させて、または、前記酸化により気体の酸化物を生成する乾燥補助物質を酸化させて、前記基板表面から除去する除去工程と、
    を備える基板乾燥方法。
JP2013182917A 2013-09-04 2013-09-04 基板乾燥装置および基板乾燥方法 Active JP6216188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013182917A JP6216188B2 (ja) 2013-09-04 2013-09-04 基板乾燥装置および基板乾燥方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013182917A JP6216188B2 (ja) 2013-09-04 2013-09-04 基板乾燥装置および基板乾燥方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015050414A JP2015050414A (ja) 2015-03-16
JP6216188B2 true JP6216188B2 (ja) 2017-10-18

Family

ID=52700151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013182917A Active JP6216188B2 (ja) 2013-09-04 2013-09-04 基板乾燥装置および基板乾燥方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6216188B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI743585B (zh) * 2018-11-22 2021-10-21 日商斯庫林集團股份有限公司 基板處理方法及基板處理裝置

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6456793B2 (ja) * 2015-08-11 2019-01-23 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置および昇華性物質の析出防止方法
JP6461749B2 (ja) * 2015-08-26 2019-01-30 東芝メモリ株式会社 基板処理方法および基板処理装置
JP6703858B2 (ja) * 2016-02-26 2020-06-03 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法
JP6710561B2 (ja) * 2016-03-29 2020-06-17 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
JP6712482B2 (ja) * 2016-03-31 2020-06-24 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
JP6898073B2 (ja) * 2016-05-24 2021-07-07 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置及び基板処理方法
JP6780998B2 (ja) * 2016-09-26 2020-11-04 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置及び基板処理方法
KR102008566B1 (ko) * 2016-05-24 2019-08-07 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP6606470B2 (ja) * 2016-06-17 2019-11-13 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法
JP6672091B2 (ja) * 2016-06-24 2020-03-25 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
JP7001423B2 (ja) * 2016-12-26 2022-01-19 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置及び基板処理方法
EP3340280A1 (en) 2016-12-26 2018-06-27 SCREEN Holdings Co., Ltd. Substrate treating apparatus and substrate treating method
JP6887253B2 (ja) * 2017-01-06 2021-06-16 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法及び基板処理装置
JP6914138B2 (ja) * 2017-07-26 2021-08-04 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法及び基板処理装置
KR102387875B1 (ko) * 2017-07-27 2022-04-18 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 기판 처리 방법, 기판 처리액 및 기판 처리 장치
JP7030440B2 (ja) 2017-07-27 2022-03-07 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法、基板処理液及び基板処理装置
JP7010629B2 (ja) * 2017-08-31 2022-01-26 株式会社Screenホールディングス 基板乾燥方法および基板処理装置
JP7222640B2 (ja) * 2017-09-22 2023-02-15 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
JP6954793B2 (ja) * 2017-09-25 2021-10-27 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法、基板処理液及び基板処理装置
US11124869B2 (en) 2018-06-22 2021-09-21 SCREEN Holdings Co., Ltd. Substrate processing method, substrate processing apparatus and pre-drying processing liquid
JP7286359B2 (ja) * 2018-06-22 2023-06-05 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法、基板処理装置、および乾燥前処理液
JP7015219B2 (ja) * 2018-06-29 2022-02-02 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
JP7122911B2 (ja) * 2018-08-31 2022-08-22 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
JP7198618B2 (ja) * 2018-09-21 2023-01-04 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
JP7100564B2 (ja) 2018-11-09 2022-07-13 株式会社Screenホールディングス 基板乾燥方法および基板処理装置
US11004746B2 (en) * 2018-11-28 2021-05-11 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd. Method for forming a semiconductor structure using dehydrating chemical, and method for forming a semiconductor structure
JP7183094B2 (ja) * 2019-03-26 2022-12-05 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法および基板処理装置
JP2020178062A (ja) 2019-04-19 2020-10-29 メルク、パテント、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツングMerck Patent GmbH 基板パターンフィリング組成物およびその使用

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5681560B2 (ja) * 2011-05-17 2015-03-11 東京エレクトロン株式会社 基板乾燥方法及び基板処理装置
JP5622675B2 (ja) * 2011-07-05 2014-11-12 株式会社東芝 基板処理方法及び基板処理装置
JP2013042094A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Central Glass Co Ltd ウェハの洗浄方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI743585B (zh) * 2018-11-22 2021-10-21 日商斯庫林集團股份有限公司 基板處理方法及基板處理裝置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015050414A (ja) 2015-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6216188B2 (ja) 基板乾燥装置および基板乾燥方法
TWI525674B (zh) A substrate processing method, a substrate processing apparatus, and a memory medium
JP5843277B2 (ja) 半導体基板の超臨界乾燥方法及び装置
KR102216497B1 (ko) 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치
US9570286B2 (en) Supercritical drying method for semiconductor substrate
JP6606470B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP7018792B2 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JP6196498B2 (ja) 基板乾燥装置および基板乾燥方法
TWI651295B (zh) 基板處理裝置及基板處理方法
JP2013179244A (ja) 基板処理方法、基板処理装置および記憶媒体
CN110800087A (zh) 基板处理方法、基板处理液及基板处理装置
JP2013033963A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP6672023B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2019029402A (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JP7015219B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
WO2020021903A1 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP5232514B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP7033912B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
KR20200006499A (ko) 기판 처리 방법, 기판 처리 장치 및 기억 매체
JP7126429B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
WO2023047889A1 (ja) 基板乾燥用処理液及び基板乾燥方法
JP2024047257A (ja) 基板処理方法、基板処理装置及び基板処理液
WO2020021797A1 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2011035119A (ja) 基板洗浄装置及び基板洗浄方法
JP2012209492A (ja) 基板処理方法および基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170417

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170417

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6216188

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250