JP6215553B2 - 場所打ちコンクリート杭の締固め装置と締固め方法 - Google Patents
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このケーシングはコンクリートの打設後には不要であるから、コンクリートが固化する前に引き抜いて再利用する。
その場合にケーシングの外側に隙間があると、ケーシングを引き抜いた際にその隙間にまだ固まらないコンクリートが流入する。
削孔内に打設したコンクリートは時間が経過するに従い流動性が低下し、鉄筋籠の内部のコンクリートは移動しにくくなるため、鉄筋籠の外側にあるまだ固まらないコンクリートだけが隙間に流入してしまう。
そのために図10に示すように、コンクリート硬化後に杭頭部aを掘り起こすと鉄筋籠bの外側のコンクリートだけが大きく下がった形状のコンクリート杭となる可能性もあり、杭頭部の余盛り不足fや杭断面欠損g、あるいはコンクリートの充填がなされていない間隙部dなどの施工不良が発生することも予想される。
こうした杭頭部の施工不良に対処する方法としては、コンクリートの打設後に上方からバイブレータを挿入して杭頭部のコンクリートに振動を与えることが考えられるが、そのような方法では孔内上方にある安定液や余盛部の不健全なコンクリートを下部の健全な部分に巻き込むなどして、杭頭部のコンクリートの品質を劣化させてしまう可能性がある。
参考として特許文献1、2を提出するが、それらに記載してある発明は、いずれも打設するコンクリート自体の流動性に起因する杭頭部分の不良対策であり、本発明のようにケーシングの引抜き時に周辺の隙間にコンクリートが流れ込むことで発生する杭頭部分の不良対策にはなっていない。
<1> トレミー管の先端にバイブレータを取りつける方法は、トレミー管は短い管体を接続し、あるいは切り離す必要があるから、その際にバイブレータの配線処理が煩わしいものとなり、作業時間を大幅に増加させることになる。
<2> 鉄筋籠にバイブレータを取りつける装置のように、鉄筋籠を直接振動させることは好ましくない。
<3> 特許文献2に記載の発明のように、バイブレータをガイド部と称する筒体の内部に遊挿する構造では、コンクリートの打設圧でバイブレータがガイド部から抜け出したり、あるいはバイブレータとガイド部の間にコンクリートが充填されず、ガイド部の昇降の跡が、コンクリート内に筒状の欠損として残る可能性がある。
<4> このようにいずれの対策もケーシング周囲の隙間に起因する現象への対策とはなっていない。つまり従来の技術、手順ではケーシング周囲の隙間に起因する問題には対処できない、という問題が残っているのである。
また本発明の場所打ちコンクリート杭の締固め方法は、上記の締固め装置を使用し、ケーシングを設置して削孔した孔内に鉄筋籠を配置した後に、締固め装置の水平桁をケーシングの上端にほぼ水平に配置して上記の装置を設置し、ガイド筒からトレミー管を挿入して削孔内にコンクリートを打設し、まだ固まらないコンクリートがケーシング上部まで上昇した状態で、バイブレータを起振しつつケーシングを上記の装置とともに引き抜いて行うことを特徴とするものである。
<1> 本発明の装置の水平桁をケーシングの上端に架設するだけで、バイブレータの位置はケーシングの下端付近に位置させることができる。したがってケーシングの引き上げに応じて、常にケーシングの下端付近の鉄筋籠の内部のまだ固まらないコンクリートに振動を与え続けることができる。
<2> そのためにケーシングの周囲に隙間が存在していても、鉄筋籠の内部のまだ固まらないコンクリートを外側に押し出して隙間を充填しつつケーシングを引き上げることになるから、鉄筋籠の外側だけにコンクリート不足部、杭の断面欠損部が生じることがない。
<3> 本発明のバイブレータは鉄筋籠に取り付けたものではないから、鉄筋籠に直接に振動を与えることがない。またバイブレータを鉄筋籠に取り付けるための特別な治具や異物をコンクリート中に残すことがない。
<4> バイブレータと吊り材との間に遊挿するような隙間が発生しないから、空気や泥水を巻き込んで内部に欠損部を生じさせる可能性がない。
<5> バイブレータの設置位置を吊り材の周囲に移動させて固定できるように構成した場合には、鉄筋籠の直径に応じてバイブレータを効果的な加振位置に配置することができる。
<6> 上記と同様の理由によって、鉄筋籠の直径や杭径が異なっても、本発明の装置はそのまま転用して使用することができる。
<7> バイブレータを鉄筋籠の内側に接近して配置した場合には、結果的にはケーシングの下端に接近して配置することになるので、より効率よくコンクリートをケーシングの裏面の間隙部に流入させる効果を期待することができる。
本発明の場所打ちコンクリート杭の締固め装置Aは、ケーシングPで地盤の崩壊を阻止しつつ孔内に安定液を充填して地中を削孔し、削孔内に鉄筋籠Gを吊りおろし、トレミー管Tによって削孔内にコンクリートCを打設する工法に使用する締固め装置Aである。
本発明の締固め装置Aは、水平桁1と、バイブレータ2と、吊り材3と、ガイド筒4とより構成する。
吊り材3の上端は水平桁1に直接取り付ける構成(図1)、あるいはガイド筒4を介して水平桁1に取り付ける構成(図2)を採用することができる。
なお以下で「水平」、「鉛直」などの表現は、実際に使用する状態を仮定した説明のための表現であり、物理的な意味での水平、鉛直を意味するものではない。
水平桁1はH型鋼などの長尺の部材である。
その長さは少なくとも対象とする杭用に設置するケーシングPの直径以上を備えている。
施工時には、この水平桁1をケーシングPの上端に略水平に架設して使用する。
この水平桁1は複数本の長尺材で構成することもできる。
水平桁1の下面にストッパ11を突設しておくと、ケーシングPとの位置関係を常に確保できる。その結果、後述するガイド筒4を常にケーシングPの中心に位置させることができる。
水平桁1のほぼ中央にはガイド筒4を設ける。
このガイド筒4は、鉛直方向に貫通した鋼管などを水平桁1に溶接する構成を採用することができる。
このガイド筒4は、トレミー管Tを削孔の内部に配置する場合に使用する筒体である。
そのためにガイド筒4の内径は、コンクリートCを打設するトレミー管Tの外径よりも大きく形成する。
このようにガイド筒4を鋼管で構成してガイドの役割を与えて水平桁1の中心に位置させると、吊り材3を鉄筋籠Gの内部に鉄筋籠Gと同心円状に配置することができ、バイブレータを効果的、経済的に配置することができる。
また後述するように吊り材3の上部をガイド筒4に直接固定して場合には、ガイド筒4は吊り材3の位置もガイドすることになる。
ガイド筒4は鋼管に限らず、水平桁1の部材で開口部を形成するように井桁状や梯子状、多角形状に枠体として構成することもできる。
水平に設置する水平桁1からは、鉛直に配置した吊り材3を介してバイブレータ2を吊り下げる。
バイブレータ2は1本の吊り材3に1台、または複数台を取り付ける構造を採用することもできる。
吊り材3はワイヤなどの柔軟な部材ではなく、丸パイプや型鋼など、ある程度の剛性を備えた長尺部材である。
ある程度の剛性を備えているから、その下部の先端に取り付けたバイブレータ2が、打設時に下から上昇してくるまだ固まらないコンクリートCの圧力で上昇したり、水平方向に移動したりすることがなく、定まった位置でまだ固まらないコンクリートCに振動を与えることができる。
そのために複数本の吊り材3は、下部においてひとつの水平方向の固定リング31などで位置を拘束するとよい。
吊り材3の上端を、水平桁1に直接取り付ける構造である。
その場合に、吊り材3の上部を水平桁1に直接溶接する構造、あるいは吊り材3の上部を、水平桁1に取り付けたブラケット32などを介して取り付ける構造を採用することができる。
吊り材3は水平材1に複数本取り付ける。
吊り材3の取り付け位置は、水平桁1をケーシングPの上端に架設した場合に、すべての吊り材3が鉄筋籠Gの内部に、均等間隔で位置するように配置する。(「鉄筋籠の内面の近く」については後述します)
吊り材3の上端あるいは上部を、水平材1に間接的に取り付ける構造である。
そのために吊り材3の上端や上部を、ガイド筒4の側面に溶接して、ガイド筒4を介して水平桁1に取り付ける。
吊り材3の取り付け位置は、水平桁1をケーシングPの上端に架設した場合に、すべての吊り材3が鉄筋籠Gの内部に、均等間隔で位置するように配置する点は上記の取り付け構造と同一である。
吊り材3はできるだけ鉄筋籠Gの内側の面の近くで、かつ鉄筋籠Gに接触しない位置に配置することが望ましい。
このように配置すれば、結果的にはバイブレータ2をケーシングPの内面に近い位置に設置することになり、コンクリートをケーシングPの裏面の間隙部Dに流動させる効果が向上するからである。
鉄筋籠Gの内側の面に近い位置とは、条件によって異なるが、100〜200mm程度の位置が効果的であり、それ以上接近するとバイブレータ2や、後述する拡張機構が鉄筋籠Gに当たってバイブレータ2の引き上げが困難となるような不都合が生じる。
水平桁1と、バイブレータ2の距離、すなわちバイブレータ2の設置深さとには一定の関係を持たせる。
すなわち水平桁1をケーシングPの上端に架設した場合に、吊り材3の下端のバイブレータ2は、ケーシングPの下端付近に位置するように構成するものである。
すると水平桁1を上端に架設した状態で、バイブレータ2を駆動させながら本発明の締固め装置AをケーシングPと一体で引き上げた場合に、バイブレータ2は常にケーシングPの下端付近に位置して、下端付近のまだ固まらないコンクリートCに重点的に振動を与え続けることができる。
なおケーシングPの「下端付近」とは条件によって異なるが、側面図で見た場合に、ケーシングPの下端の線から上下方向に500mm〜1000 mm程度の位置を意味する。すなわちバイブレータの振動の実質的な影響範囲である。
バイブレータ2を吊り材3に直接固定して連結した場合には、バイブレータ2の位置は変更できず、バイブレータ2は常に吊り材3の鉛直線上で、その下端付近に位置しているが、この構造でもその設置位置が対象としている杭において適切な場合には本発明の目的を十分に達成することができる。
しかし、バイブレータ2を吊り材3に直接連結せず、リンク機構5などの拡張機構を介して間接的に取り付けて、バイブレータ2が吊り材3の鉛直線から外れた周囲の位置に設置して固定できるように構成することも可能である。
このバイブレータ2の位置の調整は、本発明の締固め装置AをケーシングP内に吊り降ろす直前に地上で行ったり、事前に工場などで行っておくことができる。
したがって拡張機構としてパンタグラフのような四節リンク機構5を採用した構造であっても、ケーシングP内に吊り降ろしたのちに遠隔操作するのではないため、直接人の手で位置決めを行いボルトで固定するような単純な構造を採用することができる。
そのような構成を採用することで、杭径に合わせた変更を容易に人力で行うことができる。
バイブレータ2が、特にその引き揚げ時に鉄筋籠Gに引っかからないように、防護材6を設けることもできる。
そのために例えば図3に示すように、吊り材3群をまとめる固定リング31の外周の複数個所に、上下方向に湾曲したソリのような防護材6を取り付けることができる。
あるいは各吊り材3の下端付近、すなわちバイブレータ2のすぐ上の位置に縦方向に円弧状の鉄筋やソリ状の板を防護材6として取り付けることもできる。
あるいは固定リング31の外周や吊り材3に、円環状のパイプやリングを、その中心軸を水平に位置させて防護材6として取り付けることができる。
拡張機構を設けた場合には、折れ曲がるリンクのもっとも外側にソリ状の板を吊り下げても同様の効果を達成できる。
防護材6は耐久性が高く、摩擦係数が小さい硬質樹脂で形成することもできる。
次に上記の締固め装置Aの使用方法について説明する。
アースドリル工法、ボーリングホール工法、オールケーシング工法、リバースサーキュレーション工法、などですでに孔の上端周囲にケーシングPを設置し、内部に安定液を充填して孔の掘削が完了し、孔の内部には鉄筋籠Gも設置してある状態である。
地上で水平桁1に取り付けた複数本の吊り材3の各々の下端近傍にバイブレータ2を取り付ける。
バイブレータ2の位置の調整が可能なタイプであれば、その段階でリンク機構5などの拡張機構を使ってバイブレータ2の位置を調整し、あらかじめボルトなどで固定しておく。
ケーシングPの上端に、水平桁1をほぼ水平に架設する。
すると水平桁1から直接、間接に吊り材3を介してつりさげたバイブレータ2群は鉄筋籠Gの内部で、かつケーシングPの下端付近に位置することになる。
さらに前記の実施例のように、ケーシングPの下端付近であってかつ、バイブレータ2群が鉄筋籠Gの内側に、鉄筋籠Gに接触しない程度に接近させた状態で配置することもできる。
この段階はコンクリートの打設前であるから、バイブレータ2は作動していない。
ガイド筒4の内部を貫通させてトレミー管Tを吊りおろす。
そしてトレミー管Tの上端からコンクリート圧送ポンプなどを介してトレミー管T内へコンクリートCを供給する。
こうしてトレミー管Tの下端からまだ固まらないコンクリートCを孔内に吐出して安定液を押し上げつつ、充填してゆく。
トレミー管Tを引き上げながらコンクリートCの打設を続け、まだ固まらないコンクリートCの上端がケーシングPの上方の所定の位置まで到達したら、コンクリートの打設を中止し、トレミー管Tをガイド筒4から引き抜いて撤去する。(図7)
ケーシングPの内部の所定の高さまでまだ固まらないコンクリートCが充填されれば、ケーシングPの用途は終了したので、ケーシングPを引き抜いて撤去する。
ケーシングPの引き抜きに際して、バイブレータ2を作動させると、バイブレータ2は常にケーシングPの下端付近に位置した状態を維持しながらケーシングPと一体で上昇する。
そのためにケーシングPの外側に隠れた状態で存在する間隙部Dに、まだ固まらないコンクリートCを偏りなく順次充填してゆくことができる。
このように、ケーシングPの裏側に間隙部Dが発生している場合に本発明の装置を使用する意味が生じる。
なおケーシングPの引き上げによってバイブレータ2が上昇するが、上記した防護材6を設置した場合には、バイブレータ2が鉄筋籠Gに当たったり、からまったりするような不都合が生じない。
ケーシングPの裏側に間隙部Dが存在する場合の充填状態を、従来の方法と比較して説明する。
前記したように従来はバイブレータを作動させた後にケーシングPを引き上げるといった、ケーシングPの引き上げとは別のタイミングでバイブレータを作動させる方法であった。
そのために従来の方法では図10に示すように、鉄筋籠bの外周に位置するまだ固まらないコンクリートだけが間隙部dの内部に流入するが、鉄筋籠bで囲まれた内部のコンクリートはケーシングの引き上げ時にはあまり移動することができないので、周囲に杭断面の欠損g部や余盛り不足f部が発生することになる。
それに対し本発明の装置ではケーシングPの下端付近であって、かつ鉄筋籠Gの内部につねにバイブレータ2が位置しており、さらにバイブレータ2を鉄筋籠Gの内側に、両者が接触しない状態で接近させて位置させることもできる。
そのためにケーシングPを引き上げた杭孔内の壁面に間隙部Dが存在していた場合に、鉄筋籠Gの内部のまだ固まらないコンクリートCも振動を受けて十分な流動性を与えられることになるから、そのまだ固まらないコンクリートCも鉄筋籠Gの内部から外部の間隙部Dへ押し出され、間隙部Dを充填することになる。(図9)
このように本発明の装置Aを使用すると、図10に示す従来の方法のように鉄筋籠bの外側に位置するまだ固まらないコンクリートだけが流出して、杭頭部のコンクリート表面が傾斜したり余盛不足fが生じたり、断面欠損gが発生するといった不都合を生じることがなく、水平な打設面を維持した断面欠損のない密実な頭部を備えたコンクリート杭が完成する。
2:バイブレータ
3:吊り材
4:ガイド筒
5:リンク機構
6:防護材
A:本発明の締固め装置
P:ケーシング
C:コンクリート
G:鉄筋籠
T:トレミー管
D:間隙部
Claims (8)
- 内部に鉄筋籠を配置し、ケーシングを引き上げながらコンクリートに振動を与える場所打ち杭の締固め装置であって、
ケーシングの上端に略水平に架設するための水平桁と、
水平桁のほぼ中心に設けた、鉛直方向に貫通したガイド筒と、
水平桁に上端を取り付けた吊り材と、
吊り材の下端に取り付けたバイブレータとより構成し、
水平桁をケーシングの上端に架設した場合に、吊り材の下端のバイブレータは、ケーシングの下端付近に位置するように構成したことを特徴とする、
場所打ちコンクリート杭の締固め装置。 - 請求項1記載の締固め装置において、
吊り材の上端を、直接水平桁に取り付けたことを特徴とする、
場所打ちコンクリート杭の締固め装置。 - 請求項1記載の締固め装置において、
吊り材の上端を、ガイド筒を介して水平桁に取り付けたことを特徴とする、
場所打ちコンクリート杭の締固め装置。 - 請求項1記載の締固め装置において、
バイブレータを吊り材によって直接連結し、バイブレータは常に吊り材の鉛直線上に位置しているように構成したことを特徴とする、
場所打ちコンクリート杭の締固め装置。 - 請求項1記載の締固め装置において、
バイブレータを吊り材によって間接的に連結し、
バイブレータが吊り材の鉛直線よりも外側に、その位置を固定できるように構成したことを特徴とする、
場所打ちコンクリート杭の締固め装置。 - 請求項1記載の締固め装置において、
水平桁をケーシングの上端に架設した場合に、
バイブレータは、ケーシングの内側に設置した鉄筋籠よりもさらに内部に位置するように構成したことを特徴とする、
場所打ちコンクリート杭の締固め装置。 - 請求項1記載の締固め装置において、
水平桁をケーシングの上端に架設した場合に、
バイブレータは、鉄筋籠の内面に接近しており、かつ接触していない場所に位置するように構成したことを特徴とする、
場所打ちコンクリート杭の締固め装置。 - 請求項1記載の締固め装置を使用し、
ケーシングを設置して削孔した孔内に鉄筋籠を配置した後に、
締固め装置の水平桁をケーシングの上端にほぼ水平に配置して上記の装置を設置し、
ガイド筒からトレミー管を挿入して削孔内にコンクリートを打設し、
まだ固まらないコンクリートがケーシング上部まで上昇した状態で、バイブレータを起振しつつケーシングを上記の装置とともに引き抜いて行うことを特徴とする、
場所打ちコンクリート杭の締固め方法。
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