JP6215418B2 - 排水口用ヌメリ取り器 - Google Patents

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Description

本発明は、台所の流し台における排水口や風呂場における排水口等に設置して、これらの排水口のヌメリを除去したり、あるいはヌメリの発生を予防したりする排水口用ヌメリ抑制剤および排水口用ヌメリ取り器に関する。
従来、台所の流し台や風呂場における排水口等に設置して、この排水口におけるヌメリ除去あるいはヌメリ発生予防を行う方法として、さらし粉系酸化剤を加圧成形した錠剤を、プラスチック製のネット又はカゴ状収納容器に収納してヌメリを防止する方法がよく知られていたが、さらし粉系酸化剤は、強力な酸化力により金属製の排水口等の材質を劣化・腐食させる他、塩素ガスや三塩化窒素等の刺激臭のガスを発生する等の安全性に問題を有していた。このため、強い抗菌力を有し、かつ材質腐食やガスの発生を伴わない薬剤として、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを使用する排水口ヌメリ防除剤の検討もなされたが、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンは水に易溶であり短期間で消費され短寿命である他、皮膚刺激性も強いため、家庭において使用するには安全上問題があった。
この他、上記の5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンは、多分子系ホスト化合物を使用して包接化合物とすることにより、皮膚刺激性や水に対する溶解性が低下したヌメリ防除剤(特許文献1参照)とし得ることや、有機ヨード系抗菌剤と固体酸とを加圧成形したヌメリ防除剤(特許文献2参照)が報告されている。さらに、さらし粉系酸化剤を有効成分とし、加圧成形した製剤は、溶解が進むにつれて表面積が減少することで、経時的にガス発生量が低下し、使用期間の終期においては充分な効果が得られなくなるという問題もあった。
ここで、さらし粉系酸化剤を有効成分とする薬剤であれば、発生する塩素ガスにより薬剤溶解液が接触しない部分も含めてヌメリ防除が可能であるが、特許文献1、2に記載のヌメリ防除剤は、薬剤の設置された周辺や薬剤に触れた排水が流れる場所にヌメリ防除効果が限定されるという問題があったため、これらヌメリ防除剤を排水口入り口部に設置するための排水口用ヌメリ取り器(特許文献3参照)も報告されている。
しかしながら、特許文献3に記載の排水口用ヌメリ取り器は、排水口入り口部に設置するものであるから、排水口に流れ込む水の量や温度により溶解する薬剤の量が大きく変化し、排水量が多いまたは排水の温度が高い場合には、設定している使用可能期間を経過する前に薬剤が完全に溶解して、それ以後にヌメリ防除効果が得られなくなるという問題があった。また、薬剤を長持ちさせるために排水口用ヌメリ取り器に入る排水の量を少なくすることも可能であるが、排水口に流れ込む水の量が少ない場合では必要とする薬剤量が排水に溶解せず、目的とするヌメリ防除効果が得られないという問題もあった。
特開平10−245308号公報 特開平10−245306号公報 特開2000−144840号公報
そこで、本発明は、台所の流し台や風呂場における排水口等に設置して、この排水口におけるヌメリ除去あるいはヌメリ発生予防を行うための製剤において、排水口に流れ込む水の量や水温、さらには、設置する位置にもヌメリ防除効果が影響されない排水口ヌメリ取り器を提供することを課題としている。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、アリルイソチオシアネート(以下、「AIT」ということがある。)を有効成分とすることにより、排水口に流れ込む水の量、さらには設置する位置にもヌメリ防除効果が影響を受けず、しかも使用時の刺激が少ない上、かつ金属製の排水口等の材質の劣化・腐食の影響も少なく、排水口のヌメリ抑制効果が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
また、本発明の排水口用ヌメリ取り器は、「AIT」を有効成分とする排水口用ヌメリ抑制剤を容器内に収納したものであり、容器全体が水不透過性の材料でできており、さらに、容器の一部または全部がアリルイソチオシアネート透過性の材料で構成されるものとすることにより、水に触れると失活する傾向がある「AIT」が排水と接触することなく、長期間安定に排水口のヌメリを抑制できることを特徴とするものである。
本発明は、具体的には次の事項を要旨とする。
1.アリルイソチオシアネートを有効成分とする排水口用ヌメリ抑制剤を、低密度ポリエチレンとポリプロピレンとの組み合わせにより構成される容器内に収納したことを特徴とする、排水口用ヌメリ取り器
2.前記容器の内部に、アルミ蒸着フィルムまたはアルミ積層フィルムからなる防水機能を具備していることを特徴とする、1.に記載の排水口用ヌメリ取り器。
3.排水口用ヌメリ抑制剤が、さらにミリスチン酸イソプロピルおよび/またはトリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリルを含有することを特徴とする、1.または2.に記載の排水口用ヌメリ取り器。
本発明の排水口用ヌメリ抑制剤は、「AIT」を有効成分としている。「AIT」は、主に、ワサビ、カラシ、ダイコンなどのアブラナ科の植物に含まれる辛味成分であり、日本では古来より食用として使用されてきた、なじみがあり安全性イメージが高い物質である。
また、「AIT」は揮散性の高い物質であるために、本発明の排水口用ヌメリ取り器を使用することで、排水口の入り口部や排水口内部の金属かごの中等、設置する場所によらず、直接接触していない部分であっても効果的にヌメリ除去あるいはヌメリ発生を予防することができる。さらに、排水に有効成分が溶解してヌメリ防除効果が得られる従来の排水口用ヌメリ取り器とは異なり、排水口に流れ込む水の量や温度に影響されず、安定したヌメリ抑制効果を得ることができる。
「AIT」は水との接触により失活する傾向がある物質であるが、本発明の排水口用ヌメリ取り器は、容器全体が水不透過性の材料でできているために、排水口用ヌメリ取り器内部に浸水することがなく、長期間安定したヌメリ抑制効果が得られる。また、容器の一部または全部が「AIT」透過性の材料で構成されているので、本発明の排水口用ヌメリ取り器を排水口に設置するだけで、「AIT」が長期間にわたり、安定的に徐放され、長期間のヌメリ防除効果が発揮される。
さらに、容器内部はアルミ蒸着フィルムやアルミ積層フィルム等の蓋材により有効成分である「AIT」を水から防御する防水機能を具備しているために、高温の排水や表面張力の低い石鹸水が排水口に流れ込んだ場合においても、「AIT」が排水と接触することは無く、ヌメリ抑制効果が低下することはない。
(a)本発明の排水口用ヌメリ取り器の一例を示す外観斜視図、(b)(a)中央断面図である。 (a)本発明の排水口用ヌメリ取り器の他の一例を示す外観斜視図、(b)(a)中央断面図である。 本発明の排水口用ヌメリ取り器の他の一例を、開蓋状態で模式的に示した外観斜視図である。 図3の排水口用ヌメリ取り器を、施蓋状態で模式的に示した側面図である。 図4の中央断面図である。 本発明の排水口用ヌメリ取り器のさらに他の一例を、開蓋状態で模式的に示した外観斜視図である。 施蓋状態の図6の排水口用ヌメリ取り器の中央断面図である。 底面部にくぼみを有する排水口用ヌメリ取り器の中央断面図である。 底面部に支脚部を有する排水口用ヌメリ取り器の中央断面図である。 支脚部を有する本発明の排水口用ヌメリ取り器の一例を、下方からみた模式的な外観斜視図である。 支脚部を有する本発明の排水口用ヌメリ取り器の他の一例を、下方からみた模式的な外観斜視図である。 支脚部を有する本発明の排水口用ヌメリ取り器のさらに他の一例を、下方からみた模式的な外観斜視図である。 実施例の「ヌメリ抑制確認試験」の試験系概略図である。 図13の試験系をポリプロピレン製ケースに設置した試験概略図である。 実施例の「ヌメリ抑制剤の揮散量確認試験」の総揮散量の経時変化の推移を表わす図である。 実施例の「ヌメリ抑制剤の揮散量確認試験」の1日あたりの揮散量の経時変化を表わす図である。
以下、本発明のアリルイソチオシアネートを有効成分とする排水口用ヌメリ抑制剤および、該排水口用ヌメリ抑制剤を容器内に収納した排水口用ヌメリ取り器について詳細に説明する。
本発明の排水口用ヌメリ抑制剤の有効成分は、アリルイソチオシアネートである。「AIT」は無色の油状液体であり、その配合量は、所望の効果が発揮されれば特に限定されないが、製剤のアリルイソチオシアネート揮散量が、200mg/日以下であることが望ましく、5〜50mg/日の範囲とすることがより好ましい。アリルイソチオシアネート揮散量が5mg/日より低い場合には、後述する実験データより明らかなように除菌活性が低下するため、排水口におけるヌメリ発生予防を完全に行うことが難しい。そのため、本発明の排水口用ヌメリ抑制剤におけるアリルイソチオシアネート揮散量は、5mg/日以上に設定することが好ましい。
ゲル状の製剤とする場合は、前記液体状の製剤にゲル化剤を配合することが好ましい。ゲル化剤としては、例えば、カルボキシルビニルポリマー等のアクリル系増粘剤、セルロースゲルやヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系増粘剤、カラギーナン等の天然物由来の増粘多糖類、カオリナイト、ナクライト、ディッカイト、ハロイサイト等のカオリン群、アンティゴライト、アメサイト、クロンステダイト等のアンティゴライト群、パイロフィライト等の滑石パイロフィライト群、イライト、海緑石、セラドナイト、セリサイト、白雲母等の緑泥石(クロライト)雲母型粘土鉱物群、バーミキュライト等のバーミキュライト群、モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ラポナイト、ヘクトライト等のスメクタイト群等の粘土鉱物類等の少なくとも1種以上が挙げられる。
本発明のヌメリ抑制剤は、使用する場所に応じて適宜製剤の設計をすれば良く、液剤、粉剤、顆粒剤、打錠剤、ベイト剤、ペースト剤、ゲル剤、エアゾール剤、スプレー剤等の製剤に調製して、または、担体に担持させて使用することができる。
また、有効成分である「AIT」を担体に担持させてガス透過性の袋に封入して使用することができる。上記担体としては、例えば、濾紙、パルプ、リンター、厚紙、ダンボール等の紙類;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、高吸油性ポリマー等の樹脂類;セラミック;ガラス繊維、炭素繊維、ポリエステル,ナイロン,アクリル,ポリエチレン,ポリプロピレン等の化学繊維、木綿,絹,羊毛,麻等の天然繊維等からなる不織布や編織布等の布綿;ゼオライト、パーライト等の無機鉱物;多孔性ガラス材料;多孔性金属材料、セラミック等の無機多孔体や焼結体;多孔質セルロース材料、ケイ酸カルシウム、シリカゲル等の粒状物;小麦粉、コーンスターチ、デキストリン等の有機物等が挙げられる。担体にヌメリ抑制剤を保持させるには、薬剤保持担体に薬剤を滴下塗布する方法、練りこむ方法、含浸塗布する方法、スプレー塗布する方法等の方法が挙げられる。
さらに、「AIT」は常温で液体であるために取り扱いが困難であるが、混練用樹脂と混練して混練物としてもよく、シート状等、任意の形状に成形して使用することができる。
上記混練用樹脂は、「AIT」と混練可能であれば特に限定されない。このような混練用樹脂の例として、ロジン、ロジンエステル又はこれらの変性物、ワックス類、高級脂肪酸、高級アルコール、シュガーエステル、ポリオレフィン、各種アクリル系樹脂等があげられる。上記のロジン、ロジンエステル又はこれらの変性物としては、アビエチン酸、ネオアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロアビエチン酸、デヒドロアビエチン酸等のアビエチン酸類、d−ピマル酸、イソ−d−ピマル酸、レボピマル酸等のピマル酸類の有機酸の一種又は二種以上を含む天然産のロジン、あるいは、世界各国産の松脂を加工して得られたもの、例えば、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン、これらのロジンに水素添加、不均化、重合等の処理を行った変性ロジン、または上記の各種ロジンをエステル化したエステルガム等のロジンエステル等があげられる。
上記ワックス類としては、蜜ロウ、牛ロウ、ラノリン等の動物ワックス、木ロウ、ライスワックス、カルナバワックス等の植物ワックス、オゾケライト等の鉱物ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油ワックス等があげられる。
上記高級脂肪酸としては、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等があげられる。また、上記高級アルコールとしては、ステアリルアルコール等があげられる。さらに、上記シュガーエステルとしては、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル等があげられる。さらにまた、上記ポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等があげられる。また、上記各種アクリル系樹脂としては、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等があげられる。
上記の混練用樹脂は、それぞれ単独で使用することができ、また、2種以上を混合して使用することもできる。上記「AIT」と混練用樹脂との混練物中における「AIT」の混合割合は、樹脂100重量部に対して0.5〜20重量部がよい。0.5重量部よりも少ない場合、容器内部に存在する「AIT」が混練用樹脂から放出され容器外部に透過するのに時間がかかり、目的の揮散量を得られない場合があるため好ましくない。また、20重量部を超えた場合、液体の「AIT」は十分に保持することができないため好ましくない。
また、上記混錬物には、「AIT」の機能に影響のない限り、任意の添加物を混合することができる。上記添加物としては、不揮発性オイルや安定化剤などがあげられ、このうち、不揮発性オイルは、「AIT」の蒸気圧を低下させて揮散速度を調節することが必要な場合に使用される。不揮発性オイルの例としては、ヤシ油や脂肪酸グリセリドのような親油性溶剤が好ましい。また、安定化剤としては、「AIT」の変質を防ぐ目的で、酸化防止剤や光安定化剤が用いられる。この酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ジブチルヒドロキシアニソール、トコフェロール類等があげられる。また、この光安定化剤としては例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等があげられる。
上記混練物は、上記混練用樹脂を溶融混練し、この溶融混練物に「AIT」を添加し、均一に混合することで得ることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の排水口用ヌメリ取り器について説明する。
図1(a)は、本発明の排水口用ヌメリ取り器の一例を示す外観斜視図であり、図1(b)は、(a)中央断面図である。図2(a)は、本発明の排水口用ヌメリ取り器の他の一例を示す外観斜視図であり、図2(b)は、(a)中央断面図である。図3は、本発明の排水口用ヌメリ取り器の他の一例を、開蓋状態で模式的に示した外観斜視図である。図4は、図3の排水口用ヌメリ取り器を、施蓋状態で模式的に示した側面図である。図5は、図4の中央断面図である。また、図6は、本発明の排水口用ヌメリ取り器のさらに他の一例を、開蓋状態で模式的に示した外観斜視図である。図7は、施蓋状態の図6の排水口用ヌメリ取り器の中央断面図である。
図1に示すように、本発明の排水口用ヌメリ取り器の一例は、所定の形状を有する容器本体部2の開口部周縁部を蓋部3で接合して、内部を密封できる形態となっている。図2に示すように、本発明の排水口用ヌメリ取り器の別の一例は、水不透過性材料でできた容器構成部Xと、水不透過性かつ「AIT」透過性の材料でできた容器構成部Yの2枚のフレキシブルな板状部材を重ね合わせ、相対する各側縁部を接合することにより、内部を密封することのできる形態となっている。容器本体部2、蓋部3、またフレキシブルな板状部材X、Yの周縁部に熱をかけて熱溶着させる、超音波溶着させる、また、接着剤をこの周縁部に塗工して貼り合わせる等により、密封形態とする。
ここで、本発明において水不透過性材料とは、実質的に水を液体状態でも気体状態でも透過させない材料を意味し、「AIT」透過材料とは、実質的に「AIT」を気体状態で透過させる材料を意味する。
図3〜5に示すように、本発明の排水口用ヌメリ取り器の他の一例は、所定の形状を有する容器本体部20の上面開口端23と、蓋部30の下面開口端33とが嵌合することにより内部を密封することができ、使用時に開蓋状態とならない形態となっている。
また、図6〜9に示すように、本発明の排水口用ヌメリ取り器のさらに別の一例として、「AIT」を有効成分とする排水口用ヌメリ抑制剤の格納部50と、該格納部50の上面開口部を覆う蓋材60をさらに具備する形態もあげられる。
上述のとおり、「AIT」は水との接触により失活する傾向がある物質であるから、「AIT」を容器内に密封でき、さらに、排水口用ヌメリ取り器内部に排水を浸水させない図6〜9に示す排水口用ヌメリ取り器の形態がより好ましい。
図1、3〜9の容器本体部2、20、20a、図2の水不透過性で「AIT」ガス透過性の材料でできた容器構成部Y、さらに、図6〜9の排水口用ヌメリ抑制剤格納部50は、「AIT」ガスを透過する性質を有する材質で構成されている必要がある。この「AIT」ガスを透過する性質を有する材質として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等が挙げられる。この中でも、「AIT」を適度に徐放させて排水口のヌメリを抑制させる材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルが好ましく、その中でも、ポリエチレン(PE)が最適である。
また、図1、図3〜9の蓋部3、30、30aや、図2の水不透過性の材料でできた容器構成部Xは、排水口用ヌメリ取り器1、10、10a全体としての強度をもたせるために、強度を有する材質で構成されていることが好ましい。この強度を有する材質としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリプロピレン(PP)、ABS樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)、エチレン酢酸ビニル(EVA)、ガラス、金属等が好適に使用できる。容器本体部2、20、20aや水不透過性で「AIT」透過性の材料でできた容器構成部Yをポリエチレン(PE)で構成した場合には、蓋部3、30、30aや水不透過性の材料でできた容器構成部Xをポリプロピレン(PP)で構成することが、排水口用ヌメリ取り器1、10、10a全体の強度を保ち、使用中の衝撃等によっても開放状態となることがなく、特に好ましい。
図3、5、6〜9に示すように、容器本体部20、20aは上面開口端23、23aが蓋部30、30aに覆われることにより施蓋される。容器本体部20、20aの上面開口端23、23aと、蓋部30、30aの下面開口端33、33aは、嵌合する構造となっており、これにより排水口用ヌメリ取り器10、10aは密閉構造となり、排水口用ヌメリ取り器10、10a内部の防水機能は向上する。
また、図7〜9に示すように、容器本体部20aの内部に排水口用ヌメリ抑制剤格納部50を有する場合には、この格納部50の上面開口部の全面を防水フィルム等の蓋材60等で覆うことにより、排水口用ヌメリ取り器10a内部の防水機能はさらに向上する。ここで、蓋材60は、有効成分である「AIT」を透過せず、防水できるフィルム状のものが好ましく、特に、アルミ蒸着フィルムやアルミ積層フィルムが好適に使用できる。
さらに、図8に示すように、容器本体部20aは底面部21aの一部にくぼみを有する構造や、図9に示すように、容器本体部20aは底面部21aの一部に支脚部70を有する構造とすることができる。このくぼみや支脚部70は、排水口用ヌメリ取り器10aを密着ピロー包装した際に、包装内部に「AIT」や溶剤による結露を抑制する効果を発揮する。また、排水口用ヌメリ取り器10aを排水口ゴミ受け用かごに設置した際に、例えば、銅製の排水口ゴミ受け用かごの変色を低減する効果も発揮する。これらは、底面部21aに形成されたくぼみや支脚部70により、「AIT」揮散面と、ピロー包装フィルムや排水口ゴミ受け用かごが密着することなく、ある程度の空間を形成することによる効果と考えられる。この底面部21aに形成されたくぼみの深さや形、支脚部70の大きさや形は、目的に応じて適宜定めることができる。例えば、本発明の排水口用ヌメリ取り器の容器を構成する部材の厚みが2mmの場合には、くぼみの深さは1mmまでが好ましく、0.5mmまでがより好ましい。また、図9〜12に示すように、容器本体部20aは底面部21aに支脚部70を有する構造とする場合は、支脚部70の配置は適宜定めることができるが、排水口設置時に、排水の流れを妨げない配置とすることが好ましく、その支脚部70の高さは0.5〜10mmが好ましく、1〜3mmの範囲がさらに好ましい。
図1〜12に示すような本発明の排水口用ヌメリ取り器は、使用する排水口の大きさに応じて適宜寸法を定めることができる。例えば、以下の寸法を有してもよい。図1、2に示すような本発明の排水口用ヌメリ取り器は、面部分の最長部の長さが30〜150mm、最短部の長さが10〜50mm、高さまたは厚みが10〜50mmの範囲のものが、図3〜12に示すような施蓋状態の排水口用ヌメリ取り器の外径は30〜110mm、厚みは10〜50mmの範囲のものが好ましい。さらに、本発明の排水口用ヌメリ取り器の容器を構成する部材の厚みは、0.05mm以上であることが好ましい。0.05mm未満であると、薄すぎて耐衝撃性が不十分であり、流通時や使用時の取り扱いによっては容易に破損する可能性が高くなりすぎてしまう。ここで、部材の厚みは「AIT」の揮散量に影響し、その好ましい範囲は材質によっても相違する。例えば、部材がポリプロピレン(PP)により形成されている場合には、その厚みは0.05〜1.5mmが好ましく、0.1〜0.5mmがさらに好ましい。部材が低密度ポリエチレン(LDPE)により形成されている場合には、その厚みは0.1〜5.0mmが好ましく、0.5〜2.5mmがさらに好ましい。部材が高密度ポリエチレン(HDPE)により形成されている場合には、その厚みは0.1〜3.0mmが好ましく、0.3〜1.5mmがさらに好ましい。「AIT」の揮散量は、部材の厚みに反比例し、揮散する面の表面積に比例する傾向が、実験により確認されている。
本発明の排水口用ヌメリ取り器を配置する場所としては、台所、洗面所、風呂場、トイレ、洗濯機設置場所等の排水口をあげることができる。特に、本発明の排水口用ヌメリ取り器は、排水口に流れ込む水の量や水温、さらには、設置する位置にもヌメリ抑制効果が影響されないので、台所や風呂場の排水口での使用に最適である。
以下、製剤例及び試験例等により、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの例に限定されるものではない。
まず、本発明の排水口用ヌメリ抑制剤の処方例を示す。なお、実施例において、特に明記しない限り、部は重量部を意味する。
<処方例>
下記表1に示す組成により各成分を撹拌下で混合し、本発明の排水口用ヌメリ抑制剤を得た。
Figure 0006215418
次に、本発明の排水口用ヌメリ取り器の容器構成材料に関する試験例を示す。
<浸水確認試験>
(1)試験検体(全ての検体にはヌメリ抑制剤は入っていない)
検体1:図6の容器本体部20a、蓋部30aがともに「LDPE」で構成され、蓋材60は無しの排水口用ヌメリ取り器。
検体2:図6の容器本体部20aが「LDPE」で、蓋部30aが「PP」で構成され、蓋材60は無しの排水口用ヌメリ取り器。
検体3:図6の容器本体部20aが「LDPE」で、蓋部30aが「PP」で構成され、防水機能として、蓋材60が防水フィルム(アルミ積層フィルム:PET12//AL9//PE40)からなる構成を有している排水口用ヌメリ取り器。
(2)試験水
水 :水道水(常温)1L
湯 :90℃以上の湯1L
石鹸水:中性洗剤1%の水1L
(3)試験方法1(モデル試験)
一般家庭の台所用排水口に設置されている排水口ゴミ受け用かごに検体を入れ、各試験水を約30秒間検体にあたるように流した。水で軽くすすいで容器内部への浸水の有無を確認した。試験は3回行い、その結果を表2に示す。
○は浸水なし、△はわずかに浸水、×は明らかに浸水を意味する。
(4)試験方法2(実地試験)
実際の家庭の排水口に検体を入れて通常通りに台所を使用した。60日後に検体を回収して、容器内部への浸水の有無を確認した。試験は69回行い、その結果を表2に示す。
○は浸水なし、△はわずかに浸水、×は明らかに浸水を意味する。
Figure 0006215418
本発明の排水口用ヌメリ取り器について、容器全体を「LDPE」で構成した検体1よりも、「LDPE」と「PP」とを組み合わせにより構成した検体2は、湯がかかるような過酷条件であっても浸水せず、防水性が高まることが明らかとなった。これは、「LDPE」がやわらかい樹脂であるために、湯により容器内部の圧力が上昇するため容器が変形し、容器本体部と蓋部との嵌合強度が弱くなり、容器内部に浸水したものと考えられる。
一方、さらに過酷な条件として、様々なpHの液体や熱湯なども使用される家庭の台所(実地使用)や表面張力の低い石鹸水を使用すると、「LDPE」と「PP」の組み合わせだけでは、容器内への浸水を完全に防止することはできなかった。
この結果より、図6〜9のヌメリ抑制剤格納部50の上面部を蓋材60により覆うことにより、実地使用にも耐え得る完全な浸水防止が図れるものと考える。
<ヌメリ抑制確認試験>
ヌメリの原因は菌に由来するものであるから、本発明のヌメリ抑制効果をその除菌活性により確認した。
(1)試験検体
AIT45重量%、ミリスチン酸イソプロピル55重量%で調製した内容液を2.5g充填した、ポリエチレンとポリプロピレンから構成され、かつ防水機能として、蓋材60が防水フィルム(アルミ積層フィルム:PET12//AL9//PE40)からなる構成を有している排水口用ヌメリ取り器を25℃条件下でエージングし、AIT揮散量が安定して約5mg/日となったものを試験検体とした。
(2)供試菌
「E.c.」:Escherichia coli NBRC 3972(大腸菌)
「P.a.」:Pseudomonas aeruginosa NBRC 13275(緑膿菌)
「S.a.」:Staphylococcus aureus NBRC 13276(黄色ブドウ球菌)
(3)試験方法
図13に示す試験系(Aの直径:14.5cm、Bの底面直径:9cm、Bの高さ:7cm、Cの底面直径:10cm、Cの高さ:10cm)において菌液は処理していない状態としたものを、図14に示すように水を張った容量96.5L(39cm×75cm×33cm)のポリプロピレン製ケース内に設置し、ケースの天面をラップでしっかりと密閉した。このとき、ケース内の温度は25±2℃、99%加湿条件で行った。試験検体を使用しない系も対照として別のポリプロピレン製ケース内に設置した。その後24時間放置して、事前に暴露させた。
前培養した菌液を1/2希釈NB(Nutrient Broth)培地で100倍希釈し、さらに3g/L(3%)、もしくは0.3g/L(0.3%)牛血清アルブミン(BSA)溶液と1:1で混合した(菌液調製は「住宅用合成洗剤及び石けんの除菌活性試験方法」に準じる。)。
上記菌液をステンレス鋼性円盤に10μLを3滴に分けて滴下した。その後18時間加湿条件にて暴露した。
ステンレス鋼性円盤から菌をSCDLP培地(Soybean-Casein Digest Broth with Lecithin & Polysorbate 80)で洗い出し、希釈した後SCDLP寒天培地に処理し、これを37℃で培養し、菌数をカウントした。
ステンレス鋼性円盤1枚あたりの菌数から以下に示す式より除菌率を算出した。試験は、ステンレス鋼性円盤を1枚使用して、「BSA」3%は2回、0.3%は4回行い、その結果を表3に示す。
なお、式中の「無処理区」は試験検体を使用しない試験系を、「処理区」は試験検体を使用する試験系を意味する。また、本試験の菌数検出限界が10CFU/mLであることから、生残菌数が10CFU/mLより少ない場合は、生残菌数を10として処理をした。
除菌率(%)={(無処理区菌数−処理区菌数)/無処理区菌数}×100
Figure 0006215418
本発明の「AIT」を有効成分とする排水口用ヌメリ取り器は、高い除菌活性を有していることが明らかとなった。
また、ミリスチン酸イソプロピルに代えてトリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリルを使用した排水口用ヌメリ取り器においても、上記ミリスチン酸イソプロピルを使用する排水口用ヌメリ取り器と同様に、高い除菌活性を有していることが確認された。
<ヌメリ抑制剤の揮散量の確認試験>
(1)試験検体
AIT45重量%、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル55重量%で調製した内容液を2.5g充填した、ポリエチレンとポリプロピレンから構成され、かつ防水機能として、蓋材60が防水フィルム(アルミ積層フィルム:PET12//AL9//PE40)からなる構成を有している排水口用ヌメリ取り器を25℃条件下でエージングし、AIT揮散量が安定して1.4〜1.6mg/日(検体a)、5.3〜7.0mg/日(検体b)となったものを試験検体とした。
(2)供試菌
「E.c.」:Escherichia coli NBRC 3972(大腸菌)
「P.a.」:Pseudomonas aeruginosa NBRC 13275(緑膿菌)
「S.a.」:Staphylococcus aureus NBRC 13276(黄色ブドウ球菌)
(3)試験方法
図13(Aの直径:14.5cm、Bの底面直径:9cm、Bの高さ:7cm、Cの底面直径:10cm、Cの高さ:10cm)に示す試験系において菌液は処理していない状態としたものを、図14に示すように水を張った容量96.5L(39cm×75cm×33cm)のポリプロピレン製ケース内に設置し、ケースの天面をラップでしっかりと密閉した。このとき、ケース内の温度は26±1℃、99%加湿条件で行った。試験検体を使用しない系も対照として別のポリプロピレン製ケース内に設置した。その後24時間放置して、事前に暴露させた。
前培養した菌液を1/2希釈NB(Nutrient Broth)培地で100倍希釈し、さらに0.3g/L(0.3%)牛血清アルブミン(BSA)溶液と1:1で混合した(菌液調製は「住宅用合成洗剤及び石けんの除菌活性試験方法」に準じる。)。
上記菌液をステンレス鋼性円盤に10μLを3滴に分けて滴下した。その後18時間加湿条件にて暴露した。
ステンレス鋼性円盤から菌をSCDLP培地(Soybean-Casein Digest Broth with Lecithin & Polysorbate 80)10mLで洗い出し、希釈した後SCDLP寒天培地に処理し、これを37℃で培養し、菌数をカウントした。
ステンレス鋼性円盤1枚あたりの菌数から以下に示す式より除菌率を算出した。試験は、ステンレス鋼性円盤を3枚使用して1回行った。その結果を表4に示す。
なお、式中の「無処理区」は試験検体を使用しない試験系を、「処理区」は試験検体を使用する試験系を意味する。また、本試験の菌数検出限界が10CFU/mLであることから、生残菌数が10CFU/mLより少ない場合は、生残菌数を10として処理をした。
除菌率(%)={(無処理区菌数−処理区菌数)/無処理区菌数}×100
Figure 0006215418
本発明の「AIT」を有効成分とする排水口用ヌメリ取り器において、アリルイソチオシアネート揮散量が1.4〜1.6mg/日の検体aは、5.3〜7.0mg/日の検体bに比べて除菌効果が低下することが明らかとなった。この結果を考慮すると、排水口におけるヌメリ発生予防を完全に行うためは、本発明の排水口用ヌメリ取り器におけるアリルイソチオシアネート揮散量は、5mg/日以上に設定することが好ましい。
<ヌメリ抑制剤の揮散量の確認試験>
(1)試験検体
AIT45重量%、ミリスチン酸イソプロピル55重量%で調製した内容液を2.5g充填した、ポリエチレンとポリプロピレンから構成され、かつ防水機能として、蓋材60が防水フィルム(アルミ積層フィルム:PET12//AL9//PE40)からなる構成を有している排水口用ヌメリ取り器を試験検体とした。
(2)試験方法
試験検体を、25℃条件下に静置して揮散させ、経時的に重量測定をして揮散量を測定した。
試験結果を表5、図15、16に示す。
Figure 0006215418
本発明の排水口用ヌメリ取り器は、表5、図15、16に示すように、有効成分であるアリルイソチオシアネートを安定的かつ持続的に揮散させ得ることが確認できた。このアリルイソチオシアネートの安定的な揮散により、本発明の排水口用ヌメリ取り器は長期間安定的に排水口のヌメリを抑制できるものである。
本発明の「AIT」を有効成分とする排水口用ヌメリ抑制剤や、この排水口用ヌメリ抑制剤を容器内に収納した排水口用ヌメリ取り器は、台所の流し台や風呂場における排水口等に設置すれば、排水口に流れ込む水の量や温度、さらには、設置する位置にもヌメリ防除効果が影響されずに、排水口のヌメリを除去し、ヌメリの発生を予防することができるので、有用である。
1、10、10a:排水口用ヌメリ取り器
2、20、20a:容器本体部
21、21a:底面部
22、22a:立ち上がり周壁部
23、23a:上面開口端
3、30、30a:蓋部
31、31a:天面部
32a:垂下がり周壁部
33、33a:下面開口端
4、40、40a:排水口用ヌメリ抑制剤
50:排水口用ヌメリ抑制剤格納部
60:蓋材
70:支脚部
X:水不透過性材料でできた容器構成部
Y:水不透過性かつ「AIT」透過性材料でできた容器構成部
Z:実施例の試験系概略図
A:排水口蓋(ゴム製)
B:排水口ゴミ受け用かご
C:カップ
D:菌液を滴下したステンレス鋼性円盤
E:試験検体
F:減菌水
G:ポリプロピレン製ケース
H:ラップによる蓋
J:試験系「Z」を載置する台

Claims (3)

  1. アリルイソチオシアネートを有効成分とする排水口用ヌメリ抑制剤を、低密度ポリエチレンとポリプロピレンとの組み合わせにより構成される容器内に収納したことを特徴とする、排水口用ヌメリ取り器
  2. 前記容器の内部に、アルミ蒸着フィルムまたはアルミ積層フィルムからなる防水機能を具備していることを特徴とする、請求項1に記載の排水口用ヌメリ取り器。
  3. 排水口用ヌメリ抑制剤が、さらにミリスチン酸イソプロピルおよび/またはトリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリルを含有することを特徴とする、請求項1または2に記載の排水口用ヌメリ取り器。
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