JP6214241B2 - 電動弁 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に開示された電動弁10では、図10および図11に示したように、ステータ部材50の下面に回り止め部材59を配設し、この回り止め部材59の2つの腕部61、61を、弁本体20から水平方向に延びる流体入出管20bに保持させている。
本発明は、このような実情に鑑み、コイルを収容したステータ部材の、弁体を収容した弁本体に対する取付構造に要する部材が大型化することがなくコンパクトであり、さらには弁本体の側面に打ち込まれる位置決めピンなどの部材が不要で、また作業工数を少なくすることができ、しかも弁本体の肉厚を必要以上に厚くする必要もなく、加えて取り付けに係わる部材が邪魔になることもなく、ひいてはケースと弁本体との溶接強度を、溶接部の全周に渡って良好に維持することのできる電動弁を提供することを目的としている。
非磁性体製のケース内にロータを回転可能に収容し、前記ケースの外側にコイルを収容したステータ部材を配置し、弁本体内に収容された弁体を前記ロータの回転により開閉駆動する電動弁であって、
前記ケースは筒形縦断面のカップ形状をなすとともに、前記ステータ部材は円形横断面の中央嵌合孔により前記ケースの外周側に嵌合され、
前記弁本体は、前記ケースの開口側の端部に一体的に接続されるプレス成形品であると共に、フランジ部が前記弁本体の開口縁部に一体に成形され、かつ突起体がプレス成形により前記フランジ部の径方向の外側に突出して成形され、
前記ステータ部材は、その開口側の端部に前記コイルの抜け止めを図りつつ当該ステータ部材を前記弁本体に対して位置決めするコイル固定金具を備えており、
前記ケースの開口側の端部を前記弁本体に突き合わせて配置するとともに、この付き合わせ部を全周に渡って溶接し、これにより前記ケースと前記弁本体とを一体的に組み付けし、さらに、この組み付けられた前記ケースと前記弁本体とから構成される弁ユニットに対して前記ステータ部材を装着するにあたり、前記ステータ部材の前記コイル固定金具を、前記弁本体の前記突起体に係止させ、これにより、前記ステータ部材の前記ケースに対する周方向位置と軸線方向位置が設定されることを特徴としている。
また、このような構成の電動弁であれば、ケースと弁本体との接続が容易であるとともに、突起体の作成も容易である。
コイル固定金具がこのように二股状に形成されていれば、ステータ部材の回り止め、および抜け止めを確実に行うことができる。
このような構成であれば、コイル固定金具の作成が容易である。
このような構成であれば、弁本体に突起体を設けた位置において、溶接機を溶接予定部に対して側方に配置することができることから、ケースと弁本体との溶接強度を向上させることができる。これにより、結果的にケースと弁本体との全周に渡る溶接強度を均一にすることができるので、溶接強度を良好にすることができる。
このような構成であれば、弁本体の開口端部から一段低い位置に突起体を設けるにあたり、その突起体を弁本体の深絞り加工と同じ工程の中で行うことができるので作業性が向上し、コスト安に寄与することができる。
さらに、本発明に係る電動弁において、弁本体にフランジ部を形成し、そのフランジ部に径外方に延びる突起体を形成すれば、突起体の作成が容易である。また、このように弁本体にフランジ部を形成することにより、ケースの開口側の端部を弁本体のフランジ部に突き合わせて溶接することができるので、ケースと弁本体との溶接による接続を良好に行うことができる。
図1は、本発明の好ましい一実施形態の電動弁を示した断面図である。
この電動弁30は、非磁性体製で筒形縦断面のカップ形状をなすケース60と、ケース60の開口側の端部に溶接により一体的に接続される弁本体70と、円形横断面の中央嵌合孔45により前記ケース60の外周側に嵌合されるステータ部材80とを備えている。
ケース60内には、ロータ2が収容されるとともに、ロータ2の軸部分にロータ軸4が溶接等により固着され、ロータ軸4の中間部から先端側の外方に弁軸ホルダ6が装着されている。
ロータ軸4の先端側であって、かつ弁軸ホルダ6の内方には、弁ホルダ16が軸方向に移動可能に装着されている。そして、弁ホルダ16の下端には、弁体32が溶接などにより固着されている。
なお、弁本体70は、プレス成形品に限定されず、切削加工などにより形成することもできる。
なお、本実施例では、弁本体70の大径胴部7に、フランジ部26を一体的に形成している。
底蓋部材34のリング状部分36の外周縁には、複数個(この実施形態では3個)の引っ掛け部38が突設されている。そして、底蓋部材34は、後述するように、これらの引っ掛け部38をステータ部材80内のヨーク42に引っ掛けることによりステータ部材80に取り付けられる。
また、底蓋部材34のリング状部分36の内周縁には、二股状のコイル固定金具44、44が互いに対向するように、下方に向かって突設されている。
このようにして、図4に示した弁ユニット90の形成が完了する。
上記のようにして構成された弁ユニット90とステータ部材80とを一体的に組み付けるには、先ず、ステータ部材80を、図4に示した弁ユニット90に対して上方に配置する。そして、ステータ部材80を弁ユニット90側に向かって下方に降ろしていくことにより、ステータ部材80を図5(A)、(B)に示したように、弁ユニット90の外周に装着する。このとき、ステータ部材80の下面に突設された二股状のコイル固定金具44を、弁本体70の突起体28に跨らして装着する。これにより、ステータ部材80が回転不能に位置決めされる。また、ステータ部材80が弁本体70の軸方向に対して移動不能に位置決めされる。
このようにして、本実施形態による電動弁30の組み付けが完了する。
また、コイル固定金具44の爪46a、46aが突起体28を挟持した状態から、コイル固定金具44の棒状部分49を指先で軽く弾くように広げれば、爪46a、46aと突起体28との係合を解除することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されない。
例えば、図7に示したように、突起体28を設ける位置をフランジ部26の突き合わせ面26aに対して、所定長さYだけ低くすることができる。
このように突起体28をフランジ部26の突き合わせ面26aに対して所定長さYだけ低い位置に形成すれば、図8に示したように、突起体28を設けた位置であっても、レーザー溶接機72を斜めでなく直角な方向に、すなわちケース60に対して直角な方向にレーザー溶接機72を配置することができる。これにより、レーザー溶接機72からの溶接領域を180度の平面的な広がりとすることができる。
また、図3(A)、(B)に示した実施形態のコイル固定金具44は、一対の棒状部分49、49により二股状に形成されているが、二股状に形成されていなくても良い。例えば、コイル固定金具44の主要部を、図9(A)、(B)に示したように、1本の棒状部分49で構成し、この棒状部分49の先端部に、例えば、一対の爪46a、46aを設けることもできる。
このような構造であれば、例えば、図1に示した電動弁30において、コイル27が収容されたステータ部材80を、弁本体70から容易に取り外すことができる。
本発明では、要は、ステータ部材80を回転不能にし、かつ弁本体70に対して軸線方向に位置決めすることができれば、コイル固定金具44の形状は特に限定されるものではない。
4 ロータ軸
26 フランジ部
26a 突き合わせ面
27 コイル
28 突起体
32 弁体
34 底蓋部材
44 コイル固定金具
45 中央嵌合孔
46a 爪
49 棒状部分
60 ケース
60a 開口側の端部
70 弁本体
72 レーザー溶接機
80 ステータ部材
82 突き合わせ部
90 弁ユニット
Claims (5)
- 非磁性体製のケース内にロータを回転可能に収容し、前記ケースの外側にコイルを収容したステータ部材を配置し、弁本体内に収容された弁体を前記ロータの回転により開閉駆動する電動弁であって、
前記ケースは筒形縦断面のカップ形状をなすとともに、前記ステータ部材は円形横断面の中央嵌合孔により前記ケースの外周側に嵌合され、
前記弁本体は、前記ケースの開口側の端部に一体的に接続されるプレス成形品であると共に、フランジ部が前記弁本体の開口縁部に一体に成形され、かつ突起体がプレス成形により前記フランジ部の径方向の外側に突出して成形され、
前記ステータ部材は、その開口側の端部に前記コイルの抜け止めを図りつつ当該ステータ部材を前記弁本体に対して位置決めするコイル固定金具を備えており、
前記ケースの開口側の端部を前記弁本体に突き合わせて配置するとともに、この付き合わせ部を全周に渡って溶接し、これにより前記ケースと前記弁本体とを一体的に組み付けし、さらに、この組み付けられた前記ケースと前記弁本体とから構成される弁ユニットに対して前記ステータ部材を装着するにあたり、前記ステータ部材の前記コイル固定金具を、前記弁本体の前記突起体に係止させ、これにより、前記ステータ部材の前記ケースに対する周方向位置と軸線方向位置が設定されることを特徴とする電動弁。 - 前記コイル固定金具は二股状に形成され、その下端部に爪が具備されていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
- 前記コイル固定金具は、前記ステータ部材の開口側の端部に配置された円板状の底蓋部材に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電動弁。
- 前記突起体は、前記弁本体の前記ケースに対する突き合わせ面に対して所定長さ低い位置に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電動弁。
- 前記突起体は、前記弁本体の深絞り加工時の半抜き加工により形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電動弁。
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