JP6213289B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
具体的に説明すると、本発明は以下の構成を有する。
本発明の使い捨ておむつは、吸収性本体10を備える。
吸収性本体10は、吸収体11と、当該吸収体11の内面を被覆する液透過性のトップシート12と、当該吸収体11の外面を被覆する液不透過性のバックシート13と、を有する。
ここで、本発明の使い捨ておむつは、さらに、通気性を持つ少なくとも一つのウエスト形成シート20を備える。
まず、ウエスト形成シート20は、吸収性本体10の外面側に重ねられている。また、ウエスト形成シート20は、吸収性本体10の長手方向の端縁寄りの一端縁が固定端縁21となり、他端縁が自由端縁22となる。また、ウエスト形成シート20は、固定端縁21側の一部が、固定部23において、吸収性本体10の外面に対して固定されている。そして、ウエスト形成シート20は、固定部23を折返線として折り返すことで、自由端縁22側の一部が、吸収性本体10の長手方向の端縁から延出する。
例えば、本発明のようにウエスト形成シート20を折り返す構造を用いずとも、図8の参考図に示されるように、ウエスト形成シート20を固定部23において折り返さない態様で、順手方向に固定する形態も考えられる。しかし、図8の参考図に示す形態は、使い捨ておむつの連続的生産が困難になることから現実的ではない。すなわち、通常、使い捨ておむつを製造するにあたり、まず、吸収性本体10が長手方向に複数個連続した状態にある連続体を製造する。つまり、製造途中の段階においては、吸収性本体10は、その長手方向両端部に他の吸収性本体10´が連続した状態にある。そして、個別の吸収性本体10を製造するに際し、長手方向の両端縁に相当する位置において、吸収性本体の連続体を順番に切断していく。このとき、図8に示されるように、ウエスト形成シート20が吸収性本体10の長手方向端縁から延出した状態となっていると、吸収性本体10を個別に切断する際に、このウエスト形成シート20も一緒に切断されてしまうこととなる。このため、ウエスト形成シート20は、使い捨ておむつの製造途中においては、吸収性本体10の長手方向端縁から延出しないように取り付けられていることが好ましいといえる。
一方、本発明の技術では、上述したとおり、ウエスト形成シート20を固定部23において折り返すことで、はじめてウエスト形成シート20が、吸収性本体10の長手方向端縁から延出するようになる。つまり、ウエスト形成シート20は、吸収性本体10の切断位置と離れた位置において、吸収性本体10と重ねて固定されている。このため、吸収性本体の連続体に対してウエスト形成シート20を取り付けた場合であっても、この吸収性本体の連続体が切断される際に、ウエスト形成シート20が共に切断されるようなことがない。このため、本発明のように、ウエスト形成シート20が、初期状態においては、吸収性本体10の長手方向端縁から延出しないように取り付けられている方が、圧倒的に生産性が高くなる。すなわち、本発明の使い捨ておむつは、より安価で製造できることになる。
そして、前身頃シート20Aと後身頃シート20Bは、切断可能線24を介して予め一体に形成されていることが好ましい。この場合に、切断可能線24を破断させたときの破断線が、前身頃シート20Aの自由端縁22と、後身頃シート20Bの自由端縁22と、に相当するものとなる。
さらに、ウエスト形成シート20の固定端縁21側の一部は、固定部23において、吸収性本体10のサイドフラップ14が形成された部分の外面に対して固定されていることが好ましい。
ポケットシート50は、接合部51において、固定部23において折り返された状態におけるウエスト形成シート20の内面側に接合されている。
ここで、この接合部51は、ポケットシート50が、ウエスト形成シート20の固定端縁21側が開口となるポケットを形成するように、ポケットシート50とウエスト形成シート20を接合する。
また、本願明細書において、「A〜B」とは、「A以上B以下」であることを意味する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る使い捨ておむつを示している。図1では、使い捨ておむつを外面側(着用者の肌に接しない面側)から見た状態を示している。図1(a)は、ウエスト形成シート20を折り返す前の状態であり、図1(b)は、ウエスト形成シート20を折り返した後の状態である。また、図2は、図1に示した使い捨ておむつの断面図である。図2(a)は、図1(a)に示したY1−Y1線における断面図であり、図2(b)は、図1(b)に示したY2−Y2線における断面図である。
例えば、本発明のようにウエスト形成シート20を折り返す構造を用いずとも、図8の参考図に示されるように、ウエスト形成シート20を固定部23において折り返さない態様で、順手方向に固定する形態も考えられる。しかし、図8の参考図に示す形態は、使い捨ておむつの連続的生産が困難になることから現実的ではない。すなわち、通常、使い捨ておむつを製造するにあたり、まず、吸収性本体10が長手方向に複数個連続した状態にある連続体を製造する。つまり、製造途中の段階においては、吸収性本体10は、その長手方向両端部に他の吸収性本体10´が連続した状態にある。そして、個別の吸収性本体10を製造するに際し、長手方向の両端縁に相当する位置において、吸収性本体の連続体を順番に切断していく。このとき、図8に示されるように、ウエスト形成シート20が吸収性本体10の長手方向端縁から延出した状態となっていると、吸収性本体10を個別に切断する際に、このウエスト形成シート20も一緒に切断されてしまうこととなる。このため、ウエスト形成シート20は、使い捨ておむつの製造途中においては、吸収性本体10の長手方向端縁から延出しないように取り付けられていることが好ましいといえる。
一方、本発明の技術では、図1及び図2に示されるように、ウエスト形成シート20を固定部23において折り返すことで、はじめてウエスト形成シート20が、吸収性本体10の長手方向端縁から延出するようになる。つまり、ウエスト形成シート20は、吸収性本体10の切断位置と離れた位置において、吸収性本体10と重ねて固定されている。このため、吸収性本体の連続体に対してウエスト形成シート20を取り付けた場合であっても、この吸収性本体の連続体が切断される際に、ウエスト形成シート20が共に切断されるようなことがない。このため、本発明のように、ウエスト形成シート20が、初期状態においては、吸収性本体10の長手方向端縁から延出しないように取り付けられている方が、圧倒的に生産性が高くなる。すなわち、本発明の使い捨ておむつは、より安価で製造できることになる。
続いて、図3を参照して、本発明の使い捨ておむつの第2の実施形態について説明する。以下の実施形態については、上述した第1の実施形態と異なる点を中心に説明を行い、第1の実施形態と同じ構成についてはその説明を割愛する。
続いて、図4を参照して、本発明の使い捨ておむつの第3の実施形態について説明する。
図4に示されるように、第3の実施形態では、ウエスト形成シート20は、吸収性本体10の後身頃10B側にのみ取り付けられている。すなわち、第3の実施形態は、第1の実施形態とは異なり、前身頃シート20Aが存在せず、後身頃シート20Bのみが設けられている。
続いて、図5を参照して、本発明の使い捨ておむつの第4の実施形態について説明する。
図5(a)は、ウエスト形成シート20(後身頃シート20B)を吸収性本体10の外面に固定する前の状態を模式的に示している。図5(a)に示されるように、第4の実施形態では、吸収性本体10の後身頃10Bに、サイドフラップ14が形成されている。サイドフラップ14は、吸収性本体10の長手方向中央(股下部分)よりも幅広に形成されている部分である。本実施形態では、吸収性本体10の後身頃10B側にのみサイドフラップ14を形成しているが、前身頃10A側にサイドフラップ14を形成することもできる。
続いて、図6及び図7を参照して、本発明の使い捨ておむつの第5の実施形態について説明する。図6は、第5の実施形態に係る使い捨ておむつを示した平面展開図であり、図6(a)は、ウエスト形成シート20を折り返す前の状態を示し、図6(b)は、ウエスト形成シート20を折り返した後の状態を示している。また、図7は、第5の実施形態に係る使い捨ておむつを示した断面図であり、図7(a)は、図6(a)のY3−Y3線における断面状態を示し、図7(b)は、図6(b)のY4−Y4線における断面状態を示している。
図6及び図7に示されるように、第5の実施形態に係る使い捨ておむつは、ポケットシート50を有している。この点において、第1の実施形態とは異なる。
11…吸収体 12…トップシート 13…バックシート
14…サイドフラップ 15…止着テープ 20…ウエスト形成シート
20A…前身頃シート 20B…後身頃シート 21…固定端縁
22…自由端縁 23…固定部 24…切断可能線
25…切欠部 26…延出部分 30…止着テープ
40…フラップシート 50…ポケットシート 51…接合部
100…使い捨ておむつ
Claims (6)
- 吸収体(11)と、当該吸収体(11)の内面を被覆する液透過性のトップシート(12)と、当該吸収体(11)の外面を被覆する液不透過性のバックシート(13)と、を有する吸収性本体(10)を備えた、
使い捨ておむつであって、
通気性を持つ少なくとも一つのウエスト形成シート(20)を、さらに備え、
前記ウエスト形成シート(20)は、
前記吸収性本体(10)の外面側に重ねられ、
前記吸収性本体(10)の長手方向の端縁寄りの一端縁が固定端縁(21)となり、他端縁が自由端縁(22)となり、
固定端縁(21)側の一部は、固定部(23)において、前記吸収性本体(10)の外面に対して固定されており、
前記固定部(23)を折返線として折り返すことで、前記自由端縁(22)側の一部が、前記吸収性本体(10)の長手方向の端縁から延出する、
使い捨ておむつ。 - 前記ウエスト形成シート(20)には、当該ウエスト形成シート(20)の幅方向両端縁から延出する少なくとも左右一対の止着テープ(30)が取り付けられている、
請求項1に記載の使い捨ておむつ。 - 前記ウエスト形成シート(20)のうちの一つは、前記吸収性本体(10)の前身頃(10A)側に位置する前身頃シート(20A)であり、
前記ウエスト形成シート(20)のうちのもう一つは、前記吸収性本体(10)の後身頃(10B)側に位置する後身頃シート(20B)であり、
前記前身頃シート(20A)と前記後身頃シート(20B)は、切断可能線(24)を介して予め一体に形成されており、
前記切断可能線(24)を破断させたときの破断線が、前記前身頃シート(20A)の前記自由端縁(22)と、前記後身頃シート(20B)の前記自由端縁(22)と、に相当する、
請求項1又は請求項2に記載の使い捨ておむつ。 - 前記ウエスト形成シート(20)のうちの一つは、前記吸収性本体(10)の前身頃(10A)側に位置する前身頃シート(20A)であり、
前記ウエスト形成シート(20)のうちのもう一つは、前記吸収性本体(10)の後身頃(10B)側に位置する後身頃シート(20B)であり、
前記前身頃シート(20A)と前記後身頃シート(20B)は、別々のシートである、
請求項1又は請求項2に記載の使い捨ておむつ。 - 前記吸収性本体(10)は、前記前身頃(10A)及び前記後身頃(10B)の少なくともいずれか一方に、幅方向の左右外側に延出した左右一対のサイドフラップ(14)を有し、
前記サイドフラップ(14)には、幅方向の端縁から延出する止着テープ(15)が取り付けられており、
前記ウエスト形成シート(20)の前記固定端縁(21)側の一部は、前記固定部(23)において、前記吸収性本体(10)の前記サイドフラップ(14)が形成された部分の外面に対して固定されている、
請求項2に記載の使い捨ておむつ。 - ポケットシート(50)をさらに有し、
前記ポケットシート(50)は、接合部(51)において、前記固定部(23)において折り返された状態における前記ウエスト形成シート(20)の内面側に接合されており、
前記接合部(51)は、前記ポケットシート(50)が、前記ウエスト形成シート(20)の前記固定端縁(21)側が開口となるポケットを形成するように、前記ポケットシート(50)と前記ウエスト形成シート(20)を接合する
請求項1から請求項4のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
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