JP5845914B2 - テープ型使い捨ておむつ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
具体的に本発明は、以下の構成を有する。
本発明のテープ型使い捨ておむつは、少なくとも、おむつ本体1と、おむつ本体1の後身頃の左右両側縁部に設けられ先端部に止着テープ21を備えた後身頃サイドフラップ2とを有している。
各後身頃サイドフラップ2は、おむつ本体1の肌非当接面側に向かって折り返されている。
そして、おむつ本体1の肌非当接面側において、各後身頃サイドフラップ2は、互いに分離可能に連結している。
さらに、上記のように、各後身頃サイドフラップ2は、おむつ本体1の肌非当接面側において、分離可能に連結している。従って、使い捨ておむつの製造時や搬送時においては、後身頃サイドフラップ2をコンパクトに折り畳んでおき、その装着時に、後身頃サイドフラップ2を簡単に展開することができるようになる。従って、例えば使い捨ておむつの搬送過程において、後身頃サイドフラップ2が自由端となり、サイドフラップが取れてしまうという不具合を回避できる。
この場合において、一体的に形成された後身頃サイドフラップ2は、使い捨ておむつの幅方向中央部に、使い捨ておむつの長手方向にわたって形成されたサイドフラップ切込線22を有していることが好ましい。
これにより、サイドフラップ切込線22に沿って、一体的に形成された後身頃サイドフラップ2を切断することで、当該後身頃サイドフラップ2を、後身頃の左側縁部に設けられた左側後身頃サイドフラップ2aと、後身頃の右側縁部に設けられた右側後身頃サイドフラップ2bとに分離可能となる。
この場合、止着テープ21は、左側後身頃サイドフラップ2aと右側後身頃サイドフラップ2bのそれぞれに接合した一体的なシートで形成されており、使い捨ておむつの幅方向中央部において、止着テープ切込線212を有していることが好ましい。
これにより、止着テープ切込線212に沿って止着テープ21を切断することで、後身頃サイドフラップ2を、左側後身頃サイドフラップ2aと、右側後身頃サイドフラップ2bとに分離可能である。
本発明の製造方法は、おむつ本体と、おむつ本体の後身頃及び前身頃の左右両側縁部に設けられたサイドフラップと、後身頃の左右両側縁部に設けられたサイドフラップに取り付けられた止着テープと、を有するテープ型使い捨ておむつの製造方法である。
本発明の製造方法は、基本的に、本体連続シート組立工程と、サイドフラップ取付工程と、本体連続シート切断工程を含む。
本体連続シート組立工程では、おむつ本体が連続したおむつ本体連続シートを組み立てる。
サイドフラップ取付工程では、各サイドフラップを形成するサイドフラップシートを、おむつ本体連続シートの肌非当接面側に向かって折り返した状態で、おむつ本体連続シートに対して、後身頃及び前身頃の左右両側縁部に相当する位置で接合する。
おむつ本体連続シート切断工程では、おむつ本体連続シートが、個々のおむつ本体となるように、おむつ本体連続シートを切断する。
この場合、おむつ本体連続シート切断工程においては、おむつ本体連続シートとともに、サイドフラップシートを切断することにより、後身頃サイドフラップを形成するシートと、前身頃サイドフラップを形成するシートとが分離することが好ましい。
なお、本明細書において、「使い捨ておむつの長手方向」というときは、使い捨ておむつの前身頃から後身頃に延びる方向(例えば図2の上下方向)を意味する。また、「使い捨ておむつの幅方向」というときは、上記使い捨ておむつの長手方向に直交する方向(例えば図2の左右方向)を意味する。
また、本明細書において、「肌当接面」というときは、着用者の肌に接する面を意味する。また、「肌非当接面」というときは、着用者の肌に当接しない面(すなわち、肌当接面と反対の面)を意味する。
また、本願明細書において「左側」というときは、使い捨ておむつを肌非当接面側からみたときに左方に位置するものを意味する。また、「右側」というときは、使い捨ておむつを肌当接面側からみたときに右方に位置するものを意味する。
(1−1.第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつ100の全体構成について説明する。
図1は、第1の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつ100を示す斜視図であり、テープ型使い捨ておむつ100を後身頃側から状態を示している。図1に示されるように、テープ型使い捨ておむつ100は、基本的に、おむつ本体1と、後身頃サイドフラップ2、前身頃サイドフラップ3を有している。
おむつ本体1は、着用者の股下を中心として、着用者の腹側から背側を被覆することができる形状で形成されている。おむつ本体1は、着用者の背部にあてがわれる後身頃と、着用者の腹部にあてがわれる前身頃と、後身頃と前身頃の間に位置する股下部に区分され、股下部を中心として、尿などの液体を吸収し保持する機能を持つ。このため、おむつ本体1は、液体を吸収し保持するための種々の部材により形成されている。この点については、後述する。
また、おむつ本体1の後身頃の左右両側縁部からは、後身頃サイドフラップ2が、使い捨ておむつの幅方向に延出するように、延設されている。図1に示されるように、後身頃サイドフラップ2は、おむつ本体1後身頃の左側縁に延設された左側後身頃サイドフラップ2aと、おむつ本体1後身頃の右側縁に延設された右側後身頃サイドフラップ2bを有している。
同様に、おむつ本体1の前身頃の左右両側縁部からは、前身頃サイドフラップ3が、使い捨ておむつの幅方向に延出するように、延設されている。前身頃サイドフラップ3は、おむつ本体1前身頃の左側縁に延設された左側前身頃サイドフラップ3aと、おむつ本体1前身頃の右側縁に延設された右側前身頃サイドフラップ3bを有している。
また、同様に、前身頃サイドフラップ3において、左側前身頃サイドフラップ3aと右側前身頃サイドフラップ3bは、おむつ本体1の肌非当接面側に向かって、折り返されている。
なお、図1において図示は省略するが、左側前身頃サイドフラップ3aと右側前身頃サイドフラップ3bも、使い捨ておむつの前身頃側において、サイドフラップ切込線22に沿って、分離可能な構成となっている。
第1の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつ100を、装着する際には、まず、後身頃サイドフラップ2と、前身頃サイドフラップ3を、それぞれサイドフラップ切込線22に沿って切断する。また、後身頃側においては、止着テープ21を、止着テープ切込線212に沿って切断する。このようにして、テープ型の使い捨ておむつ100を展開する。その後、使い捨ておむつの後身頃を着用者の背部に当て、前身頃を着用者の腹部に当てて、前身頃サイドフラップ3と、後身頃サイドフラップ2の外縁に取り付けられた止着テープ21を引っ張っておむつの周長を調節しながら、止着テープ21を、前身頃の外面に設けられた受容手段に係合させて、着用者に装着する。
図2〜図4は、第1の実施形態に係る使い捨ておむつを示す図であり、サイドフラップが、折り畳まれた状態の例を示している。図2は、サイドフラップが折り畳まれた使い捨ておむつを、肌非当接面側から見た状態を示す展開図である。また、図3は、サイドフラップが折り畳まれた使い捨ておむつを、肌当接面側から見た状態を示す展開図である。さらに、図4は、図2に示されたX−Xの線分において、使い捨ておむつを切断した状態を概念的に示す断面図である。図4では、図中下側が、肌当接面側であり、図中上側が、肌非当接面側となっている。
一方、図5及び図6は、第1の実施形態に係る使い捨ておむつを示す図であり、サイドフラップが開いた状態の例を示している。図5は、サイドフラップが開いた使い捨ておむつを、肌非当接面側から見た状態を示す展開図である。また、図6は、サイドフラップが開いた使い捨ておむつを、肌当接面側から見た状態を示す展開図である。
トップシート12を構成する不透過性材料の例は、織布、不織布、又は多孔性フィルムである。また、例えばポリプロピレンやポリエチレン、ポリエステル、ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維を親水化処理してさらに不織布にしたものを用いることとしてもよい。
バックシート13を構成する不透過材料の例は、ポリエチレン樹脂からなる液不透過性のフィルムである。特に、0.1〜4μmの微細な孔が複数形成された微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。
続いて、第1の実施形態に係るサイドフラップの構成について説明する。
サイドフラップは、使い捨ておむつの装着時において、おむつ本体1の後身頃及び前身頃の左右両側縁から延出するようにして、おむつ本体1に取り付けられており、着用者の左右の側腹部を被覆する。
図2に示されるように、サイドフラップは、おむつ本体1の後身頃に設けられた後身頃サイドフラップ2と、おむつ本体1の前身頃に設けられた前身頃サイドフラップ3に分かれる。後身頃サイドフラップ2は、後身頃の左側縁部に取り付けられた左側後身頃サイドフラップ2aと、後身頃の右側縁部に取り付けられた右側後身頃サイドフラップ2bと、を有している。また、前身頃サイドフラップ3は、前身頃の左側縁部に取り付けられた左側前身頃サイドフラップ3aと、前身頃の右側縁部に取り付けられた右側前身頃サイドフラップ3bと、を有している。
図4に示されるように、後身頃サイドフラップ2は、折り畳まれた状態において、おむつ本体1の肌当接面側に位置する。第1の実施形態において、後身頃サイドフラップ2は、左側後身頃サイドフラップ2aと右側後身頃サイドフラップ2bとが一体的に形成された後身頃サイドフラップシートから形成されている。後身頃サイドフラップ2を形成する後身頃サイドフラップシートは、使い捨ておむつの幅方向に延びるようにして配置された略長方形状のシート材であり、使い捨ておむつの幅方向の両端部が、おむつ本体1側に折り返され、おむつ本体1の肌非当接面(例えばおむつ本体の最外層に位置するカバーシート14)と接着する接着部23が形成されている。すなわち、後身頃サイドフラップシートは、使い捨ておむつの幅方向両端に位置する接着部23において、おむつ本体1と剥離しないように接着されている。このため、後身頃サイドフラップ2には、接着部23に沿って、折線Bが形成される。図4及び図2において、符号Bは、各サイドフラップが折り返された折線を示している。
例えば、後身頃サイドフラップ2を折り畳んだ状態において、後身頃サイドフラップ2とおむつ本体1の肌非当接面側を、例えばタック性の低いホットメルト接着剤による部分的な接着をすれば、剥離後にも再接着を気にせずに使用することができる。また、ヒートシールのような熱溶着やソニックシールのような超音波溶着によって、剥離可能に接合することが好ましい。なお、ここでいう剥離可能な仮接着とは、サイドフラップ2とおむつ本体1を剥離する際に相互に素材破壊を伴わない程度の弱い接着状態を意味する。また、機能に障害が出ない程度の部分的な接着方法や、小面積の破壊を起こすような接着方法を採用することとしてもよい。
なお、おむつ本体1に対して仮接着する態様は、前身頃サイドフラップ3についても適用可能である。
図8は、本発明のテープ型使い捨ておむつの第2の実施形態を示す断面図である。図8の断面図は、上説した図4と同様に、後身頃サイドフラップ2が形成される位置において、使い捨ておむつの幅方向に切断したものであり、後身頃サイドフラップ2が折り畳まれた状態を示している。以下、上述した第1の実施形態と同じ構成については説明を割愛し、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
すなわち、第2の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつ100は、後身頃サイドフラップ2が、左側後身頃サイドフラップ2aと右側後身頃サイドフラップ2bが予め一体的となった後身頃サイドフラップシートにより形成されている点において、第1の実施形態と同様である。ただし、第2の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつ100は、後身頃サイドフラップシートとおむつ本体1の接着態様が、第1の実施形態とは異なっている。
また、第2の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつ100は、後身頃サイドフラップシートをおむつ本体1の肌非当接面に接着するものであるため、後身頃サイドフラップ2の左側後身頃サイドフラップ2aと右側後身頃サイドフラップ2bが、開いた状態において、おむつ本体1の両側縁から延出する長さを、比較的長く確保することができる。従って、例えば、着用者の腹周りに合わせるため、後身頃サイドフラップ2に、使い捨ておむつの幅方向における長さが要求される場合、第2の実施形態の構成は効果的である。
図9は、本発明のテープ型使い捨ておむつの第3の実施形態を示す断面図である。
第3の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつ100は、後身頃サイドフラップ2を形成するシート材が、おむつ本体1の肌非当接面に接着されている点において、第1の実施形態と同様である。一方、第3の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつ100は、左側後身頃サイドフラップ2aを形成するシート材と、右側後身頃サイドフラップ2bを形成するシート材とが、別途独立して設けられており、両シート材が一体的に形成されていない点において、第1の実施形態と異なっている。
剥離可能に仮接着する仮止部24を設けることとしても良い。図9に示されるように、仮止部24は、左側後身頃サイドフラップ2aの接着部23aに隣接する位置、右側後身頃サイドフラップ2bの接着部23bに隣接する位置、左側後身頃サイドフラップ2aの先端部分、及び右側後身頃サイドフラップ3aの先端部分に設けられていることが好ましい。このように、後身頃サイドフラップシートをおむつ本体1の肌非当接面に仮接着しておくことにより、例えば、使い捨ておむつの製造過程や搬送過程において、後身頃サイドフラップ2がおむつ本体1から浮いてしまうことを防止できる。仮止部24において、例えばタック性の低いホットメルト接着剤による部分的な接着をすれば、剥離後にも再接着を気にせずに使用することができる。また、ヒートシールのような熱溶着やソニックシールのような超音波溶着によって、剥離可能に接合することとしてもよい。また、機能に障害が出ない程度の部分的な接着方法や、小面積の破壊を起こすような接着方法を採用することとしてもよい。なお、ここでいう剥離可能な仮接着とは、サイドフラップ2とおむつ本体1を剥離する際に相互に素材破壊を伴わない程度の弱い接着状態を意味する。
図10は、本発明のテープ型使い捨ておむつの第4の実施形態を示す断面図である。
第4の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつ100は、後身頃サイドフラップ2が、左側後身頃サイドフラップ2aと右側後身頃サイドフラップ2bが予め一体的となった後身頃サイドフラップシートにより形成されている点において、第1の実施形態と同様である。一方、第4の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつ100は、後身頃サイドフラップシートに取り付けられる止着テープが、左側後身頃サイドフラップ2aに取付けられるものと、右側後身頃サイドフラップ2bに取り付けられるものとに分離し、別体として形成されている点において、第1の実施形態と異なる。
同様に、右側止着テープ21bも、一端部に係合手段211bが取り付けられ、他端部が後身頃サイドフラップシートの存在する方向に折り返されている。そして、右側止着テープ21bの折り返し部分が、サイドフラップ切込線22に隣接するように設けられた接合部213bにおいて、後身頃サイドフラップシートと接合されていることが好ましい。また、右側止着テープ21bの係合手段211bについても、右側止着テープ21bの他端部が折り返された状態において、後身頃サイドフラップシートに対向する面に、取り付けられたものであることが好ましい。
図11は、本発明のテープ型使い捨ておむつの第5の実施形態を示す断面図である。
第5の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつ100は、基本的に、後身頃サイドフラップ2や止着テープ21の構成は、第1の実施形態と同様である。一方、第5の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつは、後身頃サイドフラップ2を形成する後身頃サイドフラップシートをおむつ本体1に接着する態様が、第1の実施形態とは異なっている。
図12は、本発明のテープ型使い捨ておむつの第6の実施形態を示す断面図である。
第6の実施形態は、図12に示されるように、左側後身頃サイドフラップ2aと、右側後身頃サイドフラップ2bが、別体のシート材で形成され、かつ、左側後身頃サイドフラップ2aに取り付けられた左側止着テープ21aと、右側後身頃サイドフラップ2bに取り付けられた右側止着テープ21bが、別体のシート材で形成された例である。そして、第6の実施形態では、左側止着テープ21aと右側止着テープ21bを、連結シート4によって、分離可能に連結している。
続いて、図13及び図14を参照して、本発明のテープ型使い捨ておむつを製造するための方法について説明する。特に、以下では、上述した第1の実施形態にかかるテープ型使い捨ておむつ100を製造する方法について説明する。
図13は、断面図により、テープ型使い捨ておむつの各製造工程を示したフロー図である。図13において、図中下側が使い捨ておむつの肌非当接面側であり、図中上側が使い捨ておむつの肌当接面側である。
また、図14は、平面図により、図13に示された工程の一部を示したフロー図である。図14は、おむつを構成する部材を肌非当接面側からみた状態を示している。
図13と図14は互いに対応しており、図13の断面図は、図14の平面図における対応箇所の断面形状を示している。
次に、立体ギャザー伸縮材16が固定されたサイドシート15を、トップシート12に貼合する(ステップA−2)このとき、サイドシート15は、幅方向中頃において、例えばホットメルト接着剤やその他流動性のある接着剤を用いて、トップシート12に貼合されることが好ましい。
次に、下側コアラップシート113上に、吸収性コア111を載置する(ステップB−2)。
そして、吸収性コア111の上方から、上側コアラップシート112を被覆する(ステップB−3)。その後、下側コアラップシート113と上側コアラップシート112を吸収性コア111の側方に沿って貼り合わせて、吸収性コア111を封入する。これにより、吸収体11が形成される。
次に、カバーシート14上に、バックシート13を貼合する(ステップC−1)。
図15は、さらに他の実施形態に係るテープ型の使い捨ておむつを示す平面図であり、テープ型使い捨ておむつを肌当接面側からみた状態を示している。図15に示された他の実施形態は、例えば図6に示された第1の実施形態と比較し、各サイドフラップを形成するシート材に切欠部25、35が形成されている点において、異なっている。すなわち、図15に示されるように、後身頃サイドフラップ2を形成する後身頃サイドフラップシートと、前身頃サイドフラップ3を形成する後身頃サイドフラップシートには、装着時において、着用者の両脚部周りに相当する箇所に、円弧状の切欠部25、35が設けられている。
11 吸収体
111 吸収性コア
112 上側コアラップシート
113 下側コアラップシート
12 トップシート
13 バックシート
14 カバーシート
15 サイドシート
16 立体ギャザー伸縮材
17 レッグギャザー伸縮材
18 ウエスト伸縮材
2 後身頃サイドフラップ
2a 左側後身頃サイドフラップ
2b 右側後身頃サイドフラップ
21 止着テープ
211 係合手段
212 止着テープ切込線
213 接合部
22 サイドフラップ切込線
23 接着部
24 仮止部
25 切欠部
3 前身頃サイドフラップ
3a 左側前身頃サイドフラップ
3b 右側前身頃サイドフラップ
31 受容手段
33 接着部
35 切欠部
4 連結シート
41 連結接合部
42 連結シート切込線
50 おむつ本体連続シート
60 サイドフラップ連続シート
70 サイドフラップシート
80 切欠形成孔
80a 円弧部
80b 直線部
100 テープ型使い捨ておむつ
B 折線
F 流れ方向
Claims (9)
- おむつ本体(1)と、
前記おむつ本体(1)の後身頃の左右両側縁部に設けられ、先端部に止着テープ(21)を備えた後身頃サイドフラップ(2)と、
を有するテープ型使い捨ておむつであって、
各後身頃サイドフラップ(2)は、前記おむつ本体(1)の肌非当接面側に向かって折り返されており、
前記おむつ本体(1)の肌非当接面側において、前記各後身頃サイドフラップ(2)は、互いに分離可能に連結している
テープ型使い捨ておむつ。
- 前記止着テープ(21)の片面には、前記おむつ本体(1)の前身頃側に設けられた受容手段(31)と係合可能な係合手段(211)が設けられており、
前記止着テープ(21)は、前記係合手段(211)が設けられた側の面が、前記後身頃サイドフラップ(2)に対向する側の面となるように、前記後身頃サイドフラップ(2)に接合されている
請求項1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
- 前記おむつ本体(1)の前身頃の左右両側縁部に設けられた前身頃サイドフラップ(3)を、さらに有し、
各前身頃サイドフラップ(3)は、前記おむつ本体(1)の肌非当接面側に向かって折り返されており、
前記各前身頃サイドフラップ(3)は、前記おむつ本体(1)の肌非当接面側において、分離可能に連結している
請求項1又は請求項2に記載のテープ型使い捨ておむつ。
- 前記後身頃サイドフラップ(2)は、一体的に形成されたものであり、
一体的に形成された後身頃サイドフラップ(2)は、使い捨ておむつの幅方向中央部に、使い捨ておむつの長手方向にわたって形成されたサイドフラップ切込線(22)を有しており、
前記サイドフラップ切込線(22)に沿って、前記一体的に形成された後身頃サイドフラップ(2)を切断することにより、当該後身頃サイドフラップ(2)を、前記後身頃の左側縁部に設けられた左側後身頃サイドフラップ(2a)と、前記後身頃の右側縁部に設けられた右側後身頃サイドフラップ(2b)とに分離可能である
請求項1から請求項3のいずれかに記載のテープ型使い捨ておむつ。
- 前記後身頃サイドフラップ(2)は、前記後身頃の左側縁部に設けられた左側後身頃サイドフラップ(2a)と、前記後身頃の右側縁部に設けられた右側後身頃サイドフラップ(2b)とが別体として形成されており、
前記止着テープ(21)は、前記左側後身頃サイドフラップ(2a)と右側後身頃サイドフラップ(2b)のそれぞれに接合した一体的なシートで形成されており、
前記止着テープ(21)は、使い捨ておむつの幅方向中央部に、止着テープ切込線(212)を有しており、
前記止着テープ切込線(212)に沿って前記止着テープ(21)を切断することにより、前記後身頃サイドフラップ(2)を、前記左側後身頃サイドフラップ(2a)と、前記右側後身頃サイドフラップ(2b)とに分離可能である
請求項1から請求項3のいずれかに記載のテープ型使い捨ておむつ。
- おむつ本体と、
前記おむつ本体の後身頃及び前身頃の左右両側縁部に設けられたサイドフラップと、
前記後身頃の左右両側縁部に設けられたサイドフラップに取り付けられた止着テープと、
を有するテープ型使い捨ておむつの製造方法であって、
前記おむつ本体が連続したおむつ本体連続シートを組み立てるおむつ本体連続シート組立工程と、
各サイドフラップを形成するサイドフラップシートを、前記おむつ本体連続シートの肌非当接面側に向かって折り返した状態で、前記おむつ本体連続シートに対して、前記後身頃及び前記前身頃の左右両側縁部に相当する位置で接合するサイドフラップ取付工程と、
前記おむつ本体連続シートが個々のおむつ本体となるように、前記おむつ本体連続シートを切断するおむつ本体連続シート切断工程
を含むテープ型使い捨ておむつの製造方法。
- 前記サイドフラップ取付工程の前に、
前記止着テープの片面に、前記おむつ本体の前身頃側に設けられる受容手段と係合可能な係合手段を取り付ける工程と、
前記係合手段が設けられた側の面が、前記サイドフラップシートに対向する側の面となるように、前記サイドフラップシートに対して、前記止着テープを接合する工程を行う
請求項6に記載のテープ型使い捨ておむつの製造方法。
- 前記サイドフラップシートは、前記おむつ本体の後身頃に取り付ける後身頃サイドフラップを形成するシートと、前記おむつ本体の前身頃に取り付ける前身頃サイドフラップを形成するシートとが、一体となったものであり、
前記おむつ本体連続シート切断工程において、前記おむつ本体連続シートとともに、前記サイドフラップシートを切断することにより、前記後身頃サイドフラップを形成するシートと、前記前身頃サイドフラップを形成するシートとが分離する
請求項6又は請求項7に記載のテープ型使い捨ておむつの製造方法。
- 前記サイドフラップシートは、少なくとも、前記後身頃の左側縁部に取り付ける左側後身頃サイドフラップを形成するシートと、前記後身頃の右側縁部に取り付ける右側後身頃サイドフラップを形成するシートとが、一体となったものであり、
前記サイドフラップ取付工程の前に、
前記サイドフラップシートに、前記左側後身頃サイドフラップと前記右側後身頃サイドフラップとを分離可能なサイドフラップ切込線を設ける工程を行う
請求項6から請求項8のいずれかに記載のテープ型使い捨ておむつの製造方法。
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