JP6212526B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、改良された車体前部構造に関する。
車体前部構造の一つとして、車両前後方向に左右のフロントサイドフレームが延び、これらのフロントサイドフレームから連続して左右のフロアフレームが後方に延び、これらのフロントサイドフレーム及びフロアフレームによってサブフレームが支持されている構造が知られている。このような車体前部構造に関する従来技術として、特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に示されるような、車体前部構造は、各フレームによって、略水平に延びる上部水平部と、この上部水平部の後端から後方に向かって下がり勾配に形成された傾斜部と、この傾斜部の後端から後方に向かって略水平に延びる下部水平部と、が構成されている。各フレームの内部には、発泡樹脂が充填されている。発泡樹脂は、特に、傾斜部を中心に充填されている。発泡樹脂が充填されているため、車体前方から衝撃が加わった際に、傾斜部近傍におけるフレームの屈曲を抑制することができる。
しかし、特許文献1による車体前部構造によれば、各フレーム内に発泡樹脂を充填する必要があり、車体を組み立てる際の作業性を向上させる観点から問題がある。
特開平11−348813号公報
本発明は、フレームの変形を抑制しつつ、容易に製造することができる車体の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、閉断面状に形成され前後方向に延びる左右のフロントサイドフレームと、これらのフロントサイドフレームから連続して後方に延びる左右のフロアフレームと、これらのフロントサイドフレーム及びフロアフレームによって支持されているサブフレームと、を有する車体前部構造において、
前記フロントサイドフレーム及び前記フロアフレームによって、略水平に延びる上部水平部と、この上部水平部の後端から後方に向かって下がり勾配に形成された傾斜部と、この傾斜部の後端から後方に向かって略水平に延びる下部水平部と、が構成され、
前記上部水平部と前記傾斜部との境界は、湾曲状に形成された上部湾曲部とされ、
前記傾斜部と前記下部水平部との境界は、湾曲状に形成された下部湾曲部とされ、
前記上部水平部から、横壁状の第1補強部材が後方に向かって延び、
前記第1補強部材の後端から前記傾斜部の底部まで、縦壁状の第2補強部材が延び、
前記上部湾曲部の近傍には、前記傾斜部、前記第1補強部材、及び、前記第2補強部材によって、側面視三角断面状の三角断面部が形成され、
前記三角断面部の下部に、前記サブフレームを支持するための前部サブフレーム支持部が設けられていることを特徴とする車体前部構造が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記下部湾曲部に隣接して、前記下部湾曲部の上下方向への曲げを抑制する第3補強部材が設けられている。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、車体を前後方向に見た断面を基準として、前記傾斜部の断面積は、前記上部水平部の断面積よりも大きく、
前記第2補強部材の上端は、前記フロントサイドフレームの上面であるサイドフレーム上面部まで延びている。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記フロアフレームは、上方に開口した略U字状を呈し、フロア底部と、このフロア底部の左右から立ち上げられた左右のフロア側壁部と、からなり、
前記第2補強部材は、後方に延びると共に前記フロア側壁部に結合される左右の第2補強側壁部と、後方に延びると共に前記フロア底部に結合される第2補強底部と、を有している。
請求項5に記載のごとく、好ましくは、車室の前方を区切るダッシュボードロアをさらに有し、
前記フロントサイドフレームの後端部は、前記ダッシュボードロアに結合されている。
請求項6に記載のごとく、好ましくは、前記上部水平部には、
前記第1補強部材が配置された位置よりも前方に、エンジン又はトランスミッションを支持するマウントブラケットが取り付けられ、
前記マウントブラケットと、前記第1補強部材との間の部位に、前記上部水平部を車幅外方に折り曲げるために他の部位に比べて曲げ剛性を低下させた脆弱部が形成され、
前記サブフレームは、前記前部サブフレーム支持部に取り付けられる前部取付部を有すると共に、前部ボルトを用いて前記前部サブフレーム支持部に取り付けられ、
前記前部取付部は、前記前部ボルトが挿通されているボルト孔と、このボルト孔から車幅外方に向かって形成されたスリット部と、を有している。
請求項7に記載のごとく、好ましくは、前記ダッシュボードロアの後面には、車幅方向に延びるダッシュクロスメンバが設けられ、
前記ダッシュクロスメンバの左右の端部は、それぞれ、前記下部湾曲部の上方に位置する。
請求項8に記載のごとく、好ましくは、前記第3補強部材の下方には、前記サブフレームを支持するための後部サブフレーム支持部が設けられ、
前記後部サブフレーム支持部は、高強度部と、この高強度部の下部に結合され前記高強度部よりも取り付け強度の弱い低強度部と、から構成され、
前記低強度部には、後部ナットが設けられ、
前記サブフレームは、前記後部ナットと、この後部ナットに締結された後部ボルトによって支持されている。
請求項9に記載のごとく、好ましくは、前記後部サブフレーム支持部に隣接して、前記下部水平部から車幅外方に延びるアウトリガ設けられ、
前記アウトリガの車幅外方の端部に、前後方向に延びるサイドシルが結合されている。
請求項1に係る発明では、上部水平部と傾斜部との境界である上部湾曲部の近傍には、傾斜部、第1補強部材、及び、第2補強部材によって、側面視三角断面状の三角断面部が形成されている。車体前方から衝撃が加わった際に、上部水平部と傾斜部との境界である上部湾曲部には、大きな負荷が加わる。このような負荷が加わりやすい部位を、横壁状の第1補強部材と縦壁状の第2補強部材とによって補強した。これにより、上部湾曲部を起点とする変形を抑制することができる。特に、上下方向へのフレームの変形が抑制される。2つの補強部材を設けることによってフレームの変形を抑制することができるため、車体を容易に製造することができる。
加えて、三角断面部の下部に、サブフレームを支持するための前部サブフレーム支持部が設けられている。2つの補強部材によって強度が高められた三角断面部において、サブフレームを支持する。これにより、サブフレームの支持剛性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、下部湾曲部に隣接して、下部湾曲部の上下方向への曲げを抑制する第3補強部材が設けられている。車体前方から衝撃が加わった際に、傾斜部と下部水平部との境界である下部湾曲部には、大きな負荷が加わる。このような負荷が加わりやすい部位を、第3補強部材によって補強した。これにより、下部湾曲部を起点とする変形を抑制することができる。フレームは、特に、上下方向への変形が抑制される。フレームの変形をさらに抑制することができる。
請求項3に係る発明では、第2補強部材の上端は、フロントサイドフレームの上面であるサイドフレーム上面部まで延びている。車体前方から衝撃が加わった際に、衝撃エネルギの一部は、第1補強部材、及び、第2補強部材に入力される。第2補強部材に入力された衝撃エネルギの一部は、フロントサイドフレームへ伝達される。第1補強部材、第2補強部材、及びフロントサイドフレームへ衝撃エネルギが分散されることにより、上部湾曲部に加わる負荷を軽減させることができる。これにより、上部湾曲部を起点とするフレームの変形を抑制することができる。
請求項4に係る発明では、第2補強部材は、後方に延びると共にフロア側壁部に結合される左右の第2補強側壁部と、後方に延びると共にフロア底部に結合される第2補強底部と、を有している。第2補強部材がフロアフレームに結合されるため、第2補強部材に入力された衝撃エネルギを、より確実にフロアフレームへ伝達させることができる。衝撃エネルギを確実に分散させることにより、上部湾曲部を起点とするフレームの変形を抑制することができる。
請求項5に係る発明では、フロントサイドフレームの後端部は、前記ダッシュボードロアに結合されている。車体前方から衝撃が加わった際に、衝撃エネルギをフロントサイドフレームからダッシュボードロアに伝達させることができる。衝撃エネルギを分散させることにより、フレームの変形を抑制することができる。
請求項6に係る発明では、上部水平部には、マウントブラケットと、第1補強部材との間の部位に、上部水平部を車幅外方に折り曲げるために他の部位に比べて曲げ剛性を低下させた脆弱部が形成されている。車体前方から衝撃が加わった際に、脆弱部を起点として、上部水平部を車幅方向に折り曲げることができる。この際、上部水平部が車幅方向に折り曲げられることにより、衝撃エネルギの一部を吸収する。車室から離れた部位を水平方向に変形させることにより、車室への影響を抑制しつつ、衝撃エネルギを吸収させることができる。
加えて、前部取付部は、前部ボルトが挿通されているボルト孔と、このボルト孔から車幅外方に向かって形成されたスリット部と、を有している。上部水平部が水平方向に変位すると、前部取付部も変位する。前部取付部には、スリットが形成されている。前部取付部と共にボルトが変位した際に、ボルトは、スリット内を変位する。前部取付部、及び、ボルトの変位量が所定の長さに達すると、サブフレームは、落下する。サブフレームに搭載された重量物の車室側への変位を抑制することができる。
請求項7に係る発明では、ダッシュクロスメンバの左右の端部は、それぞれ、下部湾曲部の上方に位置する。下部水平部に伝達される衝撃エネルギの一部をダッシュクロスメンバに伝達させることができる。衝撃エネルギが分散されることにより、下部湾曲部に加わる負荷を軽減させることができる。これにより、下部湾曲部を起点とする変形を抑制することができる。フレームは、特に、上下方向への変形が抑制される。フレームの変形をさらに抑制することができる。
請求項8に係る発明では、後部サブフレーム支持部は、高強度部と、この高強度部の下部に結合されている低強度部と、から構成されている。サブフレームは、低強度部に設けられた後部ナットと、この後部ナットに締結された後部ボルトによって支持されている。車体前方から衝撃が加わった際に、低強度部が高強度部から剥がれ、サブフレームを落下させる。サブフレームに搭載された重量物の車室側への変位を抑制することができる。
請求項9に係る発明では、下部水平部から車幅外方に延びるアウトリガ設けられ、アウトリガの車幅外方の端部に、前後方向に延びるサイドシルが結合されている。下部水平部に伝達された衝撃エネルギを、アウトリガ、及び、サイドシルに伝達させることができる。衝撃エネルギを分散させることにより、フレームの変形を抑制することができる。
加えて、サイドシルが結合されたアウトリガは、後部サブフレーム支持部に隣接している。後部サブフレーム支持部によって支持されるサブフレームの支持剛性を高めることができる。
本発明の車体前部構造が適用された実施例による車体の斜視図である。 図1に示された車体の底面図である。 図1の3矢視図である。 図1に示された左右のフロアサイドフレーム、左右のフロアフレーム、及び、バンパービームが示された斜視図である。 図4の5−5線断面図である。 図2の6−6線断面図である。 図6の7a−7a線断面図、及び、7b−7b線断面図である。 図6の8−8線断面図である。 図2に示された前部取付部の前部サブフレーム支持部への取り付け構造を説明する分解斜視図である。 図6の10矢視図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Leは乗員から見て左、Riは乗員から見て右、Ceは車幅中央、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例>
図1を参照する。図1には、車体の前部が車両を左斜め前方から見た状態によって示されている。車体10は、車幅中心を軸にして、概ね左右対称に構成されている。
車体10は、車幅方向の端部において前後に延びる左右のサイドシル11(左のサイドシル11のみが示されている。)と、これらの左右のサイドシル11の前部からそれぞれ立ち上げられた左右のフロントピラー12,12と、これらの左右のフロントピラー12,12間に亘って設けられ車室Viの前方を仕切るダッシュボードロア13と、このダッシュボードロア13の左右の端部から車体前方へ向けて延びる左右のフロントサイドフレーム50,50と、これらの左右のフロントサイドフレーム50,50からフロントピラー12,12の前方に立ち上げられた左右のダンパハウジング15,15と、左右のフロントピラー12,12からダンパハウジング15,15を経て車体前方へ延ばされる左右のアッパメンバ16,16と、左右のフロントサイドフレーム50,50間に設けられたサブフレーム30と、を備える。
さらに、車体10は、左のアッパメンバ16の前端を左のフロントサイドフレーム50の前部に連結する左ガセット18と、右のアッパメンバ16の前端を右のフロントサイドフレーム50の前部に連結する右ガセット18と、左のフロントサイドフレーム50および右のフロントサイドフレーム50の前端に架け渡されるバンパビーム19と、を備える。
図2を参照する。図2には、車体10が下方から見た状態によって示されている。このため、図の上側が車体の左、図の下側が車体の右となる。左右のフロントサイドフレーム50,50から連続して、左右のフロアフレーム80,80がそれぞれ後方に延びる。これらの左右のフロアフレーム80,80から、それぞれ、左右のアウトリガ22,22が車幅外方に延びる。これらの左右のアウトリガ22,22の車幅方向外方の端部は、それぞれ、左右のサイドシル11,11に結合されている。
サブフレーム30は、左右のフロントサイドフレーム50,50、及び、左右のフロアフレーム80,80によって支持されている。より詳細には、サブフレーム30は、前部の左右に形成されフロントサイドフレーム50に取り付けられる左右の前部取付部31,31と、後部の左右に形成されフロアフレーム80,80に取り付けられる左右の後部取付部32,32と、を有している。
左右の前部取付部31,31は、フロントサイドフレーム50,50の下面に設けられた左右の前部サブフレーム支持部41,41に取り付けられている。左右の後部取付部32,32は、フロアフレーム80,80の下面に設けられた左右の後部サブフレーム支持部42,42に取り付けられている。
図3を参照する。ダッシュボードロア13の後面には、車幅方向に延びるダッシュクロスメンバ25が設けられている。
左右のフロアフレーム80,80は、上方に開口した略U字状を呈し、上面にフロアパネルが載置される。
図4及び図5を参照する。以下、車体10の左側を例に説明する。右側についても基本的な構成は同様であり、説明を省略する。
フロントサイドフレーム50は、車幅外方に向かって開口する略U字状のサイドフレームインナ60と、このサイドフレームインナ60の開口を閉じるよう車幅外方に設けられたサイドフレームアウタ52と、からなる。フロントサイドフレーム50は、サイドフレームインナ60にサイドフレームアウタ52が被せられることにより、閉断面状に形成されている。
図4を参照する。サイドフレームインナ60は、車幅中心側において前後方向に延びるサイドフレーム側壁部61と、このサイドフレーム側壁部61の下端から車幅外側に延びるサイドフレーム底部62と、サイドフレーム側壁部61の上端から車幅外側に延びるサイドフレーム上面部63と、を有する。
サイドフレーム底部62は、前端から後方に向かって略水平に延び、後部において下がり勾配に形成されている。
図5を参照する。サイドフレームインナ60のサイドフレーム側壁部61には、エンジン又はトランスミッションを支持するマウントブラケット71が取り付けられている。
サイドフレームインナ60は、前端から、マウントブラケット71が設けられた部位まで、車体前後方向に沿って真っ直ぐ延びる。一方、サイドフレームインナ60は、マウントブラケット71が設けられた部位の後方から、後方且つ車幅方向内側に向かって斜めに延びる。
車体前後方向を基準として、サイドフレームインナ60の真っ直ぐ延びる部位と、斜めに延びる部位の境界を、内側脆弱部61a(脆弱部61a)という。内側脆弱部61aは、サイドフレームインナ60の形状が変化する部位であり、応力が集中しやすい部位である。内側脆弱部61aは、この前後の部位に比べて曲げ剛性が低い。車体前方から衝撃が加わると、フロントサイドフレーム50は、内側脆弱部61aを折れ点として、水平方向に折れ曲がる。矢印(1)によって示されるように、フロントサイドフレーム50は、内側脆弱部61aが車幅外方に突出するようにして折れ曲がる。
サイドフレームアウタ52は、車幅中心に向かって曲げられた外側脆弱部52aを有している。サイドフレームアウタ52は、外側脆弱部52aを除いた部位において、車体前後方向に沿って真っ直ぐ延びる。外側脆弱部52aは、サイドフレームアウタ52の形状が変化する部位であり、応力が集中しやすい部位である。外側脆弱部52aは、この前後の部位に比べて曲げ剛性が低い。車体前方から衝撃が加わると、フロントサイドフレーム50は、外側脆弱部52aを折れ点として、水平方向に折れ曲がる。矢印(2)によって示されるように、フロントサイドフレーム50は、外側脆弱部52aが車幅中心に突出するようにして折れ曲がる。
図3を参照する。略U字状断面のフロアフレーム80は、フロア底部81と、このフロア底部81の左右から立ち上げられた左右のフロア側壁部82,83と、からなる。
図6を参照する。フロントサイドフレーム50の後端部50aは、ダッシュボードロア13に接合されている。
フロントサイドフレーム50及びフロアフレーム80は、前後方向に連続して設けられている。フロントサイドフレーム50及びフロアフレーム80によって、略水平に延びる上部水平部A1と、この上部水平部A1の後端から後方に向かって下がり勾配に形成された傾斜部A2と、この傾斜部A2の後端から後方に向かって略水平に延びる下部水平部A3と、が構成されている。
上部水平部A1は、フロントサイドフレーム50によって構成されている。本実施例において、上部水平部A1と言った場合には、フロントサイドフレーム50と言い替えることもできる。
下部水平部A3は、フロアフレーム80によって構成されている。本実施例において、下部水平部A3と言った場合には、フロアフレーム80と言い替えることもできる。
傾斜部A2は、フロントサイドフレーム50の一部と、フロアフレーム80の一部とによって構成されている。換言すれば、傾斜部A2においてフロントサイドフレーム50と、フロアフレーム80とが接続されている。
上部水平部A1と傾斜部A2との境界は、湾曲状に形成されている。この部位を上部湾曲部P1という。傾斜部A2と下部水平部A3との境界は、湾曲状に形成されている。この部位を下部湾曲部P2という。
上部水平部A1の一部であるサイドフレーム底部62から、横壁状の第1補強部材90が後方に向かって延びている。この第1補強部材90の後端から、縦壁状の第2補強部材100が延びている。下部湾曲部P2の近傍には、下部湾曲部P2の上下方向への曲げを抑制する第3補強部材110が設けられている。
第1補強部材90が配置された位置よりも前方に、マウントブラケット71が取り付けられている。マウントブラケット71と、第1補強部材90との間の部位に、内側脆弱部61aが形成されている。
上部湾曲部P1の近傍には、傾斜部A2(サイドフレーム底部62)、第1補強部材90、及び、第2補強部材100によって、側面視三角断面状の三角断面部Trが形成されている。前部サブフレーム支持部41は、三角断面部Trの下部に設けられている。
後部サブフレーム支持部42は、ダッシュクロスメンバ25、及び、第3補強部材110の下方に設けられている。
図7(a)を併せて参照する。第1補強部材90は、サイドフレーム底部62に接合された第1補強底部91と、この第1補強底部91の左右から立ち上げられた第1補強側壁部92,93と、これらの第1補強側壁部92,93の後端間に亘って設けられ第1補強底部91から立ち上げられた第1補強後壁部94と、からなる。
図6、及び、図7(b)を参照する。第2補強部材100は、傾斜部A2の内部を塞ぐ隔壁状の部材である。第2補強部材100は、第1補強後壁部94に接合され上下方向に延びる第2補強底部101と、この第2補強底部101の左右から後方に延びる第2補強側壁部102,103と、これらの第2補強側壁部102,103の下端間に亘って設けられ第2補強底部101から後方に延びる第2補強下壁部104と、第2補強側壁部102,103の上端間に亘って設けられ第2補強底部101から後方に延びる第2補強上壁部105と、からなる。
第2補強下壁部104は、フロア底部81に接合されている。換言すれば、第2補強部材100は、傾斜部A2の底部まで延びている。第2補強側壁部102,103は、フロア側壁部82,83に接合されている。第2補強上壁部105は、サイドフレーム上面部63に接合されている。
図7(a)及び図7(b)を参照する。車体を前後方向に見た断面を基準として、傾斜部A2の断面積は、上部水平部A1の断面積よりも大きい。より詳細には、上部水平部A1と、傾斜部A2とでは、車幅方向の幅は、略同一である。一方、高さは、傾斜部A2の方が高い。このため、傾斜部A2の断面積は、上部水平部A1の断面積よりも大きい。
図8を参照する。図8には、フロアフレーム、第3補強部材、及び、ダッシュボードロアが前方から見た状態によって示されている。このため、図の右側が車体の右、図の左側が車体の左(車幅中央)となる。
第3補強部材110は、上方が開口した略U字状に形成されている。第3補強部材110は、左右のフロア側壁部82,83間に亘って設けられた第3補強底部111と、この第3補強底部111の左右から立ち上げられフロア側壁部82,83に沿って延びる第3補強側壁部112,113と、からなる。第3補強部材110は、フロアフレーム80の上面を塞いでいる。第3補強部材110の上面は、ダッシュボードロア13によって塞がれている。第3補強部材110と、ダッシュボードロア13と、によって、略矩形状の閉断面が形成されている。
図9を参照する。図9には、フロントサイドフレーム、及び、サブフレームの前部取付部が下方から見た状態によって示されている。このため、図の右側が車体の左、図の左側が車体の右(車幅中央)となる。
サブフレーム30の前部取付部31は、前部ボルト121が挿通されるボルト孔31aと、このボルト孔31aから車幅外方の端部までスリット状に形成されたスリット部31bと、を有している。これらのボルト孔31aと、スリット部31bとは、連続して形成され、略U字状を呈する。
前部ボルト121は、前部サブフレーム支持部41に接合された前部ナット122に締結される。前部取付部31は、前部ボルト121、及び、前部ナット122によって支持される。
図10を参照する。図10には、フロアフレーム、後部サブフレーム支持部が前方から見た状態によって示されている。このため、図の右側が車体の右、図の左側が車体の左(車幅中央)となる。
後部サブフレーム支持部42は、高強度部42aと、この高強度部42aの下部に結合され高強度部42aよりも取り付け強度の弱い低強度部42bと、から構成されている。
図6を参照する。低強度部42bには、後部ナット123が接合されている。サブフレーム30の後部取付部32は、後部ナット123と、この後部ナット123に締結された後部ボルト124によって支持されている。
以上の説明による本発明は、以下の効果を奏する。
図6を参照する。上部水平部A1と傾斜部A2との境界である上部湾曲部P1の近傍には、傾斜部A2、第1補強部材90、及び、第2補強部材100によって、側面視三角断面状の三角断面部Trが形成されている。車体前方から衝撃が加わった際に、上部水平部A1と傾斜部A2との境界である上部湾曲部P1には、大きな負荷が加わる。このような負荷が加わりやすい部位を、横壁状の第1補強部材90と縦壁状の第2補強部材100とによって補強した。これにより、上部湾曲部P1を起点とする変形を抑制することができる。特に、上下方向へのフロントサイドフレーム50の変形が抑制される。2つの補強部材90,100を設けることによってフロントサイドフレーム50の変形を抑制することができるため、車体10を容易に製造することができる。
加えて、三角断面部Trの下部に、サブフレーム30を支持するための前部サブフレーム支持部41が設けられている。2つの補強部材90,100によって強度が高められた三角断面部Trの下部において、サブフレーム30を支持する。これにより、サブフレーム30の支持剛性を高めることができる。
さらに、下部湾曲部P2の近傍には、下部湾曲部P2の上下方向への曲げを抑制する第3補強部材110が設けられている。車体前方から衝撃が加わった際に、傾斜部A2と下部水平部A3との境界である下部湾曲部P2には、大きな負荷が加わる。このような負荷が加わりやすい部位を、第3補強部材110によって補強した。これにより、下部湾曲部P2を起点とする変形を抑制することができる。フロアフレーム80は、特に、上下方向への変形が抑制される。フロアフレーム80の変形をさらに抑制することができる。
さらに、第2補強部材100の上端は、フロントサイドフレーム50の上面であるサイドフレーム上面部63まで延びている。車体前方から衝撃が加わった際に、衝撃エネルギの一部は、第1補強部材90、及び、第2補強部材100に入力される。第2補強部材100に入力された衝撃エネルギの一部は、フロントサイドフレーム50へ伝達される。第1補強部材90、第2補強部材100、及びフロントサイドフレーム50へ衝撃エネルギが分散されることにより、上部湾曲部P1に加わる負荷を軽減させることができる。これにより、上部湾曲部P1を起点とするフロントサイドフレーム50の変形を抑制することができる。
図7(b)を併せて参照する。第2補強部材100は、後方に延びると共にフロア側壁部 に結合される左右の第2補強側壁部102,103と、後方に延びると共にフロア底部81に結合される第2補強底部101と、を有している。第2補強部材100がフロアフレーム80に接合されるため、第2補強部材100に入力された衝撃エネルギを、より確実にフロアフレーム80へ伝達させることができる。衝撃エネルギを確実に分散させることにより、上部湾曲部P1を起点とするフロントサイドフレーム50の変形を抑制することができる。
図6を参照する。フロントサイドフレーム50の後端部50aは、ダッシュボードロア13に結合されている。車体前方から衝撃が加わった際に、衝撃エネルギをフロントサイドフレーム50からダッシュボードロア13に伝達させることができる。衝撃エネルギを分散させることにより、フロントサイドフレーム50の変形を抑制することができる。
図5を参照する。上部水平部A1には、マウントブラケット71と、第1補強部材90との間の部位に、上部水平部A1を車幅外方に折り曲げるために他の部位に比べて曲げ剛性を低下させた内側脆弱部61aが形成されている。車体前方から衝撃が加わった際に、内側脆弱部61aを起点として、上部水平部A1を車幅方向外側に折り曲げることができる。この際、上部水平部A1が車幅方向外側に折り曲げられることにより、衝撃エネルギの一部を吸収する。車室から離れた部位を水平方向に変形させることにより、車室への影響を抑制しつつ、衝撃エネルギを吸収させることができる。
図9を参照する。前部取付部31は、前部ボルト121が挿通されているボルト孔31aと、このボルト孔31aから車幅外方に向かって形成されたスリット部31bと、を有している。上部水平部A1が水平方向に変位すると、前部取付部31も変位する。前部取付部31には、スリット部31bが形成されている。前部取付部31と共に前部ボルト121が変位した際に、前部ボルト121は、スリット部31b内を変位する。前部取付部31、及び、前部ボルト121の変位量が所定の長さに達すると、サブフレーム30は、落下する。サブフレーム30に搭載された重量物の車室Vi側への変位を抑制することができる。
図6を参照する。ダッシュクロスメンバ25の端部は、下部湾曲部P2の上方に位置する。下部水平部A3に伝達される衝撃エネルギの一部をダッシュクロスメンバ25に伝達させることができる。衝撃エネルギが分散されることにより、下部湾曲部P2に加わる負荷を軽減させることができる。これにより、下部湾曲部P2を起点とする変形を抑制することができる。フロアフレーム80は、特に、上下方向への変形が抑制される。フロアフレーム80の変形をさらに抑制することができる。
図10を併せて参照する。後部サブフレーム支持部42は、高強度部42aと、この高強度部42aの下部に結合されている低強度部42bと、から構成されている。サブフレーム30は、低強度部42bに設けられた後部ナット123と、この後部ナット123に締結された後部ボルト124によって支持されている。車体前方から衝撃が加わった際に、低強度部42bが高強度部42aから剥がれ、サブフレーム30を落下させる。サブフレーム30に搭載された重量物の車室Vi側への変位を抑制することができる。
図2、及び、図6を参照する。下部水平部A3から車幅外方に延びるアウトリガ22が設けられ、アウトリガ22の車幅外方の端部に、前後方向に延びるサイドシル11が結合されている。下部水平部A3に伝達された衝撃エネルギを、アウトリガ22、及び、サイドシル11に伝達させることができる。衝撃エネルギを分散させることにより、フロアフレーム80の変形を抑制することができる。
加えて、サイドシル11が結合されたアウトリガ22は、後部サブフレーム支持部42に隣接している。後部サブフレーム支持部42によって支持されるサブフレーム30の支持剛性を高めることができる。
図5を参照する。フロントサイドフレーム50(上部水平部A1)には、さらに、フロントサイドフレーム50を車幅外方に折り曲げるために他の部位に比べて曲げ剛性を低下させた外側脆弱部52aが形成されている。外側脆弱部52aは、マウントブラケット71の前方に位置している。2つの脆弱部52a,61aは、互いに車幅方向の異なる方向に曲がる起点となっている。フロントサイドフレーム50が折れ曲がった際に、これらの脆弱部52a,61aの間に設けられたマウントブラケット71を、エンジンやトランスミッションから確実に剥離させることができる。これにより、エンジンやトランスミッションの重量物の車室側への変位を抑制することができる。
尚、実施例においては、フロントサイドフレームとフロアフレームとの境界が傾斜部に位置していたが、これらの境界は、他の部位に位置していてもよい。例えば、フロアフレームによって傾斜部の全てを構成することもできる。即ち、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明の車体前部構造は、乗用車の車体構造に好適である。
11…サイドシル
13…ダッシュボードロア
22…アウトリガ
25…ダッシュクロスメンバ
30…サブフレーム
31…前部取付部
31a…ボルト孔
31b…スリット部
41…前部サブフレーム支持部
42…後部サブフレーム支持部
42a…高強度部
42b…低強度部
50…フロントサイドフレーム
50a…(フロントサイドフレームの)後端部
61a…内側脆弱部(脆弱部)
63…サイドフレーム上部
71…マウントブラケット
80…フロアフレーム
81…フロア底部
82…(左の)フロア側壁部
83…(右の)フロア側壁部
90…第1補強部材
100…第2補強部材
101…第2補強底部
102…(左の)第2補強側壁部
103…(右の)第2補強側壁部
110…第3補強部材
121…前部ボルト
123…後部ナット
124…後部ボルト
A1…上部水平部
A2…傾斜部
A3…下部水平部
P1…上部湾曲部
P2…下部湾曲部
Tr…三角断面部

Claims (9)

  1. 閉断面状に形成され前後方向に延びる左右のフロントサイドフレームと、これらのフロントサイドフレームから連続して後方に延びる左右のフロアフレームと、これらのフロントサイドフレーム及びフロアフレームによって支持されているサブフレームと、を有する車体前部構造において、
    前記フロントサイドフレーム及び前記フロアフレームによって、略水平に延びる上部水平部と、この上部水平部の後端から後方に向かって下がり勾配に形成された傾斜部と、この傾斜部の後端から後方に向かって略水平に延びる下部水平部と、が構成され、
    前記上部水平部と前記傾斜部との境界は、湾曲状に形成された上部湾曲部とされ、
    前記傾斜部と前記下部水平部との境界は、湾曲状に形成された下部湾曲部とされ、
    前記上部水平部から、横壁状の第1補強部材が後方に向かって延び、
    前記第1補強部材の後端から前記傾斜部の底部まで、縦壁状の第2補強部材が延び、
    前記上部湾曲部の近傍には、前記傾斜部、前記第1補強部材、及び、前記第2補強部材によって、側面視三角断面状の三角断面部が形成され、
    前記三角断面部の下部に、前記サブフレームを支持するための前部サブフレーム支持部が設けられていることを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記下部湾曲部に隣接して、前記下部湾曲部の上下方向への曲げを抑制する第3補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 車体を前後方向に見た断面を基準として、前記傾斜部の断面積は、前記上部水平部の断面積よりも大きく、
    前記第2補強部材の上端は、前記フロントサイドフレームの上面であるサイドフレーム上面部まで延びていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 前記フロアフレームは、上方に開口した略U字状を呈し、フロア底部と、このフロア底部の左右から立ち上げられた左右のフロア側壁部と、からなり、
    前記第2補強部材は、後方に延びると共に前記フロア側壁部に結合される左右の第2補強側壁部と、後方に延びると共に前記フロア底部に結合される第2補強底部と、を有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車体前部構造。
  5. 車室の前方を区切るダッシュボードロアをさらに有し、
    前記フロントサイドフレームの後端部は、前記ダッシュボードロアに結合されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車体前部構造。
  6. 前記上部水平部には、
    前記第1補強部材が配置された位置よりも前方に、エンジン又はトランスミッションを支持するマウントブラケットが取り付けられ、
    前記マウントブラケットと、前記第1補強部材との間の部位に、前記上部水平部を車幅外方に折り曲げるために他の部位に比べて曲げ剛性を低下させた脆弱部が形成され、
    前記サブフレームは、前記前部サブフレーム支持部に取り付けられる前部取付部を有すると共に、前部ボルトを用いて前記前部サブフレーム支持部に取り付けられ、
    前記前部取付部は、前記前部ボルトが挿通されているボルト孔と、このボルト孔から車幅外方に向かって形成されたスリット部と、を有していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車体前部構造。
  7. 前記ダッシュボードロアの後面には、車幅方向に延びるダッシュクロスメンバが設けられ、
    前記ダッシュクロスメンバの左右の端部は、それぞれ、前記下部湾曲部の上方に位置することを特徴とする請求項5に記載の車体前部構造。
  8. 前記第3補強部材の下方には、前記サブフレームを支持するための後部サブフレーム支持部が設けられ、
    前記後部サブフレーム支持部は、高強度部と、この高強度部の下部に結合され前記高強度部よりも取り付け強度の弱い低強度部と、から構成され、
    前記低強度部には、後部ナットが設けられ、
    前記サブフレームは、前記後部ナットと、この後部ナットに締結された後部ボルトによって支持されていることを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれか1項に記載の車体前部構造。
  9. 前記後部サブフレーム支持部に隣接して、前記下部水平部から車幅外方に延びるアウトリガ設けられ、
    前記アウトリガの車幅外方の端部に、前後方向に延びるサイドシルが結合されていることを特徴とする請求項8に記載の車体前部構造。
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