JP6209711B1 - 非常災害用水嚢堤防袋 - Google Patents

非常災害用水嚢堤防袋 Download PDF

Info

Publication number
JP6209711B1
JP6209711B1 JP2017095069A JP2017095069A JP6209711B1 JP 6209711 B1 JP6209711 B1 JP 6209711B1 JP 2017095069 A JP2017095069 A JP 2017095069A JP 2017095069 A JP2017095069 A JP 2017095069A JP 6209711 B1 JP6209711 B1 JP 6209711B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
water
embankment
waterproof sheet
emergency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017095069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018178685A (ja
Inventor
西田 稔
稔 西田
Original Assignee
西田 稔
稔 西田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 西田 稔, 稔 西田 filed Critical 西田 稔
Priority to JP2017095069A priority Critical patent/JP6209711B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6209711B1 publication Critical patent/JP6209711B1/ja
Publication of JP2018178685A publication Critical patent/JP2018178685A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Revetment (AREA)

Abstract

【課題】平常時は平面に折り畳んでコンパクトに収納できると共に、非常災害時は浸水防止用の堤防としてや、避難住民の生活補給水の確保手段としても利用できる非常災害用の水嚢堤防袋の提供を図る。【解決手段】本発明の非常災害用水嚢堤防袋は、ガセット面を形成して平面に折り畳むことができると共に、袋内に水量が充填される略直方体の防水シート袋で形成される非常災害用水嚢堤防袋において、防水シート袋の前面および後面の上下両辺には水平ファスナーを配設すると共に、左右両辺に垂直ファスナーを配設し、さらに防水シート袋の前面および後面の上下両辺には略直方体の形状を維持する硬質の芯材を内設して成り、防水シート袋の上面には給水口および空気抜き口を設けると共に、ガセット面の前面または後面に排水口を設けて成り、水平ファスナー同士ならびに垂直ファスナー同士を連結していくことによって、所定の高さと長さを有する堤防が形成される手段を採る。【選択図】図1

Description

本発明は、平常時は平面に折り畳んでコンパクトに収納できると共に、非常災害時は浸水防止用の堤防としてや、避難住民の生活補給水の確保手段としても利用できる非常災害用の水嚢堤防袋に関する。
従来における河川などの氾濫による非常災害洪水対策工法としては、家屋の周りに土嚢を積み上げて増水の侵入を防いだり、土を詰めた土嚢を多数作成して堤防天端の上に河川に沿って積み上げていく積み土嚢工法や、堤防天端に河川に沿って木杭を打ち込み、これに板を渡して堰を構成し、その内側に土や土嚢を盛って越水を防ぐ堰板工法が用いられている。
しかしながら、上記における積み土嚢式工法においては、膨大な人員資源を必要とする上、その人手による手間と時間を必要とするものであった。また、堰板工法においても重量のある木板など資材の運搬や堰を構築する作業に多大な人員ならびに手間と時間を必要とするものであり、実際にこれらの作業は大雨の中行わねばならず、多大な労力と困難が伴うと共に、増水が去った後は土嚢を破いて袋の中に充填されている大量の土を排出しなければならず、基本的に土嚢の袋は使い捨ての状態で廃棄されるため、経済的な廃棄コストがかかる上、資源の有効利用における環境上にも好ましくないものであった。
そこで、従来の積み土嚢工法や堰板工法を簡単且つ軽量で耐久性を備えた越水防止装置を堤防の上に設置して河川の氾濫や洪水を防止することができる「越水防止設備および越水防止工法」(特許文献-1)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「越水防止設備および越水防止工法」の提案は、垂直方向に延在する壁で構成される枠体を複数連設した構成を有する1以上の越水防止装置を具え、河川や海岸の増水時に設置される越水防止設備において、各越水防止装置の端部に、連設される別の越水防止装置と連結するための、スライドファスナー、レールファスナー、ベルクロ(登録商標)ファスナー、スナップボタンのいずれかでなるファスナー部材が取り付けられていることによって、折り畳み式として平常時には自治体の倉庫などに小さく収納することができると共に、河川の増水時などに必要な場所に拡げて設置し、底シートの上に土砂や土嚢などを積載して使用することができる越水防止設備に関する提案であるが、該提案は、枠体内に土あるいは土壌若しくはその他の重量物を詰め込む構造であるため、事前に越水防止装置を備蓄しておくには大型の格納倉庫が必要とされると共に、災害発生時に緊急に準備するには大勢の人数を必要とするもので、洪水発生時における緊急対応手段としては時間的な事前対応が採れないといった問題があるものであった。
また、内部に吸水ポリマーを入れた熱可塑性樹脂の通水性袋に、膨脹した時にブロック状となるようにガゼット部を形成した「土嚢」(特許文献-2)や、天然素材よりなる基布を袋状に縫製することにより形成された外袋と、不透水性の生分解性シートにより密閉構造の袋状に形成され、かつ外袋内に収容された内袋と、内袋内に収容された高吸水性高分子ポリマーよりなる高吸水材と、内袋内に水を注入する注水口と、注水口に設けられ、かつ内袋内の空気を排出する空気抜き孔とから構成した「土嚢」(特許文献-3)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「土嚢」の提案は、吸水ポリマーや高吸水性高分子ポリマーを通水性袋に入れて土嚢とするものであることから、いったん使用すると使い回しがができないため、経済性において問題があるものであった。
また、作業時の土嚢の重さを比較的軽くして作業性が良好であり、積み上げ施工後の吸水した土嚢個々の十分な重量を確保することができる「土嚢及びそれに使用する土嚢袋」(特許文献-4)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「土嚢及びそれに使用する土嚢袋」の提案は、通水性を有する土嚢袋を備え、土嚢袋の少なくとも相対向する二箇所に把持部が設けられており、土嚢袋内部には粒状充填物が充填されており、粒状充填物は全部が所要の粒径を有するコンクリート破砕粒であるか、またはコンクリート破砕粒を含んでいる土嚢の提案であって、該提案は、土嚢袋の少なくとも相対向する二箇所に把持部が設けられることによって土嚢設置の作業性は改善されるが、事前に備蓄しておくには大型の倉庫が必要とされると共に、災害発生時に用意するには大勢の人数を必要とするもので、洪水発生における緊急対応手段としての時間的な対応が採れないといった問題があるものであった。
また、台風やゲリラ豪雨による水害報道ニユースなどにおいて、地下鉄の入り口やビル等の地階に浸水を防ぐために多くの土嚢を積み上げている映像を頻繁に見かけるが、その中には過去に、ビルの地階が浸水状態になった時、取り残された人に気付かずにいたり、気付いたとしても入り口の扉が水圧で閉じ込められて開けることができず、命を奪われた死亡災害事故も少なくないことから、地下鉄やビルの入り口の形状に合わせた簡易構造の非常災害用の堤防の提供が望まれているものであった。
本出願人は、以上のような従来の土嚢袋においての作業性、経済性、収納性、安全性の確保に加えて設置時の密封性に着目し、非常災害時においてそれらが瞬時に機能する堤防が提供できないものかという着想の下、平常時は平面に折り畳んでコンパクトに収納できると共に、非常災害時は浸水防止用の堤防としてや、避難住民の生活補給水の確保手段としても利用できる非常災害用の水嚢堤防袋を開発し、本発明における「非常災害用水嚢堤防袋」の提案に至るものである。
特開2008−303664号公報 特開2001−131937号公報 特開2005−256279号公報 特開2008−138503号公報
本発明は上記問題点を鑑み、平常時は平面に折り畳んでコンパクトに収納できると共に、非常災害時は浸水防止用の堤防としてや、避難住民の生活補給水の確保手段としても利用できる非常災害用の水嚢堤防袋の提供を図ることを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされるもので、本発明における非常災害用水嚢堤防袋は、ガセット面を形成して平面に折り畳むことができると共に、袋内に水量が充填される略直方体の防水シート袋で形成される非常災害用水嚢堤防袋において、前記防水シート袋の前面および後面の上下両辺に水平ファスナーを配設すると共に、左右両辺に垂直ファスナーを配設し、さらに前記防水シート袋の前面および後面の上下両辺には略直方体の形状を維持する硬質の芯材を内設して成り、前記防水シート袋の上面には給水口および空気抜き口を設けると共に、前記ガセット面の前面または後面に排水口を設けて成り、前記水平ファスナー同士ならびに前記垂直ファスナー同士を連結していくことによって、所定の高さと長さを有する堤防が形成される手段を採る。
また、本発明における非常災害用水嚢堤防袋は、前記垂直ファスナーが防水用のベロ付ファスナーによって形成されている手段を採る。
また、本発明における非常災害用水嚢堤防袋は、前記防水シート袋の上面を構成する短手方向の両辺に折り畳み自在の取っ手部を設けた手段を採る。
本発明の非常災害用水嚢堤防袋によれば、水平ファスナーならびに垂直ファスナー同士を連結していくことによって、所定の高さと長さを有する堤防が形成されることで、非常災害時の浸水状況に合わせた堤防を瞬時に築くことができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の非常災害用水嚢堤防袋によれば、防水シート袋がガセット面を形成して平面に折り畳むことができることによって、収納時においてコンパクトに収納することができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の非常災害用水嚢堤防袋によれば、防水シート袋内に水量を充填して水嚢堤防袋とする手段を採用していることで、大量の非常災害用水嚢堤防袋の運搬を容易とすると共に、避難住民の生活補給水の確保手段としても利用することができ、さらに使用後は非常災害用水嚢堤防袋の再利用を可能にするといった優れた効果を奏する。
また、本発明の非常災害用水嚢堤防袋によれば、垂直ファスナーが防水用のベロ付ファスナーによって形成されていることによって、防水シート袋に充填される水量によって防水シート袋間に隙間が生じないことから、その隙間からの洪水の侵入を防ぐことができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の非常災害用水嚢堤防袋によれば、防水シート袋の前面および後面の上下両辺に略直方体の形状を維持する硬質の芯材を内設することによって、水量が充填される防水シート袋の形状変形を防ぐことができることから、敷設される堤防の補強強度を増すことができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の非常災害用水嚢堤防袋によれば、防水シート袋の上面を構成する短手方向の両辺に折り畳み自在の取っ手部を設けたことによって、平常時は平面的にコンパクトに折り畳んで収納でき、非常災害時は重量のある防水シート袋を両手で容易に持ち運びができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の非常災害用水嚢堤防袋によれば、大都会における台風やゲリラ豪雨対策として、ビル内の倉庫にコンパクトに収納することができる上、エレベーターや非常階段を利用して大量の運搬を容易とし、さらに地下鉄やビルの入り口の形状に合わせた簡易構造の堤防を瞬時に敷設することができるといった優れた効果を奏する。
本発明の非常災害用水嚢堤防袋における実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明の非常災害用水嚢堤防袋におけるその他の実施形態を示す説明図である。(実施例2) 本発明の非常災害用水嚢堤防袋における実施形態を示す説明図である 本発明の非常災害用水嚢堤防袋におけるその他の実施形態を示す説明図である。(実施例
本発明における非常災害用水嚢堤防袋10は、ガセット面25を形成して平面に折り畳むことができると共に、袋内に水量Wが充填される略直方体の防水シート袋20で形成される非常災害用水嚢堤防袋10において、防水シート袋20の前面21および後面22の上下両辺に水平ファスナー26を配設すると共に、左右両辺に垂直ファスナー27を配設し、さらに防水シート袋20の前面および後面の上下両辺には略直方体の形状を維持する硬質の芯材28を内設して成り、防水シート袋20の上面23には給水口30および空気抜き口31を設けると共に、ガセット面25の前面21または後面22に排水口32を設けて成り、水平ファスナー26同士ならびに垂直ファスナー27同士を連結していくことによって、所定の高さと長さを有する堤防Tが形成される手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、本発明の非常災害用水嚢堤防袋10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で適宜変更することができる。
図1は、本発明の非常災害用水嚢堤防袋における実施形態を示す説明図である。
図1(a)は本発明の非常災害用水嚢堤防袋における実施形態を示す全体斜視図である。
本発明の非常災害用水嚢堤防袋10は、防水シート袋20の前面21および後面22の上下両辺に水平ファスナー26を配設すると共に、左右両辺に垂直ファスナー27を配設し、防水シート袋20の上面23には給水口30および空気抜き口31を設けると共に、ガセット面25の前面または後面に排水口32を設けて形成される。
防水シート袋20は、ボートやテントに使用される防水性のシート素材を用いてガセット面25を有する略直方体の袋状に形成して平面に折り畳むことができると共に、袋内に水量Wが充填される形状に形成される。
水平ファスナー26は、防水シート袋20の前面21および後面22の上下両辺に配設され、上下に積層される防水シート袋20を連結する役目を果たす。
垂直ファスナー27は、防水シート袋20の左右両辺に配設され、帯状に連結される防水シート袋20を連結する役目を果たす。
ガセット面25は、防水シート袋20の前面21および後面22ならびに両側面に形成され,使用しないときは平面に折り畳んで収納することができる。
給水口30は、止水キャップを備える開口部を形成し、防水シート袋20の上面23に設けられ、ボックスシート袋33内に充填されている水量Wの設置時の充填作業に使用される。
空気抜き口31は、止水キャップを備える開口部を形成し、防水シート袋20の上面23に設けられ、ボックスシート袋33内に充填されている水量Wの設置時の充填作業と撤去時の水抜き作業に使用される。
排水口32は、止水キャップを備える開口部を形成し、防水シート袋20のガセット面25の前面21または後面22の下方に設けられ、ボックスシート袋33内に充填されている水量Wの撤去時の水抜き作業に使用される。
水量Wは、緊急災害時においては防水シート袋20内に充填され、平常時は防水シート袋20内から水抜きされ、さらに避難住民の生活補給水の確保手段としても利用することができる。
図1(b)は本発明の非常災害用水嚢堤防10袋における収納状態を示す説明図である。
非常災害用水嚢堤防袋10を真空収納することができるボックスシート袋33を圧縮収納することで収納スペースの省力化と、災害現地への運搬ならびに移動を容易にすることができる。
図1(c)は本発明の非常災害用水嚢堤防袋10における水平ファスナー26による連結状態を示す側面図である。
非常災害用水嚢堤防袋10を水平ファスナー26によって積み上げて連結することで任意の高さの堤防Tを築くことができる。また非常災害用水嚢堤防袋10同士の隙間を水平ファスナー26によって連結することで堤防T内への洪水の流入を防ぐことができる。
図1(d)は本発明の非常災害用水嚢堤防袋10における垂直ファスナー27による連結状態を示す上面図である。
非常災害用水嚢堤防袋10を垂直ファスナー27によって帯状に連結することで任意の長さの堤防Tを築くことができる。また非常災害用水嚢堤防袋10を垂直ファスナー27によって連結することで堤防T内の非常災害用水嚢堤防袋10同士のずれ込みを防止することができる。
以上で構成される本発明の非常災害用水嚢堤防袋10は、水平ファスナー26と垂直ファスナー27によって所定の高さと長さを有する堤防Tが形成されることによって、非常災害時の状況に合わせた堤防Tを瞬時に築くことができると共に、防水シート袋20がガセット面25を形成して平面に折り畳むことができることによって、収納時においてコンパクトに収納することができさらに、防水シート袋20内に水量Wを充填して水嚢堤防袋とする手段を採用していることで、大量の水嚢堤防袋の運搬を容易にし、使用後は水嚢堤防袋の再利用ができる非常災害用水嚢堤防袋10の提供を可能にする。
図2は、本発明の非常災害用水嚢堤防袋におけるその他の実施形態を示す説明図である。
図2(a)は本発明の非常災害用水嚢堤防袋10における実施形態を示す全体斜視図である。
本発明の非常災害用水嚢堤防袋10は、垂直ファスナー27を高い防水性を有するベロ付ファスナー27aとすることができる。
図2(b)は本発明の非常災害用水嚢堤防袋10におけるベロ付ファスナー27aを示す一部拡大説明図である。
ベロ付ファスナー27aは、通常のファスナーの内側に密封性を目的としたベロ(舌片帯)が設けられるもので、例えば、ズボンの前面に設けられるファスナー部に見られるような形状で縫い付けられる。
以上で構成される本発明の非常災害用水嚢堤防袋10は、垂直ファスナー27が防水用のベロ付ファスナー27aで形成されることによって、防水シート袋20間の隙間からの洪水の侵入を防ぐことができる非常災害用水嚢堤防袋10の提供を可能にする。
図3は、本発明の非常災害用水嚢堤防袋におけ実施形態を示す説明図である。
図3(a)は本発明の非常災害用水嚢堤防袋10における実施形態を示す全体斜視図である。
本発明の非常災害用水嚢堤防袋10は、防水シート袋20の前面21および後面22の上下両辺に略直方体の形状を維持する硬質の芯材28を内設することができる。
図3(b)は本発明の非常災害用水嚢堤防袋10における芯材28を示す断面図である。
芯材28は、一定の硬さを有する合成樹脂製および金属製の棒状または板状に形成され、防水シート袋20の設置時の形状変形を防ぐ目的で防水シート袋20内に配設される。
以上で構成される本発明の非常災害用水嚢堤防袋10は、防水シート袋20の前面21および後面22の上下両辺に略直方体の形状を維持する硬質の芯材28を内設することによって、水量Wが充填される防水シート袋20の形状変形を防ぐことで設置時の堤防Tの補強強度を増すことができる非常災害用水嚢堤防袋10の提供を可能にする。
図4は、本発明の非常災害用水嚢堤防袋におけるその他の実施形態を示す説明図である。
図4(a)は本発明の非常災害用水嚢堤防袋10における実施形態を示す全体斜視図である。
本発明の非常災害用水嚢堤防袋10は、防水シート袋20の上面23を構成する短手方向の両辺に折り畳み自在の取っ手部29を設けることができる。
図4(b)は本発明の非常災害用水嚢堤防袋10における折り畳み状態を示す全体斜視図である。
取っ手部29は、防水シート袋20の一端を延長して両手で持ち上げられる手提げ形状に折り畳み自在に設けられる。
以上で構成される本発明の非常災害用水嚢堤防袋10は、水嚢堤防袋の上面23を構成する短手方向の両辺に折り畳み自在の取っ手部29が設けられることによって、平常時は平面的に折り畳んでコンパクトに収納でき、非常災害時は重量のある防水シート袋20を両手で容易に持ち運びができる非常災害用水嚢堤防袋10の提供を可能にする。
本発明の非常災害用水嚢堤防袋は、平常時は平面に折り畳んでコンパクトに収納できると共に、非常災害時は浸水防止用の堤防として瞬時に利用できる水嚢堤防袋としてや、避難住民の生活補給水の確保手段としても利用できることから、本発明の「非常災害用水嚢堤防袋」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
10 非常災害用水嚢堤防袋
20 防水シート袋
21 前面
22 後面
23 上面
24 下面
25 ガセット面
26 水平ファスナー
27 垂直ファスナー
27a ベロ付ファスナー
28 芯材
29 取っ手部
30 給水口
31 空気抜き口
32 排水口
33 ボックスシート袋
W 水量
T 堤防

Claims (3)

  1. ガセット面を形成して平面に折り畳むことができると共に、袋内に水量が充填される略直方体の防水シート袋で形成される非常災害用水嚢堤防袋において、
    前記防水シート袋の前面および後面の上下両辺に水平ファスナーを配設すると共に、左右両辺に垂直ファスナーを配設し、さらに前記防水シート袋の前面および後面の上下両辺には略直方体の形状を維持する硬質の芯材を内設して成り、
    前記防水シート袋の上面には給水口および空気抜き口を設けると共に、前記ガセット面の前面または後面に排水口を設けて成り、
    前記水平ファスナー同士ならびに前記垂直ファスナー同士を連結していくことによって、所定の高さと長さを有する堤防が形成されることを特徴とする非常災害用水嚢堤防袋。
  2. 前記垂直ファスナーが防水用のベロ付ファスナーによって形成されていることを特徴とする請求項1記載の非常災害用水嚢堤防袋。
  3. 前記防水シート袋の上面を構成する短手方向の両辺に折り畳み自在の取っ手部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の非常災害用水嚢堤防袋。
JP2017095069A 2017-04-20 2017-04-20 非常災害用水嚢堤防袋 Expired - Fee Related JP6209711B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017095069A JP6209711B1 (ja) 2017-04-20 2017-04-20 非常災害用水嚢堤防袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017095069A JP6209711B1 (ja) 2017-04-20 2017-04-20 非常災害用水嚢堤防袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6209711B1 true JP6209711B1 (ja) 2017-10-04
JP2018178685A JP2018178685A (ja) 2018-11-15

Family

ID=59997714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017095069A Expired - Fee Related JP6209711B1 (ja) 2017-04-20 2017-04-20 非常災害用水嚢堤防袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6209711B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110565585A (zh) * 2019-09-29 2019-12-13 长江水利委员会长江科学院 一种用于管涌抢险的折叠便携式充水围井

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6793981B1 (ja) * 2019-09-27 2020-12-02 株式会社協栄包装 水嚢袋の使用方法
JP6935951B1 (ja) * 2020-05-27 2021-09-15 サンライズ産業株式会社 水防工法
JP7298047B1 (ja) 2022-09-01 2023-06-27 芳男 小野 浸水防止対策用吸水性弾性体収容枠

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62159528U (ja) * 1986-04-01 1987-10-09
JPH0655424U (ja) * 1993-01-14 1994-08-02 株式会社アカデミー企画 バッグユニット並びにバッグ
JPH10304950A (ja) * 1997-05-08 1998-11-17 Yasuhiro Kitagawa ウォーターマット
JP2001131937A (ja) * 1999-11-08 2001-05-15 Shinji Ito 土 嚢
JP2001248133A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Nakamura Kensetsu Kk 吸水性高分子を用いた水土嚢
US6296420B1 (en) * 1999-08-09 2001-10-02 Michael J. Garbiso Fluid control bag assemblies and method of using the same
JP2002004238A (ja) * 2000-06-19 2002-01-09 Coop Service:Kk 水 嚢
JP2002223833A (ja) * 2001-02-06 2002-08-13 Fuerishimo:Kk 手提げ用連結収納体
WO2005073469A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Sanyo Chemical Industries, Ltd. 水膨潤性止水材
JP2005220721A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Joho Kagaku Kenkyusho:Kk アクアバッグと簡易折畳み式防災アクアフェンス
JP3144058U (ja) * 2008-06-03 2008-08-14 垂水 由美子 防災用水のう及び防災用水のう集合体
JP2009185473A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Daiwa Odakyu Construction Co Ltd 瀬替え用の堰堤形成材及びこの堰堤形成材を使用する瀬替えシステム
JP2012144861A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 災害用ゴム水嚢
JP2015194054A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 大王製紙株式会社 土嚢

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62159528U (ja) * 1986-04-01 1987-10-09
JPH0655424U (ja) * 1993-01-14 1994-08-02 株式会社アカデミー企画 バッグユニット並びにバッグ
JPH10304950A (ja) * 1997-05-08 1998-11-17 Yasuhiro Kitagawa ウォーターマット
US6296420B1 (en) * 1999-08-09 2001-10-02 Michael J. Garbiso Fluid control bag assemblies and method of using the same
JP2001131937A (ja) * 1999-11-08 2001-05-15 Shinji Ito 土 嚢
JP2001248133A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Nakamura Kensetsu Kk 吸水性高分子を用いた水土嚢
JP2002004238A (ja) * 2000-06-19 2002-01-09 Coop Service:Kk 水 嚢
JP2002223833A (ja) * 2001-02-06 2002-08-13 Fuerishimo:Kk 手提げ用連結収納体
WO2005073469A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Sanyo Chemical Industries, Ltd. 水膨潤性止水材
JP2005220721A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Joho Kagaku Kenkyusho:Kk アクアバッグと簡易折畳み式防災アクアフェンス
JP2009185473A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Daiwa Odakyu Construction Co Ltd 瀬替え用の堰堤形成材及びこの堰堤形成材を使用する瀬替えシステム
JP3144058U (ja) * 2008-06-03 2008-08-14 垂水 由美子 防災用水のう及び防災用水のう集合体
JP2012144861A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 災害用ゴム水嚢
JP2015194054A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 大王製紙株式会社 土嚢

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110565585A (zh) * 2019-09-29 2019-12-13 长江水利委员会长江科学院 一种用于管涌抢险的折叠便携式充水围井
CN110565585B (zh) * 2019-09-29 2024-04-16 长江水利委员会长江科学院 一种用于管涌抢险的折叠便携式充水围井

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018178685A (ja) 2018-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6209711B1 (ja) 非常災害用水嚢堤防袋
US4362433A (en) Flood disaster control bag
US6840711B1 (en) Flood control panel system
US20090274519A1 (en) Flood control device and method of using same
US8235631B2 (en) Bag for retaining wall
AU5091800A (en) A rapid emergency dam
WO2006052770A2 (en) Fluid fillable multi-compartment bladder for flow and flood control
TW201407020A (zh) 蛇籠
JP4723892B2 (ja) 越水防止装置および越水防止工法
JP2008303664A (ja) 越水防止設備および越水防止工法
US20080008533A1 (en) Floodwater condom
US9708785B1 (en) Portable flood control apparatus
CN203334243U (zh) 可移动、可重复使用式管状堤坝系统
US20080219772A1 (en) Berm System
JP2019094624A (ja) 土嚢袋
CN213773197U (zh) 一种拉链式防洪袋
KR102486882B1 (ko) 다양한 배열로 연결가능한 방재벽
JP3872452B2 (ja) 洪水防止用止水板
TWI558887B (zh) Construction methods and filling methods for weak sites and sites with liquefaction concerns, as well as structural bags
CN112064579A (zh) 一种快速构建防洪子堤的装置及其操作方法
US11180897B2 (en) Rigid retaining bag
JPH0270814A (ja) 埋立てにおける遮水構造及び遮水シート
JP2019094625A (ja) 土嚢袋
JP2007247309A (ja) 遮水処理層の構築工法
JP2001152425A (ja) 護岸の遮水構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6209711

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees