JP2002223833A - 手提げ用連結収納体 - Google Patents

手提げ用連結収納体

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JP2002223833A
JP2002223833A JP2001029123A JP2001029123A JP2002223833A JP 2002223833 A JP2002223833 A JP 2002223833A JP 2001029123 A JP2001029123 A JP 2001029123A JP 2001029123 A JP2001029123 A JP 2001029123A JP 2002223833 A JP2002223833 A JP 2002223833A
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Japan
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storage body
storage
connection
pouch
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JP2001029123A
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English (en)
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Yusaku Yamane
雄作 山根
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FUERISHIMO KK
Felissimo Corp
Original Assignee
FUERISHIMO KK
Felissimo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平方向に場所をとらず、片手で簡単に持ち
運び可能な手提げ用連結収納体を提供することを目的と
する。 【解決手段】ポーチ11を構成する本体12と蓋体13
は、開閉用ファスナー14によって、開閉自在となって
いる。本体12の外面には、下面部と前後左右側面部間
に連続的に設けられ、連結用ファスナー15を備えてい
る。蓋体13の外面には、上面部と前後左右側面部間に
連続的に設けられた被連結用ファスナー16を備えてい
る。蓋体13の上面部には、手提げ131を備えてい
る。このようなポーチを複数用意し、一のポーチの被連
結用ファスナー26と、他の一のポーチ11の連結用フ
ァスナー15とを連結すれば、収納物の量に応じて、連
結数を任意に変えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポーチ等の収納
体に関するものであり、特に、複数の収納体を容易に持
ち運び可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来のポーチ511の構成を説
明する。図13は、ポーチ511の閉じた状態における
全体斜視図であり、図14は、開いた状態における全体
斜視図である。
【0003】ポーチ511は、直方体の各角部を丸くし
た箱形状をしており、本体512と蓋体513を備えて
いる。本体512と蓋体513は、後側面部において連
結部516を介してつながっており、左右側面部と前側
面部に連続的に設けられた開閉用ファスナー514によ
って、開閉自在となっている。本体512と蓋体513
内部は、一辺が開放され、他辺が下面部または上面部に
取り付けられているポケット517,518を備えてい
る。蓋体513の外面には、上面部の左右両端の中央に
取り付けられた手提げ515を備えている。
【0004】このようなポーチ511を、同時に多数持
ち運ぼうとする場合、各ポーチの手提げ515を重ね
て、図15に示すように片手でつかむ。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら、上記のような
ポーチについて、以下のような問題が生じている。
【0006】第一に、同時に多数のポーチを片手で持ち
運ぼうとすると、各ポーチの手提げをつかまなければな
らず、2〜3個が限界である。また、片手で多数のポー
チを持つと、横方向に場所をとるため邪魔である。
【0007】第二に、両手で多数のポーチを持ち運ぼう
とすると、両手が使えなくなり非常に不便である。
【0008】第三に、多量の物を収納することができる
バックの場合、行き先等によって、収納物の量が大きく
変動するようなときに、その量に応じてバックの大きさ
を変えることができず、不便である。
【0009】この発明は、このような問題を解決して、
水平方向に場所をとらず、片手で簡単に持ち運び可能な
手提げ用連結収納体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
この発明の手提げ用連結収納体は、第一の手提げ部を上
方部に、第一の連結手段を下方部に有する第一の収納体
と、前記第一の連結手段と連結可能な第二の連結手段を
上方部に有する第二の収納体とを備えており、前記第一
の連結手段と前記第二の連結手段を連結することによ
り、前記第一の収納体と前記第二の収納体が上下方向に
連結して構成されることを特徴としている。
【0011】したがって、第一の収納体と第二の収納体
を上下方向に連結することにより、水平方向に場所をと
らず、片手で簡単に持ち運ぶことができる。
【0012】(2) この発明の第一の収納体は、上方部
に設けられた第一の手提げ部と、第二の収納体の上方部
に有する第二の連結手段と連結可能であり、下方部に設
けられた第一の連結手段とを備えており、前記第二の収
納体の前記第二の連結手段と前記第一の連結手段とを連
結することにより、前記第二の収納体の上方に連結され
ることを特徴としている。
【0013】したがって、第一の収納体は、単独で、手
提げ部を有する収納体として使用することができるとと
もに、第二の収納体と連結して手提げ用連結収納体とし
て使用することもできる。
【0014】(3) この発明の手提げ用連結収納体等
は、前記第一の収納体は、前記第一の連結手段として、
下面部と側面部間全体に第一のファスナー上部を備え、
前記第二の収納体は、前記第二の連結手段として、上面
部と側面部間全体に第一のファスナー下部を備えている
ことを特徴としている。
【0015】したがって、第一のファスナー上部と第一
のファスナー下部を連結することにより、第一の収納体
と第二の収納体は強く連結され、持ち運びの際に、分離
することがないようにすることができる。
【0016】(4) この発明の手提げ用連結収納体等
は、前記第一の収納体は、さらに、上面部と側面部間全
体に第二のファスナー下部を備えていることを特徴とし
ている。
【0017】したがって、第二のファスナー下部と連結
可能なファスナー上部を有する収納体を、第一の収納体
の上に連結することができる。
【0018】(5) この発明の手提げ用連結収納体等
は、前記第二の収納体は、さらに、下面部と側面部間全
体に第三のファスナー上部を備えていることを特徴とし
ている。
【0019】したがって、第三のファスナー上部と連結
可能なファスナー下部を有する収納体を、第二の収納体
の下に連結することができる。
【0020】(6) この発明の手提げ用連結収納体等
は、前記第二のファスナー下部と前記第一のファスナー
上部、または、前記第二のファスナー下部と前記第三の
ファスナー上部、または、前記第三のファスナー上部と
前記第一のファスナー下部は、連結可能であることを特
徴としている。
【0021】したがって、第二のファスナー下部と第一
のファスナー上部を連結可能とすることにより、第一の
収納体同士をいくつも連結することができる。また、第
二のファスナー下部と第三のファスナー上部を連結可能
とすることにより、第一の収納体の上に、第二の収納体
を連結することができる。また、第三のファスナー上部
と第一のファスナー下部を連結可能とすることにより、
第二の収納体同士をいくつも連結することができる。
【0022】このように、収納体の連結数を任意に変え
ることができるため、例えば、行き先等によって収納物
の量が大きく変動するような場合でも、その量に応じ
て、手提げ用連結収納体の大きさを変えることができ
る。また、連結の順番を任意に変えることもできる。
【0023】(7) この発明の手提げ用連結収納体等
は、前記第二の収納体は、さらに、第二の手提げ部を上
方部に有し、前記第二の手提げ部は、前記第一の収納体
の前記第一のファスナー上部と前記第二の収納体の前記
第一のファスナー下部とを連結した状態において、前記
第一の収納体の下面部と前記第二の収納体の上面部間に
収めることができる大きさであることを特徴としてい
る。
【0024】したがって、第二の収納体は、単独で、手
提げ部を有する収納体として使用することができるとと
もに、第一の収納体と連結して手提げ用連結収納体とし
て使用することもできる。
【0025】(8) この発明の手提げ用連結収納体等
は、前記第一の収納体または前記第二の収納体は、上胴
体と下胴体を備え、前記上胴体と前記下胴体は、開閉自
在であることを特徴としている。
【0026】したがって、上胴体と下胴体を開いた状態
にして収納物を入れ、持ち運ぶときに閉じた状態にして
おけば、収納物が第一の収納体等から外に飛び出ること
はない。
【0027】(9) この発明の手提げ用連結収納体等
は、前記第一の収納体または前記第二の収納体は、一端
が内面部に取り付けられており、折りたたみ可能な又は
巻き取り可能な収納用ベルトを備え、前記上胴体と前記
下胴体が開いた状態において、前記収納用ベルトを前記
第一の収納体または前記第二の収納体の内部から外部に
出すことができることを特徴としている。
【0028】したがって、第一の収納体等がいくつも連
結した状態において、所定の収納体から収納物を取り出
す際に、連結状態のまま、当該収納体の上胴体と下胴体
を開いた状態にし、収納用ベルトを外部に出すことによ
って、収納物を取り出すことができる。
【0029】(10) この発明の手提げ用連結収納体等
は、 前記第一の収納体または前記第二の収納体は、さ
らに、前記上胴体と前記下胴体を開閉自在とする開閉用
ファスナーを備えていることを特徴としている。
【0030】したがって、開閉用ファスナーによって、
上胴体と下胴体を、簡単に開け閉めすることができる。
【0031】(11) この発明の手提げ用連結収納体等
は、前記開閉用ファスナーの噛み合う小片の間隔は、2
mm以上であることを特徴としている。
【0032】したがって、上胴体と下胴体を、簡単に開
け閉めすることができる。
【0033】(12) この発明の手提げ用連結収納体等
は、前記第一のファスナー上部または第一ファスナー下
部の噛み合う小片の間隔は、0.5mm以下であること
を特徴としている。
【0034】したがって、小片の間隔が大きいファスナ
ーを使用するときよりも、簡単に、第一の収納体と第二
の収納体を連結することができる。
【0035】(13) この発明の手提げ用連結収納体等
は、前記第一のファスナー上部または第一のファスナー
下部は、オーバーロール状であることを特徴としてい
る。
【0036】したがって、第一の収納体と第二の収納体
をしっかりと連結することができる。
【0037】(14) この発明の連結ポーチバックは、複
数のポーチバックを上下方向に連結させた連結ポーチバ
ックであって、各ポーチバックは、手提げ部が設けられ
ている上面部と、上面部と平行な下面部と、上面部と下
面部の間に設けられている側面部から構成され、上面部
には、上面部と側面部間全体に、他のポーチと連結する
ための被連結用ファスナーが設けられ、下面部には、下
面部と側面部間全体に、他のポーチと連結するための連
結用ファスナーが設けられ、側面部には、ほぼ中央に、
開閉用ファスナーが連結用ファスナーおよび被連結用フ
ァスナーと平行に設けられていることを特徴としてい
る。
【0038】したがって、収納物の量に応じて、ポーチ
の連結数を任意に変えることができ、また、連結する順
番を変えることもできる。
【0039】なお、この発明において「第一の収納体」
は、実施形態においては、第一ポーチ11が該当し、
「第二の収納体」は、実施形態においては、第二ポーチ
21、第三ポーチ31および第四ポーチ41が該当す
る。
【0040】「第一の手提げ部」とは、実施形態におい
ては、手提げ131が該当する。「第二の手提げ部」
は、実施形態においては、第二ポーチ21、第三ポーチ
31、第四ポーチ41のそれぞれの手提げが該当する。
【0041】「第一の連結手段」は、実施形態において
は、連結用ファスナー15が該当する。「第二の連結手
段」は、実施形態においては、被連結用ファスナー26
が該当する。
【0042】「上胴体」は、実施形態においては、蓋体
13,23,33,43が該当する。「下胴体」とは、
実施形態においては、本体12,22,32,42が該
当する。
【0043】「収納用ベルト」とは、物品を収納するこ
とができるベルト状のものであり、下記の実施形態にお
いては、収納ロール111,211,311,411が
該当する。
【0044】「第一のファスナー上部」は、実施形態に
おいては、連結用ファスナー15が該当する。「第一の
ファスナー下部」は、実施形態においては、被連結用フ
ァスナー26が該当する。「第二のファスナー下部」
は、実施形態においては、被連結用ファスナー16が該
当する。「第三のファスナー上部」は、実施形態におい
ては、連結用ファスナー25が該当する。
【0045】「第一の手提げ部を上方部に有する」と
は、第一の手提げ部を、第一の収納体の上面部に有して
いる場合に限らず、上方向に第一の手提げ部を使用する
ような場合において、側面部に有する場合も含む概念で
ある。例えば、下記の実施形態における図12に示す手
提げは、第一の手提げ部に該当する。
【0046】「第一の連結手段を下方部に有する」と
は、第一の連結手段を、第一の収納体の下面部に有して
いる場合に限らず、下方向に第一の連結手段を使用する
ような場合において、下面部と側面部間または側面部に
有する場合も含む概念である。例えば、下記の実施形態
における図11に示す接着布は、第一の連結手段に該当
する。
【0047】「第二の連結手段を上方部に有する」と
は、第二の連結手段を、第二の収納体の上面部に有して
いる場合に限らず、上方向に第二の連結手段を使用する
ような場合において、上面部と側面部間または側面部に
有する場合も含む概念である。例えば、下記の実施形態
における図11に示す接着布は、第二の連結手段に該当
する。
【0048】
【発明の実施の形態】以下に、手提げ用連結収納体の一
実施形態である連結ポーチ10を説明する。図1に連結
ポーチ10の全体斜視図を示す。以下に、連結ポーチ1
0を構成する各ポーチ11,21,31,41の構成、
各ポーチ11,21,31,41を連結する方法、連結
ポーチ10から収納物を取り出す方法について説明す
る。
【0049】(1) 各ポーチの構成 (1-1) 第一ポーチ11 図2に、図1に示す連結ポーチ10を構成する第一ポー
チ11の閉じた状態における全体斜視図を示す。図3に
は後方から見た全体斜視図を、図4には上方から見た平
面図を、図5には開いた状態における全体斜視図を示
す。
【0050】第一ポーチ11は、図2に示すように、直
方体の各角部を丸くした箱形状をしており、本体12と
蓋体13を備えている。本体12と蓋体13は、図3に
示すように、後側面部において連結部121を介してつ
ながっており、連結部121を除く側面部のほぼ中央に
に連続的に設けられた開閉用ファスナー14によって、
開閉自在となっている。なお、この開閉用ファスナー1
4の互いに噛み合う小片の間隔は、開けやすくするため
に2mm以上に設定している。
【0051】本体12の外面には、図3に示すように、
下面部と前後左右側面部間に連続的に設けられ、引き手
151を有する連結用ファスナー15を備えている。本
体12内部は、図5に示すように、一端が前側面部と下
面部間に取り付けられ、本体12内部より取り出し可能
な帯状の収納ロール111を備えている。この収納ロー
ル111には、口紅等を入れる小分けケース112とテ
ィッシュ入れ113が設けられている。なお、収納ロー
ル111は、折りたたみ可能であり、本体12と蓋体1
3とを開閉用ファスナー14によって閉じる場合には、
折りたたまれた状態で本体12内部に収納されることに
なる。また、本体12内部は、一辺が開放され、他辺が
下面部に取り付けられているポケット17を備えてい
る。
【0052】蓋体13の外面には、図4に示すように、
上面部と前後左右側面部間に連続的に設けられた被連結
用ファスナー16を備えている。この被連結用ファスナ
ー16の端部162は、端部161と同じ位置ではな
く、矢印A方向に端部161を越えた所に設けられてい
る(これを、オーバーロール状と呼んでいる)。なお、
連結用ファスナー15も、同様にオーバーロール状をな
している。また、図4に示すように、上面部の左右両端
の中央に取り付けられた所定の大きさの手提げ131を
備えている。蓋体13内部は、図5に示すように、一辺
が開放され、他辺が上面部に取り付けられているポケッ
ト18を備えている。
【0053】(1-2) 第二ポーチ21 図6に、図1に示す連結ポーチ10を構成する第二ポー
チ21の開いた状態における全体斜視図を示す。第二ポ
ーチ21の構成は、収納ロール211を除いて、第一ポ
ーチ11の構成と同様である。すなわち、本体22と蓋
体23は、開閉用ファスナー24によって開閉自在であ
り、本体22と蓋体23の外面には、それぞれオーバー
ロール状の連結用ファスナー25、被連結用ファスナー
26を備えている。また、蓋体23の外面には、所定の
大きさの手提げ(図示せず)を備え、本体22内部と蓋
体23内部は、ポケット27,28を備えている。な
お、連結用ファスナー25は、第一ポーチ11の被連結
用ファスナー16と連結可能な構造をなし、被連結用フ
ァスナー26は、第一ポーチ11の連結用ファスナー1
5と連結可能な構造となっている。また、連結用ファス
ナー25,16等の互いに噛み合う小片の間隔は、その
連結を容易にするため、0.5mm以下に設定されてい
る。
【0054】第二ポーチ21の本体22内部に取り付け
られた帯状の収納ロール211には、化粧水ボトル、香
水等を入れるボトルケース212とティッシュ入れ21
3が設けられている。これも、第一ポーチと同様に、折
りたたみ可能であり、本体22と蓋体23とを開閉用フ
ァスナー24によって閉じる場合には、本体22内部に
折りたたまれた状態で収納されることになる。
【0055】(1-3) 第三ポーチ31 図7に、第三ポーチ31の開いた状態における全体斜視
図を示す。第三ポーチ31の構成は、収納ロール311
を除いて、第一ポーチ11の構成と同様である。すなわ
ち、本体32は、開閉用ファスナー34、連結用ファス
ナー35、ポケット37を備えている。また、蓋体33
は、手提げ(図示せず)、開閉用ファスナー34、被連
結用ファスナー36、ポケット38を備えている。な
お、連結用ファスナー35は、第一ポーチ11の被連結
用ファスナー16および第二ポーチ21の被連結用ファ
スナー26と連結可能な構造をなし、被連結用ファスナ
ー36は、第一ポーチ11の連結用ファスナー15およ
び第二ポーチ21の連結用ファスナー25と連結可能な
構造となっている。
【0056】第三ポーチ31の本体32内部に取り付け
られた帯状の収納ロール311には、メイクブラシ、ア
イライナー、リップペンシル等を入れるブラシケース3
12とティッシュ入れ313が設けられており、これ
も、折りたたみ可能である。
【0057】(1-4) 第四ポーチ41 図8に、第四ポーチ41の開いた状態における全体斜視
図を示す。第四ポーチ41の外部の構成は、第一ポーチ
11の外部の構成と同様である。すなわち、本体42
は、開閉用ファスナー44、連結用ファスナー45、ポ
ケット47を備えている。また、蓋体43は、手提げ
(図示せず)、開閉用ファスナー44、被連結用ファス
ナー46、ポケット48を備えている。なお、連結用フ
ァスナー45は、被連結用ファスナー16,26,36
と連結可能な構造をなし、被連結用ファスナー46は、
連結用ファスナー15,25,35と連結可能な構造と
なっている。
【0058】第四ポーチ41の本体42内部には、マス
カラ、香水、化粧水ボトル等を入れるボックス状のケー
ス411が設けられており、これも、折りたたみ可能で
ある。
【0059】(2) 各ポーチの連結方法 まず、第一ポーチ11の開閉用ファスナー14によっ
て、本体12と蓋体13を開いた状態にして、折りたた
まれた状態の収納ロール111を、本体12内部から取
り出し、図5に示すように帯状に広げる。そして、小分
けケース112に口紅等を、ティッシュ入れ113にテ
ィッシュを入れ、収納ロール111を折りたたんで本体
12内部に入れる(図9参照)。ポケット17にもハン
カチ等を入れて、蓋体13と本体12を開閉用ファスナ
ー14によって閉じた状態にする。
【0060】同様に、第二ポーチ21、第三ポーチ3
1、第四ポーチ41にもそれぞれ収納物を入れ、蓋体2
3,33,43と本体22,32,42を開閉用ファス
ナー24,34,44によって閉じた状態にする。
【0061】次に、第二ポーチ21の上面部に第一ポー
チ11を乗せて、図6に示す第二ポーチ21の被連結用
ファスナー26と、図5に示す第一ポーチ11の連結用
ファスナー15とを連結する。この際、第二ポーチ21
の手提げを、第一ポーチ11の下面部と第二ポーチ21
の上面部間に収まるように折り曲げる。つまり、第二ポ
ーチ21の手提げは、第一ポーチ11の下面部と第二ポ
ーチ21の上面部間に収まるような大きさで構成されて
いる。
【0062】次に、第三ポーチ31を、第二ポーチ21
の上に連結する場合も、上記と同様に、第三ポーチ31
の被連結用ファスナー36と、第二ポーチ21の連結用
ファスナー25とを連結することにより行う。
【0063】次に、第四ポーチ41を、第三ポーチ31
の上に連結する場合も、上記と同様に、第四ポーチ41
の被連結用ファスナー46と、第三ポーチ31の連結用
ファスナー35とを連結することにより行う。このよう
に4つのポーチを上下方向に連結した連結ポーチ10
は、図1に示すようになる。
【0064】したがって、片手で第一ポーチ11の手提
げ131だけをつかんで、複数のポーチを簡単に持ち運
ぶことができる。また、各ポーチは、ファスナーによっ
て連結されているため、持ち運びの際に分離するような
ことはない。また、各ポーチが連結用、被連結用ファス
ナーを備えているため、収納物の量に応じて、ポーチの
連結数を任意に変えることができ、また、連結する順番
を変えることもできる。また、開閉用ファスナーが、前
側面部のほぼ中央に設けられているため、開閉用ファス
ナーを操作する際(各ポーチを開閉する際)、連結・被
連結用ファスナーが邪魔になることはない。
【0065】(3) 収納物の取り出し方法 4つのポーチが上下方向に連結した状態(図1の状態)
において、例えば、第三ポーチ31からリップペンシル
314を取り出す場合について、以下に説明する。
【0066】まず、第三ポーチ31の開閉用ファスナー
34によって、本体32と蓋体33を開ける。そして、
第三ポーチ31内部に手を突っ込み、本体32内部に折
りたたまれている収納ロール311を手でつかみ、本体
33外部に取り出す。収納ロール311は、下方向に垂
れて、図10に示すような状態になる。この状態におい
て、ブラシケース312からリップペンシル314を取
り出す。
【0067】このように、各ポーチに収納ロール11
1,211,311,411を取り付けておけば、各ポ
ーチがいくつも連結した状態のまま、所定のポーチから
簡単に収納物を取り出すことができる。なお、各ポーチ
がいくつも連結した状態で、所定のポーチを開いた状態
(図5〜図8参照)にして、収納物を取り出すこともで
きる。
【0068】(4) 他の実施形態 なお、上述の実施形態では、第二ポーチ21、第三ポー
チ31、第四ポーチ41のそれぞれは、上面部に手提げ
を備えている。しかしながら、これに限られるものでは
なく、手提げを備えていないものでもよい。
【0069】また、上述の実施形態では、第二ポーチ2
1、第三ポーチ31、第四ポーチ41のそれぞれは、上
下方向にほぼ同じ形状で構成されている。しかしなが
ら、これに限られるものではなく、それぞれ上下方向の
高さが異なっているものであってもよい。また、各ポー
チの形状は、直方体に限られるものではなく、円柱状等
であってもよい。
【0070】また、上述の実施形態では、一番上に連結
される第一ポーチ11の上面部と前後左右側面部間全体
に被連結用ファスナー14を設けている。しかしなが
ら、これを設けないものであってもよい。また、一番下
に連結される第四ポーチ41の下面部と左右側面部間全
体に連結用ファスナー45を設けている。しかしなが
ら、これを設けないものであってもよい。
【0071】また、上述の実施形態では、各ポーチの連
結用ファスナーは、各ポーチの被連結用ファスナーに連
結可能な構造をなしている。しかしながら、これに限ら
れるものではなく、第一ポーチ11の連結用ファスナー
15は、第三、第四ポーチ31,41の被連結用ファス
ナー36,46と、連結可能な構造をなす必要はない。
但し、このような場合には、第一ポーチ11の下方に、
第二ポーチ21の代わりに、第三、第四ポーチ31,4
1を連結することはできない。同様に、第二ポーチ21
の連結用ファスナー25は、第一、第四ポーチ11,4
1の被連結用ファスナー16,46と、連結可能な構造
をなす必要はない。
【0072】また、上述の実施形態では、各ポーチ間の
連結手段として、ファスナーを用いている。しかしなが
ら、これに限られるものではなく、接着布(図11参
照)、ベルト、ボタンなどであってもよい。
【0073】また、上述の実施形態では、ポーチを一例
として説明しているが、これに限られるものではなく、
ポーチよりも大きなバッグ、トランクケースなどであっ
てもよい。また、ファスナーではなく、巾着や接着布な
どによって、ポーチを開き、収納物を入れるものであっ
てもよい。
【0074】また、上述の実施形態では、各ポーチの上
面部に手提げを取り付けている。しかしながら、これに
限られるものではなく、左右側面部に手提げを取り付け
てもよい(図12参照)。この場合、第二ポーチ21,
第三ポーチ31、第四ポーチ41の手提げは、各ポーチ
間に入れるのではなく、外部に出すことになる。
【0075】また、上述の実施形態では、第一ポーチ1
1の被連結用ファスナー16は、上面部と前後左右側面
部間全体に連続して設けている。しかしながら、これに
限られるものではなく、全体に設ける必要はない。例え
ば、上面部と左側面部間と、上面部と右側面部間のみに
被連結用ファスナー16を設けるものであってもよい。
なお、各ポーチの連結用ファスナー、被連結用ファスナ
ーについても、同様である。
【0076】また、上述の実施形態では、各ポーチに設
けられた収納ロール111等は、折りたたんで、本体内
部に収められる。しかしながら、円柱状に巻いて、本体
内部に収めるものであってもよい。
【0077】また、上述の実施形態では、各ポーチに設
けられた収納ロール111等に、収納物を入れている。
しかしながら、収納ロール111等を設けなくてもよ
い。この場合、本体12等内部に収納することができ
る。
【0078】また、図面中の各図において、ポーチの各
面を構成する各線は直線で記載されているが、採用する
布地によっては曲線になり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結ポーチ10の全体斜視図である。
【図2】第一ポーチ11の閉じた状態における全体斜視
図である。
【図3】第一ポーチ11の閉じた状態における後方から
見た全体斜視図である。
【図4】第一ポーチ11の上方から見た平面図である。
【図5】第一ポーチ11の開いた状態における全体斜視
図である。
【図6】第二ポーチ21の開いた状態における全体斜視
図である。
【図7】第三ポーチ31の開いた状態における全体斜視
図である。
【図8】第四ポーチ41の開いた状態における全体斜視
図である。
【図9】第一ポーチ11の開いた状態における全体斜視
図である。
【図10】第三のポーチ31から収納ロール311を取
り出したときの全体斜視図である。
【図11】接着布で連結した連結ポーチの全体斜視図で
ある。
【図12】側面部に手提げを取り付けたポーチの全体斜
視図である。
【図13】従来のポーチ511の全体斜視図である。
【図14】従来のポーチ511の開いた状態における全
体斜視図である。
【図15】複数のポーチを片手でつかんだときの図であ
る。
【符号の説明】
10・・・連結ポーチ 11・・・第一ポーチ 12,22,32,42・・・本体 13,23,33,43・・・蓋体 14,24,34,44・・・開閉用ファスナー 15,25,35,45・・・連結用ファスナー 16,26,36,46・・・被連結用ファスナー 21・・・第二ポーチ 31・・・第三ポーチ 41・・・第四ポーチ 111・・・収納ロール 131・・・手提げ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月4日(2001.4.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の手提げ部を上方部に、第一の連結手
    段を下方部に有する第一の収納体と、 前記第一の連結手段と連結可能な第二の連結手段を上方
    部に有する第二の収納体と、 を備えた手提げ用連結収納体であって、 前記第一の連結手段と前記第二の連結手段を連結するこ
    とにより、前記第一の収納体と前記第二の収納体が上下
    方向に連結して構成されることを特徴とする手提げ用連
    結収納体。
  2. 【請求項2】上方部に設けられた第一の手提げ部と、 第二の収納体の上方部に有する第二の連結手段と連結可
    能であり、下方部に設けられた第一の連結手段と、 を備えた第一の収納体であって、 前記第二の収納体の前記第二の連結手段と前記第一の連
    結手段とを連結することにより、前記第二の収納体の上
    方に連結されることを特徴とする第一の収納体。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の手提げ用連結収
    納体または第一の収納体において、 前記第一の収納体は、前記第一の連結手段として、下面
    部と側面部間全体に第一のファスナー上部を備え、 前記第二の収納体は、前記第二の連結手段として、上面
    部と側面部間全体に第一のファスナー下部を備えている
    ことを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3の手提げ用連結収
    納体または第一の収納体において、 前記第一の収納体は、さらに、上面部と側面部間全体に
    第二のファスナー下部を備えていることを特徴とするも
    の。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4の手提げ用連結収
    納体または第一の収納体において、 前記第二の収納体は、さらに、下面部と側面部間全体に
    第三のファスナー上部を備えていることを特徴とするも
    の。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5の手提げ用連結収
    納体または第一の収納体において、 前記第二のファスナー下部と前記第一のファスナー上
    部、または、 前記第二のファスナー下部と前記第三のファスナー上
    部、または、 前記第三のファスナー上部と前記第一のファスナー下部
    は、連結可能であることを特徴とするもの。
  7. 【請求項7】請求項3ないし請求項6の手提げ用連結収
    納体または第一の収納体において、 前記第二の収納体は、さらに、第二の手提げ部を上方部
    に有し、 前記第二の手提げ部は、前記第一の収納体の前記第一の
    ファスナー上部と前記第二の収納体の前記第一のファス
    ナー下部とを連結した状態において、前記第一の収納体
    の下面部と前記第二の収納体の上面部間に収めることが
    できる大きさであることを特徴とするもの。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項7の手提げ用連結収
    納体または第一の収納体において、 前記第一の収納体または前記第二の収納体は、上胴体と
    下胴体を備え、 前記上胴体と前記下胴体は、開閉自在であることを特徴
    とするもの。
  9. 【請求項9】請求項8の手提げ用連結収納体または第一
    の収納体において、 前記第一の収納体または前記第二の収納体は、一端が内
    面部に取り付けられており、折りたたみ可能な又は巻き
    取り可能な収納用ベルトを備え、 前記上胴体と前記下胴体が開いた状態において、前記収
    納用ベルトを前記第一の収納体または前記第二の収納体
    の内部から外部に出すことができることを特徴とするも
    の。
  10. 【請求項10】請求項8または請求項9の手提げ用連結
    収納体または第一の収納体において、 前記第一の収納体または前記第二の収納体は、さらに、
    前記上胴体と前記下胴体を開閉自在とする開閉用ファス
    ナーを備えていることを特徴とするもの。
  11. 【請求項11】請求項10の手提げ用連結収納体または
    第一の収納体において、 前記開閉用ファスナーの噛み合う小片の間隔は、2mm
    以上であることを特徴とするもの。
  12. 【請求項12】請求項3ないし請求項11の手提げ用連
    結収納体または第一の収納体において、 前記第一のファスナー上部または第一ファスナー下部の
    噛み合う小片の間隔は、0.5mm以下であることを特
    徴とするもの。
  13. 【請求項13】請求項3ないし請求項12の手提げ用連
    結収納体または第一の収納体において、 前記第一のファスナー上部または第一のファスナー下部
    は、オーバーロール状であることを特徴とするもの。
  14. 【請求項14】複数のポーチバックを上下方向に連結さ
    せた連結ポーチバックであって、 各ポーチバックは、 手提げ部が設けられている上面部と、 上面部と平行な下面部と、 上面部と下面部の間に設けられている側面部から構成さ
    れ、 上面部には、上面部と側面部間全体に、他のポーチと連
    結するための被連結用ファスナーが設けられ、 下面部には、下面部と側面部間全体に、他のポーチと連
    結するための連結用ファスナーが設けられ、 側面部には、ほぼ中央に、開閉用ファスナーが連結用フ
    ァスナーおよび被連結用ファスナーと平行に設けられて
    いることを特徴とする連結ポーチバック。
  15. 【請求項15】手提げ部が設けられている上面部と、 上面部と平行な下面部と、 上面部と下面部の間に設けられている側面部から構成さ
    れるポーチバックであって、 上面部には、上面部と側面部間全体に、他のポーチと連
    結するための被連結用ファスナーが設けられ、 下面部には、下面部と側面部間全体に、他のポーチと連
    結するための連結用ファスナーが設けられ、 側面部には、ほぼ中央に、開閉用ファスナーが連結用フ
    ァスナーおよび被連結用ファスナーと平行に設けられて
    いることを特徴とするポーチバック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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