JP6207256B2 - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

電源装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6207256B2
JP6207256B2 JP2013132967A JP2013132967A JP6207256B2 JP 6207256 B2 JP6207256 B2 JP 6207256B2 JP 2013132967 A JP2013132967 A JP 2013132967A JP 2013132967 A JP2013132967 A JP 2013132967A JP 6207256 B2 JP6207256 B2 JP 6207256B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diode
power supply
voltage
current limiting
limiting element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013132967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015008602A (ja
Inventor
望 中嶌
望 中嶌
林崎 実
実 林崎
河津 孝夫
孝夫 河津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013132967A priority Critical patent/JP6207256B2/ja
Publication of JP2015008602A publication Critical patent/JP2015008602A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6207256B2 publication Critical patent/JP6207256B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、電源装置及び画像形成装置に関し、特に、整流素子(ダイオード)の逆回復電流による素子の破壊を防止する技術に関する。
交流電源から各種機器に供給された電圧を全波整流回路及び平滑回路を介して直流電圧に変換し、変換された直流電圧をスイッチングコンバータやインバータに入力する整流平滑装置が幅広く用いられている。また、例えば、特許文献1では、整流装置の力率を改善する構成が開示されている。この構成では、全波整流回路の交流入力端に夫々アノード端子が接続され、カソード端子が夫々互いに接続された二つの整流ダイオードと、カソード端子に接続されるスイッチ素子と、を用いて整流装置の力率を改善している。更に、特許文献1に開示された整流装置では、ダイオードの逆回復電流による素子破壊が懸念されるため、例えば、特許文献2のように、所定のタイミングでスイッチ素子の導通を禁止する方法が開示されている。
また、回路動作上スイッチ素子の導通を禁止すると課題が生じる場合や、スイッチ素子を有さない構成の場合には全波整流回路にファストリカバリ特性を有するダイオードブリッジを用いる等の対応を行い、素子破壊を防止する場合が多い。
特開2007−274818号公報 特開2011−135694号公報
ここで、図6−1、図6−2に整流平滑装置の例を示し、図7に図6−1、図6−2に記載の商用交流電源101の電圧、平滑コンデンサ106の両端電圧、商用交流電源101から整流平滑装置に入力される電流の波形を示す。なお、図6−1、図6−2には、電流の流れる経路(以下、電流ルートともいう)を太い実線で示す。また、図7では、平滑コンデンサ106に商用交流電源101から充電される区間、及びその後の逆回復動作区間を、区間1、区間2、区間3に分割している。なお、図6−1、図6−2、図7の詳細な説明は後述する。
ダイオード103及びダイオード105が逆回復動作を終了すると、図6−2(d)に示す区間3に移行する。図6−2(d)に示す区間3では、図6−2(c)に示す区間2で順方向に電流が流れていたダイオード108が、逆回復動作を行う。図6−2(d)に示す区間3は、商用交流電源101のライン間がダイオード107及びダイオード108で橋絡されるため、図7(c)に示すような過大な電流が流れる。この過大な電流により、ダイオード107及びダイオード108が破壊される可能性がある。そのため、従来は全波整流回路111を逆回復動作に要する時間がほぼ等しいダイオードで揃えたり、ファストリカバリ特性を有したダイオードブリッジを用いたりする等の対策を行っていた。そのため、使用できる素子に制約が生じるとともにコストアップの要因となっていた。また、スイッチ素子の導通を禁止する専用の回路を設けることによるコストアップも考えられる。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、安価な構成で、整流素子の逆回復動作時の素子破壊を防止することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)第一ラインと第二ラインを介して供給される交流電圧を整流する整流部と、前記整流部により整流された電圧を平滑する平滑コンデンサと、を備え、前記平滑コンデンサから出力される電圧を負荷に供給する電源装置であって、前記第一ラインにカソード端子が接続された第一ダイオードと、前記第二ラインにカソード端子が接続された第二ダイオードと、一端が前記第一ダイオードのアノード端子に接続された第一電流制限素子と、一端が前記第二ダイオードのアノード端子に接続された第二電流制限素子と、を備え、前記第一電流制限素子の他端と前記第二電流制限素子の他端とが接続されたことを特徴とする電源装置。
(2)第一ラインと第二ラインを介して供給される交流電圧を整流する整流部と、前記整流部により整流された電圧を平滑する平滑コンデンサと、を備え、前記平滑コンデンサから出力される電圧を負荷に供給する電源装置であって、前記第一ラインにカソード端子が接続された第一ダイオードと、前記第二ラインにカソード端子が接続された第二ダイオードと、一端が前記第一ダイオードのアノード端子及び前記第二ダイオードのアノード端子のいずれか一方に接続された電流制限素子と、を備え、前記第一ダイオードのアノード端子及び前記第二ダイオードのアノード端子のうち前記電流制限素子と接続されていない方のダイオードのアノード端子と前記電流制限素子の他端とが接続され、前記電流制限素子と接続されていない方のダイオードのアノード端子と前記電流制限素子の他端との接続点に一端が接続された抵抗を備えたことを特徴とする電源装置。
(3)記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記(1)又は前記(2)に記載の電源装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、安価な構成で、整流素子の逆回復動作時の素子破壊を防止することができる。
実施例1の整流平滑装置の構成及び電流ルートを示す図 実施例1の整流平滑装置の構成及び電流ルートを示す図 実施例1の整流平滑装置の電流及び電圧の波形を示す図 実施例2の整流平滑装置の構成及び電流ルートを示す図 実施例2の整流平滑装置の構成及び電流ルートを示す図 実施例3の整流平滑装置の構成及び電流ルートを示す図 実施例3の整流平滑装置の構成及び電流ルートを示す図 実施例4の画像形成装置の構成を示す図 従来例の整流平滑装置の構成及び電流ルートを示す図 従来例の整流平滑装置の構成及び電流ルートを示す図 従来例の整流平滑装置の電流及び電圧を示す図
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。
[ダイオードの逆回復動作時の電流の流れ]
ダイオードの逆回復動作(リカバリ動作)により素子破壊が発生するメカニズムを説明する。図6−1、図6−2は、整流平滑装置の構成と、電流が流れる経路を説明する図である。なお、図6−1、図6−2には、電流が流れる経路(以下、電流ルートともいう)を太い実線で示す。また、図7(a)は図6−1、図6−2の商用交流電源101の電圧波形、図7(b)は平滑コンデンサ106の両端電圧波形、図7(c)は商用交流電源101から整流平滑装置に入力される電流波形をそれぞれ示す。図7では、平滑コンデンサ106に商用交流電源101から充電される区間及びその後の逆回復動作区間を、区間1、区間2、区間3に分割して示している。なお、区間2及び区間3は区間1に比べて十分短い時間であるが、各区間の様子を分かりやすく図示するために、便宜的に実際の時間関係とは異なるスケールで示している。また、以下の説明では、第一ラインであるLIVEの方が第二ラインであるNEUTRALより電圧が高い区間の動作を説明する。なお、LIVEの方がNEUTRALより電圧が高い区間を正の半波といい、NEUTRALの方がLIVEより電圧が高い区間を負の半波とする。負の半波の期間においても、正の半波の期間と同様のメカニズムにより、以下に説明する素子破壊が生じる可能性がある。
図6−1(a)には区間1、図6−1(b)、図6−2(c)には区間2、図6−2(d)には区間3に流れる電流ルートを示す。図6−1(a)に示す区間1は、平滑コンデンサ106の両端電圧よりも商用交流電源101の電圧の方が高いため、商用交流電源101から全波整流回路111を介して平滑コンデンサ106に充電が行われる。ダイオード102、103、104、105は全波整流回路111を構成する整流素子である。このとき、電流ルート上のダイオード103及びダイオード105に流れる電流は順方向である。区間1において平滑コンデンサ106の充電が行われ、平滑コンデンサ106の両端電圧とダイオード103及びダイオード105の順方向電圧の和が商用交流電源101の電圧と等しくなると、平滑コンデンサ106の充電動作は終了する。
その後、図6−1(b)に示す区間2に移行し、ダイオード103及びダイオード105は、逆回復動作を開始する。逆回復動作中はダイオード103及びダイオード105の逆方向に電流が流れ、図6−1(b)に太い実線で示す電流ルートで電流が流れる。ダイオード103及びダイオード105は、逆回復のスピードに差があるため、どちらか一方が先に逆回復動作を終える。ダイオード103及びダイオード105のいずれか一方が逆回復動作を終えたとき、スイッチ素子110が導通していなければ、ダイオード103及びダイオード105の逆回復動作は終了する。なお、スイッチ素子110は、例えば図6−1、図6−2に示すようにトランジスタであるものとする。スイッチ素子110の制御端子(トランジスタの場合にはベース端子)には、不図示の制御回路から信号が入力されており、不図示の制御回路によってスイッチ素子110の導通(オン)又は非導通(オフ)が制御されているものとする。
しかし、例えばダイオード105がダイオード103より先に逆回復動作を終え、且つスイッチ素子110が導通している場合、図6−2(c)に示す電流ルートでダイオード103の逆回復動作が継続される。具体的には、商用交流電源101のNEUTRALからダイオード108、抵抗109、スイッチ素子110、平滑コンデンサ106、ダイオード103、商用交流電源101のLIVEの経路で電流が流れる。この場合、抵抗109により電流制限がなされ、ダイオード103の素子破壊を防止している。その後、ダイオード103も逆回復動作を終了すると、図6−2(c)に示す電流ルートでの電流は流れなくなり、図6−2(d)に示す区間3に移行する。図6−2(d)に示す区間3では、図6−2(c)に示す区間2で順方向に電流が流れていたダイオード108が、逆回復動作を行う。図6−2(d)に示す区間3は、商用交流電源101のLIVEとNEUTRALのライン間がダイオード107及びダイオード108で橋絡されるため、図7(c)の区間3に示すような過大な電流が流れる。この過大な電流により、ダイオード107及びダイオード108が破壊される可能性がある。そのため、従来は全波整流回路111を逆回復動作に要する時間がほぼ等しいダイオードで揃えたり、ファストリカバリ特性を有したダイオードブリッジを用いたりする等の対策を行っていた。
なお、負の半波期間での電流ルートは、以下のようになる。図6−1(a)では、商用交流電源101のNEUTRALからダイオード104の順方向、平滑コンデンサ106、ダイオード102の順方向、商用交流電源101のLIVE、の経路で電流が流れる。また、図6−1(b)は、ダイオード102及びダイオード104が逆回復動作を行う区間となる。図6−1(b)では、商用交流電源101のLIVE、ダイオード102、平滑コンデンサ106、ダイオード104、商用交流電源101のNEUTRAL、の経路で電流が流れる。そして、例えば、ダイオード102が先に逆回復動作を終え、且つスイッチ素子110が導通している場合、図6−2(c)では、次のような電流ルートとなる。即ち、商用交流電源101のLIVE、ダイオード107、抵抗109、スイッチ素子110、平滑コンデンサ106、ダイオード104、商用交流電源101のNEUTRAL、の経路で電流が流れる。そして、ダイオード104の逆回復動作も終了すると、図6−2(d)では、ダイオード107の逆回復動作のため、商用交流電源101のNEUTRAL、ダイオード108、ダイオード107、商用交流電源101のLIVE、の経路で電流が流れる。
[整流平滑回路及び電圧検知回路の構成]
図1−1、図1−2は実施例1の整流平滑回路及び電圧検知回路を示す図である。本実施例の整流平滑回路は、商用交流電源201、フィルタ部206、整流部211、平滑コンデンサ212、電圧検知回路325を備える。フィルタ部206は、機器内で発生する電流ノイズ及び電圧ノイズが機器外に出ることを低減する機能を有している。フィルタ部206は、Xコンデンサ202、コモンモードチョークコイル203、Yコンデンサ204及びYコンデンサ205から構成される。整流部211は、商用交流電源201から供給される電圧を全波整流する機能を有する。整流部211は、ダイオード207、208、209、210から構成される。整流部211は、ダイオードブリッジでも、ディスクリートダイオード4点で構成しても構わない。平滑コンデンサ212は、整流部211で生成された全波整流電圧を平滑する機能を有する。平滑コンデンサ212で平滑された電圧は、不図示の負荷(例えば、スイッチングコンバータやインバータ等)に接続される。
電圧検知回路325は、第一ダイオード、第二ダイオードであるダイオード313、314、抵抗315、316、317、318、319、コンデンサ322、323、電圧検知部324を有する。商用交流電源201の電圧は、正の半波の期間では、ダイオード313、抵抗315、抵抗318の電流ルートでコンデンサ322に充電される。負の半波の期間では、ダイオード314、抵抗316、抵抗318の電流ルートでコンデンサ322に充電される。抵抗315、316及び318は電流制限抵抗であり、抵抗317はコンデンサ322の放電抵抗である。
より詳細には、整流部211の交流入力端に、ダイオード313及びダイオード314のアノード端子がそれぞれ接続されている。そして、ダイオード313のカソード端子は第一電流制限素子である抵抗315の一端と接続され、ダイオード314のカソード端子は第二電流制限素子である抵抗316の一端と接続されている。また、抵抗315の他端と抵抗316の他端とが接続され、その接続点は抵抗318の一端に接続されている。なお、従来例の図6−1、図6−2等に示した回路図では、本実施例の抵抗315及び抵抗316に相当する抵抗が接続されておらず、ダイオード107のカソード端子とダイオード108のカソード端子とが、直接接続されている点において異なる。
抵抗319及びコンデンサ323で平滑された電圧Vinは、電圧検知部324に入力される。商用交流電源201の電圧が低下すると、コンデンサ322への充電電流が低下し、電圧検知部324に入力される電圧Vinは低下する。一方、商用交流電源201の電圧が上昇すると、コンデンサ322への充電電流が増加し、電圧検知部324に入力される電圧Vinは上昇する。
電圧検知部324により検知した電圧Vinは、例えば商用交流電源201の停電検知に用いることができる。例えば、停電により商用交流電源201から機器への電力供給が遮断された場合や、機器の動作中に誤って電源ケーブルが抜かれた場合等(以下、停電等という)に、機器は停電等を検知することが望ましい。なぜなら、停電等が発生した場合、機器に搭載されたハードディスクの物理的破壊を防止するためや、データを安全に退避するための処理(以下、停電時処理という)を実行する必要があるからである。電圧検知部324により検知した電圧Vinは、例えば不図示のフォトカプラ等で絶縁を施した後に、機器に搭載された不図示のCPUに入力され、CPUによって所定の停電時処理が行われることが想定される。また、停電時に平滑コンデンサ212に蓄えられた電荷の消費を抑えるため、電圧検知部324により検知された電圧Vinの情報に基づいて、平滑コンデンサ212の負荷となるスイッチングコンバータの動作を停止してもよい。また、電圧検知部324に供給されている直流電圧Vccは、商用交流電源201の電圧を直接整流平滑した電圧でもよいし、不図示のトランス等で変圧した後に整流平滑した直流電圧でもよい。
[整流平滑回路の動作]
図2は、本実施例の整流平滑回路の動作波形を示す図である。詳細には、図2(a)は商用交流電源201の電圧波形を示す図、図2(b)は平滑コンデンサ212の両端電圧の波形を示す図、図2(c)は商用交流電源201から整流平滑回路に流れる電流の波形を示す図である。いずれも横軸は時間を示している。ここで、図2では、平滑コンデンサ212が商用交流電源201から充電される区間及びその後のダイオードの逆回復動作区間を、区間1、区間2、区間3に分割して示している。また、図1−1(a)〜図1−2(d)には、図2に示す区間1、区間2、区間3に対応して、本実施例の整流平滑回路及び電圧検知回路325に流れる電流の経路(電流ルート)を、太い実線で示している。以下、各区間について説明する。
(区間1:図1−1(a))
図1−1(a)に示す区間1は、平滑コンデンサ212の両端電圧よりも商用交流電源201の電圧の方が高くなっている区間である。このため、商用交流電源201からフィルタ部206及び整流部211を介して平滑コンデンサ212に充電が行われる。このとき、負の半波の期間では、電流ルート上のダイオード210及び207に流れる電流は順方向である。具体的には、図1−1(a)では、商用交流電源201のNEUTRALからダイオード210の順方向、平滑コンデンサ212、ダイオード207の順方向、商用交流電源201のLIVE、の経路で電流が流れる。区間1において平滑コンデンサ212への充電が行われ、平滑コンデンサ212の両端電圧とダイオード210及び207の順方向電圧の和が商用交流電源201の電圧と等しくなると、平滑コンデンサ212の充電動作は終了する。
(区間2:図1−1(b)、図1−2(c))
その後、区間2に移行し、ダイオード210及びダイオード207は逆回復動作を開始する。ダイオード210及びダイオード207の逆回復動作中は、ダイオード210及びダイオード207の逆方向に電流が流れ、図1−1(b)に示す電流ルートで電流が流れる。具体的には、図1−1(b)では、商用交流電源201のLIVEからダイオード207の逆方向、平滑コンデンサ212、ダイオード210の逆方向、商用交流電源201のNEUTRAL、の経路で電流が流れる。ダイオード210及びダイオード207は、逆回復のスピードに差があるため、どちらか一方が先に逆回復動作を終える。
例えば、ダイオード207がダイオード210より先に逆回復動作を終えた場合、図1−2(c)に示す電流ルートでダイオード210の逆回復動作が継続される。具体的には、図1−2(c)では、商用交流電源201のLIVEからダイオード313の順方向、抵抗315、抵抗318、抵抗317、平滑コンデンサ212、ダイオード210の逆方向、商用交流電源201のNEUTRAL、の経路で電流が流れる。本実施例では、抵抗315及び抵抗318が図1−2(c)の電流ルート上に存在するため、電流が制限される。これにより、区間2においてダイオード313の素子破壊を防ぐことができる。
(区間3:図1−2(d))
その後、ダイオード207に続きダイオード210も逆回復動作を終了すると、図1−2(c)に示す電流ルートでの電流は流れなくなり、区間3に移行する。区間3では、区間2で順方向に電流が流れていたダイオード313が逆回復動作を行う。区間3の電流ルートを図1−2(d)に示す。具体的には、図1−2(d)では、商用交流電源201のNEUTRALからダイオード314の順方向、抵抗316、抵抗315、ダイオード313の逆方向、商用交流電源201のLIVE、の経路で電流が流れる。本実施例では、抵抗315及び抵抗316が区間3の電流ルート上に存在するため、電流が制限される。これにより、区間3においてダイオード313及び314の素子破壊を防ぐことができる。
(正の半波の期間の場合)
なお、正の半波の期間では、図1−1(a)において、商用交流電源201のLIVE、ダイオード208の順方向、平滑コンデンサ212、ダイオード209の順方向、商用交流電源201のNEUTRAL、の経路で電流が流れる。また、ダイオード208及びダイオード209の逆回復動作時には、図1−1(b)において、次のような電流ルートとなる。即ち、商用交流電源201のNEUTRAL、ダイオード209の逆方向、平滑コンデンサ212、ダイオード208逆方向、商用交流電源201のLIVE、の経路で電流が流れる。ダイオード208及びダイオード209は、逆回復のスピードに差があるため、どちらか一方が先に逆回復動作を終える。また、ダイオード209の方が先に逆回復動作を終えた場合には、図1−2(c)において、次のような電流ルートとなる。即ち、商用交流電源201のNEUTRAL、ダイオード314の順方向、抵抗316、抵抗318、抵抗317、平滑コンデンサ212、ダイオード208の逆方向、商用交流電源201のLIVE、の経路で電流が流れる。ダイオード209の逆回復動作も終了し、ダイオード314の逆回復動作が開始されると、図1−2(d)において、次のような電流ルートとなる。即ち、商用交流電源201のLIVE、ダイオード313の順方向、抵抗315、抵抗316、ダイオード314の逆方向、商用交流電源201のNEUTRAL、の経路で電流が流れる。
ここで、従来例では、ダイオード107及びダイオード108に、抵抗315及び抵抗316に相当する抵抗が接続されていないため、図7(c)に示す電流波形では、区間3で大きな電流が流れていた。このため、従来例では、ダイオード107やダイオード108の素子破壊を防止できなかった。一方、本実施例では、ダイオード313のカソード端子に抵抗315が、ダイオード314のカソード端子に抵抗316が、それぞれ接続されている。このため、抵抗315及び抵抗316が流れる電流を制限するため、図2(c)に示す電流波形では、区間3で大きな電流が流れず、ダイオード313やダイオード314の素子破壊を防止することができる。また、電圧検知回路325が有する抵抗315及び抵抗316を電流制限用の抵抗としているため、逆回復動作を禁止する専用の回路を設ける必要もない。
以上、本実施例によれば、安価な構成で、整流素子の逆回復動作時の素子破壊を防止することができる。
[整流平滑回路及び電圧検知回路の構成]
図3−1、図3−2に実施例2の整流平滑回路及び電圧検知回路の構成を示す。本実施例の整流平滑回路は、商用交流電源201、フィルタ部206、整流部211、平滑コンデンサ212、電圧検知回路326を備える。なお、フィルタ部206、整流部211、平滑コンデンサ212の構成は、実施例1と同じであるため、同じ符号を付し、説明を省略する。また、以下の説明は負の半波の期間における動作であるが、実施例1と同様に正の半波の期間においても同様の効果を得ることができるため、説明を省略する。
本実施例の電圧検知回路326は、実施例1の電圧検知回路325から抵抗316を削除して、ダイオード314のカソード端子と、電流制限素子である抵抗315の他端を短絡した構成である。なお、実施例1の電圧検知回路325から抵抗316ではなく抵抗315を削除して、ダイオード313のカソード端子と、抵抗316の他端を短絡した構成としてもよい。電圧検知回路326の他の構成は、実施例1の電圧検知回路325と同じであるため、同じ符号を付し、説明を省略する。また、本実施例においても、実施例1と同様に、区間1、区間2、区間3に分けて説明する。図3−1(a)は区間1の電流ルート、図3−1(b)、図3−2(c)は区間2の電流ルート、図3−2(d)は区間3の電流ルートを、それぞれ太い実線で示している。なお、図3−1(a)の区間1、図3−1(b)の区間2、図3−2(c)の区間2については、実施例1で説明した図1−1(a)〜図1−2(c)と同じであるため、説明を省略する。
本実施例の構成では、ダイオード313のカソード端子には抵抗315が接続されているが、ダイオード314のカソード端子には抵抗315に相当する抵抗が接続されていない。このため、正の半波の期間にコンデンサ322を充電する場合と、負の半波の期間にコンデンサ322を充電する場合とで、時定数が異なる。しかし、図3−2(c)及び図3−2(d)に示す電流ルート上に抵抗315が必ず存在するため、ダイオード313及びダイオード314の逆回復電流による素子破壊を防ぐことができる。即ち、図3−2(d)に示すように、ダイオード314の逆回復動作中であっても、抵抗315が電流制限抵抗として機能する。また、電圧検知回路326が有する抵抗315を電流制限用の抵抗としているため、逆回復動作を禁止する専用の回路を設ける必要もない。
以上、本実施例によれば、安価な構成で、整流素子の逆回復動作時の素子破壊を防止することができる。
[整流平滑回路及び電圧検知回路の構成]
図4−1、図4−2に実施例3の整流平滑回路及び放電部であるアクティブ放電回路を示す。本実施例の整流平滑回路は、商用交流電源201、フィルタ部206、整流部211、平滑コンデンサ212、アクティブ放電回路219を備える。なお、フィルタ部206、整流部211、平滑コンデンサ212の構成は、実施例1と同じであるため、同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施例のアクティブ放電回路219は、アクティブ放電回路219よりも前段に接続されたフィルタ部206のXコンデンサ202の電荷を、所定時間内に放電する機能を有している。これは、機器から電源ケーブルが抜かれた際や、機器につながる電源ケーブルが一般コンセントから抜かれた際に、ユーザの感電を防止するための機能である。
アクティブ放電回路219は、ダイオード213及びダイオード214、スイッチ素子217、電圧検知回路218、抵抗215、216から構成される。電圧検知回路218は、商用交流電源201から機器に電圧が供給されているか又は遮断されているかを検知する。例えば、LIVE−NEUTRAL間(以下、ライン間ともいう)の電圧が交流電圧か直流電圧かを検知する。商用交流電源201から機器に電圧が供給されている場合、ライン間は交流電圧になる。一方、商用交流電源201から機器への電圧の供給が遮断(停止)されている場合、ライン間の電圧は、Xコンデンサ202に蓄えられた電荷による直流電圧となる。なお、電圧検知回路218に供給される直流電圧Vccは、商用交流電源201の電圧を直接整流平滑した電圧でも構わないし、トランス等で変圧した後に整流平滑した電圧でも構わない。本実施例では、電圧検知回路218は商用交流電源201とフィルタ部206の間に接続されている。しかし、商用交流電源201から機器に電圧が供給されているか又は遮断されているかを検知できる構成であれば、どこに接続してもよい。
また、アクティブ放電回路219において、整流部211の交流入力端に、ダイオード213及びダイオード214のカソード端子がそれぞれ接続されている。そして、ダイオード213のアノード端子は抵抗216の一端と接続され、ダイオード214のアノード端子は抵抗215の一端と接続されている。また、抵抗216の他端と抵抗215の他端とが接続され、その接続点はスイッチ素子217の一端に接続されている。なお、スイッチ素子217の他端は、整流部211の出力端に接続されている。
スイッチ素子217は、電圧検知回路218の検知結果に基づいて接続又は遮断される。スイッチ素子217は、商用交流電源201から機器に電圧が供給されている状態、即ち交流電圧を検知している場合には非導通である。一方、電圧検知回路218により直流電圧が検知され、商用交流電源201から機器への電圧の供給が遮断された状態では、スイッチ素子217は導通する。そして、スイッチ素子217が導通することにより、アクティブ放電回路219は、Xコンデンサ202に蓄えられた電荷を放電する。
ここで、正の半波の期間に商用交流電源201から機器への電圧の供給が遮断された場合、Xコンデンサ202に蓄えられた電荷は、次の電流ルートで放電される。即ち、Xコンデンサ202に蓄えられた電荷は、ダイオード208の順方向、スイッチ素子217、抵抗215、ダイオード214の順方向、の電流ルートで放電される。一方、負の半波の期間に商用交流電源201から機器への電圧の供給が遮断された場合、Xコンデンサ202に蓄えられた電荷は、次の電流ルートで放電される。即ち、Xコンデンサ202に蓄えられた電荷は、ダイオード210の順方向、スイッチ素子217、抵抗216、ダイオード213の順方向、の電流ルートで放電される。本実施例では、スイッチ素子217としてリレーを用いているが、トランジスタ、電界効果トランジスタ(FET)等、別のスイッチング素子を用いてもよい。
[整流平滑回路の動作]
本実施例の整流平滑回路の動作波形は図2で説明した動作波形と同様であるため、以下、図2を用いて説明する。平滑コンデンサ212に商用交流電源201から充電される区間、及びその後の逆回復動作区間を、区間1、区間2、区間3に分割している。また、図4−1(a)に区間1、図4−1(b)、図4−2(c)に区間2、図4−2(d)に区間3における本実施例の整流平滑回路に流れる電流の電流ルートを太い実線で示す。
(区間1:図4−1(a))
図4−1(a)に示す区間1は、平滑コンデンサ212の両端電圧よりも商用交流電源201の電圧の方が高いため、商用交流電源201からフィルタ部206及び整流部211を介して平滑コンデンサ212に充電が行われる。このとき、正の半波の期間では、電流ルート上のダイオード208及びダイオード209に流れる電流は順方向である。具体的には、図4−1(a)では、商用交流電源201のLIVEからダイオード208の順方向、平滑コンデンサ212、ダイオード209の順方向、商用交流電源201のNEUTRAL、の経路で電流が流れる。区間1において平滑コンデンサ212への充電が行われ、平滑コンデンサ212の両端電圧とダイオード208及びダイオード209の順方向電圧の和が、商用交流電源201の電圧と等しくなると、平滑コンデンサ212の充電動作は終了する。
(区間2:図4−1(b)、図4−2(c))
その後区間2に移行すると、ダイオード208及びダイオード209は、逆回復動作を開始する。逆回復動作中はダイオード208及びダイオード209の逆方向に電流が流れ、図4−1(b)に示す電流ルートで電流が流れる。具体的には、図4−1(b)では、商用交流電源201のNEUTRALからダイオード209の逆方向、平滑コンデンサ212、ダイオード208の逆方向、商用交流電源201のLIVE、の経路で電流が流れる。ダイオード208及びダイオード209は、逆回復のスピードに差があるため、どちらか一方が先に逆回復動作を終える。このとき、アクティブ放電回路219のスイッチ素子217が導通していなければ、即ち、商用交流電源201から電圧が供給されている状態であれば、ダイオード208及びダイオード209の逆回復動作は終了する。
しかし、例えば、ダイオード208がダイオード209より先に逆回復動作を終え、且つこのときスイッチ素子217が導通している場合、図4−2(c)に示す電流ルートでダイオード209の逆回復動作が継続される。具体的には、図4−2(c)では、商用交流電源201のNEUTRALからダイオード209の逆方向、平滑コンデンサ212、スイッチ素子217、抵抗216、ダイオード213の順方向、商用交流電源201のLIVE、の経路で電流が流れる。ここで、スイッチ素子217が導通する場合とは、上述したように、商用交流電源201から機器への電圧の供給が停止され、電圧検知回路218が直流電圧を検知してスイッチ素子217を導通させた場合がある。また、商用交流電源201から機器への電圧の供給が行われているにもかかわらず、電圧検知回路218の誤動作やスイッチ素子217の誤動作によって、スイッチ素子217が導通する場合等もある。
本実施例では、ダイオード209の逆回復動作時にスイッチ素子217が導通した場合でも、抵抗216が図4−2(c)に太い実線で示す電流ルート上に存在するため、電流が制限される。これにより、整流素子の逆回復期間である区間2において、スイッチ素子217が導通した場合であっても、ダイオード213及びスイッチ素子217の素子破壊を防ぐことができる。
(区間3:図4−2(d))
その後、ダイオード208に続きダイオード209も逆回復動作を終了すると、図4−2(c)に示す電流ルートでの電流は流れなくなり、区間3に移行する。区間3では、区間2で順方向に電流が流れていたダイオード213が逆回復動作を行う。図4−2(d)に、区間3の逆回復動作時の電流ルートを示す。具体的には、図4−2(d)では、商用交流電源201のLIVEからダイオード213の逆方向、抵抗216、抵抗215、ダイオード214の順方向、商用交流電源201のNEUTRAL、の経路で電流が流れる。本実施例では、抵抗215及び抵抗216が区間3の電流ルート上に存在するため、電流が制限される。これにより、区間3においてダイオード213及びダイオード214の素子破壊を防ぐことができる。本実施例の区間3においても、図2(c)に示すように、抵抗215及び抵抗216によって、商用交流電源201から機器に入力される電流が制限されている。また、アクティブ放電回路219が有する抵抗215及び抵抗216を電流制限用の抵抗としているため、逆回復動作を禁止する専用の回路を設ける必要もない。
(負の半波の期間の場合)
なお、正の半波の期間の動作を説明したが負の半波の期間においても同様の効果が得られる。詳細には、負の半波の期間では、図4−1(a)において、商用交流電源201のNEUTRAL、ダイオード210の順方向、平滑コンデンサ212、ダイオード207の順方向、商用交流電源201のLIVE、の電流ルートで電流が流れる。また、ダイオード207及びダイオード210の逆回復動作時には、図4−1(b)において電流ルートは次のようになる。即ち、商用交流電源201のLIVE、ダイオード207の逆方向、平滑コンデンサ212、ダイオード210の逆方向、商用交流電源201のNEUTRAL、の電流ルートで電流が流れる。また、ダイオード210の方が先に逆回復動作を終え、ダイオード207の逆回復動作時にスイッチ素子217が導通した場合、図4−2(c)において電流ルートは次のようになる。即ち、商用交流電源201のLIVE、ダイオード207の逆方向、平滑コンデンサ212、スイッチ素子217、抵抗215、ダイオード214の順方向、商用交流電源201のNEUTRAL、の電流ルートで電流が流れる。そして、ダイオード214の逆回復動作が開始されると、図4−2(d)において電流ルートは次のようになる。即ち、商用交流電源201のNEUTRAL、ダイオード214の逆方向、抵抗215、抵抗216、ダイオード213の順方向、商用交流電源201のLIVE、の電流ルートで電流が流れる。
[図4−1、図4−2の変形例]
図4−1、図4−2のアクティブ放電回路219において、抵抗215と抵抗216の接続点と、スイッチ素子217との間に、Xコンデンサ202の放電抵抗として機能する抵抗が接続されている場合には、実施例2の構成を適用することが可能である。即ち、抵抗215と抵抗216の接続点と、スイッチ素子217との間に、抵抗が接続されている場合には、抵抗215及び抵抗216のいずれか一方を削除してもよい。具体的には、抵抗215を削除して、ダイオード214のアノード端子と抵抗216の他端を接続したり、抵抗216を削除して、ダイオード213のアノード端子と抵抗215の他端を接続したりした構成としてもよい。
以上、本実施例によれば、安価な構成で、整流素子の逆回復動作時の素子破壊を防止することができる。
実施例1〜3で説明した整流平滑回路は、例えば画像形成装置の電源装置の整流平滑回路として適用可能である。即ち、実施例1〜3で説明した平滑コンデンサ212により平滑された電圧が、画像形成装置に搭載されたスイッチングコンバータ等の電源装置に供給される構成として適用可能である。以下に、実施例1〜3の整流平滑回路が適用される電源装置を搭載する画像形成装置の構成を説明する。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタを例にあげて説明する。図5に電子写真方式のプリンタの一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す。レーザビームプリンタ1300は、静電潜像が形成される像担持体としての感光ドラム1311、感光ドラム1311を一様に帯電する帯電部1317(帯電手段)を備えている。またレーザビームプリンタ1300は、感光ドラム1311に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部1312(現像手段)を備えている。そして、感光ドラム1311に現像されたトナー像をカセット1316から供給された記録材としてのシート(不図示)に転写部1318(転写手段)によって転写して、シートに転写したトナー像を定着器1314で定着してトレイ1315に排出する。この感光ドラム1311、帯電部1317、現像部1312、転写部1318が画像形成部である。また、レーザビームプリンタ1300は、実施例1〜3で説明した整流平滑回路を有する電源装置1400を備えている。尚、実施例1〜3の整流平滑回路を有する電源装置1400を適用可能な画像形成装置は、図5に例示したものに限定されず、例えば複数の画像形成部を備える画像形成装置であってもよい。更に、感光ドラム1311上のトナー像を中間転写ベルトに転写する一次転写部と、中間転写ベルト上のトナー像をシートに転写する二次転写部を備える画像形成装置であってもよい。
以上、本実施例によれば、画像形成装置が備える電源装置に適用された整流平滑回路において、安価な構成で、整流素子の逆回復動作時の素子破壊を防止することができる。
211 整流部
212 平滑コンデンサ
313、314 ダイオード
315、316 抵抗

Claims (12)

  1. 第一ラインと第二ラインを介して供給される交流電圧を整流する整流部と、
    前記整流部により整流された電圧を平滑する平滑コンデンサと、
    を備え、前記平滑コンデンサから出力される電圧を負荷に供給する電源装置であって、
    前記第一ラインにカソード端子が接続された第一ダイオードと、
    前記第二ラインにカソード端子が接続された第二ダイオードと、
    一端が前記第一ダイオードのアノード端子に接続された第一電流制限素子と、
    一端が前記第二ダイオードのアノード端子に接続された第二電流制限素子と、
    を備え、
    前記第一電流制限素子の他端と前記第二電流制限素子の他端とが接続されたことを特徴とする電源装置。
  2. 前記第一ラインと前記第二ラインの間であって、前記第一ダイオード及び前記第二ダイオードとの接続点よりも前段に接続されたXコンデンサを有するフィルタ部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第一ダイオードと、前記第二ダイオードと、前記第一電流制限素子と、前記第二電流制限素子と、前記交流電圧を検知する電圧検知手段と、前記第一電流制限素子の他端と前記第二電流制限素子の他端との接続点に接続され、前記電圧検知手段の検知結果に基づいて接続又は遮断されるスイッチ素子と、を有する放電部を備え、
    前記第一電流制限素子及び前記第二電流制限素子は、前記スイッチ素子が接続されている場合に、前記Xコンデンサに蓄えられた電荷の放電を行うことを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  4. 前記スイッチ素子は、前記電圧検知手段により前記交流電圧が供給されている場合に遮断され、前記電圧検知手段により前記交流電圧が供給されていない場合に接続されることを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  5. 前記第一電流制限素子及び前記第二電流制限素子は、抵抗であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電源装置。
  6. 第一ラインと第二ラインを介して供給される交流電圧を整流する整流部と、
    前記整流部により整流された電圧を平滑する平滑コンデンサと、
    を備え、前記平滑コンデンサから出力される電圧を負荷に供給する電源装置であって、
    前記第一ラインにカソード端子が接続された第一ダイオードと、
    前記第二ラインにカソード端子が接続された第二ダイオードと、
    一端が前記第一ダイオードのアノード端子及び前記第二ダイオードのアノード端子のいずれか一方に接続された電流制限素子と、
    を備え、
    前記第一ダイオードのアノード端子及び前記第二ダイオードのアノード端子のうち前記電流制限素子と接続されていない方のダイオードのアノード端子と前記電流制限素子の他端とが接続され
    前記電流制限素子と接続されていない方のダイオードのアノード端子と前記電流制限素子の他端との接続点に一端が接続された抵抗を備えたことを特徴とする電源装置。
  7. 前記第一ラインと前記第二ラインの間であって、前記第一ダイオード及び前記第二ダイオードとの接続点よりも前段に接続されたXコンデンサを有するフィルタ部を備えることを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
  8. 前記第一ダイオードと、前記第二ダイオードと、前記電流制限素子と、前記抵抗と、前記交流電圧を検知する電圧検知手段と、前記抵抗の他端に接続され、前記電圧検知手段の検知結果に基づいて接続又は遮断されるスイッチ素子と、を有する放電部を備え、
    前記電流制限素子及び前記抵抗は、前記スイッチ素子が接続されている場合に、前記Xコンデンサに蓄えられた電荷の放電を行うことを特徴とする請求項7に記載の電源装置。
  9. 前記スイッチ素子は、前記電圧検知手段により前記交流電圧が供給されている場合に遮断され、前記電圧検知手段により前記交流電圧が供給されていない場合に接続されることを特徴とする請求項8に記載の電源装置。
  10. 前記電流制限素子は、抵抗であることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の電源装置。
  11. 前記整流部は、ダイオードブリッジであることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電源装置。
  12. 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の電源装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2013132967A 2013-06-25 2013-06-25 電源装置及び画像形成装置 Active JP6207256B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013132967A JP6207256B2 (ja) 2013-06-25 2013-06-25 電源装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013132967A JP6207256B2 (ja) 2013-06-25 2013-06-25 電源装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015008602A JP2015008602A (ja) 2015-01-15
JP6207256B2 true JP6207256B2 (ja) 2017-10-04

Family

ID=52338514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013132967A Active JP6207256B2 (ja) 2013-06-25 2013-06-25 電源装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6207256B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002078233A (ja) * 2000-08-28 2002-03-15 Sharp Corp 停電処理装置
JP2004279278A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Sharp Corp 電源装置
JP2007274818A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Toshiba Corp 整流装置
JP4985756B2 (ja) * 2009-12-24 2012-07-25 ダイキン工業株式会社 逆回復電流防止装置ならびにモータ駆動装置
TWI437239B (zh) * 2010-04-07 2014-05-11 Richpower Microelectronics 電壓偵測器以及使用該電壓偵測器的保護裝置
JP5887081B2 (ja) * 2011-07-26 2016-03-16 ローム株式会社 Ac/dcコンバータおよびそれを用いたac電源アダプタおよび電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015008602A (ja) 2015-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9897964B2 (en) Power supply apparatus and image forming apparatus
JP6143499B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
US8761631B2 (en) Power supply including zero-cross detection circuit, and image forming apparatus
KR101487054B1 (ko) 방전 회로 및 전원
JP6075827B2 (ja) スイッチング電源装置及び画像形成装置
JP7114364B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP5974952B2 (ja) 電源システム、同電源システムを備えた画像形成装置
US9665060B2 (en) Power supply apparatus, image forming apparatus, and noise filter
JP7040884B2 (ja) 電源装置、画像形成装置および制御方法
JP6444090B2 (ja) 整流平滑回路、電源装置及び画像形成装置
JP2017188978A (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP6451219B2 (ja) 電源装置および画像形成装置
JP2014117129A (ja) 電源装置およびそれを備えた電子機器
JP6207256B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP5904807B2 (ja) 電源、及び、画像形成装置
JP3610830B2 (ja) 電源装置
JP2017041949A (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP2015111204A (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP2016082714A (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP6566688B2 (ja) ゼロクロス検知回路、電源装置、及び画像形成装置
JP6406798B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP6562618B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP6335438B2 (ja) スイッチ制御装置及び画像形成装置
JP5401045B2 (ja) 電源回路
JP2013158211A (ja) 放電回路及び放電回路を備えた電源

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160215

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170905

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6207256

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151