JP6205462B1 - 転倒防止装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、索状物とは、ロープ、ケーブル、ベルト、鎖などの柔軟性を持った長尺状のものをいう。
実施形態1の転倒防止装置1は、図1に示すように、家具Fの上面と天井Cとの間に取り付けられる。家具Fは床面から鉛直方向に伸びた壁面Wに背面を対向させて床面上に設置されている。また、この家具Fは、直方体形状であり、図示しない扉や引き出し等を有し、内部に衣類や装身具等を収納することができる。この家具Fは、転倒防止装置1が取り付けられていない場合、地震等の揺れによって、前方向(図1において右方向)に傾いて転倒するおそれがある。
第1ベース部11には、滑車19が取り付けられているが、その他の構造は、第1ベース部11と第2ベース部13では共通している。そのため、第1ベース部11と第2ベース部13の共通部分については、第1ベース部11のみを説明する。
また、本実施形態の転倒防止装置1では、ロープ21を引っ張るという単純な動作でダンパ7を縮めることができるから、作業性が高い。
次に、実施形態2に係る転倒防止装置について、図5〜7を参照しつつ説明する。なお、実施形態2に係る転倒防止装置において、上記実施形態1の転倒防止装置と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。実施形態2では、次の点が、実施形態1と相違している。
すなわち、実施形態2に係る転倒防止装置では、第2ベース部113内に、滑車19に掛け渡されるロープ21を巻き取るウインチ51が組み込まれている。
ジョイント部123は、下部に平坦な面123Bが形成され、この面123Bにロッド5の先端部が取り付けられている。ジョイント部123は、下部の平坦な面123Bから、上方に曲がりながら上り、略垂直状になった中間部に形成された貫通孔123Cに、ブッシュ41が取り付けられ、ブッシュ41にボルト29の軸部29Bが挿入されている。
実施形態2の転倒防止装置では、第1アセンブリ15及び第2アセンブリ17のいずれか他方(第2アセンブリ17)に取り付けられ、ロープ21を巻き取るウインチ51を備えている。ロープ21をウインチ51で巻き取ることで、より簡便にダンパ7を縮めることができ、作業性が向上する。
実施形態2の転倒防止装置では、ウインチ51が第2ベース部13に取り付けられている。ウインチ51を、滑車19のある第1ベース部11に取り付けると、第1ベース部11には、滑車19及びウインチ51の取り付けスペースを確保するため、それらの配置等を考慮して複雑な構成としなければならない。実施形態2のように、ウインチ51を滑車19のない第2ベース部13に取り付けることで簡易な構成を採用することができる。
次に、実施形態3に係る転倒防止装置について、図8を参照しつつ説明する。なお、実施形態3に係る転倒防止装置において、上記実施形態1の転倒防止装置と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。実施形態3では、次の点が、実施形態1と相違している。
すなわち、実施形態3に係る転倒防止装置では、第1ベース部211内の滑車が複数個の小型の滑車19A,19B,19Cとされている点が実施形態1と異なる。この実施形態3においても、複数個の滑車19A,19B,19Cがまとまって、1つの動滑車の役割を果たし、ダンパ7を圧縮する際に要する力を半減させる。よって、従来の場合と比較して少ない力(半分の力)で、ダンパ7を縮めることができ、作業性が高い。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上述の実施形態1〜3では、転倒防止装置を家具Fに対して取り付けたが、地震等の揺れによって転倒するおそれのある、書棚、冷蔵庫等の物品に対して取り付けてもよい。
(2)上述の実施形態1〜3では、第1アセンブリ15に、滑車19,19A,19B,19Cが取り付けられている態様を示したが、第2アセンブリ17に滑車を備えてもよい。
(3)上述の実施形態1〜3では、ロッドカバー31に、ロープ21の一端が取り付けられている態様を示したが、ロープ21の一端は、第2アセンブリ17の構成部材に取り付けられていればよく、第2ベース部13に取り付けられていてもよい。
(4)上述の実施形態1〜3では、ロッド5にはがロッドカバー31が付属している態様を示したが、ロッドカバー31がなくてもよい。この場合には、ロープ21は第2ベース部13に一端が取り付けられる。
(5)上述の実施形態では、圧効きダンパ7を利用したが、収縮動作時に所定の減衰力を発揮するものであれば、両効きダンパであってもよい。
(7)上述の実施形態1〜3では、シリンダ3内に圧縮ガスを封入して伸張方向に圧縮ガスの膨張力が働くようにしたが、他の方式で伸張方向に働く力を発生させてもよい。
(9)上述の実施形態2では、ウインチ51は手動としたが、動力駆動であってもよい。
(10)上述の実施形態1〜3では、シリンダ3は作動油及び圧縮ガスを封入しているとしたが、圧縮ガスの代わりにコイルバネを収容してもよい。
Claims (4)
- 物品の上面と天井との間に取り付けられる転倒防止装置であって、
伸縮して減衰力を発揮するダンパと、
前記ダンパの伸縮に伴って相対的に遠ざかったり近づいたりする第1アセンブリ及び第2アセンブリと、
前記第1アセンブリ及び前記第2アセンブリのいずれか一方に取り付けられた滑車と、
前記第1アセンブリ及び前記第2アセンブリのいずれか他方に一端が取り付けられ、前記滑車に掛け渡された索状物と、
を備えていることを特徴とする転倒防止装置。 - 前記第1アセンブリ及び前記第2アセンブリのいずれか他方に取り付けられ、前記索状物を巻き取るウインチを備えていることを特徴とする請求項1記載の転倒防止装置。
- 前記ダンパは、シリンダ、及び前記シリンダの一端側から突出したロッドを有しており、
前記第1アセンブリは、前記シリンダ、及び前記シリンダの他端に連結され、前記物品の上面に当接する第1ベース部を有しており、
前記第2アセンブリは、前記ロッド、前記ロッドの先端に連結され、前記天井に当接する第2ベース部、及び前記ロッドに取り付けられたロッドカバーを有しており、
前記滑車は前記第1ベース部に取り付けられており、
前記索状物は前記ロッドカバーに一端が取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の転倒防止装置。 - 前記ウインチは前記第2ベース部に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の転倒防止装置。
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- 2017-03-30 TW TW106110810A patent/TW201800682A/zh unknown
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