JP2011161085A - 家具転倒防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 地震の振動により家具が転倒することを防止する家具転倒防止装置の改良に関し、家具が壁面から離れる際に減衰力を発生して壁面や取付具の破損を防ぐことを目的とする。
【解決手段】 壁面Wに繋がれる壁面側係止具3wと、家具Fに繋がれる家具側係止具3fと、これら両係止具3w、3fの間に介装される転倒防止装置本体Hとからなり、上記転倒防止装置本体Hは、地震の振動で家具が揺れる際に上記壁面Wに加わる衝撃を減衰する減衰力発生装置1と、この減衰力発生装置1と直列に設けられる伸縮可能な長さ調整装置2とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 壁面Wに繋がれる壁面側係止具3wと、家具Fに繋がれる家具側係止具3fと、これら両係止具3w、3fの間に介装される転倒防止装置本体Hとからなり、上記転倒防止装置本体Hは、地震の振動で家具が揺れる際に上記壁面Wに加わる衝撃を減衰する減衰力発生装置1と、この減衰力発生装置1と直列に設けられる伸縮可能な長さ調整装置2とを備える。
【選択図】 図1
Description
この発明は、地震の振動により家具が転倒することを防止する家具転倒防止装置の改良に関する。
地震の振動により家具が転倒することを防止する家具転倒防止装置は、例えば、部屋の壁面に箪笥や本棚等の家具を連結して、地震による振動で家具が転倒することを防止する。
従来、この種の家具転倒防止装置として種々の提案がされている。例えば、特許文献1に開示の家具転倒防止装置は、壁面と家具を連結することにより家具の転倒防止を図るものである。
上記壁面及び上記家具には、家具転倒防止装置を取り付けるための取付具がそれぞれボルト固定されてなり、家具転倒防止装置は、上記取付具の間に介装される。
上記家具転倒防止装置は、図7に示すように、両端にフック300、300を備えるターンバックル100と、紐200とからなる。
そして、まず、壁面に固定される取付具W1に上記ターンバックル100の一端側のフック300を引っ掛け、家具Fに固定される取付具F1に取り付けられる紐200に上記ターンバックル100の他端側のフック300を引っ掛ける。
次いで、上記ターンバックル100を回転して紐200を適宜張力に調整することにより家具Fが壁面から離れることを防止して家具の転倒を防止する。
上記従来の家具転倒防止装置は、地震発生時に家具の転倒を防止することが可能となり、機能上特に問題はないが以下の不具合を指摘される虞がある。
即ち、地震で家具が揺れる場合において、地震による振動で家具が壁面から離れる方向に振れる際の家具に家具転倒防止装置が引っ張られることによる衝撃は、家具転倒防止装置を介して壁面及び取付具に直接作用し、これが繰り返されるため、当該取付具を固定するボルトが外れたり壁面が破損したりする虞がある。
そこで、本発明の目的は、地震の振動で家具が揺れる際に、取付具に加わる衝撃を熱エネルギーに変換して減衰し、壁面及び壁面側の取付具に作用する力を軽減することが可能な家具転倒防止装置を提供することである。
上記課題を解決するための手段は、家具転倒防止装置が壁面に繋がれる壁面側係止具と、家具に繋がれる家具側係止具と、これら両係止具の間に介装される転倒防止装置本体とからなり、上記転倒防止装置本体は、地震の振動で家具が揺れる際に上記壁面に加わる衝撃を減衰する減衰力発生装置と、この減衰力発生装置と直列に設けられる伸縮可能な長さ調整装置とを備えることである。
本発明によれば地震の振動で家具が揺れる際、減衰力発生装置が壁面や取付具に加わる衝撃を減衰し、壁面や取付具に作用する力を軽減して壁面や取付具の破損を防ぐことが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を示す家具転倒防止装置について図面を参照しながら説明する。
いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品かまたはそれに対応する部品を示す。
本実施の形態に係る家具転倒防止装置は、図1に示すように、壁面Wに繋がれる壁面側係止具3wと、家具Fに繋がれる家具側係止具3fと、これら両係止具3w、3fの間に介装される転倒防止装置本体Hとからなる。
そして、上記転倒防止装置本体Hは、地震の振動で家具Fが揺れる際に上記壁面Wに加わる衝撃を減衰する減衰力発生装置1と、この減衰力発生装置1に直列に連結される伸縮可能な長さ調整装置2とを備える。
以下に、上記家具転倒防止装置の各構成部品についてそれぞれ説明する。
上記家具転倒防止装置は、図2に示すように、従来の家具転倒防止装置と同様に部屋の壁面Wに箪笥や本棚等の家具Fを連結して、地震による振動で家具Fが転倒することを防止する。
上記家具転倒防止装置は、壁面側係止具3wが壁面WにボルトBで固定される壁面側の取付具W1を介して壁面Wに繋がれて、家具側係止具3fが家具FにボルトBで固定される家具側の取付具F1を介して家具Fに繋がれることにより、壁面Wに家具Fを連結する。
上記両係止具3w、3fは、図1に示すように、フック状に形成される頭部30と、この頭部30に延設される環状のケース31と、このケース31内に嵌挿される環状のソケット32とからなる。
上記各係止具3w、3fの頭部30が転倒防止装置本体Hにそれぞれ溶接固定され、上記各係止具3w、3fのソケット32に上記両取付具W1、W2をそれぞれ係合することにより、家具転倒防止装置が壁面Wと家具Fとの間に介装される。
尚、上記係止具3w、3f及び取付具W1、W2の構成は、図示するところの限りではなく、壁面W若しくは家具Fとの連結が可能な限りにおいて適宜構成を選択することが可能である。
上記両係止具3w、3fの間に介装される転倒防止装置本体Hは、地震の振動で家具が揺れる際に壁面側の取付具に加わる衝撃を減衰する減衰力発生装置1と、この減衰力発生装置1と直列に設けられる伸縮可能な長さ調整装置2とからなる。
上記減衰力発生装置1は、伸張する際にのみ減衰力を発生する所謂片効きのダンパに設定されてなり、地震の振動により家具Fが壁面Wから離れる方向に振れる場合に減衰力を発生しながら伸張し、地震の振動により家具Fが壁面に向けて振れる場合には速やかに収縮する。
具体的に上記減衰力発生装置1は、一方の係止具たる家具側係止具3fに長さ調整装置2を介して結合され作動流体を収容するシリンダ10と、他方の係止具たる壁面側係止具3wに結合されるロッド4とを備え、このロッド4が上記シリンダ10内に出没することにより伸縮する。
尚、本実施の形態に係る減衰力発生装置1は、シリンダ10の図中右側開口端を封止するボトム部材11を備え、このボトム部材11で長さ調整装置2と減衰力発生装置1とを区画するがこの限りではない。
例えば、図6に示すように、シリンダ10を有底筒状に形成し、このシリンダ10の底部110で長さ調整装置2と減衰力発生装置1とを区画するとしても良い。
一方、図1に示すように、上記シリンダ10の図中左側開口側の内周には、ロッド4を軸受けする環状のロッドガイド12が加締め固定される。そして、このロッドガイド12の図中左側に一対の環状のスペーサ13、13に挟持される環状のUパッキン14を積層し、シリンダ10の図中左側開口端を内側に加締めて上記Uパッキン14を固定する。
上記Uパッキン14の内周がロッド4の外周に摺接することにより、上記Uパッキン14がシリンダ10の図中左側開口を封止する。これにより、シリンダ10内は上記Uパッキン14と上記ボトム部材11により密閉される。
上記シリンダ10内は、油系若しくは水系の作動流体で満たされ、ロッド4の先端に保持されるピストン5によってピストン側室R1とロッド側室R2とに区画される。
上記ピストン側室R1とロッド側室R2は、ロッド4が最もシリンダ10内に侵入した状態、即ち、減衰力発生装置1が最収縮状態にあるときに、等しい内圧となるよう設定される。
上記シリンダ10内に出没するロッド4は、円柱状に形成されて基端部に壁面側係止具3wが溶接固定される。また、上記ロッド4は、縮径されてなる先端部外周にピストン5を装着し、次いでナットNを螺合することにより、先端部にピストン5を保持する。
尚、ロッド4と壁面側係止具3wとの固定は、溶接以外の方法によって行うとしても良く、螺合や接着など地震の振動による衝撃に耐え得る限りにおいて適宜結合方法を選択することが可能である。
上記ロッド4の先端部に保持されるピストン5は、環状に形成されてなり、図3に示すように、ピストン側室R1とロッド側室R2とを連通するポートPを有するピストン本体50と、このピストン本体50のロッド側室側に設けられ上記ピストン本体50の座面50aに離着座して上記ポートPを開閉するバルブVと、このバルブVの開閉を規制するバルブストッパ51とを備える。
上記バルブVは、ピストン本体側に位置して外周に切欠52を有する環状の切欠リーフバルブV1と、この切欠リーフバルブV1に重なる環状のリーフバルブV2とからなり、バルブVの内周部をバルブストッパ51とピストン本体50とで挟持され、バルブVの外周部をピストン本体50の座面50aに離着座させる。
従って、減衰力発生装置1が収縮する際、加圧されたピストン側室R1の作動流体が切欠リーフバルブV1及びリーフバルブV2の外周部をロッド側室側に反らせてポートPを連通しロッド側室R2に流出する。
一方、減衰力発生装置1が伸張する際、加圧されたロッド側室R2の作動流体が切欠リーフバルブV1の切欠52を通過してピストン側室R1に流出すると同時に流動抵抗が生じて発熱し減衰力を発生する。
つまり、上記切欠リーフバルブV1の切欠52は、ロッド側室R2からピストン側室R1に作動流体が移動する際、減衰力発生装置が伸張する運動エネルギーを熱エネルギーに変換して所定の減衰力を発生し、伸側減衰力発生手段として機能し、上記切欠52による伸側減衰力は、上記切欠52の大きさ等を変更することにより任意に設定することが可能である。
また、切欠リーフバルブV1とリーフバルブV2とからなるバルブVは、ピストン側室R1からロッド側室R2に作動流体が移動することを許容する圧側チェック弁として機能する。
上記構成を備えることにより、地震の振動により家具Fが壁面Wから離れる方向に振れたとき、減衰力発生装置1は取付具W1、F1にかかる衝撃を減衰しながら伸張し、地震の振動により家具Fが壁面側に振れたとき、減衰力発生装置1は速やかに収縮して家具Fの姿勢を戻すことが可能となる。
これにより、地震で家具Fが揺れる際に壁面W及び取付具W1、F1に作用する力が軽減されて、壁面W及び取付具W1、F1が破損することを防止することが可能となる。
また、本実施の形態においては、上記バルブVの構成を備えることにより、伸側減衰力発生手段及び圧側チェック弁の構成が簡易で、ピストン5の構成を複雑化させることがないがこの限りではなく、適宜構成を選択することが可能である。
例えば、図示しないが、ピストン本体50のロッド側室側にチェックバルブを設け同ピストン側室側に積層リーフバルブを設けることにより、上記チェックバルブを圧側チェック弁、上記積層リーフバルブを伸側減衰力発生手段としても良く、その他の従来周知のバルブ構造を採用することが可能である。
また、本実施の形態においては、上述したようにロッド4がシリンダ10内に最も挿入された状態にある時、ロッド側室R2とピストン側室R1とが同圧となるよう設定されており、シリンダ10内が密閉されてなることから、減衰力発生装置1が伸張方向に引っ張られたときピストン側室R1が減圧されて減衰力発生装置1を収縮させる方向に作用する力を生じさせることが可能となる。
従って、家具Fが壁面Wから離れる方向に移動しているとき、減衰力発生装置1は常に収縮しようとする。一方、家具Fが壁面Wに向けて移動しているとき、減衰力発生装置1に力が作用しなくても減衰力発生装置1は収縮することが可能となる。
更には、減衰力発生装置1にシリンダ10内に出没するロッド4の体積分を補償するリザーバ室を設ける必要がなく、減衰力発生装置1の構成を簡易にすることが可能となる。
尚、減衰力発生装置1を収縮させる方向に作用する力を生じさせる手段は、上記以外の方法を採用しても良く、例えば、図示しないがロッドガイド12とバルブストッパ51との間にコイルスプリングを介装して減衰力発生装置1を収縮させる方向に附勢するとしても良い。
ところで、本実施の形態においては、ロッドガイド12の図中右側に環状のクッション部材15(図1)を設け、減衰力発生装置1の伸び切り時の衝撃を吸収する。
上記減衰力発生装置1に直列に結合される長さ調整装置2は、伸縮可能であり、壁面側の取付具W1と家具側の取付具F1との距離に合わせて長さ調整装置2を伸縮させることにより、上記両取付具W1、W2の間に家具転倒防止装置を介装することが可能となる。
本実施の形態において図1に示すように、長さ調整装置2は、シリンダ10の反ロッド側に延設されながら筒状に形成されて反シリンダ側端部に穿設される係止孔6aを有する外筒6と、この外筒6の反シリンダ側の開口から当該外筒6内に出没自在に挿入されて家具側係止具3fに結合される円柱状のスライド部材7と、上記外筒6の反シリンダ側端部外周に装着される略筒状の係止筒8と、この係止筒8の外周に螺合する筒状のキャップ部材9とからなる。
上記外筒6の内部は、上記シリンダ10の図中右側端部を封止するボトム部材11によって上記シリンダ11内部と区画され、当該外筒6の右側端部は家具側(反シリンダ側)に開口する。
そして、上記外筒6の反シリンダ側端部に形成される係止孔6aは、図4に示すように、外筒6の周方向に沿って等間隔に三つ形成される。
上記外筒6内に出没自在に挿入されるスライド部材7は、中空の円柱状に形成されてその外周を上記外筒6の内周に摺接させる。従って、スライド部材7が上記外筒6内でガタツクことがない。
図中には、上記スライド部材7の家具側端部に家具側係止具3fが溶接固定された状態を示すがこの限りではなく、螺合や接着など適宜方法によってスライド部材7と家具側係止具3fとを結合しても良い。
上記外筒6の反シリンダ側端部外周に装着される係止筒8は、当該係止筒8のシリンダ側端部から軸方向に形成される割り8bと、外筒6の係止孔6aに挿通して上記スライド部材7外周に当接する複数の突片8aとを有し、外周に螺子溝が形成される。
尚、図4は、係止筒8の一部を切り欠いて示した部分切り欠き斜視図である。
本実施の形態において、図5に示すように、上記係止筒8の軸方向に形成される割り8bは等間隔に三本形成される。従って、シリンダ側の開口部が拡径して上記係止筒8を外筒6の外周に装着することが可能となる。
尚、上記割り8bの本数は上記の限りではなく、上記係止筒8の装着が可能な範囲において適宜数量及び形状を選択することが可能である。
上記外筒6の係止孔6aに挿通する突片8aは、係止筒8のシリンダ側開口部内側から内方に向けて起立して、周方向に沿って等間隔に三つ形成される。
そして、上記三つの突片8aの先端からなる内径80a(図5)は、上記スライド部材7の外径よりもやや小径に形成される。
上記構成を備えることにより、係止筒8を外筒6の外側に装着して突片8aを外筒6の係止孔6aに挿通したとき、突片8aの先端がスライド部材7の外周に当接して係止筒8のシリンダ側開口がやや拡径される。
従って、上記キャップ部材9を上記係止筒8の反シリンダ側から螺合することにより、係止筒8のシリンダ側開口が締め付けられ、上記突片8aの先端がスライド部材7に押し付けられる。
つまり、上記キャップ部材9を上記係止筒8の外周に螺合することにより、スライド部材7のスライドを阻止することが可能となり、任意の長さに長さ調整装置2を維持することが可能となる。
尚、上記スライド部材7を上記係止部8の突片8aで三方向から支持することにより、長さ調整装置2を任意の長さに確実に維持することが可能となり、また、上記突片8aの軸方向の長さを外筒6の係止孔6aの軸方向の長さに符合させることにより、外筒6が係止筒8とスライド部材7との間を軸方向に移動することがないが、突片8a及び係止孔6aの形状や数量や材質を適宜組み合わせることにより上記効果を達成するとしても良い。
また、上記長さ調整装置2の構成は上記の限りではなく、任意の長さに調整可能で、調整した任意の長さに維持しうる限りにおいて適宜構成を選択することが可能である。
例えば、図6に示すように、長さ調整装置2を長さ調整可能なベルト20としても良く、その他の構成を採用しても良い。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、特許請求の範囲から逸脱することなく改造、変形及び変更を行うことができることは理解すべきである。
B ボルト
F 家具
F1 取付具
H 家具転倒防止装置本体
P ポート
R1 ピストン側室
R2 ロッド側室
V バルブ
V1 切欠リーフバルブ
V2 リーフバルブ
W 壁面
W1 取付具
1 減衰力発生装置
2 長さ調整装置
3w、3k 係止具
4 ロッド
5 ピストン
6 外筒
6a 係止孔
7 スライド部材
8 係止筒
8a 係止片
8b 割り
9 キャップ部材
10 シリンダ
11 ボトム部材
12 ロッドガイド
13 スペーサ
14 Uパッキン
50 ピストン本体
50a 座面
51 バルブストッパ
52 切欠
F 家具
F1 取付具
H 家具転倒防止装置本体
P ポート
R1 ピストン側室
R2 ロッド側室
V バルブ
V1 切欠リーフバルブ
V2 リーフバルブ
W 壁面
W1 取付具
1 減衰力発生装置
2 長さ調整装置
3w、3k 係止具
4 ロッド
5 ピストン
6 外筒
6a 係止孔
7 スライド部材
8 係止筒
8a 係止片
8b 割り
9 キャップ部材
10 シリンダ
11 ボトム部材
12 ロッドガイド
13 スペーサ
14 Uパッキン
50 ピストン本体
50a 座面
51 バルブストッパ
52 切欠
Claims (5)
- 壁面に繋がれる壁面側係止具と、家具に繋がれる家具側係止具と、これら両係止具の間に介装される転倒防止装置本体とからなり、
上記転倒防止装置本体は、地震の振動で家具が揺れる際に上記壁面に加わる衝撃を減衰する減衰力発生装置と、この減衰力発生装置と直列に設けられる伸縮可能な長さ調整装置とを備えることを特徴とする家具転倒防止装置。 - 上記減衰力発生装置は、上記係止具のうち一方の係止具に結合され作動流体を収容するシリンダと、上記係止具のうち他方の係止具に結合され上記シリンダ内に出没するロッドと、このロッドの先端に保持されて上記シリンダ内周に外周を摺接し上記シリンダ内をロッド側室とピストン側室とに区画するピストンと、上記ピストンの移動に伴い上記ロッド側室からピストン側室に作動流体が移動する際所定の減衰力を発生する伸側減衰力発生手段と、上記ピストンの移動に伴い上記ピストン側室から上記ロッド側室に作動流体が移動することを許容する圧側チェック弁とを備えることを特徴とする請求項1に記載の家具転倒防止装置。
- 上記ピストンは、上記ロッド側室と上記ピストン側室とを連通するポートを有するピストン本体と、このピストン本体の上記ロッド側室側に設けられ上記ポートを開閉するバルブとを備え、
上記バルブは、上記ピストン本体側に位置して外周に切欠を有する切欠リーフバルブと、この切欠リーフバルブに重なる環状のリーフバルブとからなり、
上記切欠が上記ロッド側室から上記ピストン側室に作動流体が移動する際に所定の減衰力を発生して上記伸側減衰力発生手段として機能し、
上記バルブが上記ピストン側室から上記ロッド側室に作動流体が移動することを許容して上記圧側チェック弁として機能することを特徴とする請求項2に記載の家具転倒防止装置。 - 上記シリンダ内は、作動流体で満たされながら密閉されてなり、
上記ピストン側室とロッド側室は、ロッドが最もシリンダ内に侵入した状態にあるときに等しい内圧に設定されてなり、
上記ロッドが上記シリンダ内から退出すると上記シリンダ内が負圧となり、上記減衰力発生装置を収縮させる方向に作用する力を生じることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の家具転倒防止装置。 - 上記長さ調整装置は、上記シリンダの反ロッド側に延設されながら筒状に形成されて反シリンダ側端部に穿設される係止孔を有する外筒と、この外筒の反シリンダ側の開口から当該外筒内に出没自在に挿入されて上記一方の係止部に結合される円柱状のスライド部材と、上記外筒の反シリンダ側端部外周に装着される略筒状の係止筒と、この係止筒の外周に螺合する筒状のキャップ部材とからなり、
上記外筒は、当該外筒と上記シリンダとの境界部内周に外周を密接するボトム部材によってシリンダ側開口端部を封止され、
上記係止筒は、当該係止筒のシリンダ側端部から軸方向に形成される割りと、上記係止孔に挿通して上記スライド部材外周に当接する複数の突片とを有し、
上記長さ調整装置は、上記外筒内に上記スライド部材を出没させて長さ調整をし、次いで、上記係止筒の突片を上記係止孔内に挿通して上記キャップ部材を上記係止筒外周に螺合することにより、上記突片が上記キャップ部材で上記スライド部材に押し付けられて上記スライド部材のスライドを阻止することを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載の家具転倒防止装置。
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